JPH10272150A - 排泄物処理装置並びにその装着具及び分離器 - Google Patents

排泄物処理装置並びにその装着具及び分離器

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JPH10272150A
JPH10272150A JP9669097A JP9669097A JPH10272150A JP H10272150 A JPH10272150 A JP H10272150A JP 9669097 A JP9669097 A JP 9669097A JP 9669097 A JP9669097 A JP 9669097A JP H10272150 A JPH10272150 A JP H10272150A
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excrement
separator
suction
discharge hole
underwear
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JP9669097A
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Yoshiko Kaneko
淑子 金子
Hiroe Kaneko
裕恵 金子
Ryota Kaneko
亮太 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 お襁褓交換無しで排泄物の処理を可能と
する。 【解決手段】 排泄物を通過させる排出穴(1a)が形
成された装着具4と、取入口が装着具4の排出穴に連通
させられ気体を分離して排出口から排出可能な分離器2
1と、吸気口が分離器21の排出口に連通させられた吸
引機とを備える。排泄物が吸引により自動的に排出され
て分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、排泄物処理装置
並びにその装着具及び分離器に関し、詳しくは、高齢者
・病人・怪我人など寝たきり状態の者に対し用いられ
て、寝たきりであっても排泄物処理あるいは下着や体の
洗浄も容易に行えるようにするための排泄物処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病人等の寝たきりの者は、自分で
排泄物を始末処理することが難しいことも多く、かかる
場合は、本人には赤ん坊のようにお襁褓を当てておい
て、介護人等の世話をする者がそのお襁褓を交換する等
の排泄物処理を行っている。すなわち、用便后は人手に
よりお襁褓交換と排泄物・身体の洗浄とを行っているの
が現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、寝たき
りでベッドに伏しているような場合であっても怪我人や
病人等の意識がはっきりしていることも多々あり、かか
る場合、排泄物処理を自分以外の他人に委ねるのは、世
話を委ねる相手が例え身内の者であったとしても尊厳の
観点など諸々の意味で精神的な苦痛を伴うこととなり勝
ちである。また、腰等の要部に怪我を負っているような
場合には、排泄処理に際して、精神的な苦痛に加えて肉
体的にも更なる苦痛を伴うこととなる。
【0004】特に、高齢化社会を迎えて、老人の寝たき
りに関しては、本人の意識がはっきりしている場合に限
らずそうでない場合も含めて何れにしろホームヘルパー
等の介護人が不足しているため排泄物の処理をどうする
かという問題が常につきまとう。すなわち、介護を必要
とする老人の排泄物処理は、社会問題でもある。特に独
居宅ではお襁褓交換の時間間隔が長くなりがちであり、
そのような場合における長時間の排泄物放置によって、
皮膚のただれが発生すると、その苦痛は大変辛いもので
ある。
【0005】一方、介護人等の世話人の立場から排泄物
の処理について見ると、排泄物で手を汚すのは、できれ
ば避けたいものである。このことは、ボランティア精神
に富んだ者であっても、共通して言えることである。さ
らに、寝たきり老人の介護には力仕事も伴うが、しばし
ば一人でその世話をしなければならないような場合、世
話人にとって肉体的苦痛が伴うことにもなってしまう。
未だ表立ってはいないが、そのような問題も存在してい
る。
【0006】また、病院の相部屋に入院しているような
場合には、共同ベッド室で排泄物の処理を行なうことと
なるが、かかる場合、例え間仕切りカーテン等が有って
それを使用したとしても、臭気の問題も有って、本人の
気掛かりや、周囲に与える影響にも、大変厄介なものが
ある。
【0007】そこで、排泄する本人はもとより介護人に
ついてもその肉体的・精神的な苦痛・苦労を軽減するた
め、排泄物の始末といった処理を短時間に済ませること
が可能な介助装置すなわち排泄物処理装置を案出するこ
とが課題となる。また、排泄物の処理と共に又はその後
に、下着・身体を洗浄して、さらには洗浄後の下着や身
体を乾燥させて、清潔な状態を保つように工夫すること
も更なる課題となる。さらに、下半身の不自由な病人等
であっても、意識がはっきりしていて自分で手を動かせ
るのであれば、手操作等により自分一人で排泄・処理・
洗浄・乾燥などを行えるのが望ましい。
【0008】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたものであり、お襁褓交換無しで排泄物の処
理が可能な排泄物処理装置を実現することを目的とす
る。また、本発明は、排泄物の処理に加えて洗浄等も行
える排泄物処理装置を実現することも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明された第1乃至第2の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
【0010】[第1の解決手段]第1の解決手段の排泄
物処理装置は(、出願当初の請求項1に記載の如く)、
排泄物を通過させる排出穴が形成された装着具と、(取
入口および排出口が形成され前記)取入口が前記装着具
の前記排出穴に連通させられ(取り入れた物から)気体
を分離して(固形・液体成分を残しつつその気体だけを
前記)排出口から排出可能な分離器と、吸気口が前記分
離器の前記排出口に連通させられた吸引機とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0011】このような第1の解決手段の排泄物処理装
置にあっては、吸引機を作動させると、その吸引力が分
離器を介して装着具まで及ぶ。そこで、寝たきりの者に
装着具を着けておけば、その者が排泄したとき、吸引機
の吸引力によって、排泄物は、装着具の排出穴を通過し
て装着具から分離器へ排出される。さらに、その排出し
た排泄物のうち気体だけが分離器によって分離されて吸
引機によって排出されることとなる。
【0012】これにより、排泄時に排泄物のうち始末す
べき固形・液体成分が速やかに排泄箇所から排出されて
分離器に溜められるので、排泄物が排泄者すなわち寝た
きりの者本人から自動的に取り除かれるとともに、世話
人も分離器に溜まった排泄物を始末すればよいことか
ら、短時間で容易に排泄物の処理を済ませることが可能
となる。したがって、この発明によれば、お襁褓交換無
しで排泄物の処理が可能な排泄物処理装置を実現するこ
とができる。
【0013】[第2の解決手段]第2の解決手段の排泄
物処理装置は(、出願当初の請求項2に記載の如く)、
上記の第1の解決手段の排泄物処理装置であって、前記
装着具の内側に流動体を送給する送給手段が前記装着具
に接続されて又は別体として設けられたことを特徴とす
るものである。
【0014】ここで、上記の「流動体」の典型例として
は、水,空気,温水,温風,それらの混合物などが挙げ
られる。
【0015】このような第2の解決手段の排泄物処理装
置にあっては、装着具に接続された送給手段を介して装
着具の内側に流動体が送給されるので、その流動体とし
て水や温水,あるいはそれに空気や温風を混合させた物
などを送給させることにより、排泄物が付いてしまった
装着具の内側やそこの身体部分を洗浄して綺麗にするこ
とが自動で行える。また、その流動体として乾燥空気や
温風を送給させることにより、洗浄で濡れたところを速
やかに乾燥させることができる。さらに、装着具とは別
体として設けられた送給手段を手操作等することによ
り、寝たきりの者が自分一人で排泄・処理に加えて洗浄
・乾燥なども自分の感覚および判断で自由に対象部位を
変えながら行うことも可能となる。なお、送給された流
動体は排泄物と共に又はその後を追って分離器さらには
吸引機へ排出されるので、寝具やベッドを濡らしたり汚
したりするといった不都合もない。したがって、この発
明によれば、排泄物の処理に加えて洗浄等も行える排泄
物処理装置を実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】このような解決手段で達成された
本発明の排泄物処理装置について、これを実施するため
の形態を説明する。
【0017】[第1の実施の形態]本発明の第1の実施
形態は、上記した第2の解決手段の排泄物処理装置であ
って、前記送給手段が、前記吸引機の排気,別個のポン
プ出力,又は高所から低所への落下力を利用してその送
給を行うものであることを特徴とする。これにより、流
体物の送給が確実に行われる。
【0018】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
形態は(、出願当初の請求項3に記載の如く)、上述し
た解決手段および実施形態の排泄物処理装置を構成する
ための装着具である。すなわち、排泄物を通過させる排
出穴が形成された排泄物処理装置用装着具であって、少
なくとも前記排出穴近傍に(望ましくは端部以外のほぼ
全体に)至る給水路が形成されるとともに、この給水路
からの吐出穴が装着面側に形成され、かつ、前記給水路
への送給部が非装着面側に設けられていることを特徴と
する。これにより、装着具を身体に着けたままで、外部
から給水路を介して装着具の内側へ水や空気などの流動
体を送給することが可能となり、装着具の内側やそこの
身体部分を洗浄することができる。
【0019】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
形態は(、出願当初の請求項4に記載の如く)、上述し
た解決手段および実施形態の排泄物処理装置を構成する
ための分離器である。すなわち、取入口および排出口が
形成され且つ開閉可能な密閉蓋が付設された外容器と、
前記密閉蓋を開けて前記外容器に挿着可能な内容器と、
この内容器の底面を貫通して前記内容器に固設されたパ
イプとを備え、(前記内容器が前記外容器に挿着された
ときに前記パイプの下端が前記外容器の前記取入口に嵌
挿されるように)前記パイプの下端が前記取入口に対応
して形成され且つ配置され、前記パイプの上端が前記内
容器の内部空間で下方または斜め下方へ向けられている
ことを特徴とする。
【0020】この場合、外容器に内容器を挿着させ更に
外容器の蓋を閉めてからその排出口からの吸引排気を行
うと、取入口を介して入ってきた排泄物は、パイプにそ
の下端から吸い込まれその上端から内容器内へ放出され
る。そして、排泄物のうち固形成分や液体成分は重いの
でそこに残され、軽い気体成分は内容器の口を通って外
容器の排出口から排気される。これにより、この分離器
は、取入口および排出口が形成され前記取入口が前記装
着具の前記排出穴に連通させられて取り入れた物から気
体を分離して固形・液体成分を残しつつその気体だけを
前記排出口から排出可能なものとなる。
【0021】しかも、分離器に溜まった排泄物を始末す
る際には、内容器を外容器から引き抜き、この内容器を
持ち出して、その中身を捨てるだけで、排泄物を処理す
ることができる。その後は、内容器を外容器の中に戻し
て置けばよい。このとき内容器を単体で持ち歩いても、
中身の排泄物がこぼれることは無いので、取り扱いが楽
なうえ、衛生的である。
【0022】[第4の実施の形態]本発明の第4の実施
形態は(、出願当初の請求項5に記載の如く)、上述し
た第1の解決手段の排泄物処理装置のうち、装着具をシ
ャワー装置に代えたものであり、寝たきりの者であって
も意識や上半身が健常者に近い者であれば使用可能であ
り、装着具につきものの束縛感を回避できるようになっ
ている。すなわち、前記装着具に代えてシャワー装置が
設けられ、このシャワー装置には散水部を囲む吸引キャ
ップが付設されており、前記分離器の取入口が前記装着
具の排出穴に代えて前記吸引キャップの内部空間に連通
させられていることを特徴とするものである。この場
合、第1の解決手段の作用効果に加えてシャワー装置に
よって第2の解決手段の作用効果に相当する作用効果が
発揮されるうえ、シャワー装置を移動させて排泄部位に
限らず手の届くところであれば身体の他の部位も洗浄す
ることができるという更なる作用効果が得られる。
【0023】
【実施例】本発明の排泄物処理装置の第1実施例につい
て、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図
1は、その全体の概要図であり、図2は、その装着具の
断面構造図であり、図3は、その分離器の断面構造図で
ある。
【0024】この排泄物処理装置は、寝たきりの者に装
着して用いられ排泄物を排出させるための装着具として
の下着4と、排泄物から気体を分離して残った固形・液
体成分を溜める分離器21と、排泄物を排出させる吸引
力を生じさせる吸引機20と、洗浄のために下着4の内
側に温水を送給する送給手段としての温水機40とが設
けられたものである(図1参照)。
【0025】下着4は、水や空気を通さないプラスチッ
ク製の柔軟なものであり、いわゆる猿股や短いパンツ風
に仕立てられている。この下着4には、排泄物を通過さ
せるための排出穴1が貫通形成されていて、寝たきりの
者の身体12の要部に下着4を装着したときにその排出
穴1がほぼ身体12の股間部またはその後部に位置する
ようになっている。そして、この排出穴1は接続部1a
によって外部へ延びており、接続部1aには排出ホース
2が差し込みにて接続されており、これによって下着4
の内側が排出穴1及び排出ホース2の内腔と連通するも
のとなっている(図2参照)。
【0026】また、分離器21には取入口111と排出
口106とが設けられていて(図3参照)、その取入口
111には排出ホース2の他端が接続される(図1参
照)。これにより、分離器21は、取入口111が装着
具としての下着4の排出穴1に連通させられたものとな
っている。さらに、分離器21の排出口106には連通
パイプ2aの一端が接続され、この連通パイプ2aの他
端が消臭器兼用の乾燥機41を介して連通パイプ2bの
一端に連通させられ、連通パイプ2bの他端が吸引機2
0の吸気口に接続される。これにより、吸引機20は、
吸気口が分離器21の排出口106に連通させられたも
のとなっている(図1参照)。
【0027】吸引機20は、モータ駆動ファン形のもの
であり、その排気口が送風パイプ3cを介して切換バル
ブ31の入力ポートに連通させられる。切換バルブ31
は、節量機能を備えた3ポートバルブであり、そのもう
一つの入力ポートには温水パイプ3bを介して圧送水ポ
ンプ付き温水機40の出口が連通させられる。それか
ら、切換バルブ31の出力ポートは送給パイプ3a経由
を介して下着4の送給部3に連通させられる(図1参
照)。これにより、これら切換バルブ31等は、吸引機
20の排気を利用して装着具の内側に空気を送給する送
給手段としても機能するものとなっている。さらに、温
水機40には、図示しないレベルセンサや、温度設定装
置等が設けられていて、人肌に適した暖かな温水を送給
するようになっている。しかも、切換バルブ31の切換
状態に応じて送給部3から下着4へ空気と水を交互に取
り入れたり或いはそれらを同時に取り入れたりすること
が可能なようになっている。
【0028】図2に詳細を示した下着4は、内腔が形成
された部材と突起が形成された部材とを多数組み合わせ
たうえで縫合・成形・接着等の処理を施すことで製造さ
れ、その結果、下着4は、その断面内で多くの給水路7
及びその枝路8が連通して張り巡らされるとともに、下
着4の内側すなわち装着面に流出溝11も多数形成され
ている。さらに、給水路7の枝路8には下着4の内側に
通じる多数の小さな吐出穴9が穿孔されている。これに
より、装着具としての下着4は、排出穴1近傍を含んで
端部以外のほぼ全体に給水路7,8が形成されるととも
に、この給水路8からの吐出穴9が装着面側に形成さ
れ、かつ、給水路7への送給部3が非装着面側に設けら
れたものとなっている。
【0029】図3に詳細を示した分離器21は、外容器
101の内側に内容器102が脱着容易に構成されてい
る。すなわち、先ず、外容器101は、その側面の低い
ところに連通パイプ2aの接続可能な排出口106が形
成される。さらに、底104の中央に穿孔した穴には取
入口部材111の口元111bが固設されるとともに、
その取入口部材111の他の端部111aは排出ホース
2の接続が可能なように形成される。外容器101の上
部開口には気密シール107が付設されていて、ヒンジ
で開閉可能に取着されている蓋108を閉めると密閉さ
れる。これにより、分離器21の外容器101は、取入
口および排出口が形成され且つ開閉可能な密閉蓋が付設
されたものとなっている。
【0030】次に、分離器21の内容器102は、外容
器101よりも一回り小さくて外容器101内に収容可
能であり、上部開口のところに付設された吊り棒102
aを持って持ち運べるものである。これにより、内容器
102は、密閉蓋107を開けて外容器101に挿着可
能なものとなっている。また、内容器102の底部中央
には中間パイプ103が貫通して設けられており、底部
中央のその貫通部と中間パイプ103が曲がって内容器
102の内側面に接するところで中間パイプ103が内
容器102に固定されている。中間パイプ103の下端
部103aは、内容器102の底部から少し下方へ延び
て突出していて、その外径が取入口部材111の内径よ
り僅かに細くされ、図示は割愛したが外周に形成された
溝にはO−リングが装着されている。これにより、分離
器21は、内容器102が外容器101に挿着されたと
きにパイプ103の下端103aが外容器101の取入
口111に嵌挿されるようにパイプ103の下端103
aが取入口111に対応して形成され且つ配置されたも
のとなっている。さらに、中間パイプ103は上端側が
内容器102の内側面に接してから半円状に曲がってそ
の上端部103bが内容器102の内部空間でほぼ下方
へ向けて開口していて、さらに図示は割愛したが平面図
的に見て円周方向にも曲がっていて、中間パイプ103
を通って吸引された排泄物が内容器102内の底部へ広
げて排出されるようになっている。
【0031】このような第1実施例の排泄物処理装置に
ついて、その使用態様及び動作を説明する。
【0032】先ず、下着4,分離器21,乾燥機41,
吸引機20,切換バルブ31,温水機40と排出ホース
2,連通パイプ2a,連通パイプ2b,送給パイプ3
a,温水パイプ3b,送風パイプ3cとの接続を確立・
確認する。そして、寝たきりの者の身体12の腰部に下
着4を装着し、排出穴1が身体12の股間後部に位置し
ていることを確認する。分離器21の外容器101の中
に内容器102を挿着させて密閉蓋108を閉める。乾
燥機41に消臭剤および乾燥剤を充填しておく。温水機
40に水を補充しておく。それから、吸引機20にモー
タ電源を投入してこれを作動させる。温水機40も作動
させておく。
【0033】このようなセット状態で、排泄物の排出、
さらには下着4や身体12の洗浄が以下のようにしてな
される。すなわち、吸引機20の吸引力を利用した排泄
物の排出と、温水機40からの温水注入による下着内面
側の洗浄とが、相互補完的に繰り返される。
【0034】具体的には、吸引機20が作動すると、そ
こで発生した負圧吸引力が、連通パイプ2b、乾燥機4
1、連通パイプ2aを介して、分離器21の内側に伝達
される。さらに、その負圧吸引力は、排出ホース2を介
して排出穴1等の下着4内面側にまで伝達され、そこに
排泄物が有るとこれに作用する。こうして、排出穴1か
ら排泄物が吸引排出される。
【0035】これと並行して、切換バルブ31がタイマ
制御等に従って定期的に切り換わることで、一定期間ご
とに温水注入も行われる。すなわち、温水機40から温
水パイプ3b,切換バルブ31,送給パイプ3aを介し
て下着4の送給部3へ温水が送給される。そして、その
温水は、給水路7を介して各枝路8に分散送給され、さ
らに枝路8に穿孔された多数の吐出穴9から下着内部1
0に吐出される。こうして、吐出・放水された温水は、
下着4の内面と身体12の表面との隙間を通って、ある
いは身体12と下着4との間が狭くて水の流出抵抗があ
ると流出溝11に短絡流出してそこを通って、吸引機2
0からの負圧吸引力により排出穴1へ導かれる。このと
き排出穴1やその近傍に排泄物5が残っているとこれを
排出穴1側へ押し出して洗い流す。こうして、温水によ
る下着および身体の洗浄がなされる。
【0036】また、切換バルブ31の切り換え状態が変
わると、温水注入が止んで、送風が行われる。すなわ
ち、吸引機20からその排気が送風パイプ3c,切換バ
ルブ31,送給パイプ3aを介して下着4の送給部3へ
送給される。そして、その送風は、上述の温水とほぼ同
様にして排出穴1へ導かれる。この風量は温水注入量よ
りも多いので、排泄物や温水等の排出物は、勢い良く動
き、速やかに排出ホース2を経て分離器21に入る。そ
れから、しばらく送風が継続されると、下着4の内面や
身体12の表面を濡らしていた水分も吹き飛ばされて綺
麗に乾燥する。こうして、送風による下着および身体の
乾燥がなされる。
【0037】このような処理に際し、分離器21へ向け
て吸引排出された排泄物・水・空気が混じった排出物
は、排出ホース2内を負圧度に比例して勢い付いて取入
口111から分離器21内に取り入れられ、さらに中間
パイプ103の内腔を上昇し、中間パイプ103の上端
部103bが内容器102の円周方向かつ下向きに向け
てセットされているので、水と排泄物等の重い物は遠心
力で容器の外側を回りながらスピードが低下するため内
容器102の底に溜まり、空気のみが内容器102の断
面積と中間パイプ103の断面積の反比例で速度が低下
しながら上昇し、分離器21の内側と内容器102の外
側の間を下りて、分離器21の外容器101の排出口1
06に至り、連通パイプ2aを介し、さらに乾燥機41
を介して、吸引機20へ排出される。こうして、始末す
べき排泄物等だけが分離されて分離器21の内容器10
2に溜められる。
【0038】世話人は、分離器21に排泄物が或る程度
溜まったころを見計らって、吸引機20及び温水機40
の作動を停止させてから、分離器21の外容器101の
蓋108を開けて、吊り棒102aを掴んで外容器10
1から内容器102を取り出す。そして、その中に溜ま
った物を捨てに行き、捨て終わったら、内容器102を
外容器101の中に戻して密閉する。それから、再び吸
引機20及び温水機40を作動させる。こうして、排泄
物の後始末も楽に済ませられる。
【0039】なお、この例では、吸引機20及び温水機
40が常時作動し且つ切換バルブ31が定期的に切り換
わるような場合について説明したが、これは寝たきりの
者が装置の操作能力を欠いていることを想定した使用態
様に過ぎない。寝たきりの者が装置の操作能力を維持し
ている場合は、吸引機20,温水機40,切換バルブ3
1などに遠隔操作可能なものを採用し、寝たきりの者に
リモコンを持たせて、その者の意志に基づいて作動させ
るようにしてもよい。また、温水注入と送風は、交互に
限らず、同時に行うようにしても良い。さらに、送風源
としては、吸引機20の吐出側を流用するのでなく、別
体に送風機を設けても良い。
【0040】本発明の排泄物処理装置の第2実施例につ
いて説明する。図4は、その要部である装着具およびシ
ャワー装置の概要図である。これは、寝たきりの者が意
識や手の自由を失っていない場合にその者の意志で洗浄
部位を任意に選択できるように、下着4(装着具)の内
側に温水(流動体)を送給するシャワー13及び温水機
40(送給手段)が下着4(装着具)とは別体として設
けられたものである。
【0041】図4に断面構造を示した下着4は、排出穴
1を有していて分離器21や乾燥機41を介して吸引機
20に連結されている点で、上述の第1実施例と同様で
あるが、送給部3や給水路7,8が無い点、及び温水機
40からの温水送給を受けるシャワー装置13が別体と
して添設されている点で、上述の第1実施例のものと相
違する。
【0042】この排泄物処理装置を使用した場合、排出
穴1からの排泄物排出は上述したのと同様になされる。
また、洗浄を行う際には、寝たきりの者本人がシャワー
13を手に持って下着4の内側へ挿入させてから温水機
40を作動させる。そして、本人が自分の体のうちで洗
いたいところへシャワー13を移動させれば、そこの汚
れが、温水で洗い流され、排出穴1を介して排出され
る。こうして、下着4内の任意のところを選択的に洗浄
することができる。
【0043】本発明の排泄物処理装置の第3実施例につ
いて説明する。図5は、その要部であるシャワー装置の
断面構造図である。このシャワー装置35は、下着4に
排出穴1が設けられている場合に限らず排出穴1を介す
る吸引機能が無い場合でも洗浄を行うことができるよう
に更なる改良を加えて、水シャワー機能に更に吸引機能
を併せ持たせたものであり、シャワー装置を一般の防水
処理された下着内で排泄物の処理に使用できるようにし
たものである。分離器21や吸引機20,温水機40が
下着4に代えてシャワー装置35に連結されるようにな
っている。
【0044】図5に詳細を示したシャワー装置35は、
水シャワー37が吸引キャップ36によって囲まれた二
層構造となっており、そのうち内側の水シャワー37は
連通パイプ37aを介して温水機40から温水の送給を
受けて先端部分から散水するようになっている。また、
外側になる逆椀状の吸引キャップ36は、内部空間が連
通パイプ36aを介して分離器21等に連通している。
水シャワー37からの散水を周囲から囲むように開口し
た吸引キャップ36の縁36bは、柔らかな素材で丸く
形成されており、肌に対してソフトにタッチするように
なっている。このとき水シャワー37と身体とが密着し
ないように、水シャワー37は縁36bよりも少し内側
に位置して設けられている。これにより、水シャワー3
7からの散水が肌や排泄物を洗った後は直ちに吸引キャ
ップ36から分離器21へ排出されるようになってい
る。
【0045】また、シャワー装置35の吸引キャップ3
6の内部には、一端が大気に連通する空気吸込口38も
設けられており、さらにこれには必要により吸引量比例
開度弁39が付設される。この吸引量比例開度弁39は
開度が負圧度とスプリング39aのトルクとの釣り合い
によって自動的に調節されるものである。なお、図示し
たものは外気を直接吸い込むような構造となっている
が、空気吸込口38の先に温風機を連通接続しておいて
空気吸込口38から温風を送り込むようにしても良い。
【0046】この状態で、吸引機20と温水機40を作
動させてシャワー装置35を身体12か下着4aの布に
当てると、シャワー装置35は吸引キャップ36に伝達
された吸引力によって身体12又は下着4aに吸着した
状態になり、そこの汚物等は水シャワー37からの散水
によって洗浄され更に吸引キャップ36を介して分離器
21へ排出される。このとき、空気取入口38が無いと
吸引キャップ36内に負圧吸引力が伝達されていても水
シャワー37からの散水しか流入するものがないので汚
物の移動性が小さくて洗浄度が低いのに対し、このシャ
ワー装置35には空気取入口38も付設されていること
から、空気が混入されて流量が増加するので、汚物等が
速やかに洗い流される。また、吸引キャップ36が身体
12又は下着4aに強く吸着しているとシャワー装置3
5を移動させようとしても容易に動かないが、このシャ
ワー装置35にあっては、吸引量比例開度弁39の働き
によって負圧の到達度が適度な範囲に収まるように自動
調節がなされるので、その取り扱いに際して移動がスム
ーズに行われる。こうして、下着4aや、身体12の腹
部などの柔軟性のある箇所でも洗浄を容易に行うことが
できる。
【0047】最後に、装着具の変形例を説明する。図6
に斜視図および断面図を示したものは、股間部とその前
後だけを覆うようなスリムな形状にして、装着時の不快
な束縛感を軽減させたものであり、比較的病状の軽い者
に適している。また、図7に端部部分の断面を示したも
のは、装着具の端部に形成された給水路の周りを薄くて
柔らかにすることで、水等の送給により変形して膨らむ
ようにしたものである。これにより、装着具の端部が身
体に密着するので、漏れが確実に防止される。
【0048】さらに、図8に斜視図および断面図を示し
た装着具は、図6の形状のものについて、装着容易性を
損なうことなく水漏れ等の確実な防止を図るために、装
着具が負圧吸引力によって身体に密着するように更なる
工夫を凝らしたものである。具体的には、先ず、装着具
の辺縁部分4bに柔軟で変形し易い軟ゴム等を採用し、
その辺縁部分4bの身体接触面に連通溝4cを形成す
る。次に、負圧吸引力を増進させるために排出ホース2
にベンチュリー部2cを形成し、その負圧吸引力を分岐
ホース2dで取り出す。そして、取り出したその負圧吸
引力を上記の連通溝4cに導入する。このようにして製
造された装着具は、装着時に、その辺縁部分4bが負圧
吸引力によって吸盤のように身体に合わせて変形しなが
ら密着するので、その中側に給水等を行っても水や排泄
物などが外に漏れ出すことが無い。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段の排泄物処理装置にあっては、排泄物
の始末すべき成分が速やかに排泄箇所から排出されて分
離器に溜められるようにしたことにより、お襁褓交換無
しで排泄物の処理が可能な排泄物処理装置を実現するこ
とができたという有利な効果が有る。
【0050】また、本発明の第2の解決手段の排泄物処
理装置にあっては、装着具の内側に流動体が送給される
ようにしたことにより、排泄物の処理に加えて洗浄等も
行える排泄物処理装置を実現することができたという有
利な効果を奏する。
【0051】さらに、本発明の排泄物処理装置用装着具
にあっては、外部から給水路を介して装着具の内側へ水
や空気などの流動体を送給し得るようにしたことによ
り、装着具を身体に着けたままで装着具の内側やそこの
身体部分を洗浄することができるようになったという有
利な効果が有る。
【0052】また、本発明の排泄物処理装置用分離器に
あっては、分離器に溜まった排泄物を始末する際に内容
器を持ち出してその中身を捨てることで行えるようにし
たことにより、取り扱いが楽なうえ衛生的にもなったと
いう有利な効果を奏する。
【0053】また、装着具に代えてシャワー装置を導入
した本発明の排泄物処理装置にあっては、装着具につき
ものの束縛感を回避できることに加えて、排泄部位に限
らず手の届くところであれば身体の他の部位も洗浄する
ことができるようになったという有利な作用効果が有
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の排泄物処理装置の第1実施例につい
て、その全体の概要図である。
【図2】 その装着具の断面構造図である。
【図3】 その分離器の断面構造図である。
【図4】 本発明の排泄物処理装置の第2実施例につい
て、その要部の概要図である。
【図5】 本発明の排泄物処理装置の第3実施例につい
て、その要部のシャワー装置の断面構造図である。
【図6】 装着具の変形例である。
【図7】 装着具の他の変形例である。
【図8】 装着具の更なる変形例である。
【符号の説明】
1 排出穴 1a 接続部 2 排出ホース 2a,2b 連通パイプ 3 送給部 3a 送給パイプ 3b 温水パイプ 3c 送風パイプ 4,4a 下着(装着具) 5 排泄物 7 給水路 8 枝路 9 吐出穴 10 下着内部 11 流出溝 12 身体 12a 腹部 12b 脚部 13 シャワー 20 吸引機 21 分離器 21a 連通パイプ 31 切換バルブ 35 シャワー装置 36 吸引キャップ 36a 連通パイプ 36b 縁 37 水シャワー 37c 連通パイプ 38 空気吸込口 39 吸引量比例開度弁 39a スプリング 40 温水機 41 乾燥機(消臭機) 101 外容器 102 内容器 102a 吊り棒 103 中間パイプ 103a 端部 103b 端部 104 底 106 排出口 107 気密シール 108 蓋 111 取入口部材(取入口) 111a 端部 111b 口元

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排泄物を通過させる排出穴が形成された装
    着具と、取入口が前記装着具の前記排出穴に連通させら
    れ気体を分離して排出口から排出可能な分離器と、吸気
    口が前記分離器の前記排出口に連通させられた吸引機と
    を備えたことを特徴とする排泄物処理装置。
  2. 【請求項2】前記装着具の内側に流動体を送給する送給
    手段が前記装着具に接続されて又は別体として設けられ
    たことを特徴とする請求項1記載の排泄物処理装置。
  3. 【請求項3】排泄物を通過させる排出穴が形成された排
    泄物処理装置用装着具であって、少なくとも前記排出穴
    近傍に至る給水路が形成されるとともに、この給水路か
    らの吐出穴が装着面側に形成され、かつ、前記給水路へ
    の送給部が非装着面側に設けられていることを特徴とす
    る排泄物処理装置用装着具。
  4. 【請求項4】取入口および排出口が形成され且つ開閉可
    能な密閉蓋が付設された外容器と、前記密閉蓋を開けて
    前記外容器に挿着可能な内容器と、この内容器の底面を
    貫通して前記内容器に固設されたパイプとを備えた排泄
    物処理装置用分離器であって、前記パイプの下端が前記
    取入口に対応して形成され且つ配置され、前記パイプの
    上端が前記内容器の内部空間で下方または斜め下方へ向
    けられていることを特徴とする排泄物処理装置用分離
    器。
  5. 【請求項5】前記装着具に代えてシャワー装置が設けら
    れ、このシャワー装置には散水部を囲む吸引キャップが
    付設されており、前記分離器の取入口が前記装着具の排
    出穴に代えて前記吸引キャップの内部空間に連通させら
    れていることを特徴とする請求項1記載の排泄物処理装
    置。
JP9669097A 1997-03-31 1997-03-31 排泄物処理装置並びにその装着具及び分離器 Pending JPH10272150A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104523361A (zh) * 2014-12-31 2015-04-22 虞荣仁 一种用于失禁病人的导便系统
JP2016022367A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 株式会社リバティソリューション 介護用排泄物処理装置
JP2016073611A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 充男 桑原 自己洗浄乾燥型下半身装身具

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JP2016073611A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 充男 桑原 自己洗浄乾燥型下半身装身具
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