JP5993638B2 - 扉開放機構 - Google Patents
扉開放機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5993638B2 JP5993638B2 JP2012151916A JP2012151916A JP5993638B2 JP 5993638 B2 JP5993638 B2 JP 5993638B2 JP 2012151916 A JP2012151916 A JP 2012151916A JP 2012151916 A JP2012151916 A JP 2012151916A JP 5993638 B2 JP5993638 B2 JP 5993638B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- lever
- opening mechanism
- lever portion
- outdoor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
- Special Wing (AREA)
Description
また、扉が内廊下(室内に設けられた廊下)に面して設置された場合も、外壁に換気フード等の開口が設けられていると、外廊下の場合と同様に、強風の影響を受けて廊下から室内に向かって正圧がかかり、やはり扉の開放がしにくくなることがある。さらに、内廊下に面して設置された場合、冬期では、煙突効果の影響により、建物の下階から流入した空気が、エレベータおよび階段室を経由して上昇してくる。この空気により、上階の扉には廊下から室内に向かって正圧がかかる。この場合も、扉の開放がしにくくなる。
また、台所のレンジフードの排気ファンを駆動すると、室内が室外に対して負圧となるため、扉の開放がしにくくなる。
第1に、扉、この扉の扉枠、あるいは室内天井から天井裏隔壁を経て室外天井に至る経路に、室内と室外とを連通する圧力緩和機構を設けることが提案されている(特許文献1〜3参照)。この圧力緩和機構によれば、室内と室外とを連通することで、圧力差を解消し、扉を容易に開くことができる。
また、第2の方法では、扉開放機構を動作させるための電力が必要となるため、運転コストがかかるうえに、地震や火災などの非常時に動作しないおそれがある。
よって、従来のように室内と室外とを連通する開口を扉、扉枠、室内天井から天井裏隔壁を経て室外天井に至る経路などに設ける必要がないので、外廊下、内廊下によらず設置可能である。
梃子の原理により生じた力を利用するので、レバー部に軽い力を加えるだけで扉を容易に開放できる。
また、人がレバーを倒す力を利用して機械的に扉を開放する構造であるので、電力が不要となるから、運転コストを低減でき、非常時でも扉開放機構を確実に動作させることができる。
そこでこの発明によれば、レバー部を屈曲部で屈曲可能とした。よって、レバー部の一部が障害物に当たっても、レバー部が屈曲部で屈曲し、レバー部の屈曲部よりも下側の部分は回転可能となるので、扉を開放できる。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る扉開放機構13が適用された扉構造1の正面図である。図2は、図1のA−A断面図である。
扉構造1は、室内と室外とを仕切る壁に設けられ、室内側は、例えば玄関の三和土(たたき)45(図5参照)であり、室外側は、例えば廊下である。
この扉構造1は、平板矩形状の扉10と、この扉10を扉軸12で室外側に向かって開閉可能に支持する矩形枠状の扉枠11と、を備える。この扉10の下端縁側には、閉鎖状態の扉10を開放する扉開放機構13が設けられている。
扉10は、鋼板を加工して形成され、室外側の表面10Aおよび室内側の表面10Bを有している。
扉枠11を構成する下端の水平部材は、沓摺り14であり、この沓摺り14の室内側は、三和土45と面一となっている。
扉開放機構13は、扉10の室外側の表面10Aに沿って上下方向に延びて回転可能に設けられた室外側レバー部20と、扉10の室内側の表面10Bに沿って上下方向に延びて回転可能に設けられた第2のレバー部としての室内側レバー部30と、扉10の下端縁側に設けられて、室外側レバー部20の回転に伴って扉10を開放する方向に扉枠11の沓摺り14を押圧する押圧部40と、を備える。
扉10の室外側の表面10Aには、凹部15が形成され、この室外側レバー部20は、略鉛直な状態では、凹部15に収納されて、室外側の表面10Aと面一となっている(図1、2参照)。
扉10の室内側の表面10Bには、凹部16が形成され、この室内側レバー部30は、略鉛直な状態では、凹部16に収納されて、室内側の表面10Bと面一となっている(図2参照)。
よって、室内側レバー部30を操作することにより、回転軸31が回転し、平歯車32も回転するようになっている。
押圧部本体42の他端側には、扉枠11の沓摺り14を押圧する押圧面44が設けられている。この押圧面44から扉軸12までの距離d1は、扉10の戸先から扉軸12までの距離d2の1/4から1/2程度となるように設定されている(図2参照)。
なお、この押圧部40において、ピン43から回転軸41までの距離、および押圧面44から回転軸41までの距離は、適宜設定されてよい。すなわち、ピン43から回転軸41までの距離を押圧面44から回転軸41までの距離に対して長くするほど、押圧面44のストロークは小さくなるが押圧力は大きくなる。
図5および図6に示すように、扉10が閉鎖されて、レバー部20、30が凹部15、16に収納された状態から、扉10の室外側にいる人が扉10を開放することを想定する。
この場合、凹部15に収納された室外側レバー部20を手で手前に倒して(図5中矢印方向)、室外側レバー部20の回転軸21を回転させる。すると、図7に示すように、回転軸21とともに係合部23が回転して、押圧部40の一端側のピン43に係合する。
(1)室外側レバー部20や室内側レバー部30を手前に倒すことにより、レバー部20、30が回転し、このレバー部20、30の回転に伴って、レバー部20の回転軸21では、梃子の原理により大きな力が生じる。そして押圧部40により、この生じた力を利用して、扉10が開放する方向に扉枠11の沓摺り14を押圧する。
よって、従来のように室内と室外とを連通する開口を扉、扉枠、室内天井から天井裏隔壁を経て室外天井に至る経路などに設ける必要がないので、外廊下、内廊下によらず設置可能である。
梃子の原理により生じた力を利用するので、レバー部に軽い力を加えるだけで扉を容易に開放できる。
また、人がレバーを倒す力を利用して機械的に扉10を開放する構造であるので、電力が不要となるから、運転コストを低減でき、非常時でも扉開放機構13を確実に動作させることができる。
そこで、室内側レバー部30を屈曲部33で上方に屈曲可能とした。よって、室内側レバー部30の一部が障害物Nに当たっても、室内側レバー部30が屈曲部33で屈曲し、室内側レバー部30の屈曲部33よりも下側の部分は回転可能となるので、扉10を開放できる。
図10は、本発明の第2実施形態に係る扉開放機構13Aの断面図である。
本実施形態では、押圧部40Aの構造が、第1実施形態と異なる。
また、室内側レバー部30の回転軸31寄りの位置には、屈曲部33が設けられて、室内側レバー部30はこの屈曲部33で屈曲可能となっているが、この室内側レバー部30は、屈曲部33で所定の角度の範囲内で下方に屈曲可能であるが、上方には屈曲しない構造である。
図10に示すように、扉10が閉鎖されて、レバー部20、30が凹部15、16に収納された状態から、扉10の室外側にいる人が扉10を開放することを想定する。
この場合、凹部15に収納された室外側レバー部20を手で手前に倒して(図10中矢印方向)、室外側レバー部20の回転軸21を回転させる。すると、図11に示すように、室外側レバー部20が屈曲部24で屈曲する。
(4)図11および図12に示すように、室内側である玄関の三和土45にサンダルや靴などの障害物Nがあっても、室内側レバー部30がそれほど倒れないので、障害物Nに当たることはなく、扉10を開放できる。
例えば、上述の各実施形態では、扉開放機構13の位置を、押圧面44から扉軸12までの距離d1が扉10の戸先から扉軸12までの距離d2の1/4から1/2程度となるように設定したが、これに限らず、扉開放機構13の位置は適宜設定されてよい。
10…扉
10A…室外側の表面
10B…室内側の表面
11…扉枠
12…扉軸
13、13A…扉開放機構
14…沓摺り
15、16…凹部
20…室外側レバー部
21…回転軸
22…平歯車
23…係合部
24…屈曲部
30…室内側レバー部(第2のレバー部)
31…回転軸
32…平歯車(第2の平歯車)
33…屈曲部
40、40A…押圧部
41…回転軸
42…押圧部本体
43…ピン
44…押圧面
45…三和土
Claims (3)
- 扉と当該扉を開閉可能に支持する扉枠とを備える扉構造に用いられ、閉鎖状態の扉を開放する扉開放機構であって、
前記扉の一方の表面に沿って延びて、前記扉の端縁に沿って延びる回転軸で回転可能に設けられたレバー部と、
前記扉の端縁側に設けられて、前記レバー部の回転に伴って梃子の原理により当該レバー部に生じる力で当該扉を開放する方向に前記扉枠を押圧する押圧部と、を備え、
前記レバー部の回転軸には、係合部が設けられ、
前記押圧部は、当該扉の幅方向に延びる回転軸で回転可能に設けられ、
前記レバー部が回転すると、前記係合部は回転して前記押圧部の一端側に係合し、当該押圧部を回転させて、これにより、当該押圧部の他端側は、前記扉枠を押圧して、前記扉を開放することを特徴とする扉開放機構。 - 前記扉の他方の表面に沿って延びて、当該扉の幅方向に延びる回転軸で回転可能に設けられた第2のレバー部をさらに備え、
前記レバー部の回転軸には、平歯車が一体に設けられ、
前記第2のレバー部の回転軸には、第2の平歯車が一体に設けられ、
当該第2の平歯車は、前記平歯車に噛合していることを特徴とする請求項1に記載の扉開放機構。 - 前記レバー部および第2のレバー部のうち少なくとも一方は、長さ方向の中間に設けた屈曲部で屈曲可能であることを特徴とする請求項2に記載の扉開放機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012151916A JP5993638B2 (ja) | 2012-07-05 | 2012-07-05 | 扉開放機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012151916A JP5993638B2 (ja) | 2012-07-05 | 2012-07-05 | 扉開放機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014015715A JP2014015715A (ja) | 2014-01-30 |
JP5993638B2 true JP5993638B2 (ja) | 2016-09-14 |
Family
ID=50110644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012151916A Expired - Fee Related JP5993638B2 (ja) | 2012-07-05 | 2012-07-05 | 扉開放機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5993638B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI725905B (zh) * | 2020-08-06 | 2021-04-21 | 晟鈺智能全球有限公司 | 具透氣功能之智能鎖固式門窗 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5715973Y2 (ja) * | 1979-03-16 | 1982-04-02 |
-
2012
- 2012-07-05 JP JP2012151916A patent/JP5993638B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014015715A (ja) | 2014-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013058031A1 (ja) | 壁面設置用フラップゲート式防水パネル | |
GB2475860A (en) | Sliding door and ventilation screen | |
JP2010255388A (ja) | 戸 | |
JP5993638B2 (ja) | 扉開放機構 | |
JP5128877B2 (ja) | 開口部装置 | |
JP2010107080A (ja) | 窓換気装置 | |
KR200428859Y1 (ko) | 측벽용 갤러리 창호 | |
JP5901836B2 (ja) | 換気扇およびシャッター開閉機構 | |
JP2010236297A (ja) | 自然換気窓 | |
JP2010248893A (ja) | ガラスルーバー窓 | |
CN104975802B (zh) | 双层中空玻璃内置百叶窗的百叶帘帘片翻转装置 | |
JP7075457B2 (ja) | ドア装置及びドア機構 | |
KR20060090953A (ko) | 측벽용 갤러리 창호 | |
JP6041226B1 (ja) | ガレージ | |
JP6061325B2 (ja) | 通風機能を有するドア | |
JP3914843B2 (ja) | 自然風力換気窓 | |
JP5081098B2 (ja) | 屋根構造 | |
JP4861757B2 (ja) | 採光収納構造部分を備える建物 | |
JP5564404B2 (ja) | ルーバー窓、及びルーバー窓の施工方法 | |
WO2012023186A1 (ja) | ガラスルーバー窓 | |
JP2009249960A (ja) | 格子を備えたルーバー | |
JP4478691B2 (ja) | 小屋裏の換気構造 | |
JP4870718B2 (ja) | カーテンウォール | |
JP4926582B2 (ja) | 建物 | |
JP6774202B2 (ja) | 建物および換気塔 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160815 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160822 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5993638 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |