JP5081098B2 - 屋根構造 - Google Patents

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Description

本発明は、主として建物の屋上床面に形成した昇降用の開口を覆うように設ける屋根構造に関するものであり、特に、屋上への昇降用階段の昇降方向を含む縦断面が略三角形となるように2つの傾斜した屋根面を有する屋根構造に関するものである。
従来より、建物の屋上部分に屋内から昇降するための階段を設ける際には、階段を設置する為の屋上床面の開口を含む領域を覆うようにペントハウスを設けるとともに、階段を昇りきったところに踊り場を設け、踊り場に面する垂直な壁面に屋上への出入り用の開き戸や引き違い戸を設けるのが一般的であった。したがって、当該部分は、一般的に直方体状のペントハウスになる。
また、ペントハウスの階段側の屋根には法令で定められた斜線制限をクリアしやすいように勾配を設けることがあり、その勾配は、斜線制限に対応して、1:0.6あるいは1:1.25といった値に設定するのが一般的であった。
特開2005-194875号公報
このような従来の形式のペントハウスでは、階段の上方については昇降に差し支えのない範囲でペントハウスの屋根を低くすることができるが、出入り口の位置では、踊り場に立った人の頭上にクリアランスが必要になるので、出入り口側の屋根を低く抑えるのには限界があった。従って、出入り口側が斜線制限をクリアしにくい(換言すると、一般に斜線制限上許容される高さは北側が低く、南側が高いので、この条件を満足する為には階段や出入り口の位置に制約が生じる)という問題や、絶対的な高さを十分低くすることができないために法的な高さ制限をクリアしにくいという問題があった。また、屋上からの突出が目立って意匠的に好ましくない外観とせざるをえないという問題があった。更には、採光が得られる出入り口が垂直な壁面に設定されているので、採光の効率がよくないという問題もあった。
本発明は、上記従来技術の課題を解決し、斜線制限や高さ制限をクリアしやすく、屋上からの突出が小さく建物の美観が保ちやすく、更に効果的に室内に採光するこが可能な屋根構造(ペントハウス)を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、建物の屋上床面に形成した昇降用の開口を覆う屋根構造であって、昇降用階段の昇降方向を含む縦断面が略三角形となるように第1と第2の傾斜した屋根面を有し、第1の屋根面に、扉の上端部にヒンジを有する跳ね上げ式の扉を設けた屋根構造を提案する。
本明細書において屋上とは、人が上がって利用することができる、最上階の屋根を兼ねフラットな床面の意味で用いる。昇降用の開口とは、最上階の室内から屋上への出入りする階段を設置する為に屋上の床スラブに設けた開口である。屋根構造の、昇降用階段の昇降方向を含む縦断面とは、例えば添付の図1に示す断面の意味であり、階段を構成する段板の長手方向とは直角をなす方向の縦断面である。扉の上端部にヒンジを有する跳ね上げ式の扉において、扉の上端部は、厳密な意味で最上部に限らず上端部近傍を指すものとする。また、ヒンジは扉の回転動作によって開閉を行う機構を指すものとし、扉が、蝶番のように現実に存在する軸の周りに回転する構造、ヒンジ機構によって仮想軸の回りに回転する機構を含む。
縦断面を略三角形として、一方の傾斜面に傾斜した出入り口を設けたので、屋根構造の高さを低く抑えても階段の途中まで昇った状態で出入り口に設けられた扉を開放することで、頭がつかえることもなくスムーズに昇降や出入りすることができる。さらに、跳ね上げ式の扉としたので、扉を開放しても開放の度合いを調整することで扉が開口部を覆った状態を保つことができるので雨が室内に入り込みにくい。また、跳ね上げ式の扉に適宜アシスト機構やダンパーを設ければ、軽い力で扉の開閉を行うことができる。
前記扉は採光面を有していてもよい。扉が採光面を有し且つ傾斜面に設けられるので、効率よく採光することができ階段室や下階を明るくすることができる。採光面は扉の一部に形成されていても扉の略全面に形成されていてもよい。
前記扉の室内側の、扉を閉じた状態では前記昇降用階段の途中から、扉を跳ね上げた状態では屋上から把持することができる取手が設けられているのが好ましい。階段を昇る際は、閉じた状態の扉の取手に手をかけて、階段を昇りながら次第に扉を押し上げ、階段を昇りきった位置で扉が完全に開放された状態になるまで取手を把持しておくことができるのが望ましい。手が届けば取手の位置は開口の上方であってもよい。
第2の屋根面の勾配は、前記昇降用階段の勾配と略等しいのが好ましい。このような構造によって、階段の昇降時に頭上に一定のクリアランスを確保し、且つ屋根構造による屋上突出の体積を最小にすることができる。
以下に、添付の図面を参照しながら本願発明の実施例について説明するが、当該説明は発明の理解を助けるために行うものであって、発明が以下に記載する実施例に限定されるわけではないことは自明である。
図1は、本件発明に基づく屋根構造1の一実施例の、階段昇降方向を含む鉛直断面図である。参考までに、図1は、鉄骨の角柱・H鋼からなる梁を剛接合して構成された軸組に対し、ALCからなる外壁パネルと床パネルを取り付けて構成された陸屋根の住宅を前提に描画したものである。屋上30に昇降する階段40は直階段で、一対のささら桁と、グレーチング状の踏み板との組み合わせからなる段板とで構成されている。階段の勾配は45度である。階段40(屋上床面の開口)を取り囲むように梁が配置されており、梁のフランジの階段室側に本件発明に基づく屋根構造1が載置されている。
図1の断面によれば、屋根構造1は、第1の傾斜した屋根面10と、第2の傾斜した屋根面20を有し、両側面が垂直に立ち上がった三角テント形状をなしている。材質は、例えば、めっき処理されたスチールである。室内側は断熱材、石膏ボード、ビニールクロスという層構成である。屋根構造の頂部の高さは、図示した人の出入り、扉の開閉の容易さなどの観点から、屋上床面から凡そ1000mm〜1500mmの範囲、好ましくは1300mm前後である。
第1の傾斜した屋根面10には出入り口となる開口部が設けられ、該開口部には、頂部を蝶番14で支持された跳ね上げ形式の扉12が取り付けられている。
第2の傾斜した屋根面20の傾斜角度は階段40の勾配とほぼ同一である。屋根構造1(ペントハウス)の室内側の天井は傾斜面の勾配に等しい勾配でかつ昇降の際に一般的な身長を有する人の頭がつかえない程度の高さに仕上げられている。
図示した実施例においては、扉枠、扉本体の框ともに材質はステンレススチールであるが、アルミニウム等サッシに用いられる一般的な材質でもよく、材質が特に限定されないことはいうまでもない。
扉枠の開口に沿って起立片が巡らされており、起立片の上端面にはパッキン材が貼着されている。また、扉本体の框の外縁部は下方に折れ曲がった垂下片を有している。扉を閉じた状態では、起立片と垂下片の係合及びパッキン材と框下面との当接によって水密性を保っている。
図2は、図1に示した屋根構造の立面図である。図2に示されているように、扉12には透明のガラス板16がはめ込まれている。ガラスはかすみガラス等でもよい。火災時あるいは上空から物体が落下してきた際にガラスの破片が飛散しないように網入りガラス、合わせガラス、強化ガラス等とするのが好ましい。また、断熱性能が要求される場合はペアガラスが望ましい点は通常の窓ガラス同様である。
図3に示されているように、扉は、扉枠上枠と扉本体の上框に取り付けられたヒンジ14(図1参照)によって、ペントハウス本体の頂部に固定され、ヒンジ14を回動の軸として開閉する跳ね上げ式である。扉枠の左右の縦枠と扉本体の縦框との間には開閉作業の負荷を軽減する為の油圧ダンパーが取り付けられている。室内側からの開閉作業の為の取手が、左右の縦框間の下枠寄りの位置に取り付けられている。扉本体を跳ね上げた状態では、階段を昇りきった人が扉の下方を直立状態で通行できるだけの高さが確保されている。扉を跳ね上げた状態でも出入り口となる開口部は上方から見下ろした場合に扉によって覆われている。
屋上に出入りする際の動作は以下のようになる。すなわち、屋上に出る際は、階段を昇り、最上段から数段下のあたりに達した時点で、扉に設けられたロックを解除する。次に、扉の内側に設けられた取手に手を掛け、扉を持ち上げながら更に階段を昇り屋上に出る。また、室内に入る際は、扉が閉まっていれば外側に設けられた取手に手を掛けて扉を開け、室内側に入ったら、前出の扉の内側に設けられた取手に手をかけて、扉を引き下げながら階段を降りる。そして、最上段から数段下のあたりに達した時点で、扉を完全に閉めてロックを掛ける。
以上の説明から明らかになったように、本発明に基づく屋根構造においては、屋根構造を三角テント形状として階段を昇りきった側の第1の傾斜した屋根面に扉を設置し、階段を昇りきった位置ではなく、中途の位置で開閉の操作をし得るように構成しているので、屋根構造内部の階段の昇りきりの位置において人が立上れる程度の天井高を確保する必要がなく、頂部の位置は階段を昇りきった位置ではないのであまり高さを必要としない。また、階段の上方に位置する第2の傾斜した屋根面の勾配と階段の勾配を等しくすれば、昇降の際に天井面と人の頭との間のクリアランスが一定に保たれ、その意味でも屋根構造の高さを低く抑えることができる。従って、斜線制限や高さ制限をクリアしやすくなり、また、屋上からの突出を小さくして建物の美観を保ちやすくすることができる。
また、扉を跳ね上げた状態でも出入り口となる開口部は上方から見下ろした場合に扉によって覆われているので、扉を開放した状態であっても鉛直に降る雨が開口部から室内に入り込むことがない。ガラス板を嵌め込んだ扉を第1の傾斜した屋根面に設置しているので、採光効率がよく、階段室や下階を明るくすることができる。さらに、階段を一対のささら桁と、グレーチング状の踏み板との組み合わせからなる段板とで構成しているので、下階を更に明るくすることができる。
実施形態に係る屋根構造の階段昇降方向を含む鉛直断面図 実施形態に係る屋根構造の立面図 実施形態に係る屋根構造の斜視図(写真)
符号の説明
1 本発明に係る屋根構造
10 第1の傾斜した屋根面
12 扉
14 蝶番
16 窓
20 第2の傾斜した屋根面
30 屋根スラブ
40 階段
50 屋根構造の側面

Claims (4)

  1. 建物の屋上床面に形成した昇降用の開口を覆う屋根構造であって、昇降用階段の昇降方向を含む縦断面が略三角形となるように第1と第2の傾斜した屋根面を有し、第1の屋根面に、扉の上端部にヒンジを有する跳ね上げ式の扉を設けた屋根構造。
  2. 前記扉が採光面を有する請求項1または2の何れかに記載の屋根構造。
  3. 前記扉の室内側の、扉を閉じた状態では前記昇降用階段の途中から、扉を跳ね上げた状態では屋上から把持することができる取手が設けられている請求項1ないし3の何れかに記載の屋根構造。
  4. 前記第2の屋根面の勾配は、前記昇降用階段の勾配と略等しい請求項1ないし4の何れかに記載の屋根構造。
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