JP5993304B2 - 誘導電力伝送システムにおける電力需要管理 - Google Patents

誘導電力伝送システムにおける電力需要管理 Download PDF

Info

Publication number
JP5993304B2
JP5993304B2 JP2012528772A JP2012528772A JP5993304B2 JP 5993304 B2 JP5993304 B2 JP 5993304B2 JP 2012528772 A JP2012528772 A JP 2012528772A JP 2012528772 A JP2012528772 A JP 2012528772A JP 5993304 B2 JP5993304 B2 JP 5993304B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
power
ipt
current
pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012528772A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013504993A (ja
Inventor
アンソニー コビック,グラント
アンソニー コビック,グラント
タルボット ボーイズ,ジョン
タルボット ボーイズ,ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Auckland Uniservices Ltd
Original Assignee
Auckland Uniservices Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Auckland Uniservices Ltd filed Critical Auckland Uniservices Ltd
Publication of JP2013504993A publication Critical patent/JP2013504993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5993304B2 publication Critical patent/JP5993304B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
    • H02J3/24Arrangements for preventing or reducing oscillations of power in networks
    • H02J3/241The oscillation concerning frequency
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/40Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using two or more transmitting or receiving devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/007Regulation of charging or discharging current or voltage
    • H02J7/00712Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters

Description

本発明は、誘導電力伝送(inductive power transfer)(IPT)システムにおける1つまたは複数の負荷の電力需要を、特に、負荷の所要電力がIPT電源および/または送電網の制限に対してバランスがとれるように管理するための方法に関するものである。
誘導電力伝送(IPT)システムは、非接触給電が必要とされる場所で一般的に使用されている。大部分において、IPTシステムは、比較的低電力であり、オンにするかオフにするかは、送電網または配電網に対してごくわずかの影響しか及ぼさない。しかし、IPTシステムのいくつかの大規模用途は、配電網に著しい影響を及ぼす可能性がある。特に、IPTシステムが、「プラグイン」ハイブリッド車(PHEV)の広く行きわたっている非接触/ワイヤレス充電に使用される場合、配電網に対するその影響は、実質的に無視できないものとなる可能性があり、給電する技術を導入しなければならない。この程度の制御が、最初に、夜間電力による充電負荷は現在は小さいが今後増大の一途を辿るPHEVの場合に、次いで、路面の下に埋設されている電線から自動車に搭載されているピックアップ内に直接的に伝えられ、次いで電池内に伝えられる誘導電力伝送(IPT)を使用して車両が電磁誘導充電される路面給電式車両の場合に、必要になる。この負荷も、充電負荷としてたぶん始まるが、次第に、移動中に車両を動的に充電する可変負荷となる。これを達成するためのシステムは、200〜300mmの距離を隔て、100kphまで、さらにそれを超える速度で、また全気象条件の下で動作しなければならない。これを行うことができるIPTシステムは、出現し始めている。
車両を駆動し、電池を充電するためにある程度の余力を残すのに必要な電力は、18kW程度である。1,000,000台の車両に対し予想される負荷は、18GWであり、これは国際規格であっても、非常に大きな発電所−18×1GWの原子炉−の出力に相当する。明らかに、この電力が必要であって、車両運転者のアクションにより電力のオン/オフを切り換えることができる場合、配電網の安全確保のため、ある程度の制御は不可欠である。
今日の電力システムでは、二酸化炭素排出量がごくわずかであるか、まったくない再生可能エネルギー源を使用して達成される「グリーン」パワーがますます重視されるようになってきている。このようなエネルギー源として、風力、波力、潮力などがあり、これらはすべて、変動量が非常に大きく、これらのエネルギー源から得られる電力はわずか数分といえども将来に対して保証することができない。しかし、これらの電力供給源は、炭素を含まないという点で重要であり、その使用は、配電網の電力周波数を現時点において予想されるに至った通り正確に保持することができないことを意味している。したがって、駐車時に充電するか、または路上走行時にIPTによって給電される電気自動車は、いくつかの時点において、風力または波力などの再生可能エネルギー源によるエネルギー供給を受けなければならないが、必要な速度で道路上を通過することを維持できなければならない。
他の態様では、車両がIPTによって給電される道路上を移動している場合、路面磁界に電力を供給するための電源は、道路に沿って一定間隔で、例えば、200mおきに配置されることになる。これらの電源は、IPT周波数に対してより高い周波数、たぶん20kHzの電力を発生し、また別の電源が必要になる前にこの電力を伝搬できる距離に制限がある。典型的な用途では、IPTシステムは、20kHzの125〜200Aの電流を使用することができ、磁界を発生する細長い導体の自然なインダクタンスは1μH/mであるものとしてよく、したがって、導体に沿った電圧降下は1メートル当たりωLIまたはほぼ16Vとなる。最大許容可能電圧が800Vである場合、電圧は50m後にゼロに下がり、磁界を維持するために直列補償コンデンサが必要である。これらのコンデンサは、購入するにせよ、取り付けるにせよ、高価なものである。したがって、新しい電源を、約200mおきに使用しなければならないが、それぞれの電源は、実際には、それぞれの方向に100m電流を伝搬するデュアル電源である。電源は、それに取り付けられた長さ100mの導体上ですべての車両を駆動することができなければならない。100kWの定格では、電源は、それぞれ18kWの定格の5台の自動車またはそれぞれ50kWの定格の2台のバスに給電することができるが、それぞれ50kWの定格の3台のバスが単一の電源と誘導結合される場合、電源は、それらすべてを駆動することはできず、もし崩壊すれば、状況は悪化する。
したがって、電源は、障害を起こすことなく2つの状態、すなわち、再生可能エネルギー源からの電力が一時的に利用不可能になったため配電網からの電力が単純に利用可能でない状態、および、必要な瞬間電力が電源の定格を超えた状態、を管理できなければならない。これらの状態に関するバリエーションも多数あり、電力の大きなサージが利用可能であり、それが一時的サージにすぎないとしても車両がそれを使用して車載電池を充電することができる状態も含まれる。
電力システムの問題を解決するための提案が現在いくつかある。すべてのPHEV充電器を完全に完全反転可能にして、車両を停車して夜間に充電する際、電力会社が充電プロセスを反転し、一時的電力需要を満たすために充電中の全車両の電池からエネルギーを抜き取ることができるようにすることが提案されている。これは、ときには、「車両から配電網へ」またはV2Gシステムと説明されることもある。このような電力供給反転は、国全体にわたって著しい通信同期を必要とし、非常に高速な動作をしなければならない。最近、電力システムに過負荷がかかったときに電力システム崩壊が壮大に発生している。過負荷がかかっている状態では、送電網または配電網の周波数は低下し、低下するとともに、発電機の多くは脱落によって自己保護を図り、これは典型的にはニュージーランドでは47Hz、または米国では57Hzである。発電機が脱落すると、周波数はさらに急速に低下し、カスケード故障と一般に称されるものにおいて状態はさらに悪化する。すべての反転可能電池充電器が反転される可能性がある場合、このプロセスを強化することが可能であるが、そのような電力供給反転は、崩壊しつつある電力システムにおいてそれを救うために非常に急速に−おそらく5秒以内に−行われなければならない。
例えば、2kW(典型的な家庭用電源ソケットの定格)の速度で充電中の車両が1,000,000台あったとすると、潜在的に2GWの電力が国全体で利用可能である。電力供給反転を開始する通信システムは、接続1つにつき1msまたは1000秒(1/4時間)を要し、これはかなり遅すぎる。セルラー・システムでは、このために、可能ならば、システム規模のメッセージが必要である。最後に、コストの問題がある。電気自動車は、およそ25kWHの定格を有し、1,000回の充放電サイクルに対して有効である高価な電池を積んでおり、コストはNZD$20,000である。1kWH当たり約6セント=$1.50の割引料金で25kWHのエネルギー量が利用可能である。しかし、電池を放電すると、その寿命を1サイクル分奪い、$20のコストがかかる。$20のコストで$1.50を節約するのは経済的に無意味である。つまり、それゆえに、反転可能電池充電器は、今日の電池、さらに10倍以上優れている電池であっても実現可能な解決策ではない。
通信システムの加わる複雑さと応答時間の制限を克服するために、国際公開第2008/140333号、名称「Multi Power Sourced Electric Vehicle」では、送電網の周波数の変動を測定し、この情報を使用してIPTシステムの一次導電経路(電力パッドまたはトラック)に供給される電流を制御し、これにより、定義済み周波数に関する配電網周波数の増減に応じて一次導電経路を介して電源に誘導結合されているピックアップ/1つまたは複数の負荷に利用可能な電力を増やすか、または制限する、IPT電源について説明している。
上記の方法の短所は、負荷に送られる電力が一次導電経路に供給される電流を制御する電源によって決まるという点である。いくつかの状況では、システムの二次側からのその負荷またはそれぞれの負荷、つまりそのピックアップまたはそれぞれのピックアップに送られる電力を制御することがより望ましいか、もしくは必要ですらあると思われる。複数のピックアップIPTシステムでは、例えば、それぞれの負荷に送られる電力が各ピックアップによって独立に制御できるように一次導電経路内の電流を一定に維持することが望ましい。
典型的なIPTシステムでは、電源は、すべてのピックアップ・デバイスに同時に通電できる十分なレベルの定格を有する。しかし、この条件は、多くのシステムにおいて決して実際に生じるものではなく、したがって、IPTシステムは、典型的には、40%の負荷率でしか動作しない。
国際公開公報WO2008/140333
したがって、本発明の目的は、二次側電力制御で1つまたは複数の負荷の所要電力がIPT電源および/または送電網の制限に対してバランスがとれるようにすることを可能にするIPTの方法、電源、ピックアップ、および/またはシステムを提供することである。
あるいは、本発明の目的は、一般大衆に対して有益な選択肢を少なくとも提供することである。
本発明のさらなる目的は、以下の説明から明らかになるであろう。
第1の態様によれば、本発明は、概して、一次導電経路、および一次導電経路から電力を誘導的に受け取るように適合された1つまたは複数のピックアップ・デバイスを有する誘導電力伝送(IPT)システム内の1つまたは複数の負荷に送られる電力を制御する方法にあると言うことができ、その方法は一次導電経路内の電流の周波数を変化させるステップと、一次導電経路と誘導結合されたピックアップ内の周波数または周波数の示徴を検出するステップと、一次導電経路内の電流の検出された周波数に応じて前記ピックアップに関連付けられている負荷に供給される電力を制御するステップとを含む。
好ましくは、電流の周波数は、システムに利用可能な電力によって決定される。
好ましくは、システムに利用可能な電力は、IPTシステムの電源上の負荷、または電源に電力を供給する送電網上の負荷のいずれか、またはその両方によって決定される。
好ましくは、送電網上の負荷は、送電網の商用電源周波数の変動を監視することによって決定される。
好ましくは、一次導電経路内の電流の周波数を変化させるステップは、商用電源周波数によるIPT周波数交流電流を振幅変調することを含み、IPT周波数は商用電源周波数より高く、これにより、一次導電経路内の振幅変調された電流のエンベロープの周波数を変化させる。
好ましくは、一次導電経路内の電流の周波数を検出するステップは、エンベロープの周波数を検出することを含む。
好ましくは、電流の周波数を変化させるステップは、電流の基本周波数を変化させることを含む。
好ましくは、一次導電経路内の電流の周波数を検出するステップは、一次導電経路内の電流の基本周波数を検出することを含む。
好ましくは、負荷に供給される電力は、検出された周波数と1つまたは複数の定義済み基準周波数との間の関係に応じて制御される。
好ましくは、負荷に供給される電力は、上限周波数から下限周波数までの範囲の検出された周波数の変動に応じて最高電力レベルから最低電力レベルまでの間で制御される。
別の態様によれば、本発明は、概して、一次導電経路、および一次導電経路から電力を誘導的に受け取るように適合された1つまたは複数のピックアップ・デバイスと、一次導電経路内の電流の周波数を変化させるための周波数変更手段と、一次導電経路に誘導結合されたピックアップ内の周波数または周波数の示徴を検出するための検出手段と、一次導電経路内の電流の検出された周波数に応じて前記ピックアップに関連付けられている負荷に供給される電力を制御するための制御手段とを有する誘導電力伝送(IPT)システムにある。
好ましくは、電流の周波数は、システムに利用可能な電力によって決定される。
好ましくは、システムに利用可能な電力は、IPTシステムの電源上の負荷、または電源に電力を供給する送電網上の負荷のいずれか、またはその両方によって決定される。
好ましくは、送電網上の負荷は、送電網の商用電源周波数の変動を監視することによって決定される。
好ましくは、周波数変更手段は、商用電源周波数によるIPT周波数交流電流を振幅変調することによって一次導電経路内の電流の周波数を変化させ、IPT周波数は商用電源周波数より高く、これにより、一次導電経路内の振幅変調された電流のエンベロープの周波数を変化させる。
好ましくは、周波数検出手段は、エンベロープの周波数を検出する。
好ましくは、周波数変更手段は、電流の基本周波数を変化させることによって電流の周波数を変化させる。
好ましくは、周波数検出手段は、一次導電経路内の電流の基本周波数を検出する。
好ましくは、制御手段は、検出された周波数と1つまたは複数の定義済み基準周波数との間の関係に応じて負荷に供給される電力を制御する。
好ましくは、制御手段は、負荷に供給される電力を、上限周波数から下限周波数までの範囲の検出された周波数の変動に応じて最高電力レベルから最低電力レベルまでの間で制御する。
さらなる態様では、本発明は、概して、ピックアップが使用時に誘導結合されうる一次導電経路内の電流の周波数を検出するための検出手段と、検出された周波数に応じてピックアップの出力電力を制御するための制御手段とを備えるIPTピックアップ回路を実現する。
好ましくは、検出手段は、電流のエンベロープ周波数を検出する。
あるいは、検出手段は、電流の基本周波数を検出する。
好ましくは、制御手段は、検出された周波数と1つまたは複数の定義済み基準周波数との間の関係に応じて出力電力を制御する。
好ましくは、制御手段は、上限周波数から下限周波数までの範囲の検出された周波数の変動に応じて最高電力レベルから最低電力レベルまでの間で出力電力を制御する。
さらなる態様では、本発明は、概して、IPTシステムの一次導電経路との誘導結合のためのピックアップ・コイルと、一次導電経路内の交流電流の周波数を間接的に測定するように適合された周波数検出器と、ピックアップ・コイルおよび周波数検出器と結合された、周波数検出器によって測定された周波数の変動に応じてピックアップ回路の電力出力を変化させるように適合されている電力制御装置とを備えるIPTピックアップ回路にある。
さらなる態様では、本発明は、概して、上の説明のうちのいずれか1つによる少なくとも1つのピックアップを備える誘導電力伝送(IPT)システムにある。
さらなる態様では、本発明は、概して、電流をIPTシステムの一次導電経路に供給するためのIPTシステム電源にあり、この電源は電流の周波数が利用可能な電力によって決まる一次導電経路内の電流の周波数を変化させるための周波数変更手段を備える。
好ましくは、利用可能な電力は、電源上の負荷、または電源に電力を供給する送電網上の負荷のいずれか、またはその両方によって決定される。
さらなる態様では、本発明は、概して、商用電源周波数で送電網から電力を受け取るための三相入力と、商用電源周波数を測定するための周波数検出器と、商用電源周波数より高い動作周波数でIPTシステムの一次導電経路に交流電流を供給するためのインバータとを有するIPTシステム電源にあり、このインバータは商用送電網内の変動に応じて動作周波数を調節するようにさらに適合されている。
好ましくは、上記電源は、三相入力の周波数を測定し、3つの相にわたって平均をとることによって商用電源周波数を測定するように適合される。
好ましくは、電源の動作周波数は、IPTシステムの1つまたは複数のピックアップが同調されるIPT周波数を中心として最低周波数と最高周波数との間で調節され、動作周波数は商用電源周波数に応じて選択される。
別の態様では、本発明は、概して、商用電源周波数または電源周波数の示徴をピックアップ回路に供給するステップとその示徴を使用してピックアップ回路の電力出力を制御するステップとを含む、誘導電力伝送(IPT)システム内の1つまたは複数の負荷に送られる電力を制御する方法にある。
さらなる態様では、本発明は、上の説明のうちのいずれか1つによる電源を備えるIPTシステムにある。
そのすべての新規性のある態様において考慮されるべき、本発明のさらなる態様は、以下の説明から明らかになるであろう。
そこで、本発明の多数の実施形態について、図面を参照しつつ例を用いて説明する。
本発明によるIPTシステムの第1の実施形態の一次側の例示的な回路図である。 本発明によるIPTシステムの第1の実施形態のピックアップ回路の回路図である。 図2のピックアップのエンベロープ周波数と出力電力との間の関係を示す線形伝達特性の形態の例示的なピックアップ電力制御方式を示す図である。 本発明のピックアップによって実装されうる代替的ピックアップ電力制御方式を示す図である。 本発明によるIPTシステムの第2の実施形態の一次側の例示的な回路図である。 第2の実施形態の二次側の例示的な回路図である。 一次電源とピックアップに供給される電力との間に周波数の変化があるIPT電力制御システムの代替的実施形態の一例を示す回路図である。
この説明全体を通して、各種実施形態における同様の特徴を示すために同様の参照番号を使用する。
本発明は、概して、それぞれのピックアップに結合されている負荷に供給される電力が負荷、または電力利用可能性の条件に基づきピックアップによって制御できるように、電源からの負荷条件または電力利用可能性をピックアップに本質的に伝達することによって、IPTシステム内の1つまたは複数の負荷に供給される電力を制御するための方法、電源、ピックアップ、およびシステムにあると言える。本発明を使用することで、IPTシステム電源それ自体に課される負荷需要に基づき、またはIPT電源が接続されている商用電源システムに課される負荷需要に応じて、IPTシステム上の負荷を低減することができる。
電源が送電網もしくは配電網に接続している電源コンセントから単相電力を受け取るための入力を有している、本発明の一実施形態によれば、負荷条件は、振幅変調されたIPT周波数交流電流のエンベロープの周波数によってそのピックアップまたはそれぞれのピックアップに伝達される。単相の電源入力は、約50Hz(または、例えば、送電網によっては60Hz)の商用電源周波数で動作する。したがって、電源によって一次導電経路またはパッドに供給されるトラック電流は、図1に示されているように、商用電源周波数に等しいエンベロープ周波数を有する20kHzの交流電流である。したがって、スイッチング周波数およびエンベロープ周波数は、独立したものである。スイッチング周波数は、電力を伝達し、エンベロープの周波数は、瞬時商用電源周波数に対応する情報を送り、したがってこれにより、ピックアップは必要に応じて電力を制御することができる。
本発明で必要な振幅変調されたAC電流出力のエンベロープの周波数を供給するために適した単相入力を有する電源が、参照により本明細書に組み込まれている、出願人の国際公開第2007/100265号、名称「Single Phase Power Supply for Inductively Coupled Power Transfer Systems」において説明されている。
配電網に重大な過負荷が生じた場合、エンベロープは50Hz未満の周波数となり(50Hzの商用電源の例)、瞬間電力サージを有している場合、これは50Hzより高い周波数となる。エンベロープは、ピックアップ内に誘導される電圧のエンベロープ周波数を測定するように適合されたピックアップ内の周波数検出器またはエンベロープ検出器を使用して容易に検出され、したがって、トラック電流の周波数を間接的に測定していると言える。ピックアップ(例えば、電池充電器)は、電池充電が49Hz以下の周波数に対して電力がゼロとなり、51Hz以上の周波数で2kWまで周波数とともに直線的に増大するようにする単純なアルゴリズムで動作する。これは、周波数のドループが4%である制御装置に対応する。あるいは、ピックアップの伝達特性は、非線形であってもよく、設定点もしくは定義済み周波数閾値を変化させて、必要な充電速度を得ることができる。しかし、重要な特徴は、周波数が49Hz以下に低下するとすぐに、充電器はすべての負荷を脱落させるという点である。そのため、充電器は、過負荷がシステムを完全な崩壊に追い立てるという障害状況には一切寄与しえない。システムは、周波数のドループが4%である非常によい制御特性を生み出すために通信システムをまったく必要としない。その代わりに、通信情報は、IPTシステムのエンベロープで伝えられ、サイクル毎にシステム規模で利用可能である。
長さ100mの道路区分を運転する三相電源入力が好ましいか、または必要である代替的実施形態では、例えば、三相入力が一般的に整流されてインバータに送られ、適当なIPT周波数で交流トラック電流を生成する。したがって、整流器およびインバータは、三相配電網入力の商用電源周波数情報をトラック電流から本質的に取り除く。したがって、電力と通信とが約20kHzのIPT周波数によって両方とも伝送される代替的技術が使用される。
入力の位相のいずれか1つについて、約50Hzの周波数にエンベロープ情報が存在する。その周波数を非常に正確に−すべての位相を測定し、平均をとってより正確な測定を行うことができる−測定し、次いでIPT周波数を、50Hzの「常規」または予想周波数から変化するときに慎重に調節する。例えば、商用電源周波数が49Hzである場合、IPT周波数は、19.9kHzとして選択され(つまり、20kHzの常規IPT周波数−100Hz)、商用電源周波数が51Hzである場合、IPT周波数は20.1kHzである。これら2つの限界値の間に、IPT周波数への商用電源周波数の線形マッピングが存在する。6kHzオーダーの情報信号帯域幅に対し3のオーダーのQ値で動作しているときに、IPT周波数のこの変化がIPTシステムに及ぼす影響は無視できるくらい小さく、そのため、この変調はIPTシステムを通り電源からトラック、AC IPTスイッチ、グランド・パッド、次いで車両パッドへと容易に伝わる。車両パッドを持つ制御装置は、この情報をデコードして、どれだけの電力を受け取るべきかを決定する−これはIPT周波数(つまり、前の実施形態のエンベロープとは反対に、トラック電流の「キャリア」または基本周波数)に、したがって商用電源周波数に依存する。
IPT電源過負荷問題を解決するために、この同じ実施形態を使用することもできる。IPT電源(つまり、一次導電経路またはトラックに給電する電源)が過負荷になった場合、IPT周波数を下げて、その過負荷を排除することができる。例えば、それぞれ50kWの3台のバスとそれぞれ18kWの2台の自動車(合計186kW)がある場合、周波数は、すべての制御装置が100kWの全負荷−電源に対する定格負荷−を与えるためにその定格の100/186倍に比例する電力を受け取るように設定される。代替的に使用できる制御オプションが多数あるが、電源は、本質的に、電力を電源が定格を超えずシステム完全性が維持される程度まで下げるよう車両内のパッド制御装置に指令を出す。これを行うと、電力システム内の周波数変動が低減され、配電網の電力の品質が改善される。
上記の2つの実施形態の実用的実装について、図面を参照しつつ例を用いて以下で説明する。それぞれの実施形態および/または入れ換えたそれぞれの実施形態の特徴に多数の修正を加えることは、本発明の範囲から逸脱することなく可能であることは理解されるであろう。
単相IPT電力制御装置
電気自動車(EV)用電池を充電するための単相入力を有する本発明による電源の例示的な回路図が、図1に示されている。送電網または配電網からの単相主電源の電力は、線路フィルタ101を通り、小型コンデンサ103につながるブリッジ整流器102によって整流される。このコンデンサは、出力波形のエンベロープ(トラック電流110)が入力主電源電圧(50Hzの商用電源周波数の)に従うようにわざと小さいものを選択する。コンデンサ103の両端にかかる電圧は、Hブリッジ・インバータ104によってAC電圧に変換される。コンデンサ105は、DC電流がトランスに入るのを阻止し、漏れインダクタ106を正しい値に同調する。トランス107は、出力電圧の電圧レベルを必要な値に変換し、107の出力をコンデンサ108で同調し、この出力を使用して誘導電力伝達に適した周波数(例えば、20kHz)のトラック電流110でトラック109を駆動する。
システムの二次側では(例えば、電気自動車)、関わっている回路が、例えば図2に示されている。使用中のピックアップ・コイル201は、トラックまたは一次導電経路109と誘導結合され、部分的にコンデンサ202で直列補償され、コンデンサ203で並列補償される。
出力電圧および電流は、例えばIPT−AC制御装置204、またはピックアップ回路のDC側の減結合制御装置などの他の好適な制御装置によって制御することができる。IPT−AC制御装置204は、2つの反対の一方向スイッチSおよびSを備え、それぞれダイオードDおよびDと直列に、またコンデンサ203と並列につながっている。これらのスイッチを操作することで、位相角が自然にそうなるであろう値と異なる値に強制されるように回路の働きを妨げる。これを行うための技術では、スイッチが許すまでゼロ点と交差しないように並列コンデンサ203にかかる電圧をクランプする。スイッチSは、同調コンデンサ203にかかるプラス電圧が増大するのを防ぎ、スイッチSは、同調コンデンサ203にかかる電圧がマイナスに遷移するのを防ぐ。動作時に、これらのスイッチは180度に対してオンまたはオフに切り換えられるが、回路内の常規電圧に関して位相の遅れを生じる。通常共振電圧とスイッチング波形との重なりはθである。この通常共振電圧は、回路が実負荷で動作しているときには観察可能でないが、トラック内の電流は、同じ位相を持ち、観察が容易である。スイッチSは、波形のマイナスの半周期の大半−効果を有しない−と、オフになるまで電圧上昇を妨げる通常プラスの半周期のわずかな部分とに対してオンである。スイッチSは、他の半周期でも動作する。スイッチは両方とも180度に対してオンであるが、重なりはまったくない。実際の出力電圧は、中に小さなフラット期間を持つことができるが、高Q条件では、これらは非常に小さくなる。波形は、それでも変位し、したがって、伝達される電力は制御可能な形で下げられる。
一実施形態では、トラック電流の位相を、トラック上の独立したセンサーによって捕捉する。次いで、位相同期ループを使用して正確な180度全通電方形波電圧基準を生成することができる。次いで、これらの基準電圧をマイクロプロセッサによって必要に応じて遅延させ、スイッチを駆動して出力電圧を制御するために適した波形を与えることができる。これらのスイッチそれ自体は、一方向であり、パワーMOSFETが、安価な選択肢となっている。これらは、180度全通電の場合に単純なトランス・アイソレーションが適しているので特に駆動しやすい。
IPT−AC制御装置204の出力は、整流器205によって整流され、205から出力される主電源周波数で変調されたDC電流がDCインダクタを通ってEV用電池207に入る。DCインダクタ206は、IPT周波数(20kHz)では高インピーダンスであるが、主電源変調周波数(約50Hz)では低インピーダンスである。
周波数検出器208は、206における電流の変動の周波数を検出する。あるいは、トラック電流109−IPT電力信号−と同じ形を有する203にかかっている共振電圧のエンベロープの周波数を検出することができる。したがって、周波数検出器は、トラック電流109の周波数を間接的に測定していると言える。動的電力制御は、検出されたエンベロープ周波数に比例してEV用電池への電力を制御することによって行われる。電池は、公称一定電圧のものなので、これは、その周波数に比例する値に合わせて206におけるDC電流を制御することを意味する。IPT−AC制御装置は、出力電流を効率的に制御するうえで特に優れており、したがってこのタスクに対して選択されているが、他のほとんどの減結合制御装置も、この用途に使用できることは理解されるであろう。可飽和インダクタ209は、201とトラックとの異常に高いカップリングなど、普通でない動作状態が生じた場合の保護対策として使用される。203にかかる電圧が異常に高くなった場合、209は、回路をデチューンするように動作し、回路内の電圧と電流がコンポーネント定格の範囲内に維持されることを保証する。他のすべての状態では、209は回路動作に影響を与えない。
システム周波数ドループが4%である場合に対する制御アルゴリズムが図3に示されている。これは、電力システムで通常使用される値であるが、必要に応じて他の値−例えば、1%または2%−も使用できる。しかし、この例示的な制御方式によれば、検出された周波数が49Hzより低い場合、電池充電電力はゼロである。検出された周波数が51Hzより高い場合、出力電力は2kWである。49Hzと51Hzとの間では、電池充電電力は周波数とともに直線的に変化する。2kWという数字は、世界中の大半の家庭用コンセントの定格が220V10Aであるので選択されているが、他の電圧電流および電力定格も、もちろん使用できる。
電力システムにおいて、風が急に強くなったときに大きな風力が加わる場合、主電源周波数が高くなり、電池充電が増加する。逆に、風が静まると、充電は減る。そのため、この単純な充電器は、周波数の安定化に役立つので風力発電による供給電力の品質を改善する。
この制御装置は、家庭環境で車両を充電するのに適しており、安定性を確保し、波形歪みのない、国中至る所のEVを充電する数十万台の制御装置に拡張することができる。利用可能な電力が少ない場合、システムは、周波数が49Hzより下に低下したときに直ちにすべての負荷を脱落させることによって電力システムの崩壊を回避するのに役立つ。
この用途に対し、図3の伝達特性を変更することによって変更を加えることができる。図示されているように、一定の周波数50Hzで、電池電力は、予想充電量の半分しか達成されないように1kWのみである。図4に示されているように、多数の伝達特性を含め、適宜選択することができる。ここで、システムは、特性4で開始することができるが、時間が経つうちに、周波数が49Hzより下に低下しない場合、特性5を選択することができる。同様にして、周波数が持続し続ける場合、特性6が選択される。この選択は、低速なプロセス(積分制御)であるが、特性が一度選択されると制御動作は高速にならなければならない。ここで、最悪の場合、周波数は、全負荷を脱落させる前に48Hzに下がっていなければならないが、これは、この制御装置が崩壊する電力システムのシナリオに寄与しないように発電機がシャットダウンを開始する周波数(典型的には47Hz)より高ければまだ安全である。
他の実施形態では、伝達特性は、非線形もしくは不連続であり、例えば、複数の離散電力出力レベルをとることができる。
三相IPT電力制御装置
三相電源から駆動される大型のシステムでは、上述のような単相システムとともに使用される技術は、簡単には利用できないが、それは、整流後に、電力システムの周波数に関するエンベロープ情報が本質的に失われるからである。300Hzの信号を使用することが可能であるが、この信号はかなり小さく、雑音混入を受ける傾向が高いという可能性もある。
完全な三相システムが、例えば、図5には電源の形態で、また図6にはピックアップの形態で示されている。図5では、個別の相に対してここでRYBによって表されている三相電力は、三相線路フィルタ501を通過し、次いで、小型DCコンデンサ503への整流器502によって整流され、次いで、Hブリッジ・インバータ504に入る。Hブリッジ・インバータ504からの出力は、ほぼIPT周波数−典型的には20kHz−で本質的に一定の電圧正弦波である。この信号は、DC阻止コンデンサ505を通り、漏れインダクタ506およびトランス507に入る。漏れインダクタは、物理的に分離されているコンポーネントが存在しないようにトランス内に完全に収容することができるが、それでもそこにあり、コンデンサ505がそれを正しい値に補償する。トランス507からの出力は、コンデンサ508によって同調され、単一のピックアップ・コイル601によってこの図内に表されている1つまたは複数のピックアップに結合される、トラック・インダクタ509を駆動する。
図示されているように、図5の回路は、図1のものとほとんど同一である。しかし、ここでは、エンベロープ情報はなく、したがって、周波数測定デバイス510は、瞬間入力周波数を測定し、主電源周波数に応じて、Hブリッジ・インバータ504を駆動するドライバ511のスイッチング周波数を変調する。そのため、主電源周波数が50Hzである場合、IPT周波数は20kHzとなるように選択される。主電源周波数が49Hzである場合、IPT周波数は19.9kHzとなるように選択され、主電源周波数が51Hzである場合、IPT周波数は20.1kHzである。単相システムでは、整流された主電源は、典型的には±100HzでIPT周波数上で側波帯を引き起こしたが、ここでは、側波帯は、100Hzでの周波数変調に対応し、ここでもまた側波帯は本質的に±100Hzであり、電源システムの情報容量は本質的に同じである。これらの変調および復調方法は、よく知られており、容易に実装できる。
そのため、インダクタ509内のトラック電流は、入力周波数が50Hzでない場合に周波数偏移されるが、単相システムでは、これは本質的に約50Hzの主電源周波数で振幅変調された。しかし、両方の場合において、トラック電流の周波数(つまり、エンベロープ周波数または基本/キャリア周波数)は、IPT電源および/または送電網上の高い負荷によって制限されうる、IPTシステムに利用可能な電力を示している。
このシステムでは、ピックアップおよび信号処理は、取り付けやすいように二重IPT結合される(double IPT coupled)。第1のピックアップ・インダクタ601は、コンデンサ602で直列補償され、コンデンサ603で並列同調される。IPT−ACスイッチ604は、コンデンサ605および路面装着コイル606への電流を制御する。コンデンサ605は、インダクタ606を完全に同調させてACスイッチ604が完全同調システムを駆動し、ACスイッチ604から抵抗性負荷が見えるように設定される。このことは、604にかかる電圧が可能な最小値であることを意味する。また604において導通角が異なると、606(道路内のコイル)内に異なる電流が流れ、ピックアップ・コイル607(自動車、トラック、またはバスのコイル)への電力伝送を、充電されている車両に対して必要に応じて設定することができる。そのため、バスは、自動車に比べて高い電流で充電することができ、ランダムな列内の一列の車両をそれぞれ固有の好ましい電流で充電することができる。
607にかかる電圧は、コンデンサ608で直列補償され、コンデンサ609で並列補償される。607、608、および609からの出力電流は、別のIPT−ACスイッチ610によって制御される。この電流は、整流器611によって整流され、DCインダクタ612を通してEV用電池613を充電するために使用される。単相回路では、この電流は、主電源周波数で変調されたが、ここでは、この電流は、IPT−ACスイッチ内のクランプ時間を変化させることによって電池の充電速度を変えるために必要に応じて変化させることができる、定電流である。ここで、可飽和インダクタ614および615は、コンデンサ603または609にかかる電圧がそれぞれ高すぎる場合にのみ制御回路を保護するために使用される。
実際の用途では、トラック・インダクタンス509は、20kHzで125AでありうるIPT電流によって励起される長い一対の電線である。ピックアップ・コイル・インダクタンス601は、多数の空隙トロイドから作ることができる。地上コイル606は、200mm以下の空隙にわたって類似のプレート・インダクタンス607に結合する大きなプレート構造である。コンデンサ609にかかる電圧の周波数は、Hブリッジ504を駆動する周波数と同じであり、したがって、電源変調システムに入れられる情報はすべて、電気自動車内で復元され、送電網およびトラック509上の全負荷の両方からの情報に応じて、電気自動車をどのように充電するかに関する決定を知らせるために使用することができる。この目的は、配電網がそれ自体過負荷になる場合に三相入力を過負荷にしないようにしながら電源およびトラック・システムがサポートすることができる最大電力の範囲内に留まることである。したがって、ピックアップ回路は、例えば、コンデンサ609にかかる電圧の周波数を測定することによってAC−IPTスイッチ610を制御するために使用される周波数検出器(図示せず)を含む。したがって、周波数検出器は、IPTシステムに利用可能な電力を示す、トラック電流の周波数を間接的に測定していると言える。
いくつかの用途では、上記の例におけるコンポーネント601〜606および614を備える中間回路を修正して、一次導電経路509内の電流の周波数と異なる周波数であるコイル606内の電流を供給することができる。例えば、図7を参照すると、代替的回路配置構成が示されている。この回路は、一次電源からピックアップへの二重IPT変換の一部として周波数変化をもたらす。周波数変化は、以下で、20kHzから140kHzまでであるものとして説明されているが、当業者であれば、他の周波数も使用できること、また周波数は同じままであってもよいし、さらには下がってもよいことを理解するであろう。140kHzまでの周波数上昇には、路面IPT用途において、道路内のコイル・モジュールの場がICNIRP要件を満たす可能性が高くなり、インバータから伝送モジュールまたはパッドまでの短い伝送距離にわたって高い効率が得られるという利点がある。第1の変換では、電源801は、三相商用電源から電力を受け取り、延長ループ802の形態で道路の下に埋設されている電線内を伝搬する125Aの出力電流を発生する。この単線ループは、700Vrms未満の共振電圧にコンデンサ703を並列同調することによって同調されるピックアップ/トランス702に1巻きで結合される。ピックアップ・トランス702は、21Aの二次短絡回路電流を与える6巻きの二次側を有する。この電流はダイオード整流器704を通ると、DCインダクタ705内の20AのDC電流を発生し、この電流は4スイッチ整流子/インバータ706によってスイッチングされ、CLCフィルタ707に送られる約19Armsの出力AC電流を発生する。このフィルタは、36オームの特性インピーダンスを持つインピーダンス・コンバータであり、140kHzで684VのC2にかかるAC出力電圧を発生する。この電圧は、いくつかの補償コンデンサC3およびC4とともにパッドまたはモジュール808または809を駆動する。特に、C4はパッドまたはモジュール電圧を1000Vまで高め、C3はその定格負荷で力率1を与えるようにパッドを同調する。パッドまたはモジュール808/809は、すぐ上で説明されている実施形態のコイル606に対応する。本発明の実施形態を参照しつつ説明されている道路の例では、パッドは路面上にあるか、または道路の下に埋設され、パッドまたはモジュールの上に載って停車している車両の下の類似のパッドに誘導結合する。これは、この回路に対する第2のIPT変換である。
故障発生状態では、C2上の開回路は、短絡回路を整流器704に与える整流子706に短絡回路を与え、電源801から電力が引き込まれないように、ピックアップ・トランス702およびコンデンサC3によって形成される共振回路をシャットダウンする。逆に、C2上の短絡回路は、すべてのスイッチをオンにすることによって保護されなければならない整流子に開回路を与える。スイッチは、ノーマリーオン型デバイスであり、回路は通常オン状態で開始し、故障状態ではこれに容易に切り換えられる。
回路は、ダイオード・ブリッジ704によってDCに整流され、整流子706によって140kHzのACに戻され、140kHzでIPTシステム内の電力パッドまたはモジュールを駆動する20kHzの入力を有する。この周波数では、1メートル当たりの電圧降下は非常に高く、そのため、路面上で使用するのは実用的でないが、ここでは、20kHzは路面上で使用され、140kHzはインピーダンス・コンバータ706からパッド808/809へのわずか数ミリメートルの非常に短い接続である。最終ステージでのより高い周波数のこの使用には、効率が高まるという利点がありうる。この例では、トラック内の電流の周波数は、ピックアップ・トランス702で、または少なくとも整流の前に検出され、インバータ706のスイッチは、その周波数を新しい(この例では高い)周波数に変換するように制御される。したがって、IPTシステム・トラック内の電流の周波数内に存在する情報は、ピックアップに利用可能であるように周波数変更を通じて(例えば、乗算プロセスを通して)伝達される。この例では、ピックアップ制御装置が、周波数情報を検出し、しかるべく負荷に供給される電力を制御する働きをする。例えば、トラック周波数制御範囲が、過負荷状態に対応する19.9kHzから負荷不足状態に対応する20.1kHzまで変化する場合、この例におけるピックアップでの対応する周波数範囲は、139.3kHz(過負荷)から140.7kHz(負荷不足)までとしてよい。そのため、一次導電経路周波数の示徴が与えられる。
したがって、上記の例から、本発明は、IPTシステム内の送電を管理する方法、その方法を実行するIPTシステム、トラック電流の周波数(エンベロープ周波数もしくは基本周波数のいずれか)を変化させることによって負荷条件を1つまたは複数のピックアップに伝達する電源、および/またはトラック電流のエンベロープ/基本周波数を検出し、その出力をしかるべく調節するように適合されたIPTピックアップにあることがわかる。前記の説明から、本発明は、システムの一次側と二次側との間の通信を別々に行う必要性をなくし、二次側の電力制御を行って電源および/または送電網もしくは配電網の過負荷を回避することがわかるであろう。しかし、当業者であれば、別の通信チャネルを使用して、商用電源の瞬間(またはほぼ瞬間的な)周波数、または一次導電経路内の電流の周波数に関する情報を1つまたは複数のピックアップ・デバイスに伝達することができることも理解するであろう。この方法/システムは、車両の電池システムの静的充電と動的充電の両方において具体的に応用される。
さらに、上で説明されているように、IPTシステムは、典型的には40%の負荷率で動作する。本発明を使用することで、IPT電源はその負荷ステータスに関する情報を電力供給先であるピックアップ・デバイスに受け渡すことができる。したがって、本発明では、より低い定格の電源を使用してIPTシステムの負荷率を改善することができる。
文脈上明らかに別の指定を必要としない限り、説明全体を通して、「含む」、「備える」(「comprise」、「comprising」)、および同様の言い回しは、排他的または網羅的な意味とは反対の包含的な意味で解釈すべきである、つまり、「非限定的に含む」(「including, but not limited to」)の意味で解釈すべきである。
本発明は、例を用い、その可能な実施形態を参照して説明されているが、本発明の範囲から逸脱することなく修正または改善をこれに加えることができることは理解されるであろう。さらに、知られている等価物を有する本発明の特定のコンポーネントまたは完全体を参照している場合、そのような等価物は、個別に説明されているかのように本明細書に組み込まれる。
本明細書全体を通して従来技術が説明されているが、このことは決して、そのような従来技術が広く知られているか、または当技術分野における周知の事実の一部をなすことを認めたものとして解釈されるべきではない。

Claims (33)

  1. 一次導電経路、および前記一次導電経路から電力を誘導的に受け取るように適合された1つまたは複数のピックアップ・デバイスを有する誘導電力伝送(IPT)システム内の1つまたは複数の負荷に送られる電力を制御する方法であって、前記IPTシステムに利用可能な電力を検出するステップと、前記検出された利用可能な電力に比例して前記一次導電経路内の電流の周波数を変化させるステップと、前記一次導電経路と誘導結合されたピックアップにおいて前記周波数または前記周波数の示徴を検出するステップと、前記一次導電経路内の前記電流の前記検出された周波数に応じて前記ピックアップに関連付けられている負荷に供給される前記電力を制御するステップとを含む、方法。
  2. 前記IPTシステムに利用可能な前記電力は、前記IPTシステムの電源上の前記負荷、または前記電源に電力を供給する送電網上の前記負荷のいずれか、またはその両方によって決定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記送電網上の前記負荷は、前記送電網の商用電源周波数の変動を監視することによって決定される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記一次導電経路内の電流の周波数を変化させる前記ステップは、IPT周波数を備える交流電流を前記商用電源周波数により振幅変調することを含み、前記IPT周波数は前記商用電源周波数より高く、これにより、前記一次導電経路内の前記振幅変調された電流のエンベロープの前記周波数を変化させる、請求項に記載の方法。
  5. 前記一次導電経路内の前記電流の前記周波数を検出する前記ステップは、前記エンベロープの前記周波数を検出することを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記電流の周波数を変化させる前記ステップは、前記電流の基本周波数を変化させることを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記一次導電経路内の前記電流の前記周波数を検出する前記ステップは、前記一次導電経路内の前記電流の前記基本周波数を検出することを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記負荷に供給される前記電力は、前記検出された周波数と1つまたは複数の定義済み基準周波数との間の関係に応じて制御される、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記負荷に供給される前記電力は、上限周波数から下限周波数までの範囲の前記検出された周波数の変動に応じて最高電力レベルから最低電力レベルまでの間で制御される、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 一次導電経路と、前記一次導電経路から電力を誘導的に受け取るように適合された1つまたは複数のピックアップ・デバイスとを有する誘導電力伝送(IPT)システムであって、さらに、前記IPTシステムに利用可能な電力を検出する第一の検出手段と、前記検出された利用可能な電力に比例して前記一次導電経路内の電流の周波数を変化させるための周波数変更手段と、前記一次導電経路に誘導結合されたピックアップにおいて前記周波数または前記周波数の示徴を検出するための第二の検出手段と、前記一次導電経路内の前記電流の前記検出された周波数に応じて前記ピックアップに関連付けられている負荷に供給される前記電力を制御するための制御手段とを有する、誘導電力伝送(IPT)システム。
  11. 前記IPTシステムに利用可能な前記電力は、前記IPTシステムの電源上の前記負荷、または前記電源に電力を供給する送電網上の前記負荷のいずれか、またはその両方によって決定される、請求項10に記載のIPTシステム。
  12. 前記送電網上の前記負荷は、前記送電網の商用電源周波数の変動を監視することによって決定される、請求項11に記載のIPTシステム。
  13. 前記周波数変更手段は、IPT周波数を備える交流電流を前記商用電源周波数により振幅変調することによって前記一次導電経路内の前記電流の周波数を変化させ、前記IPT周波数は前記商用電源周波数より高く、これにより、前記一次導電経路内の前記振幅変調された電流のエンベロープの前記周波数を変化させる、請求項12に記載のIPTシステム。
  14. 前記第二の検出手段は、前記エンベロープの前記周波数を検出する、請求項13に記載のIPTシステム。
  15. 前記周波数変更手段は、前記電流の基本周波数を変化させることによって前記電流の前記周波数を変化させる、請求項10から12のいずれか1項に記載のIPTシステム。
  16. 前記第二の検出手段は、前記一次導電経路内の前記電流の前記基本周波数を検出する、請求項15に記載のIPTシステム。
  17. 前記制御手段は、前記負荷に供給される前記電力を、前記検出された周波数と1つまたは複数の定義済み基準周波数との間の関係に応じて制御する、請求項10から16のいずれか1項に記載のIPTシステム。
  18. 前記制御手段は、前記負荷に供給される前記電力を、上限周波数から下限周波数までの範囲の前記検出された周波数の変動に応じて最高電力レベルから最低電力レベルまでの間で制御する、請求項10から17のいずれか1項に記載のIPTシステム。
  19. IPTシステムで使用するためのIPTピックアップ回路であって、ピックアップが使用時に誘導結合されうる一次導電経路内の電流の周波数を検出するための検出手段と、前記検出された周波数に応じて前記ピックアップの出力電力を制御するための制御手段とを備え、前記電流の周波数は前記IPTシステムに利用可能な電力に比例して変化させられている、IPTピックアップ回路。
  20. 前記検出手段は、前記電流のエンベロープ周波数を検出する、請求項19に記載のIPTピックアップ回路。
  21. 前記検出手段は、前記電流の基本周波数を検出する、請求項19に記載のIPTピックアップ回路。
  22. 前記制御手段は、前記出力電力を、前記検出された周波数と1つまたは複数の定義済み基準周波数との間の関係に応じて制御する、請求項19から21のいずれか1項に記載のIPTピックアップ回路。
  23. 前記制御手段は、前記出力電力を、上限周波数から下限周波数までの範囲の前記検出された周波数の変動に応じて最高電力レベルから最低電力レベルまでの間で制御する、請求項19から21のいずれか1項に記載のIPTピックアップ回路。
  24. IPTシステムの一次導電経路との誘導結合のためのピックアップ・コイルと、前記一次導電経路内の交流電流の周波数を間接的に測定するように適合された周波数検出器と、前記ピックアップ・コイルおよび前記周波数検出器と結合された電力制御装置とを備えたIPTピックアップ回路であって、前記電力制御装置は、前記周波数検出器によって測定された前記周波数に比例して前記IPTピックアップ回路の電力出力を変化させるように適合されている、IPTピックアップ回路。
  25. 請求項19から24のいずれか1項に記載の少なくとも1つのピックアップを備える、誘導電力伝送(IPT)システム。
  26. 電流をIPTシステムの一次導電経路に供給するためのIPTシステム電源であって、一次導電経路内の電流の周波数を前記IPTシステムに利用可能な電力に比例して変化させることにより、前記利用可能な電力によって前記電流の周波数が決まるようにした周波数変更手段を備える、IPTシステム電源。
  27. 前記利用可能な電力は、前記IPTシステム電源上の負荷、または前記IPTシステム電源に電力を供給する送電網上の負荷のいずれか、またはその両方によって決定される、請求項26に記載のIPTシステム電源。
  28. 商用電源周波数で送電網から電力を受け取るための三相入力と、前記商用電源周波数を測定するための周波数検出器と、前記商用電源周波数より高い動作周波数でIPTシステムの一次導電経路に交流電流を供給するためのインバータとを有し、前記インバータは前記商用電源周波数の変動に比例して前記動作周波数を調節するようにさらに適合される、IPTシステム電源。
  29. 前記IPTシステム電源は、前記三相入力の前記商用電源周波数を測定し、前記測定された商用電源周波数の平均をとることによって前記商用電源周波数を測定するように適合される、請求項28に記載のIPTシステム電源。
  30. 前記IPTシステム電源の動作周波数は、前記IPTシステムの1つまたは複数のピックアップが同調されるIPT周波数を中心として最低周波数と最高周波数との間で調節され、前記動作周波数は前記商用電源周波数に応じて選択される、請求項28または請求項29に記載のIPTシステム電源。
  31. 前記周波数、または前記周波数の示徴を検出する前記ステップは、前記一次導電経路内の前記電流の前記周波数を示す周波数の増減を検出することを含む、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
  32. 前記第二の検出手段は、前記一次導電経路内の前記電流の前記周波数を示す周波数の増減を検出する、請求項10から18のいずれか1項に記載のIPTシステム。
  33. 請求項26から30のいずれか1項に記載のIPTシステム電源を備える、IPTシステム。
JP2012528772A 2009-09-09 2010-09-09 誘導電力伝送システムにおける電力需要管理 Active JP5993304B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US27620409P 2009-09-09 2009-09-09
US61/276,204 2009-09-09
PCT/NZ2010/000181 WO2011031169A1 (en) 2009-09-09 2010-09-09 Power demand management in inductive power transfer systems

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016161034A Division JP2016226289A (ja) 2009-09-09 2016-08-19 誘導電力伝送システムにおける電力需要管理

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013504993A JP2013504993A (ja) 2013-02-07
JP5993304B2 true JP5993304B2 (ja) 2016-09-14

Family

ID=43732649

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012528772A Active JP5993304B2 (ja) 2009-09-09 2010-09-09 誘導電力伝送システムにおける電力需要管理
JP2016161034A Pending JP2016226289A (ja) 2009-09-09 2016-08-19 誘導電力伝送システムにおける電力需要管理

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016161034A Pending JP2016226289A (ja) 2009-09-09 2016-08-19 誘導電力伝送システムにおける電力需要管理

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9077194B2 (ja)
EP (1) EP2476182A4 (ja)
JP (2) JP5993304B2 (ja)
WO (1) WO2011031169A1 (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9054602B2 (en) * 2010-12-10 2015-06-09 Helen Pollock Resonant circuit with constant current characteristics
US20120169131A1 (en) * 2010-12-29 2012-07-05 Choudhary Vijay N Phase shift power transfer
WO2012164743A1 (ja) * 2011-06-03 2012-12-06 トヨタ自動車株式会社 車両、電気機器および電力送受電システム
NZ593764A (en) * 2011-06-27 2013-12-20 Auckland Uniservices Ltd Load control for bi-directional inductive power transfer systems
JP5927826B2 (ja) 2011-09-28 2016-06-01 日産自動車株式会社 非接触給電装置
EP2760109B1 (en) 2011-11-25 2019-08-14 IHI Corporation Mobile power supply device for a vehicle
WO2014021085A1 (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 日産自動車株式会社 非接触給電装置
US9859956B2 (en) * 2012-08-24 2018-01-02 Qualcomm Incorporated Power supply control in wireless power transfer systems
JP5741962B2 (ja) * 2012-11-30 2015-07-01 株式会社デンソー 非接触給電装置
JP6360657B2 (ja) * 2013-03-19 2018-07-18 株式会社ダイヘン 非接触電力伝送方法及び非接触電力伝送システム
US9381821B2 (en) * 2013-05-15 2016-07-05 Qualcomm Incorporated Systems, methods, and apparatus related to electric vehicle wired and wireless charging
CN104426246B (zh) * 2013-09-04 2019-04-19 恩智浦美国有限公司 具有宽输入电压范围的无线电力发射器及其操作方法
US9471080B2 (en) * 2013-10-21 2016-10-18 Restore Nv Portfolio managed, demand-side response system
CN104578439B (zh) * 2013-10-21 2018-10-09 台达电子企业管理(上海)有限公司 用于无线充电线路的装置
JP6141171B2 (ja) * 2013-11-08 2017-06-07 京セラ株式会社 送電装置及び無線電力伝送システム
CN106104722B (zh) * 2014-02-21 2020-06-16 奥克兰联合服务有限公司 多电平变换器
US20150311724A1 (en) * 2014-03-31 2015-10-29 Evatran Group, Inc. Ac inductive power transfer system
WO2015173847A1 (ja) * 2014-05-14 2015-11-19 ネオテス株式会社 非接触電力伝送装置
EP3195443B1 (en) * 2014-09-16 2018-03-14 Koninklijke Philips N.V. Wireless inductive power transfer
US10958104B2 (en) 2014-10-08 2021-03-23 Apple Inc. Inverter for inductive power transmitter
JP6623522B2 (ja) * 2015-01-26 2019-12-25 セイコーエプソン株式会社 ロボット、ロボットシステムおよびサーバー
US10008854B2 (en) 2015-02-19 2018-06-26 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for time-domain droop control with integrated phasor current control
KR20170125101A (ko) * 2015-03-13 2017-11-13 파워바이프록시 리미티드 유도식 전력 수신기
JP6120116B2 (ja) * 2015-10-02 2017-04-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 無線電力伝送システム
JP6120117B2 (ja) * 2015-10-02 2017-04-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 無線電力伝送システム
CN105429472B (zh) * 2015-12-29 2018-07-27 湖南大学 一种星角型整流式大功率直流升压变换器及其控制方法
US10759281B2 (en) * 2016-01-19 2020-09-01 Ford Global Technologies, Llc Controlling operation of electrified vehicle travelling on inductive roadway to influence electrical grid
JP6878252B2 (ja) * 2017-11-16 2021-05-26 株式会社東芝 エレベータの非接触充電システム
JP7205169B2 (ja) * 2018-11-01 2023-01-17 オムロン株式会社 非接触給電装置
CN109687694B (zh) * 2019-01-21 2020-11-17 温州大学 一种多路电源供电集成总成及其控制方法
US11444492B2 (en) 2021-02-10 2022-09-13 Nucurrent, Inc. Wireless power transfer systems for kitchen appliances
US11942797B2 (en) * 2021-02-10 2024-03-26 Nucurrent, Inc. Virtual AC power signal transfer using wireless power transfer system
US11791663B2 (en) * 2021-02-10 2023-10-17 Nucurrent, Inc. Slotted communications in virtual AC power signal transfer
US11289952B1 (en) 2021-02-10 2022-03-29 Nucurrent, Inc. Slotted communications in virtual AC power signal transfer with variable slot width
US11923695B2 (en) * 2021-02-10 2024-03-05 Nucurrent, Inc. Wireless power transmitters for virtual AC power signals
US11764617B2 (en) 2021-02-10 2023-09-19 Nucurrent, Inc. Wireless power receivers for virtual AC power signals
CN112865326B (zh) * 2021-03-08 2021-12-07 珠海智融科技有限公司 无线充电功率调节方法、计算机装置及计算机可读存储介质

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4317049A (en) 1979-09-17 1982-02-23 Massachusetts Institute Of Technology Frequency adaptive, power-energy re-scheduler
US7355301B2 (en) * 2003-02-26 2008-04-08 Cannon Technologies, Inc. Load control receiver with line under voltage and line under frequency detection and load shedding
US7010363B2 (en) 2003-06-13 2006-03-07 Battelle Memorial Institute Electrical appliance energy consumption control methods and electrical energy consumption systems
US7149605B2 (en) 2003-06-13 2006-12-12 Battelle Memorial Institute Electrical power distribution control methods, electrical energy demand monitoring methods, and power management devices
NZ528542A (en) * 2003-09-29 2006-09-29 Auckland Uniservices Ltd Inductively-powered power transfer system with one or more, independently controlled loads
JP2005160179A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Aichi Electric Co Ltd 制御用非接触電源装置
NZ540927A (en) * 2005-06-22 2008-03-28 Traffic Electronics Ltd Communication system for inductive power transfer system
KR20150040373A (ko) 2007-05-10 2015-04-14 오클랜드 유니서비시즈 리미티드 멀티 전력을 공급받는 전기 자동차
CA3002938C (en) * 2007-05-10 2021-06-29 Auckland Uniservices Limited Multi power sourced electric vehicle
US20090012916A1 (en) * 2007-07-07 2009-01-08 Alexander Montgomery Barnett Energy optimization system and method
JP5394167B2 (ja) * 2009-08-26 2014-01-22 パナソニック株式会社 非接触給電システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP2476182A1 (en) 2012-07-18
US9077194B2 (en) 2015-07-07
JP2013504993A (ja) 2013-02-07
US20120319479A1 (en) 2012-12-20
WO2011031169A1 (en) 2011-03-17
JP2016226289A (ja) 2016-12-28
EP2476182A4 (en) 2017-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5993304B2 (ja) 誘導電力伝送システムにおける電力需要管理
EP3163737B1 (en) Operation method for wireless power transfer for a vehicle assembly
EP3248270B1 (en) An apparatus and a method for wireless transmission of power between dc voltage sources
US20130049674A1 (en) Integrated photo voltaic solar plant and electric vehicle charging station and method of operation
JP2013531961A (ja) 無効電力管理
WO2019120589A1 (en) A charging system and a method of charging an electrical energy storage device
US20100231164A1 (en) Charging system for electric vehicle
KR20150121705A (ko) 모듈러 유도성 전력 전송 전력 공급기 및 동작 방법
KR20160045899A (ko) 무선 전력 전송 시스템에 대한 정렬 및 호환성 검출을 위한 시스템 및 방법
JP6622794B2 (ja) ダブルカップル誘導電力伝達システムを調整および制御するための方法および装置
CN104981961A (zh) 非接触充电装置以及非接触充电方法
JP6187384B2 (ja) 送電装置
US11670968B2 (en) Fault detection and monitoring methods for safe operation of a WEVC system
CN105071551B (zh) 一种无线能量传输装置
KR20230002268A (ko) 무선 전력 전송을 위한 안전 회로들
CN101678995A (zh) 运输系统的电力控制器
CN106849301B (zh) Dc-ac转换器的控制方法及接地组件和无线电力传输方法
KR101996966B1 (ko) 무전전력전송 시스템 및 이의 구동 방법.
US11919406B2 (en) Power transfer system for electric vehicles and a control method thereof
JP2019213265A (ja) 非接触受電装置
US11945317B2 (en) Inductive power transfer system for derating a battery charging profile of electric vehicle batteries and control method thereof
Khalilian et al. Charging process control of dynamic wireless power transfer system with active rectifier and without wireless communication system
CN112640255A (zh) 非接触供电系统以及输电装置
CN114513059A (zh) 用于电动载具的无线电力接收器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140709

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141006

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141008

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141014

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150707

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160621

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5993304

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250