JP2005160179A - 制御用非接触電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2次側ユニット12に接続した負荷13の駆動制御を、1次側ユニット9の操作部18に具備したスイッチを操作することにより、迅速,確実に変更することのできる制御用非接触電源装置を提供する。
【解決手段】 操作部18の各種スイッチ24a〜24dの操作内容に対応した2進数データを出力する第1のコントローラ19と、この2進数データを2種類の周波数からなる高周波信号に変換する切換回路20と、前記高周波信号を2次側に伝達する第1の結合トランス15と、前記2次側に伝達した高周波信号をパルス信号に変換するノイズフィルタ回路44と、このパルス信号から前記2進数データを復調させるデータ復調回路56と、復調した2進数データに基づき、負荷13を制御する第2のコントローラ46を備えて構成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、制御用非接触電源装置に関し、2次側ユニットに接続される対象負荷の制御を、1次側ユニットの操作によって、迅速・確実に実行することのできる制御用非接触電源装置に関する。
従来から、結合トランスの1次側と2次側をそれぞれ収容する1次側ユニットと2次側ユニットを分離可能に構成して、前記1次側ユニットと2次側ユニットを対向させた状態で、前記結合トランスの電磁誘導作用を利用して、1次側ユニットから2次側ユニットへ非接触に電力を供給する、所謂、非接触給電装置は存在する。
前記非接触給電装置を使用する場合は、前記1次側ユニットの電源コードを屋内コンセント等の電源部に差し込み、前記1次側ユニットと2次側ユニット間に金属以外の介在物(窓ガラス等)を挟んで対向配置させることにより、前記1次側ユニットの1次側巻線と2次側ユニットの2次側巻線から前記結合トランスを形成する。
そして、前記1次側ユニットに備えた起動スイッチを投入して、前記電源部から1次側ユニットに電力を供給することにより、窓ガラス等の介在物を挟んで形成した前記結合トランスの電磁誘導作用を利用して、1次側ユニットから2次側ユニットへ非接触に電力を供給し、2次側ユニットに接続した、例えば、電飾等の負荷を駆動(点灯等)させている。
しかし、前記2次側ユニットに接続した電飾の点灯パターン等を切り替える場合、前記点灯パターンの制御回路は通常2次側ユニットに設けられることが多いため、その操作スイッチも必然的に2次側ユニットに具備しなければならない。
したがって、前記1次側ユニットと2次側ユニットを窓ガラス等の介在物を挟んで屋内と屋外に配置して使用する場合など、前記電飾の点灯パターンを切り替えるためには、一旦屋外へ脚を運んで前記操作スイッチを操作する必要があり、利便性に欠けていた。
そこで、本出願人は、前記問題を解決するために、2次側ユニットに接続した電飾等の負荷を1次側ユニットから操作・制御することのできる制御用非接触電源装置を提案した(特許文献1参照)。
この制御用非接触電源装置によれば、[特許文献1]記載の図1に示す駆動回路3の押しボタンスイッチ31を押下(オン)することにより、この押しボタンスイッチ31が押下されている間、抵抗R2が短絡され、駆動IC33の入力端子RINに接続される抵抗値が変化する。
これにより、駆動IC33の発振周波数が結合トランス4の2次側巻線42cと共振用コンデンサC3とで定まる共振周波数から外れ、結合トランス4の出力電圧は、押しボタンスイッチ31が押下される以前の最適値から降下する。
つまり、押しボタンスイッチ31がオンした状態の抵抗R1,R3とコンデンサC2とで定まる駆動IC33の発振周波数が、結合トランス4の2次側巻線42cと共振用コンデンサC3とで定まる共振周波数と大きく異なるように予め設定されているのである。
この結果、前記押しボタンスイッチ31が押下されると、駆動IC33の発振周波数が2次側巻線42cと共振用コンデンサC3とで定まる共振周波数から大きく逸脱して、結合トランス4の出力が略ゼロボルトになる。
前記結合トランス4の出力ボルトがゼロボルトになると、LED駆動回路6の低電圧ダイオードZD1がオフして、トランジスタQ3のベース電流が流れなくなり、トランジスタQ3がオフする。トランジスタQ3がオフすると、抵抗R8を介してトランジスタQ3に流れていたコレクタ電流がトランジスタQ4のベースに流れ込み、トランジスタQ4がオンする。トランジスタQ4がオンすると、マイコン62の入力端子INへの入力がHレベルからLレベルに転じ、この信号の変化を契機として、マイコン62によってLEDの駆動パターンが次のパターンに切り替えられる。
その後、押しボタンスイッチ31がオフされると、結合トランス4の出力電圧は元の電圧に復帰するので、オフされていた定電圧ダイオードZD1も、再びオンされて、これによりトランジスタQ3にベース電流が流れるため、該トランジスタQ3はオンする。
前記トランジスタQ3がオンすると、トランジスタQ4のベース電流は流れなくなるので、トランジスタQ4はオフして、マイコン62の入力端子INへの入力がLレベルからHレベルに復帰する。以降、前記押しボタンスイッチ31が押下される毎に、マイコン62の入力端子INへの入力がHレベルからLレベルに転じ、これを契機としてLEDの駆動パターンが前記マイコン62によって次のパターンへと切り替えられるのである。
特開2003−18847号公報
然るに、前記[特許文献1]記載の制御用非接触電源装置は、LEDの駆動パターンを、単一の押しボタンスイッチ31を押下することによって、マイコン62の入力端子INへの入力をHレベルからLレベルに転じ、これを契機としてLEDの駆動パターンが前記マイコン62によって次のパターンへと切り替えられる構成であるので、ある特定の駆動パターンで前記LEDを駆動させたい場合、利用者は、マイコン62を希望するLEDの駆動パターンに設定するために、押しボタンスイッチ31を複数回押下する必要があった。
つまり、前記マイコン62には、LEDの駆動パターンがあらかじめ複数種類用意されており、利用者が押しボタンスイッチ31を押下する毎に、予め決定した順番、または、ランダムに決定される順番に従って、複数用意した駆動パターンの中から特定の駆動パターンを択一的に選択して、LEDを点灯等させる構成であるので、1回の押下操作によって、選択したい駆動パターンが得られることは殆どなく、また、あらかじめ用意する駆動パターンが多種になるほど、希望する駆動パターンの選択に多くの時間を費やしてしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、2次側ユニットに接続される負荷の制御を1次側ユニットに具備したスイッチの簡単な操作によって、迅速・確実に希望する制御状態に移行させることのできる制御用非接触電源装置を提供する。
第1の局面によれば、1次側巻線を巻回した1次コアと2次側巻線を巻回した2次コアを分離可能に構成した第1の結合トランスと、上アーム用のスイッチング素子と下アーム用のスイッチング素子のスイッチング動作によって前記1次側巻線を励磁する給電回路と、所定の操作指示に従って、あらかじめ対応させた2進数データを出力する第1のコントローラと、該第1のコントローラが出力する2進数データを相違する2つの周波数からなる高周波信号に変換して出力する切換回路と、前記上アーム用のスイッチング素子と下アーム用のスイッチング素子間で短絡事故が発生することを防止するデッドタイム生成回路と、前記切換回路の出力に応じたタイミングで前記上アーム用のスイッチング素子と下アーム用のスイッチング素子をオン/オフさせるドライブ回路と、起動時に前記ドライブ回路の入力信号が不安定になることを防止する信号確定回路と、前記第1の結合トランスの2次側に発生する励磁電圧の周波数を確認する周波数確認回路と、該周波数別回路の出力に含まれるノイズ成分を除去するノイズキャンセラー回路と、該ノイズキャンセラー回路の出力電圧波形から前記第1のコントローラより出力される前記2進数データを復調するデータ復調回路と、該データ復調回路の出力に基づき、前記負荷に制御信号を送信する第2のコントローラを具備して構成した。
第2の局面によれば、第1の局面において、前記第1のコントローラは、一定周期のクロック信号を出力する機能を具備し、前記切換回路は、前記クロック信号を分周して出力する分周回路と、該分周回路の出力と前記第1のコントローラが出力する2進数データに基づき、所定のトリガパルスを出力するトリガパルス発振回路と、前記トリガパルスに応じて周波数の相違する2種類のパルス列からなる前記高周波信号を出力するフリップフロップ回路を具備して構成した。
第3の局面によれば、第1,2の局面において、前記デッドタイム生成回路は、第1の反転素子の入力と前記フリップフロップ回路の非反転出力端子間に接続された抵抗とコンデンサの直列回路からなる遅延回路と、前記第1の反転素子の出力を一方の入力とし、前記フリップフロップ回路の反転出力端子を他方の入力とするNAND論理素子およびNOR論理素子と、該NOR論理素子の出力を入力とする第2の反転素子から構成した。
第4の局面によれば、第1ないし3の局面において、前記第1のコントローラは、起動時に所定のディレイタイムを計測するタイマ機能と、前記ディレイタイム計測後に、所定の信号を出力する機能を具備し、前記信号確定回路は、前記分周回路の任意の出力信号からノイズ成分を除去するハイパスフィルタ回路と、該ハイパスフィルタ回路の出力信号から高周波成分を除去するローパスフィルタ回路と、該ローパスフィルタ回路の出力を反転して出力する反転出力回路と、前記第1のコントローラがディレイタイム計測後に出力する信号と前記反転出力回路の出力を受けて、前記ドライブ回路の入力電圧のオン/オフを制御する入/切回路を具備して構成した。
第5の局面によれば、第1の局面において、前記第1のコントローラは、周波数の異なる2種類のパルス信号を常時出力する機能を具備し、前記切換回路は、前記第1のコントローラが出力する前記2進数データを基に、2種類の前記パルス信号の何れかを高周波信号として出力するスイッチング回路を具備して構成した。
第6の局面によれば、第5の局面において、前記第1のコントローラは、起動時に所定のディレイタイムを計測するタイマ機能と、前記ディレイタイム計測後に、所定の信号を出力する機能を具備し、前記信号確定回路は、前記第1のコントローラから出力される周波数の相違する2種類のパルス信号の何れかの信号からノイズ成分を除去するハイパスフィルタ回路と、該ハイパスフィルタ回路の出力信号から高周波成分を除去するローパスフィルタ回路と、該ローパスフィルタ回路の出力を反転して出力する反転出力回路と、前記第1のコントローラがディレイタイム計測後に出力する信号と、前記反転出力回路の出力を受けて、前記ドライブ回路の入力電圧のオン/オフを制御する入/切回路を具備して構成した。
第7の局面によれば、第1ないし6の局面において、前記給電回路は、ハーフブリッジ方式によって高周波電流を1次側巻線に印加し、これを励磁するように構成した。
第8の局面によれば、第1ないし6の局面において、前記給電回路は、プッシュプル方式によって高周波電流を1次側巻線に印加し、これを励磁するように構成した。
第9の局面によれば、第1ないし8の局面において、前記データ復調回路は、前記励磁電圧波形に同期したタイミング信号を生成するタイミング信号発生回路と、前記タイミング信号の特定周期内に含まれる前記第2のコントローラが出力するクロック信号のパルス数を計数するカウンタ回路と、該カウンタ回路が計数したカウント数から前記励磁電圧波形の周波数の変化を検出する周波数判定回路と、該周波数判定回路の出力から前記励磁電圧波形に含まれる異なる2つの周波数を2進数データに変換して出力する出力変換回路を具備して構成した。
第10の局面によれば、第1ないし8の局面において、前記データ復調回路は、一定周期のパルス信号を発振する基本波発振回路と、前記2次側巻線の励磁電圧と前記基本波発振回路が出力するパルス信号の電圧値を入力するAND論理素子と、該AND論理素子の出力端に接続される直列共振回路と、該直列共振回路の出力を整流・平滑する整流平滑回路と、該整流平滑回路の出力電圧と閾値となる基準電圧値とを比較し、その比較結果を2値的に出力する比較回路を具備して構成した。
第11の局面によれば、第1ないし10の局面において、 前記周波数確認回路は、前記第1の結合トランスの励磁電圧を降圧して出力する第2のトランスによって構成した。
第12の局面によれば、第11の局面において、前記2次側巻線とノイズキャンセラー回路間に第3の結合トランスと共振回路を結線し、前記第3の結合トランスは、その1次側巻線の一端を前記第1の結合トランスを構成する2次側巻線の一端に接続し、前記第3の結合トランスの1次側巻線の他端を当該第3の結合トランスの2次側巻線の一端と前記第2の結合トランスの1次側巻線の一端に接続し、前記共振回路は、その一端を前記第3の結合トランスの1次側巻線の他端と該第3の結合トランスの2次側巻線の一端および前記第2の結合トランスの1次側巻線の一端とに接続し、その他端を前記第1の結合トランスの2次側巻線の他端と前記第2の結合トランスの1次側巻線の他端、若しくは、前記第3の結合トランスの2次側巻線の他端に接続して、前記第1の結合トランスを構成する2次側巻線の他端と、前記第3の結合トランスを構成する2次側巻線の他端とから交番電圧を出力するように構成した。
第13の局面によれば、第11の局面において、前記2次側巻線とノイズキャンセラー回路間に第3の結合トランスと共振回路を結線し、前記第3の結合トランスは、その1次側巻線の一端を前記第1の結合トランスの2次側巻線の一端に接続し、前記第3の結合トランスの1次側巻線の他端を当該第3の結合トランスの2次側巻線の一端に接続し、前記共振回路は、その一端を前記第2の結合トランスの1次側巻線の他端と該第2の結合トランスの2次側巻線の一端に接続し、前記共振回路の他端を前記第1の結合トランスの2次側巻線の他端、若しくは、前記第3の結合トランスを構成する2次側巻線の他端に接続して、前記第1の結合トランスを構成する2次側巻線の他端と、前記第3の結合トランスを構成する2次側巻線の他端とから交番電圧を出力するとともに、前記第2の結合トランスを前記第3の結合トランスの1次コアに巻回した1次側巻線と、第2の結合トランスの2次側巻線を巻回する2次コアに巻回した降圧巻線によって構成した。
第14の局面によれば、第11の局面において、前記第2の結合トランスは、前記第1の結合トランスの1次コアに巻回した1次側巻線と、前記第1の結合トランスの2次側巻線を巻回する2次コアに巻回した降圧巻線によって構成した。
第15の局面によれば、第1ないし10の局面において、前記周波数確認回路は、前記第1の結合トランスの2次側励磁電流によってオン/オフするフォトカプラによって構成した。
請求項1記載の発明によれば、制御用非接触電源装置の1次側に具備した第1のコントローラによって、操作指示内容に対応した2進数データを出力し、この2進数データを、前記切換回路によって、相違する2つの周波数からなる高周波信号に変換して出力する。そして、前記高周波信号に応じたタイミングで1次側巻線を励磁する上アーム用のスイッチング素子と下アーム用のスイッチング素子を動作させ、第1の結合トランスの2次側巻線に発生した励磁電圧を、周波数確認回路とノイズキャンセラー回路を介してデータ復調回路により復調させることができる。第2のコントローラは、前記データ復調回路によって復調したデータに基づき、負荷の制御信号を出力する構成であるので、制御用非接触電源装置の2次側に接続した負荷を、1次側から操作指示した指示内容に従って確実に駆動させることができ、負荷の駆動状態を変更する際に2次側に回り込む必要は一切なく、操作時の煩わしさを軽減することができる。
請求項2記載の発明によれば、第1のコントローラから発振される一定周期のクロック信号を分周回路によって分周して出力し、この出力と前記第1のコントローラから出力される2進数データによって決定される所定のトリガパルスをトリガパルス発振回路から発振する。このトリガパルスに基づいて、フリップフロップ回路から周波数の相違する2種類のパルス列からなる高周波信号を出力する構成であるので、1次側による操作指示(負荷の制御信号)の内容を第1のコントローラによって2進数データとして簡単に表現できるとともに、前記第1のコントローラから出力した2進数データを、第1の結合トランスの電磁誘導作用によって、1次側巻線から2次側巻線へ伝達可能な高周波信号に簡単,確実に変換することができる。
請求項3記載の発明によれば、1次側をデッドタイム生成回路を備えて構成したので、上アーム用のスイッチング素子と下アーム用のスイッチング素子間の短絡事故の発生を確実に阻止することができる。また、前記デッドタイム生成回路は、抵抗とコンデンサからなる遅延回路と、第1,2の反転素子、および、NAND論理素子とNOR論理素子からなる構成であるため、回路を非常に単純かつ安価に構成することが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、前記上,下アーム用のスイッチング素子をオン/オフさせるドライブ回路の入力電圧を、装置の起動後、所定時間経過後に供給する構成であるので、起動時に前記ドライブ回路に入力される信号が不定となって、前記ドライブ回路の動作に不具合が生じる可能性を排除することができる。
請求項5記載の発明によれば、第1のコントローラから常時出力される周波数が互いに相違する2種類のパルス信号の何れかを、第1のコントローラが出力する2進数データに基づき高周波信号として出力するスイッチング回路を具備して切換回路を構成したので、前記切換回路をより一層単純に構成して、第1のコントローラが出力する2進数データを、周波数の異なる2種類のパルス列からなる高周波信号に簡単,確実に変換することが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明同様、前記上,下アーム用のスイッチング素子をオン/オフさせるドライブ回路の入力電圧を、装置の起動後、所定時間が経過した後に供給する構成であるので、起動時において、前記ドライブ回路の入力信号が不定状態となり、前記ドライブ回路の動作に不具合が生じる可能性を確実に排除することが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、前記給電回路にハーフブリッジ方式を採用することによって、第1の結合トランスを小型化して、装置自体をコンパクトに構成できるとともに、第1の結合トランスのコアの利用効率を高くして、効率的な電力供給を実現することができる。
請求項8記載の発明によれば、前記給電回路にプッシュプル方式を採用することによって、前記給電回路の回路構成をより一層簡素化することができ、かつ、第1の結合トランスのコアの利用効率の高い、効率的な電力供給を実現することができる。
請求項9記載の発明によれば、第1の結合トランスの電磁誘導作用により2次側巻線に発生する励磁電圧波形から、タイミング信号発生回路、カウンタ回路、周波数判定回路、出力変換回路を介すことにより、1次側に具備した第1のコントローラから出力される2進数データを2次側において完全に復調することができるので、2次側に接続した負荷を1次側にて生成した信号を利用して確実に駆動させることができる。
請求項10記載の発明によれば、1次側で生成した2進数データを2次側で復調して2次側に接続した負荷を駆動制御するので、前記負荷の制御信号を2進数データとして表現して2次側へ確実に伝達することができ、前記負荷の駆動状態を変更する際は、従来のように、1次側に備えた操作手段(単独の押しボタンスイッチ等)を複数回操作して、目的とする駆動状態に移行させる必要はなく、操作時の煩わしさを解消することができる。
請求項11記載の発明によれば、第1の結合トランスの2次側に発生する励磁電圧を降圧して、後段に接続されるノイズキャンセラー回路に出力するので、前記ノイズキャンセラー回路を通過した信号は、前記第1の結合トランスの1次側から送信された高周波信号の周波数が特定可能な信号へと確実に変換することができる。
請求項12記載の発明によれば、2次側に接続される負荷の大きさの変動に合わせて、第2の結合トランスを構成する2次側巻線の電流が変化し、この電流の変化が第2の結合トランスを構成する2次側巻線の電圧に変換される構成であるので、負荷の大きさの変動に合わせて、2次側の出力電圧を自動的に制御することが可能となり、前記負荷が過電圧によって破壊されることを確実に防止することができる。
請求項13記載の発明によれば、請求項11同様、負荷の大きさの変動に合わせて、2次側の出力電圧を自動的に制御することができるとともに、第2の結合トランスを第3の結合トランスとその構成部材を共有して製作することができるので、製品コストの削減と、装置の小型化を実現できる。
請求項14記載の発明によれば、請求項11,12同様、負荷に過電圧が供給されることを確実に阻止できるとともに、第2の結合トランスを第1の結合トランスの構成部材を利用して構成するので、製品コストを削減でき、かつ、装置を小型に構成することが可能となる。
請求項15記載の発明によれば、前記周波数確認回路を2次側励磁電流によりオン/オフ動作するフォトカプラを利用して構成したので、前記周波数確認回路に結合トランスを利用する場合と比較して、装置をより一層コンパクトに構成することができる。
結合トランスの2次側に接続した負荷の駆動を1次側から制御可能であり、その制御操作が簡便、且つ、迅速に行えるように構成した制御用非接触電源装置を実現した。
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図8により説明する。図1は、本発明にかかる制御用非接触電源装置の使用状態を示す一例であり、窓ガラスや壁等の介在物8を挟んで1次側ユニット9と2次側ユニット12を対向配置し、前記1次側ユニット8から2次側ユニット9へ非接触に供給した電力を利用して、2次側ユニットに接続される種々の負荷13を駆動させるものである。
図2は前記1次側ユニット9の回路図を示している。図2に示す前記1次側ユニット9は、整流回路14と、該整流回路14の出力に直列に接続した一対のコンデンサC9,C10と、コンデンサC9とコンデンサC10の接続点に一端を接続した1次側巻線15aの他端とGNDにソース端子を接続して、前記コンデンサC9の他端にドレイン端子を接続したスイッチングディバイス(例えば、パワーMOSFET)SW1と、前記1次側巻線15aの他端とGNDにドレイン端子を接続し、前記コンデンサC10の他端にソース端子を接続したスイッチングディバイス例えば、パワーMOSFET)SW2からなるハーフブリッジ方式の給電回路16と、前記1次側巻線15aに交番電流を流す駆動回路17を備えて概略構成されている。
また、前記スイッチングディバイスSW1のゲート端子には、耐圧保護用の定電圧ダイオードZD2のカソードが接続されており、前記定電圧ダイオードZD2のアノードには、これと並列に接続した抵抗R18の一端とGNDが接続されている。さらに、前記スイッチングディバイスSW2のゲート端子には、定電圧ダイオードZD3のカソードが接続されており、前記定電圧ダイオードZD3のアノードには、これと並列に接続した抵抗R19の一端とアース端子が接続されている。
次に、前記駆動回路17について詳述する。前記駆動回路17は、主に、操作部18と、第1のコントローラ19と、切換回路20と、デッドタイム生成回路21と、信号確定回路22と、ドライブ回路23とを備えて構成されており、前記操作部18は、利用者が操作可能な、例えば、複数個(図2では3個)の押しボタンスイッチ24a〜24cと任意数個(図2では1個)のボリュームスイッチ24dを具備している。
前記押しボタンスイッチ24a〜24cの一端はアース電位に接地され、他端は抵抗R20〜R22を介して定電圧電源に接続され、かつ、マイクロコンピュータ等からなる前記第1のコントローラ19の入力端子IN1〜IN3に接続されている。一方、前記ボリュームスイッチ24dは、定電圧電源とアース電位間に接続した可変抵抗R23の出力を前記第1のコントローラ19の入力端子IN4に接続している。
一方、前記第1のコントローラ19は、前記操作部18に具備した各種スイッチ24a〜24dの操作内容に応じて、所定の2値(2進数)データを出力する出力端子OUT1と、常時、一定周期(例えば、4MHz)のクロック信号を出力し続ける出力端子OUT2を備えて構成されている。
前記切換回路20は、第1のコントローラ19の出力端子OUT2から出力されるクロック信号を分周して出力する分周回路25と、第1のコントローラ19の出力端子OUT1から出力される2進数データと前記分周回路25の出力から所定のトリガパルスを生成して出力するトリガパルス発振回路26と、トリガパルス発振回路26が出力するトリガパルスを入力して、互いに周波数が相違する2種類のパルス列からなる高周波信号を生成し出力するフリップフロップ回路27を備えて構成されている。
前記分周回路25は、第1のコントローラ19の出力端子OUT2にクロック入力端子CLKを接続した第1のカウンタIC25aと、前記第1のカウンタIC25aのクロック入力端子CLKに入力されるクロック信号を16分周して出力する出力端子QDにクロック入力端子CLKを接続する第2のカウンタIC25bから構成されている。
また、前記トリガパルス発振回路26は、第1のコントローラ19の出力端子OUT1にデータ入力端子Dを接続し、クリア端子CLRNとプリセット端子PRENを定電圧電源に接続したフリップフロップIC26aと、このフリップフロップIC26aの反転出力端子QNに入力端子Bを接続し、入力端子Aに第1のカウンタIC25aの4分周用の出力端子QBを接続したNOR論理素子26bと、入力端子Aに第1のカウンタIC25aの8分周用の出力端子QCを接続し、入力端子Bに第2のカウンタIC25bの2分周用の出力端子QAを接続したNAND論理素子26cと、前記NOR論理素子26bの出力端子YとNAND論理素子26cの出力端子Yをそれぞれの入力端子B,Aに接続したNOR論理素子26dを備えて構成されている。
なお、前記フリップフロップIC26aのクロック入力端子CLKは、前記分周回路25を構成する第1のカウンタIC25aと第2のカウンタIC25bの各々のクリア端子CLRと、前記NOR論理素子26dの出力端子Yに接続されている。
また、前記フリップフロップ回路27は、前記トリガパルス発振回路26のNOR論理素子26dの出力端子Yをクロック入力端子CLKに接続したフリップフロップIC27aを具備して構成されており、前記フリップフロップIC27aのクリア端子CLRNとプリセット端子PRENは定電圧電源に接続されており、また、データ入力端子Dは反転出力端子QNに接続されている。
前記デッドタイム生成回路21は、前記フリップフロップIC27aの非反転出力端子Qに一端を接続した抵抗R24と、該抵抗R24の他端に一端を接続し、他端をGNDに接地したコンデンサC11からなる遅延回路21aと、前記抵抗R24とコンデンサC11の接続点に入力を接続したシュミットトリガ等の反転素子21bと、前記フリップフロップIC27aの反転出力端子QNと反転素子21bの出力を各々の入力端子A,Bに接続したNAND論理素子21cとNOR論理素子21d、および、前記NAND論理素子21cの出力端子Yに接続した抵抗R25と、前記NOR論理素子21dの出力端子Yに接続した反転素子28と、抵抗R26から構成されている。
さらに、前記ドライブ回路23は、上アーム用のドライブ回路23aと下アーム用のドライブ回路23bからなり、前記上アーム用のドライブ回路23aは、前記抵抗R25の一方端にカソード端子Kを接続し、アノード端子Aに定電圧電源に接続したフォトカプラ29と、フォトカプラ29の出力端子V01にアノードを接続し、カソードに抵抗R27の一方端を接続したダイオードD2と、前記抵抗R27の他方端にエミッタ端子を接続して、ベース端子に前記ダイオードD2のアノードを接続し、かつ、前記ベース端子とコレクタ端子間に、一端をGNDに接地した抵抗R28を接続したトランジスタTr1、および、前記フォトカプラ29の出力用の電源端子とGND端子間に接続したコンデンサ(フォトカプラ29のベース電位を安定させるチャージ用コンデンサ)C12から構成されている。
前記下アーム用のドライブ回路23bは、前記上アーム用のドライブ回路23a同様、デッドタイム生成回路21を構成する抵抗R26の一方端にアノード端子Aを接続し、カソード端子Kに定電圧電源を接続したフォトカプラ30と、フォトカプラ30の出力端子V01にアノードを接続し、カソードに抵抗R29の一方端を接続したダイオードD3と、前記抵抗R29の他方端にエミッタ端子を接続して、ベース端子を前記ダイオードD3のアノードに接続し、かつ、前記ベース端子とコレクタ端子間に、一端をアース接地した抵抗R30に接続されるトランジスタTr2、および、フォトカプラ30の出力用の電源端子とGND端子間に接続したコンデンサ(フォトカプラカプラ30のベース電位を安定させるチャージ用のコンデンサ)C13を備えて構成されている。
そして、前記上,下アーム用のドライブ回路23a,23bは、抵抗R27とトランジスタTr1のエミッタ間、抵抗29とトランジスタTr2のエミッタ間の接続点を前記スイッチングディバイスSW1,SW2のゲート端子にそれぞれ接続されている。
また、前記信号確定回路22は、前記分周回路25の第1のカウンタIC25aの出力端子の何れか(図2では、4分周用の出力端子QB)に一方端を接続したコンデンサC14と、コンデンサC14の他方端に一端を接続した抵抗R30から構成されるハイパスフィルタ回路34と、前記抵抗R30の他端にベース端子を接続し、コレクタ端子をアース電位に接地したトランジスタTr3と、トランジスタTr3のベース端子とコレクタ端子間に接続した抵抗R31、トランジスタTr3のエミッタ端子に一端を接続した抵抗R32および抵抗R32の他端に一方端を接続して、他方端をアース電位に接地したコンデンサC15からなるローパスフィルタ回路35と、前記抵抗R32とコンデンサC15の接続点と定電圧電源間に接続した抵抗R33、抵抗R32とコンデンサC15の接続点に入力を接続した反転素子36、該反転素子36の出力と前記第1のコントローラ19の出力端子OUT3をそれぞれの入力端子B,Aに接続するNAND論理素子37、該NAND論理素子37の出力端子YとトランジスタTr4のベース端子間に接続される抵抗R34、トランジスタTr4のベース端子とエミッタ端子および定電圧電源間に接続される抵抗R35を具備して、前記信号確定回路22は構成されている。
そして、前記信号確定回路22のトランジスタTr4のコレクタ端子は、前記ドライブ回路23を構成する各フォトカプラ29,30のアノード端子Aに接続されて、1次側ユニット9の駆動回路17は構成されている。
つづいて、図3を用いて、前記2次側ユニット12の回路構成を詳しく説明する。前記2次側ユニット12は、概略、前記1次側ユニット9の1次側巻線15aと第1の結合トランスを形成する2次側巻線15bと、2次側巻線15bに接続される電圧制御回路38と、電圧制御回路38と負荷13の間に接続される整流平滑回路39と、前記2次側巻線15bと電圧制御回路38に接続される周波数確認回路43、ノイズキャンセラー回路44、ノイズキャンセラー回路44を介して入力される信号から、前記1次側ユニット9の第1のコントローラ19が出力した2進数データを復調させるデータ復調回路45と、前記データ復調回路45の出力に基づき、前記負荷13の制御信号を出力するマイクロコンピュータ等からなる第2のコントローラ46を備えて構成されている。
次に、前記各回路38〜45の構成について説明する。前記電圧制御回路38は、第3の結合トランス(以下、トランスダクタという)47とコンデンサC16からなる共振回路を備えて構成されており、前記トランスダクタ47は以下に記すように結線されている。
つまり、前記トランスダクタ47は、その1次側巻線47aの巻き始めを第1の結合トランス15を構成する2次側巻線15bの一端に接続し、前記1次側巻線47aの巻き終わりをトランスダクタ47を構成する2次側巻線47bの巻き始めに接続している。
また、前記共振回路を構成するコンデンサC16は、その一方端をトランスダクタ47を構成する1次側巻線47aの巻き終わりと、2次側巻線47bの巻き始めに接続し、他端を第1の結合トランス15を構成する2次側巻線15bの他端に接続して、前記電圧制御回路38は構成されている。
前記周波数確認回路43は、前記トランスダクタ47の1次側巻線48aの巻き終わりと2次側巻線48bの巻き終わりに巻き始めを接続し、第1の結合トランス15の2次側巻線15bの他端とコンデンサC16の他方端に巻き終わりを接続した1次側巻線43aと、該1次側巻線43aとともに第2の結合トランス48を形成する2次側巻線48bによって構成されている。
また、前記第2の結合トランス48を構成する2次側巻線48bの後段にはノイズキャンセラー回路44が接続されており、前記ノイズキャンセラー回路44は、第2の結合トランス48の2次側巻線48bの巻き終わりに一端を接続し、GNDにエミッタ端子を接続したトランジスタTr5のベース端子に他端を接続した抵抗R36と、前記トランジスタTr5のエミッタ端子とベース端子間に接続し、かつ、第2の結合トランス48の2次側巻線48bの巻き始めとともにGNDに接地された抵抗R37と、定電圧電源に一端を接続し、他端を前記トランジスタTr5のコレクタ端子に接続した抵抗R38、前記トランジスタTr5のコレクタ端子と抵抗R38の接続点に一端を接続し、他端に前記第2の結合トランス48の2次側巻線48bの巻き始めに一方端を接続したコンデンサC17の他方端を接続した抵抗R39、および、前記コンデンサC17と抵抗R39の接続点に入力を接続したシュミットトリガ等の反転素子49を備えて構成されている。
さらに、前記データ復調回路45は、前記反転素子49の出力をクロック入力端子CLKに接続して、クリア端子CLRNとプリセット端子PRENを定電圧電源に接続し、かつ、反転出力端子QNをデータ入力端子Dに接続したフリップフロップICからなるタイミング信号発生回路51を具備している。
前記タイミング信号発生回路51の非反転出力端子Qは、第3のカウンタIC52aと第4のカウンタIC52bに備えた各々のクリア端子CLRに接続され、第3のカウンタIC52aのクロック入力端子CLKは、一定周期(4MHz)のクロック信号を出力する第2のコントローラ46の出力端子OUT1に接続されている。また、第4のカウンタIC52bのクロック入力端子CLKには、第3のカウンタIC52aの16分周用の出力端子QDが接続されている。
前記第3のカウンタIC52aの2分周用の出力端子QAと4分周用の出力端子QBは、AND論理素子53の入力端子A,Bに接続されており、一方、前記第3のカウンタIC52aの16分周用の出力端子QDと第4のカウンタIC52bの4分周用の出力端子QBはAND論理素子54の入力端子A,Bにそれぞれ接続されている。
また、前記AND論理素子53,54の各々の出力端子Yは、もう1つのAND論理素子55の入力端子A,Bに接続され、前記第3,4のカウンタIC52a,52bと、AND論理素子53,54,55によってカウンタ回路56は構成されている。
そして、前記AND論理素子55の出力端子Yは、フリップフロップICからなる周波数判定回路57のクロック入力端子CLKに接続され、そのプリセット端子PRENとデータ入力端子Dは定電圧電源に接続されている。また、そのクリア端子CLRNには、タイミング信号発生回路51の反転出力端子Qに接続した反転素子58の出力が接続されている。
さらに、前記周波数判定回路57の非反転出力端子Qは、同じくフリップフロップICからなる出力変換回路59のデータ入力端子Dに接続されている。出力変換回路59のクリア端子CLRNとプリセット端子PRENは定電圧電源に接続され、かつ、その非反転出力端子Qは第2のコントローラ46の入力端子INに接続されている。
次に、上記のように構成された制御用非接触電源装置の動作について説明する。図1に示す1次側ユニット9の電源コンセントが交流電源(商用電源等)に接続されて、図示しない起動スイッチが投入されると、図2に示す整流回路14と平滑コンデンサC9,C10の働きによって、コンデンサC9,C10の両端から直流電圧が出力される。
このとき、前記駆動回路17の操作部18に備えた各種スイッチ24a〜24dの操作状況(操作されていない場合を含む)に応じて、前記コントローラ19は、その入力端子IN1〜IN4の電圧値から前記スイッチ24a〜24dの操作状況を適確に把握して、前記スイッチの操作状況に対応して予め第1のコントローラ19内に記憶した2進数データを出力端子OUT1から出力する。
この信号をデータ入力端子Dに入力したフリップフロップIC26aは、反転出力端子QNから前記データ信号を反転させた信号をNOR論理素子26bのB入力端子に出力する。
また、前記第1のコントローラ19の出力端子OUT2から、第1のカウンタIC25aのクロック信号入力端子CLKに、一定周期(例えば、4MHz)のクロック信号が常時出力されており、第1のカウンタIC25aは、出力端子QBから前記クロック信号(4MHz)を4分周した周波数(500kHz)のパルス信号を前記NOR論理素子26bの入力端子Aに出力する。
また、前記第1のカウンタIC25aは、出力端子QCからクロック信号(4MHz)を8分周した周波数(250kHz)のパルス信号をNAND論理素子26cの入力端子Aに出力し、一方、第2のカウンタIC25bは、出力端子QAから前記クロック信号(4MHz)を32分周したパルス信号(62.5kHz)を前記NAND論理素子26cの入力端子Bに出力する。
この結果、前記NOR論理素子26bとNAND論理素子26cの各々の出力端子Yを入力端子A,Bに接続したNOR論理素子26dは、前記フリップフロップIC26aの反転出力端子QNから出力される2進数信号がHレベルであるときは100kHzのトリガパルスを出力し、前記フリップフロップIC26aの反転出力端子QNから出力される信号がLレベルのときは、凡そ90kHzのトリガパルスを出力する。
そして、このようにして発振されたトリガパルスは、第1,2のカウンタIC25a,25bのカウント値をリセット処理するとともに、前記フリップフロップIC26aのクロック信号として利用される。
また、前記トリガパルスがフリップフロップ回路27を構成するフリップフロップIC27aのクロック入力端子CLKに入力されると、フリップフロップIC27aは、その反転出力端子QNから、第1のコントローラ19の出力端子OUT1から出力される2進数信号がHレベルのときは45kHzの、また、前記2進数信号がLレベルのときは50kHzの信号を出力し、この反転出力端子QNから出力される信号の電圧レベルを逆転した信号を非反転出力端子Qから出力する。
そして、前記フリップフロップIC27aの反転出力端子QNから出力された信号は、デッドタイム生成回路21を構成するNAND論理素子21cの入力端子AとNOR論理素子21dの入力端子Bに入力され、フリップフロップIC27aの非反転出力端子Qから出力された信号は、遅延回路21aと反転素子28を介して、前記NAND論理素子21cの入力端子BとNOR論理素子21dの入力端子Aに出力される。
このとき、前記フリップフロップIC27aの非反転出力端子Qから出力される信号は、前記遅延回路21aを通過することにより、非反転出力端子Qの出力がHレベルからLレベルに切り換わる際、遅延回路21aを構成するコンデンサC11の容量分だけLレベルになるタイミングが遅延する。
これにより、NAND論理素子21cから出力される信号と、NOR論理素子21dから出力されて、反転素子28を通過した信号は、互いの信号が同時にLレベルとなることのないデューティー比のパルス信号に変更されて出力される。
このようにデューティー比を変更して出力された信号は、ドライブ回路23の上アーム用のドライブ回路23aと、下アーム用のドライブ回路23bを構成するフォトカプラ29,30のカソード端子Kに入力される。
一方、前記第1のコントローラ19は、起動時に内部に備えたタイマ機能を利用して、あらかじめ任意に設定した時間の計測を開始し、前記設定時間の計測を終了することにより、出力端子OUT3からHレベルの信号を、前記起動状態が終了するまでの間、前記信号確定回路22を構成するNAND論理素子37の入力端子Aに常時出力する。
また、前記信号確定回路22は、第1のカウンタIC25aの出力端子(本実施例ではQB)からハイパスフィルタ34に一定周期(500kHz)のパルス信号を出力し、このハイパスフィルタ34によってこのパルス信号からノイズ成分を除去した後、トランジスタTr3のベース端子に入力する。
この結果、トランジスタTr3は、前記パルス信号(500kHz)にしたがってオン/オフ動作を繰り返し、ローパスフィルタ35によって高周波成分が除去されたLレベルの信号が反転素子36に出力される。
そして、前記反転素子36は、この信号レベルを反転させてHレベルの信号を前記NAND論理素子37の入力端子Bに入力するので、NAND論理素子37は、第1のコントローラ19からHレベルの信号が入力された時点で出力端子YからLレベルの信号をトランジスタTr4に出力する。つまり、起動後、第1のコントローラ19による設定時間の計測が終了した後に、初めて前記トランジスタTr4にLレベルの信号が出力されて、前記トランジスタTr4はオン動作する。
そして、前記トランジスタTr4がオンすることによって、定電圧電源からフォトカプラ29,30のアノード端子Aに電源が供給されてドライブ回路23が動作するので、起動時に、各回路を構成する電気素子の入出力電位が不定となることで、前記フォトカプラ29,30のカソード端子Kに入力される信号が不定状態となり、上,下アーム用のドライブ回路23a,23bがスイッチングディバイスSW1,SW2を同時にオンして、短絡事故を発生させる問題を確実に解消することができる。
一方、前記デッドタイム生成回路21からドライブ回路23に出力されたパルス信号は、前記フォトカプラ29,30を通過して、トランジスタTr1,Tr2に入力され、このトランジスタTr1,Tr2をオン/オフさせる。これに応じて、トランジスタTr1,Tr2のエミッタ端子にゲート端子を接続したスイッチングディバイスSW1,SW2は、トランジスタTr1,Tr2の動作に同期してスイッチング動作を繰り返す。
そして、前記スイッチングディバイスSW1,SW2のオン/オフ動作によって、第1の結合トランス15を構成する1次側巻線15aに高周波の交番電流が印加される。
また、前記スイッチングディバイスSW1,SW2は、その応答性能によってドライブ回路23から入力されるパルス信号のHレベルとLレベル間の切り換わりタイミングと比較してオン/オフタイミングに遅れが生じるが、前記デッドタイム生成回路21の作用によって、そのパルス信号のLレベル期間が、前記スイッチングディバイスSW1,SW2のオン/オフ動作の遅れによっても、互いに重なることのないデューティー比に設定されているため、前記スイッチングディバイスSW1,SW2が共にオン状態となることはなく、両アーム間に短絡事故が発生することを確実に阻止することができる。
以上のようにして、第1の結合トランス15の1次側巻線15aに交番電流が印加されると、第1の結合トランス15の電磁誘導作用によって、図3に示す2次側巻線15bに励磁電圧が発生する。
前記2次側巻線15bに発生した励磁電圧は、周波数確認回路43を構成する第2の結合トランス48によって所定の電圧に降圧された後、交流電圧としてノイズキャンセラー回路44に入力される。前記ノイズキャンセラー回路44は、前記交流電圧からノイズ成分を除去することにより、50kHzと45kHzからなるパルス信号をデータ復調回路45に出力する。
データ復調回路45では、タイミング信号発生回路51のクロック入力端子CLKに前記パルス信号を入力することによって、非反転出力端子Qから前記パルス信号の2倍の周波数(100kHzと90kHz)からなるパルス信号を第3,4のカウンタIC52a,52bのクリア端子CLRに出力する。
また、前記第3,4のカウンタIC52aのクロック入力端子CLRには、第2のコントローラ46から一定周期(4MHz)のクロック信号が入力されており、その出力端子QA,QBからは、前記クロック信号をそれぞれ2分周,4分周したパルス信号がAND論理素子53の入力端子A,Bに出力される。
また、第1のカウンタIC52a,52bは、その出力端子QDから前記クロック信号(4MHz)を16分周したパルス信号をAND論理素子54の入力端子Aに出力し、一方、第2のカウンタIC52bは、その出力端子QBから前記クロック信号(4MHz)を64分周したパルス信号を前記AND論理素子54の入力端子Bに出力している。
前記AND論理素子53は、その出力端子Yから前記第3のカウンタIC52aのクロック入力端子CLKに4MHzのクロック信号が6パルス入力される毎にHレベルのパルス信号を出力し、一方、前記AND論理素子54は、前記クロック信号がクロック入力端子CLKに80パルス入力される毎にHレベルのパルス信号を出力する。
このAND論理素子53,54の出力を入力とするAND論理素子55は、第3のカウンタIC52aのクロック入力端子CLKに入力されるクロック信号が86パルス入力される毎にHレベルのパルス信号を出力端子Yから出力するが、前記第3,4のカウンタIC52a,52bは、タイミング信号発生回路51の非反転出力端子Qから出力されるパルス信号がHレベルとなる毎にリセット処理されるので、前記タイミング信号発生回路51のクロック入力端子CLKに入力されるパルス信号の周期が45kHzのときは、前記第3,4のカウンタIC52a,52bがリセット処理される前にAND論理素子55からHレベルの信号を出力される。
しかし、前記タイミング信号発生回路51のクロック入力端子CLKに入力されるパルス信号の周期が50kHzのときは、前記AND論理素子55からHレベルの信号が出力される前に第3,4のカウンタIC52a,52bがリセット処理されるため、前記AND論理素子55の出力は常時Lレベルを継続する。
この結果、周波数判定回路57のクロック入力端子CLKには、前記タイミング信号発生回路51から出力されるパルス信号の周期が50kHzのときは、Lレベルの信号が入力され、45kHzのときはHレベルのパルス信号が1パルス入力される。
前記周波数判定回路57は、クロック入力端子CLKにLレベルの信号が入力された場合は、非反転出力端子QからLレベルの信号を出力し、また、前記クロック入力端子CLKにHレベルの1パルス信号が入力された場合は、定電圧電源がデータ入力端子に接続されていることから、タイミング信号発生回路51の非反転出力端子Qから出力されるパルス信号の立ち上がりを検出するまでの間、非反転出力端子QからHレベルの信号を出力し続ける。
つまり、前記周波数判定回路57は、その非反転出力端子Qから出力されるHレベルの信号を、タイミング信号発生回路51の非反転出力端子Qから出力されるパルス信号の立ち上がりによってLレベルに移行するので、周波数判定回路57の非反転出力端子Qは、タイミング信号発生回路51の非反転出力端子Qから出力されるパルス信号の周期が90kHzのときは、このパルス信号に同期した周期(90kHz)のパルス信号を出力変換回路59のデータ入力端子Dに出力する。
一方、前記出力変換回路59のクロック入力端子CLKには、タイミング信号発生回路51から出力されるパルス信号が入力されているので、出力変換回路59は、タイミング信号発生回路51が出力するパルス信号が90kHzのときは、出力変換回路59のクロック入力端子CLKに入力されるパルス信号の立ち上がり時におけるデータ入力端子Dの電圧レベルを保持することによって、その非反転出力端子QからHレベルの信号を常時出力することとなる。
また、前記タイミング信号発生回路51が出力するパルス信号の周期が100kHzのときは、周波数判定回路57の非反転出力端子Qから出力される信号は常にLレベルであるので、出力変換回路59の非反転出力端子Qから出力される信号の電圧レベルは常にLレベルとなる。
これにより、前記出力変換回路59は、1次側ユニット9に具備した第1のコントローラ19の出力端子OUT1から出力される2進数データを2次側ユニット12において完全に復調させることができ、第2のコントローラ46の入力端子INに出力する。
第2のコントローラ46は、前記出力変換回路59から入力した2進数データを、内部にあらかじめ記憶した制御データと照合することによって、負荷13の制御指令を適確に把握することができ、例えば、LEDアレイ等の電飾における点灯パターンや、モータの回転方向,回転速度等を決定することができる。
また、第1の結合トランス15の2次側巻線15bに発生する励磁電圧によりトランスダクタ47の1次側巻線47aに流れる電流it1は、共振用コンデンサC16に流れる電流icとトランスダクタ47の2次側巻線47bに流れる電流it2とに分岐して流れる(it=ic+it2)。
このとき、トランスダクタ47の2次側巻線に47bに流れる電流it2により、トランスダクタ47の2次側巻線47bに逆起電力Vt2が発生し、共振用コンデンサC16の両端電圧Vcと、逆起電力Vt2の和(Vc+Vt2)が第1の結合トランス15とトランスダクタ47からなるトランスのの2次側の出力となる。
ここで、2次側ユニット12に接続される負荷13が増大すると、トランスダクタ47の2次側巻線47bに流れる電流it2が増大し、トランスダクタ47の1次側巻線47aに流れる電流it1も増大するので、トランスダクタ47の1次側巻線47aおよび2次側巻線47bの両端電圧Vt1,Vt2は、トランスダクタ47の1次側巻線47aおよび2次側巻線47bの巻数比に比例して増大する。
逆に、2次側ユニット12に接続される負荷13が減少すると、トランスダクタ47の2次側巻線47bに流れる電流it2が減少し、トランスダクタ47の1次側巻線47aに流れる電流it1も減少するので、トランスダクタ47の1次側巻線47aおよび2次側巻線47bの両端電圧Vt1,Vt2は、トランスダクタ47の1次側巻線47aおよび2次側巻線47bの巻数比に比例して減少する。
このように、直列に接続されたトランスダクタ47と共振用コンデンサC16とを、第1の結合トランス15の2次側に接続して構成した場合、2次側ユニット12に接続される負荷13の大きさの変動に合わせて、トランスダクタ47の2次側巻線47bの電流it2が変化し、その電流it2の変化がトランスダクタ47の2次側巻線47bの両端電圧Vt2に変換されるので、前記負荷13の大きさの変動に合わせて、2次側ユニット12の出力電圧が自動的に制御されて、前記負荷13が過電圧によって破壊されることを確実に阻止することができる。
つづいて、本発明の第2実施例について図4を用いて説明する。図4は、本発明の第2実施例における1次側ユニット9Aの回路図を示しており、図4において、図2に示す1次側ユニット9と相違するところは、切換回路の構成と第1のコントローラが備える機能である。
図4に示す切換回路60は、第1のコントローラ19aの出力端子OUT1に入力端子Aを接続し、前記コントローラ19aの出力端子OUT4に入力端子Bを接続したNAND論理素子63と、前記出力端子OUT1に反転素子64を介して入力端子Aを接続し、前記コントローラ19aの出力端子OUT5に入力端子Bを接続したNAND論理素子67と、前記NAND論理素子67の出力端子Yと、一端を定電圧電源に接続した抵抗R40の他端に一端を接続した抵抗R41と、前記NAND論理素子67の出力端子Yと、前記抵抗R40の他端に入力端子Aを接続した反転素子68、および、該反転素子68の出力端子Yに一端を接続した抵抗R42から構成されている。
一方、前記第1のコントローラ19aは、図2に示すコントローラ19と同一の信号を出力する出力端子OUT1,OUT3に加えて、異なる2種類の周波数(本実施例では、45kHzと50kHzとする)を起動中、常に出力する出力端子OUT4,OUT5を備えて構成されている。
次に、図4に示す1次側ユニット9aの動作について説明する。図4に示す1次側ユニット9aは、操作部18に備えた各種スイッチ24a〜24dが操作(操作されない場合を含む)されると、第1のコントローラ9aの出力端子OUT1から、前記スイッチの操作状況に応じた2進数データが出力される。
一方、出力端子OUT4からは45kHzのパルス信号が出力され、また、出力端子OUT5からは50kHzのパルス信号が出力されているので、出力端子OUT1から出力される2進数データがHレベルのときは、NAND論理素子63から45kHzの信号が出力され、前記2進数データがLレベルのときは、NAND論理素子67から50kHzの信号が出力される。
そして、前記NAND論理素子63,67から出力される信号は、抵抗R41を介してドライブ回路23のフォトカプラ29のカソード端子Kに入力され、また、反転素子68により電圧レベルを逆転した信号が抵抗R42を介して、ドライブ回路23のフォトカプラ30のカソード端子Kに入力される。この後の動作は、図2において説明した1次側ユニット9の動作と同一であるので、説明は割愛する。
図5は本発明の第3実施例における2次側ユニット12Aの回路図を示しており、図5の2次側ユニット12Aは、図3の2次側ユニット12と比較して、データ復調回路67の構成が相違しており、以下に記すように構成されている。
即ち、図5に示すデータ復調回路69は、第2の結合トランス48を構成する2次側巻線48bの巻き終わりに入力端子Aを接続し、一定周期(45kHz,50kHz)のパルス信号を発振する基本波発振回路73に入力端子Bを接続したAND論理素子70と、前記AND論理素子70の出力端子Yに一端を接続し、他端をコイルL1の一端に接続した抵抗R43を備えている。
また、前記抵抗コイルL1の他端には、一端をGNDに接地したコンデンサC18の他端と、整流回路74に一端を接続したコンデンサC19の他端が接続されている。さらに、前記整流回路74の出力には、一端をGNDに接地した抵抗R44とコンデンサC20の他端、および、比較器75の反転入力端子が接続されており、前記比較器75の非反転入力端子には、定電圧電源とGND間に直列に接続した抵抗R45と抵抗R46の接続点が接続されている。
また、前記比較器75の出力端子は、定電圧電源に一端を接続した抵抗R47の他端が接続されてデータ復調回路69は構成されており、前記比較器75の出力は、第2のコントローラ46の入力端子INに出力可能に接続されている。
以下に、図5に示す2次側ユニット12Aの動作について説明する。図5に示す2次側巻線15bに励磁電圧が発生すると、この励磁電圧は、第2の結合トランス48によって降圧された後、2つの周期(45kHzと50kHz)からなる高周波信号として、前記AND論理素子70の入力端子Aに入力される。
また、前記AND論理素子70の他方の入力端子Bには、基本波発振回路73から一定周期(本実施例では、50kHzとする)のパルス信号が入力されており、この結果、前記AND論理素子70の出力は、入力端子Aに入力する信号が50kHzであるときは、一定周期のパルス信号を出力し、また、前記入力端子Aに入力する信号が45kHzであるときは、不等周期のパルス信号を出力する。
前記AND論理素子70から出力されたパルス信号は、抵抗R43とコイルL1およびコンデンサC18からなる直列共振回路によって、AND論理素子70の出力が一定周期のパルス信号である場合は、Hレベルの電圧信号を出力し、前記AND論理素子70の出力が不等周期のパルス信号である場合は、これを全波信号として出力する。そして、Hレベルとして出力される前記電圧信号は、コンデンサC19によってLレベルの電圧信号とされ、また、全波信号として出力された信号は、前記AND論理素子70をそのまま通過して整流回路74に出力される。
前記整流回路74は、入力した信号がLレベルの電圧信号であれば、そのままLレベルの電圧信号を出力し、また、入力した信号が全波信号であれば、これを全波整流して出力する。その後、前記整流回路74の出力は、コンデンサ20によって平滑されて比較回路75の反転入力端子に出力される。
一方、前記比較回路75の非反転入力端子には、比較回路75の反転入力端子に入力される前述した2種類の前記電圧レベル間となるように抵抗R45と抵抗R46によって設定された電圧値が基準電圧値として入力されており、前記比較回路75は、この基準電圧値と反転入力端子に入力する電圧値とを比較して、反転入力端子に入力する電圧値が前記基準電圧値より低い場合は、Lレベルの信号を出力し、また、反転入力端子に入力する電圧値が基準電圧値より高い場合は、Hレベルの信号を出力する。
この結果、第2のコントローラ46の入力端子INには、第2の結合トランス48からAND論理素子70の入力端子Aに出力される交流信号の周波数が50kHzであるときは、Lレベルの電圧が入力され、また、前記第2の結合トランス48からAND論理素子70の入力端子Aに出力される交流信号の周波数が45kHzであるときは、Hレベルの電圧信号が入力される。
つまり、第2のコントローラ46の入力端子INには、図2,4に示す第1のコントローラ19,19aから出力された2進数データが図5に示すデータ復調回路69によって完全に復調されて入力される。
したがって、この信号を入力した第2のコントローラ46は、この信号を内部にあらかじめ記憶した制御データと照合することにより、負荷13の制御指令を確実に把握して、LEDアレイ等の電飾における点灯パターンや、モータの回転方向,回転速度等を決定することが可能となる。
図6(a)は、第2の結合トランス48を構成する2次側巻線48bを、第1の結合トランス15を構成する2次側巻線15bを巻回する図示しない2次コアに巻回した場合を示しており、図6(b)は、第2の結合トランス48の2次側巻線48bを、トランスダクタ47の2次側巻線47bを巻回する2次コア(図示せず)に巻回して構成した場合を示している。
すなわち、図6(a)は、第1の結合トランス15の1次側巻線15a(図2,4参照)と、第1の結合トランス15の2次側巻線15bを巻回する図示しない2次コアに巻回した2次側巻線48bから第2の結合トランス48を構成しており、図6(b)は、トランスダクタ47の1次側巻線47aと、前記トランスダクタ47の2次側巻線47bを巻回する図示しない2次コアに巻回した2次側巻線48bより第2の結合トランス48を構成している。
このように第2の結合トランス48を構成することによって、第2の結合トランス48は、これを構成する部品点数を削減して製品コストを低減することができ、また、第2の結合トランス48を、第1の結合トランス15またはトランスダクタ47と別置で設置する場合と比較して、装置を小型化することが可能となる。
図7は、前記周波数確認回路43を、フォトカプラ76を利用して構成した場合を図示している。つまり、図7に示す周波数確認回路43は、前記トランスダクタ47を構成する2次側巻線47bの巻き始めに一端を接続した抵抗R48と、前記抵抗R48の他端をアノードに接続し、カソードを前記第1の結合トランス15を構成する2次側巻線15bの他端および共振用コンデンサC16の他端に接続したフォトダイオードD8と、エミッタ端子をGNDに接地して、前記フォトダイオードD8の点灯状態によってスイッチング動作するフォトトランジスタTr6と、該フォトトランジスタTr6のコレクタ端子と定電圧電源間に接続した抵抗R49から構成されている。
図7に示す周波数確認回路43においては、第1の結合トランス15の2次側巻線15bに発生する励磁電圧によってフォトカプラ76を構成するフォトトランジスタD8に電流が流れると、前記フォトトランジスタD8が点灯して、この点灯によってフォトトランジスタTr6がオンする。
前記フォトとランジスタTr6のオンによって、周波数確認回路43は、第1の結合トランス15を構成する2次側巻線15bに発生した励磁電圧と同一周期のパルス信号を、第2の結合トランス48によって周波数確認回路43を構成する場合と同様に、図3に示すノイズキャンセラー回路44に出力することができる。
つまり、図7の構成によれば、周波数確認回路43を前記第2の結合トランス48によって構成する場合と比較して、回路をコンパクトに構成することが可能となり、装置自体の小型化を実現することができる。
以上説明したように、本発明の制御用非接触電源装置は、2次側ユニット12,12Aに接続した負荷13の駆動状態を、1次側ユニット9,9Aに具備した操作部18のスイッチ24a〜24dを操作することによって、即座に変更することができるので、前記負荷13の駆動状態をある特定の状態とするために、押しボタンスイッチを複数回操作する必要は一切なく、スイッチ操作を簡便かつ短時間に行うことが可能となる。
また、2次側ユニット12,12Aにトランスダクタ47を具備することによって、2次側ユニット12,12Aに接続する負荷13の大きさの変動に合わせて、2次側ユニット12,12Aの出力電圧を自動的に制御することが可能となるので、前記負荷13が過電圧によって破壊されることを確実に防止することができる。
なお、前述の実施例においては、1次側ユニット9,9Aの給電回路16をハーフブリッジ方式によって構成した場合について説明したが、本発明はこれに限定することなく、図8に示すプッシュプル方式を利用して給電回路16aを構成してもよいことは当然である。
さらに、電圧制御回路38を構成するコンデンサC16を、第3の結合トランス47の2次側巻線47bに並列接続しても、前述したと同様の効果を得ることができ、また、第2の結合トランス48或いはフォトカプラ76を備えてなる周波数確認回路43を第1の結合トランス15の2次側巻線15bに直接接続するように構成しても、本発明の制御用非接触電源装置は成立する。
本発明によれば、各種スイッチの操作内容に対応した2進数データを第1のコントローラから出力し、切換回路によって2種類の周波数からなる高周波信号に変換して第1の結合トランスを構成する1次側巻線に印加する。第1の結合トランスの2次側巻線には、電磁誘導作用によって前記高周波信号が励磁されるので、データ復調回路は、この高周波信号から前記2進数データに復調させて第2のコントローラに出力することができる。これにより、第2のコントローラは、1次側ユニットに備えた前記各種スイッチの操作内容にしたがって2次側ユニットに接続した負荷を制御することが可能となる。つまり、負荷の制御内容を2進数データとして表現することによって、各種操作スイッチを複数回操作することなく、希望する負荷の制御状態に迅速,確実に移行することのできる制御用非接触電源装置を提供することができる。
本発明の制御用非接触給電装置の使用状態を説明する側面図である。 前記制御用非接触給電装置を構成する1次側ユニットの一例を示す回路図である。 前記制御用非接触給電装置を構成する2次側ユニットの一例を示す回路図である。 前記1次側ユニットの他の構成を示す回路図である。 前記2次側ユニットの他の構成を示す回路図である。 前記2次側ユニットを構成する第1〜3の結合トランスを示す回路図である。 前記2次側ユニットに備える周波数確認回路の一例を示す回路図である。 前記1次側ユニットに備える給電回路の一例を示す回路図である。
符号の説明
9,9A 1次側ユニット
12,12A 2次側ユニット
13 負荷
15 第1の結合トランス
16 給電回路
17 駆動回路
18 操作部
19,19a 第1のコントローラ
20,60 切換回路
21 デッドタイム生成回路
22 信号確定回路
23 ドライブ回路
24a〜24d スイッチ
25 分周回路
26 トリガパルス発振回路
27 フリップフロップ回路
38 電圧制御回路
39 整流平滑回路
43 周波数確認回路
44 ノイズフィルター回路
45,69 データ復調回路
46 第2のコントローラ
47 第3の結合トランス(トランスダクタ)
48 第2の結合トランス
56 カウンタ回路
57 周波数判定回路
59 出力変換回路
73 基本波発振回路
76 フォトカプラ

Claims (15)

  1. 1次側巻線を巻回した1次コアと2次側巻線を巻回した2次コアを分離可能に構成した第1の結合トランスと、上アーム用のスイッチング素子と下アーム用のスイッチング素子のスイッチング動作によって前記1次側巻線を励磁する給電回路と、所定の操作指示に従って、あらかじめ対応させた2進数データを出力する第1のコントローラと、該第1のコントローラが出力する2進数データを相違する2つの周波数からなる高周波信号に変換して出力する切換回路と、前記上アーム用のスイッチング素子と下アーム用のスイッチング素子間で短絡事故が発生することを防止するデッドタイム生成回路と、前記切換回路の出力に応じたタイミングで前記上アーム用のスイッチング素子と下アーム用のスイッチング素子をオン/オフさせるドライブ回路と、起動時に前記ドライブ回路の入力信号が不定となることを防止する信号確定回路と、前記第1の結合トランスの2次側に発生する励磁電圧の周波数を確認する周波数確認回路と、該周波数確認回路の出力に含まれるノイズ成分を除去するノイズキャンセラー回路と、該ノイズキャンセラー回路の出力電圧波形から前記第1のコントローラより出力される前記2進数データを復調するデータ復調回路と、該データ復調回路の出力に基づき、前記負荷に制御信号を送信する第2のコントローラを具備して構成したことを特徴とする制御用非接触電源装置。
  2. 前記第1のコントローラは、一定周期のクロック信号を出力する機能を具備し、前記切換回路は、前記クロック信号を分周して出力する分周回路と、該分周回路の出力と前記第1のコントローラが出力する2進数データに基づき、所定のトリガパルスを出力するトリガパルス発振回路と、前記トリガパルスに応じて周波数の異なる2つのパルス列からなる前記高周波信号を出力するフリップフロップ回路を具備して構成したことを特徴とする請求項1記載の制御用非接触電源装置。
  3. 前記デッドタイム生成回路は、第1の反転回路の入力と前記フリップフロップ回路の非反転出力端子間に接続された抵抗とコンデンサの直列回路からなる遅延回路と、前記第1の反転回路の出力を一方の入力とし、前記フリップフロップ回路の反転出力端子を他方の入力とするNAND論理素子およびNOR論理素子と、該NOR論理素子の出力を入力とする第2の反転回路から構成されることを特徴とする請求項1,2記載の制御用非接触電源装置。
  4. 前記第1のコントローラは、起動時に所定のディレイタイムを計測するタイマ機能と、前記ディレイタイム計測後に、所定の信号を出力する機能を具備し、前記信号確定回路は、前記分周回路の任意の出力信号からノイズ成分を除去するハイパスフィルタ回路と、該ハイパスフィルタ回路の出力信号から高周波成分を除去するローパスフィルタ回路と、該ローパスフィルタ回路の出力を反転して出力する反転出力回路と、前記第1のコントローラがディレイタイム計測後に出力する信号と、前記反転出力回路の出力を受けて、前記ドライブ回路の入力電圧のオン/オフを制御する入/切回路を具備して構成したことを特徴とする請求項1ないし3記載の制御用非接触電源装置。
  5. 前記第1のコントローラは、周波数の異なる2種類のパルス信号を常時出力する機能を具備し、前記切換回路は、前記第1のコントローラが出力する前記2進数データを基に、2種類の前記パルス信号の何れかを高周波信号として出力するスイッチング回路を具備して構成したことを特徴とする請求項1記載の制御用非接触電源装置。
  6. 前記第1のコントローラは、起動時に所定のディレイタイムを計測するタイマ機能と、前記ディレイタイム計測後に、所定の信号を出力する機能を具備し、前記信号確定回路は、前記第1のコントローラから出力される周波数の相違する2種類のパルス信号の何れかの信号からノイズ成分を除去するハイパスフィルタ回路と、該ハイパスフィルタ回路の出力信号から高周波成分を除去するローパスフィルタ回路と、該ローパスフィルタ回路の出力を反転して出力する反転出力回路と、前記第1のコントローラがディレイタイム計測後に出力する信号と、前記反転出力回路の出力を受けて、前記ドライブ回路の入力電圧のオン/オフを制御する入/切回路を具備して構成したことを特徴とする請求項5記載の制御用非接触電源装置。
  7. 前記給電回路は、ハーフブリッジ方式によって高周波電流を1次側巻線に印加し、これを励磁するように構成したことを特徴とする請求項1ないし6記載の制御用非接触電源装置。
  8. 前記給電回路は、プッシュプル方式によって高周波電流を1次側巻線に印加し、これを励磁するように構成したことを特徴とする請求項1ないし6記載の制御用非接触電源装置。
  9. 前記データ復調回路は、前記励磁電圧波形に同期したタイミング信号を生成するタイミング信号発生回路と、前記タイミング信号の特定周期内に含まれる前記第2のコントローラが出力するクロック信号のパルス数を計数するカウンタ回路と、該カウンタ回路が計数したカウント数から前記励磁電圧波形の周波数の変化を検出する周波数判定回路と、該周波数判定回路の出力から前記励磁電圧波形に含まれる異なる2つの周波数を2進数データに変換して出力する出力変換回路を具備して構成したことを特徴とする請求項1ないし8記載の制御用非接触電源装置。
  10. 前記データ復調回路は、一定周期のパルス信号を発振する基本波発振回路と、前記2次側巻線の励磁電圧と前記基本波発振回路が出力するパルス信号の電圧値を入力するAND論理素子と、該AND論理素子の出力端に接続される直列共振回路と、該直列共振回路の出力を整流・平滑する整流平滑回路と、該整流平滑回路の出力電圧と閾値となる基準電圧値とを比較し、その比較結果を2値的に出力する比較回路を具備して構成したことを特徴とする請求項1ないし8記載の制御用非接触電源装置。
  11. 前記周波数確認回路は、前記第1の結合トランスの励磁電圧を降圧して出力する第2の結合トランスによって構成したことを特徴とする請求項1ないし10記載の制御用非接触電源装置。
  12. 前記2次側巻線とノイズキャンセラー回路間に第3の結合トランスと共振回路を結線し、前記第3の結合トランスは、その1次側巻線の一端を前記第1の結合トランスを構成する2次側巻線の一端に接続し、前記第3の結合トランスの1次側巻線の他端を当該第3の結合トランスの2次側巻線の一端と前記第2の結合トランスの1次側巻線の一端に接続し、前記共振回路は、その一端を前記第3の結合トランスの1次側巻線の他端と該第3の結合トランスの2次側巻線の一端および前記第2の結合トランスの1次側巻線の一端とに接続し、その他端を前記第1の結合トランスの2次側巻線の他端と前記第2の結合トランスの1次側巻線の他端に接続して、前記第1の結合トランスを構成する2次側巻線の他端と、前記第3の結合トランスを構成する2次側巻線の他端とから交番電圧を出力するように構成したことを特徴とする請求項11記載の制御用非接触電源装置。
  13. 前記2次側巻線とノイズキャンセラー回路間に第3の結合トランスと共振回路を結線し、前記第3の結合トランスは、その1次側巻線の一端を前記第1の結合トランスの2次側巻線の一端に接続し、前記第3の結合トランスの1次側巻線の他端を当該第3の結合トランスの2次側巻線の一端に接続し、前記共振回路は、その一端を前記第2の結合トランスの1次側巻線の他端と該第2の結合トランスの2次側巻線の一端に接続し、前記共振回路の他端を前記第1の結合トランスの2次側巻線の他端に接続して、前記第1の結合トランスを構成する2次側巻線の他端と、前記第3の結合トランスを構成する2次側巻線の他端とから交番電圧を出力するとともに、前記第2の結合トランスを前記第3の結合トランスの1次コアに巻回した前記1次側巻線と、第2の結合トランスの2次側巻線を巻回する2次コアに巻回した降圧巻線によって構成したことを特徴とする請求項11記載の制御用非接触電源装置。
  14. 前記第2の結合トランスは、前記第1の結合トランスの1次コアに巻回した前記1次側巻線と、前記第1の結合トランスの2次側巻線を巻回する2次コアに巻回した降圧巻線によって構成したことを特徴とする請求項11記載の制御用非接触電源装置。
  15. 前記周波数確認回路は、前記第1の結合トランスの2次側励磁電流によってオン/オフするフォトカプラによって構成したことを特徴とする請求項1ないし10記載の制御用非接触電源装置。
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