JP5993040B2 - 色素増感型太陽電池及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、色素増感型太陽電池に関し、詳しくは、デザイン性と発電効率とのバランスに配慮した色素増感型太陽電池に関する。
色素増感型太陽電池(Dye Sensitized Solar Cell:以下、DSCと称するときがある。)は、既に実用化されているシリコン太陽電池(単結晶シリコン太陽電池、多結晶シリコン太陽電池等)に対して、効率の高さと製造コストの低さを兼ね備えていることから第3世代の太陽電池として期待されているものである。この色素増感型太陽電池は、基板と基板上に印刷等の方法で形成された酸化物層とを備える電極を用いる。
そして、色素増感型太陽電池の性能(発電効率)は、担持された色素の特性に左右されるが、この色素としては様々な化合物が開発されている。DSC開発当初におけるN3色素やその類似化合物であるZ907色素が従来から知られている。そして、最近ではこれらの色素に対して吸光係数(最大モル吸光係数ε)が高く、従来品より発電性能の高い色素材料としてCYC−B1、CYC−B11といったルテニウム錯体を適用したものが報告されている(特許文献1)。
Figure 0005993040
一方、酸化物層としては、酸化チタン(TiO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化バナジウム(V)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化ニオブ(Nb)等の無機酸化物の微粒子が積層されたものが適用されている。この酸化物層は、色素を担持し、吸収した光を電子へ変換するDSCの中心的な機能層を含むものである。
色素増感型太陽電池は発電効率以外にも多くのメリットがあり、その中でも形態的自由度の高さは特筆すべき特徴である。即ち、DSCは基板としてプラスチック等の可撓性を有するフィルム状、シート状の材料を使用することができることから、その設置場所として屋根のみではなく壁面等に自在に設定できる。また、基板や電極の構成材料として透明体を使用することでシースルー化も可能であるので、窓面にも使用可能である。
特許5241546号明細書
色素増感型太陽電池は、その形態的自由度の高さによりデザイン面での優位性が期待できるものの、これを積極的に活用しようとする先行技術は少ない。本発明は、太陽電池として実用性ある発電効率を発揮しつつも、デザイン面も考慮した色素増感型太陽電池の構成及びその製造方法について明らかにすることを目的とする。
本発明者等は、色素増感型太陽電池の色彩に着目した。色彩は物品のデザイン面で大きなウエイトを占める要素といえ、カラフルなDSCは壁材・窓材といった建材等の多様な用途への適用が期待できる。ここで、DSCの外観色は、酸化物層に担持された色素材料の色彩の影響を受ける。本発明者等は、鋭意検討の結果、これまでにない色彩を発するDSCであって、十分な発電効率を発揮し得るものを見出し本発明に想到した。
即ち、本発明は、基板と、前記基板上に形成された少なくとも1層の酸化物層と、を備える電極を用いた色素増感型太陽電池において、前記酸化物層に2種以上の色素が担持されており、前記色素として、270nm以上550nm未満の波長域に最大光吸収可能領域を有し、その最大モル吸光係数が16000以上である発電用色素が少なくとも1種以上担持され、前記酸化物層のL表色系が、L=3以上20以下、a=0以下、b=0以下であることを特徴とする色素増感型太陽電池である。
本発明は、特定の色素を発電のための主体的な色素として適用しつつ、複数の色素を担持させることで、特有の色彩を有する酸化物層を形成するものである。以下、本発明に係る色素増感型太陽電池についてより詳細に説明する。尚、本発明においては、各種色素のモル吸光係数はDMFを溶媒として測定したときの値である。
本発明に係る色素増感型太陽電池は、酸化物層に複数の色素を担持させることを前提とする。そして、複数の色素の中でも発電を担う必須の色素として、270nm以上550nm未満の波長域に最大光吸収可能領域を有し、その最大モル吸光係数が16000以上である色素を少なくとも1種適用する。かかる光吸収特性を有する色素を使用するのは、DSCとして必要な発電効率を確保するためである。可視領域における太陽光スペクトルにおいては、短波長域のエネルギーが高いことから、この領域に最大吸収領域を有する色素を発電用色素として適用することが好ましい。また、その際の最大モル吸光係数を16000以上と規制することで実用的な発電効率を確保することとなる。この最大モル吸光係数については、25000以上がより好ましく、30000以上が更に好ましい。また、最大モル吸光係数は、当然に高ければ高いほど好ましいが、現実的側面から500000以下が上限として設定される。
そして、本発明に係る色素増感型太陽電池は、酸化物層がL表色系で、L=3以上20以下、a=0以下、b=0以下となる。L表色系では、Lは明度を示し、a及びbは色度を示す。本発明における酸化物層は、光源に透かしてみたときに青色及び緑色の要素を含む色彩を呈するものである。本発明者等によれば、実用的性能具備という観点のもと、青色や緑色を呈するDSCはこれまで無かった。本発明は、上記した発電用色素を使用しつつ、2種以上の色素が重畳的に担持されており新規の色彩を発揮する酸化物層を有するものである。a、bに関しては、本発明者等は、下限値としてa=−20、b=−20を想定している。尚、このL表色系における各数値は、基板背面に黒色の背景を設定し、酸化物層表面に対して測色計にて測定されるものである。
ここで、複数の色素を担持することによる色調整の原理について、より詳細に説明する。色彩は、光源色と物体色に区分され、物体色は表面色と透過色とに分類される。本願における色彩とは、DSC酸化物層という物体の表面色の意義である。この表面色は、当該物体が光源から受けた光を反射することによって発せられる色であり、その反射光の波長により特徴づけられる。一方、DSCの発電反応は、担持された色素が特定の波長域の光を吸収することによって生じるものであり、吸収されない波長域の光が反射光としてその色素の色彩を特徴づける。
従って、DSCの発電効率を確保する上では、エネルギーが高い波長域の光を吸収することが好ましい。この点から本発明では270nm以上550nm未満の波長域に最大光吸収可能領域を有する色素を発電用色素として採用する。ここで、550nm未満の可視領域の光は、色彩として青色・緑色に対応する波長である。そのため、この発電用色素は青色・緑色を吸収し、黄色・赤色を呈する色素である。よって、この発電用色素のみを担持させた場合、そのDSCは黄色・赤色を呈し、色彩については青色・緑色を捨てた状態にある。本発明では、ここに複数の色素を組み合わせて青色・緑色の発現を図ることとした。
より具体的な例をもって説明する。図1(a)は、本発明で発電用色素として適用可能な色素であるCYC−B11の光吸収特性を示すものである。図1の通り、CYC−B11は、400nm付近に最大光吸収可能領域がある赤色の色素であり、このときのモル吸光係数の最大値は5×10である。一方、図1(b)は、CYC−B11と全く異なる光吸収特性を有する他の色素であるインジゴカルミン(青色2号)の光吸収特性である。インジゴカルミンは、630nm付近に最大光吸収可能領域がある色素で、青色の色素である。本発明では、酸化物層にCYC−B11のような発電用色素を担持し、同時にインジゴカルミンのような他の色素を調色用色素として担持する。両色素が重畳させた色素の全体としての光吸収特性は、図1(c)のように、CYC−B11で現れる400nm付近の吸収ピークが消えることとなる。これにより400nm付近の短波長域の光の反射が生じ、酸化物層が青色・緑色の色彩を呈することとなる。
以上の通り、本発明における好適な色調整の具体的手段は、発電用色素に調色用色素を重畳的に担持させることである。ここで、調色用色素は、550nm以上800nm以下の波長域に最大光吸収可能領域を有する色素である。発電用色素の特性と重畳したとき、当該短波長領域における光吸収を抑制するためである。
この調色用色素に対しては、必ずしも発電能力は要求されない。調色用色素は、酸化物層に担持後の光吸収特性を調整するためものであり、発電については発電用色素が担保するからである。但し、調色用色素に発電作用があることは好ましいことである。発電用色素と同等の発電能力がある調色用色素であれば、DSC全体の発電能力は高いものとなる。
上記の通り、調色用色素は、550nm以上800nm以下の波長域に最大光吸収可能領域を有する色素であるが、その光吸収能力は発電能力だけでなく調色作用の強弱に関与する。調色用色素の最大モル吸光係数の上限としては、発電用色素と同様に500000以下のものが適用できる。但し、調色用色素については、発電用色素より光吸収能が低くとも差し支えないので、最大モル吸光係数が30000以下、25000以下、更には、16000以下であっても使用可能である。調色用色素の光吸収能力が低くとも、調色色素を担持量の調整又は複数種の調色用色素の担持により酸化物の色調整は可能である。もっとも、調色色素の担持量の増大により発電色素の担持量が減ると、DSC全体の発電能力の低下につながる。そのため、最大モル吸光係数は15000以上の調色色素の適用が好ましい。
発電用色素及び調色用色素は、それぞれ1種類ずつ担持しても良く、それぞれについて複数種を同時に担持させても良い。ここで、発電用色素及び調色用色素の担持量については、調色用色素の担持量M2(単位:モル数)と発電用色素の担持量M1(単位:モル数)との比(M2/M1)と、調色用色素の最大光吸収可能領域における最大モル吸光係数の平均値ε2と発電用色素の最大光吸収可能領域における最大モル吸光係数の平均値ε1との比(ε2/ε1)との関係について、下記式を満足したものが好ましい。
Figure 0005993040
(ε2/ε1)×(M2/M1)が上記の範囲外となると、調色の効果がなくなり本願で規定する表色系の範囲外の酸化物層となる、或いは、発電色素が吸収する光が減り十分な発電効率が得られない。より好ましくは、(ε2/ε1)×(M2/M1)は1以上20以下とする。尚、ここでの最大モル吸光係数の平均値(ε1、ε2)は、各色素の担持量に応じて算出される加重平均である。
そして、本発明で適用できる発電用色素の具体例としては、Z907、Z907Na、CYC−B1、CYC−B3、CYC−B5、CYC−B6S、CYC−B7、CYC−B11、C106、C101、K−19、SK−1、SK−2、などのRuを中心金属に持つ錯体色素である。
また、調色用色素の具体例については、D149、DN477、DN496、SQ−2、亜鉛フタロシアニン錯体、インジゴカルミン等が適用できる。上記の通り、調色用色素には発電能力は要求されない。前記具体例の中で、亜鉛フタロシアニンやSQ−2などはヨウ素を電解質として用いた場合は、実質的に発電作用が期待できない色素である。本発明は、こうした色素を適用しつつ、好適な発電効率を発揮し得るものである。
以上説明したように、本発明に係る色素増感型太陽電池は、酸化物層に担持する色素として、調色用というこれまで無かった目的の色素を追加的に担持させてなることを特徴とする。この特徴以外の構成については、基本的には従来のDSCと同様の構成となる。
基板は、ガラスや有機プラスチック等が適用できる。有機プラスチックとしては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエチレンサルファイド)、PO(ポリオレフィン)、PI(ポリイミド)等が適用されることが多い。DSCにおいて、基板は酸化物層の支持体と共に受光面として機能することが多いため、光透過性を有するものが好ましいからである。また、有機プラスチックは可撓性を有することから、形状的にフレキシブルなDSCを製造することができる。これらの材料で構成される基板には、表面にITO、FTO等の透明電極膜を形成しても良い。尚、透明導電膜の厚さとしては、0.1〜2.0μmのものが適用されることが多い。
酸化物層は、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化バナジウム、酸化マンガン、酸化亜鉛、酸化ニオブ、酸化モリブデン、酸化インジウム、酸化スズ、酸化タンタル、酸化タングステン等の酸化物で構成される。特に、好ましいのは酸化チタンである。上記の通り、酸化物層は、機能に応じて複数層で構成しても良い。
酸化物層は単層でも良く、複数層で構成されていても良い。近年のDSCでは、酸化物層も機能により複数層で構成されることがある。複数構成の酸化物層の例としては、色素を担持し発電するDSCの中心的な機能層となる透過層を基本として、透過層で補足し切れなかった光を乱反射・反射させる散乱層や反射層等の付加的な酸化物層を積層したものが挙げられる。これらの酸化物層は、材質は同一であっても、その粒径や粒度分布を調整して機能の特徴付けがなされている。(一例として、透過層は粒子径が20nm以下の酸化物からなる層であり、散乱層や反射層は粒子径が100nm以上の酸化物からなる層である)。酸化物層を複層化するのは発電効率向上を目的としたためであるが、このような複数構造の酸化物層を採用しても良い。
酸化物層の厚さは、特に制限されることはないが、0.5μm以上30μm以下が好ましい。0.5μm未満では、色素の担持量が少なすぎてDSCの発電効率が低くなる。一方、30μmを越えると、色素担持の際、均一に十分な色素を担持し難くなる。尚、ここでの酸化物層の厚さは、合計厚さであり、複数層で構成されている場合は各層の合計となる。
酸化物層には、色素に加えて添加剤が担持されていても良い。この添加剤としては、色素と共に酸化物層に吸着し色素分子の会合を抑制するための共吸着剤がある。共吸着剤は、DINHOP(ビス−(3,3−ジメチル−ブチル)−ホスフィン酸)の他、CDCA(ケノデオキシコール酸)、GBA(γ-グアニジノ酪酸)、DPA(デシルホスホン酸)等の有機物が使用される。但し、共吸着剤の使用は必須とはならない
DSCの構成に関しては、以上説明した基板、酸化物層及び色素の他、対向電極及び酸化物層に含浸させる電解質等が挙げられるが、これらは従来のDSCと同様である。
次に、本発明に係る色素増感型太陽電池の製造方法について説明する。本発明のDSCの製造工程は、基本的には従来のDSCの製造方法と同様であり、基板上に形成された酸化物層に色素溶液を接触させ色素を酸化物層に担持させる工程を主要な構成とする。
基板へ酸化物層を形成する方法としては、酸化物粉末(粒子)を適宜の溶媒に分散又は溶解させた処理液を塗布及び乾燥して酸化物を堆積させる方法がある。このとき乾燥後、400〜600℃で焼成することが好ましく、これにより微小な細孔を有する多孔質の酸化物層が形成される。酸化物層を多層構造とする場合、処理液の塗布・焼成を複数回行うことで多層構造を得ることができる。
そして、酸化物層に色素溶液を接触させて色素を担持する。色素溶液は色素を溶媒に溶解して調整する。ここで、本発明では、発電用色素と調色用色素とを、それぞれ少なくとも1種類酸化物層に担持させる。この複数の色素の担持に際しては、発電用色素と調色用色素との双方を含む混合色素溶液を調整して、この混合色素溶液を酸化物層に接触させても良い。また、発電用色素の色素溶液と調色用色素の色素溶液を別々に調整し、それらを順次酸化物層に接触させても良い。尚、混合色素溶液の調整は、1の溶媒に発電用色素と調色用色素を溶解しても良いし、別々に調整した色素溶液を混合しても良い。
色素溶液の溶媒は、t−ブタノール等のアルコール、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)、GBL(γ-ブチロラクトン)、DMSO(ジメチルホルムアミド)、DMAc(N,N−ジメチルアセトアミド)、DEF(N,N−ジエチルホルムアミド)、スルホラン、N−メチルピロリドン、ジオキサン、THF(テトラヒドロフラン)、ジオキソラン、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等が挙げられる。色素溶液の色素濃度については、0.1〜1質量%の範囲内で調整するのが好ましい。また、酸化物層に共吸着剤等の添加剤を担持させる場合、色素溶液の調整の際、溶媒には色素と添加剤を添加するのが好ましい。
基板上の酸化物層に対する色素溶液の接触の具体的方法としては、基板と共に酸化物層を色素溶液に浸漬する方法(ディッピング)や、色素溶液を酸化物層に塗布する方法(コーティング)等が挙げられる。コーティングについては、バーコート、ブレードコート、スクリーン印刷等に細分化されるがいずれも適用できる。また、吸着工程は常温大気圧下で行っても良いし、高温下或いは減圧下で行っても良い。この酸化物層への色素溶液の吸着工程は、細分された基板についてバッチ式で行っても良いが、長尺の基板を用いてRoll to Roll方式にて連続式で行うこともできる。
色素溶液の吸着工程が完了した基板に対しては、適宜に洗浄、乾燥を行うことができる。また、その後の工程は、一般的なDSCの製造工程に準じ、酸化物層上に対向電極を形成し、対応電極と基板との間に電解質層を形成する。
以上説明したように、本発明に係る色素増感型太陽電池は、実用性に配慮した発電効率を有しながら、これまで無い色彩を呈する。本発明に係る色素増感型太陽電池は、デザイン性に優れ、屋根材に限定されず壁面・窓等の各種の建材に有用である。
本発明に係るDSCの色調調整の機構を説明するための(a)CYC−B11、(b)インジゴカルミン、(c)両者重畳したとき、の光吸収特性を説明する図。 第1、第2実施形態で使用した色素(CYC−B11、DN477、DN−496、SQ−2)の光吸収特性を説明する図。 本実施形態で使用した色素(CYC−B11、亜鉛フタロシアニンテトラカルボン酸)の光吸収特性を説明する図。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
第1実施形態:本実施形態では、酸化物層へ担持する色素について、発電用色素としてCYC−B11を適用するDSCを製造した。調色用色素としては、DN477、DN496、SQ−2の3つの色素を用意し、それぞれをCYC−B11と同時に担持したDSCを製造した。本実施形態で使用する各色素の光吸収特性について、波長−吸光係数曲線を図2に示す。
DSCの製造は、まず、ガラス基板(AGCファブリテック株式会社製、FTO膜付ガラス基板、寸法15mm×25mm×厚さ1.8mm)に酸化物層を形成した。酸化物層は、酸化チタンペースト(製品名:Ti−Nanoxide T/SP、Solaronix社製)を塗布し200℃×15分で焼成した後、同じペーストを塗布して450℃×30分で焼成した。酸化チタン層の厚さは5μmとした。
次に、この酸化物層を形成した基板を色素溶液に浸漬して色素を担持した。色素溶液は、溶媒としてDMSOを10mL用意し、複数の色素を組み合わせて添加した。このとき、CYC−B11色素の濃度を0.3Mとしこれを基準にして、各種の担持比率で設定した溶液を用意した。色素の担持は、色素溶液(温度25℃)に基板を60分間浸漬した。本実施形態において、担持させた色素(発電用及び調色用)の組み合わせは以下の通りである。
Figure 0005993040
色素担持後、基板を溶液から取出した。この色素担持後の酸化物層についてL表色系における各値の測定を行った。この色彩評価では、黒色板(日本電色株式会社製のZERO BOX(黒色背景 L=1以下)を背景として設置し、酸化物層が上面となるように基板を載置した。黒色背景を採用するのは、基板を透過した光が測定に影響を与えることを防ぐためである。そして、測色計(日本電色株式会社製:SA4000)により、酸化物層の明度(L)及び色度(a、b)を測定した。測定条件については、照明受光条件は、JIS Z9722に準拠するn−45°後分光方式での反射光を受光して測定。使用する光源はハロゲンランプ 12V 50Wを使用した。尚、このとき目視(肉眼)での色彩も観察した。この肉眼観察では、基板を光源(測定室の蛍光灯)に透かしたときの透過色を観察したときの色を記録した。
色彩測定後、対向電極として白金板を張り合わせ、両電極間に電解液であるヨウ素を含むアセトニトリル溶液を充填させDSCとした。
以上で製造したDSCについて、太陽電池性能評価を行った。この評価試験方法は、ソーラーシミュレータ(山下電装製)を用いて擬似太陽光(100mW/cm)を照射して行い、変換効率(Eff(%))を測定した。各DSCについての、酸化物層の色彩と電池性能を表2に示す。
Figure 0005993040
色彩面での結果をみると、発電用色素の色彩(赤茶色)を基準としたとき、各実施例における酸化物層は目視からでも明確に色彩が変化している。この色彩の変化は、調色用色素の影響を強く受けている。この色彩変化は、L表色系で評価するとより明確である。発電用色素であるCYC−B11のa、bの値から、この色素は赤色と黄色の発色があることが観察される。実施例1、2では、CYC−B11にbがマイナス値である黄色の発色の無い色素を重畳担持したものであり、その結果これらの実施例では黄色の発色が消失している。また、実施例3、4では、CYC−B11にaがマイナス値である緑色の(赤色のない)色素を重畳担持したことで、酸化物層の赤色が消失している。
次に、各実施例のDSCの変換効率(Eff)について検討する。実施例1と比較例2との対比、及び、実施例2と比較例3との対比から、調色用色素のみ担持した比較例のDSCに対して各実施例は変換効率が上昇している。これらの実施例は、発電用色素(CYC−B11)のみを担持するDSC(比較例1)に対して大幅に色彩が変化したが、性能面での落ち込みは少なかった。また、実施例3、4と比較例4とを対比すると、比較例1のSQ−2はそれ単独では効率がかなり低いが、発電用色素との重畳的担持により大幅に効率がアップしている。尚、調色用色素を複数担持しても、同様に実用的な変換効率が発揮される(実施例5、6)。
第2実施形態:ここでは、発電用色素と調色用色素との組み合わせは第1実施形態と同様としつつ、酸化物層の厚さを3μmとしてDSCを製造した。酸化物層の厚さはペーストの塗布量にて調整した(実施例7〜10、実施例12〜13)。また、この実施形態では、調色用色素であるSQ−2の比率を実施例4より大きく下げたもの(CYC−B11:SQ−2=1:0.25、M2/M1=0.25、(ε2/ε1)×(M2/M1)=1.6)も作製した(実施例11)。そして、第1実施形態と同じ評価を行った。この結果について表2に示す。
Figure 0005993040
各実施例についての傾向は、基本的に第1実施形態と同様である。本実施形態の場合、酸化物層を薄くしたことで、色素担持量が少なくなるので変換効率が低めとなる。
ただ、SQ−2を使用する実施例9〜11と比較例8との対比において興味深い結果が示された。即ち、第1実施形態の実施例3、4及び比較例4を併せて検討すると、酸化物層の薄い本実施形態の実施例9〜11の変換効率は高い。この点、比較例4、8の結果から、本来、SQ−2は酸化物層の厚さによらずに変換効率は低いものといえる。実施例9〜11の結果から、SQ−2は発電用色素との同時担持により、酸化物層の厚さの調整等を行うことで、場合によっては好適な変換効率を発揮する可能性があると考えられる。特に、SQ−2を微量担持する実施例11は、発電用色素であるCYC−B11単独のものよりも変換効率が高い。それでいて調色にも成功している点において興味深い結果となった。
参考例本参考例では、発電用色素としてCYC−B11を、調色用色素として亜鉛フタロシアニンテトラカルボン酸(ZnPc(COOH))を適用してDSCを製造した。また、亜鉛フタロシアニンテトラカルボン酸の光吸収特性について、波長−吸光係数曲線を図3に示す。
DSCの製造は、基本的に第1、2実施形態と同様であり、基板に酸化チタンペーストを塗布・焼成して酸化物層を形成後、色素溶液に浸漬して色素担持した。ここでの酸化チタン層の厚さは5μmとした。
色素溶液は、溶媒としてDMSOを10mL用意し、ここにCYC−B11を濃度75μM、亜鉛フタロシアニンテトラカルボン酸を濃度300μMとなるように添加した(調色用色素の担持量と発電用色素の担持量との比(M2/M1)は4/1である。)。この色素溶液(温度25℃)に基板を10分間浸漬して色素を担持した。その後、第1実施形態と同様に、酸化物層の色彩測定を行った後にDSCとした。
Figure 0005993040
本実施形態で使用した亜鉛フタロシアニンテトラカルボン酸は、ヨウ素系の電解質においては発電特性が低く、実質的に発電しない色素である。これは、比較例9の結果からも明らかである。このような色素を使用する場合でも、実施例13のように発電用色素を同時担持することで2%以上の変換効率を発揮する。このように、本発明においては、調色用色素として発電能力の無い色素を使用することもできる。
本発明によれば、これまでに無い色彩のDSCを得ることができる。このDSCは発電効率も実用的なものが発揮される。本発明に係るDSCは、壁材や窓材等の建材等に応用することができ、建材として要求される機能・外観を発揮しながら発電するという、DSC特有のメリットを最大限に享受することもできる。

Claims (4)

  1. 基板と、前記基板上に形成された少なくとも1層の酸化物層と、を備える電極を用いた色素増感型太陽電池において、
    前記酸化物層に2種以上の色素が担持されており、
    前記色素として、270nm以上550nm未満の波長域に最大光吸収可能領域を有し、その最大モル吸光係数が30000以上である発電用色素が少なくとも1種以上担持され、
    前記発電用色素は、ルテニウム錯体からなり、
    更に、550nm以上800nm以下の波長域に最大光吸収可能領域を有し、その最大モル吸光係数が15000以上である調色用色素が少なくとも1種以上担持されており、
    前記調色用色素の担持量M2と前記発電用色素の担持量M1との比(M2/M1)が、前記調色用色素の最大光吸収可能領域における最大モル吸光係数の平均値ε2と前記発電用色素の最大光吸収可能領域における最大モル吸光係数の平均値ε1との比(ε2/ε1)に対して、下記関係を有し、
    前記酸化物層のL表色系が、L=3以上20以下、a−20以上0以下、b−20以上0以下であることを特徴とする色素増感型太陽電池。
    Figure 0005993040
  2. 発電用色素は、Z907、Z907Na、CYC−B1、CYC−B3、CYC−B5、CYC−B6S、CYC−B7、CYC−B11、C106、C101、K−19、SK−1、SK−2の少なくともいずれか1種である請求項1記載の色素増感型太陽電池。
  3. 調色用色素は、D149、DN477、DN496、SQ−2、インジゴカルミンの少なくともいずれか1種である請求項1又は請求項2記載の色素増感型太陽電池。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の色素増感型太陽電池の製造方法であって、
    基板上に形成された酸化物層に色素溶液を接触させて色素を酸化物層に担持させる工程を含み、
    前記色素溶液とは、2種以上の色素を含む溶液であり、
    前記色素として、270nm以上550nm未満の波長域に最大光吸収可能領域を有し、その最大モル吸光係数が30000以上である発電用色素を少なくとも1種含み、更に、550nm以上800nm以下の波長域に最大光吸収可能領域を有し、その最大モル吸光係数が15000以上である調色用色素を少なくとも1種含むものである、色素増感型太陽電池の製造方法。
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