JP2004214063A - 光電変換素子および光電変換モジュール - Google Patents

光電変換素子および光電変換モジュール Download PDF

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隆史 関口
Teruhisa Miyata
照久 宮田
Shingo Kanbe
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Abstract

【課題】減光作用と高い視認性と発電機能とを備えた減光フィルターを提供する。
【解決手段】増感色素が担持された半導体層5を付着した透明電極4(第1の電極)と、透明電極4の半導体層5と対峙する対電極6(第2の電極)と、透明電極4と対電極6との間に配置された電解質層7と、電解質層7の外周部に配置された封止材8とを含む光電変換素子1であって、透明電極4と、電解質層7と、対電極6との積層方向12から光電変換素子1を見た場合、電解質層7が透視される部分を光電変換部11とし、それ以外の部分を封止部10とすると、封止部10における波長550nmの光の透過率T1が0.1%以上40%以下であり、光電変換部11における波長550nmの光の透過率T2が0.1%以上40%以下であり、透過率T1と透過率T2との比T1/T2が0.05以上20以下である光電変換素子とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光電変換素子およびそれを複数用いた光電変換モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
グレッツェルらが提唱した新しいタイプの色素増感太陽電池は、従来の色素増感太陽電池に比べ、飛躍的に高い変換効率(7%台)を示して注目を浴びた。色素増感太陽電池は、光を捕集した色素が生成する励起電子を半導体に注入させることによって光電変換を実現している。従って、光捕集力を高めるために増感色素を半導体に多量に担持させること、さらに増感色素からできるだけ早く半導体へ電子を注入させることが重要である。グレッツェル・セルとも言われるこの新しい色素増感太陽電池は、超微粒子の酸化チタンからなる多孔質膜に増感色素であるルテニウム錯体を担持させることで、この課題を解決している(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
このグレッツェル・セルは、酸化チタンの超微粒子を分散したペーストを透明電極に塗布し、増感色素を担持させ、対電極との間に電解質を充填するだけで組み立てることができる。従来の太陽電池と比べ、簡便な装置で製造が可能であり、次世代太陽電池の一つとして注目されている。
【0004】
従来の太陽電池などの光電変換素子は、結晶シリコン、アモルファスシリコン、CdTe、CuInSeなどの材料から構成されており、光電変換素子自体に透光性がないものである。しかし、グレッツェル・セルからなる光電変換素子は、光電変換素子自体に透光性があるとともに、減光性をも有するものである。従って、この減光性を利用して、光電変換素子を減光フィルターとして活用する方法がある。
【0005】
従来の減光フィルターとしては、有色のプラスチックまたはガラスからなるフィルム状や板状の減光フィルター、あるいはフィルム状または板状のプラスチック基板やガラス基板の上に有色膜を設けた減光フィルターなどがある。一般に減光フィルターは、減光作用とともにある程度の透光性、即ち減光フィルターを通して物を見ることができる視認性をも備えている。これに対して、グレッツェル・セルからなる光電変換素子を減光フィルターとして活用した場合には、減光作用と視認性に加えて、減光する光エネルギーを電気に変換できるという新たな価値を付与することができる。
【0006】
一方、グレッツェル・セルの課題の一つは耐久性であり、特に電解質の漏液対策は重要である。即ち、酸化チタンが付着された透明電極と対電極との間に配置される電解質を長期にわたり保持しなければならない。そのため、両電極間に電解質を保持するだけではなく、物理的および化学的な刺激をセルに加えても、電解質がセルから液漏れしないような封止対策が不可欠である。セルの封止の要点は、電解質組成を考慮した封止材の選定と、その封止構造にある。従来、電解質と接する封止材にシリコーン樹脂を用い、その外側にエポキシ樹脂を配した封止構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、耐久性および耐薬品性に優れたガラスフリットを封止材に使用することも提案されている(例えば、特許文献2、特許文献3参照。)。さらに、ホットメルト樹脂なども封止材として用いられていた。ここで、エポキシ樹脂やガラスフリットは透光性のない封止材であり、ホットメルト樹脂は透光性のある封止材である。
【0007】
【非特許文献1】
グレッツェル(Gratzel)、外1名、「ネイチャー(Nature)」、(英国)、1991年10月24日、第353巻、p.737−740
【0008】
【特許文献1】
欧州特許第855726号明細書
【0009】
【特許文献2】
特開2000−348783号公報
【0010】
【特許文献3】
特開2001−185244号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の光電変換素子に用いられてきた封止材は、透光性があるものと、透光性がないものに大きく分けられる。しかし、光電変換素子を前述の減光フィルターとして使用する場合には、透光性のない封止材を用いると、封止材の部分が遮光体となり減光フィルターの視認性を低下させる。また、透光性の高い封止材を用いると、封止材の部分を光が透過するため減光フィルターの減光作用が低下する。
【0012】
本発明は、光電変換素子および光電変換モジュールを減光フィルターとして活用するための新規な構造を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の光電変換素子は、増感色素が担持された半導体を付着した第1の電極と、前記第1の電極の半導体と対峙する第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に配置された電解質と、前記電解質の外周部に配置された封止材とを含む光電変換素子であって、
前記第1の電極と、前記電解質と、前記第2の電極との積層方向から前記光電変換素子を見た場合、前記電解質が透視される部分を光電変換部とし、それ以外の部分を封止部とすると、
前記封止部における波長550nmの光の透過率T1が、0.1%以上40%以下であり、
前記光電変換部における波長550nmの光の透過率T2が、0.1%以上40%以下であり、
前記透過率T1と前記透過率T2との比T1/T2が、0.05以上20以下であることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
本発明の光電変換素子の一実施形態は、増感色素が担持された半導体を付着した第1の電極と、第1の電極の半導体と対峙する第2の電極と、第1の電極と第2の電極との間に配置された電解質と、その電解質の外周部に配置された封止材とを含む光電変換素子であり、第1の電極と、電解質と、第2の電極との積層方向から光電変換素子を見た場合、電解質が透視される部分を光電変換部とし、それ以外の部分を封止部とすると、封止部における波長550nmの光の透過率T1が0.1%以上40%以下、より好ましくは0.1以上20以下、さらに好ましくは1以上10以下であり、光電変換部における波長550nmの光の透過率T2が0.1%以上40%以下、より好ましくは0.1以上20以下、さらに好ましくは1以上10以下であり、透過率T1と透過率T2との比T1/T2が0.05以上20以下、より好ましくは0.1以上10以下、さらに好ましくは0.5以上2以下である。
【0016】
本発明者らは鋭意検討を行った結果、減光作用と高い視認性と、さらに発電機能とを有する減光フィルターを提供するためには、封止部が光電変換部と同等の減光作用と視認性を持つことが有効であることを見出した。そのためには、人間の目が色の有無を鋭敏に判定できる波長が550nmの光による封止部の透過率T1が0.1%以上40%以下であることが必要であることが判明した。透過率T1が0.1%未満である場合には、封止部が遮光部となり視認性が低下する。また、透過率T1が40%を超える場合には、封止部を通って外光が強く入り、十分な減光作用が得られない。また、光電変換部に関しても、波長550nmの光の透過率T2が0.1%以上40%以下であることが必要である。透過率T2が0.1%未満である場合には、光電変換部が遮光部となり視認性が低下する。また、透過率T2が40%を超える場合には、透光損失が大きくなり十分な電力が得られない。さらに、透過率T1と透過率T2との比T1/T2が0.05以上20以下であることが必要である。T1/T2が0.05未満である場合には、封止部と同様の減光作用を光電変換部が発現しない。また、T1/T2が20を超える場合には、光電変換部と同様の減光作用を封止部が発現しない。
【0017】
上記光電変換部における波長550nmの光の透過率を0.1%以上40%以下とするためには、第1の電極の半導体に担持する増感色素の量を調整することにより行うことができるが、これに限定されるものではない。
【0018】
また、上記封止部における波長550nmの光の透過率を0.1%以上40%以下とするためには、▲1▼封止材に有色フィルムを挟み込む、▲2▼色素を担持した半導体粒子を混在させた封止材を用いる、▲3▼染料や顔料を混在させた封止材を用いる、▲4▼色素を担持した半導体層の一部に封止材を浸透させることで封止を行う、▲5▼封止部に相当する領域の基板上に有色フィルムを配置する、▲6▼封止部に相当する領域の基板に色をつける、などが有効であるが、これらに限定されるものではない。また、上記手法の二つ以上を組み合わせて使用してもよい。
【0019】
また、本実施形態の光電変換素子を複数個平面状に配置することにより光電変換モジュールとすることもできる。これにより、比較的大きな減光フィルターを提供できる。
【0020】
なお、封止部における光の透過率の測定に際しては、封止部を通過する波長550nmの光の透過光量と入射光量との比により求めた。また、光電変換部における光の透過率は、光電変換部を通過する波長550nmの光の透過光量と入射光量と比により求めた。また、封止部および光電変換部の透過率は、各部位を任意に10か所測定した際の平均値とした。
【0021】
上記透過率の測定に際して封止部と光電変換部との区別は、光電変換素子の一部領域にのみ光を照射し、光電変換素子の電流または電圧の発生の有無により判断した。即ち、電流または電圧が発生する場合には、光電変換部に光が照射されていることを意味し、電流または電圧が発生しない場合には、封止部に光が照射されていることを意味する。一部領域に光を照射する手法としては、窓を設けた遮光フィルター越しに光を照射する方法や、光断面積を微小面積まで絞ることが可能なレーザー光などを利用する方法がある。
【0022】
なお、封止部の透過率を左右する要素には、封止材、対電極、基板および基板上に設けた物質の構成材料に由来した光吸収、光散乱などがある。光電変換部の透過率を左右する要素には、光電変換部、対電極、電解質、基板および基板上に設けた物質の構成材料に由来した光吸収、光散乱などがある。
【0023】
本実施形態の光電変換素子および光電変換モジュールの利用形態としては、減光作用と視認性が求められる部位に設置し、必要な減光作用と視認性を発揮しつつ、減光成分を変換して得られた電力を活用する利用形態が考えられる。具体的には、カーテン、ブラインド、住宅用の窓、自動車、電車、飛行機などの移動体の窓やサンルーフ、アーケードルーフ、車庫や自転車置き場などの屋根、ガラス壁、ドアや仕切り板の透光性のある部分、自動ドア、ベランダに設ける目隠し材や風除けシート、可動式日よけ屋根、パラソル、かさ、日傘、サングラス、時計や携帯機器の透光性カバー部、ヘルメットのフェイスカバーなどが好ましい。また、透光性(視認性)といった特長を活かし、液晶表示部や電子ペーパーなどの表示機能を備えた機器上に設置する光電変換素子としての利用も好ましい。ただし、本発明の光電変換素子および光電変換モジュールの利用形態は上記に限定されるものではない。
【0024】
次に、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【0025】
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態における光電変換素子の概要断面図である。図1において、光電変換素子1は、増感色素を担持した半導体層5が付着された透明電極4(第1の電極)と、半導体層5と対峙する対電極6(第2の電極)と、電解質層7とが、透明の封止材8および有色フィルム9を介して積層されている。透明電極4は基板2の表面に付着されて形成されており、対電極6は基板3の表面に付着されて形成されている。ここで、光電変換素子1を積層方向12から見た場合、電解質層7が透視される部分を光電変換部11とし、それ以外の部分を封止部10とする。
【0026】
本実施形態では、光電変換素子1を構成する増感色素を担持した半導体層5が多孔質な半導体薄膜により構成され、増感色素を多く担持することができる。よって、この半導体薄膜の厚さを変化させて増感色素の量を調整することにより、光電変換部11における波長550nmの光の透過率を0.1%以上40%以下に設定することができる。
【0027】
また、本実施形態では、封止材8に有色フィルム9を挟み込んでいる。よって、この有色フィルム9の光の透過率を調整することにより、封止部10における波長550nmの光の透過率を0.1%以上40%以下に設定することができる。
【0028】
基板2および基板3としては、透明なガラスまたはプラスチックなどを使用できる。また、プラスチックは可撓性を有するので、柔軟性を必要とする用途に適する。
【0029】
増感色素を担持した半導体層5の厚さは、0.1〜100μmの範囲内であることが好ましい。この範囲内であれば、十分な光電変換効果が得られ、また可視光および近赤外光に対する透過性を維持できるからである。半導体層5の厚さのより好ましい範囲は1〜50μmであり、特に好ましい範囲は5〜30μmであり、最も好ましい範囲は10〜20μmである。
【0030】
増感色素を担持した半導体層5が半導体粒子により構成される場合、半導体粒子の粒径は一般的には5nm〜1μmの範囲内であることが好ましい。この範囲内であれば、電解質溶液中の酸化還元物質の移動が容易になるとともに、半導体の表面積が十分に大きくなるため、増感色素の担持量が増加して、十分な光電流が得られるからである。半導体粒子の粒径の特に好ましい範囲は、10〜100nmである。
【0031】
半導体材料としては、Cd、Zn、In、Pb、Mo、W、Sb、Bi、Cu、Hg、Ti、Ag、Mn、Fe、V、Sn、Zr、Sr、Ga、Si、Crなどの金属の酸化物、SrTiO、CaTiOなどのペロブスカイト、または、CdS、ZnS、In、PbS、MoS、WS、Sb、Bi、ZnCdS、CuSなどの硫化物、CdSe、InSe、WSe、HgSe、PbSe、CdTeなどの金属カルコゲナイド、その他GaAs、Si、Se、Cd、Zn、InP、AgBr、PbI、HgI、BiIなどが好ましい。また、上記半導体材料から選ばれる少なくとも1種以上を含む複合体、例えば、CdS/TiO、CdS/AgI、AgS/AgI、CdS/ZnO、CdS/HgS、CdS/PbS、ZnO/ZnS、ZnO/ZnSe、CdS/HgS、CdS/CdSe1−x、CdS/Te1−x、CdSe/Te1−x、ZnS/CdSe、ZnSe/CdSe、CdS/ZnS、TiO/Cd、CdS/CdSeCdZn1−yS、CdS/HgS/CdSなどが好ましい。
【0032】
図1に示されるような、増感色素を担持した半導体層5は、例えば、基板2の表面に形成された透明電極4の上に、半導体材料の微粒子からなるスラリー液を、例えば、ドクターブレードやバーコータなどを使う塗布方法や、スプレー法、ディップコーティング法、スクリーン印刷法、スピンコート法などにより塗布し、その後、加圧または加熱することにより作製できる。また、半導体層5の膜厚に関しては、上記塗布と加圧または加熱工程を繰り返すことで所望の膜厚とすることができる。
【0033】
また、多孔質の半導体層5の膜厚を制御することにより、ラフネスファクター(基板面積に対する多孔質内部の実面積の割合)を決定することができる。ラフネスファクターは20以上であることが好ましく、150以上であることが一層好ましい。ラフネスファクターが20以上であれば増感色素の担持量が十分となり、光電変換特性の改善が可能となる。ラフネスファクターの上限値は、一般的には5000程度である。ラフネスファクターは半導体層5の膜厚を厚くすると大きくなって半導体の表面積が広がり、増感色素の担持量の増加が期待できる。しかし、膜厚が厚くなりすぎると、半導体層5の光透過率ならびに抵抗損失の影響が現れ始める。また、半導体膜のポロシティーを高くすれば、膜厚を厚くしなくてもラフネスファクターを大きくすることが可能である。しかし、ポロシティーが高すぎると、導電性粒子である半導体粒子間の接触面積が減少して、抵抗損失の影響を考慮しなくてはならない。このようなことから、半導体膜のポロシティーは50%以上が好ましく、その上限値は一般的には約80%程度である。半導体膜のポロシティーは液体窒素温度下で窒素ガスまたはクリプトンガスの吸着−脱離等温曲線の測定結果から算出することができる。
【0034】
本実施形態の増感色素を担持した半導体層5に使用される増感色素としては、従来の色素増感性光電変換素子で常用の色素であれば全て使用できる。このような無機色素としては、例えば、RuL(HO)タイプのルテニウム−シス−ジアクア−ビピリジル錯体(ここで、Lは、4,4’−ジカルボキシル−2,2’−ビピリジンを示す。)、または、ルテニウム−トリス(RuL)、ルテニウム−ビス(RuL)、オスニウム−トリス(OsL)、オスニウム−ビス(OsL)などのタイプの遷移金属錯体、または亜鉛−テトラ(4−カルボキシフェニル)ポルフィリン、鉄−ヘキサシアニド錯体、フタロシアニンなどが挙げられる。また、有機色素としては、9−フェニルキサンテン系色素、クマリン系色素、アクリジン系色素、トリフェニルメタン系色素、テトラフェニルメタン系色素、キノン系色素、アゾ系色素、インジゴ系色素、シアニン系色素、メロシアニン系色素、キサンテン系色素などが挙げられる。この中でもルテニウム−ビス(RuL)誘導体が好ましい。
【0035】
半導体層5への増感色素の担持量としては、1×10−8〜1×10−6mol/cmの範囲にあればよく、特に0.1×10−7〜9.0×10−7mol/cmの範囲が好ましい。この範囲内であれば、光電変換効率向上効果が十分となり、且つ無駄な増感色素が無くなるため経済的である。
【0036】
半導体層5への増感色素の担持方法は、例えば、増感色素を溶かした溶液に、半導体層5を付着させた基板2を浸漬させる方法が挙げられる。この溶液の溶媒としては、水、アルコール、トルエン、ジメチルホルムアミドなど増感色素を溶解可能なものであれば全て使用できる。また、浸漬方法として増感色素溶液に、半導体層5を被着させた基板を一定時間浸漬させている時に、加熱還流をしたり、超音波を印加したりすることが有効である。
【0037】
対電極6は光電変換素子1の正極として機能し、その材質としては電解質の還元体に電子を与える触媒作用を有する白金やグラファイトなどが好ましい。また、対電極6と基板3との間には対電極6とは異なる材料からなる導電性のある膜を設けてもよい。
【0038】
増感色素を担持した半導体層5と対電極6との間には電解質層7が存在する。電解質としては、酸化体と還元体からなる一対の酸化還元系構成物質が溶媒中に含まれていれば、その種類は特に限定されないが、酸化体と還元体が同一電荷を持つ酸化還元系構成物質が好ましい。本発明における酸化還元系構成物質とは、酸化還元反応において、可逆的に酸化体および還元体の形で存在する一対の物質をいう。
【0039】
本実施形態で使用できる酸化還元系構成物質は、例えば、塩素化合物−塩素、ヨウ素化合物−ヨウ素、臭素化合物−臭素、タリウムイオン(III)−タリウムイオン(I)、水銀イオン(II)−水銀イオン(I)、ルテニウムイオン(III)−ルテニウムイオン(II)、銅イオン(II)−銅イオン(I)、鉄イオン(III)−鉄イオン(II)、バナジウムイオン(III)−バナジウムイオン(II)、マンガン酸イオン−過マンガン酸イオン、フェリシアン化物−フェロシアン化物、キノン−ヒドロキノン、フマル酸−コハク酸などが挙げられる。中でもヨウ素化合物−ヨウ素が好ましく、ヨウ素化合物としては、例えば、ヨウ化リチウム、ヨウ化カリウムなどの金属ヨウ化物、テトラアルキルアンモニウムヨージド、ピリジニウムヨージドなどのヨウ化4級アンモニウム塩化合物、ヨウ化ジメチルプロピルイミダゾリウムなどのヨウ化ジイミダゾリウム化合物が特に好ましい。
【0040】
電解質を溶解するために使用される溶媒は、酸化還元系構成物質を溶解可能でイオン伝導性に優れたものが好ましい。溶媒としては水性溶媒および有機溶媒のいずれも使用できるが、酸化還元系構成物質をより安定化するため、有機溶媒が好ましい。有機溶媒としては、例えば、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートなどのカーボネート化合物、酢酸メチル、プロピオン酸メチル、γ−ブチロラクトンなどのエステル化合物、ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、1,3−ジオキソシラン、テトラヒドロフラン、2−メチル−テトラヒドロフランなどのエーテル化合物、3−メチル−2−オキサゾジリノン、2−メチルピロリドンなどの複素環化合物、アセトニトリル、メトキシアセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル化合物、スルフォラン、ジジメチルスルフォキシド、ジメチルホルムアミドなどの非プロトン性極性化合物などが挙げられる。これらの溶媒はそれぞれ単独で用いることもできるし、また、2種類以上を混合して併用することもできる。中でも、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートなどのカーボネ−ト化合物、3−メチル−2−オキサゾジリノン、2−メチルピロリドンなどの複素環化合物、アセトニトリル、メトキシアセトニトリル、プロピオニトリル、3−メトキシプロピオニトリル、吉草酸ニトリルなどのニトリル化合物が特に好ましい。
【0041】
上記電解質層7の外周部に配置される封止材8としては、例えば、シリコーン樹脂、ポリオレフィン、ブチルゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタアクリル酸共重合体、低密度ポリエチレン、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、アイオノマー樹脂のほか、ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリジエン系、ポリエステル系、ポリウレタン系、フッ素樹脂系、ポリアミド系のエラストマーなどを使用することができる。
【0042】
また、有色フィルム9としては、ポリイミドフィルムや着色したポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリエーテルサルフォンフィルム、ポリアリレートフィルム、シクロオレフィンポリマーフィルムおよびノルボルネン樹脂フィルムなどを使用することができる。
【0043】
(実施形態2)
図2は、本発明の他の実施形態における光電変換素子の概要断面図である。本実施形態は、封止部10に相当する領域の基板2上に透明接着剤13を介して有色フィルム9を配置し、封止材8の部分には有色フィルムを配置しなかった以外は、実施形態1と同様の構成である。なお、透明接着剤13としては、三井・デュポン ポリケミカル社製の“ハイミラン”(商品名)などを使用することができる。
【0044】
(実施形態3)
図3は、本発明のさらに他の実施形態における光電変換素子の概要断面図である。本実施形態は、有色の封止材8を用い、封止材8の部分には有色フィルムを配置しなかった以外は、実施形態1と同様の構成である。また、本実施形態では、上記有色の封止材8に代えて、色素を担持した半導体粒子を混在させた封止材を用いることもでき、また、染料や顔料を混在させた封止材を用いることもできる。
【0045】
(実施形態4)
図4は、本発明のさらに他の実施形態における光電変換素子を示す概要断面図である。本実施形態は、色素を担持した半導体層5の一部5aに封止材8を浸透させることで封止を行った以外は、実施形態1と同様の構成である。
【0046】
(実施形態5)
図5は、本発明のさらに他の実施形態における光電変換素子の概要断面図である。本実施形態は、封止部10に相当する領域の基板2に色をつけて有色部2aを設け、封止材8の部分には有色フィルムを配置しなかった以外は、実施形態1と同様の構成である。
【0047】
(実施形態6)
図6は、本発明の実施形態における光電変換モジュールの概要断面図である。本実施形態の光電変換モジュール14は、実施形態1の光電発光素子1を複数個、直列または並列に接続したものである。
【0048】
【実施例】
以下、実施例に基づき本発明を具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例にのみに限定されるものではない。
【0049】
(実施例1)
以下のようにして、図1に示したものと同一構造の光電変換素子を作製した。
【0050】
平均一次粒子径が20nmの高純度酸化チタン粉末をエチルセルロース中に分散させ、スクリーン印刷用のペーストを作製した。このペーストを旭硝子社製の厚さ1mmの導電性ガラス基板(表面抵抗:15Ω/□)上に塗布して乾燥し、得られた乾燥物を500℃で30分間、空気中で焼成し、基板上に厚さ8μmの多孔質酸化チタン膜を形成して透明電極とした。
【0051】
次に、この多孔質酸化チタン膜を設けた基板を、[Ru(4,4’−ジカルボキシル−2,2’−ビピリジン)−(NCS)]で表される増感色素溶液中に浸漬し、20℃で24時間放置した。この増感色素溶液としては、アセトニトリルとt−ブタノールとの容積比50:50の混合溶液に、上記増感色素を3×10−4mol/dmの濃度で含有させた溶液を使用した。
【0052】
対電極には、旭硝子社製の厚さ20nmで、Ptをスパッタリングした透明電極付きガラスに、5×10−3mol/dmのHPtCl溶液(溶媒:イソプロピルアルコール)を5×10−6〜10×10−6dm/cmの割合で塗布し、450℃で15分間熱処理したものを用いた。
【0053】
色素を担持した酸化チタン膜を設けた透明電極と対電極との張り合わせは、波長550nmの光の透過率が25%のポリイミドフィルム(有色フィルム)の両面に、厚さ20μmのデュポン社製の熱可塑性合成樹脂“ハイミラン”(商品名)を貼り付けたものを用いて加熱して行った。その加熱は、150℃で30秒間行った。電解液の注入は、対電極に設けた直径1mmの注入口より減圧注入方式により行い、注入口の封止は、厚さ500μmのカバーガラスを上記“ハイミラン”により固定させることで行った。また、セルの周囲部には、アネルバ社製のエポキシ系接着剤“トールシール”(商品名)を塗布し、封止強度の向上を図った。
【0054】
なお、上記電解液としては、3−メトキシプロピオニトリルに、ジメチルプロピルイミダゾリウムアイオダイドを0.6mol/dm、ヨウ素を0.1mol/dm、N−メチルベンゾイミダゾールを0.5mol/dmそれぞれ溶解したものを用いた。
【0055】
前述の測定方法で封止部と光電変換部における波長550nmの光の透過率を測定した。ポリイミドフィルムが茶色を呈していること、また、ガラス基板表面での反射損失があることなどにより、最終的には封止部の透過率は20%となった。また、光電変換部の透過率は20%であり、封止部の透過率T1と光電変換部の透過率T2との比T1/T2は1.0であった。
【0056】
なお、本実施例で使用した試薬はすべて乾燥したものを用い、また、組み立て作業はドライルーム内で行い、組み立て時にセル内に水分が混入することを極力避けるよう注意した。
【0057】
(実施例2)
以下のようにして、図2に示したものと同一構造の光電変換素子を作製した。本実施例では、波長550nmの光の透過率が25%のポリイミドフィルムを封止部の受光面側のガラス基板上にエポキシテクノロジー社製の光学用接着剤“Epo−Tek(エポ・テック)”(商品名)を用いて固定し、封止材の部分には有色フィルムを用いなかった以外は、実施例1と同様にして光電変換素子を作製した。
【0058】
この光電変換素子について、実施例1と同様にして、封止部と光電変換部における波長550nmの光の透過率を測定した。ポリイミドフィルムが茶色を呈していること、また、熱可塑性合成樹脂“ハイミラン”による光の吸収があることなどにより、最終的には封止部の透過率は18%となった。また、光電変換部の透過率は20%であり、封止部の透過率T1と光電変換部の透過率T2との比T1/T2は0.9であった。
【0059】
(実施例3)
実施例1で作製した光電変換素子を横に5個平面状に配列して、図6に示したものと同一構造の光電変換モジュールを作成した。
【0060】
この光電変換モジュールについて、実施例1と同様にして、封止部と光電変換部における波長550nmの光の透過率を測定したところ、実施例1と同一の結果となった。
【0061】
(比較例1)
封止材としてガラスフリットペーストを用いて透明電極と対電極を張り合わせ、その状態で400℃で20分間加熱して封止を行い、封止材の部分には有色フィルムを用いなかった以外は、実施例1と同様にして光電変換素子を作製した。
【0062】
この光電変換素子について、実施例1と同様にして、封止部と光電変換部における波長550nmの光の透過率を測定したところ、封止部の透過率は0%であり、光電変換部の透過率は20%であった。従って、封止部の透過率T1と光電変換部の透過率T2との比T1/T2は0であった。
【0063】
(比較例2)
封止材としてシリコーン樹脂を用いて透明電極と対電極を張り合わせて封止を行い、封止材の部分には有色フィルムを用いなかった以外は、実施例1と同様にして光電変換素子を作製した。
【0064】
この光電変換素子について、実施例1と同様にして、封止部と光電変換部における波長550nmの光の透過率を測定したところ、封止部の透過率は50%であり、光電変換部の透過率は20%であった。従って、封止部の透過率T1と光電変換部の透過率T2との比T1/T2は2.5であった。
【0065】
(比較例3)
波長550nmの光の透過率が20%のポリイミドフィルムを封止したい形状に切り出し、切り出したポリイミドフィルムの両面に染料で着色したシリコーン樹脂を塗布し、透明電極と対電極との張り合わせる際の封止材として利用した以外は、実施例1と同様にして光電変換素子を作製した。
【0066】
この光電変換素子について、実施例1と同様にして、封止部と光電変換部における波長550nmの光の透過率を測定したところ、封止部の透過率は0.2%であり、光電変換部の透過率は20%であった。従って、封止部の透過率T1と光電変換部の透過率T2との比T1/T2は0.01であった。
【0067】
(比較例4)
平均一次粒子径が20nmの高純度酸化チタン粉末をエチルセルロース中に分散させ、スクリーン印刷用のペーストを作製し、これを第1のペーストとした。次に、平均一次粒子径が20nmと平均一次粒子径が400nmの高純度酸化チタン粉末をエチルセルロース中に分散させ、スクリーン印刷用のペーストを作製し、これを第2のペーストとした。
【0068】
まず、第1のペーストを厚さ1mmの導電性ガラス基板“F−SnO”上に塗布して乾燥し、得られた乾燥物を500℃で30分間、空気中で焼成し、基板上に厚さ10μmの多孔質酸化チタン膜を形成した。
【0069】
次に、形成した多孔質酸化チタン膜上に第2のペーストを塗布して乾燥し、得られた乾燥物を500℃で30分間、空気中で焼成し、厚さ10μmの多孔質酸化チタン膜上にさらに4μmの酸化チタン膜を形成した。次に、この多孔質酸化チタン膜を設けた基板を、[Ru(4,4’−ジカルボキシル−2,2’−ビピリジン)−(NCS)]で表される増感色素溶液中に浸漬し、20℃で24時間放置した。
【0070】
波長550nmの光の透過率が20%のポリイミドフィルムを封止したい形状に切り出し、切り出したポリイミドフィルムの両面に染料で着色したシリコーン樹脂を塗布し、透明電極と対電極との張り合わせる際の封止材として利用した。以上で説明した以外は、実施例1と同様にして光電変換素子を作製した。
【0071】
この光電変換素子について、実施例1と同様にして、封止部と光電変換部における波長550nmの光の透過率を測定した。ポリイミドフィルムとシリコーン樹脂による光吸収などにより封止部の透過率は6%であった。また、光電変換部の透過率は0.2%であり、封止部の透過率T1と光電変換部の透過率T2との比T1/T2は30であった。
【0072】
封止部の透過率が0%と低い比較例1の場合、封止部を光が全く通らず、この部分を介して外部を見ることができず、光電変換素子全体の視認性が低下した。一方、封止部の透過率が50%と高い比較例2の場合、封止部の減光作用が著しく低くなった。また、封止部の透過率T1と光電変換部の透過率T2との比T1/T2が0.01である比較例3や、T1/T2が30である比較例4では、光電変換部と封止部との減光作用の違いが大きく、封止部と光電変換部とを合わせた全体において均一な減光作用が得られず、視認性も低下した。
【0073】
これに対し、透過率が20%である封止部を備え、かつ封止部の透過率T1と光電変換部の透過率T2との比T1/T2が1.0である実施例1および実施例3、T1/T2が0.9である実施例2では、封止部および光電変換部ともに減光作用と視認性とを兼ね備えており、封止部および光電変換部の全体において発電する減光フィルターとしての活用に適していた。
【0074】
【発明の効果】
以上のように本発明は、減光作用と高い視認性とを有し、さらに発電機能をも有する減光フィルターを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における光電変換素子の概要断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態における光電変換素子の概要断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施形態における光電変換素子の概要断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態における光電変換素子の概要断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態における光電変換素子の概要断面図である。
【図6】本発明の実施形態における光電変換モジュールの概要断面図である。
【符号の説明】
1 光電変換素子
2,3 基板
4 透明電極
5 半導体層
6 対電極
7 電解質層
8 封止材
9 有色フィルム
10 封止部
11 光電変換部
12 積層方向
13 接着剤
14 光電変換モジュール

Claims (2)

  1. 増感色素が担持された半導体を付着した第1の電極と、前記第1の電極の半導体と対峙する第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に配置された電解質と、前記電解質の外周部に配置された封止材とを含む光電変換素子であって、
    前記第1の電極と、前記電解質と、前記第2の電極との積層方向から前記光電変換素子を見た場合、前記電解質が透視される部分を光電変換部とし、それ以外の部分を封止部とすると、
    前記封止部における波長550nmの光の透過率T1が、0.1%以上40%以下であり、
    前記光電変換部における波長550nmの光の透過率T2が、0.1%以上40%以下であり、
    前記透過率T1と前記透過率T2との比T1/T2が、0.05以上20以下であることを特徴とする光電変換素子。
  2. 請求項1に記載の光電変換素子を複数個平面状に配置したことを特徴とする光電変換モジュール。
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