JP5992688B2 - 油圧式オートテンショナ - Google Patents

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Description

この発明は、オルタネータやウォータポンプ、エアコンのコンプレッサ等の自動車補機を駆動するベルトの張力調整用に用いられる油圧式オートテンショナに関する。
エンジンのクランクシャフトの回転を各種の自動車補機に伝えるベルト伝動装置においては、図7に示すように、ベルト41の弛み側に支点軸42を中心にして揺動可能なプーリアーム43を設け、そのプーリアーム43に油圧式オートテンショナAの調整力を付与し、上記プーリアーム43の揺動側端部に支持された回転可能なテンションプーリ44がベルト41を押圧する方向にプーリアーム43を付勢して、ベルト41の張力を一定に保持するようにしている。
上記のようなベルト伝動装置に使用される従来の油圧式オートテンショナAとして、スリーブ内にロッドをスライド自在に挿入して、そのスリーブ内に圧力室を形成し、ベルト41からロッドに押込み力が負荷された際、圧力室内の作動油をスリーブの内径面とロッドの外径面間に形成された微小すきまに流動させ、その流動により圧力室内に発生する油圧ダンパ力によって上記押込み力を緩衝するようにしたものが知られている。
ところで、上記のような油圧式オートテンショナにおいては、油圧ダンパ力と押込み力はほぼ比例関係にあるため、押込み力が大きくなるにつれて油圧ダンパ力も大きいものとなる。
このため、ベルトが過張力になるのを防止することができず、ベルトの耐久性を低下させるという問題がある。
そのような問題点を解決するため、特許文献1に記載された油圧式オートテンショナにおいては、ロッドに圧力室とリザーバ室を連通する油路を形成し、その油路にリリーフバルブを組込み、圧力室の圧力が上記リリーフバルブの設定圧力を超えた際に、そのリリーフバルブを開放し、圧力室の作動油を油路からリザーバ室に逃がして、圧力室の圧力の上限値をリリーフバルブの設定圧に規定し、ベルトが過張力になるのを防止するようにしている。
特開2009−191863号公報
ところで、上記特許文献1に記載された油圧式オートテンショナにおいては、リリーフバルブが開放すると、圧力室内の作動油が油路からリザーバ室内に瞬時に逃げるため、圧力室内において急激な圧力低下が生じ、その圧力の低下により作動油に溶存する空気が析出して圧力室内に溜り、油圧式オートテンショナに押し込み力が負荷された際、その残存空気を圧縮することになって油圧ダンパ不良が発生し、改善すべき点が残されていた。
上記油圧ダンパ不良の発生を抑制するため、本件出願人は、圧力室からリリーフバルブの弁体に至る作動油流入路にオリフィスを設け、そのオリフィスにより通油量を規制し、圧力室における圧力の急激な低下を抑制して、油圧ダンパ不良の発生を抑制するようにした油圧式オートテンショナを既に提案している(特願2011−125995号)。
ここで、オリフィスの形成に際し、そのオリフィスを弁孔の作動油流入側の端部に形成すると、弁体が開放した際、比較的容積の大きな弁孔内の圧力が急激に低下することになって作動油中に溶存する空気が析出し、その析出された空気が弁孔内に残存することが考えられる。
このとき、残存空気は、オリフィスから送り込まれる作動油により押し出されるが、作動油はオリフィスにより絞り込まれて弁孔内に流入するため、弁孔内に作動油が満たされるまでに時間がかかり、上記弁孔内に作動油が満たされる前に油圧式オートテンショナに押し込み力が負荷されると、弁孔内の残存空気に圧縮力が負荷されることになって、油圧ダンパの発生に遅れが生じることになる。
この発明の課題は、油圧ダンパ不良の発生を防止することができると共に、油圧ダンパの発生遅れをも防止することができるようにした油圧式オートテンショナを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、内部に作動油が充填されたシリンダの底面にスリーブ嵌合孔を設け、そのスリーブ嵌合孔内に下端部が嵌合されたスリーブ内にロッドの下端部を摺動自在に挿入してスリーブ内に圧力室を形成し、前記ロッドの上部に設けられたばね座とシリンダの内底面間に、シリンダとロッドを伸長する方向に付勢するリターンスプリングを組込み、前記シリンダとスリーブ間に形成されたリザーバ室の上部開口を閉塞し、前記スリーブとスリーブ嵌合孔の嵌合面間にリザーバ室と前記圧力室を連通する通路を設け、その通路に、圧力室の圧力がリザーバ室の圧力より高くなると通路を閉じるチェックバルブを設け、前記ロッドには、その下端面で開口するバルブ嵌合孔と、そのバルブ嵌合孔の上部を前記リザーバ室に連通する油路とを設け、前記バルブ嵌合孔内には、圧力室内の圧力が設定圧を超えると開放して圧力室内の圧力を油路からリザーバ室に逃がすリリーフバルブを組込み、そのリリーフバルブが、バルブ嵌合孔内に圧入されたバルブシートと、そのバルブシートに形成された弁孔をバルブ嵌合孔の内部から開閉する球形の弁体と、その弁体を弁孔に向けて付勢するバルブスプリングとからなる油圧式オートテンショナにおいて、前記弁孔と、前記バルブシートの上側に形成された弁体着座用のシート面間に通油量を規制するオリフィスを設けた構成を採用したのである。
上記のように、圧力室からリリーフバルブの弁体に至る作動油流入路にオリフィスを設けることにより、リリーフバルブの開放時、そのオリフィスによって通油量が規制されることになる。このため、圧力室における圧力の急激な低下が抑制されることになり、油圧ダンパ不良が発生するのが防止される。
また、オリフィスを弁孔と弁体着座用のシート面間に形成することにより、弁孔の下端部側にオリフィスを形成する場合に比較して、弁体の下方に形成される空間を小さくすることができる。このため、弁体の開放による空間内の急激な圧力低下によって、その空間内の作動油から空気が析出されても、オリフィスから送り込まれる作動油によりその空気を瞬時に押し出されて、空間内は作動油によって直ちにみたされることになり、油圧ダンパの発生に遅れが生じることはない。
ここで、バルブシートに形成されるシート面は、テーパ面であってもよく、弁体の当接部が断面凸形の曲面部とされたテーパ面であってもよい。また、断面凸形の円弧面であってもよい。
シート面をテーパ面とする場合、その軸心に対する傾斜角度が25°未満であると、弁体の閉鎖時に、弁体がシート面に噛み込んで作動不能になる可能性がある。また、上記傾斜角度が85°を超えると、開放状態の弁体が弁孔を閉鎖して安定するまでに時間を要するため、傾斜角度は25°〜85°の範囲とするのが好ましい。
また、シート面を、弁体の当接部が断面凸形の曲面部とされたテーパ面とする場合、その曲面部の曲率半径が1mm未満であると、弁体のすわりが悪くなるという問題が生じ、また、7.0mmを超えると、弁体の接触面圧が高くなるという問題が生じるため、上記曲面部の曲率半径は、1〜7mmの範囲とするのがよい。
さらに、シート面を断面凸形の円弧面とする場合、その円弧面の曲率半径が1mmを超えると、弁体が吸着しやすいという問題が生じるため、円弧面の曲率半径は、1mm以下とするのが好ましい。
テーパ面からなるシート面の採用において、弁孔の内面を、そのシート面と上下対称の形状とすることにより、バルブシートの組込みの方向性がなくなるため、リリーフバルブを容易に組立てることができる。
ここで、オリフィスの内径をdと、弁体の外径をDとした場合、オリフィス内径dが外径Dに対して0.05D未満であると、オリフィスからのオイル流量が少なく、圧力室の圧力低下がし難くなるという問題が生じ、また、0.25Dを超えると、オリフィスからのオイル流量が多くなり過ぎて、圧力室の圧力が急激に低下するという問題が生じるため、オリフィス内径dは、d=0.05D〜0.25Dの範囲とするのがよい。
この発明においては、上記のように、バルブシートに形成された弁孔と弁体間にオリフィスを設けたことにより、リリーフバルブの開放時、そのオリフィスによって通油量を規制することができるため、圧力室における圧力の急激な低下を抑制することができ、油圧ダンパ不良が発生するのを防止することができる。
また、弁孔と弁体着座用のシート面間にオリフィスを形成したことにより、弁体とオリフィス間に形成される空間の縮小化を図ることができ、弁体の開放による上記空間内の急激な圧力低下によって作動油から空気が析出されても、空間の容積は極めて小さいため、オリフィスから送り込まれる作動油によって空気を瞬時に押し出して、空間内を作動油によって直ちに満たすことができ、油圧ダンパの発生遅れを防止し、ベルトにバタツキが生じるのを防止することができる。
この発明に係る油圧式オートテンショナの実施の形態を示す縦断正面図 図1のリリーフバルブの組込み部を拡大して示す断面図 図2のバルブシート部を拡大して示す断面図 バルブシートの他の例を示す断面図 バルブシートのさらに他の例を示す断面図 バルブシートのさらに他の例を示す断面図 補機駆動用ベルトの張力調整装置を示す正面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1に示すように、シリンダ1は下部が閉塞し、その閉塞端部にエンジンブロックに回転自在に連結される連結片2が設けられている。
シリンダ1の底面には、スリーブ嵌合孔3が設けられ、そのスリーブ嵌合孔3内にスリーブ4の下端部が圧入されている。スリーブ4内にはロッド5の下部がスライド自在に挿入され、そのロッド5の挿入によって、スリーブ4内に圧力室6が設けられている。
ロッド5のシリンダ1の外部に位置する上端部にはばね座7が固定され、そのばね座7とシリンダ1の底面間に組込まれたリターンスプリング8は、シリンダ1とロッド5が相対的に伸長する方向に付勢している。
ばね座7の上端には図7に示すプーリアーム43に対して連結される連結片9が設けられている。また、ばね座7には、リターンスプリング8の上部を覆う内筒部10と、シリンダ1の上部外周を覆う外筒部11とが同軸上に設けられている。
シリンダ1の上側開口部内にはオイルシール等の弾性シール12が取付けられ、その弾性シール12の内周は内筒部10の外周面に弾性接触して、シリンダ1の上側開口を閉塞し、シリンダ1の内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止している。
上記弾性シール12の取付けにより、シリンダ1とスリーブ4との間に密閉されたリザーバ室13が形成される。リザーバ室13と圧力室6は、スリーブ嵌合孔3とスリーブ4の嵌合面間に形成された通路14で連通し、その通路14の圧力室6側の端部に設けられたチェックバルブ15は、圧力室6内の圧力がリザーバ室13内の圧力より高くなると、通路14を閉鎖するようになっている。
ロッド5には、その下端面で開口するバルブ嵌合孔16と、そのバルブ嵌合孔16の上部をリザーバ室13に連通するT字形の油路17とが形成され、上記バルブ嵌合孔16内にリリーフバルブ20が組み込まれている。
図2に示すように、リリーフバルブ20は、バルブ嵌合孔16の下端開口部内に圧入されたバルブシート21と、そのバルブシート21に形成された弁孔22をバルブ嵌合孔16内から開閉する球形の弁体23と、その弁体23の上側に設けられたスプリングシート24と、そのスプリングシート24を介して弁体23を弁孔22に向けて付勢するバルブスプリング25からなっている。
図3に示すように、バルブシート21の上面には、弁体着座用のシート面26が形成されている。シート面26はテーパ状をなし、軸心に対する傾斜角度αが、25°〜85°の範囲とされている。
また、バルブシート21には、シート面26と弁孔22間に絞りとしてのオリフィス27が形成されている。ここで、オリフィス27の内径をdとし、弁体23の外径をDとすると、オリフィス27の内径dは、d=0.05D〜0.25Dの範囲とされている。
弁孔22の上端壁22aは、圧力室6から弁孔22内に流入する作動油が弁孔22内にスムーズに流れるようテーパ面とされている。
スプリングシート24は円形とされてバルブ嵌合孔16の内径面に沿って摺動可能とされ、そのスプリングシート24とバルブ嵌合孔16の摺動面間にすきまが形成されている。
また、スプリングシート24の上面にはバルブスプリング25内に配置されるロッド24aが一体に設けられ、下面には弁体23の上部が嵌合する円すい形凹部24bが形成されている。
上記の構成からなるリリーフバルブ20は、バルブスプリング25の弾性力を設定圧力とし、圧力室6内の圧力がその設定圧力を超えると、弁体23が弁孔22を開放するようになっている。
実施の形態で示す油圧式オートテンショナは上記の構成からなり、図7に示す補機駆動用ベルト41の張力調整に際しては、シリンダ1の閉塞端に設けた連結片2をエンジンブロックに連結し、かつばね座7の連結片9をプーリアーム43に連結して、そのプーリアーム43に調整力を付与する。
上記のようなベルト41の張力調整状態において、補機の負荷変動等によってベルト41の張力が変化し、そのベルト41の張力が弱くなると、リターンスプリング8の押圧によりシリンダ1とロッド5が伸長する方向に相対移動してベルト41の弛みを吸収する。
ここで、シリンダ1とロッド5が伸長する方向に相対移動するとき、圧力室6内の圧力はリザーバ室13内の圧力より低くなるため、チェックバルブ15が通路14を開放する。このため、リザーバ室13内の作動油は通路14から圧力室6内にスムーズに流れ、シリンダ1とロッド5は伸長する方向にスムーズに相対移動してベルト41の弛みを直ちに吸収する。
一方、ベルト41の張力が強くなると、ベルト41から油圧式オートテンショナのシリンダ1とロッド5を収縮させる方向の押込み力が負荷される。このとき、圧力室6内の圧力はリザーバ室13内の圧力より高くなるため、チェックバルブ15は通路14を閉じる。
また、圧力室6内の作動油はスリーブ4の内径面とロッド5の外径面間に形成された微小すきま28に流れてリザーバ室13内に流入し、上記微小すきま28に流れる作動油の粘性抵抗によって圧力室6内に油圧ダンパ力が発生する。その油圧ダンパ力によって、油圧式オートテンショナに負荷される上記押込み力が緩衝されると共に、シリンダ1とロッド5は、押込み力とリターンスプリング8の弾性力とが釣り合う位置まで収縮する方向にゆっくりと相対移動する。
ベルト41の張力が強く、圧力室6内の圧力がリリーフバルブ20の設定圧力を超えると、リリーフバルブ20が開放し、圧力室6の作動油は油路17からリザーバ室13内に逃げ、圧力室6内の圧力はリリーフバルブ20の設定圧力に保持される。
ここで、リリーフバルブ20の開放により、圧力室6内の作動油がリザーバ室13内に瞬時に逃げると、圧力室6内の圧力が急激に低下して、油圧ダンパ不良が発生することになる。しかし、実施の形態では、弁孔22の上側にオリフィス27を形成しているため、圧力室6内の作動油がそのオリフィス27を通過する際、その通油量が規制されることになる。その通油量の規制によって圧力室6内の急激な圧力低下により作動油から空気が析出されるのが防止される。このため、油圧ダンパ不良が発生するのが防止され、油圧式オートテンショナを常に精度よく機能させることができる。
実施の形態で示すように、弁孔22とバルブシート21の上面に形成された弁体着座用のシート面26間にオリフィス27を形成することにより、弁孔22の下端部側にオリフィス27を形成する場合に比較して、弁体23の下方に形成される空間を小さくすることができる。このため、弁体23の開放による空間内の急激な圧力低下によって、その空間内の作動油から空気が析出されても、オリフィス27から送り込まれる作動油によって空間内の空気は瞬時に押し出されて、その空間内は作動油によって直ちに満たされることになる。
このため、油圧式オートテンショナに押し込み力が負荷されると、油圧ダンパが直ちに機能して、油圧ダンパの発生に遅れが生じることはない。
図4乃至図6は、バルブシート21の他の例を示す。図4に示すバルブシート21は、シート面26の弁体当接部を、断面凸形の曲面部29とし、その曲面部29の曲率半径Rを1mm〜7mmの範囲としている点で図3に示すバルブシート21と相違している。このため、図3に示す部分と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、シート面26の弁体当接部に曲面部29を形成すると、弁体のすわりを向上させることができる。
図5に示すバルブシート21においては、上面に円形凹部30を形成し、その円形凹部30の底面31とオリフィス27の内径面とが交差する部分をシート面26とし、そのシート面26を断面円弧面とし、その円弧面の曲率半径rを1mm以下としている。他の構成は図3に示すバルブシート21と同一であるため、同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、シート面26の曲率半径rを1mm以下の円弧面とすることにより、弁体の吸着防止に効果をあげることができる。
図6に示すバルブシート21においては、弁孔22の内面22bをテーパ面からなるシート面26と上下対称の形状としている。他の構成は図3に示すバルブシート21と同一であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
弁孔22の内面22bをシート面26と上下対称の形状とすることにより、バルブ嵌合孔16にバルブシート21を圧入するバルブシート21の組付け時、そのバルブシート21の組込みの方向性がなくなり、リリーフバルブ20を容易に組立てることができる。
1 シリンダ
3 スリーブ嵌合孔
4 スリーブ
5 ロッド
6 圧力室
7 ばね座
8 リターンスプリング
13 リザーバ室
14 通路
15 チェックバルブ
16 バルブ嵌合孔
17 油路
20 リリーフバルブ
21 バルブシート
22 弁孔
22b 内面
23 弁体
25 バルブスプリング
26 シート面
27 オリフィス
29 曲面部

Claims (5)

  1. 内部に作動油が充填されたシリンダの底面にスリーブ嵌合孔を設け、そのスリーブ嵌合孔内に下端部が嵌合されたスリーブ内にロッドの下端部を摺動自在に挿入してスリーブ内に圧力室を形成し、前記ロッドの上部に設けられたばね座とシリンダの内底面間に、シリンダとロッドを伸長する方向に付勢するリターンスプリングを組込み、前記シリンダとスリーブ間に形成されたリザーバ室の上部開口を閉塞し、前記スリーブとスリーブ嵌合孔の嵌合面間にリザーバ室と前記圧力室を連通する通路を設け、その通路に、圧力室の圧力がリザーバ室の圧力より高くなると通路を閉じるチェックバルブを設け、前記ロッドには、その下端面で開口するバルブ嵌合孔と、そのバルブ嵌合孔の上部を前記リザーバ室に連通する油路とを設け、前記バルブ嵌合孔内には、圧力室内の圧力が設定圧を超えると開放して圧力室内の圧力を油路からリザーバ室に逃がすリリーフバルブを組込み、そのリリーフバルブが、バルブ嵌合孔内に圧入されたバルブシートと、そのバルブシートに形成された弁孔をバルブ嵌合孔の内部から開閉する球形の弁体と、その弁体を弁孔に向けて付勢するバルブスプリングとからなり、
    前記スリーブの内径面と前記ロッドの外径面との間に微小すきまが形成され、その微小すきまに流れる作動油の粘性抵抗によって前記圧力室内に油圧ダンパ力を発生する油圧式オートテンショナにおいて、
    前記弁孔と、前記バルブシートの上側に形成された弁体着座用のシート面間に通油量を規制するオリフィスを設け、前記オリフィスの内径をdとし、弁体の外径をDとしたとき、オリフィスの内径dを、0.05D〜0.25Dの範囲としたことを特徴とする油圧式オートテンショナ。
  2. 前記シート面が、テーパ面とされ、テーパ面の軸心に対する傾斜角が、25°〜85°の範囲とされた請求項1に記載の油圧式オートテンショナ。
  3. 前記シート面の弁体当接部が、断面凸形の曲面部とされ、その曲面部の曲率半径が1mm〜7mmの範囲とされた請求項2に記載の油圧式オートテンショナ。
  4. 前記弁孔の内面が、前記シート面と上下対称の形状とされた請求項2又は3に記載の油圧式オートテンショナ。
  5. 前記シート面が、曲率半径を1mm以下とする断面凸形の円弧面とされた請求項1に記載の油圧式オートテンショナ。
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