JP5992343B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに係り、特に、マッサージ機能付きの車両用シートに関する。
運転者の疲労を検出して、車両用シートなどを振動させて運転者の疲労を抑制する、又は運転者を覚醒させる車両用制御装置が知られている。
例えば、特許文献1に記載の技術では、運転者の拍動を検出して検出した拍動に基づいて運転者の体調を判定し、判定した運転者の体調に基づいて、振動するタイミングや振幅を制御して運転者に振動を与えることによって、座席シートなどの振動が運転者の違和感となることを防止することが提案されている。
特開2012−136134号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、座席シートを心拍に同期したパターンで振動させるだけであるので、運転者の下肢部における血栓症状の防止や疲労を和らげる或いは覚醒させる上で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、運転者の下肢の血行を促進し疲労を低減すると共に、局部的な痺れを効果的に緩和することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、乗員の脈波を検出する検出手段によって検出された前記脈波を取得する取得手段と、車両用シートのシートクッション及びシートバックの少なくとも一方に設けられて、乗員を圧迫する複数の圧迫手段と、前記複数の圧迫手段それぞれを駆動する駆動手段と、前記取得手段によって取得された前記脈波に同期して、乗員の心臓から遠い位置に配置された前記圧迫手段から心臓に近い位置に配置された前記圧迫手段の順に前記複数の圧迫手段を駆動するように、前記駆動手段を制御する制御手段と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、検出手段では乗員の脈波を検出し、取得手段では、検出した脈波が取得される。
圧迫手段は、車両用シートのシートクッション及びシートバックの少なくとも一方に複数設けられており、乗員の圧迫が行われる。例えば、膨張及び収縮するエアバックを用いて乗員の圧迫を行うことが可能である。或いは、カムなどの機械的な機構を用いて乗員の圧迫を行うようにしてもよい。
駆動手段では、複数の圧迫手段をそれぞれ駆動する。すなわち、駆動手段によって圧迫手段を駆動することにより、乗員の圧迫が行われる。
そして、制御手段では、取得手段によって取得された脈波に同期して、乗員の心臓から遠い位置に配置された圧迫手段から心臓に近い位置に配置された圧迫手段の順に複数の圧迫手段を駆動するように、駆動手段が制御される。これによって、脈波に同期して、運転者の心臓から遠い抹消部に位置する圧迫手段から順に駆動して乗員を圧迫するので、血液の心臓への環流を促すことができる。そして、血の廻りが良くなることで長時間運転での着座疲労や、局部的痺れを緩和することができる。従って、運転者の疲労を低減すると共に、局部的な痺れを効果的に緩和することができる。
なお、圧迫手段は、請求項2に記載の発明のように、乗員の静脈血管及びリンパ管の少なくとも一方の部位に対応する位置に設けられて、前記部位を圧迫するようにしてもよい。これによって、血液の心臓への環流を効果的に促すことができる。
また、制御手段は、請求項3に記載の発明のように、前記取得手段によって取得された前記脈波に基づいて乗員の疲労度を算出し、算出した前記疲労度が所定疲労度以上の場合に、前記駆動手段の制御を開始するようにしてもよいし、請求項4に記載の発明のように、前記取得手段によって取得された前記脈波に基づいて乗員の疲労度を算出し、算出した前記疲労度に応じて前記駆動手段を駆動する際の、前記脈波の同期タイミング、前記駆動手段の駆動速度、及び前記圧迫手段の圧迫強さの少なくとも1つを決定して決定結果に従って前記駆動手段を制御するようにしてもよい。この場合には、請求項5に記載の発明のように、前記疲労度に応じた表示を行う表示手段を更に備えるようにしてもよい。
また、請求項1〜3の何れか1項に記載の発明は、請求項6に記載の発明のように、前記駆動手段を駆動する際の前記脈波の同期タイミングを設定する設定手段を更に備え、前記制御手段が、前記設定手段によって設定された前記同期タイミングに同期して、前記駆動手段を制御するようにしてもよい。
さらに、検出手段は、請求項7に記載の発明のように、ステアリング、乗員の腕、乗員の指、又はアームレストに設けられ、前記取得手段が、無線通信によって前記検出手段の検出結果を取得するようにしてもよい。
本発明によれば、脈波に同期して、乗員の心臓から遠い位置に配置された圧迫手段から心臓に近い位置に配置された圧迫手段の順に複数の圧迫手段を駆動することにより、運転者の下肢の血行を促進し疲労を低減すると共に、局部的な痺れを効果的に緩和することができる、という効果がある。
本発明の実施の形態に係わる車両用シートの車両搭載状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる車両用シートの外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる車両用シートの制御系の構成を示すブロック図である。 脈波に同期したエアバックの駆動を説明するためのタイミングチャートである。 脈波トリガ信号とエアバックポンプユニットの駆動信号の一定のタイムラグを示す図である。 本発明の実施の形態に係わる車両用シートにおけるシート制御ECUのROMに記憶されたプログラムを起動してマッサージ制御ルーチンを実行した場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 疲労度レベルに応じた、タイミング、早さ、及び強さを設定した一例を示す図である。 変形例のシート制御ECUのROMに記憶されたプログラムを起動してマッサージ制御ルーチンを実行した場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わる車両用シートの車両搭載状態を示す図であり、図2は、本発明の実施の形態に係わる車両用シートの外観を示す斜視図である。
車両用シートは、図1、2に示すように、シートバック32、及びシートクッション34を備えている。シートクッション34は、運転者が座る座面とされ、シートバック32は運転者の背中に対応して設けられた背もたれとして機能する。
本実施の形態の車両用シートは、運転者が着座する座席に適用するものとして説明するが、運転者以外が着座する助手席や後部座席としてもよい。
本実施の形態の車両用シート10は、シートバック32及びシートクッション34のそれぞれに複数のエアバック16が設けられている。複数のエアバック16は、後述するエアバックポンプによって膨張及び伸縮されるようになっている。
なお、本実施の形態では、エアバック16がシートクッション34及びシートバック32のそれぞれに設けた例を説明するが、シートクッション34又はシートバック32に設けるようにしてもよい。
また、複数のエアバック16は、シートバック32及びシートクッション34における、運転者の静脈血管やリンパ管に対応する部分に設けられている。すなわち、エアバックを膨張及び伸縮させることによって、静脈血管やリンパ管を圧迫するようになっている。なお、本実施の形態では、エアバックを用いて運転者(静脈血管やリンパ管)を圧迫する例を説明するが、運転者の圧迫はエアバックに限るものではなく、例えば、カム機構などの機械的な構成を適用するようにしてもよいし、他の構成を適用するようにしてもよい。
また、複数のエアバックは、図2では、運転者の静脈血管やリンパ管がある体側部分に対応する位置に設けられた例を示すが、他の位置に設けるようにしてもよい。例えば、シートクッション34では、足の大腿部の内側付近の静脈血管やリンパ管に対応する位置に設けるようにしてもよい。
また、ステアリング22には、運転者の脈波を検出するための脈波センサ12が設けられており、脈波センサ12によって運転者の脈波が検出される。
続いて、本発明の実施の形態に係わる車両用シート10のエアバック16を駆動する制御系の構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態に係わる車両用シート10の制御系の構成を示すブロック図である。
車両用シート10は、複数のエアバック16の駆動を制御するためのシート制御ECU(Electronic Control Unit)20を備えている。
シート制御ECU20は、CPU20AA、RAM20BB、ROM20CC、及びI/O20DDを含むマイクロコンピュータで構成されている。
シート制御ECU20のROM20CCには、エアバック16の駆動制御を行うための情報や後述するマッサージ制御ルーチンを実行するためのプログラム等が記憶され、RAM20BBは、CPU20AAによって行われる各種演算等を行うメモリ等として使用される。
I/O20DDには、ステアリング22に設けられた上述の脈波センサ12が接続されており、脈波センサ12の検出結果がシート制御ECU20に入力されるようになっている。
また、I/O20Dには、各エアバック16を駆動するためのエアバックポンプユニット14、及び各種情報を報知するための表示部18が接続されており、シート制御ECU20によってエアバックポンプユニット14の駆動が制御されると共に、表示部18への表示が制御される。
ここで、シート制御ECU20によるエアバックポンプユニット14の駆動制御について説明する。エアバックポンプユニット14の駆動制御は、ROM20Cに記憶されたプログラムを起動してマッサージ制御ルーチンを実行することによって行われる。
まず、マッサージ制御ルーチンの実行を開始すると、脈波センサ12によって運転者の脈波が検出されて、検出結果がI/O20Dを介してシート制御ECU20に入力される。
シート制御ECU20は、脈波センサ12によって検出された運転者の脈波に基づいて、運転者の疲労度を算出する。
運転者の疲労度の算出は、例えば、秋田大学工学資源学部研究報告、第30号、2009年10月、研究報告「心拍変動によるVDT作業者のストレス・疲労の知恵量的検討」に記載の技術を用いて疲労度を定量的に算出することができる。すなわち、脈波センサ12の検出結果に基づいて、脈波の波形におけるピーク間隔(R−R間隔)変動の解析を行った後に、R−R間隔変動を等時間間隔データに変換するため所定の再サンプリング周波数でスプライン補間を行って統計解析を行うことにより、心拍数、及びR−R間隔変動係数を算出すると共に、周波数スペクトル解析(FFT)によりR−R間隔変動のパワースペクトル密度を解析して、低周波成分(LF)、高周波成分(HF)、及びLF/HFを算出する。そして、これらの指標から疲労度を定量的に算出することができる。
或いは、脈波センサ12の検出結果から脈拍を求めて、脈拍変化などから定量的に疲労度を算出するようにしてもよい。例えば、脈拍の変化度合いに応じて予め疲労度を定めて、疲労度を算出するようにしてもよいし、他の方法を用いるようにしてもよい。
シート制御ECU20は、運転者の疲労度を算出すると、算出結果を表示部18に表示するように制御して運転者の疲労度を報知する。例えば、緑ランプ、黄色ランプ、及び赤ランプ等を表示部18として車両のコンビネーションメータ等に設けて、疲労度に応じて予め定めたランプを点灯する等によって報知してもよいし、音や振動等によって報知するようにしてもよい。
また、シート制御ECU20は、算出した疲労度が所定疲労度以上か否かを判定し、所定疲労度以上の場合には、エアバックポンプユニット14を駆動してエアバック16の駆動を制御する。このとき、脈波センサ12によって検出した運転者の脈波に同期して、運転者の心臓から遠い抹消部のエアバック16から順に膨張するように、エアバックポンプユニット14を制御する。具体的には、エアバックA、エアバックB、エアバックC、エアバックD、エアバックEの順に心臓から遠く配置されているとすると、図4に示すように、運転者の脈波センサの検出結果(脈波トリガ)に同期して、遠いエアバックAから順に膨張するようにエアバックポンプユニット14を制御する。これによって、脈波に同期して、運転者の心臓から遠い抹消部に位置するエアバック16から順に膨張して乗員を圧迫するので、血液の心臓への環流を促すことができる。血の廻りが良くなることで長時間運転での着座疲労や、局部的痺れを緩和することができる。
また、シート制御ECU20は、脈波に同期してエアバックポンプユニット14を制御する際に、脈波トリガ信号とエアバックポンプユニット14の駆動信号に、予め定めた一定のタイムラグdを設定して、エアバックポンプユニット14の駆動を制御する。なお、一定のタイムラグdは、図5に示すように、脈波のピーク値(脈波トリガ信号)からのタイムラグであり、血流を阻害しない予め定めた時間(例えば、0.3〜0.4S程度)が設定されている。これによって、エアバック16を順に膨張させることにより、血流を阻害せずに、血液の心臓への環流を確実に促すことができる。
続いて、上述のように構成された本発明の実施の形態に係わる車両用シート10のシート制御ECU20で行われる具体的な処理の流れについて説明する。図6は、シート制御ECU20のROM20Cに記憶されたプログラムを起動してマッサージ制御ルーチンを実行した場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、マッサージ制御ルーチンは、例えば、マッサージモードボタン等によって当該制御の実行が設定された状態でイグニッションスイッチがオンした場合に開始する。
マッサージ制御ルーチンが開始されると、ステップ100では、脈波センサ12によって運転者の脈波の検出が行われ、検出結果が順次取得されてステップ102へ移行する。すなわち、ステアリング22に設けられた脈波センサ12によって運転者の脈波が検出され、検出結果がI/O20Dを介してシート制御ECU20に取り込まれる。
ステップ102では、脈波に基づく疲労度算出処理が行われてステップ104へ移行する。疲労度の算出方法は、上述したように、例えば、脈波センサ12の検出結果に基づいて、脈波の波形におけるピーク間隔(R−R間隔)変動の解析を行った後に、R−R間隔変動を等時間間隔データに変換するため所定の再サンプリング周波数でスプライン補間を行って統計解析を行うことにより、各指標を算出することによって行うようにしてもよいし、脈拍の変化度合いに応じて予め疲労度を定めて、疲労度を算出するようにしてもよいし、他の方法を用いるようにしてもよい。
ステップ104では、エアバックポンプユニット14が既に作動中であるか否か判定される。該判定は、後述処理が既に行われてエアバックポンプユニット14が駆動されているか否かを判定し、該判定が否定された場合にはステップ106へ移行し、肯定された場合にはステップ110へ移行する。
ステップ106では、算出した疲労度が所定疲労度以上か否か判定され、該判定が肯定された場合にはステップ108へ移行し、否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
ステップ108では、脈波センサ12によって検出された運転者の脈波に同期して心臓から遠いエアバック16から順に膨張されてステップ110へ移行する。すなわち、図4に示すように、運転者の脈波センサの検出結果(脈波トリガ)に同期して、遠いエアバックAから順に膨張するようにエアバックポンプユニット14を制御する。図4の例では、エアバックAから順にエアバックEまでのエアバック16をそれぞれ脈波に同期して駆動するようにエアバックポンプユニット14を制御する。これによって、脈波に同期して、運転者の心臓から遠い抹消部に位置するエアバック16から順に膨張して乗員を圧迫するので、血液の心臓への環流を促すことができる。血の廻りが良くなることで長時間運転での着座疲労や、局部的痺れを緩和することができる。
ステップ110では、脈波センサ12によって運転者の脈波の検出が再び行われてステップ112へ移行する。すなわち、ステアリング22に設けられた脈波センサ12によって運転者の脈波が検出され、検出結果がI/O20Dを介してシート制御ECU20に入力される。
ステップ112では、ステップ102と同様に、脈波に基づく疲労度算出処理が行われてステップ114へ移行する。
ステップ114では、算出した疲労度が所定疲労度未満になったか否か判定され、該判定が肯定された場合にはステップ116へ移行し、否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
ステップ116では、エアバックポンプユニット14の駆動が停止されてステップ118へ移行する。
ステップ118では、システムオフが指示されたか否か判定される。該判定は、例えば、マッサージ制御ルーチンの設定の解除等が指示されたか否かを判定したり、イグニッションスイッチがオフされたか否か等を判定し、該判定が否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合には一連のマッサージ制御ルーチンの処理を終了する。
なお、エアバックポンプユニット14の駆動は、同期する脈波に対して倍拍、1/2拍など乗員のボタン操作等によって選択可能としてもよい。
続いて、本発明の実施の形態に係わる車両用シートの変形例について説明する。車両用シートの基本構成は、上記の実施の形態と同一であるため、詳細な説明は省略し、差異のみを説明する。
上記の実施の形態では、脈波センサ12によって検出した運転者の脈波に基づいて、運転者の疲労度を算出して、所定疲労度以上の場合に、心臓から遠い抹消部のエアバック16から順に膨張して運転者を圧迫するようにエアバックポンプユニット14の駆動を制御するようにしたが、変形例では、所定疲労度以上の場合に単にエアバックポンプユニット14の駆動を制御するのではなく、エアバックポンプユニット14を駆動する際の同期タイミングや、速さ、強さ等を予め定めた疲労度のレベルに応じて決定して駆動するようにしたものである。
すなわち、シート制御ECU20のROM20Cには、疲労度に応じて予め定めたレベル毎に、エアバックポンプユニット14を駆動する際の同期タイミングや、早さ、強さ等のパラメータを定めたテーブルが記憶されており、当該テーブルに従ってエアバックポンプユニット14の駆動を制御するマッサージ制御ルーチンのプログラムがROM20Cに記憶されており、当該プログラムが起動されることにより、エアバックポンプユニット14の駆動が制御されるようになっている点が上記の実施の形態と異なる。
例えば、図7に示すように、疲労度レベルをレベル1〜レベル3まで予め定めて、それぞれレベル毎に、タイミング、早さ、強さを予め定めて、疲労度レベルように応じてエアバックポンプユニット14を駆動するようにしてもよい。
なお、同期タイミングとは、例えば、1/2拍では、脈波2回に1回の間隔でエアバック16を駆動し、等拍では、脈波1回毎にエアバック16を駆動し、倍拍では、脈波1回に対してエアバック16を2回駆動(2つのエアバックを連続駆動)する。また、早さとは、エアバック16の膨張速度を表し、例えば、遅、普通、早い等の3段階にエアバックの膨張速度(空気の流入速度)を予め定める。また、強さとは、エアバック16を膨張した時の最終的な圧力等を示し、弱、中、強、等のように3段階にエアバックの膨張時の圧力(空気の流入量)等を予め定める。図7の例では、3つのレベルに分けた例を示すが、これに限るものではなく、2レベルとしてもよいし、4レベル以上としてもよい。また、図7の例では、タイミング、早さ、強さを共に設定する場合について示すが、これに限るものではなく、タイミング、早さ、及び強さの少なくとも1つを設定するものとしてもよい。
次に、本発明の実施の形態に係わる車両用シートの変形例におけるシート制御ECU20で行われる具体的な処理の流れについて説明する。図8は、変形例のシート制御ECU20のROM20Cに記憶されたプログラムを起動してマッサージ制御ルーチンを実行した場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、変形例のマッサージ制御ルーチンも、例えば、マッサージモードボタン等によって当該制御の実行が設定された状態でイグニッションスイッチがオンした場合に開始する。
マッサージ制御ルーチンが開始されると、ステップ200では、脈波センサ12によって運転者の脈波の検出が行われ、検出結果が順次取得されてステップ202へ移行する。すなわち、ステアリング22に設けられた脈波センサ12によって運転者の脈波が検出され、検出結果がI/O20Dを介してシート制御ECU20に取り込まれる。
ステップ202では、脈波に基づく疲労度算出処理が行われてステップ204へ移行する。疲労度の算出方法は、上述したように、例えば、脈波センサ12の検出結果に基づいて、脈波の波形におけるピーク間隔(R−R間隔)変動の解析を行った後に、R−R間隔変動を等時間間隔データに変換するため所定の再サンプリング周波数でスプライン補間を行って統計解析を行うことにより、各指標を算出することによって行うようにしてもよいし、脈拍の変化度合いに応じて予め疲労度を定めて、疲労度を算出するようにしてもよいし、他の方法を用いるようにしてもよい。
ステップ204では、エアバックポンプユニット14が既に作動中であるか否か判定される。該判定は、後述処理が既に行われてエアバックポンプユニット14が駆動されているか否かを判定し、該判定が否定された場合にはステップ206へ移行し、肯定された場合にはステップ212へ移行する。
ステップ206では、算出した疲労度が所定疲労度以上か否か判定され、該判定が肯定された場合にはステップ208へ移行し、否定された場合にはステップ200に戻って上述の処理が繰り返される。
ステップ208では、疲労度レベルに応じてエアバックポンプの駆動設定が行われてステップ210へ移行する。すなわち、疲労度に応じて予め定めたレベル毎に、エアバックポンプユニット14を駆動するタイミングや、早さ、強さ等のパラメータを定めたテーブルから、ステップ202で算出した疲労度レベルに対応するエアバックポンプユニット14を駆動するためのパラメータを設定する。
ステップ210では、ステップ208の設定に従って脈波センサ12によって検出された運転者の脈波に同期してエアバックポンプユニット14が駆動されてステップ214へ移行する。すなわち、図4に示すように、運転者の脈波センサの検出結果(脈波トリガ)に同期して、遠いエアバックAから順に設定したパラメータ(タイミング、早さ、強さ等)で膨張するようにエアバックポンプユニット14を制御する。図4の例では、エアバックAから順にエアバックEまでのエアバック16をそれぞれ脈波に同期して設定されたパラメータで駆動するようにエアバックポンプユニット14を制御する。これによって、脈波に同期して、運転者の心臓から遠い抹消部に位置するエアバック16から順に膨張して乗員を圧迫するので、血液の心臓への環流を促すことができる。血の廻りが良くなることで長時間運転での着座疲労や、局部的痺れを緩和することができる。また、疲労度に応じてエアバックの駆動が制御されるので、疲労度に応じたマッサージ効果を乗員に与えることができる。
一方、ステップ212では、疲労度レベルが変化したか否か判定される。該判定は、エアバックポンプユニット14が駆動された後に、疲労度に変化があったか否か判定され、該判定が肯定された場合には、上述のステップ208へ移行し、否定された場合にはステップ214へ移行する。
ステップ214では、脈波センサ12によって運転者の脈波の検出が再び行われてステップ216へ移行する。すなわち、ステアリング22に設けられた脈波センサ12によって運転者の脈波が検出され、検出結果がI/O20Dを介してシート制御ECU20に入力される。
ステップ216では、ステップ202と同様に、脈波に基づく疲労度算出処理が行われてステップ218へ移行する。
ステップ218では、算出した疲労度が所定疲労度未満になったか否か判定され、該判定が肯定された場合にはステップ220へ移行し、否定された場合にはステップ200に戻って上述の処理が繰り返される。
ステップ220では、エアバックポンプユニット14の駆動が停止されてステップ222へ移行する。
ステップ222では、システムオフが指示されたか否か判定される。該判定は、例えば、マッサージ制御ルーチンの設定の解除等が指示されたか否かを判定したり、イグニッションスイッチがオフされたか否か等を判定し、該判定が否定された場合にはステップ200に戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合には一連のマッサージ制御ルーチンの処理を終了する。
なお、上記の実施の形態及び変形例では、脈波センサ12をステアリング22に設けた例を示すが、これに限るものではなく、例えば、腕時計型の脈波センサを用いて無線通信等によってシート制御ECU20に脈波の検出結果を送信するようにしてもよい。或いは、アームレストに設けるようにしてもよいし、他の部位に設けるようにしてもよい。また、複数の位置に設けて何れかで脈波を検出するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態及び変形例では、運転席の車両用シート10として説明したが、これに限るものではなく、助手席や後部座席に上記の構成を適用するようにしてもよい。運転席以外に適用する場合には、脈波センサ12は、ステアリング22ではなく、腕時計型やアームレストに設けることにより、助手席や後部座席に適用することが可能となる。
10 車両用シート
12 脈波センサ
14 エアバックポンプユニット
16 エアバック
18 表示部
20 シート制御ECU
22 ステアリング
32 シートバック
34 シートクッション

Claims (7)

  1. 乗員の脈波を検出する検出手段によって検出された前記脈波を取得する取得手段と、
    車両用シートのシートクッション及びシートバックの少なくとも一方に設けられて、乗員を圧迫する複数の圧迫手段と、
    前記複数の圧迫手段それぞれを駆動する駆動手段と、
    前記取得手段によって取得された前記脈波に同期して、乗員の心臓から遠い位置に配置された前記圧迫手段から心臓に近い位置に配置された前記圧迫手段の順に前記複数の圧迫手段を駆動するように、前記駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えた車両用シート。
  2. 前記圧迫手段は、乗員の静脈血管及びリンパ管の少なくとも一方の部位に対応する位置に設けられて、前記部位を圧迫する請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記制御手段は、前記取得手段によって取得された前記脈波に基づいて乗員の疲労度を算出し、算出した前記疲労度が所定疲労度以上の場合に、前記駆動手段の制御を開始する請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記制御手段は、前記取得手段によって取得された前記脈波に基づいて乗員の疲労度を算出し、算出した前記疲労度に応じて前記駆動手段を駆動する際の、前記脈波の同期タイミング、前記駆動手段の駆動速度、及び前記圧迫手段の圧迫強さの少なくとも1つを決定して決定結果に従って前記駆動手段を制御する請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用シート。
  5. 前記疲労度に応じた表示を行う表示手段を更に備えた請求項3又は請求項4に記載の車両用シート。
  6. 前記駆動手段を駆動する際の前記脈波の同期タイミングを設定する設定手段を更に備え、前記制御手段が、前記設定手段によって設定された前記同期タイミングに同期して、前記駆動手段を制御する請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用シート。
  7. 前記検出手段が、ステアリング、乗員の腕、乗員の指、又はアームレストに設けられ、前記取得手段が、無線通信によって前記検出手段の検出結果を取得する請求1〜6の何れか1項に記載の車両用シート。
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