JP5991621B2 - 振動検知型錠解除装置 - Google Patents

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Description

本発明は、地震等の振動を検知して、扉に設置される錠の開錠を行う振動検知型錠解除装置に関するものである。
従来より、電力を使用せずに一定の震度以上の地震で開錠する振動検知型錠解除装置が公知である。例えば、地震によって錘が揺れると、吊下げ軸に冠着された円盤が傾き、当該円盤の外周が押上板を上方に押し上げることで、当該押上板中央に固着された押上棒が引外し可動板を回動させる。
そして、当該引外し可動板に固着した引外しレバーによりロックレバーに螺着した振幅調整ネジを押動して、当該ロックレバーが回動支軸を中心に回動する。これにより、摺働桿の係止を解除すると同時に、バネが開放されて摺働桿の上端部に固着された駆動桿に繋結されたワイヤーで動力を伝達して可動板をスライドさせることで鍵の係合を解除するものが公知である。(特許文献1参照)。
特開2011−1788号公報
一般的に、地震における体感の揺れ方には、いわゆる横揺れと縦揺れの二つがある。上記特許文献1の構造では、地震における体感の揺れ方のうち、当該横揺れを利用して錘を振子運動させることで、上方に位置するワイヤーまで動力を伝達させて鍵の係合を解除させるものである。
しかしながら、当該構造において、当該縦揺れの地震が発生した場合には、錘を振子運動させる程度の振動が生じにくいことから、動力を発生させることができず、鍵の係合を解除することができない虞がある。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するものであって、地震における体感の揺れ方に関わらず、振動検知時に確実に作動して扉に設置される錠の開錠を行うことができる振動検知型錠解除装置を提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の振動検知型錠解除装置は、扉の錠に隣接して設置される基盤と、前記基盤に設置され、前記錠に当接して開錠させる当接部を先端部に有し、前記錠に向けて付勢するよう弾性部材が内蔵されるスライド部と、前記スライド部に突設して設けられる係合ピンと、前記基盤に回動自在に軸支され、前記弾性部材が付勢力を蓄積した状態で前記係合ピンに係合可能とされる回動体と、前記基盤に設置されるとともに、前記基盤の略水平方向の振動を検知して振子運動する第1振動検知部と、一端が前記第1振動検知部に近接し、他端が前記回動体と連結されるとともに、前記第1振動検知部の振子運動を直線運動に変換し、前記回動体を回動させて前記係合ピンとの係合を解除する第1振動伝達機構と、前記基盤に設置されるとともに、前記基盤の略垂直方向の振動を検知して上下運動する第2振動検知部と、一端が前記第2振動検知部と連結され、他端が前記回動体と連結されるとともに、前記第2振動検知部の上下運動を回動運動に変換し、前記回動体を回動させて前記係合ピンとの係合を解除する第2振動伝達機構とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の振動検知型錠解除装置は、請求項1に記載の振動検知型錠解除装置において、前記基盤に回動自在に軸支され、一端が前記係合ピンと連結されるとともに他端が前記基盤に設置される補助弾性部材に連結される補助付勢機構が設けられるものである。
また、本発明の請求項3に記載の振動検知型錠解除装置は、請求項1又は請求項2に記載の振動検知型錠解除装置において、前記回動体を前記係合ピンとの係合方向に回動するよう前記第1振動伝達機構に付勢手段が設けられるものである。
また、本発明の請求項4に記載の振動検知型錠解除装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の振動検知型錠解除装置において、前記当接部が設けられる可動体を覆設するカバー体から突設する第1突起部と、前記可動体から前記第1突起部と同方向に突設する第2突起部とを備えるものである。
本発明の振動検知型錠解除装置では、通常時には、当該扉の錠自体で開錠又は施錠を行うことができるとともに、地震等による非常時には、振動検知型錠解除装置が作動することで当該扉の錠が連動して開錠することができる。すなわち、非常時においても、電気又は電池等を使用しないことから、停電、電池切れ等によって作動不可能となることがない。
本発明の実施例における振動検知型錠解除装置の一部断面正面図である。 本発明の実施例における振動検知型錠解除装置の第1振動検知部が作動した際の一部断面正面図である。 本発明の実施例における振動検知型錠解除装置の第2振動検知部が作動した際の一部断面正面図である。 本発明の実施例における振動検知型錠解除装置を設置した際の一部断面概略平面図である。 本発明の実施例における振動検知型錠解除装置を設置した際の一部破断概略正面図である。
以下、本発明の実施の形態における振動検知型錠解除装置を図面に基づいて説明する。当該振動検知型錠解除装置は、図4及び図5に示すように、扉の錠付近に設置するものである。当該扉においては、学校等のスライド型の門であってもよいし、車庫、倉庫等のスライド型の扉であってもよく、特に制限されるものではない。
当該扉は、枠部D1とスライド型の扉D2とから構成される。枠部D1における開放辺側の一部には挿通孔が形成されており、枠部D1の内部には受け金具D3が回動自在に設けられる。また、扉D2における開放辺側には、挿通孔に挿通されて受け金具D3と係合する略コ字状の係合金具D4が設けられる。
更に、枠部D1の外部には、受け金具D3を作動させる為の押しボタンD5を備えたレバーD6が設けられる。枠部D1の内部には、押圧ピンD7が押しボタンD5に連結されており、これにより受け金具D3を押圧して回動させて、係合金具D4との係合を解除する。
振動検知型錠解除装置は、枠部D1の内部であって、受け金具D3に隣接して設けられ、地震における体感の揺れ方のうち、いわゆる横揺れ、縦揺れを検知する振動検知部を夫々備えてなる。そして、当該振動検知部の運動を伝達機構により夫々変換して回動体30を可動させることで、スライド部20を受け金具D3側へと付勢させ、受け金具D3を回動させることで、係合金具D4との係合を解除するものである。
すなわち、通常時には、当該扉の錠自体で開錠又は施錠を行うことができるとともに、地震等による非常時には、振動検知型錠解除装置が作動することで当該扉の錠が連動して開錠することができるものである。
本発明の実施例に係る振動検知型錠解除装置は、図1から図5に示すように、主に、扉の錠に隣接して設置される基盤10と、錠に当接して開錠させる当接部21を有し、錠に向けて付勢するよう弾性部材23が内蔵されるスライド部20と、弾性部材23が付勢力を蓄積した状態でスライド部20に係合可能とされる回動体30と、いわゆる横揺れを検知する第1振動検知部40と、第1振動検知部40の運動を回動体30に伝達する第1振動伝達機構50と、いわゆる縦揺れを検知する第2振動検知部60と、第2振動検知部の運動を回動体30に伝達する第2振動伝達機構70と、スライド部20の付勢力を増大させる補助付勢機構80とから構成される。
基盤10は、受け金具D3に隣接するようにして枠部D1内に収容されるものであり、上記各機構等が設置されるものである。
スライド部20は、受け金具D3と係合金具D4との係合を解除すべく、受け金具D3と当接することで、受け金具D3を回動させるものである。当該スライド部20は、スライド部20が付勢した状態で当接部21が受け金具D3と当接するとともに、付勢力を蓄積した状態で当接部21が受け金具D3と当接しないように基盤10が設置される。また、スライド部20は、付勢力を蓄積した状態で保持されるよう構成される。
具体的には、スライド部20は先端部に当接部21が設けられる可動体22に内蔵される弾性部材23により進退可能となる。より具体的には、弾性部材23は、一端が基盤10に設置され、他端が可動体22に設置されてなり、可動体22の内部にて付勢力を蓄積できるよう構成される。そして、付勢力が蓄積された状態で当接部21を後退させ、当該付勢力により当接部21を受け金具D3側へと前進させるものである。弾性部材23は、例えば、バネ、合成ゴム等から構成される。
また、基盤10には、可動体22を覆設するようにしてカバー体24が設けられており、当該カバー体24から突設して第1突部25が設けられる。また、可動体22には、第1突部25と同方向に第2突部26が突設してなる。図1に示すように、第2突起部26はカバー体24に設けた貫通孔27から露呈させることもできるし、これに限られない。当該第1突部25及び第2突部26は、スライド部20の当接部21を手動で後退させる際に把持部として使用されるものである。
また、可動体22には、当接部21と反対側の端部に係合ピン28が突設してなる。当該係合ピン28を弾性部材23の付勢力が蓄積された状態で後述する回動体30に係合させることで、スライド部20を保持することができる。
更に、基盤10とカバー体24の少なくともいずれか一方には、弾性部材23の付勢力によって、可動体22が直動するようレール部(図示しない)を設けることもできる。
また、基盤10に対してカバー体24と反対方向に当接部21が突出して設けられており、弾性部材23の付勢力が蓄積された状態で当接部21が基盤10の端面に沿うように設置されることから、基盤10には切欠が設けられる。更に、当接部21には、受け金具D3側に可動した際に、レバーD6の押圧ピンD7と当接しないように凹部29が設けられる。
回動体30は、スライド部20の係合ピン28と係合することで保持されるものである。そして、第1振動検知部40又は第2振動検知部60が検知する揺れにより連動して回動することで当該係合を解除するものである。当該回動体30は、基盤10に対して回動自在に取り付けられる。
具体的には、回動体30は、基板31と側板32とから構成される。基板31は、例えば略L字状に形成され、基盤10に対して回動自在となるようにして一端部が取り付けられる。そして、他端側には、基板31から屈曲する側板32が設けられる。
当該側板32は、第1突部25及び第2突部26と同方向に屈曲してなり、上下方向に延びる長孔33が設けられる。また、基板31の下方側には、係合ピン28に対して上方から係合する略円弧状の切欠部34が設けられる。回動体30の回動中心は、基盤10に設置される軸部35とされる。また、基板31及び側板32は、一体に形成してもよいし、これに限られない。
第1振動検知部40は、いわゆる横揺れを検知して振子運動し、当該運動を第1振動伝達機構50へと伝達するものである。当該第1振動検知部40は、基盤10に設置される設置台41に揺動自在に取り付けられる。そして、第1振動検知部40が振子運動することにより、一端部が上方に位置する第1振動伝達機構50と当接し、振子運動を変換した状態で伝達する。
具体的には、第1錘42の上端部から突出する軸部43が設置台41の貫通孔に挿通された状態で、軸部43に固着される半球部44が設置台41上に載置されてなる。また、半球部44の上方には押上部45が設けられる。これにより、基盤10の略水平方向の振動を検知して振子運動することができる。当該振子運動により、第1錘42が基盤10に緩衝する際には、基盤10に窓部11を設けることもできる。第1錘42の重量は、横揺れの大きさに対応して適宜設定することができる。
第1振動伝達機構50は、第1振動検知部40の振子運動を直線運動に変換して、回動体30を回動させて係合ピン28との係合を解除するものである。当該第1振動伝達機構50は、一端部が第1振動検知部40の上方に間隙を有し、近接した状態で設置され、他端部が回動体30に連結され、略鉛直方向に直線運動するものである。
具体的には、第1連結棒51の上端部が回動体30の基板31に連結され、下端部には押上板52が設置される。そして、押上部45と押上板52が所定の間隙を有するようにして、基盤10に設置される付勢手段53により第1連結棒51が下方へ付勢されている。例えば、付勢手段53は、第1連結棒51が挿通する支持台54を基盤10に設置してなり、第1連結棒51に固定する固定部55と、その上方に位置する板部材56との間にバネ57を介在させてなる。これにより、常時下方へと付勢された状態となる。また、板部材56を設けることなく、支持台54の端面にてバネ57を支持することもできる。
第2振動検知部60は、いわゆる縦揺れを検知して上下運動し、当該運動を第2振動伝達機構70へと伝達するものである。当該第2振動検知部60は、基盤10に設置される設置台61に可動自在に取り付けられる。そして、第2振動検知部60が上下運動することにより、一端部が第2振動伝達機構70の一端部と当接し、上下運動を変換した状態で伝達する。
具体的には、第2錘62に挿通して一体とされる軸部63が設置台61の貫通孔に挿通された状態で、設置台61と第2錘62との間にバネ67が介在してなる。また、軸部63の上方端部には押下部64が設けられ、その下方には軸部63の段部を介して板部材65が設けられる。すなわち、バネ67の付勢力により第2錘62、軸部63等が浮上した状態となる。これにより、基盤10の略垂直方向の振動を検知して第2錘62、軸部63等が上下運動することができる。第2錘62の重量は、縦揺れの大きさに対応して適宜設定することができる。
第2振動伝達機構70は、第2振動検知部60の上下運動を回動運動に変換して、回動体30を回動させて係合ピン28との係合を解除するものである。当該第2振動伝達機構70は、基盤10に回動自在に軸支され、一端部が第2振動検知部60に連結され、他端部が回動体30に連結されて、回動運動するものである。
具体的には、第2連結棒71の略中央部が基盤10に回動自在に軸支される。当該一端は、回動体30における側板32の長孔33に挿通されており、先端に設けられる抜止部72により長孔33からの抜け止めが防止されている。また、他端には軸部63に挿通される押下板73が設けられ、当該押下板73は第2振動検知部60の板部材65の上方に設置される。更に、押下板73の上方には押下部64の当接を容易とする為の板部材66が載置される。第2連結棒61の回動中心は、基盤10に設置される軸部74とされる。また、板部材66を設けることなく、直接押下部64を押下板73に当接させることもできる。
補助付勢機構80は、スライド部20における弾性部材23による付勢力を増大させるよう作動するものである。当該補助付勢機構80は、一端部が基盤10に回動自在に軸支され、他端部が係合ピン28に連結されて、スライド部20の可動に伴い、回動運動するものである。
具体的には、基板81の一端部が基盤10に対して回動自在となるように取り付けられ、他端部がスライド部20の係合ピン28に取り付けられる。基板81の回動中心は、基盤10に設置される軸部82とされる。また、軸部82の近傍には、一端が基盤10に設置される補助弾性部材83が連結されており、基板81の回動により付勢力が蓄積される。補助弾性部材83は、例えば、バネ、合成ゴム等から構成される。すなわち、スライド部20が弾性部材23の付勢力が蓄積する方向に可動されると、基板81が回動するとともに、補助弾性部材83の付勢力も蓄積されるよう構成される。
このようにして構成される振動検知型錠解除装置は、地震等による非常時に作動することで当該扉の錠が連動して開錠が行われる。具体的には、図2から図4に示すようにして、開錠が行われる。図2は、横揺れ発生時に第1振動検知部40が作動した際の状態説明図であり、図3は、縦揺れ発生時に第2振動検知部60が作動した際の状態説明図である。図4は、枠部D1の一部破断概略平面図である。
図2に示すように、横揺れ発生状態においては、基盤10が略水平方向に揺動するに伴い、第1錘42が当該揺動により半球部44を介して振子運動する。そして、第1錘42の押上部45が傾斜することで押上板52と当接し、押上板52が上方へと押し上げられ、付勢手段53により常時下方へと付勢された第1連結棒51が付勢に抗して上方へと直線運動する。これにより、振子運動が直線運動へと変換されて伝達される。
そして、一定以上の揺動となったとき、第1連結棒51の直線運動により、回動体30を軸部35を中心として時計回りに回動させることで、切欠部34と係合ピン28との係合を解除する。当該係合が解除されると、可動体22が弾性部材23による付勢力、及び補助弾性部材83による付勢力で受け金具D3側へと前進する。そして、図4に示すように、当接部21が枠部D1に設けられる受け金具D3と当接することで、受け金具D3を回動させ、他端における係合金具D4との係合を解除し、扉D2を可動可能とする。
一方、図3に示すように、縦揺れ発生時においては、基盤10が略垂直方向に揺動するに伴い、第2錘62が当該揺動によりバネ67を介して上下運動する。そして、押下部64が板部材66を介して押下板73を押し下げることで、第2連結棒71を軸部74を中心として時計回りに回動させる。このとき、第2連結棒71は回動体30の長孔33内を摺動する。これにより、上下運動が回動運動へと変換されて伝達される。
そして、一定以上の揺動となったとき、第2連結棒71の回動運動により、第2連結棒71が長孔33の上端と当接し、回動体30を軸部35を中心として時計回りに回動させることで、切欠部34と係合ピン28との係合を解除する。当該係合が解除されると、可動体22が弾性部材23による付勢力、及び補助弾性部材83による付勢力で受け金具D3側へと前進する。そして、図4に示すように、当接部21が枠部D1に設けられる受け金具D3と当接することで、受け金具D3を回動させ、他端における係合金具D4との係合を解除し、扉D2を可動可能とする。
当該受け金具D3との当接位置からスライド部20における弾性部材23の付勢力を蓄積させる位置への操作は次のようにして行われる。枠部D1に設けられる窓部D8を開くことで露呈されるスライド部20の第1突部25及び第2突部26を把持し、弾性部材23に付勢力が蓄積するよう第2突部26を第1突部25側へ可動させる。そして、付勢手段53により常時下方へと付勢された第1連結棒51に連結される回動体30の切欠部34に係合ピン28を係合させる。このとき、スライド部20が可動するとともに、基板81が回動することで補助弾性部材83の付勢力も同様に蓄積される。これにより、スライド部20の付勢力が蓄積した状態で保持される。
また、通常時には、図4に示すように、枠部D1に設けられるレバーD6の押しボタンD5を押すことで、内部の押圧ピンD6が連動して受け金具D3を回動させ、他端における係合金具D4との係合を解除し、扉D2を可動可能とする。
以上、説明した本発明の実施例に係る振動検知型錠解除装置によれば、通常時には、当該扉の錠自体で開錠又は施錠を行うことができるとともに、地震等による非常時には、振動検知型錠解除装置が作動することで当該扉の錠が連動して開錠することができる。すなわち、非常時においても、電気又は電池等を使用しないことから、停電、電池切れ等によって作動不可能となることがない。
また、既存のスライド型の扉に設置可能であることから、特殊な扉等に交換する必要がなく、扉の交換による煩雑な作業をかけることなく、コストを低減することができる。
更に、扉D2のみが可動するものに限られず、枠部D1側が共に可動するものであってもよい。また、第1振動検知部40、第1振動伝達機構50、第2振動検知部60、第2振動伝達機構70、補助付勢機構80は夫々が上述のように機能するものであれば上記実施例の形態に限られるものではなく、適宜変更して実施することが可能である。また、一部構成を省略することができるし、一部抽出した構成とすることができるのは勿論である。
10 基盤
20 スライド部
21 当接部
22 可動体
23 弾性部材
24 カバー体
25 第1突部
26 第2突部
27 貫通孔
28 係合ピン
30 回動体
31 基板
32 側板
33 長孔
34 切欠部
40 第1振動検知部
42 第1錘
44 半球部
45 押上部
50 第1振動伝達機構
51 第1連結棒
52 押上板
53 付勢手段
60 第2振動検知部
62 第2錘
64 押下部
70 第2振動伝達機構
71 第2連結棒
72 抜止部
80 補助付勢機構

Claims (4)

  1. 扉の錠に隣接して設置される基盤と、
    前記基盤に設置され、前記錠に当接して開錠させる当接部を先端部に有し、前記錠に向けて付勢するよう弾性部材が内蔵されるスライド部と、
    前記スライド部に突設して設けられる係合ピンと、
    前記基盤に回動自在に軸支され、前記弾性部材が付勢力を蓄積した状態で前記係合ピンに係合可能とされる回動体と、
    前記基盤に設置されるとともに、前記基盤の略水平方向の振動を検知して振子運動する第1振動検知部と、
    一端が前記第1振動検知部に近接し、他端が前記回動体と連結されるとともに、前記第1振動検知部の振子運動を直線運動に変換し、前記回動体を回動させて前記係合ピンとの係合を解除する第1振動伝達機構と、
    前記基盤に設置されるとともに、前記基盤の略垂直方向の振動を検知して上下運動する第2振動検知部と、
    一端が前記第2振動検知部と連結され、他端が前記回動体と連結されるとともに、前記第2振動検知部の上下運動を回動運動に変換し、前記回動体を回動させて前記係合ピンとの係合を解除する第2振動伝達機構と、
    を備えることを特徴とする振動検知型錠解除装置。
  2. 前記基盤に回動自在に軸支され、一端が前記係合ピンと連結されるとともに他端が前記基盤に設置される補助弾性部材に連結される補助付勢機構が設けられる請求項1に記載の振動検知型錠解除装置。
  3. 前記回動体を前記係合ピンとの係合方向に回動するよう前記第1振動伝達機構に付勢手段が設けられる請求項1又は請求項2に記載の振動検知型錠解除装置。
  4. 前記当接部が設けられる可動体を覆設するカバー体から突設する第1突起部と、前記可動体から前記第1突起部と同方向に突設する第2突起部とを備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の振動検知型錠解除装置。
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