JP5991599B2 - 目標探知装置 - Google Patents

目標探知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5991599B2
JP5991599B2 JP2014035059A JP2014035059A JP5991599B2 JP 5991599 B2 JP5991599 B2 JP 5991599B2 JP 2014035059 A JP2014035059 A JP 2014035059A JP 2014035059 A JP2014035059 A JP 2014035059A JP 5991599 B2 JP5991599 B2 JP 5991599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
unit
target
probability
detection probability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014035059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015161513A (ja
Inventor
小林 稔
稔 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2014035059A priority Critical patent/JP5991599B2/ja
Publication of JP2015161513A publication Critical patent/JP2015161513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5991599B2 publication Critical patent/JP5991599B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

本発明は、目標探知装置、目標探知結果表示方法およびプログラムに関し、例えば、音波を用いて水中の目標を探知してその探知結果を表示する目標探知装置、目標探知結果表示方法およびプログラムに関する。
水中を伝搬する音波を用いて水中の目標を探知してその探知結果を表示する装置(以下「ソーナー表示装置」と称する)が知られている。
ソーナー表示装置は、センサ(例えば、ソーナー)が受信した音響信号(音波)を電気信号に変換した後、その電気信号に含まれる雑音やクラッタ(残響)といった不要信号を低減する低減処理を行う。ソーナー表示装置は、低減処理が施された電気信号から、S/N(Signal/Noise)やドップラ情報にて特定される検出条件を満たす信号部分(以下「該当部分」)を検出する。ソーナー表示装置は、該当部分にて特定される目標の探知結果を自動検出結果として画面に表示したり、追尾処理の入力データとして使用したりしている。
しかしながら、低減処理にて不要信号を完全に取り除くことは困難である。このため、ソーナー表示装置での自動検出結果には、不要信号に起因する誤検出結果が含まれている可能性がある。
特許文献1には、ソーナー表示装置での自動検出結果が誤検出結果であるか否かを判定するための参考となる情報を表示する水中物体探知可能領域表示方法(以下、単に「表示方法」と称する)が記載されている。特許文献1に記載の表示方法では、伝搬状況計算部が水中の音波の伝搬距離に対する伝搬損失を計算し、探知可能領域計算部が、伝搬損失の計算結果と探知確率とに基づいて探知可能領域を計算する。なお、探知確率は、伝搬損失が大きくなるほど小さくなる。
オペレータは、探知可能領域の表示を参照することで、ソーナー表示装置に表示された自動検出結果の信憑性を判断することが可能になる。例えば、自動検出結果が示す目標の位置が探知可能領域内である場合、オペレータは、その自動検出結果を有効な検出結果として判断する。一方、自動検出結果が示す目標の位置が探知可能領域外である場合、オペレータは、その自動検出結果を誤検出結果として判断する。
しかしながら、特許文献1に記載の表示方法では、ソーナー表示装置での自動検出結果(探知結果)は、探知可能領域の表示に反映されない。このため、特許文献1に記載の表示方法では、オペレータは、探知可能領域の表示を確認しながら探知可能領域の表示とは別に表示されたソーナー表示装置での自動検出結果(実際の探知結果)を精査するという煩わしい確認作業を行う必要がある。
特許文献2、3には、上述した煩わしい確認作業を軽減可能な技術が記載されている。以下、特許文献2、3に記載の技術について説明する。
特許文献2には、目標が存在する存在圏を特定し、その存在圏内での目標の位置を推定する目標運動解析装置が記載されている。特許文献2に記載の目標運動解析装置は、既定のパラメータを使用してセンサの探知可能領域を計算する。特許文献2に記載の目標運動解析装置は、センサの探知可能領域とセンサが実際に探知した目標の探知方位とが重なる領域を、目標の存在圏として特定する。特許文献2に記載の目標運動解析装置は、その存在圏内での目標の位置を、センサの検出結果を用いて推定する。
特許文献3には、水中目標捜索センサの目標検知可能領域を予め求めておき、その目標検知可能領域と、水中目標捜索センサの探知結果とを、同一画面上に重ね合わせて表示することで目標存在領域を表示する位置局限・運動解析装置が記載されている。
特許文献2、3に記載の技術では、計算にて求められた探知可能領域に、実際の探知結果が反映される。このため、オペレータは有効な探知結果を容易に認識することが可能になる。
特開昭63−261182号公報 特開2011−141125号公報 特開昭60−159667号公報
特許文献1に記載の表示方法では、上述したように、オペレータは探知可能領域の表示を確認しながら探知可能領域の表示とは別に表示されたソーナー表示装置での自動検出結果(実際の探知結果)を精査するという煩わしい確認作業を行う必要がある。
特許文献2に記載の目標運動解析装置は、有効な探知結果を容易に認識可能にするために、センサの探知可能領域を計算し、その計算結果を用いて目標の存在圏を特定して存在圏内での目標の位置を推定する、という一連の処理を行う。探知可能領域は、特許文献1に記載されたように探知確率を用いて計算される。このため、特許文献2に記載の目標運動解析装置では、探知確率を用いてセンサの探知可能領域を計算し、その計算結果を用いて目標の存在圏を特定して存在圏内での目標の位置を推定する、という一連の複雑な処理を行う必要がある。
よって、オペレータの煩わしい確認作業を軽減でき、かつ探知確率を用いてセンサの探知可能領域を計算しその計算結果を用いて目標の存在圏を特定して存在圏内での目標の位置を推定するという一連の複雑な処理を軽減可能な手法が望まれるという課題があった。
また、特許文献3に記載の位置局限・運動解析装置は、有効な探知結果を容易に認識可能にするために、目標検知可能領域を計算し、その目標検知可能領域とセンサの探知結果とを同一画面上に重ね合わせて表示する。このため、特許文献3に記載の表示手法によれば、オペレータは、目標検知可能領域に含まれる探知結果を有効な探知結果として判断し、目標検知可能領域から外れている探知結果を誤検出結果として判断可能になる。
しかしながら、目標検知可能領域は計算にて特定されるので、計算上の目標検知可能領域が実際の目標検知可能領域と異なる可能性がある。このため、計算上の目標検知可能領域が実際の目標検知可能領域と異なっている場合、特許文献3に記載の表示手法では、有効な探知結果が目標検知可能領域から外れた位置に表示されてしまう状況が発生する。この状況が発生すると、オペレータは、探知結果の有効性について誤判定をしてしまう。
よって、オペレータの煩わしい確認作業を軽減でき、かつオペレータが探知結果の尤もらしさを判定可能な手法が望まれるという課題があった。
本発明の目的は、上述した課題のいずれかを解決可能な目標探知装置、目標探知結果表示方法およびプログラムを提供することである。
本発明の目標探知装置は、音響信号を検出する検出部と、前記検出部にて検出された音響信号を用いて目標を探知する探知部と、前記検出部の仕様データと実環境データと固定データとを用いて前記目標の探知確率を算出する算出部と、前記探知部の探知結果のうち、前記探知確率が既定値以上の探知結果を表示する表示制御部と、を含み、前記算出部は、前記検出部が検出した音響信号に含まれている不要信号を用いて前記探知確率を算出し、前記不要信号を使用できない場合、前記検出部の仕様データと前記実環境データと前記固定データから算出された不要信号を用いて前記探知確率を算出する
本発明の他の目標探知装置は、音響信号を検出する検出部と、前記検出部にて検出された音響信号を用いて目標を探知する探知部と、前記検出部の仕様データと実環境データと固定データとを用いて前記目標の探知確率を算出する算出部と、前記探知確率を前記探知結果に重畳して表示する表示制御部と、を含み、前記算出部は、前記検出部が検出した音響信号に含まれている不要信号を用いて前記探知確率を算出し、前記不要信号を使用できない場合、前記検出部の仕様データと前記実環境データと前記固定データから算出された不要信号を用いて前記探知確率を算出する
本発明によれば、オペレータの煩わしい確認作業を軽減でき、かつ、探知確率を用いてセンサの探知可能領域を計算しその計算結果を用いて目標の存在圏を特定して存在圏内での目標の位置を推定するという一連の複雑な処理を軽減可能になる。また、本発明によれば、オペレータの煩わしい確認作業を軽減でき、かつ、オペレータが探知結果の尤もらしさを判定可能になる。
本発明の第1実施形態の目標探知装置1を示した図である。 目標探知装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態の目標探知装置1Aを示した図である。 目標探知装置1Aの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態の目標探知装置1Bを示した図である。 目標探知装置1Bの動作を説明するためのシーケンス図である。 目標探知装置1Bの動作を説明するためのシーケンス図である。 検出条件の一例を示した図である。 探知確率情報の例を示した図である。 追尾処理部700を含む目標探知装置を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の目標探知装置1を示した図である。
目標探知装置1は、例えば、水中の音響信号(音波)を用いて水中の目標を探知する。目標探知装置1は、検出部2と、探知部3と、算出部4と、表示制御部5と、を含む。検出部2は、音響信号を検出する。探知部3は、検出部2にて検出された音響信号を用いて目標を探知する。算出部4は、目標の探知について予め設定された情報(以下「探知関連情報」と称する)を用いて、目標の探知確率を算出する。探知関連情報は、例えば、検出部2の仕様(以下「諸元」とも称する)を表す検出部データと、水中および水面上の実際の環境を表す実環境データと、探知確率を算出する際に用いる定数等の固定データと、を含む。表示制御部5は、探知部3の探知結果を算出部4が算出した探知確率で絞り込んだ結果を表示する。
次に、動作を説明する。
図2は、目標探知装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
検出部2は、水中の音響信号を検出すると(ステップS1)、その音響信号を探知部3に出力する。
探知部3は、検出部2から音響信号を受け付けると、その音響信号を用いて目標を探知する(ステップS2)。続いて、探知部3は、目標の探知結果を表示制御部5に出力する。
一方、算出部4は、探知関連情報を用いて目標の探知確率を算出する(ステップS3)。続いて、算出部4は、目標の探知確率を表示制御部5に出力する。
表示制御部5は、目標の探知結果と目標の探知確率とを受け付けると、目標の探知結果を目標の探知確率で絞り込む。例えば、表示制御部5は、目標の探知結果から、探知確率が既定値以上である目標の探知結果を抽出する絞り込み処理を実行する。続いて、表示制御部5は、絞り込まれた目標の探知結果を表示する(ステップS4)。
次に、本実施形態の効果を説明する。
検出部2は、音響信号を検出する。探知部3は、検出部2にて検出された音響信号を用いて目標を探知する。算出部4は、探知関連情報を用いて目標の探知確率を算出する。表示制御部5は、探知結果を探知確率で絞り込んだ結果を表示する。このため、探知確率が反映された探知結果が表示される。したがって、オペレータは探知確率の表示を確認しながら探知確率の表示とは別に表示された探知結果を精査するという煩わしい確認作業を行う必要がなくなる。また、探知結果を探知確率で絞り込んだ結果を表示するため、探知可能領域および存在圏を計算する必要がなくなる。したがって、有効な探知結果を容易に認識可能にするための処理を簡素化することが可能になる。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態の目標探知装置1Aを示した図である。図3において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
第2実施形態と第1実施形態の主な相違点は、第2実施形態では、表示制御部5の代わりに表示制御部5Aが用いられている点である。以下、第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
表示制御部5Aは、算出部4が算出した探知確率を探知部3の探知結果に重畳して表示する。
図4は、目標探知装置1Aの動作を説明するためのフローチャートである。図4において、図2に示した処理と同一の処理には同一符号を付してある。以下、目標探知装置1Aの動作について、図2に示した処理と異なる処理を中心に説明する。
ステップS3が終了した後、表示制御部5Aは、探知部3から目標の探知結果を受け付け、かつ、算出部4から目標の探知確率を受け付けると、算出部4が算出した探知確率を探知部3の探知結果に重畳して表示する(ステップS5)。
次に、本実施形態の効果を説明する。
表示制御部5Aは、算出部4が算出した探知確率を探知部3の探知結果に重畳して表示する。このため、オペレータは、探知確率と探知結果とをまとめて確認することが可能になる。また、目標検知可能領域ではなく探知確率が、探知結果に重畳表示されるので、オペレータは、探知確率に基づいて探知結果の尤もらしさを判定可能になる。よって、オペレータが探知結果の有効性について誤判定を起こす確率を減らすことが可能になる。
ここで、第1、第2実施形態の変形例を説明する。
ステップS1での音響信号の検出動作またはステップS2での目標の探知動作の実行前に、ステップS3での探知確率の算出動作が実行されてもよい。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態の目標探知装置1Bを示した図である。
目標探知装置1Bは、ソーナー表示装置100と、データベース部200と、水測予察部300と、音波送信部400と、を有する。
ソーナー表示装置100は、センサ101と、信号処理部102と、信号検出部103と、ゲート処理部104と、表示部105と、を有している。
センサ101は、検出部の一例である。センサ101は、海中の音響信号(音波)を検出する。センサ101は、送信部の一例である音波送信部400が海中に送信した音響信号のうち目標にて反射された音響信号を検出する。この場合、センサ101は、アクティブソーナー用のセンサとして機能する。なお、センサ101は、海中の目標が発生する音響信号を検出してもよい。この場合、センサ101はパッシブソーナー用のセンサとして機能し、音波送信部400は省略されてもよい。
センサ101は、音響信号を検出するために形成されたビームを用いて音響信号を検出する。センサ101は、音響信号を検出すると、その音響信号を電気信号へ変換する。センサ101が生成した電気信号は、目標からのエコー(以下「目標信号」と称する)と、雑音やクラッタ(残響)のような不要信号(以下「ML」とも称する)と、を含んでいる。
信号処理部102は、センサ101が生成した電気信号に対して、MLを低減して目標信号を浮かび上がらせる低減処理を行う。
信号検出部103は、信号処理部102で低減処理が施された電気信号(以下「受信データ」と称する)のうち、S/Nの値やドップラ情報にて設定される閾値を越えた部分(該当部分)を検出する。信号検出部103は、該当部分にて特定される目標の探知結果(目標までの距離と目標の方位とで特定される目標の位置)を、自動検出結果として出力する。
ゲート処理部104には、不図示の操作部が受け付けたユーザの入力操作に応じて、第1モードと第2モードのいずれかが設定される。ゲート処理部104は、水測予察部300の出力を使用しない第2モードでは、信号検出部103の自動検出結果を表示部105に出力する。一方、水測予察部300の出力を使用する第1モードでは、ゲート処理部104は、信号検出部103の自動検出結果を、水測予察部300からの出力(探知確率)を用いて絞り込む。ゲート処理部104は、絞り込まれた自動検出結果を表示部105に出力する。
表示部105は、種々の表示を実行する。例えば、表示部105は、ゲート処理部104からの出力や水測予察部300からの出力を表示する。
データベース部200は、センサ諸元201と、実環境データ202と、固定データ203と、を有する。センサ諸元201と実環境データ202と固定データ203は、目標の探知について予め設定された情報の一例である。データベース部200は、水測予察部300での予察処理に必要なデータ(センサ諸元201と実環境データ202と固定データ203)を、水測予察部300に提供する。
センサ諸元201は、センサ101の諸元(仕様)データである。センサ諸元201は、水測予察部300の動作開始前に設定される。
実環境データ202は、水温、塩分、風速および海況情報といった時間と場所に応じて変化する実環境のデータである。海況情報や風速にて、背景雑円や波高等が特定される。実環境データ202は随時更新される。水温や塩分のデータとしては、海での実計測結果または予報データが使用される。なお、水温や塩分のデータとしては、環境についての観測データ(例えば気象データ)を用いて予報データや統計データに対して同化処理を施すことで予報データや統計データを現場海域の現状に応じて修正した同化データが用いられてもよい。
固定データ203は、水測予察部300で使用する定数等のデータである。
水測予察部300は、データベース部200から供給されたデータを用いて、ソーナー表示装置100が実行する探知の確率(探知確率)を計算する。
水測予察部300は、伝搬損失計算部301と、エコーレベル計算部302と、実ML取込部303と、ML計算部304と、探知確率計算部305と、探知確率情報生成部306と、を有している。水測予察部300は、エコーレベルとMLを用いて探知確率を計算する。
伝搬損失計算部301は、データベース部200から供給されたデータを元に、音線モデルやPE(Parabolic Equation)モデル等の音波伝搬モデルを用いて音波伝搬計算を行う。伝搬損失計算部301は、音波伝搬計算の結果を用いて伝搬損失を計算する。
エコーレベル計算部302は、伝搬損失計算部301での伝搬損失の計算結果を用いて、目標信号のレベルを計算する。
実ML取込部303は、ソーナー表示装置100の信号処理部102から、各ビーム方位の実雑音および実残響(以下「実ML」と称する)を取込む。
ML計算部304は、伝搬損失計算部301での伝搬損失の計算結果を用いて、雑音およびクラッタ(残響)の時間変化を計算する。
探知確率計算部305は、算出部の一例である。探知確率計算部305は、実ML取込部303の出力である実MLとML計算部304の出力である計算MLとのいずれかと、エコーレベル計算部302の出力と、を用いて各位置(距離・方位)の探知確率を計算する。計算精度の関係上、探知確率計算部305は、実MLが使用可能である状況では、基本的に実MLを使用する。探知確率計算部305は、探知確率を、一般的に知られたソーナー方程式を使用して計算する。
探知確率情報生成部306は、探知確率計算部305が計算した探知確率を用いて、等探知確率線等の探知確率情報を生成する。探知確率情報は、オペレータ支援情報として機能する。
信号処理部102と信号検出部103は探知部11に含まれる。探知部11は、センサ101にて検出された音響信号を用いて目標を探知する。ゲート処理部104と表示部105と探知確率情報生成部306は表示制御部12に含まれる。表示制御部12は、探知部11の探知結果を探知確率計算部305が計算した探知確率で絞り込んだ結果を表示する。また、表示制御部12は、等探知確率線(探知確率)を探知結果に重畳して表示する。
次に、動作を説明する。
図6、図7は、目標探知装置1Bの動作を説明するためのシーケンス図である。
音波送信部400は、音響信号を送信するごとに、送信信号をセンサ101と伝搬損失計算部301に出力する。
センサ101は、音波送信部400から送信信号を受け付けるごとに、音響信号の受信処理を実行し(ステップS101)、受信した音響信号を電気信号に変換する。センサ101は、電気信号を信号処理部102に出力する。
信号処理部102は、センサ101から電気信号を受け付けると、その電気信号に対して増幅処理および低減処理を実行して受信データを生成する(ステップS102)。信号処理部102は、受信データを信号検出部103に出力する。また、信号処理部102は、センサ101から受け付けた電気信号に含まれている不要信号を、実ML取込部303に出力する。例えば、信号処理部102は、電気信号から雑音やクラッタ(残響)といった不要信号を抽出し、その抽出結果(不要信号)を実ML取込部303に出力する。
信号検出部103は、信号処理部102から受信データを受け付けると、受信データのうち閾値を超えた部分(該当部分)を検出する。続いて、信号検出部103は、該当部分にて特定される目標の探知結果を、自動検出結果としてゲート処理部104に出力する(ステップS103)。
一方、伝搬損失計算部301は、音波送信部400から送信信号を受け付けるごとに、データベース部200から入力されたデータを元に、音波伝搬モデルを用いて音波伝搬計算を行う。続いて、伝搬損失計算部301は、音波伝搬計算の結果を用いて、各タイミング(例えば、送信信号の受付タイミングごと)での伝搬損失結果を計算する(ステップS104)。伝搬損失計算部301は、各タイミングの伝搬損失結果を、エコーレベル計算部302とML計算部304に出力する。
エコーレベル計算部302は、伝搬損失計算部301から各タイミングの伝搬損失結果を受け付けると、各タイミングの伝搬損失結果を用いて各タイミングの目標信号のレベルを計算する(ステップS105)。エコーレベル計算部302は、各タイミングの目標信号のレベルを探知確率計算部305に出力する。
一方、ML計算部304は、伝搬損失計算部301から各タイミングの伝搬損失結果を受け付けると、各タイミングの伝搬損失結果を用いて、雑音およびクラッタ(残響)の時間変化を計算する(ステップS106)。以下、ML計算部304の計算結果を「計算ML」とも称する。
また、実ML取込部303は、信号処理部102から不要信号を受け付けると、各ビーム方位の実雑音および実残響(実ML)を特定する(ステップS107)。
なお、図6では、ステップS107の実行タイミングは、ステップS106の実行タイミングの後になっているが、ステップS107の実行タイミングは、ステップS106の実行タイミングの後とは限らない。また、ステップS105とステップS106が並列的に実行されてもよい。また、ステップS105とステップS106とステップS107が並列的に実行されてもよい。
探知確率計算部305は、エコーレベル計算部302から各タイミングの目標信号のレベルを受け付けると、実ML取込部303の出力である実MLとML計算部304の出力である計算MLとのどちらかを選択する(ステップS108)。探知確率計算部305は、基本的には実MLを選択する。探知確率計算部305は、実MLを使用できない場合(例えば、実ML取込部303に不具合が発生した場合)、計算MLを選択する。
続いて、探知確率計算部305は、ステップS108で選択したMLとエコーレベル計算部302の出力とを用いて、各位置(距離・方位)の探知確率を計算する(ステップS109)。探知確率計算部305は、探知確率を、一般的に知られたソーナー方程式を使用して計算する。
続いて、探知確率計算部305は、ステップS109で計算した探知確率を、ゲート処理部104に出力する(ステップS110)。
ゲート処理部104は、信号検出部103から自動検出結果と受け付けると、ゲート処理部104に設定されたモードが第1モードか第2モードかを判断する(ステップS111)。なお、図6は、モードが第1モードである場合の動作を示している。
モードが第1モードである場合、ゲート処理部104は、自動検出結果を探知確率で絞り込む(ステップS112)。
ここで、ステップS112について説明する。
ステップS112では、ゲート処理部104は、信号検出部103から出力された自動検出結果を絞り込む。
信号検出部103は、例えば図8に示すように、S/Nレベル500a、信号の長さ(形状;時間的長さ)500b、ドップラ系S/Nレベル500c、ドップラ値500d、位相誤差分散値500eの各閾値からなる自動検出条件500を保持している。信号検出部103は、受信データのうち自動検出条件500の各閾値を超えている該当部分にて特定される目標の探知結果(距離・方位)を自動検出結果として出力する。
ただし、実際には、図8に示すような自動検出条件500が設けられても、必ずしも目標信号のみが検出されることはない。目標信号と同じ特徴素を持つクラッタや、目標信号と時間変化が似た背景雑音が、目標信号として誤って検出されてしまうことが一般的である。
そのため、本実施形態では、自動検出条件500の追加条件600として、探知確率が用いられる(図8参照)。一例としては、ゲート処理部104は、自動検出条件500を用いて検出された自動検出結果のうち、探知確率が既定値(例えば50%)以上を満たした位置(距離・方位)を示す自動検出結果を、最終的な検出結果として出力する。なお、既定値は、50%に限らず適宜変更可能である。
探知確率を用いて自動検出結果を絞り込む手法としては、例えば、最終的な検出結果を検出するための条件として、自動検出条件500と追加条件600とを加算した条件が用いられてもよい。また、自動検出条件500内の各閾値を、各位置の探知確率を用いて、位置ごとに変更する手法が用いられてもよい。例えば、ゲート処理部104が、位置ごとに、その位置の探知確率を自動検出条件500内の各閾値に乗算することで、各閾値を探知確率に基づいて変更する。そして、ゲート処理部104は、変更後の閾値を用いた該当信号の再検出処理を、信号検出部103に実行させる。なお、探知確率を用いて自動検出結果を絞り込む手法は、上述した手法に限らず適宜変更可能である。
ゲート処理部104は、ステップS112で自動検出結果を絞り込むと、ステップS112での絞り込み結果を表示部105に表示する(ステップS113)。
一方、ステップS111でモードが第2モードである場合(図7参照)、ゲート処理部104は、探知確率情報生成部306に動作開始指示を出力する(ステップS114)。続いて、ゲート処理部104は、信号検出部103の自動検出結果をそのまま表示部105に出力する。
探知確率情報生成部306は、動作開始指示を受け付けると、探知領域計算部305から探知確率を用いて探知確率情報を生成する処理を開始する(ステップS115)。
例えば、探知確率情報生成部306は、探知確率を加工して、図9(a)(b)に示すような、探知確率をパラメータとしてエリアを区分した探知確率エリアまたは等探知確率線データを、探知確率情報として生成する。
続いて、探知確率情報生成部306は、探知確率情報を表示部105に出力する(ステップS116)。
表示部105は、自動検出結果と探知確率情報(例えば、探知確率エリアまたは等探知確率線データ)とを受け付けると、探知確率情報を自動検出結果に重畳して表示する(ステップS117)。
例えば、表示部105は、平面上に、センサ(例えばソーナー)101からの位置(方位、距離)ごとに探知確率情報と自動検出結果とを重畳表示する対勢図(図9(a)参照)と、各ビームに対する深度と距離の断面図(図9(b)参照)と、を表示する。なお、図9(b)は、1つのビームについての深度と距離の断面図である。
図9(a)(b)において、例えば、探知確率の大きさをA>B>Cとした場合、探知確率C以下の範囲の自動検出結果は目標信号の可能性が最も低いことを意味する。
オペレータは、各時間(各タイミング)の自動検出結果の動きや探知確率の支援表示を照らし合わせながら、探知確率の高いエリアを重点的に監視し、目標信号を検出したという確信を持った場合に手動探知を実施する。
オペレータは、表示部105での重畳表示を参照することで、自動検出結果の時間的推移だけでなく、探知確率を同時に見ることができる。このため、オペレータは探知確率の低いエリアに必要以上に注力することなく、エリアに重みづけを行って探知オペレーションを実施することができる。また、オペレータは探知確率の低いエリアについても、目標信号の検出の可能性を考慮しながら監視することが可能になる。
加えてオペレータは鉛直断面図(図9(b)参照)を用いて検出位置から目標のおおよその深度範囲を推定することが可能になる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
表示制御部12は、探知結果を探知確率で絞り込んだ結果を表示する。このため、探知可能領域および存在圏を計算することなく、オペレータが有効な探知結果を容易に認識できるようになる。
また、表示制御部12は、探知確率を探知結果に重畳して表示する。目標検知可能領域ではなく探知確率が探知結果に重畳表示されるので、オペレータが探知結果の尤もらしさを判定可能になる。よって、オペレータが探知結果の有効性について誤判定を起こすことを減らすことが可能になる。
探知確率計算部305は、データベース部200内のデータから算出された計算MLと、センサ101が検出した音響信号に含まれている実MLと、を択一的に用いて探知確率を算出する。このため、計算MLを用いて探知確率を算出するだけでなく、センサ101が検出した音響信号に含まれている実MLを用いることで高い精度で探知確率(予察)計算を行うことが可能になる。
探知確率計算部305は、音波送信部400が音響信号を送信するタイミングに応じて探知確率の算出を実行する。このため、音響信号の送信に同期して探知確率を算出することが可能になる。この際、探知確率計算部305は、ソーナー表示装置100の探索レンジ(分解能)およびビーム数に合わせて探知確率を算出する。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
(変形例1)
目標探知装置1Bは、探知確率や探知確率情報を用いて目標についての追尾計算を実行する追尾処理部をさらに含んでもよい。図10は、追尾処理部700を含む目標探知装置を示した図である。追尾処理部700は、例えば、探知確率が相対的に高いエリアを目標の今後の移動先として算出する。
(変形例2)
マルチスタティックのように多数のセンサ(ソーナー)101が用いられる状況では、探知確率計算部305は、個々のセンサ101の探知確率(P1(D)、P2(D)、・・・)に加えて、複数のセンサ101を用いた場合の合成探知確率(Pall(D))を算出してもよい。多数のセンサ(ソーナー)101は検出部の一例である。この場合、センサ単体での検出に加えて、複数センサを用いた場合の統合検出結果の表示における誤警報(誤検出)を低減することが可能になる。例えば、ゲート処理部104は、各センサの探知確率と合成探知確率(Pall(D))のいずれか(例えば、合成探知確率(Pall(D))を用いて自動検出結果を絞り込む。また、探知確率情報生成部306は、各センサの探知確率と合成探知確率(Pall(D))のいずれかを用いて、探知確率情報(例えば、探知確率エリア、等探知確率線データ)を生成してもよい。なお、探知確率情報生成部306は、合成探知確率(Pall(D))を用いて、探知確率情報として、マルチスタティック運用での送信波の届くエリアを生成してもよい。この場合、合成探知確率(Pall(D))を用いて生成された探知確率情報を、自動検出結果(探知結果)に重畳表示することが可能になる。
合成探知確率(Pall(D))と個々のセンサ(ソーナー)1、2、・・・の探知確率の関係は以下のとおりである。
合成探知確率(Pall(D))=1−(P1(D))*(P2(D))*・・・=1−ΠN i(Pi(D))
N:マルチスタティック運用に使用するセンサ(ソーナー)合計数、
i:各センサ(ソーナー)を表す番号
(変形例3)
伝搬損失計算部301は、データベース部200内のデータを用いて、互いに異なる音響信号が別々に送信された各場合の伝搬損失を計算する。エコーレベル計算部302は、伝搬損失計算部301の計算結果を用いて、互いに異なる音響信号が別々に送信された各場合の目標信号のレベルを計算する。ML計算部304は、伝搬損失計算部301の計算結果を用いて、互いに異なる音響信号が別々に送信された各場合の計算MLを計算する。探知結果計算部305は、エコーレベル計算部302の計算結果とML計算部304の計算結果とを用いて、互いに異なる音響信号が別々に送信された各場合の探知確率を計算する。そして、探知結果計算部305は、互いに異なる音響信号が別々に送信された各場合の探知確率を表示部105に表示する。
(変形例4)
伝搬損失計算部301は、データベース部200内のデータを用いて、センサ101が音響信号についての互いに異なる検出帯域を別々に用いた各場合の伝搬損失を計算する。エコーレベル計算部302は、伝搬損失計算部301の計算結果を用いて、センサ101が音響信号についての互いに異なる検出帯域を別々に用いた各場合の目標信号のレベルを計算する。ML計算部304は、伝搬損失計算部301の計算結果を用いて、センサ101が音響信号についての互いに異なる検出帯域を別々に用いた各場合の計算MLを計算する。探知結果計算部305は、エコーレベル計算部302の計算結果とML計算部304の計算結果とを用いて、センサ101が音響信号についての互いに異なる検出帯域を別々に用いた各場合の探知確率を計算する。そして、探知結果計算部305は、センサ101が音響信号についての互いに異なる検出帯域を別々に用いた各場合の探知確率を表示部105に表示する。
(変形例5)
探知確率算出部305は、音響信号のS/N(信号/ノイズ比)と、音響信号のS/R(信号/残響比)と、音響信号に含まれる不要信号(例えば、一定レベル以上の残響)と、各位置での目標を探知可能な深度範囲と、マルチスタティック運用での送信波の届くエリアのうち少なくとも1つを、探知確率の代わりに算出してもよい。そして、表示部105は、探知確率算出部305の算出結果を探知確率の代わりに探知結果に重畳して表示する。この表示は、オペレータの手動探知においては効果的である。
(変形例6)
固定データ203に目標の反射強度が含まれている場合、信号検出部103は、探知結果に基づいて、固定データ203に含まれる目標の反射強度を調整してもよい。この場合、予め設定された目標の反射強度を、実測結果に応じて調整することが可能になる。
(変形例7)
目標探知装置1Bは、TBD(Track Before Detect)アルゴリズムなどの方法によって目標と思われる航跡を抽出する機能を有してもよい。
上記各実施形態において、目標探知装置1Bは、センサ101と接続されたコンピュータにて実現されてもよい。この場合、コンピュータは、コンピュータにて読み取り可能なCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)のような記録媒体に記録されたプログラムを読込み実行して、センサ101を除いた目標探知装置1Bが有する機能を実行する。記録媒体は、CD−ROMに限らず適宜変更可能である。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
(付記1)音響信号を検出する検出部と、
前記検出部にて検出された音響信号を用いて目標を探知する探知部と、
前記目標の探知について予め設定された情報を用いて、前記目標の探知確率を算出する算出部と、
前記探知部の探知結果を前記探知確率で絞り込んだ結果を表示する表示制御部と、を含む目標探知装置。
(付記2)音響信号を検出する検出部と、
前記検出部にて検出された音響信号を用いて目標を探知する探知部と、
前記目標の探知について予め設定された情報を用いて、前記目標の探知確率を算出する算出部と、
前記探知確率を前記探知結果に重畳して表示する表示制御部と、を含む目標探知装置。
(付記3)前記算出部は、前記情報から算出された不要信号と、前記検出部が検出した音響信号に含まれている不要信号と、を択一的に用いて前記探知確率を算出する、付記1または2に記載の目標探知装置。
(付記4)前記探知確率を用いて、前記目標についての追尾計算を実行する追尾処理部をさらに含む、付記1から3のいずれか1項に記載の目標探知装置。
(付記5)前記検出部は、前記音響信号を検出する複数のセンサを含み、
前記算出部は、前記情報を用いて、各センサでの探知確率と、前記複数のセンサを用いた場合の探知確率と、を算出し、
前記表示制御部は、前記算出部が算出した探知確率のいずれかを用いる、付記1から4のいずれか1項に記載の目標探知装置。
(付記6)前記検出部は、少なくとも、送信部から送信され前記目標にて反射された音響信号を検出し、
前記算出部は、前記送信部が前記音響信号を送信するタイミングに応じて前記探知確率の算出を実行する、付記1から5のいずれか1項に記載の目標探知装置。
(付記7)前記算出部は、前記情報を用いて、互いに異なる音響信号が別々に送信された各場合の探知確率を算出する、付記1から6のいずれか1項に記載の目標探知装置。
(付記8)前記算出部は、前記検出部が前記音響信号についての互いに異なる検出帯域を別々に用いた各場合の探知確率を算出する、付記1から7のいずれか1項に記載の目標探知装置。
(付記9)前記算出部は、前記音響信号の信号/ノイズ比と、前記音響信号の信号/残響比と、前記音響信号に含まれる不要信号と、マルチスタティック運用での送信音の届くエリアのうち少なくとも1つを、前記探知確率の代わりに算出し、
前記表示制御部は、前記算出部の算出結果を前記探知確率の代わりに前記探知結果に重畳して表示する、付記2に記載の目標探知装置。
(付記10)前記情報は、水温・塩分の予報データ、または、環境についての観測データを用いて前記水温・塩分の予報データを現状に応じて修正した同化データ、または、前記環境についての観測データを用いて水温・塩分の統計データを現状に応じて修正した同化データを、少なくとも含むものである、付記1から9のいずれか1項に記載の目標探知装置。
(付記11)前記探知部は、前記探知結果に基づいて、前記情報に含まれる前記目標の反射強度を調整する、付記1から10のいずれか1項に記載の目標探知装置。
(付記12)音響信号を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出された音響信号を用いて目標を探知する探知ステップと、
前記目標の探知について予め設定された情報を用いて前記目標の探知確率を算出する算出ステップと、
前記探知ステップでの探知結果を前記探知確率で絞り込んだ結果を表示する表示制御ステップと、を含む目標探知結果表示方法。
(付記13)音響信号を検出する検出ステップと、
前記検出ステップ部で検出された音響信号を用いて目標を探知する探知ステップと、
前記目標の探知について予め設定された情報を用いて、前記目標の探知確率を算出する算ステップと、
前記探知確率を前記探知結果に重畳して表示する表示制御ステップと、を含む目標探知結果表示方法。
(付記14)コンピュータに、
検出部が検出した音響信号を用いて目標を探知する探知手順と、
前記目標の探知について予め設定された情報を用いて前記目標の探知確率を算出する算出手順と、
前記探知の結果を前記探知確率で絞り込んだ結果を表示する表示制御手順と、を実行させるためのプログラム。
(付記15)コンピュータに、
検出部が検出した音響信号を用いて目標を探知する探知手順と、
前記目標の探知について予め設定された情報を用いて前記目標の探知確率を算出する算出手順と、
前記探知確率を前記探知結果に重畳して表示する表示制御手順と、を実行させるためのプログラム。
1、1A、1B、1C 目標探知装置
2 検知部
3、11 探知部
4 算出部
5、5A、12 表示制御部
100 ソーナー表示装置
101 センサ
102 信号処理部
103 信号検出部
104 ゲート処理部
105 表示部
200 データベース部
201 センサ諸元
202 実環境データ
203 固定データ
300 水測予察部
301 伝搬損失計算部
302 エコーレベル計算部
303 実ML取込部
304 ML計算部
305 探知確率計算部
306 探知領域計算部
400 音波送信部
700 追尾処理部

Claims (4)

  1. 音響信号を検出する検出部と、
    前記検出部にて検出された音響信号を用いて目標を探知する探知部と、
    前記検出部の仕様データと実環境データと固定データとを用いて、前記目標の探知確率を算出する算出部と、
    前記探知部の探知結果のうち、前記探知確率が既定値以上の探知結果を表示する表示制御部と、を含み、
    前記算出部は、前記検出部が検出した音響信号に含まれている不要信号を用いて前記探知確率を算出し、前記不要信号を使用できない場合、前記検出部の仕様データと前記実環境データと前記固定データから算出された不要信号を用いて前記探知確率を算出する、目標探知装置。
  2. 音響信号を検出する検出部と、
    前記検出部にて検出された音響信号を用いて目標を探知する探知部と、
    前記検出部の仕様データと実環境データと固定データとを用いて、前記目標の探知確率を算出する算出部と、
    前記探知確率を前記探知結果に重畳して表示する表示制御部と、を含み、
    前記算出部は、前記検出部が検出した音響信号に含まれている不要信号を用いて前記探知確率を算出し、前記不要信号を使用できない場合、前記検出部の仕様データと前記実環境データと前記固定データから算出された不要信号を用いて前記探知確率を算出する、目標探知装置。
  3. 前記探知確率を用いて、前記目標についての追尾計算を実行する追尾処理部をさらに含む、請求項1または2に記載の目標探知装置。
  4. 前記検出部は、前記音響信号を検出する複数のセンサを含み、
    前記算出部は、前記検出部の仕様データと前記実環境データと前記固定データを用いて、各センサでの探知確率と、前記複数のセンサを用いた場合の探知確率と、を算出し、
    前記表示制御部は、前記算出部が算出した探知確率のいずれかを用いる、請求項1からのいずれか1項に記載の目標探知装置。
JP2014035059A 2014-02-26 2014-02-26 目標探知装置 Active JP5991599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014035059A JP5991599B2 (ja) 2014-02-26 2014-02-26 目標探知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014035059A JP5991599B2 (ja) 2014-02-26 2014-02-26 目標探知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015161513A JP2015161513A (ja) 2015-09-07
JP5991599B2 true JP5991599B2 (ja) 2016-09-14

Family

ID=54184708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014035059A Active JP5991599B2 (ja) 2014-02-26 2014-02-26 目標探知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5991599B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6880605B2 (ja) * 2016-08-30 2021-06-02 沖電気工業株式会社 目標存在尤度算出装置および目標存在尤度算出方法
CN111505649B (zh) * 2020-04-14 2022-08-23 西北工业大学 一种拖曳式被动阵列声呐低信噪比舰船运动目标检测方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60159667A (ja) * 1984-01-31 1985-08-21 Hitachi Ltd 目標存在領域表示方法
JPH0524067Y2 (ja) * 1986-04-28 1993-06-18
JP2585259B2 (ja) * 1987-04-20 1997-02-26 株式会社日立製作所 水中物体探知可能領域表示装置
JPH02223880A (ja) * 1989-02-23 1990-09-06 Mitsubishi Electric Corp 誤警報確率の測定方法及びその装置
JPH0323378U (ja) * 1989-07-14 1991-03-11
JPH0572318A (ja) * 1991-09-12 1993-03-26 Fujitsu Ltd レーダ指示方式
JP3156784B2 (ja) * 1999-02-08 2001-04-16 日本電気株式会社 音響探信儀調定諸元最適化装置
JP3360644B2 (ja) * 1999-04-08 2002-12-24 日本電気株式会社 捜索要領算出装置及び捜索要領算出方法
JP2003139856A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Hitachi Ltd 目標統合検出装置
JP2004077401A (ja) * 2002-08-22 2004-03-11 Hitachi Ltd マルチスタティックセンサ運用方法
JP4140322B2 (ja) * 2002-09-06 2008-08-27 日本電気株式会社 水中物体の捜索運用方式及び捜索用プログラム
JP2011141125A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Nec Corp 目標運動解析方法及び目標運動解析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015161513A (ja) 2015-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9961460B2 (en) Vibration source estimation device, vibration source estimation method, and vibration source estimation program
US8990131B2 (en) Bottom sediment determination device, ultrasonic finder, and method and program for setting parameters
US20110096630A1 (en) Method for estimating target range error and sonar system thereof
JP5708294B2 (ja) 信号検出装置、信号検出方法及び信号検出プログラム
JP2017156219A (ja) 追尾装置、追尾方法およびプログラム
JP2014089058A (ja) 追尾処理装置、及び追尾処理方法
JP2008268183A (ja) 水中探知装置
JP5700500B2 (ja) 水中探知装置、魚群探知装置、水中探知方法、および魚群探知方法
JP2014115250A (ja) 水中探知装置及び物標表示方法
JP5991599B2 (ja) 目標探知装置
CN109263649B (zh) 车辆及其自动驾驶模式下的物体识别方法和物体识别系统
JP6154219B2 (ja) エコー信号処理装置、波浪レーダ装置、エコー信号処理方法、及びエコー信号処理プログラム
CN105807273A (zh) 声源跟踪方法和装置
JP6298341B2 (ja) 目標探知支援システムおよびその方法
JP5012163B2 (ja) 検出装置及びプログラム
WO2014087143A1 (en) Improvements in and relating to course and/or speed data
JP5228405B2 (ja) 目標信号検出装置及び目標信号検出方法
JP2008145237A (ja) 電波式物体検出装置
JP5708018B2 (ja) アクティブソーナー装置
JP2009204434A (ja) 目標検出装置、目標検出方法及び目標検出プログラム
JP2011185719A (ja) 追尾レーダ装置
JP6834577B2 (ja) 信号情報表示装置、探知システムおよびプログラム
KR102529265B1 (ko) 영상과 음향을 이용한 누설 감지장치 및 방법
JP2007256135A (ja) レーダ装置
JP2014194398A (ja) レーダデータ処理装置、レーダデータ処理方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150910

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150917

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20151009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5991599

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150