JP5988938B2 - 畝上面筋状覆土形成機 - Google Patents

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Description

本発明はニンニク等の球根類の栽培において、畝の上面を被覆した孔開きシートの上から植付け孔を覆う筋状の覆土を形成するための農業用管理機に関する。
ニンニクの栽培では、シートの表面で太陽熱を吸収させて雪解けを早めると共に畝内部に蓄積した熱が失われるのを防止するために畝にシートを被せ、該シートに形成した植付け孔内にニンニク等の球根を植えてその上に長手方向へ筋状の覆土を形成することが行われている。
該覆土を施す目的は、培地に植付け孔から風が入るのを防いで保温及び保湿を維持し、強風によってシートが捲れ上がってしまうのを土の重さで防止し、又植えた球根の上に土を盛って球根が適度な深さとなるようにするためである。
前記筋状の覆土の形成は、通常、手作業として、植付け孔の間隔に合わせたアーチ状の切欠部を設けた板に持ち手をT字状に固定した農具(「柄振り」と呼ばれる)を用いて行われ、先行させて管理機のロータリでシート上に掻き上げた土を、「柄振り」の切欠部を植付け孔の位置に合わせつつ板面を畝方向に向けて引くことで長手方向に続く筋状の覆土を形成している。
一方、手作業によらず機械的作業として、下記特許文献1には、畝に球根の植え付けをしつつ該球根の条列に筋状の覆土を行う「球根植え付け後の盛り土装置」が提案されている。
この装置では、球根植付機が畝を跨いで走行し、畝の上面に球根を植え付け後、畝の両側から土上げ羽根で畝溝の土を掘削してその土を畝の上面に放擲し、その土の後から間隔置きに切欠部を下部に設けたV字型の案内板を引くことで球根の植え付け孔に筋状の覆土を形成することできる。このため上記「柄振り」を用いた人力作業よりも作業効率を上げることが可能となる。
特開平11−46521号公報
上記の「柄振り」による作業では畝溝の土をシート上に掻き上げるロータリ付き管理機を運転する人と、シート上に掻き上げられた土を「柄振り」で筋状に覆土する人とが分担して行われ、多大な労力と時間を要するために作業効率を上げることが大変困難であった。
又、上記特許文献1の技術では、球根植付機が畝を跨いで2名が搭乗して走行する構造となっているため大型機械となり、作業する農地までの運搬や畝換え移動等が容易ではなく保管や管理も面倒となる。又搭乗者が二人一組となっているので作業が1人では行えないという問題がある。更に、畝の上面をマルチシートで覆った畝の場合には、マルチシート上に土が過剰に放擲されるとその土がV字型の案内板の中央に集まって行き場をなくし、案内板を乗り越えてマルチシートの上面を覆ってしまう虞があり、又案内板がマルチシートに接触すると、シートが引っ張られてずれたり、破れたりしてしまうという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、筋状の覆土以外のシート上面部分から土を排除してシート上面を綺麗に露出させつつ、畝を覆ったシートの上面の植付け孔部分に畝方向に整った筋状の覆土を短時間の少ない労力で効率良く形成することが可能となる畝上面筋状覆土形成機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明にあっては、両側の平坦な畝の上面に畝溝内の土を掻き上げるロータリと、畝溝内を走行可能な車幅の両駆動輪とを機体下部の前後に備え、該機体にはミッションを介して前記ロータリ及び駆動輪を回転させる原動部と、上部後方に突出した運転用のハンドルとを備えた畝上面筋状覆土形成機であって、前記ロータリと前記駆動輪との間の機体両側に、板面を前方に向けると共に下辺をアーチ状に切欠いた複数の切欠部を畝の植付け位置に対応させた間隔で設け且つ該切欠部を除く下辺に刷毛先を下方に突出させた土除け刷毛を設けた横長の覆土整形板を、整形板支持部材を介して斜め後方に傾斜させて機体両側の側方へ夫々突設したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明にあっては、上記発明において、前記両側の整形板支持部材に、夫々刷毛先を畝の側部斜面に向けて突出させた土除け刷毛を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明にあっては、上記発明において、前記両側の整形板支持部材に、夫々枢支部を設けて該枢支部に覆土整形板の基部を上下擺動可能に枢支すると共に、該整形板支持部材の枢支部近傍に該覆土整形板の基部が当たって該覆土整形板の先端部側が水平に近い下向き傾斜となる角度を下限に停止する下部ストッパを設ける。
そして、前記整形板支持部材と前記覆土整形板との間には前記覆土整形板の先端部を下向に付勢するバネを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明にあっては、上記発明において、前記覆土整形板の高さを調整する高さ調整部を設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明にあっては、上記発明において、前記覆土整形板の側方への移動を調整する側方調整部を設けたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明にあっては、上記発明において、前記覆土整形板の後向き傾斜の角度を調整する傾斜角調整部を設けたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明にあっては、上記発明において、前記覆土整形板の切欠部の上部に、ホルダーを介して直線状の位置決めガイドバーを機体の進行方向と平行となるように設けたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明にあっては、上記発明において、前記整形板支持部材と覆土整形板との間に該整形板支持部材に基端部を接続した棒状の保持材を介在させる。
そして、該保持材には、一定の間隔置きに設けた複数の枢支部に夫々下部アームを後方斜め下向きに枢支すると共に該枢支部の上部には前記下部アームと同長の上部アームを後方斜め上向きに固設し、前記上部アームと下部アームの先端部間に押しバネを装着し、前記各下部アームの先端部の下側に覆土整形板の上辺部を固定したことを特徴とする。
請求項9に記載の発明にあっては、上記発明において、前記整形板支持部材と覆土整形板との間に枢支部を設けて該覆土整形板を上方へ折り畳み可能とする。
そして、前記覆土整形板が側方に向いている状態では前記覆土整形板を下方へ付勢し、上方へ折り畳まれている状態では上方へ付勢する引きバネを前記枢支部を跨ぎ且つ整形板支持部材と覆土整形板とに架設したことを特徴とする。
本発明は、1人で畝間を運転しつつ機体両側の覆土整形板で畝を覆ったシートの上面の植付け孔部分に畝方向に整った筋状の覆土を効率良く形成することが可能となる。
その際、前記覆土整形板には土除け刷毛が設けられているので、シートの上面に残った土を綺麗に払い退け、シートずらしたり傷付けたりせずに前記筋状の覆土以外のシート上面を完全に露出させることができる。
又、板面を前方に向けて機体側部から側方へ斜め後方に傾斜させたことで、覆土整形板が前進するに従って掻き上げてロータリ側に多く盛られた土が機体側方に向かって押し出され、複数の切欠部全てに土が行き渡り、この結果、断面が切欠部の形状に整えられた覆土を畝方向に連続して形成することが可能となる。
請求項2に記載の発明においては、土除け刷毛が畝両側の傾斜面のシート上面に残る土を綺麗に払い退け、畝の側面部分においてもシート上面を綺麗に露出させることが可能となる。
請求項3に記載の発明においては、両側の整形板支持部材に設けた枢支部を中心に、覆土整形板が該覆土整形板の基部が下部ストッパに当たって水平に近い下向き傾斜となるまで上下に擺動可能となる。その際、前記覆土整形板は前記整形板支持部材と前記覆土整形板との間に設けた引きバネにより常に下方へ付勢されるので畝の上面に対して平行な略水平状態を維持することが可能となる。
即ち、進行中に機体が左右に傾いても、前記覆土整形板の下部の土除け刷毛が畝のシート上面に当たり、その反作用で土除け刷毛を上方に押し戻すように働く。この際、前記覆土整形板から下方へ突出させ土除け刷毛が必ずシートの上面に加圧状態で接触する。
そして、そのまま機体が前進すると、畝溝上のある土が土除け刷毛で掃き出されてシート上面が綺麗に露出する。
又、運転中に機体が大きく一方に傾いても土除け刷毛がクッションとなってシートのずれや破れが防止される。
請求項4に記載の発明においては、左右両側の畝の高さが異なっている場合であっても、左右の設けた高さ調整部により前記覆土整形板の高さを夫々の畝高に対応させて異なる最適な高さに調節し、両側の畝上に同時に整った筋状の覆土を形成することができる。
請求項5に記載の発明においては、両側の畝の間隔が農地によって異なっている場合であっても、側方調整部により前記覆土整形板を側方へ移動させることによって、異なった畝の間隔に自由に対応させて、両側の畝のシート上面の植付け孔の中心に中央部が合致した筋状の覆土を形成することが可能となる。
請求項6に記載の発明においては、両側の傾斜角調整部により前記覆土整形板の後向き傾斜の角度を調整することで、硬軟各様の土質に最適な覆土整形板の後方への傾斜角度に調整することができる。
請求項7に記載の発明においては、前記側方調整部及び前記傾斜角調整部有する形態において、畝上面のシートの植付け孔の中央を繋ぐ線に重なるように位置決めガイドバーを合わせれば、自動的に前記覆土整形板の切欠部中央の位置が最適な位置となるのでその調節が容易となる。
請求項8に記載の発明にあっては、保持材の枢支部を中心に押しバネにより常に下方へ前記覆土整形板が付勢されるので、進行中の前記覆土整形板が、畝の上面形状が不揃いであっても押しバネがクッションとなり不揃いの形状に追随して上下に移動し、土除け刷毛が適度の圧力でシートに接触してシート上面を綺麗に露出させることが可能となる。又、同時に畝の上面形状が不揃いであっても筋状の覆土を切欠部の形状に綺麗に形成することができる。
請求項9に記載の発明にあっては、前記整形板支持部材と覆土整形板との間の枢支部を中心に前記覆土整形板を機体の側方から上方へと折り畳むことで全体を素早く且つ容易にコンパクト化することが可能となる、
そして、前記整形板支持部材と覆土整形板との間に設けた引きバネにより、前記覆土整形板が側方に向いている状態では前記覆土整形板を下方へ付勢され、上方へ折り畳まれている状態では上方へ付勢され、その状態が維持される。
この結果、不使用時の保管や作業場所への移動が楽に行えるようになる。
本発明の斜視図である。 (イ)は本発明の平面図、(ロ)は覆土整形板周辺の背面図、(ハ)は覆土整形板周辺の側面図である。 図1の形態を示す側面図である。 (イ)は本発明を畝から離した状態に筋状の覆土の状態を示し、(ロ)は前進中の作業状態を示す各模式的正面図である。 畝の縦断斜視図である。 (イ)は覆土整形板を水平状にしたときの状態を示し、(ロ)は覆土整形板を上に折り畳んだ状態を示す支持金具周囲の要部の正面図である。 覆土整形板の周辺構造を示す縦断側面図である。 (イ)は覆土整形板の傾斜角を固定した状態を示し、(ロ)の一点鎖線で角度調整した状態を示す傾斜角調整部の平面図である。 覆土量調整輪の周辺の構造を示す縦断側面図である。
本発明の実施形態を以下説明する。
ニンニクの栽培では、図5に示すように、畝溝Kで区切られた上面が平坦な畝Uの上面を植付け孔Hが等間隔に設けられたシートSで畝側部まで覆い、各植付け孔Hに種となる球根Nを埋めた後、該植付け孔H部分を筋状の覆土Mで覆う栽培方法が行われている。シートの上面は太陽熱の吸収効率を高めるため土で覆うことはせず露出させている。
本発明の畝上面筋状覆土形成機は、図5に示すように、前記植付け孔H部分を筋状の覆土Mで覆うための機械であり、図3及び図4に示すように、前記畝溝Kの両側の平坦な畝Uの上面に、前記畝溝K内の土を左右に掻き上げるロータリ3と、畝溝K内を走行可能な車幅の両駆動輪2とを機体1下部の前後に備える。
そして、前記機体1にはミッションを介して前記ロータリ3及び駆動輪2を回転させる原動部を備える。該原動部は、回転力を得るための装置のモータ又はエンジン(図示省略)の使用が可能である。
又、前記ロータリ3の前側には、図1及び図3に示すように、覆土量調整輪19を備え、上下スライドパイプ35bの上下の高さ調節を行って覆土の量の調節可能とする。
即ち、前記上下スライドパイプ35bの突出長さを短く調節して覆土量調整輪19を高くするとロータリ3が畝溝Kに深く入り込むので畝溝Kの土が深く掘られて多く掻き上げられ、前記上下スライドパイプ35bの突出長さを長く調節して覆土量調整輪19を低くするとロータリ3が畝溝Kに浅く入るので掻き上げる土の量は少なくなる。
そして、図1に示すように、機体1の上部に斜め後方の左右にハンドル18を突出させ、該ハンドル18を持って作業者が畝溝Kを歩き、本発明の畝上面筋状覆土形成機の運転を行う。
該覆土量調整輪19を更に具体的に説明すると、図1及び図2に示すように、前記駆動輪2とロータリ3との間の機体1の上部に設けた取付基台20の前部に固定部31を設けて、該固定部31から前方へ略水平にフレーム32を突出させ、その基部をボルト33で固定する。
該フレーム32の先端には、図9に示すように、四角筒状の縦支持パイプ34を固着し、該縦支持パイプ34内に四角の外パイプ35aを装着し、該外パイプ35a内に四角の上下スライドパイプ35bを上下にスライド可能に挿し込んで、該上下スライドパイプ35bの下端部に覆土量調整輪19を枢支する。
このため、前記外パイプ35a内を前記上下スライドパイプ35bが上下にスライドすることによって覆土量調整輪19は上下に移動可能となって前記上下スライドパイプ35bの上下移動による覆土量調整輪19の高さの変化で前記ロータリ3の畝溝Kへ食い込み深さが調節され、この結果、前記ロータリ3で掻き上げられる覆土量が決まる。
次にこの覆土量調整輪19を上下に調節する構造を説明する。
前記外パイプ35aの上部に支持孔35cを設けて該支持孔35cに下部から上部寄りまで雄ネジ部を備えた内部ネジ棒36bの上部を貫通させる。そして、該内部ネジ棒36b上端部に回転レバー36aを固定する。
そして、前記内部ネジ棒36bに螺合する雌ネジを形成した内部ネジ37を上部に固定した上下スライドパイプ35bを、下側から前記外パイプ35aの中へ差し込んで前記内部ネジ棒36bを前記内部ネジ37に回転可能に螺着する。
この構造では、前記縦支持パイプ34に固定された四角形の外パイプ35aと上下スライドパイプ35bとは回転が拘束されるので、回転レバー36aによって前記内部ネジ棒36bを回転させると該内部ネジ棒36bが内部ネジ37内を回転して前記上下スライドパイプ35bの上下移動が可能となり、この結果、前記覆土量調整輪19の上下調節が可能となる。
又、前記縦支持パイプ34の前側面に、前記縦支持パイプ34を外側から貫通させ、前記外パイプ35aの側面を突いて前記外パイプ35aと前記上下スライドパイプ35bとを締め付けて固定可能となるように固定ネジ34aを設ける。
この固定ネジ34aを緩めることで前記覆土量調整輪19が上下スライド可能となり、該固定ネジ34aを締め付けることで、調節した最適位置に前記覆土量調整輪19が固定される。
又、前記ロータリ3の上方には、図1、図2及び図3に示すように、ロータリ3の回転爪3aの回転で畝溝Kから掻き上げられた土を左右両側に導くように放出させ、畝Uの上面に適度にその掻き上げた土を落下させるための案内板30を前記ロータリ3の上方全体をカバーするように設ける。
前記案内板30は各種態様が可能であるが、図1、図2及び図3には、機体1に設けた取付基台20から更に前方へ突出させて設けた角パイプのフレーム32に装着した態様を示す。
この形態では、前記案内板30を、図2に示すように、前記フレーム32に固定した中央の中央板38と、その両側の内側擺動板39と、その外側のスライド板40と、最も外側の外側擺動板41とを順に外側に張り出し折り曲げられるように組み合わせた態様が可能である。
この態様では、前記中央板38と内側擺動板39とはヒンジ42aで連結し、これにその外側のスライド板40をスライド孔62で側方へ出没可能とするとともに固定ネジ61で固定できるように装着し、更に該スライド板40と外側擺動板41とはヒンジ42bで擺動可能に連結することができる。
前記ヒンジ42a、42b、擺動可能であるが、その擺動は自重で自然に下がらないように、人が手で動かせる程度の大きな摩擦抵抗を持たせたものを使用する。
そして、前記内側擺動板39と外側擺動板41の前側先端部にはゴム又は柔軟樹脂製の前カバーを48、49を畝の上面近く達する長さに設ける
なお、前記内側擺動板39の上面には枢支部47を設け、前記フレーム32に設けた調節固定板43とをアーム46で長孔44にボルト45止めすることで長さ調節可能に繋ぐことができる。
これらはいずれもロータリ3の回転爪3aで掻き上げた土を上方及び前方へ飛散させずに側方に集中させて適度な量で畝Uのシート上面に放出させるものである。
上記の如くロータリ3で畝溝Kの土が掻き上げられ、前記案内板30でガイドされて畝Uのシート上面に適度な量で放出された土は、次に説明する覆土整形板5によりシートS上の植付け孔H部分を覆う筋状の覆土Mを形成させるが、その筋状の覆土Mを形成するための構造を次に説明する。
図1、図2及び図8に示すように、前記機体1には前記ロータリ3と前記駆動輪2との間には取付基台20を設け、該取付基台20に左右両側端部に縦向きの支持筒体27を備えた基部支持板23を固定し、該支持筒体27内に機体1の左右両側に直立した整形板支持部材4を挿し込んで固定する。
該整形板支持部材4の下部には、図1及び図3に示すように、板面5aを前方に向け、機体1側部から少し斜め後方に向けて側方へ突出させた横長の覆土整形板5を設ける。
該覆土整形板5はその下辺にシートSの各植付け孔Hの横幅ピッチ間隔に応じた位置にアーチ状の切欠部6を複数設ける。
なお、図2では、覆土整形板5が機体1の左右に平面ハ字型の左右対称に設けられるため、一方の覆土整形板5は省略した図を示す。
図1では各該覆土整形板5に切欠部6を2つ設けた態様を示しているが、これは図5に示す如く畝上のシートSの植付け孔Hが、4列の場合に対応させたものであり、本畝上面筋状覆土形成機の片側には2列の筋状の覆土Mを形成する態様である。
この態様では畝Uの片側を2列の筋状の覆土Mが形成され、隣の畝に移動して1往復すると畝の筋状の覆土Mが1本完成ずることとなる。
なお、図1では該覆土整形板5の先端部5cにアーチ状の切欠部を半分形成した半切欠部6aを設けた態様を示す。
斜め後方に向けて傾斜させた該覆土整形板5によって、機体の前進でシートS上の土が、二つの切欠部6に抜け切らず、余った土が該覆土整形板5の先端部側に寄せられる場合があるが、その余った土を、外側の3列目に寄せるものである。従って畝の中央側2列の筋状の覆土Mには畝の外側2列よりも多少多めに土が盛られる場合もある。
該覆土整形板5の材質は、表面に土が付着し難いプラスチック等の素材を用いることが好ましい。このため例えば、フッ素樹脂、塩ビ樹脂、シリコン樹脂等で被覆すると、土が付着しく難くなり、土の掻き落としや洗浄などのメンテナンスが容易となる。
そして、前記覆土整形板5の前記切欠部6を除く下辺5bには刷毛先7aを下方に向けて土除け刷毛7を設ける。
土除け刷毛7は使用によって、毛が抜けたり、曲がり癖が付いて土寄せ機能が低下することがある。このため、損傷した刷毛を新しいものと交換して使用できるように、図2ではボルトで前記覆土整形板5に柄部7bを着脱可能に固定した態様が可能である。
土除け刷毛7を長持ちさせるためには、材質を合成樹脂繊維製の曲がり癖が付き難く且つ弾発力の強いものとすることが好ましい。
前記整形板支持部材4への前記覆土整形板5の取り付けは、図1、図2及び図3に示すように、前記整形板支持部材4の下部に支持金具50を設け、図2に示すように、該支持金具50に前記覆土整形板5の機体1側部から斜めに後方に向けて側方への傾斜させて取り付ける。そして図1に示すように、その傾斜角度αは25度〜30度の範囲内とすると畝UのシートS上に掻き上げられ土が前進するに伴って適度に外側に寄せられる。
そして、前記支持金具50には、図6の(イ)に示すように、覆土整形板5の先端部5cを上下に擺動可能とする枢支部8を設けて、前記覆土整形板5を支持する棒状保持材13の基端部13aが略水平となり斜め下向きとなるように傾斜させた状態で下限に突き当たって停止する下部ストッパ54を設ける。
又、覆土量調整輪19の高さを変える際、畝溝Kの土を深く掘って多く掻き上げられるように前記上下スライドパイプ35bの突出長さを短く調節した場合、機体1の前側が下がり、後ろ傾斜の前記覆土整形板5の先端部5cが少し浮き上がり、逆に、掻き上げる土の量を少なくするため前記上下スライドパイプ35bの突出長さを長く調節した場合、機体1の前側が上がり、後ろ傾斜の前記覆土整形板5の先端部5cが少し沈に込む。
このため、機体1の前側が最大に下がった状態では、前記覆土整形板5の先端部5cが浮き上がり、更に作業中に機体が左右に傾斜しても前記覆土整形板5の先端部5cが浮き上がるのを加味して、最大傾いても前記覆土整形板5の先端部5c側の土除け刷毛7が必ず畝の上面に当たるように、前記覆土整形板5の先端部5cの方向を予め水平方向よりも下向きとなるように前記下部ストッパ54の位置を設定する。
更に、前記支持金具50には前記枢支部8より下側に掛止突起55を設けると共に前記棒状保持材13の基部寄りの中間には掛止突起56を設けて前記枢支部8より下側を通り前記覆土整形板5の先端部5cを下向に付勢するバネ9を装着する。
この前記支持金具50を備えた形態では、バネ9により常に下方へ前記覆土整形板5が付勢されるので、畝Uの上面形状が凹凸や波打ち等不揃いであってもバネ9がクッションとなって不揃いの形状に追随して前記覆土整形板5が上下に移動でき、土除け刷毛7が適度なバネ9の圧力でシート上面を押えつつ土を除けてシート状面を綺麗に露出させることが可能となる。
又、対象となる畝Uの上面の高さや傾きは必ずしも均一ではなく、そのような畝Uに合わせるために前記覆土整形板5の高さを調節できる高さ調整部10を設けた形態が可能である。
この形態では、例えば、図3に示すように、前記取付基台20に固定した基部支持板23の端部に支持筒体27を設け、該支持筒体27の内部に内部雌ネジ27aを形成する。一方、前記整形板支持部材4には前記内部雌ネジ27aと螺合する内部雄ネジ4aを形成する。そして、該支持筒体27の内部雄ネジ27aに前記整形板支持部材4を螺着させた構造が可能である。
この構造では、前記覆土整形板5の高さの調整は、前記整形板支持部材4の上端部に設けた回転レバー10aを回転させて前記内部雌ネジ27aに螺着した内部雄ネジ4aを回転させて前記整形板支持部材4を上下させることが可能となる。
この前記整形板支持部材4の下部4bを上下させる具体的な内部構造は、図9に示す構造がそのまま使用できる。
即ち、該高さを調整部10では、前記回転レバー10aを回転させ前記整形板支持部材4を前記支持筒体27内に上下させることによって、前記整形板支持部材4の下部4bに繋がる前記覆土整形板5の高さが調節可能となる。
更に、前記覆土整形板5の側方への移動を調整する側方調整部11を設けることができる。
例えば、前記側方調整部11は、図6の(イ)に示すように、前記整形板支持部材4の下部4bに覆土整形板保持板11aを機体1側方へ向けて固着し、該覆土整形板保持板11aに前記覆土整形板5を吊るように取り付けた棒状保持材13を、支持金具50を介して接続する。
そして、前記覆土整形板保持板11aにはスライド孔52を設け、前記支持金具50の低部50cにはボルト孔50dを設けて、前記スライド孔52と前記支持金具50のボルト孔60dとに固定ボルト51を差し込んで締め付け固定できるようにする。
即ち、この側方調整部11により、畝間の幅の変化に対応させて前記覆土整形板を機体側方へ移動させることが可能となる。
又、前記覆土整形板5の後方への傾斜角度αを調整する傾斜角度調整部12を設けることができる。
例えばその構造は、図8に示すように、前記取付基台20の中央に枢支部26を設け、該枢支部26に左右の支持板24、25の基端部の枢支部24a、25aを前記枢支部26に枢支し、該支持板24、25が水平方向に回転できるようにする。
そして、前記支持板24、25の枢支部24a、25aには前記枢支部26から等距離に前記枢支部26を中心とした回転調節孔28a、28bを形成して、該回転調節孔28a、28bに固定ボルト29a、29bを挿し込んで前記覆土整形板保持板11aの傾斜角度βの位置を固定可能とする。
図8の(イ)は定位置を示し、(ロ)は一点鎖線がその定位置から後方に傾斜角度βで傾斜させた状態を示す。
前記覆土整形板5の傾斜角度αは、前記固定ボルト29a、29bを緩めて前記支持板24、25を前後に移動させて最適な位置で前記固定ボルト29a、29bを再度締め付けて固定することで前記覆土整形板保持板11aの傾斜角度βが調整され、この結果前記覆土整形板5の傾斜角度αが決まる。
又、前記覆土整形板5に上下の弾力性を持たせ、畝の上面の形状変化に対応させる形態が可能である。
この形態は、例えば、図6の(イ)に示すように、前記整形板支持部材4の下部4bに覆土整形板保持板11aを機体1側方へ向けて固着し、該覆土整形板保持板11aに前記支持金具50を介して棒状保持材13を接続し、図1に示すように、該棒状保持材13に前記覆土整形板5を吊るように取り付ける。
該棒状保持材13への前記覆土整形板5の取り付けについては、図7に示すように、前記保持材13には、一定の間隔置きに設けた複数の枢支部14に夫々下部アーム15を後方斜め下向きに枢支すると共に該枢支部14の上部には前記下部アーム15と同長の上部アーム16を後方斜め上向きに固設する。
そして、前記上部アーム16と下部アーム15の先端部15a、16a間に押しバネ17を装着し、前記各下部アーム15の先端部15aの下側に覆土整形板5の上辺部を固定する。
この形態の構造では、前記覆土整形板5に対して畝上面から上方への押しバネ17に抗する力が加われば、前記各下部アーム15の先端部15aが上に移動し、その力が小さくなれば各下部アーム15の先端部15aが下がる。
このため、畝の上面に押されて前記覆土整形板5が弾力的に上下に擺動するので、畝の形状変化に柔軟に対応可能となる。
このとき、前記覆土整形板5は前記保持材13の枢支部14を中心に円移動するので、図5の(イ)に示すように上部後傾斜となっていた板面5aが、畝の上面に押されて、図5の(ロ)に示すように上部前傾斜となり、筋状の覆土Mをそのシート側に押しつ付ける力が働いて軽く押し固め、筋状の覆土Mを崩れにくく綺麗に整形することが可能となる。
これと同時にシートS上面には、前記覆土整形板5の前記切欠部6を除く下辺5bの土除け刷毛7の刷毛先7aが後方に湾曲してシートS上面を押し付けつつ前進し、シートS上面を掃いたように綺麗に露出させる。
又、前記両側の整形板支持部材4に、図3に示すように、夫々刷毛先22aを畝Uの側部斜面に向けて畝両側の傾斜面に接触するようにステー21を介して土除け刷毛22を突設することができる。
この土除け刷毛22は、前記整形板支持部材4の下部4bに覆土整形板保持板11aを設けた形態や、前記支持金具50を設けた形態では、該覆土整形板保持板11aや支持金具50に対して土除け刷毛22の柄板22bを固定しても良い。
又、図2の(イ)及び(ロ)に示すように、前記ステー21の基部には枢支部を設けて、畝の側面に向って前進し、畝から遠ざかるように後退する出没式とすることができ、更に前記支持金具50と前記ステー21との間にバネを設け、バネにより畝側面に向かうように下方へ付勢させ、不揃いな畝側面に対して常に適度な圧力で接触するように対応させることも可能である。
この土除け刷毛22は畝両側の傾斜面のシート上面に残る土を綺麗に払い退け、シート上面を綺麗に露出させる。
又、図2の(イ)、(ロ)及び(ハ)に示すように、覆土整形板5の切欠部6の上部に、ホルダー59を介して直線状の位置決めガイドバー60を機体1の進行方向と平行となるように設けることができる。
そして、前記側方調整部11による側方への出没調節を、図2の(イ)に示すように、前記位置決めガイドバー60を畝U上面に被せたシートSの植付け孔Hの長手中心線方向に沿わせることで、切欠部6の中心が前記植付け孔Hの中心となり、前記筋状の覆土Mの中心を植付け孔Hの中央からずれることなく正確に中心を合わせることが可能となる。
そして、図2の(イ)に示すように、本発明の前進で前記覆土整形板5の切欠部6の後方には植付け孔Hの中央と前記筋状の覆土Mの中心が重なった状態で前記筋状の覆土Mが正確に形成される。
次に、前記覆土整形板5を機体1側部から上方へ折り畳み可能とした形態を説明する。
この形態では、図6に示すように、整形板支持部材4の下部4bに覆土整形板保持板11aを側方に向けて固着し、該覆土整形板保持板11a上に、金属板の両側をコ字型に上に折り曲げて下面のスライド部5cの両側に平行な支持板50a、50bを立ち上げた支持金具50を載せる。
該支持金具50には前記支持板50a、50bを枢支孔57に水平に貫通する枢支軸を備えた枢支部8を設けて、覆土整形板5を保持する棒状の保持材13の基部に設けた枢支部を枢支する。
前記覆土整形板保持板11aには側方に長いスライド孔52を設けてと前記支持金具50のボルト孔50dを重ね合わせ、差し込んだ固定ボルト51で両者を締め付けて固定する。
前記支持金具50の支持板50a、50b間にはその中間高さに設けた枢支孔57に保持材13の枢支部を挟んで枢支軸を差し込んで保持材13が上下擺動可能に接続する。
そして前記支持金具50の前記枢支部8より上部に、前記覆土整形板5を直立状態まで高く折り曲げた位置で前記保持材13が当たって止まる上部ストッパ53を設ける。
又前記支持金具50の前記枢支部8より下側には、前記保持材13を下げて、低く水平に下ろしたとき、前記覆土整形板5を吊った前記保持材13が水平に下がって前記保持材13の基端部58が当たって止まる下部ストッパ54を設ける
更に、前記保持材13には、上部ストッパ53の当接位置から外側に離れた位置に掛止突起56を設けると共に前記支持金具50の支持板50aに設けた下部ストッパ54から下方に離れた位置に掛止突起55を設ける。
そして、前記支持金具50の掛止突起55と覆土整形板5の掛止突起56とを引きバネ9で繋ぐ。
この構造では、前記覆土整形板5を上方へ折り畳み可能となると同時に、前記引きバネ9によって、前記覆土整形板5が側方に向いているときには、前記覆土整形板5が下方へ付勢され、前記覆土整形板5が上方へ折り畳まれているときには前記覆土整形板5が上方へと付勢される。
即ち、前記保持材13の上下移動の途中で引きバネ9が前記枢支部8を越えると、その引きバネ9の力で越えた方向へと該覆土整形板5が付勢されその状態が維持されることとなる。
次に本発明の使用方法について説明する。
本発明は図6に示すように、予め畝U上面に被せた植付け孔Hを等間隔に設けたシートSで覆い、各植付け孔Hには球根を埋めておく。
そして、図2に示すように、畝間Uの畝溝Kに駆動輪2を載せ、掻き上げる土の量を前記覆土量調整輪19の高さを調節する。
そして、シートの植付け孔Hの位置を確認して、前記案内板30を掻き上げた土がシートS上に最適な状態に載るように調節する。その調節は前記中央板38と内側擺動板39との開き角度調節と、スライド板40の側方への引き出しと、外側擺動板41の開き角度調節によって行う。
そして、機体上部に設けたハンドル18を作業者が手で持ってロータリ3を回転させつつ前記駆動輪2を回転させて畝溝K内を運転する。
機体1の前進に伴って前記ロータリ3の回転で畝溝K内の土がシートS上に掻き上げられるが、その土は案内板30により導かれて畝U上のシートS上面の植付け孔Hに被さるように落下し盛り上がる。
その直後、前記覆土整形板5は、図4の(ロ)に示すように、その土を前記覆土整形板5の前面5aで捕らえて、土Tを前に押し出すように進む。
この際、畝Uの上面は均一に平坦ではなく、波打ちや凹凸が多いので、均一な筋状の覆土を形成するには前記覆土整形板5の畝上面に対する押圧は一定とするのが好ましい。
そのために、本発明では前記覆土整形板5の先端部5cを下向に付勢する前記バネ9により前記覆土整形板5の先端部5c側を弾力的に上下させることで対応できる部分もあるが、機体1の近傍にあってその対応ができない。
したがって、前記覆土整形板5に上下の弾力性を持たせ、畝の上面の形状変化に対応させる形態では、前記上部アーム16と下部アーム15の先端部15a、16a間に装着された押しバネ17の付勢力が働き、機体側近傍を含めて畝上面全面のどのような不揃いな形状に対しても弾力的にその変化に追随でき、均一な筋状の覆土を形成することが可能となる。
そして、土は切欠部6部分では切欠部6の形状に通過し、図2及び図5に示すように、後ろにカマボコ状の筋となって連続して覆土が整形される。
同時に覆土M以外のシートS上面は、土が土除け刷毛7の刷毛先7aで舐めるように寄せられ綺麗にシート面が露出する。
又同時に畝Uの側面のシートS上面についても、土除け刷毛22の刷毛先22aが舐めるように掃くので綺麗に露出する。
この際、覆土整形板5の先端部5cの半切欠部6aを設けた態様では、土が二つの切欠部6に抜け切らず、余った土が該覆土整形板5の先端部側に寄せられる場合、その余った土Aは、図4の(イ)に示すように、外側の3列目に寄せられものが残る。しかし、畝の反対側からの作業によって、2列目に寄せられるので、4列完成時に筋状の覆土が綺麗に仕上がる。
本発明は、主としてニンニク、玉ネギ、ラッキョウ等の各種球根類の栽培において、上部が平坦面の孔明きシートを被覆した畝上に筋状の覆土を形成するのに使用するものであるが、筋状の覆土を形成して栽培する種類であるならばその他に種撒栽培による野菜等でも広く利用することが可能である。
1 機体
2 駆動輪
3 ロータリ
3a 回転爪
4 整形板支持部材
4a 内部雄ネジ
4b 整形板支持部材の下部
5 覆土整形板
5a 覆土整形板の板面
5b 覆土整形板の切欠部を除く下辺
5c 覆土整形板の先端部
6 切欠部
6a 半切欠部
7 土除け刷毛
7a 刷毛先
8 枢支部
9 バネ
10 高さ調整部
10a 高さ調整レバー
11 側方調整部
11a覆土整形板保持板
12 傾斜角度調整部
13 棒状保持材
13a 保持材の基端部
14 枢支部
15 下部アーム
15a 下部アームの先端部
16 上部アーム
16a 上部アームの先端部
17 押しバネ
18 ハンドル
19 覆土量調整輪
20 取付基台
21 ステー
22 土除け刷毛
22a 刷毛先
22b 柄板
23 基部支持板
24 支持板
24a 枢支部
25 支持板
25a 枢支板
26 枢支部
27 支持筒体
27a 内部雌ネジ
28a、28b 回転調節孔
29a、29b 固定ボルト
30 案内板
31 固定部
32 フレーム
33 ボルト
34 縦支持パイプ
34a 固定ネジ
35a 外パイプ
35b 上下スライドパイプ
35c 支持孔
36a 回転レバー
36b 内部ネジ棒
37 内部ネジ
38 中央板
39 内側擺動板
40 スライド板
41 外側擺動板
42a、42b ヒンジ
43 調節固定板
44 長孔
45 ボルト
46 アーム
48、49 前カバー
50 支持金具
50a 支持板
50b 支持板
50c スライド部
50d ボルト孔
51 固定ボルト
52 スライド孔
53 上部ストッパ
54 下部ストッパ
55 掛止突起
56 掛止突起
57 枢支孔
58 当接片
59 ホルダー
60 覆土整形板位置決めバー
61 固定ネジ
62 スライド孔
M 覆土
U 畝
K 畝溝
S シート
H 植付け孔
α 後向き傾斜の角度
β 後向き傾斜の調節角度

Claims (9)

  1. 両側の平坦な畝の上面に畝溝内の土を掻き上げるロータリと、畝溝内を走行可能な車幅の両駆動輪とを機体下部の前後に備え、該機体にはミッションを介して前記ロータリ及び駆動輪を回転させる原動部と、上部後方に突出した運転用のハンドルとを備えた畝上面筋状覆土形成機であって、
    前記ロータリと前記駆動輪との間の機体両側に、板面を前方に向けると共に下辺をアーチ状に切欠いた複数の切欠部を畝の植付け位置に対応させた間隔で設け且つ該切欠部を除く下辺に刷毛先を下方に突出させた土除け刷毛を設けた横長の覆土整形板を、整形板支持部材を介して斜め後方に傾斜させて機体両側の側方へ夫々突設したことを特徴とする畝上面筋状覆土形成機。
  2. 両側の整形板支持部材に、夫々刷毛先を畝の側部斜面に向けて突出させた土除け刷毛を設けたことを特徴とする請求項1に記載の畝上面筋状覆土形成機。
  3. 両側の整形板支持部材に、夫々枢支部を設けて該枢支部に覆土整形板の基部を上下擺動可能に枢支すると共に、該整形板支持部材の枢支部近傍に該覆土整形板の基部が当たって該覆土整形板の先端部側が水平に近い下向き傾斜となる角度を下限に停止する下部ストッパを設け、
    前記整形板支持部材と前記覆土整形板との間には前記覆土整形板の先端部を下向に付勢するバネを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の畝上面筋状覆土形成機。
  4. 覆土整形板の高さを調整する高さ調整部を設けたことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれかに記載の畝被覆シート上の覆土整形装置。
  5. 覆土整形板の側方への移動を調整する側方調整部を設けたことを特徴とする請求項1から4のうちのいずれかに記載の畝上面筋状覆土形成機。
  6. 覆土整形板の後向き傾斜の角度を調整する傾斜角調整部を設けたことを特徴とする請求項1から7のうちのいずれかに記載の畝上面筋状覆土形成機。
  7. 覆土整形板の切欠部の上部に、ホルダーを介して直線状の位置決めガイドバーを機体の進行方向と平行となるように設けたことを特徴とする請求項6に記載の畝上面筋状覆土形成機。
  8. 整形板支持部材と覆土整形板との間に該整形板支持部材に基端部を接続した棒状の保持材を介在させ、
    該保持材には、一定の間隔置きに設けた複数の枢支部に夫々下部アームを後方斜め下向きに枢支すると共に該枢支部の上部には前記下部アームと同長の上部アームを後方斜め上向きに固設し、前記上部アームと下部アームの先端部間に押しバネを装着し、前記各下部アームの先端部の下側に覆土整形板の上辺部を固定したことを特徴とする請求項1から7のうちのいずれかに記載の畝上面筋状覆土形成機。
  9. 整形板支持部材と覆土整形板との間に枢支部を設けて該覆土整形板を上方へ折り畳み可能とし、
    前記覆土整形板が側方に向いている状態では前記覆土整形板を下方へ付勢し、上方へ折り畳まれている状態では上方へ付勢する引きバネを前記枢支部を跨ぎ且つ整形板支持部材と覆土整形板とに架設したことを特徴とする請求項1から8のうちのいずれかに記載の畝上面筋状覆土形成機。
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