JP3637659B2 - 全面マルチフィルム敷設装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、全面マルチフィルム敷設装置に関するものであり、特に、前回工程で敷設したマルチフィルムの一側縁部上面に付着している泥土等を掃除して、後工程で敷設されるマルチフィルムの一側縁部を前記掃除された前回工程で敷設されたマルチフィルムの一側縁部に重ねて接着できるようにした全面マルチフィルム敷設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
本願出願人は此種マルチフィルム敷設機を特願平7−185772号として先に特許出願している。而して、この出願に係る装置は、トラクタの機体後部にロータリ作業機及びマルチフィルム敷設機を連結し、該トラクタに牽引されて前進するマルチフィルム敷設機の前進に伴ってマルチフィルムの繰出部から該マルチフィルムを繰り出して前記ロータリ作業機にて耕耘された土壌表面にマルチフィルムを敷設するように構成されたマルチフィルム敷設機であって、該マルチフィルム敷設機によって前回工程で敷設されたマルチフィルムの一側縁部に、後工程で敷設されるマルチフィルムの一側縁部が重なるように、マルチフィルムの繰出部がオフセットされて該後工程のマルチフィルムが敷設され、更に、前記双方のマルチフィルムの一側縁部を接着具で接着するように構成されたマルチフィルム敷設機である。
【0003】
然るに、この装置では、前回工程で敷設されたマルチフィルム一側縁部上面には泥土等が付着した儘の状態で、後工程で敷設されるマルチフィルムの一側縁部が重ねられ、そして、双方のマルチフィルム一側縁部が接着テープ等によって接着せられることになる。然るときは、双方のマルチフィルム間に泥土等が介在して前記接着性能を阻害することがある。
【0004】
そこで、前回工程で敷設されたマルチフィルム一側縁部上面の泥土等を除去して後工程で敷設されるマルチフィルムとの接着性能を向上させるために解決せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するために提案せられたものであり、トラクタの機体後部にロータリ作業機及びマルチフィルム敷設機を連結し、該トラクタに牽引されて前進するマルチフィルム敷設機の前進に伴ってマルチフィルムの繰出部から該マルチフィルムを繰り出して前記ロータリ作業機にて耕耘された土壌表面にマルチフィルムを敷設するように構成されたマルチフィルム敷設機であって、該マルチフィルム敷設機によって前回工程で敷設されたマルチフィルムの一側縁部に、後工程で敷設されるマルチフィルムの一側縁部が重なるように、マルチフィルムの繰出部がオフセットされて該後工程のマルチフィルムが敷設され、更に、前記双方のマルチフィルムの一側縁部を接着具で接着するように構成されたマルチフィルム敷設機であって、前記マルチフィルム繰出部の側方下部近傍に、前回工程で敷設したマルチフィルムの前記一側縁部上面の泥土を掃除するための掃除具を設けた全面マルチフィルム敷設装置に於いて、
上記掃除具は、機体左右方向に設けたサイドビーム両端に連設されたアームの先端から連杆が下方に向けて設けられ、該連杆から前方に向けてステーが連設され、該ステーの前端部に前方へ突設して取付けられた取付杆に設けられたブラシ、及び該ブラシに近接してその後方に配設された風吹出口とで構成されており、更に、該風吹出口は電動ファンに連設され、前記接着具たる接着テープの中心線に対して所定角度傾斜して該ブラシと平行に配設されており、且つ、該風吹出口は該接着テープの中心線から外側方向に配設されると共に、後方へ所定角度傾斜して取付けられてなる全面マルチフィルム敷設装置を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。尚、説明の都合上、本願出願人が先に出願した特願平7−185772号に係る構成に関連するものから説明する。図1及び図2はマルチフィルム敷設機10を示し、トラクタの機体後部にロータリ作業機11を連結し、該ロータリ作業機11の耕耘爪12とリヤカバー13との間に薬剤注入機14を設ける。この薬剤注入機14は、リヤカバー13の前後方向へ開穿されたスリット15へ挿通されており、左右方向へ並設されている耕耘爪12,12間に略等間隔で一列に配設されている。即ち、耕耘爪12の回転軌跡内に薬剤注入機14を配置したことにより、装置の全長を短縮することができる。尚、リヤカバー13にはスリット15を開穿してあるので、薬剤注入機14に干渉することなくリヤカバー13が回動できる。
【0007】
また、ツールバー16の上部に電動ポンプ17を搭載し、タンク(図示せず)に充填された薬剤を汲み上げて前記薬剤注入機14へ圧送する。ツールバー16の後部には左右方向にサイドビーム18を設けてあり、その後方下部位置にマルチフィルムの繰出部19が設置されている。該繰出部19にはマルチフィルム20のロールが装着され、トラクタに牽引されたマルチフィルム敷設機10の前進に伴って、該繰出部19からマルチフィルム20が繰り出されるように形成されている。このとき、マルチフィルム20のロールの後方に押さえローラ21を設け、この押さえローラ21をマルチフィルム20のロールへ軽く圧接させることにより、マルチフィルム20が安定的に繰り出されるようにしてある。
【0008】
一方、前記耕耘爪12とマルチフィルムの繰出部19との間には、耕耘爪12の全幅に亘って鎮圧ローラ22が設けられている。該鎮圧ローラ22は、前記耕耘爪12で耕耘されながら薬剤を注入された土壌の表面を鎮圧し、畝床の凹凸をなくしてマルチフィルム20の敷設作業を容易且つ確実に行えるようにしている。また、消毒された直後の土壌を鎮圧ローラ22で鎮圧することにより、注入された薬剤が地表面から浅い位置に均一に配分されるとともに、マルチフィルム20を敷設するまでの間に薬剤が飛散するのを防止することができる。尚、該鎮圧ローラ22はマルチフィルム敷設機10の自重を支えるとともにロータリ作業機11のゲージ輪としても作用し、別途ゲージ輪を備える必要がなくなるので装置の全長を短くすることができる。
【0009】
更に、前記サイドビーム18の左右後方へアーム23,23を突設し、夫々のアーム23へ案内輪24と鎮圧輪25を設け、前記繰出部19から繰り出されたマルチフィルム20の左右両端をこの案内輪24と鎮圧輪25とで押さえる。該アーム23には覆土ディスク26とスポンジ輪27とが設けられており、マルチフィルム20の端部の処理方法によって覆土ディスク26とスポンジ輪27とを選択してセットする。また、ツールバー16の左右前方位置に夫々排土ディスク28,28を設け、必要に応じてこの排土ディスク28を下方へ倒回して接地することにより、マルチフィルム20の端部に相当する位置へ連続的に作溝できるように形成してある。
【0010】
ここで、当該マルチフィルム敷設機10により、圃場を消毒しながらマルチフィルム20を敷設していく場合は、圃場の一端部から他端部までを複数回往復して敷設作業を行う。1列目の敷設作業時は、前記左右のアーム23,23の双方に覆土ディスク26,26をセットし、スポンジ輪27,27は上方へ跳ね上げておく。また、左右の排土ディスク28,28も下方へ倒回してセットする。この状態で、ロータリ作業機11の耕耘爪12により圃場を耕耘しながら、左右の排土ディスク28,28にてマルチフィルム20の両端部に相当する位置を連続的に作溝し、耕耘爪12によって耕耘された土壌へ薬剤注入機14にて薬剤を注入する。続いて、前記鎮圧ローラ22により土壌を鎮圧して凹凸をなくし、マルチフィルム20の敷設を容易に行えるようにする。そして、繰出部19から繰り出されたマルチフィルム20は左右の案内輪24,24にて押圧され、前記排土ディスク28,28による作溝部位にマルチフィルム20の両端部が凹状に敷設され、この凹状部分へ覆土ディスク26,26にて土をかけた後に鎮圧輪25,25で鎮圧すれば、マルチフィルム20の左右両端は覆土された土によって固定される。
【0011】
このようにして、前回工程の1列目のマルチフィルム20が敷設された後に、当該マルチフィルム敷設機10を反転して後工程の2列目の敷設作業を行う。このときは、既に敷設されている前回工程の1列目のマルチフィルム20の他側縁部へ、新たに敷設するマルチフィルム20の一側縁部を重ね合せることができるように該マルチフィルム20のロールは一定の幅だけオフセットされる。更に、1列目側のアーム23の覆土ディスク26を上方へ跳ね上げてスポンジ輪27をセットする。また、1列目側の排土ディスク28も上方へ跳ね上げておく。そして、1列目のときと同様にして、土壌を消毒しながらマルチフィルム20を敷設する。このとき、前記サイドビーム18の端部に装着されているロール29から接着テープ30を引き出し、1列目のマルチフィルム20と2列目のマルチフィルム20とをこの接着テープ30にて接着した後に、前記スポンジ輪27で押圧する。
【0012】
一方、1列目のマルチフィルム20とは反対側の未敷設側の他端部は、前記排土ディスク28によって作溝し、繰り出された2列目のマルチフィルム20の他端縁部へ1列目と同様にして覆土ディスク26にて覆土する。このようにして、複数列のマルチフィルム20を順次敷設していき、隣接するマルチフィルムを接着テープ30で接着していくことにより、圃場全面に亘って土壌の消毒とマルチフィルムの敷設とを連続的に行うことができる。
【0013】
図3、図4はこの発明の要旨の一実施の形態を示す。図に於て、前記左右のスポンジ輪27,27は夫々ステー31の先端部に枢着されており、且つ、該ステー31は前記サイドビーム18の両端部近傍に連設されたアーム23,23の先端部に垂設された連杆32,32から前方水平方向へ連設されている。更に、該ステー31の前端部にはブラシ33を取付けたブラシ取付杆34が前方へ突設されており、更に、該ブラシ33に接近してその後方へ風吹出口35を配設し、そして、該風吹出口35は図1、図2及び図8に示す電動ファン36にフレキシブルパイプ36aによって連設され、該電動ファン36から送風される風を前記ブラシ33で掃除した前回工程のマルチフィルム20上面に残存している細かい泥粉等を後工程にて耕耘される側へ吹き払うように構成されている。そこで、該ブラシ33及び風吹出口35は前記接着テープ30のロール29の下部近傍に配設されると共に、該ブラシ33は接着テープ30に対して所定角度に傾斜して配設され、且つ、該ブラシ33の両端部は該接着テープ30の両側縁よりやや外方へ突出せしめてある。更に、前記風吹出口35は該ブラシ33と平行に配設され、且つ、接着テープ30の中心線Cから外側方向へ配設され、そして、後工程のマルチフィルム敷設機10の進行方向に該風吹出口35から吹き出される風を吹き出して前回工程にて敷設されたマルチフィルムの一側縁部上の泥土を飛散させるように構成されている。因みに、図4(a)の図示例では、該風吹出口35は接着テープ30の中心線Cに対してθの角度で傾斜して配設されている。而して、このθは略45度であるが之に限定せらるべきではない。更に又、図4(b)に示す如く、該風吹出口35は後方へ対して角度αに傾斜して取付けられることにより、前記泥土を後工程にて耕耘される土壌方向に吹き飛ばすことができ、該前回工程にて敷設されたマルチフィルム20の前記一側縁部上面を綺麗に掃除し、この後、後工程にて敷設されるマルチフィルム20の一側縁部をこの掃除された部分の上面に重ね乍ら該後工程のマルチフィルム20の敷設を行い、そして、前記接着テープ30が双方のマルチフィルム20,20の一側縁部上に繰り出されてスポンジ輪27によって押圧され、双方のマルチフィルム20,20が適正に接着せられることになる。
【0014】
図5及び図6は本発明の要旨の更に他の実施の形態を示す。尚、図3の構成と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。図に於て、左右の各スポンジ輪27,27のステー31,31の夫々の先端部に筒体37を外側へ突設し、そして、夫々の筒体37に平行リンク38の後端部を側方への突出量調整自在に、且つ、マルチフィルム敷設機10の前進方向へ取付け、更に、該平行リンク38の前端部にゲージ輪39を取付けてある。又、該平行リンク38から該平行リンク38と平行に腕片40を取付け、該腕片40にブラシ33a及び風吹出口35aが取付けられている。而して、該ブラシ33a及び風吹出口35aは図3の実施の形態に示すように配設されるを可とする。然るときは、図3の実施の形態と同一の機能を有することになる。而して、この実施の形態に於ては、ブラシ33a及び風吹出口35aが平行リンク38を介してゲージ輪39で支持されており、且つ、該ゲージ輪39は前回工程にて平坦化された土壌表面に敷設されたマルチフィルム20上を転動することになるから上下動が少ない。従って、該ブラシ33a及び風吹出口35aは該ゲージ輪39によって高さが規制され、マルチフィルム敷設機10の前進時の起伏による上下動作に影響されず、良好なるマルチフィルム20上の泥土等の掃除作用を為すことができる。
【0015】
図7は風吹出口35又は35aから風を吹出すとき、マルチフィルム繰出部19のオフセット動作に連動して風向きを切換えるようにしたものである。図に於てサイドビーム18は、図2に示すツールバー16に対して左右にオフセットできるように構成されている。即ち、該ツールバー16の両側部から後方へ突設された支持片41,41の後端部へリンク片42,42の一端部を枢着し、更に、該リンク片42,42の他端部を該サイドビーム18に相互に平行に枢着すると共に、連杆42aを該リンク片42,42の一端部に枢着して平行リンク機構を構成している。而して、該リンク片42,42の一端部は前述せる如く前記ツールバー16に固設された支持片41,41に枢着されているので、この枢着点は揺動せず、該リンク片42,42の左右回動により該サイドビーム18が左右にオフセットすることになる。従って、このサイドビーム18に取付けられているマルチフィルム20の繰出部19及び接着テープ30のロール29等も前回工程のマルチフィルム敷設時と反対側にオフセットして後工程のマルチフィルム敷設作業が行われることになる。
【0016】
又、該サイドビーム18の略中心部上方へ切換ステー43,43が所定間隔を有して突設されており、更に、該サイドビーム18の上方であって、前記ツールバー16から突設された支持部材(図示せず)等に電動ファン36が載設されており、該電動ファン36にて生成される風を前記左右の接着テープ30,30のロール29,29の下部近傍に配設されている前記風吹出口35,35又は35a,35aの何れかに送風するとき、マルチフィルム20のロールがオフセットされた側の風吹出口35又は35aに送風されるように、該電動ファン36に連設された風分配管45内に風向切換用シャッター46を配設し、且つ、該風向切換用シャッター46の下端部を前記切換ステー43,43間に挿入し、そして、該サイドビーム18のオフセット動作により左右に移動する切換ステー43,43にて該風向切換用シャッター46を支点46aを回動中心として左右に回動せしめ、風分配管45の左右端部に連結されている前記フレキシブルパイプ36a,36aのうち、之に連結されてオフセットされた側の風吹出口35又は35a側のフレキシブルパイプ36aに前記風が送られるように構成されている。
【0017】
斯くして、前記電動ファン36によって生成された風はオフセットされた側の風吹出口35,35aにすべて送風されるので、強力な風量を得ることが可能となり、且つ、マルチフィルム繰出部19のオフセット動作と連動させて前述の風向きを切換えるので該切換え操作を忘れることはない。
【0018】
又、本発明は前記電動ファン36等で送られる風の風吹出口35又は35aを接着テープ30の幅と略同一又はそれより幅広で且つ薄型の小型に形成し、又は長円形状に形成して前述の接着テープ30の接着面より前方に配設しておけば、該電動ファン36にて生成される風は該風吹出口35又は35aより強力な風が吹き出されることになる。然るときは、掃除具としてはこの風吹出口35又は35aのみでも前回工程で敷設された前記マルチフィルム20上面の泥土等は充分に吹き飛ばすことも可能となる筈である。
【0019】
更に又、前記ブラシ33又は33aを接着テープ30の幅と略同一又は既に説明したようにそれ以上の幅広に形成して、該ブラシ33又は33aの外側部が内側部よりマルチフィルム敷設機10の進行方向に対して先行するように傾斜して取付ける場合は、該ブラシ33又は33aの外側部が内側部より先行して前進するので、ロータリ作業機11によって吹き飛ばされた大きめの泥土を後工程にて耕耘されている土壌方向へ掃き出し、そして、残った細かい粉状の塵埃等を前記風吹出口35又は35aによって吹き払うことができ、前述の接着テープ30による接着作業を極めて効果的に為すことができる。
【0020】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0021】
【発明の効果】
この発明は上記実施の形態に詳述せる如く、マルチフィルム敷設機の前進に伴って繰り出されるマルチフィルムをロータリ作業機にて耕耘した土壌表面に敷設するとき、前回工程に於いて敷設されたマルチフィルムの一側縁部と後工程によって敷設されるマルチフィルムの一側縁部とを重ね、そして接着具によって双方のマルチフィルムを接着する際、該接着面の前方に於いて、前回工程で敷設されたマルチフィルムの一側縁部上面の泥土類を掃除するための掃除具を機体左右方向に設けたサイドビーム両端に連設されたアームの先端から連杆が下方に向けて設けられ、該連杆から前方に向けてステーが連設され、該ステーの前端部に前方へ突設して取付けられた取付杆に設けられたブラシ、及び該ブラシに近接してその後方に配設された風吹出口とで構成して配設したため、前回工程で敷設されたマルチフィルムの一側縁部上面が綺麗に掃除される。即ち、この発明の掃除具は前記ブラシで掃除した前回工程のマルチフィルム上面に残存している細かい泥土等を、電動ファンから送られる風を前記風吹出口から吹き出して飛散させ吹き払うので、マルチフィルムの前記一側縁部上面が一層綺麗に掃除される。
更に、前記風吹出口は電動ファンに連設され、前記接着具たる接着テープの中心線に対して所定角度傾斜して該ブラシと平行に配設されており、且つ、該風吹出口は該接着テープの中心線から外側方向に配設されると共に、後方へ所定角度傾斜して取付けられているので、前記泥土等を後工程にて耕耘される土壌方向に吹き飛ばすことができる。
そして、この掃除された面に後工程で敷設されるマルチフィルムの一側縁部が重なり、前回工程及び後工程にて敷設される双方のマルチフィルムを接着具にて接着するとき、前記重なり部分に泥土類が介在していないので該接着作業が極めて円滑且つ確実に行われる等、著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したマルチフィルム敷設機の側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】本発明の掃除具の一実施の形態を示し、その解説斜視図。
【図4】(a)図3の掃除具の部分の解説平面図。
(b)図4(a)のA方向から見た側面図。
【図5】本発明の掃除具の他の実施の形態を示し、その解説斜面図。
【図6】図5の掃除具部分の平面図。
【図7】本発明の更に他の実施の形態を示し、マルチフィルムの繰出部及び左右の接着テープのローラ並びに左右の風吹出口を背面より見たときの解説図。
【符号の説明】
10 マルチフィルム敷設機
11 ロータリ作業機
19 繰出部
20 マルチフィルム
30 接着テープ
33,33a ブラシ
35,35a 風吹出口
Claims (1)
- トラクタの機体後部にロータリ作業機及びマルチフィルム敷設機を連結し、該トラクタに牽引されて前進するマルチフィルム敷設機の前進に伴ってマルチフィルムの繰出部から該マルチフィルムを繰り出して前記ロータリ作業機にて耕耘された土壌表面にマルチフィルムを敷設するように構成されたマルチフィルム敷設機であって、該マルチフィルム敷設機によって前回工程で敷設されたマルチフィルムの一側縁部に、後工程で敷設されるマルチフィルムの一側縁部が重なるように、マルチフィルムの繰出部がオフセットされて該後工程のマルチフィルムが敷設され、更に、前記双方のマルチフィルムの一側縁部を接着具で接着するように構成されたマルチフィルム敷設機であって、前記マルチフィルム繰出部の側方下部近傍に、前回工程で敷設したマルチフィルムの前記一側縁部上面の泥土を掃除するための掃除具を設けた全面マルチフィルム敷設装置に於いて、
上記掃除具は、機体左右方向に設けたサイドビーム両端に連設されたアームの先端から連杆が下方に向けて設けられ、該連杆から前方に向けてステーが連設され、該ステーの前端部に前方へ突設して取付けられた取付杆に設けられたブラシ、及び該ブラシに近接してその後方に配設された風吹出口とで構成されており、更に、該風吹出口は電動ファンに連設され、前記接着具たる接着テープの中心線に対して所定角度傾斜して該ブラシと平行に配設されており、且つ、該風吹出口は該接着テープの中心線から外側方向に配設されると共に、後方へ所定角度傾斜して取付けられてなることを特徴とする全面マルチフィルム敷設装置。
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