JP5988185B1 - 駐車場管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車場管理者にとって収益性向上の機会を拡大させ、駐車場の予約を希望するユーザに対してはユーザの重視する要求を加味して検索結果を表示させる駐車場管理システムを提供する。【解決手段】本発明では、駐車場管理者は、記憶手段に記憶された駐車場の料金、稼働率及び駐車場関連情報を見た上で、駐車場の料金又は稼働率を操作し、演算手段による予測値を確認することができる。ユーザとしては、駐車場の予約をするために駐車場の検索を行った際に、予約手段が、検索結果についてユーザの重視する要求に応じて整列させて表示させる。【選択図】図7

Description

本発明は、時間貸し駐車場等において、駐車場利用者と駐車場管理者の双方に有益な駐車場管理システムに関する。
従来より、駐車場の管理に関し、駐車場の空き状況に応じて、駐車場の料金を変更することができるシステムが提案されている(特許文献1参照)。当該システムによれば、駐車場に設置した車両検知手段によって駐車場の空き状況を検出し、空きが多い場合には駐車料金を低くし、空きが少ない場合には駐車料金を高く設定するようになっている。
一方、駐車場の予約サイトで、ユーザが駐車予約の希望の地域と日時を入力し、駐車場の予約をすることができるシステムが知られている(特許文献2参照)。
この特許文献2に記載のシステムでは、駐車場の利用がなされた際に、駐車場の空き状況を検知して、予約の際に最新の空き情報を表示するものとなっている。このように、特許文献2のシステムは、駐車場の空き情報がリアルタイムに更新されるため、駐車場を予約しようとするユーザは、常に新しい情報を基礎として予約を行うことができる。
特開2002−288698号公報 特開2002−259591号公報
上記特許文献1に記載のシステムでは、駐車場の実際の空き状況を見て料金を設定しているため、定常的に駐車場の利用率が低い時間帯では料金が低くなる。このため、仮に駐車する車両があったとしても低い料金しか回収できない。一方で、定常的に駐車場の利用率が低い時間帯では、少ない台数でも通常料金を徴収できた方がよい場合がある。
また、通常は行われない催事が行われて周辺の駐車場の需要が高まった場合、料金の更新サイクルが短い場合は、複数の車両の内、最初の車両と後の車両で駐車料金が異なることになる。このような場合、最初の車両からは低い料金しか徴収できず、後の車両のユーザから苦情が発生するおそれがあり、駐車場の運営上好ましくない。また、料金の更新サイクルが長い場合は、料金が低い状態で駐車場が埋まってしまい、駐車場の稼働率が高くなっても低い料金しか徴収できないおそれがある。
上記特許文献2に記載のシステムでは、ユーザが常に更新された駐車場情報を参照して予約を行うことができるが、ユーザが検索結果として表示される複数の駐車場から1カ所を選択する際の基準については示されていない。ユーザは、各ユーザ毎に駐車場に対して重視する要求が異なっており、例えば、料金を重視するユーザもいれば、目的地からの距離の近さを重視するユーザもいる。
本発明は、駐車場管理者にとって収益性向上の機会を拡大させることができる駐車場管理システムを提供することを目的とする。また、本発明は、駐車場の予約を希望するユーザに対して、ユーザの重視する要求を加味して検索結果を表示させることができる駐車場管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の駐車場管理システムは、駐車場管理者が駐車場管理者端末を利用して駐車場の料金を設定可能な駐車場管理システムであって、少なくとも駐車場の料金、稼働率、及び前記稼働率に影響を与える駐車場関連情報について、現在又は過去のデータを記憶する記憶手段と、前記駐車場管理者が、駐車場の料金及び稼働率を操作可能な操作手段と、前記操作手段により前記料金又は前記稼働率のいずれか一方が操作された場合に、前記駐車場関連情報に基づいて他方の予測値を演算する演算手段と、前記記憶手段に記憶されたデータと前記予測値を前記駐車場管理者端末に表示させる管理表示手段と、前記駐車場管理者が前記料金の変更を決定した際に、変更料金を前記駐車場関連情報と共に前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段とを備えていることを特徴とする。
本発明の駐車場管理システムによれば、駐車場管理者は、記憶手段に記憶された駐車場の料金、稼働率及び駐車場関連情報を見た上で、駐車場の料金又は稼働率を操作し、演算手段による予測値を確認することができる。例えば、料金を操作して増減させ、稼働率がどのようになるか予測値を確認することができる。又は、稼働率を操作して増減させ、その稼働率にするには料金をいくらにする必要があるか等の情報を得ることができる。
また、演算手段は、駐車場の稼働率のみならず、稼働率に影響を与える現在又は過去の駐車場関連情報に基づいて予測値を演算するため、単に駐車場の空き情報という現状の情報によって料金を設定する場合と比べて、料金を適切に設定することが可能となる。
ここで、前記駐車場関連情報とは、駐車場の場所、季節、曜日、時間帯、天候、催事、又は所定距離内の施設のうち、少なくとも1つの情報である。季節には1月から12月までの月が含まれる。また、所定距離内の施設には、娯楽施設、飲食店、又は他の駐車場が含まれる。これらの情報は、駐車場の稼働率の増減に与える影響が大きいため、駐車場関連情報として取り扱うことが好ましい。
また、本発明の駐車場管理システムにおいては、前記記憶手段に記憶された前記データは、前記駐車場の料金、前記稼働率および前記駐車場関連情報が互いに対応付けられており、前記演算手段は、前記操作手段により前記料金が操作されたときは、操作された料金と同額の料金に対応する前記駐車場関連情報前記データから抽出して当該操作された料金を設定した場合の前記稼働率の予測値の演算を行うことが好ましい。駐車料金は、稼働率に対して大きな影響を与える要素である。よって、演算手段は、前記操作手段により前記料金が操作されたときは、操作された料金と同額の料金の前記駐車場関連情報を抽出して演算を行う。これにより、操作手段により料金を操作した際の稼働率の予測値をより正確なものとすることができる。
また、本発明の駐車場管理システムにおいては、前記演算手段は、前記駐車場関連情報に基づいて他方の予測値を演算する際に、前記記憶手段に記憶されたデータについて、条件の異なるデータを抽出したときは、各駐車場関連情報の相違が稼働率に与える影響を勘案して前記予測値の演算を行うことが好ましい。
前記記憶手段の情報は、蓄積量が増えると、その駐車場固有の条件、例えば週末に催事が行われる施設が付近にある等の条件の下で情報が蓄積されていく。また、季節、曜日、時間帯、天候、催事、又は所定距離内の施設の情報は、例えば天候については快晴の場合もあれば雨の場合もあり、データを取得した際に条件が異なるデータが蓄積される。
このような状態下においては、各駐車場関連情報の条件がが相違した場合に稼働率に与える影響についてもデータが蓄積されていく。よって、各駐車場関連情報の相違が稼働率に与える影響を勘案して演算を行うようにすれば、演算手段における予測値の精度が向上する。
また、本発明の駐車場管理システムにおいては、前記演算手段は、複数の前記駐車場関連情報のそれぞれの情報の相違が稼働率に与える影響について、複数の前記駐車場関連情報間の相対的な影響の大きさを相対係数として算出し、前記駐車場関連情報に対して前記相対係数を利用して演算することが好ましい。
各駐車場関連情報は、その相違が稼働率に与える影響に大小があるが、データが蓄積されて行くに従って、その影響の大小が明らかになる。よって、複数の駐車場関連情報のそれぞれの情報の相違が稼働率に与える影響を相対係数として算出し、この相対係数を利用して演算することにより、演算手段における予測値の精度が向上する。
また、本発明の駐車場管理システムにおいては、前記演算手段は、複数の前記駐車場関連情報のそれぞれの情報の相違が稼働率に与える影響について、前記記憶手段に記憶されたデータから第1の期間分抽出したデータを基礎として長期係数として算出し、演算時の直近の情報であって前記長期係数よりも短期の第2の期間分抽出したデータを基礎として短期係数として算出し、前記長期係数と前記短期係数とを所定の割合で勘案して演算を行うことが好ましい。
各駐車場関連情報の相違が稼働率に与える影響は、長期的に見ることによりその駐車場における各駐車場関連情報の影響の大きさを知ることができる。一方で、各駐車場関連情報については、短期的に状況が変化する場合がある。例えば、近隣に人気施設ができた等の状況の変化があれば、その駐車場関連情報の相違が稼働率に与える影響が変化する。
よって、記憶手段に記憶されたデータを長期係数として長期的に見るだけでなく、短期係数として短期的にも確認することが、より予測値の精度の向上につながる。また、データを長期的に見た場合の稼働率への影響と、データを短期的に見た場合の稼働率への影響については、各駐車場において大小が異なるため、この長期係数と短期係数をどの割合で利用するか、各駐車場毎に定めることができるようにしている。
また、本発明の駐車場管理システムにおいては、前記操作手段は、前記駐車場関連情報を表形式及びグラフ形式で前記駐車場管理者端末に表示可能であり、前記操作手段は、前記表形式又は前記グラフ形式で表された料金及び稼働率を操作可能とし、前記管理表示手段は、前記操作手段により前記表形式又は前記グラフ形式の一方の形式で料金又は稼働率が操作された際に、前記演算手段による予測値を他方の形式で表示させることが好ましい。
当該構成によれば、駐車場管理者は、自己が行った表形式による料金又は稼働率の操作によって、他方の値がどのように変化するのか、グラフで確認することができる。或いは、駐車場管理者は、自己が行ったグラフ形式による料金又は稼働率の操作によって、他方の値がどのように変化するのか、表形式で確認することができる。
また、本発明の駐車場管理システムにおいては、前記変更料金を含む料金情報を外部に公表する公表手段と、ユーザがユーザ端末を利用して駐車を希望する駐車場及び日時を予約可能な予約手段と、駐車場の空き情報を含む駐車場に関する情報を記憶する駐車場データベースとをさらに備え、前記予約手段は、ユーザによる駐車場検索操作に応じて、前記駐車場データベースに記憶された駐車場情報の検索結果を前記ユーザ端末に表示させる予約情報表示手段を有し、前記予約情報表示手段は、前記公表手段により公表された料金情報を前記ユーザ端末に表示させることが好ましい。
当該システムによれば、ユーザは、ユーザ端末を利用して駐車場の予約をする際、駐車場管理者が設定した料金情報を前記公表手段を通じて確認することができる。よって、駐車場管理者が駐車場の稼働率を上げることを希望して料金を下げた場合、低い料金で駐車場を利用することが可能となる。
また、本発明の駐車場管理システムにおいては、前記予約情報表示手段は、前記駐車場情報の検索結果を、前記ユーザの重視する要求に応じて整列させて前記ユーザ端末に表示させることが好ましい。これにより、ユーザは、自己の重視する要求に合致した検索結果を素早く入手することができる。
前記ユーザの重視する要求は、駐車料金重視、目的地からの距離重視、提携店舗割引重視、設備重視の各要求のうちいずれかを含み、前記予約手段によって選択可能とすることが好ましい。
ユーザの重視する要求は目的地に応じて変化することがあるため、ユーザが検索結果を見た際に、他の重視項目で整列させたいとの要求が生じる可能性がある。本発明においては、予約手段で重視する項目を変更することができるので、ユーザは迅速に自己の重視項目順の検索結果を得ることができる。
また、本発明の駐車場管理システムにおいては、前記提携店舗割引は、提携店舗で一定額以上購入した際に所定時間駐車料金が無料となる購入割引であり、前記予約手段は、ユーザが駐車場検索指示を行う検索画面において購入予定額を入力可能とし、前記購入予定額に応じた購入割引を考慮して検索結果を算出することが好ましい。
従来のこの種の予約システムは、検索結果について単に駐車料金の安い順に整列させる等の処理を行っている。一方で、ユーザが目的地で物品を購入する予定であるときは、その予定額と購入割引についても予め考慮した検索結果とすることにより、トータルコストを考慮した駐車場の選択が可能となる。
また、本発明の駐車場管理システムにおいては、ユーザが精算に使用する精算手段の各駐車場に適用可能な特典情報を記憶した精算情報データベースを備え、前記予約手段は、精算情報データベースに記憶されている前記特典情報が前記ユーザの重視する要求に合致しており、前記特典情報によって前記検索結果の順位が変更になるときは、当該変更された順位で前記検索結果を表示させることが好ましい。
精算手段としては、クレジットカード或いはデビットカード等の各種カードが幅広く利用されているが、これらのカードにはポイント付加等の特典が付帯する場合が多い。また、このポイントは、それぞれの運営会社のキャンペーンにより頻繁に付帯率が変更になる。
ここで、例えばユーザの重視する要求が提携店舗割引である場合、ユーザは、実際の店舗でのショッピングで付帯するポイントのみならず、精算に使用するカードに付帯するポイントについても重視することが予想される。従って、前記予約手段は、前記精算情報データベースに記憶されている特典情報を加味した順位で前記検索結果画面に表示させることにより、よりユーザの要求に応じた検索結果を表示させることができる。
また、本発明の駐車場管理システムにおいては、前記予約手段は、前記特典情報が、前記ユーザの重視する要求に合致していないときは、前記検索結果とは別個に前記特典情報を強調表示させることが好ましい。
当該構成によれば、前記検索結果画面には、検索結果がユーザの重視する項目の順で駐車場が整列するが、一方で、検索結果とは別個に前記特典情報に関する表示がなされる。このような複数種類の表示形式とすることにより、ユーザの重要視する要求に応える一方で、駐車場管理者又は精算手段の特典もユーザに告知することができる。
本発明の実施形態である駐車場管理システムの全体像を示す説明図。 図1の管理サーバの機能的構成を示す説明図。 時間帯毎に料金を設定する料金設定画面を示す説明図。 駐車場管理者端末に表示される駐車場関連情報表示画面を示す説明図。 各駐車場関連情報が稼働率に及ぼす影響を、駐車場管理DBに記憶された情報から統計的に算出した表。 各駐車場関連情報の長期係数及び短期係数を導き出す方法を示すグラフ。 運用実績データ表示画面及びシミュレーションデータを示す説明図。 図1の駐車場ユニットが設けられた駐車場を示す説明図。 駐車場ユニットの機能的構成を示す説明図。 (A)及び(B)は駐車場ユニットのポールの外観を示す説明図。 駐車場ユニットの掲示板の表示部分を示す説明図。 本実施形態の駐車場管理システムにおける駐車場検索の画面を示す説明図。 (A)及び(B)は駐車場検索の画面を示す説明図。 (A)及び(B)は駐車場検索結果の画面を示す説明図。 (A)及び(B)は駐車場予約のための画面を示す説明図。 駐車場検索画面の履歴検索の例を示す説明図。 画像認識の際にナンバープレートの画像の領域を分割した状態を示す説明図。
次に、本発明の駐車場管理システムの実施形態について、図1〜図17を参照して説明する。本実施形態の駐車場管理システム1は、図1に示すように、インターネット等の外部ネットワーク2に接続された管理サーバ3によって管理される。また、複数の駐車場毎には駐車場ユニット4が設けられている。また、駐車場管理システム1は、複数のユーザ端末5、又は駐車場管理者端末6からアクセス可能となっている。
管理サーバ3は、図2に示すように、課金サーバ7、予約サーバ8、及び電子決済サーバ9を備えている。課金サーバ7は、駐車場使用者に対して、使用条件に応じた課金を行う課金エンジン7aを備えている。電子決済サーバ9は、課金サーバ7によって決められた金額について、クレジットカード情報等を利用して電子的に決済を行うものである。
予約サーバ8は、本発明の予約手段、公表手段、及び予約情報表示手段に該当する構成である。この予約サーバ8は、ユーザがユーザ端末5を用いて駐車場の予約等の処理を行う予約HP8a(HPはホームページの略。以下同じ。)と、ユーザ及び車両の情報が記録されたユーザDB8b(DBはデータベースの略。以下同じ。)と、駐車場に関する情報が記録された駐車場DB8cと、駐車場の稼働率に影響を与える駐車場関連情報が記録された駐車場管理DB8dと、ユーザの予約に対して処理を行う予約エンジン8eを備えている。本実施形態では、ユーザDB8bが本発明における精算情報データベースに該当し、駐車場管理DB8dが本発明における記憶手段に該当する。
また、予約サーバ8は、画像処理された車両ナンバーのデータを、登録された車両ナンバーと比較する比較エンジン8fと、比較エンジン8fの比較結果に基づいて認識された車両ナンバーの車両が登録された車両であるか否かの判定を行う判定エンジン8gと、画像認識の認識率を向上させるための学習を行う学習エンジン8hを備えている。本実施形態においては、学習エンジン8hは、ニューラルネット学習アルゴリズムを利用したものとなっている。
さらに、予約サーバ8は、駐車場管理者が容易に駐車場の料金設定ができるように、各駐車場でこれまでに蓄積された単価(料金)、稼働率及び駐車場関連情報を提供する料金設定エンジン8iを備えている。この料金設定エンジン8iは、本発明における操作手段、管理表示手段、演算手段、及び記憶制御手段に該当する。
本実施形態では、駐車場管理者は自身でソフトウエアやシステム等を導入する必要がなく、予約サーバ8にアクセスするのみで駐車場の管理を行うことができる。即ち、本実施形態の駐車場管理システム1は、ASP(Application Service Provider)により提供される。
次に、時間帯毎に料金を設定する料金設定画面6aについて図3を参照して説明する。本実施形態では、この料金設定画面6aは、パーソナルコンピュータのディスプレイ上に表示される形式となっているが、スマートフォン用にレイアウトを変更することも可能である。
料金設定画面6aにおいては、料金設定表6bにおいて、平日、土曜日、日曜・祝日、特別日のそれぞれについて、1時間毎に細かく料金を設定することができる。これらの料金の設定について、周囲の相場を知りたいときは、情報参照ボタン6cをクリックすると、画面上にポップアップされて確認することができる(図示省略)。この料金表は、各駐車場からオンラインでリアルタイムに更新されており、常に最新の周辺情報を入手することが可能となっている。また、検索を行う周囲の距離についても、任意に設定が可能となっている。
また、料金設定画面6aにおいては、自動設定ボタン6dが設けられており、この自動設定ボタン6dをクリックすることにより、予約サーバ8の料金設定エンジン8iから、過去の料金と稼働率の実績情報を得ることができる。この実績情報は、過去から現在にかけて多くの駐車場での運用実績を集計したものであり、その駐車場の環境(近隣施設、立地条件等)と、駐車料金の単価ごとの稼働率に関するデータとなっている。
その他、料金設定画面6aでは、料金設定エンジン8iから提示される推奨データに応じて自動的に料金を上下させる自動設定が可能となっている。この自動設定は、自己の駐車場の稼働率が特定のパーセント(例えば50%)以下のときに、現状の料金からいくら下げるか(例えば1時間当たり50円)という設定が可能である。逆に、周囲の施設で特別なイベント等がある場合であって、隣接する駐車場が自己の駐車場の一般料金よりも高い場合に、隣接する駐車場に追随して料金を上げるということも可能である。
上記の設定により、駐車場管理者によって駐車場の時間帯毎の単価が決定されると、予約サーバ8が、予約HP8aの情報を直ちに更新する。また、予約サーバ8は、駐車場ユニット4の精算機12を介して、直ちに掲示板13の掲示板表示部13aに新料金の情報を送信する。これにより、予約HP8及び掲示板表示部13aの表示は、駐車場管理者によって決められた単価がリアルタイムに反映される。
このように、本実施形態の駐車場管理システム1によれば、駐車場の単価を操作して駐車場の稼働率の増加を図り、売上を向上させることが可能となる。また、日々単価及び稼働率のデータを蓄積していくことにより、マシンラーニングの精度を向上させ、その駐車場における売上又は利益の向上を図ることができる。
また、料金設定画面6aにおいては、図3の平日の部分の12時から15時までが斜線となっており(6e)、イベントが設定されている。これは、この部分が、他の部分に比べて料金が安いことを示している。即ち、平日のある時間帯で稼働率が低くなる場合があり、このような場合に、料金を下げて稼働率を上げるようにしている。このイベントの情報は、後述する図14(A)の符号24dに示すように、当該時間帯で駐車場を検索しているユーザのユーザ端末5に、検索結果とは別にアラートとして表示されるようになっている。
次に、図4を参照して、駐車場管理者端末6において、料金設定エンジン8iによって表示される駐車場関連情報表示画面61について説明する。駐車場関連情報表示画面61は、図3におけるシミュレーションボタン画面6fをクリックすることにより駐車場管理者端末6の画面に表示される。
駐車場関連情報表示画面61は、図4に示すように、複数の駐車場で共通する項目である共通事象61aと、各駐車場に固有の地域固有事象61bの2種類に分類されて表示される。共通事象61aとしては、住所表示62aと、季節(月)表示62bと、曜日表示62cと、時間帯表示62dと、天候表示62eと、催事有無表示62fが例示されている。
また、地域固有事象61bとしては、人気施設の一つである人気レストラン有無表示63a、工事案件有無表示63b等がある。ここで、他の周辺駐車場である駐車場Cの料金表示63c、及び駐車場Zの料金表示63dを加えてもよい。
さらに、駐車場関連情報表示画面61では、自己の駐車場の料金表示63e、及び稼働率表示63fが例示されている。この料金表示63e及び稼働率表示63fは、駐車場関連情報である季節(月)表示62bと、曜日表示62cと、時間帯表示62dに示す日時における料金とその際の稼働率を示している。また、その際の天候や催事の有無について、天候表示62e及び催事有無表示62fとして記憶されている。
ここで、駐車場管理者が、駐車場関連情報表示画面61を見たうえで、料金表示のケース10〜14について料金の確認を行い、ケース13で料金表示が450円で稼働率表示63fの稼働率が100%であることに注目し、料金を値上げしたいと考えたと仮定する。
駐車場管理者が、このケース13における料金を500円にした場合の稼働率がどのようになるか予測する場合、ケース13の料金表示部分の料金を500に変更し、シミュレーションボタン61cをクリックする。すると、本発明の演算手段である料金設定エンジン8iが、ケース13の時間帯で駐車料金の単価を50円上げた際に稼働率がどのように変化するか演算を行う。
その際、料金設定エンジン8iは、季節(月)、曜日、時間帯、天候、催事の有無等の駐車場関連情報について、それぞれの情報が稼働率に与える影響を勘案して演算を行っている。
図4におけるケース13の場合、住所表示62aが東京都渋谷区六本木1丁目であり、季節(月)表示62bが4月、曜日表示62cが土曜日、時間帯表示62dが20:00〜21:00、天候表示62eが雨、催事有無表示62fが無となっている。また、人気レストラン有無表示63aは有、工事案件有無表示63bは無となっている。
ここで、駐車場管理者が図4のケース13の料金である「450」と記載されている箇所を図示しないマウス等を用いて選択し、図示しないキーボード等を用いて「500」に変更する。すると、料金設定エンジン8iは、以下の処理を行って、ケース13の条件で駐車料金を「500」にした場合の稼働率を算出する。
具体的には、駐車場管理DB8dから、料金が「500」の場合の駐車場関連情報を抽出する。その際、曜日、時間帯、天候、催事有無等が異なっているデータも含まれるが、料金設定エンジン8iは、これらの異なっているデータが稼働率に及ぼす影響を係数として利用し、稼働率の予測を行っている。
ここで、図5は、各駐車場関連情報が稼働率に及ぼす影響を、駐車場管理DB8dに記憶された情報から統計的に算出したものである。図5において、直近1年間の情報から算出したものを長期係数64a、直近1週間の情報から算出したものを短期係数64bとしている。また、本実施形態では、この長期係数64aと短期係数64bが稼働率に及ぼす影響を考慮して、時期ウェイト64cを定めている。
長期係数64aは、各駐車場関連情報が稼働率に与える影響について、相対的な影響力を算出するための係数である。複数の駐車場関連情報の間の稼働率に対する影響力は、この長期係数64aで演算する。なお、上記実施形態では、長期係数64aを直近1年間の情報としているが、この期間は適宜定めることができる。
短期係数64bは、直近の短期間の情報であって、直近の動向を把握するための係数である。例えば、人気レストランの有無について、駐車場の周辺に新たに人気レストランが開店した場合、そのレストランの営業時間内では料金を高くしても稼働率が変動しにくくなっている場合がある。短期係数64bは、このような直近の状況の変化を勘案するために用いられる。この短期係数64bについても、直近の1週間ではなく、2週間又は1ヶ月等、期間を適宜定めることができる。
また、時期ウェイト64cは、駐車場管理DB8dに蓄積されたデータから、長期係数64aと短期係数64bが稼働率に及ぼす影響を見た上で決定している。本実施形態では、時期ウェイト64cについて、長期係数64aのウェイトを70%、短期係数64bのウェイトを30%としている。
図5において示すように、各駐車場関連情報が稼働率に及ぼす影響を相対的に表したものを相対ウェイト64dとしている。この相対ウェイト64dは、どの駐車場関連情報の変動が稼働率に影響を及ぼしたかを示すものであり、駐車場管理DB8dに蓄積された情報から導き出されるものである。図5に示す本実施形態では、曜日表示62cが最も高く、次いで時間帯表示62d、人気レストラン有無表示63a、季節(月)表示62b、催事有無表示62f、天候表示62e、工事案件有無表示63bとなっている。
時間帯表示62dを例にして説明すると、料金設定エンジン8iは、時間帯表示62dの長期係数64aに時期ウェイトの70%を乗算し、短期係数64bに時期ウェイトの30%を乗算して両者を加算し、さらに相対ウェイト64dを乗算して時間帯表示62dに関する稼働率分を算出する。同様に、曜日表示62c、天候表示62e、催事有無表示62f等についても計算して、これらを加算することにより稼働率の予測値を算出している。
なお、稼働率の予測値は、次のような方法でも算出することが可能である。まず、ケース13と同条件の曜日表示62c及び時間帯表示62dの駐車場関連情報を抽出する。次に、季節(月)表示62b、天候表示62e、催事有無表示62f等について、ケース13と条件が異なっている場合、上記と同様に各駐車場関連情報が稼働率に及ぼす影響を係数として、この係数を利用して最終的な稼働率の予測値を算出してもよい。
また、駐車場関連情報に、他の周辺駐車場である駐車場Cの料金表示63c、及び駐車場Zの料金表示63dを加えた場合、この他の駐車場の料金についても、自己の駐車場の稼働率に及ぼす影響を係数として算出し、稼働率又は料金の予測に用いてもよい。
次に、図6を参照して、各駐車場関連情報の長期係数64a及び短期係数64bを導き出す方法について説明する。例えば、天候に関する長期係数64aを算出する場合、駐車場管理DB8dに記憶された天候情報から、直近1年以内の情報を抽出する。このように抽出されたデータを、図6に示すように、縦軸に稼働率、横軸に天候を配置したグラフに描画して、相関関係を示す関数を抽出する。
天候は、天候指数によって表される。天候指数は、稼働率が上がる順から、快晴、晴れ、やや曇り、曇り、曇りのち雨、雨、大雨、豪雨、雷雨及びカミナリとする。それぞれの指数は、図6の横軸に示すように、快晴が10、晴れが9、やや曇りが8、曇りが7、曇り後雨が6、雨が5、大雨が4、豪雨が3、雷雨が2、雷が1というように決めている。
本実施形態では、このように描画されたデータから線形近似となる関数(図6における直線65)を抽出した。本実施形態においては、天候に関する関数は、稼働率(y)=0.026×天候指数(x)+0.637となっている。また、この関数の近似度合いを示す決定係数(R)は0.527であった。
料金設定エンジン8iは、天候に関する長期係数64aを算出する場合、駐車場管理DB8dに記憶された天候情報の快晴、晴れ等のデータの平均をとり、その平均の天候の指数を計算し、その指数と上記関数(図6における直線65)から長期係数64aを算出している。他の駐車場関連情報についても、当該天候と同様に算出することができる。
なお、上記実施形態では、描画されたデータから線形近似となる関数を抽出しているが、これに限らず、描画されたデータによって適宜変更することができる。例えば、指数近似、対数近似、或いは累乗近似等、データに最適な近似曲線(又は直線)となる関数を抽出すればよい。
駐車場管理者がケース13の時間帯で駐車料金の単価を50円上げた場合の稼働率は、以上のような処理で算出され、図4に示すケース13の欄の稼働率表示63fに数字のハイライト表示で示される。よって、駐車場管理者は、料金を変更したことで稼働率がどれくらい変化するかの予測値を瞬時に知ることができる。この予測値を見た結果、駐車場管理者が実際の駐車料金も変更したい場合は、変更ボタン61dをクリックすれば、実際の駐車料金が変更となる。
次に、駐車場管理者が、駐車場関連情報表示画面61において、稼働率を変化させたい場合の操作について説明する。この場合は、駐車場管理者は、駐車場関連情報表示画面61の稼働率表示の値を変化させてシミュレーションボタン61cをクリックする。
例えば、ケース11では、稼働率が79%となっているが、これを90%に変更してシミュレーションボタン61cをクリックすると、料金表示に推奨される料金の額が表示され、ハイライト表示がなされる。その際も、料金設定エンジン8iにおいては、各駐車場関連情報と、それらの情報の相違が稼働率に与える影響とを考慮して、料金をどのように設定するかの予測を行っている。
このように、本実施形態においては、駐車場関連情報表示画面61において、料金又は稼働率を変更した際の他方の予測値を瞬時に知ることができる。これにより、駐車場管理者は、自己の駐車場の料金設定をどのようにすればよいか、有益な情報を得ることができる。
また、上記の設定により、駐車場管理者によって駐車場の時間帯毎の単価が決定されると、予約サーバ8が、予約HP8aの情報を直ちに更新する。また、予約サーバ8は、駐車場ユニット4の精算機12を介して、直ちに掲示板13の掲示板表示部13aに新料金の情報を送信する。これにより、予約HP8及び掲示板表示部13aの料金表示13d(図11参照)は、駐車場管理者によって決められた単価がリアルタイムに反映される。
また、駐車場管理者によって駐車場の時間帯毎の料金が決定されると、料金設定エンジン8iは、決定された料金情報を、他の駐車場関連情報と共に駐車場管理DB8dに記憶させる。このように、駐車場管理DB8dには、随時更新されたデータが蓄積され、後の料金予測のためのデータとなる。
図7は、図4の駐車場関連情報表示画面61の変形例を示す。図7においては、料金設定画面6aにおいて、場所や季節等の情報の表示は省略され、各曜日の各時間帯における駐車料金が表形式で表示されている(運用実績データ表示画面66)。
また、稼働率の実績とシミュレーション結果は、グラフ形式のシミュレーション結果画面67に表示される。図7においては、稼働率の実績は実線で表され、シミュレーション結果は点線で表される。
運用実績データ表示画面66では、予約サーバ8の料金設定エンジン8iから提供される運用実績データが表示される。運用実績データ表示画面66では、横軸が曜日、縦軸が時間帯となっており、曜日と時間帯における現在の駐車料金の単価が記載されている。
この運用実績データ表示画面66に記載された単価は、駐車場管理者によって変更操作が可能である。例えば、図7に示すように、駐車場管理者が運用実績データ表示画面66において、土曜日の19:00〜20:00の時間帯、及び20:00〜21:00の時間帯の料金を600円から500円に下げる操作を行い、シミュレーションボタン63aをクリックする。
すると、本発明の演算手段である料金設定エンジン8iが、これらの時間帯において駐車料金の単価を100円下げた際に稼働率がどのように変化するか演算を行う。演算結果である稼働率の予測値は、シミュレーション結果画面67にグラフ形式で点線で表示される。
当該シミュレーション結果では、料金を600円から500円に下げることにより、役10%程度稼働率が上がるという予測値となった。この予測値を見た結果、駐車場管理者が実際の駐車料金も変更したい場合は、料金変更ボタン66bをクリックすれば、実際の駐車料金が変更となる。
一方で、シミュレーション結果画面67にグラフ形式で表された線を、図示しないマウス等によってドラッグすることにより、運用実績データ表示画面66にシミュレーション結果を表示させることもできる。これによれば、稼働率を所望の値に変化させたときに、その稼働率とするために料金をいくらにしなければならないかの予測値を得ることができる。
次に、本実施形態の駐車場管理システムによって管理される駐車場について説明する。駐車場ユニット4は、図8及び図9に示すように、本システムを採用した駐車場4pに設置されるユニットであって、ポール10、フラップ装置11、精算機12及び掲示板13を備えている。ポール10及びフラップ装置11は、駐車区画4a(01〜04)毎に1台ずつ設けられている。
ポール10は、図9及び図10に示すように、円柱状の金属製のポール本体10aと、ポール本体10aの内部に設けられているカメラユニット10bと、画像処理部10cを備えている。カメラユニット10bは、CCDカメラ10dと、超音波センサ10eと、LED投光器10fと、情報表示部10gと、アラート警報器10hを備えている。
図10(A)及び(B)に示すように、ポール10の上端部にはアラート警報器10hが設けられており、アラート警報器10hが作動した際に、警報音と共に発光するようになっている。カメラユニット10bは、ポール10の正面側に設けられており、CCDカメラ10dで前方の画像を撮影可能となっている。また、周囲が暗くなった際にはLED投光器10fが発光して暗い状態でもナンバープレートの撮影が可能となっている。
また、カメラユニット10bでは、利用者に情報を伝える必要がある場合には、液晶表示板である情報表示部10gに情報を表示する。また、ポール本体10aには、図10(A)及び(B)に示すように、カメラユニット10bが設けられている部分の周囲を囲む雨よけ板10iが設けられている。
また、図10(A)及び図10(B)に示すように、ポール10には、予約表示バー10jが設けられている。この予約表示バー10jは、図10(A)の状態から図10(B)に示すように前方に飛び出すことができる。このとき、予約表示バー10jの内部に格納されていた予約表示10kが露出するようになっている。
フラップ装置11は、図8及び図9に示すように、車両の入出庫の阻止及び解除を行うフラップ板11aと、フラップ板11aの開閉を行うフラップ制御部11bと、駐車区域内への車両の進入を検知するループコイル11cを備えている。
精算機12は、図9に示すように、各種情報の表示を行う情報表示部12a、硬貨、紙幣、又はクレジットカード等の入金を取り扱う入金取扱部12b、精算処理や駐車領域の使用状態把握等を行う精算制御部12c、駐車区画4aの位置を入力するための入力部12d等を備えている。
掲示板13は、精算機12の精算制御部12cによる制御によって各種表示を行う掲示板表示部13aを備えている。掲示板表示部13aは、図11に示すように、駐車場の名称13bと、駐車区画表示13cと、料金表示13dが表示される。駐車区画表示13c及び料金表示13dは、電光掲示板、或いは液晶表示板であって、種々の表示形態が可能となっている。
本実施形態の駐車場管理システム1にアクセス可能なユーザ端末5は、いわゆるスマートフォン、タブレット端末又はパーソナルコンピュータが例として挙げられる。また、駐車場管理者端末6も同様である。これらの端末からは、汎用的なウエブブラウザや、いわゆるアプリ等から駐車場管理システム1にアクセスが可能となる。
なお、管理サーバ3、画像処理部10c、フラップ制御部11b、及び精算制御部12c等は、図示しないCPU、ROM、RAM、ハードディスク等からなるコンピュータ及びコンピュータ上で実行されるプログラムで構成される。
次に、本実施形態の駐車場管理システム1の作動について説明する。本実施形態では、ユーザ端末5が、図12に示すように、情報表示部及びタッチパネル5aを有するスマートフォンである場合を例にして説明する。また、本実施形態におけるユーザの車両ナンバーを「品川530 さ 12−34」とする。
ユーザは、ユーザ端末5から予約HP8aにアクセスし、図示しない登録画面において、予め自己の車両の車両ナンバー等のユーザ情報を登録する。ここで登録された情報は、ユーザDB8bに記憶される。
ユーザDB8bに記憶されている情報は次の通りである。まずは、ユーザの氏名、住所、電話番号等のユーザの特定のための情報である。次に、ユーザが精算に使用するクレジットカード情報、デビットカード情報、及びポイントカード情報である。
また、ユーザは、これらの精算手段について、どのカードをメインで使用するか優先順位を指定することができる。この種のカードは、1個人で複数枚所有することが通例となっているが、それぞれメインで使用するカードを決めている場合も多い。本実施形態の駐車場管理システムでは、カードの優先順位のようなきめ細かい設定を可能とすることにより、ユーザの多様な要求に応じることができる。
また、ユーザは、駐車場を利用する際に重視する項目についてランク付けすることが可能である。駐車場を選択する際に考慮される条件としては、駐車料金、目的地からの距離、提携店舗割引の有無、屋根付きであるか等の設備に関する条件がある。
本実施形態では、ユーザの重視する項目の順位は、提携店舗割引、駐車料金、目的地からの距離、設備の順である。このように、当該ユーザは、提携店舗割引を最重視している。
一方で、本実施形態の駐車場管理システム1を利用したいと考える駐車場管理者は、駐車場管理者端末6から予約HP8aにアクセスし、図示しない登録画面において、駐車場管理者として必要な情報を入力する。ここで登録された情報は、駐車場DB8cに記憶される。
駐車場DB8cに記憶されている情報は次の通りである。まずは、駐車場の名称、所在地、駐車可能台数、営業時間、立体か平地か等の設備情報、時間当たりの駐車料金、入庫可能な車両の寸法等である。次に、当該駐車場の精算で付帯するポイントサービス、商品を所定額購入した際に割引となる購入割引、平日の日中等に設定される割引料金(タイムサービス)等のイベント情報である。特に、購入割引については、当該駐車場の付近にある提携店舗毎に、いくら購入すれば何時間無料になるかという情報が記憶されている。
次に、ユーザがY年M月D日の17時から20時の時間帯に、A駐車場の予約をして実際に駐車した場合について説明する。ユーザは、ユーザ端末5から予約HP8aにアクセスして、図12に示すように予約画面21を呼び出す。予約画面21は、駐車場検索ボタン21aと履歴検索ボタン21bを備えている。
駐車場検索ボタン21aを押すと、図13(A)に示す駐車場検索画面22が表示される。駐車場検索画面22では、住所やキーワードを入力するキーワード入力枠22aと、日付を入力する日付入力枠22bと、駐車場の予約を行う時間帯を指定する時刻入力部22cとが表示される。キーワード入力枠22aには、ユーザが使用したい施設、例えば駅や映画館等の施設名や、住所等を入力する。
日付入力枠22bは、直接図示しないソフトキーボードから入力してもよく、カレンダー表示で希望する日付をタップ(指やタッチ操作ペンなどで比較的短い期間画面に接触する)して日付を入力するようにしてもよい。
時間帯の入力は、図13(A)に示すように、時間帯を示すバー表示である時刻入力部22cに沿って、指をスワイプする(画面の表面に指を接触させて一方向に滑らせたのち画面の表面から離す)ことにより入力できる。時刻入力部22cを指でタッチすると、時刻入力部22cの上方に時刻表示が表示される。時刻表示が希望の時刻であったときは、指を時刻入力部22cに沿ってスワイプすると、指の動きに応じて指の位置の近くに時刻表示が表れ、スワイプの動きに従って時刻が変更されるので、希望の時刻になったら指をバー表示から離せば希望の時間帯の入力ができる。
また、駐車場検索画面22には、各駐車場をユーザが重視する項目順に整列させるための重視項目指示ボタン22dと、購入予定金額を入力する金額エリア22eが設けられている。重視項目指示ボタン22dは、ユーザが何を重視して検索を行うか、ボタンの表示部分をタップすることにより選択する。金額エリア22eは、ポップアップメニュー形式となっており、1,000円、2,000円〜10,000円以上の金額を選択することができる。
また、時間帯の入力は、図13(B)に示す駐車場検索画面23に示すように、月日と入庫時刻及び出庫時刻を直接入力するものであってもよい。
ユーザは、駐車場検索画面22又は23において、キーワードと希望する時間帯を入力した後、検索ボタン22f、23fをタップすると、図14(A)又は(B)に示す検索結果表示画面が表示される。図14(A)は地図表示の検索結果画面24を示し、図14(B)はリスト表示の検索結果画面25を示している。
図14(A)に示す検索結果画面24では、検索により抽出された複数の駐車場が地図上に表されるため、ユーザは目的地24eの近辺の駐車場の位置を把握することができる。また、図14(A)では、重視項目指示ボタン24bが表示される。同図では、ユーザDB8bで指定した通りの順に、左から割引、料金、距離、設備という並びとなっている。これらは、順に、提携店舗割引重視、駐車料金重視、目的地からの距離重視、屋根付き等の設備重視を表している。また、同図では、左端の割引がハイライト表示されており、現在は割引が最重視されていることを示している。
ここで、ユーザが割引、即ち提携店舗割引を重視している場合、当該提携店舗で使用した際にポイントがつくポイントカードがユーザDB8bに登録されていたとする。この場合、当該提携店舗で、購入予定の金額を使用した場合、その使用額に応じたポイントがつくことになる。本実施形態の駐車場管理システム1では、検索結果の順番を決める際に、このようなポイントについても割引対象としてトータルコストを計算し、並べ替えを行っている。
ところで、ユーザが割引を重視している場合、通常は料金よりも割引の大きい方を選択することになるが、付近のD駐車場でのアイコンの横に、「!料金」というアラート24dが強調表示されている。これは、ユーザの重視している項目ではないが、ユーザにとって有益と思われる特典情報を表示するものである。ユーザとしても、検索結果の順番は自己の指定した割引を基準にしてA〜Dの順位がつけられており、違和感はない。その上で、自己に有益と思われる情報が表示されるため、ユーザとしては、さらに有益な特典情報を容易に得ることができる。
また、図14(A)では、検索された駐車場の中から、提携店舗割引が最も充実しているA駐車場がハイライト表示されている(24a)。ユーザは、各駐車場の情報をリスト表示したいときは、検索結果画面24のリスト表示ボタン24cをタップする。すると、図14(B)に示すリスト表示形式の検索結果画面25が表示される。
検索結果画面25では、各駐車場の様子を示す写真と、駐車場の名称と、1時間当たりの料金が表示される。また、図14(B)に示されているA駐車場及びB駐車場以外の駐車場は、画面を情報にスワイプすることにより画面上に表示させることができる。
検索結果画面25においても、各駐車場をユーザが重視する項目順に整列させるための重視項目指示ボタン25aが表示される。また、検索結果画面25には、スワイプ可能であることを示す逆三角形の表示25bと、検索結果画面を地図表示にするための地図表示ボタン25cが設けられている。
ここで、ユーザが重視項目指示ボタン25aの料金の部分をタップすると、同図に示すように、B駐車場がリスト表示のトップに表示される。これは、B駐車場が、提携店舗割引ではA駐車場に劣るが、駐車料金自体はA駐車場よりも安いことを示す。
このように、本実施形態においては、検索結果画面24、25において、重視項目指示ボタン25aのいずれかの領域をタップすることによって、ワンタッチで容易に重視項目を変更することができる。
なお、ユーザが重視する項目が提携店舗割引重視の場合、精算に用いるクレジットカードのポイントや店舗が発行しているポイントカードのポイントについてもユーザの関心が高いことが予想される。ユーザDB8bにおいては、このようなポイントについて、計算結果に含めるか否かの選択も行うことができるようになっている(図示省略)。
ユーザは、希望する駐車場が見つかったときは、検索結果画面24又は25の画面上で、希望する駐車場を示す部分、例えば希望の駐車場の写真や駐車場の名称をタップする。すると、図15(A)に示すように、ユーザ端末5の画面上に、選択した駐車場の情報が表示される。この予約状況確認画面26においては、A駐車場のY年M月D日の複数の駐車区域の予約状況が確認できる。
図15(A)における予約状況確認画面26では、A駐車場は、駐車区域01と03は17時から20時の間に他車の予約が入っているため予約することができないが、駐車区域02及び04は17時から20時の時間帯に空きがある。
そこで、ユーザが予約状況確認画面26の駐車区域02の時間表示バー26(02)をタップすると、ユーザ端末5の画面上に図15(B)の予約確認画面27が表示される。この予約確認画面27においては、予約したい駐車場であるA駐車場の写真27a、駐車可能な条件を示す車両制限27bの情報と、駐車場を利用する時間帯27(02)、及びこの時間帯27(02)で駐車した場合の駐車料金表示27cが表示されている。
ユーザは、この予約確認画面27に表示された条件で駐車場を予約したい場合は、OKボタン27dをタップする。条件等を変更したい場合は戻るボタン27eを押して元の画面に戻って再度条件の設定を行うことができる。以上の操作でA駐車場の駐車区域02の17時から20時の時間帯の駐車予約が終了する。
上記予約手順は、図12に示すとおり、予約画面21において、駐車場検索ボタン21aをタップした場合の予約手順であるが、予約画面21において、履歴検索ボタン21bをタップした場合は、図16に示す履歴検索画面28が表示される。この履歴検索画面28では、ユーザが今までに使用した駐車場がリスト形式で表示される。
ユーザが使用したい駐車場が、以前利用したことのある駐車場であれば、この履歴検索画面28を利用することにより、容易に駐車場を選択することができる。図16においては、駐車場の名称の部分をタップすれば図15(A)の予約状況確認画面26に移動することができる。
次に、Y年M月D日におけるA駐車場における駐車場ユニット4の作動について説明する。本実施形態の駐車場管理システム1では、各駐車区画4aにおいて、予約された時間枠の前後30分を予備時間として確保している。従って、前記ユーザによって予約されたのは17時から20時の時間帯であるが、A駐車場の駐車区画4a02の予約画面21上の予約状況は、16時30分から20時30分の予約時間となっている(図示省略)。
そして、16時30分になると、管理サーバ3の予約サーバ8からA駐車場の精算機12に指令信号が送信され、精算制御部12cからフラップ装置11のフラップ制御部11bに信号が送信されて、駐車区画4aのフラップ板11aが起立する。その際、フラップ板11aが起立することを周囲に知らせるために、駐車区画4aに設置されているポール10のアラート警報器10hが周囲に対してフラップ板11aの作動について報知を行う。
また、ポール10の予約表示バー10jが、図10(A)の状態から図10(B)に示すように前方に飛び出す。このとき、予約表示バー10jの内部に格納されていた予約表示10kが露出するので、外部から当該駐車区画が予約済になったことが一目でわかるようになる。
上記作動により、A駐車場の駐車区画4aの予約が確保される。また、ポール10のカメラユニット10bの情報表示部10gには、この駐車区画4aが予約済みであることが表示される。
次に、予約してある駐車区画4aに、予約を行ったユーザの車両(図示せず)が駐車をする際の作動について説明する。予約を行ったユーザの車両が予約した駐車区画4aに接近すると、ポール10のカメラユニット10bに搭載されている超音波センサ10eが車両の接近を検知する。
カメラユニット10bは、このように車両の進入を検出すると、ポール10と車両とが所定の距離となった時点でカメラユニット10bによる画像の撮影を行う。本実施形態では、ポール10と車両とが約1mの距離となった時点で撮影を行っている。
カメラユニット10bにより撮影された画像は、画像処理部10cによって画像処理がなされる。具体的には、カメラユニット10bによって撮影されたフルカラーの画像をグレースケール化し、グレースケール化後に二値化処理を行う。この二値化処理された画像から輪郭部分を取得し、輪郭を直線近似処理する。
直線近似した部分の輪郭が一定値以上の面積であれば、輪郭に隣接する矩形部分を抽出する。抽出された矩形の射影変換を行い、縦横比が実際のナンバープレートの比率である1:2に最も近い矩形イメージを抽出する。以上の処理によって、カメラユニット10bによって撮影された画像から、ナンバープレートの部分を抽出する。
次に、抽出されたナンバープレートの画像30について、画像認識処理を行う。まず、図17に示す画像30の領域を、地名表示領域30a、分類番号領域30b、用途表示領域30c、及び個別番号領域30dに分割する。画像処理部10cは、この分割された各領域毎に、画像認識処理を行う。その際、いわゆるホワイトリストベースで画像認識処理を行う。地名表示領域については、ナンバープレート地名データベースを参照して、最適化処理を実行する。
以上のように、画像処理部10cによる画像認識処理が行われ、車両のナンバープレートの画像30から車両ナンバーが抽出される。この車両ナンバーのデータは、外部ネットワーク2を介して管理サーバ3に送信され、管理サーバ3内の予約サーバ8の比較エンジン8fにおいて登録車両の車両ナンバーと比較される。
比較エンジン8fによる比較の結果、接近している車両の車両ナンバーである認定車両ナンバーが、予約されている車両の車両ナンバーと同一であると判断されたときは、判定エンジン8gによって、接近してきている車両が予約されている登録車両と同一の車両であると判定する。
このとき、判定エンジン8gは、まず認定車両ナンバーと同一の登録車両ナンバーを検索して発見されれば、接近してきている車両が予約されている登録車両と同一の車両であると判定する。
また、認定車両ナンバーと同一の登録車両ナンバーを検索して発見されなければ、用途表示領域30cを除く範囲で再度検索を行い、用途表示領域30c以外の部分が同一の登録車両ナンバーが発見されるか否かを判定する。用途表示領域30c以外の部分が同一の登録車両ナンバーが発見されれば、当該登録車両ナンバーの予約状況をユーザDB8bに照会して、車両が接近してきた時刻が、予約状況から見て登録車両であると認定できる所定の範囲内であれば、接近してきた車両を登録車両と同一の車両であると判定する。
このように、判定エンジン8gによって接近している車両が予約車両であると判定されたときは、当該判断結果が管理サーバ3からフラップ装置11のフラップ制御部11bに送信され、フラップ制御部11bによりフラップ板11aが格納されて駐車区画4aに車両が進入することが可能となる。同時に、ポール10の予約表示バー10jが、図10(B)の状態から図10(A)に示すようにポール本体10aの内部に収納される。
一方で、予約をしたユーザの車両とは別の車両が、当該駐車区画4aが予約済であることに気がつかずに駐車をしようとした場合、ポール10のカメラユニット10bに搭載されている超音波センサ10eが車両の接近を検知し、CCDカメラ10dにより撮像が行われ、画像処理部10cにより画像処理が行われ、比較エンジン8fにより予約されている車両ナンバーと、接近している車両の車両ナンバーとの比較が行われる。
判定エンジン8gにおいて、予約されている車両ナンバーと接近している車両の車両ナンバーが異なるものであることが認識されると、ポール10のアラート警報器10hが警報を発して駐車しようとしている運転者に注意を促す。これにより、予約してある駐車区画4aに他の車両が進入してきた場合であっても、駐車をさせることなく予約を確保することができる。
なお、上記実施形態においては、ポール10のカメラユニット10bにおいて、LED投光器10fを設けているが、これに限らず、赤外線カメラを設けてもよい。また、上記実施形態の駐車場は、各駐車区画4aにフラップ装置11を設けた構成であるが、フラップ装置11のない駐車区画としてもよい。また、この場合、入出ゲートに遮断機を設けたタイプの駐車場であってもよい。また、上記実施形態においては、ポール10の超音波センサ10eで車両の接近を検知しているが、これに限らず、ループコイル11cで検知してもよい。
また、上記実施形態では、ユーザが予め駐車場利用の予約を入れていた場合について説明したが、これに限らず、システムに登録してあるユーザが、予約なしで駐車場に駐車した場合についても適用が可能である。この場合、ユーザは予約を行うことなく駐車場に駐車することができ、料金の精算もシステム側で行えるので、ユーザの手間を省くことができる。
1…駐車場管理システム、2…外部ネットワーク、3…管理サーバ、4…駐車場ユニット、4a…駐車区画、4p…駐車場、5…ユーザ端末、6…駐車場管理者端末、7…課金サーバ、8…予約サーバ(予約手段、公表手段、予約情報表示手段)、8c…駐車場DB(精算情報データベース)、8d…駐車場管理DB(記憶手段)、8i…料金設定エンジン(操作手段、管理表示手段、演算手段、記憶制御手段)、9…電子決済サーバ、10…ポール、11…フラップ装置、12…精算機、13…掲示板。

Claims (13)

  1. 駐車場管理者が駐車場管理者端末を利用して駐車場の料金を設定可能な駐車場管理システムであって、
    少なくとも駐車場の料金、稼働率、及び前記稼働率に影響を与える駐車場関連情報について、現在又は過去のデータを記憶する記憶手段と、
    前記駐車場管理者が、駐車場の料金及び稼働率を操作可能な操作手段と、
    前記操作手段により前記料金又は前記稼働率のいずれか一方が操作された場合に、前記駐車場関連情報に基づいて他方の予測値を演算する演算手段と、
    前記記憶手段に記憶されたデータと前記予測値を前記駐車場管理者端末に表示させる管理表示手段と、
    前記駐車場管理者が前記料金の変更を決定した際に、変更料金を前記駐車場関連情報と共に前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段とを備えていることを特徴とする駐車場管理システム。
  2. 請求項1に記載の駐車場管理システムであって、
    前記駐車場関連情報は、駐車場の場所、季節、曜日、時間帯、天候、催事、又は所定距離内の施設のうち、少なくとも1つであることを特徴とする駐車場管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の駐車場管理システムであって、
    前記記憶手段に記憶された前記データは、前記駐車場の料金、前記稼働率および前記駐車場関連情報が互いに対応付けられており、
    前記演算手段は、前記操作手段により前記料金が操作されたときは、操作された料金と同額の料金に対応する前記駐車場関連情報前記データから抽出して当該操作された料金を設定した場合の前記稼働率の予測値の演算を行うことを特徴とする駐車場管理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の駐車場管理システムであって、
    前記演算手段は、前記駐車場関連情報に基づいて他方の予測値を演算する際に、前記記憶手段に記憶されたデータについて、条件の異なるデータを抽出したときは、各駐車場関連情報の相違が稼働率に与える影響を勘案して前記予測値の演算を行うことを特徴とする駐車場管理システム。
  5. 請求項4に記載の駐車場管理システムであって、
    前記演算手段は、複数の前記駐車場関連情報のそれぞれの情報の相違が稼働率に与える影響について、複数の前記駐車場関連情報間の相対的な影響の大きさを相対係数として算出し、前記駐車場関連情報に対して前記相対係数を利用して演算することを特徴とする駐車場管理システム。
  6. 請求項4又は5に記載の駐車場管理システムであって、
    前記演算手段は、複数の前記駐車場関連情報のそれぞれの情報の相違が稼働率に与える影響について、前記記憶手段に記憶されたデータから第1の期間分抽出したデータを基礎として長期係数として算出し、演算時の直近の情報であって前記長期係数よりも短期の第2の期間分抽出したデータを基礎として短期係数として算出し、前記長期係数と前記短期係数とを所定の割合で勘案して演算を行うことを特徴とする駐車場管理システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の駐車場管理システムであって、
    前記操作手段は、前記駐車場関連情報を表形式及びグラフ形式で前記駐車場管理者端末に表示可能であり、
    前記操作手段は、前記表形式又は前記グラフ形式で表された料金及び稼働率を操作可能とし、
    前記管理表示手段は、前記操作手段により前記表形式又は前記グラフ形式の一方の形式で料金又は稼働率が操作された際に、前記演算手段による予測値を他方の形式で表示させることを特徴とする駐車場管理システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の駐車場管理システムであって、
    前記変更料金を含む料金情報を外部に公表する公表手段と、
    ユーザがユーザ端末を利用して駐車を希望する駐車場及び日時を予約可能な予約手段と、
    駐車場の空き情報を含む駐車場に関する情報を記憶する駐車場データベースをさらに備え、
    前記予約手段は、ユーザによる駐車場検索操作に応じて、前記駐車場データベースに記憶された駐車場情報の検索結果を前記ユーザ端末に表示させる予約情報表示手段を有し、
    前記予約情報表示手段は、前記公表手段により公表された料金情報を前記ユーザ端末に表示させることを特徴とする駐車場管理システム。
  9. 請求項8に記載の駐車場管理システムであって、
    前記予約情報表示手段は、前記駐車場情報の検索結果を、前記ユーザの重視する要求に応じて整列させて前記ユーザ端末に表示させることを特徴とする駐車場管理システム。
  10. 請求項8又は9に記載の駐車場管理システムであって、
    前記ユーザの重視する要求は、駐車料金重視、目的地からの距離重視、提携店舗割引重視、設備重視の各要求のうちいずれかを含み、
    前記予約手段によって選択可能とすることを特徴とする駐車場管理システム。
  11. 請求項10に記載の駐車場管理システムであって、
    前記提携店舗割引は、提携店舗で一定額以上購入した際に所定時間駐車料金が無料となる購入割引であり、
    前記予約手段は、ユーザが駐車場検索指示を行う検索画面において購入予定額を入力可能とし、前記購入予定額に応じた購入割引を考慮して検索結果を算出することを特徴とする駐車場管理システム。
  12. 請求項8乃至11のいずれか1項に記載の駐車場管理システムであって、
    ユーザが精算に使用する精算手段の各駐車場に適用可能な特典情報を記憶した精算情報データベースを備え、
    前記予約手段は、精算情報データベースに記憶されている前記特典情報が前記ユーザの重視する要求に合致しており、前記特典情報によって前記検索結果の順位が変更になるときは、当該変更された順位で前記検索結果を表示させることを特徴とする駐車場管理システム。
  13. 請求項12に記載の駐車場管理システムであって、
    前記予約手段は、前記特典情報が、前記ユーザの重視する要求に合致していないときは、前記検索結果とは別個に前記特典情報を強調表示させることを特徴とする駐車場管理システム。
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