JP5987728B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、反射光反射板13の上方の位置に、前後方向に延びる板状のガイド反射板28が支持され、このガイド反射板28は、照射ランプ11からの照射光を反射光反射板13に向けて反射するように予め設定された角度分傾斜した状態で支持され、原稿が原稿読取位置に存在しない状態におけるガイド反射板28からの反射光の光量と、原稿読取位置に差し掛かった原稿からの反射光の光量とに基づいて、原稿の端を判別する画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、2つのスキュー量検知部18−1、18−2がそれぞれ原稿Pの先端部を検出し、その座標位置に基づいて、スキュー角度Sを算出して原稿の画像の傾きを補正する画像形成装置が開示されている。
特開2012−039316号公報 特開2012−080464号公報
本発明の目的は、原稿からの反射光が変動してしまうことを防止できる画像読取装置及び画像形成装置を提供することにある。
請求項1に係る本発明は、原稿が搬送される搬送路と、前記搬送路上に予め設定され且つ通過する原稿が読み取られる原稿読取位置に配置され、光が透過可能な光透過部材と、前記光透過部材を挟み前記搬送路の反対側に配置され、前記光透過部材を通過する光を前記原稿読取位置を通過する原稿に向けて照射する光源と、前記搬送路を挟み前記光透過部材の反対側に配置され、前記光源からの光を前記原稿読取位置に向けて反射する反射部材と、前記原稿読取位置を通過する原稿からの反射光に基づいて、原稿を通過方向とは直交する主走査方向に読み取る読取部と、を有し、前記反射部材は、前記原稿読取位置に原稿がない場合に前記光源の原稿の通過方向下流側からの光を原稿がある場合よりも多く前記読取部に向け反射するような角度分傾斜した第1の反射部と、前記第1の反射部と主走査方向に並び、前記第1の反射部よりも前記原稿読取位置の原稿に近い位置で前記光透過部材を透過した光を反射する第2の反射部と、を有し、前記第2の反射部は、定型原稿に形成される少なくとも1つの綴じ穴が通過する位置に対応した主走査方向位置に配置される
画像読取装置である。
請求項2に係る本発明は、前記第1の反射部により反射された光を検知して、前記原稿読取位置を通過する原稿の端を検知する請求項1記載の画像読取装置である。
請求項3に係る本発明は、前記第2の反射部は、原稿に形成された綴じ穴に対応した主走査方向における位置に形成されている請求項1又は2記載の画像読取装置である。
請求項4に係る本発明は、前記第2の反射部は、定型原稿の主走査方向の端と重ならないように配置される請求項1乃至3いずれか記載の画像読取装置である。
請求項に係る本発明は、前記第1の反射部で検出された光を前記第2の反射部で検出された光より重みづけして、原稿の端を判別する端判別部を有する請求項1乃至いずれか記載の画像読取装置である。
請求項に係る本発明は、原稿が搬送される搬送路と、前記搬送路上に予め設定され且つ通過する原稿が読み取られる原稿読取位置に配置され、光が透過可能な光透過部材と、前記光透過部材を挟み前記搬送路の反対側に配置され、前記光透過部材を通過する光を前記原稿読取位置を通過する原稿に向けて照射する光源と、前記搬送路を挟み前記光透過部材の反対側に配置され、前記光源からの光を前記原稿読取位置に向けて反射する反射部材と、前記原稿読取位置を通過する原稿からの反射光に基づいて、原稿を通過方向とは直交する主走査方向に読み取る読取部と、を有し、前記反射部材は、前記原稿読取位置の原稿から離れた位置で前記光透過部材を透過した光を反射する第1の反射部と、前記第1の反射部と主走査方向に並び、前記第1の反射部よりも前記原稿読取位置の原稿に近い位置で前記光透過部材を透過した光を反射する第2の反射部と、を有し、前記第2の反射部は、定型原稿に形成される少なくとも1つの綴じ穴が通過する位置に対応した主走査方向位置に配置される画像読取装置である。
請求項に係る本発明は、原稿が搬送される搬送路と、前記搬送路上に予め設定され且つ通過する原稿が読み取られる原稿読取位置に配置され、光が透過可能な光透過部材と、前記光透過部材を挟み前記搬送路の反対側に配置され、前記光透過部材を通過する光を前記原稿読取位置を通過する原稿に向けて照射する光源と、前記搬送路を挟み前記光透過部材の反対側に配置され、前記光源からの光を前記原稿読取位置に向けて反射する反射部材と、前記原稿読取位置を通過する原稿からの反射光に基づいて、原稿を通過方向とは直交する主走査方向に読み取る読取部と、を有し、前記反射部材は、前記原稿読取位置に原稿がない場合に前記光源の原稿の通過方向下流側からの光を原稿がある場合よりも多く前記読取部に向け反射するような角度分傾斜した第1の反射部と、前記第1の反射部と主走査方向に並び、前記第1の反射部よりも前記原稿読取位置の原稿に近い位置で前記光透過部材を透過した光を反射し、定型原稿に形成される少なくとも1つの綴じ穴が通過する位置に対応した主走査方向位置に配置される第2の反射部と、を有する画像読取装置と、前記画像読取装置により読み取られた画像情報に基づいて原稿に画像を形成する画像形成部と、
を備える画像形成装置である。
請求項1に係る本発明によれば、原稿からの反射光が変動してしまうことを防止できる画像読取装置を提供することができる。
さらに請求項1に係る本発明によれば、第2の反射部を原稿に形成された綴じ穴が通過する位置に対応した位置に配置しない場合と比較して、読取画像中で、原稿の綴じ穴によって生じる影が目立ってしまうことを防止できる画像読取装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、原稿から離れた位置で光を反射するもののみで構成される反射板を用いる場合と比較して、原稿の端を精度よく検出しつつ、原稿からの反射光が変動してしまうことを防止できる画像読取装置を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、第2の反射部を原稿に形成された綴じ穴に対応した位置に形成しない場合と比較して、読取画像中で、原稿の綴じ穴によって生じる影が目立ってしまうことを防止することができる画像読取装置を提供することができる。
請求項4に係る本発明によれば、第2の反射部を原稿の主走査方向の端と重なる位置に配置する場合と比較して、原稿の主走査方向の端を精度よく検出できる画像読取装置を提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、原稿からの反射光と反射板からの反射光の光量の変化が少ない構成で原稿の端を判別する場合と比較して、原稿の端を精度よく判別することができる画像読取装置を提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、綴じ穴が形成された原稿を画像形成装置で画像形成する場合に、綴じ穴が目立って画像形成されてしまうことを防止できる画像読取装置を提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、原稿からの反射光が変動してしまうことを防止できる画像形成装置を提供することができる。
さらに請求項7に係る本発明によれば、第2の反射部を原稿に形成された綴じ穴が通過する位置に対応した位置に配置しない場合と比較して、読取画像中で、原稿の綴じ穴によって生じる影が目立ってしまうことを防止できる画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の部分構成図である。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る反射板の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る反射板の(a)は断面図であって、(b)は(a)の断面図を含んだ斜視図である。 本発明の一実施形態に係る反射板下方を原稿Gが通過する様子を示す図である。 センターレジ方式を用いた場合とコーナーレジ方式を用いた場合のA3,A4,B4,B5サイズの原稿の綴じ穴の位置を示す図である。 本発明の一実施形態に係るセンターレジ方式で原稿を搬送する場合の綴じ穴の位置を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るコーナーレジ方式で原稿を搬送する場合の綴じ穴の位置を示す図である。 本発明の比較例に係る反射板の外観を示す斜視図である。 読取画像中で、原稿の綴じ穴によって影が生じるメカニズムを説明する図であって、(a)は本発明の一実施形態に係る反射板周辺の拡大断面図であって、(b)は比較例に係る反射板周辺の拡大断面図である。 比較例に係る反射板を用いて画像形成を行った場合の(a)は綴じ穴が存在する原稿の一例を示す図であって、(b)は(a)の原稿における綴じ穴周辺の拡大図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の動作を示すフローチャートである。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、下側から上方へ向けて順に、記録媒体の一例としての記録用紙Pを収納する用紙収納部12と、記録用紙Pに画像を形成する画像形成部14と、画像が形成された原稿Gの画像情報を読み取る画像読取装置16とを有している。そして、画像形成された記録用紙Pは、画像形成部14の上部で且つ画像読取装置16の下側に設けられた排出部18に排出されるようになっている。なお、原稿Gの「画像」とは、画像形成装置10で画像形成されたものに限らず、手書きの画像や模様を含んでいる。
また、画像形成装置10は、筐体11を有している。なお、本実施形態では一例として、筐体11は、用紙収納部12の本体を構成する筐体11Aと、画像形成部14の本体を構成する筐体11Bとで構成されている。筐体11Bの上方向(矢印Z方向)中央部には、互いに異なった色のトナー画像を形成するとともに、水平方向(矢印X方向)に対して傾斜した状態に並んで配置された複数個の画像形成ユニット40が設けられている。
さらに、画像形成ユニット40の上側には、回転駆動される駆動ロール44、張力を付与する張力付与ロール46、従動回転する支持ロール48、第1のアイドラロール52、第2のアイドラロール54、及び後述する一次転写ロール56に巻き掛けられた無端状の中間転写ベルト42が設けられている。そして、中間転写ベルト42が図中矢印A方向に循環移動することにより、各色の画像形成ユニット40で形成されたトナー画像が中間転写ベルト42に一次転写されるようになっている。
なお、以後の説明では、画像形成装置10を正面視して、右方向をX方向、上方向をZ方向、X方向及びZ方向と直交する奥行き方向をY方向と記載する。
画像形成装置10には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色に対応する画像形成ユニット40Y、40M、40C、40Kが、中間転写ベルト42の移動方向(矢印A方向)下流側へ向けてこの順番で設けられている。
画像形成ユニット40Y、40M、40C、40Kは、画像形成ユニット40Yが最も高い位置、画像形成ユニット40Kが最も低い位置に設けられており、矢印X方向に対して斜めに傾斜した状態で一定の間隔を隔てて並べられている。また、画像形成ユニット40Y、40M、40C、40Kは、収容されるトナーを除いて同様の構成とされている。なお、以後の説明では、各色を区別する場合には符号に各色に対応する英字(Y、M、C、K)を付加し、特に区別しない場合には各色に対応する英字を省略する。
画像形成ユニット40には、図示しない駆動手段によって回転する感光体62が設けられており、感光体62の表面(外周面)と対向して、感光体62の表面を帯電する帯電部材64が設けられている。また、画像形成ユニット40の下方には、複数個の画像形成ユニット40に沿うように傾斜配置された露光ユニット70が設けられている。
露光ユニット70は、4本の感光体62にそれぞれレーザ光を照射(露光)して、感光体62上に静電潜像を形成するようになっている。
一方、感光体62の回転方向で帯電部材64よりも下流側には、感光体62の表面に形成された静電潜像を決められた色のトナーで現像して可視化させる現像器66が設けられている。また、感光体62の回転方向で現像器66よりも下流側であり且つ中間転写ベルト42を挟んで感光体62の反対側には、感光体62の表面に形成されたトナー画像を電位差により中間転写ベルト42に一次転写する一次転写ロール56が設けられている。
さらに、感光体62の回転方向で一次転写ロール56よりも下流側には、中間転写ベルト42に一次転写されずに感光体62の表面に残留した残留トナー等を清掃するクリーニングユニット68が設けられている。ここで、画像形成ユニット40は、感光体62と、帯電部材64と、現像器66と、クリーニングユニット68とを含んで構成されている。なお、画像形成ユニット40及び露光ユニット70に隣接する位置(図示の右端部)には、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20が設けられている。
一方、中間転写ベルト42の上方には、Y、M、C、Kの各色の現像器66に決められた色のトナーを供給するトナーカートリッジ69Y、69M、69C、69Kが設けられている。そして、黒(K)色のトナーを収容したトナーカートリッジ69Kは、使用頻度が高いため、他色のトナーカートリッジと比較して大きくされている。
また、中間転写ベルト42を挟んで駆動ロール44の反対側には、中間転写ベルト42の表面を清掃するクリーニング装置45が設けられている。クリーニング装置45は、筐体11Bの前側(ユーザが立つ正面側)に設けられたフロントカバー(図示省略)を手前側に開放することで、筐体11Bに脱着自在とされている。
さらに、中間転写ベルト42を挟んで支持ロール48の反対側には、中間転写ベルト42上に一次転写されたトナー画像を支持ロール48との電位差で記録用紙Pに二次転写させる二次転写ロール49が設けられている。そして、二次転写ロール49と支持ロール48との間が、記録用紙Pへトナー画像を転写する二次転写位置とされている。また、二次転写ロール49の上方には、二次転写ロール49によってトナー画像が転写された記録用紙Pにトナー画像を定着させる定着装置80が設けられている。
定着装置80は、記録用紙P上のトナーを加熱溶融させる熱源を有する加熱ロール80Aと、加熱ロール80Aの外周面へ向けて記録用紙Pを押し付ける(加圧する)加圧ロール80Bとを含んで構成されている。なお、画像形成装置10内の左側には、Z方向に沿って搬送経路82が設けられており、記録用紙Pは、矢印Z方向へ向けて搬送経路82に沿って搬送されるようになっている。
一方、図1に示すように、用紙収納部12には、サイズの異なる記録用紙Pが収納される給紙部84、85、86が矢印Z方向に3段で設けられている。また、画像形成部14の下部には、記録用紙Pが収納される給紙部87が設けられている。各給紙部84、85、86、87には、収容された記録用紙Pを搬送経路82に送り出す給紙ロール88が設けられており、給紙ロール88よりも搬送方向の下流側には、記録用紙Pを一枚ずつ搬送する搬送ロール90及び搬送ロール92が設けられている。そして、搬送経路82における記録用紙Pの搬送方向で搬送ロール92よりも下流側には、記録用紙Pを一端停止させると共に決められたタイミングで二次転写位置へ送り出す位置合わせロール94が設けられている。
記録用紙Pの搬送方向で定着装置80よりも下流側(図示の上側)には、トナー画像が定着された記録用紙Pを下流側へ搬送する搬送ロール96が設けられている。さらに、記録用紙Pの搬送方向で搬送ロール96よりも下流側には、揺動して記録用紙Pの搬送方向を切り替える切替ゲート98が設けられている。
また、搬送経路82における記録用紙Pの搬送方向で切替ゲート98よりも下流側には、一の方向に切り替えられた切替ゲート98によって案内される記録用紙Pを排出部18に排出させる第1排出ロール102が設けられている。さらに、搬送経路82における記録用紙Pの搬送方向で切替ゲート98よりも下流側には、他の方向に切り替えられた切替ゲート98によって案内されると共に搬送ロール104により搬送される記録用紙Pを、排出部18の上方に設けられる排出部(図示省略)に排出させる第2排出ロール106と、記録用紙Pを第2排出ロール106とは逆側の排出部110に排出させる第3排出ロール108とが設けられている。
一方、二次転写位置の側方(図示の左側)には、記録用紙Pの両面に画像を形成させるために記録用紙Pを反転させて搬送する両面用搬送ユニット112が設けられている。両面用搬送ユニット112には、搬送ロール104を逆回転させることで記録用紙Pが送り込まれる反転経路114が設けられている。さらに、両面用搬送ユニット112には、反転経路114に沿って複数の搬送ロール116が設けられており、記録用紙Pは、これらの搬送ロール116によって表裏が反転された状態で、位置合わせロール94に再度搬送される構成となっている。
また、両面用搬送ユニット112の側方(図示の左側)には、折り畳み式の手差給紙部118が設けられている。そして、筐体11B内で手差給紙部118から記録用紙Pが給紙される部位には、記録用紙Pを搬送経路82へ向けて搬送する給紙ロール122及び搬送ロール124、126が設けられており、搬送ロール124、126で搬送された記録用紙Pは、位置合わせロール94に搬送されるようになっている。
次に、本発明の一実施形態に係る画像読取装置16について説明する。
図2及び図3に示すように、画像読取装置16は、原稿Gを画像の読取位置Qへ搬送する搬送手段の一例としての搬送部22と、読取位置Qに搬送された原稿Gが上面に載ると共に、搬送中の原稿Gを読み取るための光の透過部を形成する第1の光透過部材としての第1プラテンガラス174と、静止させた状態で載置した原稿Gを読み取るための光の透過部を形成する第2の光透過部材としての第2プラテンガラス175と、第1プラテンガラス174を透過した光を反射する反射部としての反射板180と、原稿Gからの反射光に基づいて原稿Gの画像を読み取る読取部200と、を有している。
図2に示すように、搬送部22は、原稿台19Aから読取位置Qまで原稿Gが搬送される第1搬送路132と、読取位置Qから排出台19Bまで原稿Gが搬送される第2搬送路134と、第1搬送路132及び第2搬送路134に接続され原稿Gの表裏を反転させる第3搬送路136と、原稿Gを搬送する後述の複数のロールと、を有している。
第1搬送路132には、原稿Gの搬送方向の下流側へ向けて順に、ピックアップロール138と、フィードロール142と、プリレジストロール144と、レジストロール146とが回転可能に設けられている。これらのロールは、制御部20によって、回転又は停止が制御されている。なお、以後の説明では、原稿Gの搬送方向の下流側、上流側を単に下流側、上流側と記載する場合がある。
ピックアップロール138は、待機時にリフトアップされて退避位置に保持されており、原稿Gの搬送時に原稿搬送位置へ降下して原稿台19A上の最上位にある原稿Gを下流側へ搬送する。フィードロール142は、一対のロールで構成されており、原稿Gを下流側へ搬送する。
プリレジストロール144は、一対のロールで構成されており、原稿Gをレジストロール146へ搬送する。
レジストロール146は、一対のロールで構成されており、原稿Gを読取位置Qへ搬送する。
さらに、第1搬送路132には、セットセンサ152と、フィードアウトセンサ154と、プリレジストセンサ156と、原稿サイズセンサ158と、上流側検知部の一例としてのレジストセンサ160とが設けられている。
セットセンサ152は、ピックアップロール138とフィードロール142との間で第1搬送路132に向けて配置されており、フィードアウトセンサ154は、フィードロール142よりも下流側で第1搬送路132に向けて配置されている。プリレジストセンサ156は、フィードアウトセンサ154よりも下流側で且つプリレジストロール144よりも上流側において、第1搬送路132に向けて配置されている。
原稿サイズセンサ158は、プリレジストロール144よりも下流側で第1搬送路132に向けて配置されている。そして、レジストセンサ160は、原稿サイズセンサ158よりも下流側で且つレジストロール146よりも上流側において、第1搬送路132に向けて配置されている。
レジストセンサ160は、一例として、接触タイプのセンサが用いられている。詳細には、レジストセンサ160は、第1搬送路132上にレバー部材(図示省略)が揺動可能に突出されており、このレバー部材の移動範囲内に光学式の検知部が設けられている。そして、原稿Gの先端がレバー部材と接触して、レバー部材が検知部に移動すると共に光が遮断されることで検知を行う。
第2搬送路134には、下流側へ向けて順に、アウトロール162及び排出ロール164が回転可能に設けられている。これらのロールは、制御部20によって、回転又は停止が制御されている。また、アウトロール162と排出ロール164との間には、反転センサ166が設けられている。
アウトロール162は、一対のロールで構成されており、読取位置Qで画像が読み取られた原稿Gを下流側へ搬送する。また、排出ロール164は、一対のロールで構成されており、アウトロール162によって搬送された原稿Gを排出台19B上へ排出する。なお、原稿Gを反転搬送する場合は、排出ロール164は、原稿Gの後端を挟み込んだ状態で排出時の回転方向とは逆方向に回転するようになっている。
第3搬送路136は、第2搬送路134の上方に設けられ、一端が排出ロール164の上流側に接続され、他端がプリレジストセンサ156の上流側に接続されている。そして、第2搬送路134と第3搬送路136との分岐位置には、切替ゲート168が揺動可能に設けられている。切替ゲート168は、三角柱状で最も先端角度が小さい部位が排出ロール164側へ向けられており、この部位が、第2搬送路134側へ移動することで原稿Gを第3搬送路136へ案内し、又は第3搬送路136側へ移動することで原稿Gを排出ロール164へ案内するようになっている。
反転センサ166は、アウトロール162の下流側で且つ切替ゲート168よりも上流側に配置されており、原稿Gの後端が通過したことを検知する。そして、制御部20は、反転センサ166で原稿Gの後端の通過が検知されてから設定時間が経過した後、切替ゲート168を第2搬送路134側へ移動させると共に、排出ロール164を排出時の回転方向とは逆方向に回転させ、原稿Gの後端を第3搬送路136へ送り込む。これにより、原稿Gは、後端側から再度、第1搬送路132へ進入し、1回目の読み取り面とは反対側の面の画像の読み取りが行われた後、排出台19B上へ排出される。
ここで、原稿台19Aの原稿Gが載せられる部位(一例として、二点鎖線で示す)には、副走査方向(搬送方向)に光学式(反射式)の原稿サイズセンサ172A、172B、172Cが設けられている。原稿サイズセンサ172A、172B、172Cは、この順でピックアップロール138からの距離が遠くなるように間隔をあけて配置されている。
また、原稿台19Aには、主走査方向(Y方向)の複数箇所に原稿サイズセンサ(図示省略)が設けられている。この主走査方向の原稿サイズセンサは、光学式のセンサであり、オンかオフとなることにより原稿Gの主走査幅を検知する。そして、主走査方向の原稿サイズセンサの出力と、副走査方向の原稿サイズセンサ172A、172B、172Cの出力とに基づいて、原稿Gのサイズが判別されるようになっている。
また、第1プラテンガラス174と第2プラテンガラス175は、上面が揃えられ、第2プラテンガラス175は、排出台19Bの下側に設けられている。
読取部200は、第1プラテンガラス174及び第2プラテンガラス175の下側に設けられ、X方向に移動可能とされたフルレートキャリッジ176と、ハーフレートキャリッジ178と、光学像を光学的に縮小する結像部188と、結像部188によって結像された光学像を光電変換するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ190と、を有している。
フルレートキャリッジ176内には、光源としてのランプ26と、原稿Gから得られた反射光を受光する第1ミラー182とが設けられている。すなわち、ランプ26は、第1プラテンガラス174を挟んで第2搬送路134の反対側に配置され、第1プラテンガラス174を通過する光を読取位置Qを通過する原稿Gに向けて照射し、原稿Gから得られた反射光を第1ミラー182が受光する。そして、フルレートキャリッジ176は、第1プラテンガラス174の下に静止し、又はX方向に移動して第2プラテンガラス175の全体に亘ってスキャンして画像を読み込む。
ハーフレートキャリッジ178内には、第1ミラー182から得られた光Lを後述する結像部へ提供する第2ミラー184及び第3ミラー186が設けられている。そして、ハーフレートキャリッジ178は、フルレートキャリッジ176から得られた光L(二点鎖線で示す)を後述の結像部へ提供する。なお、以後の説明では、光Lを反射光L又は光路Lという場合がある。
結像部188は、光路L上のX方向側に設けられ、第3ミラー186から得られた光学像を光学的に縮小する。そして、結像部188によって結像された光学像をCCDイメージセンサ190が画像情報(画像データ)に変換する。
詳細には、CCDイメージセンサ190は、異なる分光感度毎に設けられており、個々の受光素子(図示省略)の受光量に応じた画像信号を生成して後段に出力する。即ち、結像用レンズ188によって結像された光学像を光電変換して赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の画像信号を生成して後段に出力する。
ここで、第2プラテンガラス175上に載せられた原稿Gの画像を読み取る場合には、フルレートキャリッジ176とハーフレートキャリッジ178とが、2:1の割合(移動距離の比率)でX方向に移動する。このとき、ランプ26の光が原稿Gの被読み取り面に照射されると共に、その原稿Gからの反射光Lが第1ミラー182、第2ミラー184、及び第3ミラー186の順に反射されて結像用レンズ188に導かれる。
結像用レンズ188に導かれた光Lは、CCDイメージセンサ190の受光面に結像される。そして、CCDイメージセンサ190は、1ライン分の光Lを同時に処理している。このライン方向はY方向であり本実施形態における主走査方向である。このライン方向の1ライン分の読み取りが終了すると、主走査方向とは直交する方向(X方向であり副走査方向)にフルレートキャリッジ176が移動され、原稿Gの次のラインを読み取る。これを原稿Gの全体に亘って実行することで、1ページ分の原稿Gの読み取りが完了する。
第1プラテンガラス174は、例えば長尺の板状構造をなす透明なガラスプレートで構成される。そして、搬送部22によって搬送される原稿Gが第1プラテンガラス174上を通過する。このとき、フルレートキャリッジ176とハーフレートキャリッジ178は、停止状態にある。この停止状態で、原稿Gで反射された原稿Gの1ライン目の光Lが、第1ミラー182、第2ミラー184、及び第3ミラー186を経て結像用レンズ188にて結像され、CCDイメージセンサ190によって画像が読み込まれる。即ち、CCDイメージセンサ190によって主走査方向の1ライン分を同時に処理した後、次の主走査方向の1ラインが読み込まれる。
次に、本発明の一実施形態に係る反射板180について説明する。
反射板180は、読取位置Qの上方(読取位置Qで原稿Gを挟んでランプ26及び第1ミラー182側とは反対側)に設けられ、ランプ26により照射された光Lを第1ミラー182へ反射する。
図4、図5には、反射板180が示されている。
図4は、反射板180の外観を示す斜視図であって、図5は、反射板180の(a)は断面図であって、(b)は(a)の断面図を含んだ斜視図である。また、図6は、反射板180下方を原稿Gが通過する様子を示す図である。
反射板180は、原稿Gを案内する案内面181と、ランプ26から照射された光を反射する第1の反射部としての反射面183と、第2の反射部としての反射面185とで構成される。反射面183と反射面185は、案内面181に対して原稿Gの通過方向に連続して設けられている。また、反射面183と反射面185は、主走査方向に並んで設けられている。
反射面183は、後述する反射面185に対して凹形状であって、読取位置Qから離れた位置でランプ26からの光を反射する。具体的には、反射面183は、案内面181から傾斜して形成された反射面183aと、この反射面183aから案内面181にむけて傾斜して形成された反射面183bから構成される。
反射面183aは、本実施形態の第1の反射部に相当する。反射面183aは、斜め下方から照射される光を第1ミラー182に向けて直接反射する。すなわち、反射面183aは、読取位置Qで読み取れる光量が変わる程度に原稿面と角度が異なって配置される。具体的には、読取位置Qに原稿Gが存在しない状態の反射面183aで反射した光の光量が、読取位置Qに原稿Gが存在する状態の反射した光の光量よりも多く読取部200に向けて反射するような角度分、原稿面に対して傾斜して配置される。本実施形態では、反射面183aは、より光を多く反射できるようほぼ正反射する角度になっていて、更に、鏡面加工がなされている。ランプ26から照射された光が読取位置Qから離れた反射面183aで反射されるため、原稿Gが読取位置Qに存在する状態と存在しない状態との光量の差が大きくなり、原稿Gの先端検知の精度が高まる。すなわち、反射板180は、反射面183で反射された光を読取部200が検知して、原稿読取位置Qを通過する原稿Gの端を検知する。なお、反射面183aは、反射面183bと比較すると傾斜が緩やかに形成されている。
反射面185は、本実施形態の第2の反射部に相当する。反射面185は、平坦形状であって、反射面183よりも読取位置Qに近い位置でランプ26からの光を反射する。
また、図6に示されているように、反射面185は、反射板180の下方に搬送される原稿Gに形成された例えばパンチ穴等の綴じ穴202に対応する主走査方向における位置に設けられ、例えば反射面185−1、185−2、185−3,185−4で構成される。
また、図6に示されているように、反射面185は、反射板180の下方に搬送される原稿Gの主走査方向の端と重ならないように、言い換えれば、原稿Gの主走査方向の端が、反射面183に対応する位置に配置されるように構成される。ここで、反射面185で反射された光は、反射面183で反射された光と比較すると弱くなってしまう。すなわち、原稿Gの端が通過する位置に反射面183を配置することで、原稿Gのサイドエッジを精度よく検知でき、サイドエッジから原稿Gの傾きを検出したり、原稿Gの主走査方向の長さを検出できる。また、反射面183で反射された光を反射面185で反射された光より重みづけして、原稿Gの端を判別する。
ここで、綴じ穴202は、図7に示されるように、A3,A4、B4,B5サイズ等の定型原稿を用いる場合には、所定の位置に形成される。
制御部20は、A3,A4、B4,B5サイズ等の定型原稿における綴じ穴202の位置情報と反射面185の位置情報を保持し、定型原稿における綴じ穴202の位置情報と反射面185の位置情報を関連付けて、選択された原稿Gの綴じ穴202に対応する主走査方向における位置に反射面185を配置する。この定型原稿の綴じ穴202に対応する位置に反射面185−1、185−2、185−3,185−4が配置されることにより、原稿Gの厚みでできる影が小さくなって、綴じ穴202の読取画像の影を目立たなくすることができる。この原稿Gの綴じ穴によって影が生じるメカニズムについては後述する。
図8には、略中央に原稿幅方向の略中央を位置合わせした状態で搬送するセンターレジ方式を用いた場合の綴じ穴202の位置が示されている。
図8に示されているように、センターレジ方式を用いた場合には、綴じ穴202に対応する位置に反射面185−1、185−2、185−3、185−4を有する反射板180を用いる。
ここで、A4の原稿を縦送りする場合(A4SEF(SEF:Short Edge Feed))とB5の原稿を縦送りする場合(B5SEF)の綴じ穴202の位置は近い位置にあり、これらの綴じ穴202が配置される位置に反射面185−1及び185−4が配置される。また、原稿を横送りする場合(LEF:Long Edge Feed)の綴じ穴202が配置される位置に反射面185−2、185−3が配置される。
図9には、本発明の他の実施形態に係る原稿の片方のサイドエッジを移動させずに原稿掲載台に位置合わせした状態で搬送する、いわゆる、コーナーレジ方式の原稿読取装置に用いる場合の綴じ穴202の位置が示されている。
図9に示されているように、コーナーレジ方式を用いた場合には、綴じ穴202に対応する位置に反射面185−5、185−6、185−7、185−8、185−9を有する反射板180を用いる。
すなわち、A4の原稿とB5の原稿を綴じ穴202側の角で位置合わせして縦送りする場合(A4SEF,B5SEF)の綴じ穴202が配置される位置に反射面185−5が配置される。また、A4の原稿の綴じ穴202の反対側の角で位置合わせして縦送りする場合(A4SEF)の綴じ穴202の配置される位置に反射面185−9が配置され、B5の原稿の綴じ穴202の反対側の角で位置合わせして縦送りする場合(B5SEF)の綴じ穴202の配置される位置に反射面185−8が配置される。また、B5の原稿を綴じ穴202側の角で位置合わせして横送りする場合(B5LEF)の綴じ穴202が配置される位置と、B4の原稿を綴じ穴202側の角で位置合わせして縦送りする場合(B4SEF)の綴じ穴202の配置される位置に反射面185−6、185−8が配置され、A4の原稿を綴じ穴202側の角で位置合わせして横送りする場合(A4LEF)の綴じ穴202が配置される位置と、A3の原稿を綴じ穴202側の角で位置合わせして縦送りする場合(A3SEF)の綴じ穴202が配置される位置に反射面185−7、185−9が配置される。
図10には、比較例に係る反射板187が示されている。
反射板187は、上述した反射板180と同様に原稿Gを案内する案内面181と、凹形状であって、斜め下方から照射される光を読取部へむけて反射する搬送される原稿面に対して傾斜して設けられた反射面183とで構成されているが、反射面185が形成されていない。ここで、案内面181と反射面183については、反射板180と同様の構成である。
図11は、読取画像中で、原稿Gの綴じ穴202によって影Sが生じるメカニズムを説明する図であって、(a)は本発明の一実施形態に係る反射板180周辺の拡大断面図であって、(b)は比較例に係る反射板187周辺の拡大断面図である。
また、図12は、比較例に係る反射板187を用いて画像形成を行った場合の(a)は綴じ穴202が存在する原稿の一例を示す図であって、(b)は(a)の原稿における綴じ穴202周辺の拡大図である。
本発明の一実施形態に係る反射板180によれば、綴じ穴202が形成された原稿Gが読取位置Qを通過する際に、綴じ穴202によって、斜め下方から照射されるランプ26の光Lは、反射面185により反射されて読取部200に向けて反射される。また、比較例に係る反射板187によれば、綴じ穴202が形成された原稿Gが読取位置Qを通過する際に、綴じ穴202によって、斜め下方から照射されるランプ26の光Lは、反射面183により反射されて読取部200に向けて反射される。
比較例に係る反射板187によれば、反射面183が読取位置Qから遠く離れているため、図11(b)及び図12に示されているように、原稿Gの厚みで画像形成される影Sが大きく目立って形成されてしまう。また、反射面が読取位置Qから遠く離れているため、原稿Gが浮いてしまう場合がある。原稿Gが浮いてしまうと、原稿Gから読取位置Qで読み取られる光量が変動してしまい、画像かぶり等が生じてしまう。
一方、本発明の一実施形態に係る反射板180によれば、綴じ穴202に対応する位置に平坦形状である反射面185が配置され、反射面が読取位置Qから近いため、図11(a)に示されているように、原稿Gの厚みでできる影Sは小さく、目立たない。また、原稿Gの浮きも反射面185があるため、比較例より抑えられている。
図13は、制御部20の制御構成を示すブロック図である。
制御部20は、CPU204、メモリ206、操作部208及び入出力部210が内部バス212で接続された構成となっている。入出力部210には、画像形成部14と、画像読取装置16と、定着装置80と、搬送系等が接続されている。画像形成部14として、画像形成ユニット40や露光ユニット70等が制御される。また、画像読取装置16には、読取部Qにむけて搬送された原稿の先端を検知する先端検知部30等の各センサが接続され、各センサによって、搬送部22、ランプ26、CCDイメージセンサ19等が制御される。また、定着装置80として、加熱ロール80A、加圧ロール80B等が制御される。また、搬送系として、給紙ロール88、位置合わせロール94等がモータ等の駆動部により制御される。
つまり、制御部20は、コンピュータとしての構成部分を有し、操作部208の入力やセンサによる検知により、画像読取装置16により原稿Gのサイズに基づいた画像の読取、補正が行われ、画像形成部14の画像形成動作を制御する。
次に、本実施形態に係る画像読取装置16の動作について説明する。
なお、各処理は制御部20によって制御される。
図14は、画像読取装置16の動作を示すフローチャートである。
ステップS10では、例えば、操作パネル等の操作部208からの入力又は原稿サイズセンサ172に基づいて、原稿Gが読取位置Qへ搬送される。
次に、ステップS12において、フルレートキャリッジ176が、第1プラテンガラスの下に静止し、読取位置Qの斜め下方からランプ照射が開始される。
次に、ステップS14において、原稿の先端が検知される。
ここで、先端検知部30は、本実施形態における原稿の端を判別する端判別部である。先端検知部は、CCDイメージセンサ190が受光する光量に基づいて原稿Gの先端を検知する。詳細には、原稿Gの自動読取動作が実行された際に、原稿Gが読取位置Qに存在しない状態における反射板180により反射された直接反射光Lの光量と、読取位置Qに差し掛かった原稿Gで反射された反射光Lの光量とを比較して、読取位置Qを通過する原稿Gの先端を主走査方向で複数検知する。より具体的には、予め反射面183で反射した場合の反射光Lの光量を記憶しておいて、読取部200に伝わる反射光Lの光量が大から小へと変化したら原稿の先端であると判別する。なお、原稿Gの先端部は、反射光Lの光量が大から小へと変化した場合に判別され、原稿Gの後端部や横端部は、反射光Lの光量が小から大へ変化した場合に判別される。
原稿Gの先端の検知と同時に、原稿Gの読取が行われる。具体的には、反射板180からの反射光Lが第1ミラー182、第2ミラー184、及び第3ミラー186の順に反射されて結像用レンズ188に導かれ、CCDイメージセンサ190によって画像が読み込まれる。なお、説明上、原稿Gの先端の検知と原稿Gの読取のタイミングは同時となるが、先端部の検知は先端が通過したら、原稿Gの読取中で終了してもよい。
また、ステップS14において、原稿が読み取られている最中に、検知された原稿Gの先端部の情報から、原稿Gがどれだけ主走査方向に対して斜めに搬送されているか、原稿の傾斜角を算出する。
次に、ステップS16において、搬送された原稿Gの斜行をデジタルで補正する。具体的には、読み取られた原稿Gの画像情報を、ステップS14において算出された傾斜角分傾斜させて傾きを調整するスキュー補正を行い、出力用の画像情報として保存する。
以上、画像読取装置での作業はここまでだが、例えば、複写をする場合には、更に保存されたスキュー補正後の画像情報を用いて、原稿Gに画像を形成するよう、画像形成装置に指示をだす。
本実施形態において、制御部20がA3,A4、B4,B5サイズ等の定型原稿における綴じ穴202の位置情報と反射面185の位置情報を保持すると述べたが、これは、画像形成装置において、印刷する際に綴じ穴を形成するようにする場合にも適用できる。また、印刷指示を行ったものを原稿として用いて複写する場合等にも適用できる。
本実施形態においては、機械的(メカ的)に搬送されている原稿の傾きを補正するレジスト調整を行わず、デジタル的に原稿の先端を検出し、スキュー補正をしたので、メカ的なレジスト調整を行う場合に発生する、原稿がレジストロールに突き当たる音がなく、静かな原稿読取装置となっている。
本実施形態においては、検出した原稿の先端情報はスキュー補正に用いたが、これに限らず、先端情報から原稿の主走査方向の長さ、すなわち原稿の幅を検出することに用いることもできる。その場合には、サイズの異なる原稿をまとめて読み取る、いわゆる混載原稿等で、原稿掲載台のサイドガイド情報が使えない場合等に用いることができる。
本実施形態においては、原稿の先端を検出する例について説明したが、これに限らず、原稿の横の端や原稿の後端を検出して、それを基にスキュー補正やサイズ検知を行ってもよい。例えば、後端を検出する場合には、原稿Gが読取位置Qに存在する状態における反射光Lの光量と、読取位置Qに存在しなくなり反射板180により反射された反射光Lの光量とを比較して、読取位置Qを通過した原稿Gの後端部を検知する。
また、本実施形態においては、光源を読取位置Qより下流側に形成し、反射板183aにより反射した反射光を検出して原稿の先端を検出していたが、これに限らず、光源を読取位置Qより上流側に形成し、反射板183bにより反射した反射光を検出して原稿の先端を検出してもよい。その場合には、図11に示される影は逆側にできる。
本実施形態においては、反射板180として、反射面183と反射面185とを有するものについて説明したが、これに限らず、反射面185を有しない反射板180をさらに有し、綴じ穴202が形成された原稿Gを画像形成する場合には、反射面183と反射面185とを有する反射板180を用いて、綴じ穴202が形成されていない原稿Gを画像形成する場合には、反射面185を有しない反射板180を用いるように選択するようにしてもよい。
本実施例においては、原稿Gの画像を読み取る読取部と、原稿Gの端を読み取る読取部が同じものについて説明したが、これに限らず、原稿Gの画像を読み取る読取部と、原稿Gの端を読み取る読取部を別に設けてもよい。
本実施形態においては、反射面183を原稿Gの端を読み取るのに利用したが、これに限らず、白基準をとる白基準板等で構成し白基準を読み取るのに利用してもよい。その場合、反射光が読み取られる位置にありながら、反射面185より原稿Gから離れた位置にあるので、原稿Gによって汚れることが少なくなる。また、特に反射面183からの反射光を検出するのに使用する場合に限らず、型成形上の都合で反射面185より凹状になるように構成してもよい。
本実施形態においては、メカ的なレジスト調整を行わなかったが、メカ的なレジスト調整を併用したり、原稿先端検出で使用するのはサイズ情報のみとしたりしてもよい。その場合は、以下のようにメカ的なレジスト調整を行うことができる。
プリレジストロール144は、一対のロールで構成されており、フィードロール142から搬送された原稿Gを一時停止させてループ(湾曲した部位)を形成し、原稿Gの斜行を補正する。この原稿Gのループ形成によって、読み取り時における原稿Gの搬送に伴うスキュー(先端の傾き)を抑制して、位置合せの調整機能が高められている。
詳細には、後述するプリレジストセンサ156により原稿Gの先端が検知されると、制御部20内のタイマ(図示省略)が起動する。このタイマによって、原稿Gの先端がプリレジストロール144に接触して原稿Gにループが形成されてから原稿Gの斜行補正が行われるまでの設定時間が計測される。そして、設定時間が経過した後に、プリレジストロール144が回転して原稿Gを搬送することで、レジストロール146に斜行状態が解消された原稿Gが搬送される。
レジストロール146は、一対のロールで構成されており、設定タイミングで回転することにより、読取位置Qに対する原稿Gの先端のレジストレーション調整(位置調整)を行って、読取位置Qへ原稿Gを供給する。即ち、搬送部22では、プリレジストロール144で原稿Gの先端の傾きが補正され、レジストロール146で原稿Gの先端位置が補正される。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
以上で説明したように、本発明は、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に適用することができる。
10・・・画像形成装置
14・・・画像形成部
16・・・画像読取装置
20・・・制御部
22・・・搬送部
26・・・ランプ(光源)
30・・・先端検知部
80・・・定着装置
174・・・第1プラテンガラス(光透過部材)
180・・・反射板
183・・・反射面(第1の反射部)
185・・・反射面(第2の反射部)
200・・・読取部
202・・・綴じ穴
G・・・原稿
Q・・・読取位置

Claims (7)

  1. 原稿が搬送される搬送路と、
    前記搬送路上に予め設定され且つ通過する原稿が読み取られる原稿読取位置に配置され、光が透過可能な光透過部材と、
    前記光透過部材を挟み前記搬送路の反対側に配置され、前記光透過部材を通過する光を前記原稿読取位置を通過する原稿に向けて照射する光源と、
    前記搬送路を挟み前記光透過部材の反対側に配置され、前記光源からの光を前記原稿読取位置に向けて反射する反射部材と、
    前記原稿読取位置を通過する原稿からの反射光に基づいて、原稿を通過方向とは直交する主走査方向に読み取る読取部と、を有し、
    前記反射部材は、
    前記原稿読取位置に原稿がない場合に前記光源の原稿の通過方向下流側からの光を原稿がある場合よりも多く前記読取部に向け反射するような角度分傾斜した第1の反射部と、
    前記第1の反射部と主走査方向に並び、前記第1の反射部よりも前記原稿読取位置の原稿に近い位置で前記光透過部材を透過した光を反射する第2の反射部と、を有し、
    前記第2の反射部は、定型原稿に形成される少なくとも1つの綴じ穴が通過する位置に対応した主走査方向位置に配置される
    画像読取装置。
  2. 前記第1の反射部により反射された光を検知して、前記原稿読取位置を通過する原稿の端を検知する請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記第2の反射部は、原稿に形成された綴じ穴に対応した主走査方向における位置に形成されている請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 前記第2の反射部は、定型原稿の主走査方向の端と重ならないように配置される請求項1乃至3いずれか記載の画像読取装置。
  5. 前記第1の反射部で検出された光を前記第2の反射部で検出された光より重みづけして、原稿の端を判別する端判別部を有する請求項1乃至いずれか記載の画像読取装置。
  6. 原稿が搬送される搬送路と、
    前記搬送路上に予め設定され且つ通過する原稿が読み取られる原稿読取位置に配置され、光が透過可能な光透過部材と、
    前記光透過部材を挟み前記搬送路の反対側に配置され、前記光透過部材を通過する光を前記原稿読取位置を通過する原稿に向けて照射する光源と、
    前記搬送路を挟み前記光透過部材の反対側に配置され、前記光源からの光を前記原稿読取位置に向けて反射する反射部材と、
    前記原稿読取位置を通過する原稿からの反射光に基づいて、原稿を通過方向とは直交する主走査方向に読み取る読取部と、を有し、
    前記反射部材は、
    前記原稿読取位置の原稿から離れた位置で前記光透過部材を透過した光を反射する第1の反射部と、
    前記第1の反射部と主走査方向に並び、前記第1の反射部よりも前記原稿読取位置の原稿に近い位置で前記光透過部材を透過した光を反射する第2の反射部と、を有し、
    前記第2の反射部は、定型原稿に形成される少なくとも1つの綴じ穴が通過する位置に対応した主走査方向位置に配置される
    画像読取装置。
  7. 原稿が搬送される搬送路と、前記搬送路上に予め設定され且つ通過する原稿が読み取られる原稿読取位置に配置され、光が透過可能な光透過部材と、前記光透過部材を挟み前記搬送路の反対側に配置され、前記光透過部材を通過する光を前記原稿読取位置を通過する原稿に向けて照射する光源と、前記搬送路を挟み前記光透過部材の反対側に配置され、前記光源からの光を前記原稿読取位置に向けて反射する反射部材と、前記原稿読取位置を通過する原稿からの反射光に基づいて、原稿を通過方向とは直交する主走査方向に読み取る読取部と、を有し、前記反射部材は、前記原稿読取位置に原稿がない場合に前記光源の原稿の通過方向下流側からの光を原稿がある場合よりも多く前記読取部に向け反射するような角度分傾斜した第1の反射部と、前記第1の反射部と主走査方向に並び、前記第1の反射部よりも前記原稿読取位置の原稿に近い位置で前記光透過部材を透過した光を反射し、定型原稿に形成される少なくとも1つの綴じ穴が通過する位置に対応した主走査方向位置に配置される第2の反射部と、を有する画像読取装置と、
    前記画像読取装置により読み取られた画像情報に基づいて原稿に画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
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