JP5987639B2 - 電流計測装置 - Google Patents
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Description
前記隣り合う2つのセルのうち一方のセルに接触する第1の電極部(110a)と、前記隣り合う2つのセルのうち前記一方のセル以外の他方のセルに接触する第2の電極部(115)と、前記第1、第2の電極部の間に配置されて、かつ抵抗値の温度係数が予め定められた値に設定されている第1の抵抗体(Ra)と、前記第1、第2の電極部の間で前記第1抵抗体に直列に配置されて、かつ抵抗値の温度係数が予め定められた値に設定されている第2の抵抗体(Rb)とからなる電流測定体(101)と、
前記第1の抵抗体に生じる電位差と前記第2の抵抗体に生じる電位差とをそれぞれ検出する第1電位差検出手段(60、61)と
前記第1電位差検出手段により検出される前記第1、第2の抵抗体のそれぞれの電位差、および前記第1、第2の抵抗体のそれぞれの温度係数を用いて、前記第1、第2の抵抗体に流れる電流と前記第1、第2の抵抗体の温度とを算出する電流温度算出手段(50)と、を備え、
前記第1、第2の抵抗体は、互いに相違する温度特性を有しており、
前記電流温度算出手段により算出される電流を前記局所に流れる電流とし、前記電流温度算出手段により算出される温度を前記局所の温度とすることを特徴とする。
前記第1の抵抗体の既知の温度係数をαとし、前記第2の抵抗体の既知の温度係数をβとし、前記第1、第2の抵抗体の温度をtとし、前記第1の抵抗体の既知の基準温度をtaとし、前記第2の抵抗体の既知の基準温度をtbとし、前記第1の抵抗体において前記既知の基準温度taにおける抵抗値Raoとし、前記第2の抵抗体において前記既知の基準温度tbにおける抵抗値Rboとしたとき、数式1、数式2が成立し、
Va=I・Rao{1+α(t−ta)}・・・・・(数式1)
Vb=I・Rbo{1+β(t−tb)}・・・・・(数式2)
前記電流温度算出手段は、前記数式1および前記数式2を用いて、前記電流および前記温度を算出することを特徴とする。
前記一方の集電板に接触する第1の電極部(110a)と、前記一方の集電板に隣り合う前記セルに接触する第2の電極部(115)と、前記第1、第2の電極部の間に配置されて、かつ抵抗値の温度係数が予め定められた値に設定されている第1の抵抗体(Ra)と、前記第1、第2の電極部の間で前記第1抵抗体と直列に配置されて、かつ抵抗値の温度係数が予め定められた値に設定されている第2の抵抗体(Rb)とからなる電流測定体(101)と、
前記第1の抵抗体に生じる電位差と前記第2の抵抗体に生じる電位差とをそれぞれ検出する第1電位差検出手段(60、61)と
前記第1電位差検出手段により検出される前記第1、第2の抵抗体のそれぞれの電位差、および前記第1、第2の抵抗体のそれぞれの温度係数を用いて前記電流および前記温度を算出する電流温度算出手段(50)と、を備え、
前記第1、第2の抵抗体は、互いに相違する温度特性を有しており、
前記電流温度算出手段により算出される電流を前記局所に流れる電流とし、前記電流温度算出手段により算出される温度を前記局所の温度とすることを特徴とする。
前記一方の集電板に接触する第1の電極部(110a)と、前記セルに接触する第2の電極部(115)と、前記第1、第2の電極部の間に配置されて、かつ抵抗値の温度係数が予め定められた値に設定されている第1の抵抗体(Ra)と、前記第1、第2の電極部の間で前記第1抵抗体と直列に配置されて、かつ抵抗値の温度係数が予め定められた値に設定されている第2の抵抗体(Rb)とからなる電流測定体(101)と、
前記第1の抵抗体に生じる電位差と前記第2の抵抗体に生じる電位差とをそれぞれ検出する第1電位差検出手段(60、61)と
前記第1電位差検出手段により検出される前記第1、第2の抵抗体のそれぞれの電位差、および前記第1、第2の抵抗体のそれぞれの温度係数を用いて前記電流および前記温度を算出する電流温度算出手段(50)と、を備え、
前記第1、第2の抵抗体は、互いに相違する温度特性を有しており、
前記電流温度算出手段により算出される電流を前記局所に流れる電流とし、前記電流温度算出手段により算出される温度を前記局所の温度とすることを特徴とする。
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る燃料電池システム1を示す模式図で、この燃料電池システム1は例えば電気自動車に適用される。
(正極側)2H++1/2O2+2e-→H2O
これにより、上記電気化学反応に伴って、複数のセル10aを通して集電板11、12の間には電流が流れる。集電板11、12のうち一方の集電板は、セル10aに対してその面方向に分散化して電流を供給し、他方の集電板は、セル10aにその面方向に分散して流れる電流を集める。
セル10aの積層方向から視た正面である。図4は、図3中A−A断面面であって、図中の外形線の内側は、図示の明確化のために、電流測定部材100の内部を透視した図を示している。
Vb=I・Rbo{1+α(t−tb)}・・・・・(数式2)
そこで、制御部50は、数式1および数式2に基づいて、抵抗体Ra、Rbに流れる電流I、および抵抗体Ra、Rbの温度tを求める。このとき、電流Iは、上記局所に流れる電流を示し、温度tは上記局所の温度を示す。
上記第1実施形態では、相違する配線層111、114に抵抗体Ra、Rbを設けた例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、図6に示すように、同一配線層111に抵抗体Ra、Rbを設けてもよい。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、相違する配線層111、114に抵抗体Ra、Rbを設けた例について説明したが、これに代えて、図7に示すように、スルーホール141により抵抗体Rbを形成してもよい。この場合、スルーホール141内に導電性ペーストを充填して抵抗体Rbを形成してもよい。
上記第1実施形態では、抵抗体Raの両端子を2つの配線を介して電圧センサ60に接続し、抵抗体Rbの両端子を2つの配線を介して電圧センサ61にそれぞれ接続した例について説明したが、これに代えて、図8のようにしてもよい。
上記第1実施形態では、配線層111、114により抵抗体Ra、Rbを形成した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、図9に示すように、配線層111、114およびスルーホール141により抵抗体Ra、Rbを形成してもよい。
上記第1実施形態では、複数の電流測定体101の全てにおいて、抵抗体Ra、Rbを第1、第2の電極部の間に直列接続した例について説明したが、これに代えて、複数の電流測定体101のうち1つの電流測定体101で上記第1実施形態と同様に求められた局所の温度tを用いて、上記隣り合う2つのセル10aの間のうち上記局所以外の他の局所に流れる電流を求める例について説明する。
本実施形態では、複数の電流測定体101のうち第1、第2の電流測定体101で、それぞれ上記第1実施形態と同様に局所の温度t1、t2を求め、この求められた局所の温度t1、t2を用いて、複数の電流測定体101のうち第1、第2の電流測定体101以外の他の電流測定体101に流れる電流を他の局所に流れる電流として求める例について説明する。
上記第7実施形態では、複数の電流測定体101のうち第1、第2の電流測定体101で、それぞれ、上記第1実施形態と同様に、局所の温度t1、t2を求める例について説明したが、これに代えて、複数の電流測定体101のうち第1の電流測定体101で上記第1実施形態と同様に求められた局所の温度tと冷却水の温度Wtとを用いて、上記隣り合う2つのセル10aの間の局所以外の他の局所の電流を求める例について説明する。
上記第1〜第8の実施形態では、電流測定部材100を隣り合う2つのセル10aの間に配置した例について説明したが、これに代えて、集電板11、12のうち一方の集電板と、この一方の集電板に隣り合うセル10a(以下、隣り合うセル10aという)との間に電流測定部材100を配置してもよい。なお、前記一方の集電板に隣り合うセル10aを以下、隣り合うセル10aという。
10 燃料電池
10a セル
11 集電板
12 集電板
20 空気流路
20a 空気供給流路
21 空気ポンプ
22 加湿器
30a 水素供給流路
30b 水素排出流路
30c 水素循環流路
31 高圧水素タンク
32 水素調圧弁
33 水素ポンプ
40 冷却水経路
41 ウォータポンプ
42 ファン
43 ラジエータ
46 温度センサ(冷却水温度検出手段)
50 制御部(電流温度算出手段、電流温度算出手段)
60 電圧センサ(第1電位差検出手段)
61 電圧センサ(第1電位差検出手段)
62 電圧センサ(第2電位差検出手段)
100 電流測定部材
101 電流測定体
110a 電極部(第1電極部)
115 配線層(第2電極部)
141 スルーホール(層間接続部材)
Ra 抵抗体(第1抵抗体)
Rb 抵抗体(第2抵抗体)
Rc 抵抗体(他の抵抗体)
Claims (15)
- 第1、第2の集電板(11、12)の間に積層される複数のセル(10a)が酸化剤ガスおよび燃料ガスの電気化学反応により電気エネルギをそれぞれ発生して前記第1、第2の集電板の間に電流が流れるように構成されている燃料電池(10)のうち隣り合う2つのセル間の局所に流れる電流と前記局所の温度を求める電流計測装置であって、
前記隣り合う2つのセルのうち一方のセルに接触する第1の電極部(110a)と、前記隣り合う2つのセルのうち前記一方のセル以外の他方のセルに接触する第2の電極部(115)と、前記第1、第2の電極部の間に配置されて、かつ抵抗値の温度係数が予め定められた値に設定されている第1の抵抗体(Ra)と、前記第1、第2の電極部の間で前記第1抵抗体に直列に配置されて、かつ抵抗値の温度係数が予め定められた値に設定されている第2の抵抗体(Rb)とからなる電流測定体(101)と、
前記第1の抵抗体に生じる電位差と前記第2の抵抗体に生じる電位差とをそれぞれ検出する第1電位差検出手段(60、61)と、
前記第1電位差検出手段により検出される前記第1、第2の抵抗体のそれぞれの電位差、および前記第1、第2の抵抗体のそれぞれの温度係数を用いて、前記第1、第2の抵抗体に流れる電流と前記第1、第2の抵抗体の温度とを算出する電流温度算出手段(50)と、を備え、
前記第1、第2の抵抗体は、互いに相違する温度特性を有しており、
前記電流温度算出手段により算出される電流を前記局所に流れる電流とし、前記電流温度算出手段により算出される温度を前記局所の温度とすることを特徴とする電流計測装置。 - 前記隣り合う2つのセル間のうち前記局所以外の他の局所に配置されている他の抵抗体(Rc)と、
前記他の抵抗体に生じる電位差を検出する第2電位差検出手段(62)と、
前記電流温度算出手段により算出される温度を用いて前記他の抵抗体の抵抗値を求め、この求めた抵抗値と前記第2電位差検出手段により検出される電位差とを用いて前記他の抵抗体に流れる電流を算出する電流算出手段(50)と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の電流計測装置。 - 前記電流測定体が2つ以上設けられており、
前記第1電位差検出手段は、前記第1、第2の抵抗体に生じる電位差を前記電流測定体毎に検出するものであり、
前記電流温度算出手段は、前記第1、第2の抵抗体に流れる電流と前記第1、第2の抵抗体の温度とを前記電流測定体毎に算出するものであり、
前記隣り合う2つのセル間のうち前記局所以外の他の局所に配置されている他の抵抗体(Rc)と、
前記他の抵抗体に生じる電位差を検出する第2電位差検出手段(62)と、
前記電流温度算出手段により前記電流測定体毎に算出される温度を用いて前記他の抵抗体の抵抗値を求め、この求めた抵抗値と前記第2電位差検出手段により検出される電位差とを用いて前記他の抵抗体に流れる電流を算出する電流算出手段(50)と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の電流計測装置。 - 前記複数のセルを冷却するための冷却水を循環させる冷却水経路(40)内の冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段(46)と、
前記隣り合う2つのセル間のうち前記局所以外の他の局所に配置されている他の抵抗体(Rc)と、
前記他の抵抗体に生じる電位差を検出する第2電位差検出手段(62)と、
前記電流温度算出手段により算出される温度と前記冷却水温度検出手段の検出温度とを用いて前記他の抵抗体の抵抗値を求め、この求めた抵抗値と前記第2電位差検出手段により検出される電位差とを用いて前記他の抵抗体に流れる電流を算出する電流算出手段(50)と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の電流計測装置。 - 第1、第2の集電板(11、12)の間に積層される複数のセル(10a)が酸化剤ガスおよび燃料ガスの電気化学反応により電気エネルギをそれぞれ発生して前記第1、第2の集電板の間に電流が流れるように構成されている燃料電池(10)における前記第1、第2の集電板のうち一方の集電板とこの一方の集電板に隣り合う前記セルとの間の局所に流れる電流と前記局所の温度を求めるための電流計測装置であって、
前記一方の集電板に接触する第1の電極部(110a)と、前記一方の集電板に隣り合う前記セルに接触する第2の電極部(115)と、前記第1、第2の電極部の間に配置されて、かつ抵抗値の温度係数が予め定められた値に設定されている第1の抵抗体(Ra)と、前記第1、第2の電極部の間で前記第1抵抗体と直列に配置されて、かつ抵抗値の温度係数が予め定められた値に設定されている第2の抵抗体(Rb)とからなる電流測定体(101)と、
前記第1の抵抗体に生じる電位差と前記第2の抵抗体に生じる電位差とをそれぞれ検出する第1電位差検出手段(60、61)と、
前記第1電位差検出手段により検出される前記第1、第2の抵抗体のそれぞれの電位差、および前記第1、第2の抵抗体のそれぞれの温度係数を用いて前記電流および前記温度を算出する電流温度算出手段(50)と、を備え、
前記第1、第2の抵抗体は、互いに相違する温度特性を有しており、
前記電流温度算出手段により算出される電流を前記局所に流れる電流とし、前記電流温度算出手段により算出される温度を前記局所の温度とすることを特徴とする電流計測装置。 - 前記一方の集電板とこの一方の集電板に隣り合う前記セルとの間のうち前記局所以外の他の局所に配置されている他の抵抗体(Rc)と、
前記他の抵抗体に生じる電位差を検出する第2電位差検出手段(62)と、
前記電流温度算出手段により算出される温度を用いて前記他の抵抗体の抵抗値を求め、この求めた抵抗値と前記第2電位差検出手段により検出される電位差とを用いて前記他の抵抗体に流れる電流を算出する電流算出手段(50)と、を備えることを特徴とする請求項5に記載の電流計測装置。 - 前記電流測定体が2つ以上設けられており、
前記第1電位差検出手段は、前記第1、第2の抵抗体に生じる電位差を前記電流測定体毎に検出するものであり、
前記電流温度算出手段は、前記第1、第2の抵抗体に流れる電流と前記第1、第2の抵抗体の温度とを前記電流測定体毎に算出するものであり、
前記一方の集電板とこの一方の集電板に隣り合う前記セルとの間のうち前記局所以外の他の局所に配置されている他の抵抗体(Rc)と、
前記他の抵抗体に生じる電位差を検出する第2電位差検出手段(62)と、
前記電流温度算出手段により前記電流測定体毎に算出される温度を用いて前記他の抵抗体の抵抗値を求め、この求めた抵抗値と前記第2電位差検出手段により検出される電位差とを用いて前記他の抵抗体に流れる電流を算出する電流算出手段(50)と、を備えることを特徴とする請求項5に記載の電流計測装置。 - 前記複数のセルを冷却するための冷却水を循環させる冷却水経路(40)内の冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段(46)と、
前記一方の集電板とこの一方の集電板に隣り合う前記セルとの間のうち前記局所以外の他の局所に配置されている他の抵抗体(Rc)と、
前記他の抵抗体に生じる電位差を検出する第2電位差検出手段(62)と、
前記電流温度算出手段により前記電流測定体毎に算出される温度を用いて前記他の抵抗体の抵抗値を求め、この求めた抵抗値と前記第2電位差検出手段により検出される電位差とを用いて前記他の抵抗体に流れる電流を算出する電流算出手段(50)と、
を備えることを特徴とする請求項5に記載の電流計測装置。 - 第1、第2の集電板(11、12)の間に配置される1つのセル(10a)が酸化剤ガスおよび燃料ガスの電気化学反応により電気エネルギを発生して前記第1、第2の集電板の間に電流が流れるように構成されている燃料電池(10)における前記第1、第2の集電板のうち一方の集電板および前記セルの間の局所に流れる電流と前記局所の温度を求めるための電流計測装置であって、
前記一方の集電板に接触する第1の電極部(110a)と、前記セルに接触する第2の電極部(115)と、前記第1、第2の電極部の間に配置されて、かつ抵抗値の温度係数が予め定められた値に設定されている第1の抵抗体(Ra)と、前記第1、第2の電極部の間で前記第1抵抗体と直列に配置されて、かつ抵抗値の温度係数が予め定められた値に設定されている第2の抵抗体(Rb)とからなる電流測定体(101)と、
前記第1の抵抗体に生じる電位差と前記第2の抵抗体に生じる電位差とをそれぞれ検出する第1電位差検出手段(60、61)と、
前記第1電位差検出手段により検出される前記第1、第2の抵抗体のそれぞれの電位差、および前記第1、第2の抵抗体のそれぞれの温度係数を用いて前記電流および前記温度を算出する電流温度算出手段(50)と、を備え、
前記第1、第2の抵抗体は、互いに相違する温度特性を有しており、
前記電流温度算出手段により算出される電流を前記局所に流れる電流とし、前記電流温度算出手段により算出される温度を前記局所の温度とすることを特徴とする電流計測装置。 - 前記一方の集電板および前記セルの間のうち前記局所以外の他の局所に配置されている他の抵抗体(Rc)と、
前記他の抵抗体に生じる電位差を検出する第2電位差検出手段(62)と、
前記電流温度算出手段により算出される温度を用いて、前記他の抵抗体の抵抗値を求め、この求めた抵抗値と前記第2電位差検出手段により検出される電位差とを用いて前記他の抵抗体に流れる電流を算出する電流算出手段(50)と、
を備えることを特徴とする請求項9に記載の電流計測装置。 - 前記電流測定体が2つ以上設けられており、
前記第1電位差検出手段は、前記第1、第2の抵抗体に生じる電位差を前記電流測定体毎に検出するものであり、
前記電流温度算出手段は、前記第1、第2の抵抗体に流れる電流と前記第1、第2の抵抗体の温度とを前記電流測定体毎に算出するものであり、
前記一方の集電板および前記セルの間のうち前記局所以外の他の局所に配置されている他の抵抗体(Rc)と、
前記他の抵抗体に生じる電位差を検出する第2電位差検出手段(62)と、
前記電流温度算出手段により前記電流測定体毎に算出される温度を用いて前記他の抵抗体の抵抗値を求め、この求めた抵抗値と前記第2電位差検出手段により検出される電位差とを用いて前記他の抵抗体に流れる電流を算出する電流算出手段(50)と、を備えることを特徴とする請求項9に記載の電流計測装置。 - 前記1つのセルを冷却するための冷却水を循環させる冷却水経路(40)内の冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段(46)と、
前記一方の集電板および前記1つのセルの間のうち前記局所以外の他の局所に配置されている他の抵抗体(Rc)と、
前記他の抵抗体に生じる電位差を検出する第2電位差検出手段(62)と、
前記電流温度算出手段により算出される温度と前記冷却水温度検出手段の検出温度とを用いて前記他の抵抗体の抵抗値を求め、この求めた抵抗値と前記第2電位差検出手段により検出される電位差とを用いて前記他の抵抗体に流れる電流を算出する電流算出手段(50)と、を備えることを特徴とする請求項9に記載の電流計測装置。 - 前記第1の抵抗体(Ra)に生じる電位差をVaとし、前記第2の抵抗体(Rb)に生じる電位差をVbとし、前記第1、第2の抵抗体に流れる電流をIとし、
前記第1の抵抗体の既知の温度係数をαとし、前記第2の抵抗体の既知の温度係数をβとし、前記第1、第2の抵抗体の温度をtとし、前記第1の抵抗体の既知の基準温度をtaとし、前記第2の抵抗体の既知の基準温度をtbとし、前記第1の抵抗体において前記既知の基準温度taにおける抵抗値Raoとし、前記第2の抵抗体において前記既知の基準温度tbにおける抵抗値Rboとしたとき、数式1、数式2が成立し、
Va=I・Rao{1+α(t−ta)}・・・・・(数式1)
Vb=I・Rbo{1+β(t−tb)}・・・・・(数式2)
前記電流温度算出手段は、前記数式1および前記数式2を用いて、前記電流および前記温度を算出することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の電流計測装置。 - 前記第1、2の抵抗体のうち少なくとも一方の抵抗体は、金属箔から構成されることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載の電流計測装置。
- 前記電流測定体は、複数の配線層を有するプリント基板から構成されており、
前記プリント基板は、前記複数の配線層のうち2つの配線層の間を接続する層間接続部材(140)を用いて前記第1、第2の抵抗体のうち一方の抵抗体を構成していることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1つに記載の電流計測装置。
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