JP5986907B2 - 4気筒エンジンおよび4気筒エンジンの運転方法 - Google Patents
4気筒エンジンおよび4気筒エンジンの運転方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5986907B2 JP5986907B2 JP2012265010A JP2012265010A JP5986907B2 JP 5986907 B2 JP5986907 B2 JP 5986907B2 JP 2012265010 A JP2012265010 A JP 2012265010A JP 2012265010 A JP2012265010 A JP 2012265010A JP 5986907 B2 JP5986907 B2 JP 5986907B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- degrees
- cylinders
- intake
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
本発明に係る4気筒エンジンの運転方法は、4つのシリンダ孔を有するシリンダボディと、前記シリンダボディに取付けられ、前記シリンダ孔毎の吸気ポートおよび排気ポートを有するシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドに取付けられた前記シリンダ孔毎の点火プラグと、前記点火プラグを含む点火装置と、前記吸気ポートに接続された吸気装置と、前記排気ポートに接続された排気装置と、前記シリンダ孔内に摺動自在に嵌合した4つのピストンと、これらのピストンにコンロッドを介して連結されたクランク軸とを備えた4気筒エンジンの爆発間隔を、クランク角で270度−180度−90度−180度とし、エンジンの回転速度が所定の値より低い場合に、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の図示平均有効圧力を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の図示平均有効圧力より低くすることにより実施する。
本発明は、前記4気筒エンジンの運転方法において、前記図示平均有効圧力を低下させる量は、エンジンの回転速度が低くなるにしたがい、かつ負荷が大きくなるにしたがって多くなることを特徴とする。
本発明は、前記4気筒エンジンの運転方法において、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の点火時期を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の点火時期より遅らせることにより、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の前記図示平均有効圧力を低下させることを特徴とする。
本発明は、前記4気筒エンジンの運転方法において、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒に接続された前記吸気装置は、これら両気筒の吸気ポートに接続された1つのサージタンクと、このサージタンクに設けられた1つのスロットル弁とを備え、前記スロットル弁の開度を制御し、爆発間隔が90度となる2つの気筒の吸入空気量を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の吸入空気量より少なくすることにより、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒の前記図示平均有効圧力を低下させることを特徴とする。
本発明は、前記4気筒エンジンの運転方法において、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒に接続された前記吸気装置は、気筒毎のスロットル弁を備え、前記スロットル弁の開度を制御し、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の吸入空気量を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の吸入空気量より少なくすることにより、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の前記図示平均有効圧力を低下させることを特徴とする。
本発明は、前記4気筒エンジンの運転方法において、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒に接続された前記吸気装置は、前記吸気ポートを開閉する吸気弁の開閉時期およびリフト量を変更可能な可変動弁機構を備え、前記可変動弁機構の動作を制御し、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の吸入空気量を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の吸入空気量より少なくすることにより、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の前記図示平均有効圧力を低下させることを特徴とする。
しかし、本発明に係る4気筒エンジンおよび4気筒エンジンの運転方法によれば、爆発間隔がクランク角で90度となる2つの気筒で爆発が生じたときに、他の2つの気筒で爆発が生じたときと同等の大きさでトルクが1度に上昇するような感覚を乗員に与えることが可能になる。
したがって、本発明に係る4気筒エンジンおよび4気筒エンジンの運転方法を車両用エンジンに適用することによって、乗員がエンジンのトルク変動を感じ易い運転状態にあるときであっても、乗員に違和感を与え難くなる。
以下、本発明に係る4気筒エンジンおよび4気筒エンジンの運転方法の一実施の形態を図1〜図9によって詳細に説明する。
図1に示す4気筒エンジン1は、車両(図示せず)に搭載する4サイクル直列4気筒エンジン、あるいは4サイクル並列4気筒エンジンである。図1には、この4気筒エンジン1の主要構成部品のみが描いてある。この4気筒エンジン1は、図1に示すように、4つのシリンダ孔2を有するシリンダボディ3と、このシリンダボディ3に取付けられたシリンダヘッド4と、このシリンダヘッド4に取付けられたヘッドカバー5などを備えている。
前記シリンダヘッド4における前記各シリンダ孔2と対向する位置には、燃焼室Sの天井壁になる凹部4aがそれぞれ形成されている。これらの凹部4aは、シリンダ孔2側から見て円形に形成されている。
シリンダヘッド4は、前記吸気ポート9を開閉するための2つの吸気弁11と、前記排気ポート10を開閉するための2つの排気弁12と、これらの吸気弁11および排気弁12を駆動するための動弁装置13と、点火プラグ14と、燃料噴射インジェクタ15(図4参照)とを備えている。燃料噴射インジェクタ15は、吸気ポート9内かその上流の吸気管17内あるいは前記凹部4a内に燃料を噴射するものを用いることができる。
前記動弁装置13は、吸気カム軸25と排気カム軸26とを備えたDOHC型のものである。吸気カム軸25と排気カム軸26は、図示していない巻き掛け伝動部材を介してクランク軸8に接続されている。なお、動弁装置13の動弁形式は、DOHC型に限定されることはなく、SOHC型のような他の動弁形式でも構わない。
前記点火プラグ14は、シリンダ孔2毎に設けられており、シリンダヘッド4における前記凹部4aの中央部分に取付けられている。この点火プラグ14は、後述する制御装置22とともにこの4気筒エンジン1の点火装置27(図4参照)を構成するものである。
図3に示す変速機42は、変速位置を検出するための変速ポジションセンサ46を備えている。この変速ポジションセンサ46は、変速機42の変速段数を特定可能な検出データを制御装置22に送る。この変速段数は、変速機42の速比を特定できる数値であるから、エンジン回転速度と関連付けて演算によって車速を求めるために用いることもできる。
前記燃料制御部51は、前記燃料噴射インジェクタ15の燃料噴射量と燃料噴射時期とを制御する。
前記点火時期制御部52は、1番気筒〜4番気筒の点火時期を予め定めた手順に基づいて設定し、この点火時期に達したときに点火装置27に点火信号を送出する。この実施の形態においては、この点火時期制御部52と点火装置27とによって上述した違和感解消手段35が構成されている。
すなわち、この実施の形態による4気筒エンジン1および4気筒エンジンの運転方法によれば、爆発間隔がクランク角で90度となる2つの気筒(2番気筒と4番気筒)で爆発が生じたときに、他の2つの気筒(1番気筒と3番気筒)で爆発が生じたときと同等の大きさでトルクが1度に上昇するような感覚を乗員に与えることが可能になる。このため、この4気筒エンジン1は、爆発間隔がそれほど離れていない3気筒エンジンと同等の振動、トルク変動などを乗員に体感させるものとなる。爆発が等間隔で生じる3気筒エンジンは、乗員に何ら違和感を与えるものではない。
この実施の形態において、点火時期の遅角量は、図示平均有効圧力がエンジンの運転状態に応じて低下するように設定されている。このため、前記遅角量は、必要最小限となるように小さく設定することが可能である。したがって、この実施の形態によれば、乗員に与える違和感の解消と燃費とを両立可能な4気筒エンジンおよび4気筒エンジンの運転方法を提供することができる。
したがって、この実施の形態による4気筒エンジン1は、既存の4気筒エンジンを使用してコストアップになることを抑えながら実現できる。
すなわち、2番気筒の点火時期と4番気筒の点火時期とを変更可能な4気筒エンジン1に本発明を適用する場合の違和感解消手段35は、爆発間隔が90度となる2つの気筒(2番気筒と4番気筒)のうち少なくとも一方の気筒の点火時期を、爆発間隔が90度ではない他の気筒(1番気筒と3番気筒)の点火時期より遅らせるものとなる。
このような構成を採ることにより、2番気筒で爆発が生じて発生するトルクの大きさと、4番気筒で爆発が生じて発生するトルクの大きさとを個別に制御できるようになる。このため、この構成を採ることにより、エンジンの駆動エネルギーの均一化を容易に図ることが可能になる。
爆発間隔が90度となる2つの気筒の図示平均有効圧力を低下させるためには、図10〜図13に示すように、吸気装置を用いて実施することができる。図10〜図13において、前記図1〜図9によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図12に示すマップは、第2のスロットル弁70の開度を第1のスロットル弁66の開度(A度、B度、C度、D度)に対してα、β、γ度だけ小さくする開度(A−α度、B−β度、C−γ度)をエンジンの回転速度と負荷とに割り付けたものである。このマップは、変速機42の変速段数毎に設けられ、制御装置22の記憶部53に保存されている。
一方、エンジンの回転速度と負荷とが図12に示すマップにおいて符号A〜Cで示す領域にある場合は、ステップS2からステップP2に進み、第2のスロットル弁70の開度が小さくさせられる。このとき、第2のスロットル弁70の開度は、図12に示すマップから読み出された第1のスロットル弁66の開度(A、B、C、D度)よりα、β、γ度だけ小さくした開度(A−α度、B−β度、C−γ度)に設定される。制御装置22は、エンジンが運転されている間は上記の制御を繰り返し実施して第1のスロットル弁66と第2のスロットル弁70の開度を制御する。
したがって、爆発間隔が90度となる2番気筒と4番気筒の図示平均有効圧力を均等に制御可能になるから、これらの2つの気筒で爆発が生じることにより上昇するトルクの大きさにばらつきが生じることがなくなる。この結果、この実施の形態によれば、図示平均有効圧力の制御を容易に行うことが可能な4気筒エンジンおよび4気筒エンジンの運転方法を提供することができる。
2番気筒と4番気筒とに1つのサージタンク(第2のサージタンク67)から空気が供給される構成を採る場合の第1の吸気装置61は、図14(変形例1)および図15(変形例2)に示すように構成することができる。図14および図15において、前記図1〜図13によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
第1の吸気装置61を図14および図15に示すように構成しても、第2の実施の形態を採るときと同等の効果が得られる。
爆発間隔が90度となる2つの気筒の図示平均有効圧力を低下させるためには、図16〜図19に示すように、吸気装置を用いて実施することができる。図16〜図19において、前記図1〜図15によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図16に示す4気筒エンジン1は、図1〜図9に示す第1の形態を採るときの4気筒エンジンとは点火系の構成と吸気装置16とが異なり、その他の構成は同一のものである。この実施の形態による4気筒エンジン1の点火系は、全ての気筒において点火時期が最適になるように構成されている。この実施の形態においては、上述した第1の実施の形態で示したような遅角制御は行わない。
前記スロットル弁制御部91は、乗員によって操作されるアクセル操作子72の操作量に基づいて前記4個のスロットル弁86〜89の開度を制御する。1番気筒用スロットル弁86と3番気筒用スロットル弁88の開度は、アクセル操作子72の操作量に比例するように増減する。
この実施の形態によるスロットル弁制御部91は、図18に示すマップを用いて2番気筒用スロットル弁87と4番気筒用スロットル弁89の開度を設定する。
一方、エンジンの回転速度と負荷とが図18に示すマップにおいて符号A〜Cで示す領域にある場合は、ステップS2からステップQ2に進み、2番気筒用スロットル弁87と4番気筒用スロットル弁89の開度が小さくさせられる。このとき、2番気筒用スロットル弁87と4番気筒用スロットル弁89の開度は、図18に示すマップから読み出された1番気筒用スロットル弁86と3番気筒用スロットル弁88の開度(A度、B度、C度、D度)よりα、β、γ度だけ小さくした開度(A−α度、B−β度、C−γ度)に設定される。制御装置22は、エンジンが運転されている間は上記の制御を繰り返し実施して全てのスロットル弁86〜89の開度を制御する。
すなわち、2番気筒用スロットル弁87と4番気筒用スロットル弁89とを有する4気筒エンジン1に本発明を適用する場合の違和感解消手段35は、これらのスロットル弁87,89の開度を制御することにより、爆発間隔が90度となる2つの気筒(2番気筒と4番気筒)のうち少なくとも一方の気筒の吸入空気量を、爆発間隔が90度ではない他の気筒(1番気筒と3番気筒)の吸入空気量より少なくするものとなる。
このような構成を採ることにより、2番気筒で爆発が生じて発生するトルクの大きさと、4番気筒で爆発が生じて発生するトルクの大きさとを個別に制御できるようになる。このため、この構成を採ることにより、エンジンの駆動エネルギーの均一化を容易に図ることが可能になる。
2番気筒と4番気筒にそれぞれ気筒毎のスロットル弁から空気を供給する構成を採る場合の1番気筒と3番気筒に接続された吸気装置は、図20(変形例1)および図21(変形例2)に示すように構成することができる。図20および図21において、前記図1〜図19によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
1番気筒と3番気筒に接続された第1、第3の吸気装置81,83を図20および図21に示すように構成しても、第2の実施の形態を採るときと同等の効果が得られる。
爆発間隔が90度となる2つの気筒の図示平均有効圧力を低下させるためには、図22〜図25に示すように、吸気装置を用いて実施することができる。図22〜図25において、前記図1〜図21によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図に示す4気筒エンジン1は、第1の形態を採るときの4気筒エンジンとは点火系の構成と吸気装置16とが異なり、その他の構成は同一のものである。この実施の形態による4気筒エンジン1の点火系は、全ての気筒において点火時期が最適になるように構成されている。この実施の形態においては、上述した第1の実施の形態で示したような遅角制御は行わない。
前記吸入空気量制御部108は、乗員によって操作されるアクセル操作子72の操作量に基づいて前記4個の可変動弁機構101〜104の動作を制御する。1番気筒の可変動弁機構101により変えられる1番気筒用吸気弁11の開閉時期およびリフト量と、3番気筒の可変動弁機構103により変えられる3番気筒用吸気弁11の開閉時期およびリフト量は、アクセル操作子72の操作量に比例するように増減する。以下においては、吸気弁11の開閉時期およびリフト量を単に「開度」という。
この実施の形態による吸入空気量制御部108は、図24に示すマップを用いて2番気筒用吸気弁11と4番気筒用吸気弁11の開度を設定する。
エンジンの回転速度と負荷とが図24に示すマップにおいて符号Dで示す領域にある場合は、ステップS2からステップR1に進み、全ての吸気弁11の開度が一致するように全ての可変動弁機構101〜104が駆動される。
すなわち、2番気筒用の可変動弁機構102と4番気筒用の可変動弁機構104とを有する4気筒エンジン1に本発明を適用する場合の違和感解消手段35は、これらの可変動弁機構102,104の動作を制御することにより、爆発間隔が90度となる2つの気筒(2番気筒と4番気筒)のうち少なくとも一方の気筒の吸入空気量を、爆発間隔が90度ではない他の気筒(1番気筒と3番気筒)の吸入空気量より少なくするものとなる。
このような構成を採ることにより、2番気筒で爆発が生じて発生するトルクの大きさと、4番気筒で爆発が生じて発生するトルクの大きさとを個別に制御できるようになる。このため、この構成を採ることにより、エンジンの駆動エネルギーの均一化を容易に図ることが可能になる。
2番気筒と4番気筒にそれぞれ可変動弁機構を備える場合の1番気筒と3番気筒に接続された吸気装置は、図26(変形例1)および図27(変形例2)に示すように構成することができる。図26および図27において、前記図1〜図25によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
1番気筒と3番気筒に接続される吸気装置を図26および図27に示すように構成しても、第4の実施の形態を採るときと同等の効果が得られる。
Claims (12)
- 4つのシリンダ孔を有するシリンダボディと、
前記シリンダボディに取付けられ、前記シリンダ孔毎の吸気ポートおよび排気ポートを有するシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドに取付けられた前記シリンダ孔毎の点火プラグと、
前記点火プラグを含む点火装置と、
前記吸気ポートに接続された吸気装置と、
前記排気ポートに接続された排気装置と、
前記シリンダ孔内に摺動自在に嵌合した4つのピストンと、
これらのピストンにコンロッドを介して連結されたクランク軸とを備え、
前記4つのシリンダ孔によって構成される4気筒の爆発間隔は、クランク角で270度−180度−90度−180度であり、
エンジンの回転速度が所定の値より低い場合に、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の図示平均有効圧力を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の図示平均有効圧力より低くする違和感解消部を更に備えている4気筒エンジン。 - 請求項1記載の4気筒エンジンにおいて、前記図示平均有効圧力を低下させる量は、エンジンの回転速度が低くなるにしたがい、かつ負荷が大きくなるにしたがって多くなることを特徴とする4気筒エンジン。
- 請求項1または請求項2記載の4気筒エンジンにおいて、前記違和感解消部は、点火時期が遅れることにより前記図示平均有効圧力が低下する現象を利用したもので、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の点火時期を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の点火時期より遅らせるものであることを特徴とする4気筒エンジン。
- 請求項1または請求項2記載の4気筒エンジンにおいて、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒に接続された前記吸気装置は、これら両気筒の吸気ポートに接続された1つのサージタンクと、このサージタンクに設けられた1つのスロットル弁とを備え、
前記違和感解消部は、吸入空気量が低減することにより前記図示平均有効圧力が低下する現象を利用したもので、前記スロットル弁の開度を制御することにより、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒の吸入空気量を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の吸入空気量より少なくするものであることを特徴とする4気筒エンジン。 - 請求項1または請求項2記載の4気筒エンジンにおいて、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒に接続された前記吸気装置は、気筒毎のスロットル弁を備え、
前記違和感解消部は、吸入空気量が低減することにより前記図示平均有効圧力が低下する現象を利用したもので、前記スロットル弁の開度を制御することにより、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の吸入空気量を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の吸入空気量より少なくするものであることを特徴とする4気筒エンジン。 - 請求項1または請求項2記載の4気筒エンジンにおいて、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒に接続された前記吸気装置は、前記吸気ポートを開閉する吸気弁の開閉時期およびリフト量を変更可能な可変動弁機構を備え、
前記違和感解消部は、吸入空気量が低減することにより前記図示平均有効圧力が低下する現象を利用したもので、前記可変動弁機構の動作を制御することにより、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の吸入空気量を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の吸入空気量より少なくするものであることを特徴とする4気筒エンジン。 - 4つのシリンダ孔を有するシリンダボディと、
前記シリンダボディに取付けられ、前記シリンダ孔毎の吸気ポートおよび排気ポートを有するシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドに取付けられた前記シリンダ孔毎の点火プラグと、
前記点火プラグを含む点火装置と、
前記吸気ポートに接続された吸気装置と、
前記排気ポートに接続された排気装置と、
前記シリンダ孔内に摺動自在に嵌合した4つのピストンと、
これらのピストンにコンロッドを介して連結されたクランク軸とを備えた4気筒エンジンの爆発間隔を、クランク角で270度−180度−90度−180度とし、
エンジンの回転速度が所定の値より低い場合に、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の図示平均有効圧力を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の図示平均有効圧力より低くすることを特徴とする4気筒エンジンの運転方法。 - 請求項7記載の4気筒エンジンの運転方法において、前記図示平均有効圧力を低下させる量は、エンジンの回転速度が低くなるにしたがい、かつ負荷が大きくなるにしたがって多くなることを特徴とする4気筒エンジンの運転方法。
- 請求項7または請求項8記載の4気筒エンジンの運転方法において、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の点火時期を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の点火時期より遅らせることにより、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の前記図示平均有効圧力を低下させることを特徴とする4気筒エンジンの運転方法。
- 請求項7または請求項8記載の4気筒エンジンの運転方法において、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒に接続された前記吸気装置は、これら両気筒の吸気ポートに接続された1つのサージタンクと、このサージタンクに設けられた1つのスロットル弁とを備え、
前記スロットル弁の開度を制御し、爆発間隔が90度となる2つの気筒の吸入空気量を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の吸入空気量より少なくすることにより、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒の前記図示平均有効圧力を低下させることを特徴とする4気筒エンジンの運転方法。 - 請求項7または請求項8記載の4気筒エンジンの運転方法において、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒に接続された前記吸気装置は、気筒毎のスロットル弁を備え、
前記スロットル弁の開度を制御し、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の吸入空気量を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の吸入空気量より少なくすることにより、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の前記図示平均有効圧力を低下させることを特徴とする4気筒エンジンの運転方法。 - 請求項7または請求項8記載の4気筒エンジンの運転方法において、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒に接続された前記吸気装置は、前記吸気ポートを開閉する吸気弁の開閉時期およびリフト量を変更可能な可変動弁機構を備え、
前記可変動弁機構の動作を制御し、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の吸入空気量を、爆発間隔が90度ではない他の気筒の吸入空気量より少なくすることにより、前記爆発間隔が90度となる2つの気筒のうち少なくとも一方の気筒の前記図示平均有効圧力を低下させることを特徴とする4気筒エンジンの運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012265010A JP5986907B2 (ja) | 2012-12-04 | 2012-12-04 | 4気筒エンジンおよび4気筒エンジンの運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012265010A JP5986907B2 (ja) | 2012-12-04 | 2012-12-04 | 4気筒エンジンおよび4気筒エンジンの運転方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014109248A JP2014109248A (ja) | 2014-06-12 |
JP2014109248A5 JP2014109248A5 (ja) | 2015-11-19 |
JP5986907B2 true JP5986907B2 (ja) | 2016-09-06 |
Family
ID=51030035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012265010A Expired - Fee Related JP5986907B2 (ja) | 2012-12-04 | 2012-12-04 | 4気筒エンジンおよび4気筒エンジンの運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5986907B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6353333B2 (ja) * | 2014-10-01 | 2018-07-04 | 川崎重工業株式会社 | 失火判定装置 |
KR101575339B1 (ko) * | 2014-10-21 | 2015-12-07 | 현대자동차 주식회사 | 비대칭 cda 엔진 |
JP2018053721A (ja) * | 2016-09-26 | 2018-04-05 | ヤマハ発動機株式会社 | 6気筒エンジン |
JP2018105201A (ja) | 2016-12-26 | 2018-07-05 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両、エンジンの制御方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5769137A (en) * | 1980-10-17 | 1982-04-27 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Balancer for four-cylinder engine |
JPS5824424U (ja) * | 1981-08-11 | 1983-02-16 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 過給機付不等間隔着火内燃機関の吸排気装置 |
JPH0972232A (ja) * | 1995-09-06 | 1997-03-18 | Isuzu Motors Ltd | V型エンジン |
JP3740897B2 (ja) * | 1999-07-29 | 2006-02-01 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
JP4074080B2 (ja) * | 2001-11-07 | 2008-04-09 | 株式会社日立製作所 | 可変動弁機構の制御装置 |
JP4364735B2 (ja) * | 2004-07-07 | 2009-11-18 | 本田技研工業株式会社 | 吸入空気量推定装置 |
JP2006249998A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
JP4839909B2 (ja) * | 2006-03-20 | 2011-12-21 | 日産自動車株式会社 | エンジンの制御装置 |
JP2008014194A (ja) * | 2006-07-04 | 2008-01-24 | Isuzu Motors Ltd | エンジン制御装置 |
JP5364571B2 (ja) * | 2009-12-29 | 2013-12-11 | 川崎重工業株式会社 | 乗り物及びエンジン制御方法 |
-
2012
- 2012-12-04 JP JP2012265010A patent/JP5986907B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014109248A (ja) | 2014-06-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2015104831A1 (ja) | 4気筒エンジンおよび4気筒エンジンの運転方法 | |
US8185295B2 (en) | Multi-cylinder engine | |
US7426915B2 (en) | System and method for reducing vehicle acceleration during engine transitions | |
JP5986907B2 (ja) | 4気筒エンジンおよび4気筒エンジンの運転方法 | |
JP6123759B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP2014109248A5 (ja) | ||
JP2014020265A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
KR102198096B1 (ko) | 내연 기관 | |
JP5994465B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP4765887B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5282636B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4706957B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP2015203388A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6380657B2 (ja) | 内燃機関の制御装置および制御方法 | |
WO2016075784A1 (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置および燃料噴射制御方法 | |
JP4315221B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2012112263A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4218603B2 (ja) | 内燃機関の吸入空気量推定装置 | |
JP5742790B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
WO2018055869A1 (ja) | 6気筒エンジン | |
WO2011074130A1 (ja) | 圧縮比可変v型内燃機関 | |
JP5803787B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5050968B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP2009002284A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5589612B2 (ja) | 火花点火式エンジンの制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151001 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160715 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160808 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5986907 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |