JP5986005B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

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Description

この発明は無停電電源装置に関し、特に、負荷に三相交流電力を供給する無停電電源装置に関する。
無停電電源装置は、交流電源からの三相交流電力を直流電力に変換するコンバータと、コンバータで生成された直流電力またはバッテリの直流電力を三相交流電力に変換して負荷に供給するインバータとを備える。交流電源からの三相交流電力の供給が停止された停電時でも、バッテリに直流電力が蓄えられている期間は、負荷の運転を継続することができる。
また、配線を変えることにより、三相3線式と三相4線式のうちの選択された給電方式で負荷に三相交流電力を供給することが可能な無停電電源装置もある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005−253262号公報
ところで、三相3線式と三相4線式では、主回路のトランジスタが破損した場合に短絡電流が流れる経路が異なるので、二次災害防止用のヒューズの挿入箇所が異なる。三相3線式と三相4線式の両方で使用可能な無停電電源装置においては、三相3線式を採用した場合に短絡電流が流れる箇所と、三相4線式を採用した場合に短絡電流が流れる箇所との両方にヒューズを挿入することが考えられる。
しかし、ヒューズは経年劣化などにより過電流が流れなくても破断する恐れがあるので、所定期間毎に全ヒューズを新品と交換する必要がある。しかるに、三相3線式と三相4線式で短絡電流が流れる恐れがある全箇所にヒューズを設けると、多数のヒューズが必要となり、交換の手間が大きくなり、コスト高になるという問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、三相3線式と三相4線式の両方で使用可能であり、かつ低コストの無停電電源装置を提供することである。
この発明に係る無停電電源装置は、三相3線式と三相4線式のうちの選択された給電方式で三相交流電力を負荷に供給する無停電電源装置であって、交流電源からの第1の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、コンバータで生成された直流電力または電力貯蔵装置からの直流電力を第2の交流電圧に変換して負荷に供給するインバータと、三相4線式が選択された場合に、外部から与えられた中性点電圧を負荷に与えるための中性点端子と、三相3線式が選択された場合に短絡電流が流れる恐れがある配線に介挿された第1のヒューズホルダと、三相4線式が選択された場合に短絡電流が流れる恐れがある配線に介挿された第2のヒューズホルダとを備えたものである。三相3線式が選択された場合は、第1のヒューズホルダにヒューズがセットされるとともに第2のヒューズホルダに短絡片がセットされる。三相4線式が選択された場合は、第1のヒューズホルダに短絡片がセットされるとともに第2のヒューズホルダにヒューズがセットされる。
好ましくは、さらに、各相に対応して設けられ、一方電極が第1の交流電圧を受ける第1のコンデンサと、各相に対応して設けられ、一方電極が第2の交流電圧を受ける第2のコンデンサと、第1および第2のコンデンサの他方電極間に接続された中性点線と、中性点線に介挿された短絡片ホルダを備える。中性点線は、短絡片ホルダによって第1および第2の配線に分割される。三相3線式が選択された場合は、第1および第2の配線を接続するための第1の短絡片が短絡片ホルダにセットされる。三相4線式が選択された場合は、第1および第2の配線と中性点端子とを接続するための第2の短絡片が短絡片ホルダにセットされる。
また好ましくは、さらに、第2の交流電圧を可変電圧可変周波数の第3の交流電圧に変換する電力変換器と、第3の交流電圧の電圧値および周波数に応じた速度で回転駆動され、無停電電源装置を冷却する冷却ファンと、インバータの出力電流に基づいて電力変換器を制御し、第3の交流電圧の電圧値および周波数を制御する制御部とを備える。
また好ましくは、さらに、無停電電源装置の温度を検出する温度センサを備える。制御部は、温度センサの検出値が予め定められた温度よりも低い場合は、インバータの出力電流に関係なく、冷却ファンを予め定められた回転速度で回転駆動させるか、停止させる。
また好ましくは、電力変換器および冷却ファンは複数組設けられ、1組の電力変換器および冷却ファンが故障した場合でも無停電電源装置を冷却することが可能となっており、制御部は複数の電力変換器を制御する。
また、この発明に係る他の無停電電源装置は、三相3線式と三相4線式のうちの選択された方式で三相交流電力を負荷に供給する無停電電源装置であって、各相に対応して設けられ、交流電源から対応の相の第1の交流電圧を受ける入力端子と、一方端が入力端子に接続された第1の交流ラインと、第1の交流ラインの他方端に接続され、第1の交流電圧を正電圧、中性点電圧、および負電圧に変換するコンバータと、それらの一方端がそれぞれ正電圧、中性点電圧、および負電圧を受ける第1〜第3の直流ラインと、第1〜第3の直流ラインの他方端に接続され、正電圧、中性点電圧、および負電圧を対応の相の第2の交流電圧に変換するインバータと、一方端が第2の交流電圧を受ける第2の交流ラインと、第2の交流ラインの他方端と負荷の間に接続される出力端子と、三相4線式が選択された場合に中性点電圧を負荷に与えるための中性点端子と、それぞれ第1の交流ライン、第2の直流ライン、第2の交流ラインに介挿された第1〜第3のヒューズホルダとを備えたものである。三相3線式が選択された場合は、第1および第3のヒューズホルダの各々に短絡片がセットされるとともに第2のヒューズホルダにヒューズがセットされる。三相4線式が選択された場合は、第1および第3のヒューズホルダの各々にヒューズがセットされるとともに第2のヒューズホルダに短絡片がセットされる。
好ましくは、さらに、それぞれ第1の直流ラインおよび第3の直流ラインに介挿された第4および第5のヒューズホルダを備える。第4および第5のヒューズホルダの各々にはヒューズがセットされる。
また好ましくは、さらに、各相に対応して設けられ、一方電極が対応の第1の交流ラインに接続された第1のコンデンサと、各相に対応して設けられ、一方電極が対応の第2の交流ラインに接続された第2のコンデンサと、第1および第2のコンデンサの他方電極間に接続された中性点線と、三相4線式が選択された場合に外部から中性点電圧を受けるバイパス端子と、三相4線式が選択された場合にバイパス端子と中性点端子の間に接続されるバイパス中性点線と、中性点線に介挿された短絡片ホルダとを備える。中性点線は、短絡片ホルダによって第1および第2の配線に分割される。三相3線式が選択された場合は、第1および第2の配線を接続するための第1の短絡片が短絡片ホルダにセットされる。三相線式が選択された場合は、各第2の直流ラインと第1および第2の配線とバイパス中性点線とを接続するための第2の短絡片が短絡片ホルダにセットされる。
この発明に係る無停電電源装置では、短絡電流が流れる恐れがある全箇所にヒューズホルダを介挿しておき、選択された給電方式に応じて各ヒューズホルダにヒューズまたは短絡片をセットする。したがって、ヒューズの数を低減し、ヒューズを交換する手間を低減し、低コスト化を図ることができる。
本発明の比較例1となる三相4線式の無停電電源装置の構成を示す回路ブロック図である。 図1に示した無停電電源装置の要部を示す回路図である。 本発明の比較例2となる三相3線式の無停電電源装置の構成を示す回路ブロック図である。 図3に示した無停電電源装置の要部を示す回路図である。 本発明の一実施の形態による無停電電源装置において三相4線式が選択された場合の構成を示す回路ブロック図である。 図5に示した無停電電源装置の要部を示す回路図である。 図5に示したヒューズまたは短絡片S1を保持するヒューズホルダの構成を示す図である。 図5に示した短絡片S2を保持する短絡片ホルダの構成を示す図である。 図5に示した短絡片S3を保持する短絡片ホルダの構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による無停電電源装置において三相3線式が選択された場合の構成を示す回路ブロック図である。 図10に示した無停電電源装置の要部を示す回路図である。 実施の形態の変更例を示す回路ブロック図である。 実施の形態の他の変更例を示す回路ブロック図である。
[比較例1]
本発明の理解を容易にするため、実施の形態を説明する前に、まず本発明の比較例1について説明する。図1は、比較例1となる三相4線式の無停電電源装置の構成を示す回路ブロック図である。図1において、この無停電電源装置は、筺体1と、筺体1の外壁に固定された入力端子TI1〜TI3、バイパス端子TB1〜TB4、直流端子TD1,TD2、出力端子TO1〜TO3、および中性点端子TNを備える。
入力端子TI1〜TI3は、商用交流電源71からの三相交流電圧をそれぞれ受ける。バイパス端子TB1〜TB4は、商用交流電源71からの三相交流電圧および中性点電圧をそれぞれ受ける。直流端子TD1,TD2は、バッテリ72の正極および負極にそれぞれ接続される。出力端子T1〜TO3および中性点端子TNは、三相4線式の負荷73に接続され、それぞれ三相交流電圧および中性点電圧を負荷73に与えるために用いられる。
また、筺体1内には各相に対応して、交流ライン2,16、コンタクタ3,21、コンデンサ4,19、リアクトル5,18,22,23、電流検出器7,17、ヒューズF1,F2、コンバータ9、チョッパ10、直流配線部11、インバータ15、正電圧線24、および負電圧線25が設けられている。直流配線部11は、直流正母線12、直流中性点母線、および直流負母線14を含む。
各入力端子TIは交流ライン2を介して対応のコンバータ9の入力ノードに接続されており、各交流ライン2には、コンタクタ3、リアクトル5、およびヒューズF1が入力端子TI側から順に介挿されている。コンタクタ3は、通常はオンされており、たとえばコンバータ9のメンテナンス時にオフされる。コンデンサ4は、コンタクタ3およびリアクトル5間のノードと中性点線NLとの間に接続されている。
3組のコンデンサ4およびリアクトル5は、商用交流電源71からの三相交流電力を3つのコンバータ9に通過させ、各コンバータ9で発生するスイッチング周波数の信号が商用交流電源71側に通過するのを防止する入力フィルタを構成する。各電流検出器7は、リアクトル5とヒューズF1の間において対応の交流ライン2に流れる電流を検出する。各ヒューズF1は、速動ヒューズであり、対応の交流ライン2に所定値の電流を超える過電流が流れた場合に破断してコンバータ9などを保護する。
各コンバータ9は、商用交流電源71から三相交流電力が正常に供給されている通常時は、商用交流電源71からの対応の相の交流電圧に基づいて正電圧、中性点電圧、および負電圧を生成し、生成した正電圧、中性点電圧、および負電圧をそれぞれ直流正母線12、直流中性点母線13、および直流負母線14の一方端に与える。商用交流電源71からの三相交流電力の供給が停止された停電時は、コンバータ9の運転は停止される。
直流正母線12、直流中性点母線13、および直流負母線14の他方端はインバータ15に接続される。3本の直流正母線12は互いに接続されている。3本の直流中性点母線13は、互いに接続され、さらに中性点線NLに接続されている。3本の直流負母線14は互いに接続されている。
各インバータ15は、直流正母線12、直流中性点母線13、および直流負母線14を介して供給された正電圧、中性点電圧、および負電圧に基づき、対応の相の交流電圧を生成して出力ノードに出力する。
また、各インバータ15の出力ノードは、交流ライン16を介して対応の出力端子TOに接続されている。各交流ライン16には、ヒューズF2、リアクトル18、およびコンタクタ21が順に直列接続されている。コンデンサ19は、リアクトル18およびコンタクタ21間のノードと中性点線NLとの間に接続されている。
3組のリアクトル18およびコンデンサ19は、3つのインバータ15から負荷73に三相交流電力を通過させ、各インバータ15で発生するスイッチング周波数の信号が負荷73側に通過するのを防止する出力フィルタ20を構成する。コンタクタ21は、通常はオンし、インバータ15の故障時にオフする。各電流検出器17は、ヒューズF2とリアクトル18の間において対応の交流ライン16に流れる電流を検出する。各ヒューズF2は、速動ヒューズであり、対応の交流ライン16に所定値の電流を超える過電流が流れた場合に破断してインバータ15などを保護する。
各チョッパ10は、対応の直流正母線12および直流負母線14に接続されるとともに、対応の正電圧線24および負電圧線25を介して直流端子TD1,TD2に接続される。正電圧線24には、リアクトル22が介挿されている。また、負電圧線25には、リアクトル23が介挿されている。チョッパ10は、通常時は、コンバータ9で生成された直流電力をバッテリ72に蓄え、停電時は、バッテリ72の直流電力をインバータ15に供給する。
また、筺体1内には、抵抗素子30,31、バイパス回路32、およびバイパス中性点線36が設けられている。抵抗素子30は直流正母線12と中性点線NLとの間に接続され、抵抗素子31は直流負母線14と中性点線NLとの間に接続されている。抵抗素子30,31は、無停電電源装置の停止時に、コンバータ9およびインバータ15の各々に含まれるコンデンサの電荷を放電させる。
バイパス回路32は、各相に対応して設けられたコンタクタ33,34およびサイリスタスイッチ35を含む。コンタクタ33の一方端子は対応のバイパス端子TBに接続され、その他方端子は対応の出力端子TOに接続されている。コンタクタ34の一方端子は対応のバイパス端子TBに接続され、その他方端子は対応のサイリスタスイッチ35の一方電極に接続され、その他方電極は対応の出力端子TOに接続されている。バイパス中性点線36の一方端はバイパス端子TB4に接続され、その他方端は中性点端子TNおよび中性点線NLに接続されている。
コンタクタ33は、通常時はオフし、インバータ15の故障時にオンする。コンタクタ34は、通常時はオンし、停電時はオフする。サイリスタスイッチ35は、インバータ15が故障した時に瞬時に所定時間だけオンする。
さらに、筺体1内には、冷却ファン37、電源線38,39、およびヒューズF3が設けられている。冷却ファン37は、インバータ15から電源線38を介して供給される交流電力によって駆動され、筺体1内の空気と外気とを入れ換えて筺体1内を冷却する。電源線38の一方端は、3本の交流ライン16のうちのいずれか1本の交流ライン16において、リアクトル18およびコンタクタ21間のノードに接続される。電源線38の他方端は、冷却ファン37に接続される。電源線38にはヒューズF3が介挿されている。電源線39は、バイパス中性点線36と冷却ファン37との間に接続される。
図2は、コンバータ9、チョッパ10、直流配線部11、およびインバータ15の構成を示す回路図である。図2において、コンバータ9は、トランジスタQ1〜Q4、ダイオードD1〜D4、およびコンデンサC1,C2を含む。トランジスタQは、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)である。
トランジスタQ1のコレクタは直流正母線12に接続され、そのエミッタは交流ライン2に接続される。トランジスタQ2のコレクタは交流ライン2に接続され、そのエミッタは直流負母線14に接続される。トランジスタQ3のエミッタは交流ライン2に接続され、トランジスタQ3,Q4のコレクタは互いに接続され、トランジスタQ4のエミッタは直流中性点母線13に接続される。ダイオードD1〜D4は、それぞれトランジスタQ1〜Q4に逆並列に接続される。コンデンサC1は、直流正母線12および直流中性点母線13間に接続される。コンデンサC2は、直流負母線14および直流中性点母線13間に接続される。
交流ライン2の電圧に同期して、トランジスタQ1〜Q4の各々を所定のタイミングでオン/オフさせることにより、直流正母線12、直流中性点母線13、および直流負母線14にそれぞれ正電圧、中性点電圧、および負電圧を供給することができる。コンデンサC1,C2は、正電圧、中性点電圧、および負電圧の各々を平滑化させる。
また、インバータ15は、コンデンサC3,C4、トランジスタQ5〜Q8、およびダイオードD5〜D8を含む。コンデンサC3は、直流正母線12および直流中性点母線13間に接続される。コンデンサC4は、直流負母線14および直流中性点母線13間に接続される。トランジスタQ5のエミッタは直流中性点母線13に接続され、トランジスタQ5,Q6のコレクタは互いに接続され、トランジスタQ6のエミッタは交流ライン16に接続される。
トランジスタQ7のコレクタは直流正母線12に接続され、そのエミッタは交流ライン16に接続される。トランジスタQ8のコレクタは交流ライン16に接続され、そのエミッタは直流負母線14に接続される。ダイオードD5〜D8は、それぞれトランジスタQ5〜Q8に逆並列に接続される。
コンデンサC3,C4は、正電圧、中性点電圧、および負電圧の各々を平滑化させる。交流ライン2の電圧に同期して、トランジスタQ5〜Q8の各々を所定のタイミングでオン/オフさせることにより、直流正母線12、直流中性点母線13、および直流負母線14からの正電圧、中性点電圧、および負電圧に基づいて交流電圧を生成し、その交流電圧を交流ライン16に供給することができる。
直流配線部11は、直流正母線12、直流中性点母線13、直流負母線14、およびヒューズF4〜F9を含む。直流正母線12には、2つのヒューズF4,F5がコンバータ9側から順に介挿されている。直流負母線14には、2つのヒューズF6,F7がコンバータ9側から順に介挿されている。
抵抗素子30の一方端子はヒューズF4,F5間のノードに接続され、その他方端子は直流中性点母線13に接続されている。抵抗素子31の一方端子はヒューズF6,F7間のノードに接続され、その他方端子は直流中性点母線13に接続されている。抵抗素子30は、無停電電源装置の停止時に3組のコンデンサC1,C3の電荷を放電させる。抵抗素子31は、無停電電源装置の停止時に3組のコンデンサC2,C4の電荷を放電させる。
また、チョッパ10は、トランジスタQ9〜Q12およびダイオードD9〜D12を含む。トランジスタQ9のコレクタは直流正母線12に接続され、そのエミッタは正電圧線24の一方端に接続され、正電圧線24の他方端は直流端子TD1に接続される。正電圧線24には、チョッパ10側から順にヒューズF8およびリアクトル22が介挿されている。トランジスタQ10のエミッタは直流負母線14に接続され、そのコレクタは負電圧線25の一方端に接続され、負電圧線25の他方端は直流端子TD2に接続される。負電圧線25には、チョッパ10側から順にヒューズF9およびリアクトル23が介挿されている。
トランジスタQ11のコレクタはトランジスタQ9のエミッタに接続され、トランジスタQ11のエミッタはトランジスタQ12のコレクタに接続され、トランジスタQ12のエミッタはトランジスタQ10のコレクタに接続される。ダイオードD9〜D12は、それぞれトランジスタQ9〜Q12に逆並列に接続される。
通常時は、トランジスタQ9,Q10をオン/オフさせて、コンバータ9で生成された直流電力をバッテリ72に供給する。停電時は、トランジスタQ11,Q12をオン/オフさせてバッテリ72の直流電力をインバータ15に供給する。
次に、この無停電電源装置の動作について説明する。商用交流電源71から三相交流電力が正常に供給されている通常時は、コンタクタ3,21,34がオンし、コンタクタ33がオフしている。商用交流電源71からの三相交流電力は3つのコンバータ9によって直流電力に変換される。この直流電力は、3つのチョッパ10によってバッテリ72に蓄えられるとともに、3つのインバータ15によって三相交流電力に変換されて負荷73に供給される。また、商用交流電源71からバイパス端子TB4に与えられた中性点電圧は、バイパス中性点線36を介して負荷73および中性点線NLに常時与えられる。
また、インバータ15が故障した場合は、サイリスタスイッチ35が瞬時に所定時間だけオンし、コンタクタ33がオンし、コンタクタ21がオフする。これにより、商用交流電源71からバイパス端子TB1〜TB3およびバイパス回路32を介して負荷73に三相交流電力が無瞬断で供給される。
また、商用交流電源71からの三相交流電力の供給が停止された停電時は、コンタクタ3,34がオフし、コンバータ9の運転が停止される。また、バッテリ72の直流電力が3つのチョッパ10によって3つのインバータ15に供給され、3つのインバータ15によって三相交流電力に変換されて負荷73に供給される。したがって、停電時でも、バッテリ72に直流電力がある期間は負荷73の運転を継続することができる。
[比較例2]
図3は、比較例2となる三相3線式の無停電電源装置の構成を示す回路ブロック図であって、図1と対比される図である。また、図4は、図3に示した無停電電源装置の要部を示す回路図であって、図2と対比される図である。図3および図4を参照して、比較例2が比較例1と異なる主な点は、各相に対応してヒューズF10が追加され、各相のヒューズF1,F2が除去されている点である。これは、三相4線式と三相3線式ではトランジスタQが破損したときに短絡電流が流れる経路が異なるためである。ヒューズF10は、抵抗素子30,31間のノードとコンデンサC3,C4間のノードとの間において、対応の直流中性点母線13に介挿される。
また、バイパス端子TB4、中性点端子TN、およびバイパス中性点線36が除去され、中性点線NLが直流中性点母線13から切り離されている。これは、三相3線式では、中性点電圧を負荷に与える必要がないからである。抵抗素子30,31の間のノードは、直流中性点母線13に接続されている。
さらに、単相式の冷却ファン37が三相式の冷却ファン40で置換され、変圧器41が追加されている。変圧器41は、3つの入力端子に与えられた三相交流電圧を降圧して3つの出力端子に出力する。変圧器41の3つの出力端子は、冷却ファン40の3つの入力端子に接続される。変圧器41の3つの入力端子は、それぞれ3本の電源線42の一方端に接続され、3本の電源線42の他方端はそれぞれ3本の交流ライン16に接続されている。各電源線42には、ヒューズF3が介挿されている。
また、出力端子TO1〜YO3は、変圧器74を介して三相3線式の負荷に接続される。変圧器74は、無停電電源装置の出力電圧を降圧して負荷に供給する。他の構成および動作は、比較例1と同じであるので、その説明は繰り返さない。
三相3線式の無停電電源装置では、コンバータ9およびインバータ15の電流を少なくするために、負荷の定格電圧よりも高い電圧(三相線間電圧)を出力し、出力電圧を変圧器74で降圧して負荷に供給している。このため、冷却ファン40の前段にも変圧器41を設置している。しかし、三相4線式のようにアース線の配線用ケーブルを定格電流が流れても良いサイズに選定する必要はない。また、バイパス端子TB側の商用交流電源71を三相4線式に変更する必要もない。
これに対して三相4線式の無停電電源装置では、三相線間電圧よりも低い相電圧を負荷73で供給するので、変圧器74で降圧する必要がない。また、冷却ファン37にも低い相電圧を供給するので、汎用品の冷却ファン37を使用することができる。しかし、主回路電流を流すことが可能なサイズの配線ケーブルをバイパス中性点線36として追加し、バイパス端子TB1〜TB4側の商用交流電源71を三相4線式に変更する必要がある。
このように三相4線式の無停電電源装置と三相3線式の無停電電源装置にはそれぞれ長所と短所があり、現状では両方とも別々に製造、販売されている。しかし、図1〜図4から分かるように、コンバータ9、チョッパ10、インバータ15などの主要な構成部品を三相4線式と三相3線式の無停電電源装置で共用することが可能である。
反面、トランジスタQが破損した場合に短絡電流が流れる経路が異なるので、ヒューズFの挿入箇所が両者で異なる。そこで、三相4線式を採用した場合に短絡電流が流れる恐れがある箇所と、三相3線式を採用した場合に短絡電流が流れる恐れが箇所との両方にヒューズFを挿入することにより、ヒューズFを両者で共用することも考えられる。
しかし、ヒューズFは過電流が流れなくても経年劣化などにより破断する恐れがあるので、所定期間毎に全ヒューズFを新品と交換する必要がある。しかるに、三相3線式と三相4線式で短絡電流が流れる恐れがある全箇所にヒューズFを設けると、多数のヒューズFが必要となり、交換の手間が大きくなり、コスト高になるという問題がある。本願発明では、この問題の解決が図られる。
[実施の形態]
次に、本発明の一実施の形態による無停電電源装置について説明する。実施の形態の無停電電源装置は、三相4線式と三相3線式のうちの選択された給電方式で給電可能な装置である。まず三相4線式が選択された場合について説明する。
図5は、三相4線式が選択された場合における無停電電源装置の構成を示す回路ブロック図であって、図1と対比される図である。また、図6は、図5に示した無停電電源装置の要部を示す回路図であって、図2と対比される図である。図5および図6を参照して、この無停電電源装置が比較例1と異なる主な点は、短絡片S1〜S3が追加されている点である。短絡片S1は、抵抗素子30,31間のノードとコンデンサC3,C4間のノードとの間において、対応の直流中性点母線13に介挿される。短絡片S2は、中性点線NLと直流中性点母線13と抵抗素子30,31間のノードとを接続するために設けられている。短絡片S3は、中性点線NLとバイパス中性点線36とを接続するために設けられている。
この無停電電源装置では、三相4線式の無停電電源装置においてトランジスタQの破損時に短絡電流が流れる可能性がある箇所と、三相3線式の無停電電源装置においてトランジスタQの破損時に短絡電流が流れる可能性がある箇所との各々にヒューズホルダが設けられている。なお、図5および図6では、図面の簡単化のため、ヒューズホルダの図示は省略されている。
図7(a)〜(c)は、ヒューズホルダ45の構成および使用方法を示す図である。ヒューズホルダ45は、図7(a)に示すように、長方形の絶縁板45aの左端部および右端部の各々にビス孔を開け、2つのビス孔にそれぞれビス46,47を螺合したものである。図7(a)は、直流中性点母線13に介挿されたヒューズホルダ45を示している。直流中性点母線13は、コンバータ9側の配線13aとインバータ15側の配線13bに分割されている。
三相4線式が選択された場合は、図7(b)に示すように、短絡片S1がヒューズホルダ45にセットされる。短絡片S1は、銅のような金属を用いてI字型に形成されている。短絡片S1の両端には孔が開口されている。短絡片S1の一方端部は配線13aとともにビス46によって絶縁板45aに固定され、短絡片S1の他方端部は配線13bとともにビス47によって絶縁板45aに固定される。
なお、三相3線式が選択された場合は、図7(c)に示すように、ヒューズF10がヒューズホルダ45にセットされる。ヒューズF10の一方電極は配線13aとともにビス46によって絶縁板45aに固定され、ヒューズF10の他方電極は配線13bとともにビス47によって絶縁板45aに固定される。これについては、後述する。
短絡片S2は、短絡片ホルダ50に固定される。なお、図5および図6では、図面の簡単化のため、短絡片ホルダ50の図示は省略されている。図8(a)(b)は、短絡片ホルダ50の構成および使用方法を示す図である。短絡片ホルダ50は、図8(a)に示すように、四角形の絶縁板50aの左端部、右端部、上端部、下端部の各々にビス孔を開け、4つのビス孔にそれぞれビス51〜54を螺合したものである。中性点線NLは、入力フィルタ6側の配線NLaと出力フィルタ20側の配線NLb,NLcに分割されている。
三相4線式が選択された場合は、図8(a)に示すように、短絡片S2が短絡片ホルダ50にセットされる。短絡片S2は、銅のような金属を用いて十字型に形成されている。短絡片S2の4つの端部には孔が開口されている。短絡片S2の左側端部は中性点線NLaとともにビス51によって絶縁板50aに固定され、短絡片S2の右側端部は中性点線NLbとともにビス52によって絶縁板50aに固定される。
短絡片S2の上側端部は配線55の一方端部とともにビス53によって絶縁板50aに固定され、短絡片S2の下側端部は配線56の一方端部とともにビス54によって絶縁板50aに固定される。配線55の他方端部は、各直流中性点母線13に接続される。配線56の他方端部は、抵抗素子30,31間のノードに接続される。
なお、三相3線式が選択された場合は、図8(b)に示すように、短絡片S6,S7が短絡片ホルダ50にセットされる。短絡片S6は、銅のような金属を用いてI字型に形成されている。短絡片S6の両端部には孔が開口されている。短絡片S6の一方端部は中性点線NLaとともにビス51によって絶縁板50aに固定され、短絡片S6の他方端部は中性点線NLbとともにビス52によって絶縁板50aに固定される。
短絡片S7は、絶縁膜で被覆された配線を用いて形成されている。短絡片S7の一方端部は配線55の一方端部とともにビス53によって絶縁板50aに固定され、短絡片S7の他方端部は配線56の一方端部とともにビス54によって絶縁板50aに固定される。これについては、後述する。
短絡片S3は、短絡片ホルダ60に固定される。なお、図5および図6では、図面の簡単化のため、短絡片ホルダ60の図示は省略されている。図9(a)(b)は、短絡片ホルダ60の構成および使用方法を示す図である。短絡片ホルダ60は、図9(a)に示すように、四角形の絶縁板60aの上端部、下端部、右端部の各々にビス孔を開け、3つのビス孔にそれぞれビス61〜63を螺合したものである。
三相4線式が選択された場合は、図9(a)に示すように、短絡片S3が短絡片ホルダ60にセットされる。短絡片S3は、銅のような金属を用いて凸型に形成されている。短絡片S3の3つの端部には孔が開口されている。短絡片S3の上側端部は配線NLcとともにビス61によって絶縁板60aに固定され、短絡片S3の下側端部は配線NLbとともにビス62によって絶縁板60aに固定され、短絡片S3の右側端部はバイパス中性点線36とともにビス62によって絶縁板50aに固定される。
なお、三相3線式が選択された場合は、図9(b)に示すように、短絡片S8が短絡片ホルダ60にセットされる。短絡片S8は、銅のような金属を用いてI字型に形成されている。短絡片S8の両端部には孔が開口されている。短絡片S8の一方端部は配線NLcとともにビス61によって絶縁板60aに固定され、短絡片S8の他方端部は配線NLbとともにビス62によって絶縁板60aに固定される。ビス63には、配線は接続されない。これについては、後述する。
図5に戻って、この無停電原装置では、冷却ファン37、電源線38,39、およびヒューズF3が複数の冷却ファン40、複数の電力変換器43、および3本の電源線42で置換される。3本の電源線42は、それぞれ3本の交流ライン16に対応して設けられる。各電源線42の一方端は、対応の交流ライン16においてリアクトル18とコンタクタ21の間のノードに接続され、その他方端は各電力変換器43に接続される。
各電力変換器43は、3つのインバータ15によって生成された三相交流電力によって駆動され、可変電圧可変周波数の三相交流電力を生成して対応の冷却ファン40に供給する。冷却ファン40は、対応の電力変換器43からの三相交流電力の周波数に応じた回転速度で回転駆動されて筺体1内を冷却する。
次に、三相3線式が選択された場合について説明する。図10は、三相3線式が選択された場合における無停電電源装置の構成を示す回路ブロック図であって、図5と対比される図である。また、図11は、図10に示した無停電電源装置の要部を示す回路図であって、図6と対比される図である。図10および図11を参照して、この無停電電源装置が図5の無停電電源装置と異なる主な点は、バイパス中性点線36が除去され、ヒューズF1,F2がそれぞれ短絡片S11,S12で置換され、短絡片S2が短絡片S6,S7で置換され、短絡片S3が短絡片S8で置換されている点である。
図7で説明したように、三相4線式が選択された場合はヒューズホルダ45にヒューズF1がセットされるが、三相3線式が選択された場合はヒューズF1がセットされた箇所に短絡電流が流れる恐れが無いので、ヒューズF1の代わりに短絡片S11がヒューズホルダ45にセットされる。
同様に、三相4線式が選択された場合はヒューズホルダ45にヒューズF2がセットされるが、三相3線式が選択された場合はヒューズF2がセットされた箇所に短絡電流が流れる恐れが無いので、ヒューズF2の代わりに短絡片S12がヒューズホルダ45にセットされる。これにより、短絡電流が流れていないのに経時劣化によってヒューズF1,F2が破断されるのを防止することができる。
また、図8(b)で示したように、短絡片S6,S7を短絡片ホルダ50にセットすることにより、中性点線NLと直流中性点母線13とを切り離すことができる。また、図9(b)で示したように、短絡片S8を短絡片ホルダ60にセットすることにより、配線NLb,NLc間を接続することができる。
この実施の形態では、三相4線式を採用した場合に短絡電流が流れる恐れがある箇所と、三相3線式を採用した場合に短絡電流が流れる恐れがある箇所との両方にヒューズホルダ45を介挿しておき、選択した給電方式に応じて各ヒューズホルダ45にヒューズFまたは短絡片Sをセットする。したがって、ヒューズFの数を低減することができるので、低コスト化を図ることができ、また、経年劣化によってヒューズFが破断するのを防止するためにヒューズFを交換する手間を低減することができ、低コスト化を図ることができる。
また、三相4線式が選択された場合と三相3線式が選択された場合で配線経路を変える必要のある箇所には、短絡片ホルダ50,60を設けたので、選択した給電方式に応じて、短絡片ホルダ50,60にセットする短絡片Sを替えるだけで配線経路を変えることができる。
また、各冷却ファン40を駆動させるための可変電圧可変周波数の電力変換器43を設けたので、三相4線式と三相3線式のいずれの給電方式を選択した場合でも、冷却ファン40の回転速度を適切に調整することができる。複数の変圧器41を設ける場合に比べ、装置寸法の小型化を図ることができる。
また、複数組の冷却ファン40および電力変換器43を設けたので、1組の冷却ファン40および電力変換器43が故障した場合でも、残りの冷却ファン40により筺体1内を冷却することができる。
このように本実施の形態によれば、三相4線式の無停電電源装置と三相3線式の無停電電源装置とを別々に製造する必要が無く、製造した無停電電源装置を必要に応じて三相4線式と三相3線式のうちの所望の給電方式に設定することができる。したがって、製造効率の向上と、部品の共有化により、製造原価の低減化を図ることができる。
図12は、実施の形態の変更例を示す回路ブロック図であって、図5と対比される図である。図12を参照して、この変更例が実施の形態と異なる点は制御部65が追加されている点である。制御部65は、3つの電流検出器17の検出結果に基づいて、電力変換器43の出力を制御する。インバータ15の出力電流が増大すると、インバータ15の温度が上昇する。制御部65は、電流検出器17の検出値が増大すると、電力変換器43の出力電圧およびその周波数を増大させて冷却ファン40の回転速度を増大させる。
この変更例では、インバータ15の出力電流に応じて冷却ファン40の回転数を増大させるので、インバータ15の温度上昇に基づく筺体1内の温度上昇を効果的に抑制することができる。
図13は、実施の形態の他の変更例を示す回路ブロック図であって、図12と対比される図である。図13を参照して、この変更例が図12の変更例と異なる点は温度センサ66が追加されている点である。温度センサ66は、筺体1内の温度を検出し、その検出値を示す信号を制御部65に与える。制御部65は、3つの電流検出器17の検出結果に基づいて、電力変換器43の出力を制御する。インバータ15の出力電流が増大すると、インバータ15の温度が上昇する。制御部65は、温度センサ66によって検出された温度が所定値よりも低い場合は、電流検出器17の検出値が増大すると、電力変換器43の出力電圧およびその周波数を増大させて冷却ファン40の回転速度を増大させる。
また、制御部65は、温度センサ66によって検出された温度が所定値よりも低い場合は、冷却ファン40における消費電力を低減するために、冷却ファン40を省エネルギーモードで回転駆動させる。省エネルギーモードでは制御部65は、電流検出器17の検出結果と関係無く、冷却ファン40を所定の低回転速度で回転駆動させる。
この変更例では、筺体1内の温度が所定値よりも低い場合は、冷却ファン40を省エネルギーモードで回転駆動させるので、消費電力の低減化を図ることができる。なお、省エネルギーモード時には、冷却ファン40を所定の低回転速度で回転駆動させる代わりに、冷却ファン40の運転を停止させてもよいし、冷却ファン40を所定周期で間欠的に回転駆動させてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 筺体、TI1〜TI3 入力端子、TB1〜TB4 バイパス端子、TD1,TD2 直流端子、TO1〜TO3 出力端子、TN 中性点端子、2,16 交流ライン、3,21,33,34 コンタクタ、4,19,C コンデンサ、5,18,22,23 リアクトル、7,17 電流検出器、F ヒューズ、9 コンバータ、10 チョッパ、11 直流配線部、12 直流正母線、13 直流中性点母線、14 直流負母線、15 インバータ、24 正電圧線、25 負電圧線、30,31 抵抗素子、32 バイパス回路、35 サイリスタスイッチ、36 バイパス中性点線、37,40 冷却ファン、38,39,42 電源線、41,74 変圧器、Q トランジスタ、D ダイオード、43 電力変換器、45 ヒューズホルダ、46,47,51〜54,61〜63 ビス、50,60 短絡片ホルダ、65 制御部、66 温度センサ、71 商用交流電源、72 バッテリ、73 負荷。

Claims (8)

  1. 三相3線式と三相4線式のうちの選択された給電方式で三相交流電力を負荷に供給する無停電電源装置であって、
    交流電源からの第1の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    前記コンバータで生成された直流電力または電力貯蔵装置からの直流電力を第2の交流電圧に変換して前記負荷に供給するインバータと、
    前記三相4線式が選択された場合に、外部から与えられた中性点電圧を前記負荷に与えるための中性点端子と、
    前記三相3線式が選択された場合に短絡電流が流れる恐れがある配線に介挿された第1のヒューズホルダと、
    前記三相4線式が選択された場合に短絡電流が流れる恐れがある配線に介挿された第2のヒューズホルダとを備え、
    前記三相3線式が選択された場合は、前記第1のヒューズホルダにヒューズがセットされるとともに前記第2のヒューズホルダに短絡片がセットされ、
    前記三相4線式が選択された場合は、前記第1のヒューズホルダに前記短絡片がセットされるとともに前記第2のヒューズホルダに前記ヒューズがセットされる、無停電電源装置。
  2. さらに、各相に対応して設けられ、一方電極が前記第1の交流電圧を受ける第1のコンデンサと、
    各相に対応して設けられ、一方電極が前記第2の交流電圧を受ける第2のコンデンサと、
    前記第1および第2のコンデンサの他方電極間に接続された中性点線と、
    前記中性点線に介挿された短絡片ホルダを備え、
    前記中性点線は、前記短絡片ホルダによって第1および第2の配線に分割され、
    前記三相3線式が選択された場合は、前記第1および第2の配線を接続するための第1の短絡片が前記短絡片ホルダにセットされ、
    前記三相4線式が選択された場合は、前記第1および第2の配線と前記中性点端子とを接続するための第2の短絡片が前記短絡片ホルダにセットされる、請求項1に記載の無停電電源装置。
  3. さらに、前記第2の交流電圧を可変電圧可変周波数の第3の交流電圧に変換する電力変換器と、
    前記第3の交流電圧の電圧値および周波数に応じた速度で回転駆動され、前記無停電電源装置を冷却する冷却ファンと、
    前記インバータの出力電流に基づいて前記電力変換器を制御し、前記第3の交流電圧の電圧値および周波数を制御する制御部とを備える、請求項1または請求項2に記載の無停電電源装置。
  4. さらに、前記無停電電源装置の温度を検出する温度センサを備え、
    前記制御部は、前記温度センサの検出値が予め定められた温度よりも低い場合は、前記インバータの出力電流に関係なく、前記冷却ファンを予め定められた回転速度で回転駆動させるか、停止させる、請求項3に記載の無停電電源装置。
  5. 前記電力変換器および前記冷却ファンは複数組設けられ、1組の前記電力変換器および前記冷却ファンが故障した場合でも前記無停電電源装置を冷却することが可能となっており、
    前記制御部は複数の前記電力変換器を制御する、請求項3または請求項4に記載の無停電電源装置。
  6. 三相3線式と三相4線式のうちの選択された方式で三相交流電力を負荷に供給する無停電電源装置であって、
    各相に対応して設けられ、交流電源から対応の相の第1の交流電圧を受ける入力端子と、
    一方端が前記入力端子に接続された第1の交流ラインと、
    前記第1の交流ラインの他方端に接続され、前記第1の交流電圧を正電圧、中性点電圧、および負電圧に変換するコンバータと、
    それらの一方端がそれぞれ前記正電圧、前記中性点電圧、および前記負電圧を受ける第1〜第3の直流ラインと、
    前記第1〜第3の直流ラインの他方端に接続され、前記正電圧、前記中性点電圧、および前記負電圧を対応の相の第2の交流電圧に変換するインバータと、
    一方端が前記第2の交流電圧を受ける第2の交流ラインと、
    前記第2の交流ラインの他方端と前記負荷の間に接続される出力端子と、
    前記三相4線式が選択された場合に前記中性点電圧を前記負荷に与えるための中性点端子と、
    それぞれ前記第1の交流ライン、前記第2の直流ライン、前記第2の交流ラインに介挿された第1〜第3のヒューズホルダとを備え、
    前記三相3線式が選択された場合は、前記第1および第3のヒューズホルダの各々に短絡片がセットされるとともに前記第2のヒューズホルダにヒューズがセットされ、
    前記三相4線式が選択された場合は、前記第1および第3のヒューズホルダの各々に前記ヒューズがセットされるとともに前記第2のヒューズホルダに前記短絡片がセットされる、無停電電源装置。
  7. さらに、それぞれ前記第1および第3の直流ラインに介挿された第4および第5のヒューズホルダを備え、
    前記第4および第5のヒューズホルダの各々には前記ヒューズがセットされる、請求項6に記載の無停電電源装置。
  8. さらに、各相に対応して設けられ、一方電極が対応の第1の交流ラインに接続された第1のコンデンサと、
    各相に対応して設けられ、一方電極が対応の第2の交流ラインに接続された第2のコンデンサと、
    前記第1および第2のコンデンサの他方電極間に接続された中性点線と、
    前記三相4線式が選択された場合に外部から前記中性点電圧を受けるバイパス端子と、
    前記三相4線式が選択された場合に前記バイパス端子と前記中性点端子の間に接続されるバイパス中性点線と、
    前記中性点線に介挿された短絡片ホルダとを備え、
    前記中性点線は、前記短絡片ホルダによって第1および第2の配線に分割され、
    前記三相3線式が選択された場合は、前記第1および第2の配線を接続するための第1の短絡片が前記短絡片ホルダにセットされ、
    前記三相線式が選択された場合は、各第2の直流ラインと前記第1および第2の配線と前記バイパス中性点線とを接続するための第2の短絡片が前記短絡片ホルダにセットされる、請求項6または請求項7に記載の無停電電源装置。
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