JPH08126329A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH08126329A
JPH08126329A JP6260547A JP26054794A JPH08126329A JP H08126329 A JPH08126329 A JP H08126329A JP 6260547 A JP6260547 A JP 6260547A JP 26054794 A JP26054794 A JP 26054794A JP H08126329 A JPH08126329 A JP H08126329A
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converter
power
circuit
units
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JP6260547A
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Inventor
Noriaki Osada
記明 長田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、装置の点検時/故障時の交換作業を
行なう時にも、装置の運転を停止することなく給電を継
続でき、また活線部による作業の制約もなく、安全でか
つ設備容量の増加を容易に行なうことを最も主要な目的
とする。 【構成】交流電力を直流電力に変換するコンバータ、こ
の直流電力を交流電力に逆変換するインバータからなる
変換部と、変換部を駆動する駆動回路と、変換部を冷却
する冷却装置と、変換部、入出力回路を保護する保護回
路と、入出力を所望の電圧・電流波形に制御する制御回
路とから成る電力変換装置において、変換部と駆動回路
を装置容量の複数(n)分の1で構成する順変換・逆変
換機能を有する多機能ユニットを複数(n)個並列接続
し、多機能ユニットの内部に、変換部を保護する第1の
保護回路を各多機能ユニット毎に収納し、入出力回路を
保護する第2の保護回路と制御回路を、各多機能ユニッ
トに共通に一括して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバータやインバー
タ等の電力変換装置に係り、特に負荷への給電を停止す
ることなく、電力変換装置を構成する部品等の点検およ
び交換、ならびに定格容量の増減を可能にした電力変換
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、コンバータやインバータ
等の電力変換装置では、これらの電力変換装置を構成す
る部品(電力用半導体素子等)から発生する熱を冷却す
る冷却装置を備えることが必要となる。特に、この熱
は、電力変換装置の容量が増えれば増えるほど、増加す
ることから、冷却装置としては、強制風冷方式や強制水
冷方式のものが採用されている。
【0003】図4は、この種の従来の電力変換装置とし
てのインバータが組み込まれた無停電電源装置の一構成
例を示すブロック図である。図4において、1は交流入
力電源、2は交流入力電源1の停電や瞬時電圧低下等の
異常時のバックアップ用の蓄電池、3は主交流入力遮断
器、4は主直流入力遮断器、5は交流入力電源1から供
給された交流電力を直流電力に変換するコンバータ、6
はこのコンバータ5で変換された直流電圧を平滑にする
直流コンデンサ、7はコンバータ5で変換された直流電
力、または蓄電池2からの直流電力を交流電力に逆変換
するインバータ、8は主交流出力遮断器、8aは並列母
線である。
【0004】また、9は例えば電子計算機等の負荷、1
0はコンバータ5やインバータ7を駆動する駆動回路、
11はコンバータ5やインバータ7の素子から発生する
熱を冷却する冷却装置、12はコンバータ5やインバー
タ7を制御する制御回路である。
【0005】さらに、無停電電源装置の入出力の電流を
検出する電流検出器16,17,18と、入出力の電圧
1a,2a,9aを所定の設定値と比較して各種の保護
連動を行なう保護回路19とから構成される。
【0006】以上のように構成された無停電電源装置に
おいては、交流入力電源1が正常な時には、この交流入
力電源1から供給された交流電力は、主交流入力遮断器
3を介してコンバータ5に入力され、このコンバータ5
によって直流電力に変換される。そして、この直流電力
の一部は、主直流入力遮断器4を介して蓄電池2を充電
し、その直流電力の大部分は、インバータ7で交流電力
に逆変換され、主交流出力遮断器8を介して負荷9に給
電される。
【0007】一方、交流入力電源1に異常(例えば、停
電や瞬時電圧降下等)が発生した時には、保護回路19
は、交流入力電圧1aと所定の設定値とを比較して、そ
の結果設定値を越える値となった場合には、以下に示す
保護連動を行なうように、制御回路12に信号を送る。
【0008】そして、制御回路12からの信号により、
コンバータ5はゲートシフトをしてゲートブロックを行
ない、蓄電池2からの直流電力が、直流入力遮断器4を
介してインバータ7に供給され、負荷7に交流電力が給
電される。このようにして、負荷7に対して無停電で電
力が供給される。
【0009】なお、この無停電電源装置に使われる冷却
装置11には、一般に強制風冷方式が採用され、冷却用
ファンが使用される。次に、図5は、図4で示した無停
電電源装置における交流出力遮断器8の代りに、交流出
力切換器14とサイリスタスイッチ15を接続し、予備
交流入力遮断器13を介して供給される交流電力とイン
バータ7からの交流電力を無瞬断で切り換える機能を付
加した無停電電源装置の他の構成例を示すブロック図で
ある。
【0010】なお、図5において、保護回路19に接続
される電圧/電流検出用の回路および接続は、その図示
を省略している。図5において、インバータ7は、交流
入力電源1と同期して運転されており、万一、インバー
タ7が故障した時には、交流出力切換器14を切り換え
て、無瞬断で交流入力電源1からの給電に切り換えられ
る。この一連の動作により、負荷9への給電を無停電で
行なっている。
【0011】従って、サイリスタスイッチ15には、短
時間定格のものが使われるので、発熱量は少ないが、コ
ンバータ5やインバータ7は、連続通電によって発熱す
るので、冷却装置11で常時冷却するようにしている。
【0012】ところで、この冷却装置11に組み込まれ
る冷却用ファンには、その駆動源としてモータが使わ
れ、回転軸には軸受が組み込まれているので、通常約2
年に1度は点検して、必要に応じて部品の交換を行なわ
なければならない。
【0013】また、コンバータ5とインバータ7とに接
続された直流コンデンサ6についても、通常約5年から
7年に一度は点検して、必要に応じて交換を行なうこと
が、無停電電源装置の給電の信頼性の向上のために必要
である。
【0014】さらに、コンバータ5とインバータ7から
なる変換部内の部品の故障時にも、部品の交換を行なう
ことが必要となる。しかしながら、このように構成され
た電力変換装置においては、上記のような点検時や故障
時の交換作業に伴なって、次のような種々の問題点があ
る。
【0015】(a)図4に示すような無停電電源装置に
おいては、点検時または故障時には、装置の運転を停止
しなければならず、負荷9に給電を継続するためには、
停止した装置の容量増加分を並列母線8aで分担しなけ
ればならない。従って、無停電電源装置2台による並列
冗長運転システムの場合では、冗長性がなくなってしま
う。
【0016】(b)図5に示すような無停電電源装置に
おいては、点検時または故障時には、装置の運転を停止
して、交流入力電源1から予備交流遮断器13と交流出
力切換器14を介して負荷9に給電を継続しながら行な
う。しかしながら、点検を行なっている場合に、交流入
力電源1にもし停電または瞬時電圧低下等の異常が発生
した時には、負荷9に給電することが不可能となる。
【0017】(c)点検のために装置の運転を停止して
も、装置の内部には交流入力電源1や並列母線8aに接
続された活線部が残るので、点検・交換作業が行ない難
い。 (d)コンバータ5やインバータ7や冷却装置11を構
成する一部の回路異常が発生した場合でも、装置全体を
故障停止して、点検や交換を行なわなければならない。
【0018】さらに、上記のような点検時または故障時
の交換作業上の問題だけでなく、設備完成の後に、もし
負荷9の容量が1〜2割増えたような時には、さらに1
台の装置を追加するか、もしくはそれに見合った容量の
装置に取り替えなければならないという問題点がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
電力変換装置においては、点検時または故障時に装置の
運転を停止しなければならず給電を継続することができ
ないばかりでなく、設備容量の増加に対処することが難
しいという問題があった。
【0020】本発明の目的は、冷却ファンや直流コンデ
ンサ等の点検時または故障時の交換作業を行なう時に
も、装置の運転を停止することなく給電を継続すること
ができ、また活線部による作業の制約もなく、安全でか
つ設備容量の増加を容易に行なうことが可能な電力変換
装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に係る発明では、交流電力を直流
電力に変換するコンバータ、およびこのコンバータで変
換された直流電力を交流電力に逆変換するインバータか
らなる変換部と、変換部を駆動する駆動回路と、変換部
から発生する熱を冷却する冷却装置と、変換部、および
外部装置との入出力回路を保護する保護回路と、入出力
を所望の電圧・電流波形となるように制御する制御回路
とから構成される電力変換装置において、変換部と駆動
回路を装置容量の複数(n)分の1で構成する順変換お
よび逆変換機能を有する多機能ユニットを複数(n)個
並列に接続し、多機能ユニットの内部に、変換部を保護
する第1の保護回路を各多機能ユニット毎に収納し、か
つ外部装置との入出力回路を保護する第2の保護回路と
上記制御回路を、各多機能ユニットに共通に一括して設
けて成る。
【0022】また、請求項2に係る発明では、上記請求
項1に係る発明の電力変換装置において、第2の保護回
路に、各多機能ユニットがそれぞれ内蔵する第1の保護
回路のうちのある一つの第1の保護回路からの保護信号
に基づいて、他の残りの多機能ユニットを保護するか否
かの判定を行なう機能を付加して成る。
【0023】さらに、請求項3に係る発明では、上記請
求項1に係る発明の電力変換装置において、各多機能ユ
ニットの駆動回路に、各多機能ユニット毎に運転/停止
を行なう機能を付加して成る。ここで、特に上記各多機
能ユニットを引き出し自在な構成とする。
【0024】
【作用】従って、まず、請求項1に係る発明の電力変換
装置においては、装置を構成するコンバータとインバー
タからなる変換部と冷却装置と駆動回路と変換部を保護
する保護回路を、装置容量の複数(n)分の1の複数の
多機能ユニットにすることにより、多機能ユニットに関
する故障時の交換作業を、装置の運転を停止せずに多機
能ユニット単位で行なうことができる。
【0025】また、請求項2に係る発明の電力変換装置
においては、一つの多機能ユニット内で構成する部品の
異常時には、他の残りの多機能ユニットと関係するかし
ないかを判断し、他の残りの多機能ユニットを保護しな
くてもよいと判断したならば、異常な多機能ユニットの
みを故障停止させることより、装置全体を故障停止せず
に交換作業を行なうことができる。
【0026】さらに、請求項3に係る発明の電力変換装
置においては、多機能ユニット単位で引き出しを行なう
ことより、多機能ユニット内の部品の点検時または故障
時の交換作業を、活線部無しで安易に行なうことができ
る。
【0027】さらにまた、請求項4に係る発明の電力変
換装置においては、多機能ユニット単位で運転/停止を
行なうことより、点検時の交換作業を装置の運転を停止
せずに多機能ユニット単位で行なうことができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、請求項1に係る発明に対応す
る電力変換装置としてのインバータが組み込まれた無停
電電源装置の構成例を示すブロック図であり、図4およ
び図5と同一または対応する要素には同一符号を付して
示している。
【0029】すなわち、図1において、主交流入力しゃ
断器3の負荷側には、電流検出器16を介して、複数n
(本例では3個)の多機能ユニット21A〜21Cの接
続端子25a〜25cがそれぞれ並列に接続されてい
る。
【0030】また、同様に、主直流入力しゃ断器4の負
荷には、電流検出器17を介して、同じく3個の多機能
ユニット21A〜21Cの接続端子26a〜26cがそ
れぞれ並列に接続されている。
【0031】さらに、同様に、主交流出力しゃ断器8の
電源側にも、3個の多機能ユニット21A〜21Cの接
続端子28a〜28cがそれぞれ並列に接続されてい
る。ここで、主交流入力しゃ断器3側に接続される接続
端子25a〜25cの通電容量は、主交流入力しゃ断器
3のほぼ3分の1としている。
【0032】また、主直流入力しゃ断器4側の接続端子
26a〜26cの通電容量も、主直流入力しゃ断器4の
ほぼ3分の1、さらに主交流出力しゃ断器8側の接続端
子28a〜28cの通電容量も、主交流出力しゃ断器8
のほぼ3分の1とそれぞれしている。
【0033】一方、上記接続端子25a〜25c,26
a〜26c,28a〜28cは、断路端子となってい
る。また、これら接続端子のうち、多機能ユニット21
Aに接続される接続端子25a,26aの負荷側と接続
端子28aの電源側には、断路部を介して、装置容量の
複数n(本例では3)分の1の容量で内部用品を構成す
るコンバータ5A、インバータ7A、および直流コンデ
ンサ6Aからなる変換部が接続されている。
【0034】さらに、この装置容量の3分の1の容量で
構成される変換部を駆動する駆動回路10A、および冷
却する冷却装置11Aが、変換部と共に点線で示す多機
能ユニット21Aに組み込まれている。
【0035】さらにまた、変換部および駆動回路10A
および冷却装置11Aの異常や故障を検出して保護動作
を行なう第1の保護回路20Aも組み込まれて、多機能
ユニット21Aを構成している。
【0036】また、この多機能ユニット21Aには、駆
動回路10Aと外部の制御回路12を接続する多芯コネ
クタが、接続端子27aの断路部を介して接続されてい
る。さらに、第1の保護回路20Aは、外部の装置との
入出力回路の保護、および複数n(本例では3個)の多
機能ユニット21A,21B,21Cの保護連動を行な
う第2の保護回路22と、多芯コネクタで接続端子29
aの断路部を介して接続されている。
【0037】なお、同様に、他の残りの2つの多機能ユ
ニット21B,21Cも、接続端子25b〜29cを介
して接続されている。次に、図2は、図1に示す無停電
電源装置における多機能ユニット21Aの詳細な構成例
を示すブロック図である。なお、図1と同一の符号を付
したものは、それぞれ同一の要素を示している。
【0038】すなわち、図2において、接続端子(交流
入力)25aの電圧/電流波形を整形する入力フィルタ
ー回路51A、およびコンバータ入力電流検出器53A
を介して、半導体素子で構成されるコンバータ回路52
Aにより、上記コンバータ5Aを構成している。
【0039】また、接続端子(交流出力)28aの電圧
波形を整形する出力フィルター回路71A、およびイン
バータ出力電流検出器73Aを介して、半導体素子で構
成されるインバータ回路72Aにより、上記インバータ
7Aを構成している。
【0040】さらに、コンバータ回路52A、およびイ
ンバータ回路72Aを構成する半導体素子を冷却する目
的で、冷却フィン111Aと、この冷却フィン111A
の強制風冷するための冷却ファン112A,113Aに
より、上記冷却装置11Aを構成している。
【0041】一方、接続端子(直流入力)26aは、直
流入力電流検出器61Aを介して、コンバータ回路52
Aの出力と直流コンデンサ6Aとインバータ回路72A
の入力の直流回路に接続される。
【0042】また、図示はしていないが、冷却ファン1
12Aの異常による冷却フィンの温度高を検出した信
号、およびコンバータ入力電流検出器53A、インバー
タ出力電流検出器73A、および直流入力電流検出器6
1Aの信号を、第1の保護回路20Aにそれぞれ入力し
て所定の設定値と比較する。
【0043】さらに、駆動回路10A、並びに接続端子
(保護信号)29aを介して、外部に比較結果を送出す
る構成としている。次に、以上のように構成した本実施
例の無停電電源装置において、各多機能ユニット21A
〜21Cのうち、ある一つの多機能ユニット(例えば2
1A)が異常になった際の、点検および部品の交換を行
なう場合の手順について説明する。
【0044】いま、図1に示すような無停電電源装置が
運転中に、冷却装置11Aの異常(例えば図2に示す冷
却ファン113Aの回転停止)が発生したとする。この
場合、負荷9の容量は、無停電電源装置の出力容量の1
/2であるものとする。
【0045】すると、多機能ユニット21A内部の冷却
装置11Aの異常が第1の保護回路20Aで検出され、
この検出した保護信号が、駆動回路10A、および多機
能ユニット21A外の第2の保護回路22にそれぞれ送
出される。
【0046】これにより、駆動回路10Aでは、コンバ
ータ5A、およびインバータ7Aを故障停止するように
ゲートブロック信号が出される。そして、このゲートブ
ロック信号により、図2に示すコンバータ回路52A、
およびインバータ回路72Aの半導体素子は、その通電
電流がしゃ断される。また、負荷9に対しては、他の残
りの多機能ユニット21B,21Cにて、電力の供給が
継続される。
【0047】一方、第2の保護回路22では、多機能ユ
ニット21Aの第1の保護回路20Aからの保護信号を
受けて、人間系に異常が(例えばアラームや故障表示等
で)知らされる。
【0048】これにより、点検員は、多機能ユニット2
1A内の冷却用ファン113Aの異常であるとわかり、
多機能ユニット21Aを、各接続端子25a〜29aに
て他の残りの多機能ユニット21B,21Cより分離す
る。そして、多機能ユニット21A内の冷却ファン11
3Aを交換する。
【0049】その後、冷却ファン113Aの交換が完了
したならば、多機能ユニット21Aを、各接続端子25
a〜29aにて他の残りの多機能ユニット21B,21
Cに接続し、通常運転状態に戻る。
【0050】このことにより、多機能ユニット21Aの
冷却ファン113Aの故障時においても、負荷9への給
電を停止しないで、交換を行なうことができる。上述し
たように、本実施例では、交流電力を直流電力に変換す
るコンバータ5、およびこのコンバータ5で変換された
直流電圧を平滑にする直流コンデンサ6、コンバータ5
で変換された直流電力、または蓄電池2からの直流電力
を交流電力に逆変換するインバータ7からなる変換部
と、変換部を駆動する駆動回路10と、変換部から発生
する熱を冷却する冷却装置11と、変換部、および外部
装置との入出力回路を保護する保護回路19と、入出力
を所望の電圧・電流波形となるように制御する制御回路
12とから構成される電力変換装置において、変換部と
駆動回路10と冷却装置11とを装置容量の3分の1で
構成する順変換および逆変換機能を有する多機能ユニッ
ト21を3個(21A,21B,21C)並列に接続
し、この多機能ユニット21A,21B,21Cの内部
に、変換部を保護する第1の保護回路20A,21B,
21Cを各多機能ユニット毎に収納し、かつ外部装置と
の入出力回路を保護する第2の保護回路22と上記制御
回路12を、各多機能ユニット21A,21B,21C
に共通に一括して設けるようにしたものである。
【0051】従って、コンバータ5と直流コンデンサ6
とインバータ7からなる変換部と、駆動回路10を、装
置容量の3分の1の3個の多機能ユニット21A,21
B,21Cにし、この多機能ユニット21A,21B,
21Cの内部に、変換部を保護する第1の保護回路20
A,21B,21Cを収納する構成とし、第2の保護回
路22と制御回路12を、各多機能ユニット21A,2
1B,21Cに共通に一括して設けているため、冷却用
ファンや直流コンデンサ6等の点検時または故障時の交
換を行なう時にも、装置の運転を停止することなく負荷
9への給電を継続することができ、また活線部による作
業の制約もなく、安全でかつ設備容量の増加を容易に行
なうことが可能となる。
【0052】(第2の実施例)次に、請求項2に係る発
明に対応する電力変換装置としての無停電電源装置は、
前記多機能ユニット21Aの異常時に、無停電電源装置
の負荷9の負荷電流を電流検出器18で検出し、第2の
保護回路22内の特に詳細は説明しない判断機能によ
り、負荷9の電流と多機能ユニット21A,21B,2
1Cの運転台数とを確認することで、他の残りの多機能
ユニット21B,21Cの電源容量で給電不可能であれ
ば、多機能ユニット21B,21Cも停止させる保護信
号29aを制御回路12に送出するようにしている。さ
らに、これと連動して主交流出力しゃ断器8をオフさせ
ることにより、負荷9に対しては、並列母線8aに接続
される他の無停電電源装置から給電するようにしてい
る。
【0053】また、他の残りの多機能ユニット21B,
21Cの電源容量で給電可能であれば、前述したよう
に、多機能ユニット21Aのみを故障停止させるように
している。
【0054】かかる構成の無停電電源装置においては、
前記第1の実施例の場合と同様の作用効果が得られる
他、一つの多機能ユニット21A内で構成する部品の異
常時には、他の残りの多機能ユニット21B,21Cと
関係するかしないかを判断し、その結果他の残りの多機
能ユニット21B,21Cを保護しなくてもよいと判断
したならば、異常な多機能ユニット21Aのみを故障停
止させることができる。
【0055】これにより、装置全体を故障停止せずに交
換作業を行なうことが可能となる。 (第3の実施例)図3は、請求項4に係る発明に対応す
る電力変換装置としてのインバータが組み込まれた無停
電電源装置の構成例を示すブロック図であり、図1と同
一または対応する要素には同一符号を付して示してい
る。なお、図3(a)は正面図、図3(b)は側面図、
図3(c)は平面図、図3(d)は背面図をそれぞれ示
している。
【0056】すなわち、図3において、213a,21
4aは強制風冷構成の排気口、112A,113Aは吸
気口および冷却ファンである。また、211a,212
aは多機能ユニット21Aを引き出す際に使用する引き
出しハンドルである。
【0057】一方、多機能ユニット21Aの背面側に
は、接続端子(交流入力)25a、(直流入力)26
a、(交流出力)28aが設けてある。図3(e)に、
無停電電源装置全体の構成図を示す。
【0058】また、多機能ユニット21Aの正面側に
は、接続端子(制御信号)27a、(保護信号)28a
が設けてある。そして、この多機能ユニット21A、お
よび同様な構成の多機能ユニット21B,21C3個
を、キュービクル250に重ねて構成する。
【0059】さらに、各多機能ユニット21A〜21C
間の並列接続は、キュービクル250の背面側で行な
う。かかる構成の無停電電源装置においては、前記第1
の実施例の場合と同様の作用効果が得られる他、多機能
ユニット21Aを点検する際には、キュービクル250
から引き出して行なうことができ、活線部はキュービク
ル250の背面側のみとなることにより、多機能ユニッ
ト21A内の部品の点検時または故障時の交換作業を、
活線部無しで安易に行なうことが可能となる。
【0060】(第4の実施例)次に、請求項3に係る発
明に対応する電力変換装置としての無停電電源装置は、
前記駆動回路10A内に、多機能ユニット21A,21
B,21C毎に運転/停止を行なう機能を付加した構成
としている。
【0061】かかる構成の無停電電源装置においては、
点検を行なう際に、任意の多機能ユニット21A,21
B,21Cのみを運転停止することができる。これによ
り、装置の運転を停止することなく、多機能ユニット2
1A,21B,21C単位で点検および交換を行なうこ
とが可能となる。
【0062】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、次のようにしても同様に実施できるもので
ある。 (a)上記各実施例では、本発明を無停電電源装置に適
用する場合について説明したが、何らこれに限定される
ものではなく、例えば可変電圧変変周波数電源について
も、本発明を同様に適用して前述の場合と同様の効果が
得られるものである。
【0063】(b)上記各実施例では、コンバータとイ
ンバータとを組み合せた多機能ユニットの場合について
説明したが、何らこれに限定されるものではなく、コン
バータとインバータが別のユニットの場合についても、
本発明を同様に適用して前述の場合と同様の効果が得ら
れるものである。
【0064】(c)上記実施例では、三相3線の多機能
ユニットの場合について説明したが、何らこれに限定さ
れるものではなく、単相の場合についても、本発明を同
様に適用して前述の場合と同様の効果が得られるもので
ある。
【0065】(d)上記実施例では、多機能ユニットの
故障を冷却ファンの故障の場合について説明したが、他
の部品の故障(例えば出側の過電流)の場合についてで
もよく、第1の保護回路は、冷却ファン異常や過電流検
出に何ら限定されるものではない。
【0066】(e)上記第1の実施例において、当初の
計画では多機能ユニットが2個で、負荷9の容量に対し
て十分な場合には、まず2個の多機能ユニット21A,
21Bのみを取り付けておき、設置後に負荷9の容量が
増えた時点で、多機能ユニットを1個(21C)を追加
することより、容易に負荷9の増加に対応することが可
能となる。
【0067】また、逆に、上記のケースにおいて、当初
から多機能ユニットを3個(21A,21B,21C)
取り付けておき、負荷9の容量が少ない間は多機能ユニ
ットの運転を1個(21C)停止しておく。そして、負
荷9の運用方法で一時的に負荷9の容量が増加する時に
は、多機能ユニット21Cを運転して、3個の多機能ユ
ニット21A,21B,21Cで負荷9の増加に対応す
ることが可能となる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、交
流電力を直流電力に変換するコンバータ、およびこのコ
ンバータで変換された直流電力を交流電力に逆変換する
インバータからなる変換部と、変換部を駆動する駆動回
路と、変換部から発生する熱を冷却する冷却装置と、変
換部、および外部装置との入出力回路を保護する保護回
路と、入出力を所望の電圧・電流波形となるように制御
する制御回路とから構成される電力変換装置において、
変換部と駆動回路を装置容量の複数(n)分の1で構成
する順変換および逆変換機能を有する多機能ユニットを
複数(n)個並列に接続し、多機能ユニットの内部に、
変換部を保護する第1の保護回路を各多機能ユニット毎
に収納し、かつ外部装置との入出力回路を保護する第2
の保護回路と上記制御回路を、各多機能ユニットに共通
に一括して設け、また必要に応じて、第2の保護回路
に、各多機能ユニットがそれぞれ内蔵する第1の保護回
路のうちのある一つの第1の保護回路からの保護信号に
基づいて、他の残りの多機能ユニットを保護するか否か
の判定を行なう機能を付加し、さらに必要に応じて、各
多機能ユニットの駆動回路に、各多機能ユニット毎に運
転/停止を行なう機能を付加し、さらにまた必要に応じ
て、各多機能ユニットを引き出し自在な構成とするよう
にしたので、冷却ファンや直流コンデンサ等の点検時ま
たは故障時の交換作業を行なう時にも、装置の運転を停
止することなく給電を継続することができ、また活線部
による作業の制約もなく、安全でかつ設備容量の増加を
容易に行なうことが可能な電力変換装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明に対応する電力変換装置の
第1の実施例を示すブロック図。
【図2】同第1の実施例の電力変換装置における多機能
ユニットの詳細な構成例を示すブロック図図。
【図3】請求項4に係る発明に対応する電力変換装置の
第3の実施例を示すブロック図。
【図4】従来の電力変換装置の一構成例を示すブロック
図。
【図5】従来の電力変換装置の他の構成例を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1…交流入力電源、 1a…交流入力電圧、 2…蓄電池、 2a…直流入力電圧、 3…主交流入力遮断器、 4…主直流入力遮断器、 5,5A…コンバータ、 6,6A…直流コンデンサ、 7,7A…インバータ、 8…主交流出力遮断器、 8a…並列母線、 9…負荷、 10,10A…駆動回路、 11,11A…冷却装置、 12…制御回路、 13…予備交流入力遮断器、 14…交流出力切換器、 15…サイリスタスイッチ、 16,17,18…電流検出器、 19…保護回路、 20A…第1の保護回路、 21A,21B,21C…多機能ユニット、 22…第2の保護回路、 25a〜25c,26a〜26c,27a〜27c,2
8a〜28c…接続端子、 29a…保護信号、 213a,214a…排気口、 112A,113A…吸気口および冷却ファン、 211a,212a…引き出しハンドル、 250…キュービクル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/155 G 9472−5H 7/48 M 9181−5H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力を直流電力に変換するコンバー
    タ、およびこのコンバータで変換された直流電力を交流
    電力に逆変換するインバータからなる変換部と、前記変
    換部を駆動する駆動回路と、前記変換部から発生する熱
    を冷却する冷却装置と、前記変換部、および外部装置と
    の入出力回路を保護する保護回路と、入出力を所望の電
    圧・電流波形となるように制御する制御回路とから構成
    される電力変換装置において、 前記変換部と前記駆動回路を装置容量の複数(n)分の
    1で構成する順変換および逆変換機能を有する多機能ユ
    ニットを複数(n)個並列に接続し、 前記多機能ユニットの内部に、前記変換部を保護する第
    1の保護回路を前記各多機能ユニット毎に収納し、 かつ前記外部装置との入出力回路を保護する第2の保護
    回路と前記制御回路を、前記各多機能ユニットに共通に
    一括して設けて成ることを特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の電力変換装置にお
    いて、 前記第2の保護回路に、前記各多機能ユニットがそれぞ
    れ内蔵する第1の保護回路のうちのある一つの第1の保
    護回路からの保護信号に基づいて、他の残りの多機能ユ
    ニットを保護するか否かの判定を行なう機能を付加して
    成ることを特徴とする電力変換装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の電力変換装置にお
    いて、 前記各多機能ユニットの駆動回路に、前記各多機能ユニ
    ット毎に運転/停止を行なう機能を付加して成ることを
    特徴とする電力変換装置。
  4. 【請求項4】 前記各多機能ユニットを引き出し自在な
    構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか1項に記載の電力変換装置。
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