JP2016214001A - 無停電電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】1台の制御装置により複数台のUPSユニット本体を制御するUPSシステムにおいて、各ユニット本体の過電流保護及びシステム全体の信頼性の向上を図る。
【解決手段】UPSユニット本体2Gは、インバータ202の出力電流を検出する電流検出器222と、その電流検出値が第2の過電流検出レベルを超えたときにインバータ202に対するゲートパルス出力を遮断してインバータ202の動作を停止させる過電流保護回路232と、当該インバータ202を解列するコンタクタ203,211と、を備え、制御装置270は、電流検出値の合計値Idetが第2の過電流検出レベルより小さい第1の過電流検出レベルを超えたときに、全てのインバータ202の動作を一定期間停止させるための過電流検出回路273、オフ遅延回路274、論理回路275等を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、交流電源と負荷との間に、ユニット型の無停電電源装置(UPS)を複数台、並列に接続して構成される無停電電源システムに関し、詳しくは、定格を超える電流がUPSに流れた場合の過電流保護技術に関するものである。
UPSは、交流電源の停電時にバッテリーから負荷へ電力を供給するための装置であり、交流電源に接続されて交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ(整流器)、直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するインバータ、更には、直流中間回路に接続されて蓄電装置の充放電を制御するチョッパ等を備えている。
この種のUPSでは、インバータの出力電圧やコンバータ及びチョッパの電流等を一定に制御する必要があり、その制御方法の一例として、各変換器の半導体スイッチング素子に対する駆動パルス幅を調整する、いわゆるPWM(パルス幅変調)制御が行われている。
一方、UPSをユニット化し、複数台のUPSユニットを交流電源と負荷との間に並列に接続して構成される無停電電源システムが知られている。この無停電電源システムによれば、ユニットの増設によって容量の増大が可能であり、また、複数台のユニットのうち1台が故障した場合には、当該ユニットを解列して残りのユニットで運転を継続することにより、システム全体の信頼性の向上が可能である。
図4は、複数台(例えば3台)のUPSユニットからなる無停電電源システムを示しており、特許文献1や特許文献2に記載されているシステムとほぼ同様のものである。
図4において、1は交流電源、2は無停電電源システム、3は負荷である。無停電電源システム2は、互いに並列に接続された3台のUPSユニット2A,2B,2C、バイパス回路21、及びバイパス用コンタクタ22を備えている。
UPSユニット2A,2B,2Cの構成は全て同一であり、201はコンバータ、202はインバータ、203は入力側コンタクタ、204,206,208,210はインダクタ、205,209はフィルタ用のコンデンサ、207は直流中間コンデンサ、221,222は電流検出器、250はコンバータ201及びインバータ202をPWM制御するための制御装置である。図4では、直流中間回路に接続されるチョッパやバッテリーを省略してある。
以下では、コンバータ201及びインバータ202を構成する半導体スイッチング素子がIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)であるものとして説明を続ける。
図4の従来技術では、UPSユニット2A,2B,2Cがそれぞれ制御装置250を備えており、各制御装置250からコンバータ201及びインバータ202にIGBTのゲートパルスを出力して運転を行っている。
しかし、この場合にはUPSユニットの台数分だけ制御装置250が必要であるため、コストが高くなり、装置全体の消費電力が大きくなるという問題がある。
そこで、特許文献3に示されるように、コンバータ201及びインバータ202等の電力変換器を含むUPSユニット本体のみを複数台、並列に接続し、これらのユニット本体に、単一の制御装置から出力される共通のゲートパルスを分配して運転する方式も提案されている。
図5は、この従来技術の構成を示すもので、2’は無停電電源システム、2D,2E,2FはUPSユニット本体、223,224は電流検出器、260は制御装置であり、その他の部分には図4と同一の番号を付してある。
次に、図4に示した従来技術において、UPSユニット等の出力電流が過大になったときの保護動作について説明する。図6は、図4の制御装置250に搭載される過電流保護回路のブロック図であり、図4のUPSユニット、例えばUPSユニット2Aにおける電流検出器222の電流検出値に基づいて過電流保護を行う場合を想定している。
ここで、UPSユニットの出力電流が過電流になる要因を大別すると、以下のとおりである。
[過電流の第1の要因]
UPSユニットに接続される負荷に起因する過電流として、以下のようなものがある。
・トランスやコンデンサを接続した直後に発生する突入電流による一時的な過電流
・負荷側で短絡が発生して流れる短絡電流による恒久的な過電流
[過電流の第2の要因]
UPSユニット等の装置が故障したことにより、電流が制御不能な状態になって流れる過電流
図6に示す過電流保護回路では、上記の要因ごとのケースに対応できるように過電流検出レベルを2段階に分け、各レベルに応じて以下のように保護動作を実施している。
(1)第1の過電流検出レベルIth1による保護動作
前述した第1の要因のように、負荷に起因して過電流が発生した場合の保護動作である。図6における第1の過電流検出レベルIth1は、後述する第2の過電流検出レベルIth2よりも小さい値に設定されており、保護動作は次の手順で実行される。
(1-1)通常時は、図6の制御演算部251及びゲートパルス生成回路252の動作により、インバータ202のIGBTに対するゲートパルスが論理回路255,258を介して出力されている。
この状態で、電流検出器222により検出されるインバータ202の出力電流が第1の過電流検出レベルIth1を超えると、第1の過電流検出回路253からの過電流検出信号がオフ遅延回路254に入力される。オフ遅延回路254は、上記過電流検出信号を受けて「High」レベルの遮断信号を一定期間(数[μs]〜数100[μs])出力する。この信号は「Low」レベルに反転して論理回路255に入力されるため、上記一定期間にわたってゲートパルスが遮断される。
これにより、インバータ202の全てのIGBTに対するゲートパルスの出力が一定期間停止され、IGBTがオフする。
(1-2)インバータ202の全てのIGBTがオフするとUPSユニット2Aが電圧出力を停止するため、負荷3側に流れている過電流は減少する。
(1-3)上記一定期間が経過すると、オフ遅延回路254の出力信号のレベルが反転するため、論理回路255,258を介してIGBTに対するゲートパルスの出力が再開される。
(1-4)ゲートパルスの出力の再開によってインバータ202の出力電流が増加し、再び第1の過電流検出レベルIth1に達した場合は、上記(1-1)〜(1-3)の動作を繰り返す。
以上の動作により、突入電流等の一時的な過電流によってインバータ202の出力電流が装置の定格を超えてしまい、装置を故障させるのを防止することができる。
なお、上述したゲートパルスの出力の停止⇔再開の繰り返しが断続的に数[s]〜数10[s]継続した場合は、突入電流等の一時的な過電流ではなく負荷短絡等による恒久的な要因が発生したものと判断する。
この場合には、インバータ202の動作を停止させてバイパス回路21による負荷への給電に切替えるものであり、具体的には、以下に述べるような切替動作を行う。
(2)バイパス回路への切替動作
(2-1)制御装置250がゲートパルスの出力を停止して、インバータ202のIGBTをオフする。
(2-2)入力側コンタクタ203及び出力側コンタクタ211をオフして、UPSユニット2Aを解列する。
(2-3)バイパス用コンタクタ22をオンし、負荷3を、バイパス回路21を介して交流電源1に接続する。
(3)第2の過電流検出レベルIth2による保護動作
前述した第2の要因のように、UPSユニット等の装置の故障によって過電流が発生した場合の保護動作であり、第1の過電流検出レベルIth1よりも大きい第2の過電流検出レベルIth2に基づいて保護動作を実行する。
第1の過電流検出レベルIth1による保護動作では過電流を抑制できず、電流検出値が第2の過電流検出レベルIth2を超えてしまった場合は、装置に何らかの故障が発生して電流制御が不能になっているものと判断する。
この場合には、図6における第2の過電流検出回路256及びラッチ回路257の動作により、論理回路258を介してインバータ202の全てのIGBTに対するゲートパルスの出力を停止し、バイパス回路21による負荷3への給電に切替える。バイパス回路21に切り替える具体的手順は、前述した通りである。
なお、複数台の並列運転ではなくインバータ装置を単機で運転する場合に、過電流検出レベルとして下位レベル,上位レベルの2種類を設定して過電流保護を行う従来技術は、例えば特許文献4に記載されている。
図4に示したように、UPSユニットが複数台、並列に接続されている無停電源システムでは、各ユニットに制御装置250が設けられているため、特許文献4に開示された従来技術のごとく、単機のインバータ装置の場合と同様に、2種類の過電流検出レベルを用いた過電流保護方式を適用することが可能である。
特開2011−50228号公報(図1〜図3等) 特開2009−254122号公報(図1,図3等) 特開2002−101670号公報(図1等) 特開平1−295680号公報(図1等)
一方、図5に示したように、1台の制御装置260によりUPSユニット本体2D,2E,2Fを制御する無停電電源システムにおいて前述の過電流保護方式を適用する場合には、以下の(a)〜(d)のような特徴あるいは問題がある。
(a)図5では、複数台のUPSユニット本体の出力端に単一の電流検出器224が設置され、各ユニット本体の出力電流を一括してその合計値を検出している。
(b)上記の出力電流合計値が第1の過電流検出レベルIth1に達して過電流保護動作によりインバータ202のIGBTのゲートパルスをオフすると、各ユニット本体に内蔵されている出力フィルタ用のコンデンサ209が放電し、コンデンサ209の電圧が低下する。
(c)コンデンサ209の電圧が低下した状態でゲートパルスの出力を再開し、インバータ202を再運転すると、インバータ202からコンデンサ209に突入電流が流れる。
(d)しかし、電流検出器224が一括して設置されている電流検出位置では、コンデンサ209への突入電流を検出することができない。このため、ゲートパルスの出力再開時には過電流保護が働かず、最悪の場合にはインバータ202が故障するおそれがある。
更に、1台のUPSユニット本体が故障したことにより出力電流の合計値が第2の過電流検出レベルIth2を超えたとしても、故障したUPSユニット本体を特定できないため、安全のために全てのUPSユニット本体の運転を停止しなければならない。
従って、複数台のUPSユニットからなる無停電電源システムの特徴である信頼性向上という利点が得られなくなる。
そこで、本発明の解決課題は、1台の制御装置により複数台のUPSユニット本体を制御する無停電電源システムにおいて、各ユニット本体の過電流保護を万全に行いつつ信頼性の向上を可能にした無停電電源システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、交流電源の交流電圧を直流電圧に変換し、前記直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するための複数の電力変換器と、前記交流電源の停電時に直流電圧源として動作する蓄電装置と、を備えたUPSユニット本体を、前記交流電源と前記負荷との間に複数台、並列に接続し、かつ、全ての前記UPSユニット本体を1台の制御装置によって制御するようにした無停電電源システムにおいて、
前記UPSユニット本体は、前記電力変換器に流れる交流電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器による電流検出値が第2の過電流検出レベルを超えたときに当該電力変換器の半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを遮断して当該電力変換器の動作を停止させるための過電流保護回路と、前記過電流保護回路の動作時に当該電力変換器を解列する手段と、を備え、
前記制御装置は、全ての前記電流検出値の合計値が、前記第2の過電流検出レベルよりも小さい第1の過電流検出レベルを超えたときに、全ての前記電力変換器の半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを一定期間遮断して全ての前記電力変換器の動作を停止させる手段を備えたものである。
請求項2に係る発明は、交流電源の交流電圧を直流電圧に変換し、前記直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するための複数の電力変換器と、前記交流電源の停電時に直流電圧源として動作する蓄電装置と、を備えたUPSユニット本体を、前記交流電源と前記負荷との間に複数台、並列に接続し、かつ、全ての前記UPSユニット本体を1台の制御装置によって制御するようにした無停電電源システムにおいて、
前記UPSユニット本体は、前記電力変換器に流れる交流電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器による電流検出値が第1の過電流検出レベルを超えたときに過電流検出信号を出力すると共に、前記電流検出値が前記第1の過電流検出レベルより大きい第2の過電流検出レベルを超えたときに当該電力変換器の半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを遮断して当該電力変換器の動作を停止させる過電流保護回路と、前記過電流保護回路の動作時に当該電力変換器を解列する手段と、を備え、
前記制御装置は、何れかの前記UPSユニット本体から前記過電流検出信号が出力されたときに、全ての前記電力変換器の半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを一定期間遮断して全ての前記電力変換器の動作を停止させる手段を備えたものである。
請求項3に係る発明は、交流電源の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するインバータと、前記交流電源の停電時に前記インバータに直流電圧を供給するための蓄電装置と、を備えたUPSユニット本体を、前記交流電源と前記負荷との間に複数台、並列に接続し、かつ、全ての前記UPSユニット本体を1台の制御装置によって制御するようにした無停電電源システムにおいて、
前記UPSユニット本体は、前記インバータの出力電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器による電流検出値が第2の過電流検出レベルを超えたときに当該インバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを遮断して当該インバータの動作を停止させるための過電流保護回路と、前記過電流保護回路の動作時に当該インバータを解列する手段と、を備え、
前記制御装置は、全ての前記電流検出値の合計値が、前記第2の過電流検出レベルよりも小さい第1の過電流検出レベルを超えたときに、全ての前記インバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを一定期間遮断して全ての前記インバータの動作を停止させる手段を備えたものである。
請求項4に係る発明は、交流電源の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するインバータと、前記交流電源の停電時に前記インバータに直流電圧を供給するための蓄電装置と、を備えたUPSユニット本体を、前記交流電源と前記負荷との間に複数台、並列に接続し、かつ、全ての前記UPSユニット本体を1台の制御装置によって制御するようにした無停電電源システムにおいて、
前記UPSユニット本体は、前記インバータの出力電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器による電流検出値が第1の過電流検出レベルを超えたときに過電流検出信号を出力すると共に、前記電流検出値が前記第1の過電流検出レベルより大きい第2の過電流検出レベルを超えたときに当該インバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを遮断して当該インバータの動作を停止させる過電流保護回路と、前記過電流保護回路の動作時に当該インバータを解列する手段と、を備え、
前記制御装置は、何れかの前記ユニット本体から前記過電流検出信号が出力されたときに、全ての前記インバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを一定期間遮断して全ての前記インバータの動作を停止させる手段を備えたものである。
請求項5に係る発明は、交流電源の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するインバータと、前記交流電源の停電時に前記インバータに直流電圧を供給するための蓄電装置と、を備えたUPSユニット本体を、前記交流電源と前記負荷との間に複数台、並列に接続し、かつ、全ての前記UPSユニット本体を1台の制御装置によって制御するようにした無停電電源システムにおいて、
前記UPSユニット本体は、前記コンバータの入力電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器による電流検出値が第2の過電流検出レベルを超えたときに当該コンバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを遮断して当該コンバータの動作を停止させるための過電流保護回路と、前記過電流保護回路の動作時に当該コンバータを解列する手段と、を備え、
前記制御装置は、全ての前記電流検出値の合計値が、前記第2の過電流検出レベルよりも小さい第1の過電流検出レベルを超えたときに、全ての前記コンバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを一定期間遮断して全ての前記コンバータの動作を停止させる手段を備えたものである。
請求項6に係る発明は、交流電源の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するインバータと、前記交流電源の停電時に前記インバータに直流電圧を供給するための蓄電装置と、を備えたUPSユニット本体を、前記交流電源と前記負荷との間に複数台、並列に接続し、かつ、全ての前記UPSユニット本体を1台の制御装置によって制御するようにした無停電電源システムにおいて、
前記UPSユニット本体は、前記コンバータの入力電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器による電流検出値が第1の過電流検出レベルを超えたときに過電流検出信号を出力すると共に、前記電流検出値が前記第1の過電流検出レベルより大きい第2の過電流検出レベルを超えたときに当該コンバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを遮断して当該コンバータの動作を停止させる過電流保護回路と、前記過電流保護回路の動作時に当該コンバータを解列する手段と、を備え、
前記制御装置は、何れかの前記UPSユニット本体から前記過電流検出信号が出力されたときに、全ての前記コンバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを一定期間遮断して全ての前記コンバータの動作を停止させる手段を備えたものである。
本発明によれば、過電流保護回路を備えた複数台のUPSユニット本体とこれらを制御する1台の制御装置とを備えることにより、負荷への突入電流等の一時的な過電流が発生した場合には、全てのインバータまたはコンバータの動作を一定期間、停止して電流を抑制し、過電流保護を行うことができる。また、UPSユニット本体等の故障により電流を制御できなくなった場合には、当該ユニット本体を解列して保護すると共に、他のUPSユニット本体の運転を継続してシステムの信頼性を確保することができる。
また、制御装置を1台のみ使用することで、システム全体のコストや消費電力の低減が可能である。
本発明の実施形態に係る無停電電源システムの構成図である。 本発明の第1実施例に係る過電流保護回路及び制御装置の構成図である。 本発明の第2実施例に係る過電流保護回路及び制御装置の構成図である。 無停電電源システムの従来技術を示す構成図である。 無停電電源システムの他の従来技術を示す構成図である。 従来の過電流保護回路の構成図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る無停電電源システムの構成図であり、図4,図5と同一の機能を有する部分には同一の番号を付してある。図1において、2G,2H,2IはUPSユニット本体(以下、ユニット本体ともいう)であり、何れも同一の構成であるため、以下ではユニット本体2Gを例に挙げてその構成を説明する。
ユニット本体2Gは、図4,図5と同様に、交流電源1の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ201と、コンバータ201から出力される直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷3に供給するインバータ202とを備えている。また、図示されていないが、コンデンサ207を有する直流中間回路に接続されてバッテリー等の蓄電装置の充放電を制御するチョッパ等を備えている。
ユニット本体2Gが図4,図5におけるユニット本体2A〜2Fと異なる点は、コンバータ201の入力電流が過電流となった時にコンバータ201を保護するための過電流保護回路231と、インバータ202の出力電流が過電流となった時にインバータ202を保護するための過電流保護回路232とを備え、これらの過電流保護回路231,232が1台の制御装置270に接続されている点である。
他のユニット本体2H,2Iについても、過電流保護回路231,232が制御装置270に接続されており、1台の制御装置270によって全てのユニット本体2G,2H,2Iのコンバータ201及びインバータ202の過電流保護動作を行いつつゲートパルスの供給・停止を制御している。
なお、交流電源1と負荷3との間に接続されるバイパス回路21及びバイパス用コンタクタ22は、従来技術と同様に、全てのユニット本体2G,2H,2Iが同時に故障した場合等に、これらの運転を停止して交流電源1から負荷3にバイパス給電するためのものである。制御装置270は、バイパス用コンタクタ22を開閉制御する機能も備えている。
次に、第1実施例,第2実施例として、例えばインバータ202側の過電流保護回路232及び制御装置270の構成、作用を以下に説明する。
[第1実施例]
まず、第1実施例に相当する図2は、過電流保護回路232を中心としたユニット本体2G,2H,2I、及び、制御装置270の構成を示した図である。この第1実施例は、請求項1,3に係る発明に相当する。
図2のユニット本体2Gにおいて、電流検出器222はリアクトル208(図1参照)に流れるインバータ202の出力電流を検出しており、その電流検出値に相当する電流検出器222の出力電圧は過電流保護回路232に入力される。
過電流保護回路232では、上記出力電圧が電圧−電流変換回路234によって電流信号Idet1に変換され、共通信号線240を介して制御装置270内の電流−電圧変換回路276に入力される。ここで、共通信号線240には、全てのユニット本体2G,2H,2Iからの電流信号Idet1〜Idet3が重畳されており、その合計値Idetが電流−電圧変換回路276に入力されている。
上記のように第1実施例では、ユニット本体2G,2H,2Iの内部で電流検出器222の出力を電流信号Idet1〜Idet3に変換しているため、全てのユニット本体2G,2H,2Iと制御装置270とを1本の共通信号線240により接続して配線数を減らすことができる。仮に、電流検出器222による電流検出値相当の電圧信号をそのまま制御装置に送出する場合には、図4に示したように各ユニット本体と制御装置とを1対1で接続する必要があるため、信号線の配線数がユニット本体の台数分、必要になるが、この第1実施例ではそのような不都合がない。
なお、図2の過電流保護回路232には、電圧−電流変換回路234以外に、電流検出器222の出力と第2の過電流検出レベルIth2とが入力される第2の過電流検出回路233と、その出力をラッチするラッチ回路235と、制御装置270からのゲートパルスとラッチ回路235の出力とが入力される論理回路236と、が設けられている。これらの回路233,235,236の機能は、図6に示した各回路256,257,258とそれぞれ同一である。
図2の制御装置270において、電流−電圧変換回路276から出力される電圧信号(電流信号の合計値Idetに相当する電圧信号)は第1の過電流検出回路273に入力される。この過電流検出回路273には、第1の過電流検出レベルIth1も入力されており、電流−電圧変換回路276からの電圧信号が過電流検出レベルIth1を超えたときに発生する過電流検出信号がオフ遅延回路274に入力されている。オフ遅延回路274は、上記過電流検出信号を受けて、「High」レベルの遮断信号を一定期間(数[μs]〜数100[μs])出力する。
ここで、第1の過電流検出レベルIth1は、図6と同様に、過電流保護回路232内の第2の過電流検出レベルIth2よりも小さい値に設定されている。
第1の過電流検出回路273から出力される過電流検出信号は、制御演算部271にも入力されている。この制御演算部271には各部の電流・電圧検出値が入力されており、所定の演算によりインバータ202の出力電圧を指令値に一致させる指令を生成してゲートパルス生成回路272に出力し、ゲートパルス生成回路272は、前記指令に従ってインバータ202のIGBTに対するゲートパルスを生成する。
上記ゲートパルスは、オフ遅延回路274の出力信号が入力される論理回路275を介してユニット本体2G,2H,2Iの過電流保護回路232内の論理回路236に入力され、この論理回路236を介してインバータ202のIGBTに与えられるようになっている。
以上のように構成された第1実施例では、ユニット本体2G,2H,2Iから出力される電流信号の合計値Idetに相当する電圧信号が第1の過電流検出レベルIth1を超えると過電流検出回路273が過電流検出信号を出力し、オフ遅延回路274からの遮断信号が論理回路275に入力されるため、ゲートパルスが一定期間、遮断される。これにより、全てのユニット本体2G,2H,2Iのインバータ202に対するゲートパルスが一定期間、遮断されてインバータ202が運転を停止する。これにより、突入電流等により一時的に過電流が発生した場合に、ユニット本体2G,2H,2Iが故障しないように保護動作が行われる。
また、制御装置270においては、第1の過電流検出回路273から出力される過電流検出信号が制御演算部271にも入力されている。このため、例えば過電流検出信号が断続的に数秒間継続したような場合には、過電流が突入電流等による一時的なものではないと判断し、ゲートパルスを生成するための指令の演算を停止することにより、全てのユニット本体2G,2H,2I、すなわち全てのインバータ202の運転を停止する。これと同時に、図1におけるバイパス用コンタクタ22をオンしてバイパス回路21からの給電に切り替えることが可能である。
なお、過電流保護回路232内の第2の過電流検出レベルIth2は第1の過電流検出レベルIth1よりも大きいため、通常は、第1の過電流検出レベルIth1を用いた保護動作によってインバータ202の出力電流が抑制されるので、第2の過電流検出レベルIth2には達しないはずである。それにも関わらず、何れかのユニット本体2G,2H,2Iに何らかの異常(例えば、インバータ202のIGBTの短絡故障等)が発生して電流が制御できなくなっている場合には、インバータ202の出力電流が第2の過電流検出レベルIth2を超えることがある。
このような場合には、第2の過電流検出回路233から出力される過電流検出信号をラッチ回路235によりラッチし、論理回路236を介してインバータ202へのゲートパルスの出力を停止する。また、当該インバータ202を有するユニット本体内の入力側及び出力側のコンタクタ203,211をオフすることにより、異常なユニット本体を解列することができる。
これにより、過電流が流れているユニット本体のみを切り離して他のユニット本体による運転を継続することができ、無停電電源システムの特徴の一つである信頼性の向上が可能になる。
更に、制御装置270内の第1の過電流検出回路273、オフ遅延回路274、制御演算部271等に異常が発生した結果、全てのインバータ202の出力電流が第2の過電流検出レベルIth2を超えるような場合には、全ての第2の過電流検出回路233の動作によってユニット本体2G,2H,2Iの運転を停止し、これらを保護することができる。
[第2実施例]
次に、第2実施例に相当する図3は、過電流保護回路232’を中心としたユニット本体2G’,2H’,2I’、及び、制御装置270’の構成を示した図である。ここで、制御装置270’は、図1,図2における制御装置270と同様に、全てのユニット本体2G’,2H’,2I’を制御するために1台だけ設けられている。
この第2実施例は、請求項2,4に係る発明に相当する。
図3のユニット本体2G’において、電流検出器222はリアクトル208(図1参照)に流れるインバータ202の出力電流を検出し、その電流検出値に相当する電流検出器222の出力電圧は過電流保護回路232’に入力されている。上記出力電圧は第1の過電流検出回路238及び第2の過電流検出回路233に入力され、これらの過電流検出回路238,233には、第1の過電流検出レベルIth1、第2の過電流検出レベルIth2がそれぞれ入力されている。第1実施例と同様に、第1の過電流検出レベルIth1は第2の過電流検出レベルIth2より小さく設定されている。
第2の過電流検出回路233の出力はラッチ回路235に入力され、ラッチ回路235の出力は、制御装置270’からのゲートパルスが入力される論理回路236に送られている。また、論理回路236から出力されるゲートパルスはインバータ202のIGBTに与えられる。
一方、第1の過電流検出回路238の出力は、エミッタが接地されたトランジスタ239のベースに入力され、トランジスタ239のコレクタは、他のユニット本体2H’,2I’内のトランジスタ239のコレクタと一括して制御装置270’内のプルアップ抵抗278の一端(コンパレータ279bの非反転入力端子)に接続されている。
なお、コンパレータ279bの反転入力端子は、直流電源VccとGNDとの間に接続された分圧抵抗279bの分圧点に接続されている。
制御装置270’において、コンパレータ279bの出力は反転回路277を介してオフ遅延回路274に入力され、その出力は論理回路275に入力されている。
また、制御装置270’には、図2と同様に制御演算部271及びゲートパルス生成回路272が設けられ、ゲートパルス生成回路272からのゲートパルスは論理回路275を介してユニット本体2G’,2H’,2I’の過電流保護回路232’内の論理回路236にそれぞれ入力されている。
この第2実施例において、電流検出器222による電流検出値相当の出力電圧は第1の過電流検出回路238に入力され、上記出力電圧が第1の過電流検出レベルIth1を超えると過電流検出回路238から過電流検出信号が出力され、後続のトランジスタ239をオンさせる。
共通信号線240の電圧は過電流検出信号に相当するものであり、この電圧は、通常は電源電圧Vcc相当にプルアップされているが、ユニット本体2G’,2H’,2I’の何れかのトランジスタ239がオンすることにより、GND電位に低下する。これと同時に、制御装置270’内のコンパレータ279bの非反転入力端子の電圧もGND電位に低下するので、コンパレータ279bの出力は「Low」レベルに変化する。
このため、反転回路277を介して、オフ遅延回路274には「High」レベルの過電流検出信号が入力されるため、オフ遅延回路274から、「High」レベルの遮断信号が一定期間(数[μs]〜数100[μs])、論理回路275に入力される。
これにより、全てのユニット本体2G’,2H’,2I’のインバータ202に対するゲートパルスが一定期間、遮断されてインバータ202が運転を停止するので、突入電流等により一時的に過電流が発生した場合に、インバータ202の出力電流を抑制しつつユニット本体2G’,2H’,2I’が故障しないように保護動作が行われる。
なお、反転回路277の出力は制御演算部271にも入力されており、過電流検出が断続的に数秒間継続した場合には、過電流が突入電流等による一時的なものではないと判断し、制御演算部271による演算を停止して全てのユニット本体2G’,2H’,2I’、すなわち全てのインバータ202の運転を停止する。これと同時に、図1のバイパス用コンタクタ22をオンしてバイパス回路21からの給電に切り替える。
更に、過電流保護回路232’には、第1実施例の過電流保護回路232と同様に、第2の過電流検出回路233、ラッチ回路235及び論理回路236が設けられている。
例えば、ユニット本体2G’に何らかの異常が発生して電流が制御できなくなり、インバータ202の出力電流が第2の過電流検出レベルIth2を超えるような場合には、第2の過電流検出回路233から出力される過電流検出信号をラッチ回路235にてラッチし、論理回路236を介してインバータ202へのゲートパルスの出力を停止する。また、当該インバータ202を有するユニット本体2G’内の入力側及び出力側のコンタクタ203,211をオフすることにより、故障が発生したユニット本体2G’を解列する。
よって、他のUPSユニット本体の運転を継続し、無停電電源システムの特徴の一つである信頼性の向上を図ることができる。
また、制御装置270’内のオフ遅延回路274、制御演算部271等に異常が発生した結果、全てのインバータ202の出力電流が第2の過電流検出レベルIth2を超えるような場合には、全ての第2の過電流検出回路233の動作によってユニット本体2G’,2H’,2I’の運転を停止し、これらを保護することができる。
上述した第1,第2実施例は、図1のインバータ202の出力電流が過電流となった場合の保護動作に関するものである。しかし、これらの実施例による過電流保護動作は、請求項5,6に記載するように、図1のコンバータ201の入力電流が過電流となった場合にも同様に適用することができる。
すなわち、図2,図3のユニット本体2G,2H,2Iまたは2G’,2H’,2I’内の電流検出器222を図1におけるコンバータ201の入力側の電流検出器221に置き換えて図1の過電流保護回路231に接続し、過電流保護回路231の構成を図2の過電流保護回路232または図3の過電流保護回路232’と同一にすると共に、図2,図3のインバータ202をコンバータ201に置き換えれば良い。
つまり、本発明は、UPSユニット本体を構成する電力変換器としてのインバータ202またはコンバータ201を交流の過電流から保護するために適用することができる。
1:交流電源系統
2X:無停電電源システム
2G,2G’,2H,2H’,2I,2I’:UPSユニット本体
21:バイパス回路
22:バイパス用コンタクタ
201:コンバータ(整流器)
202:インバータ
203:入力側コンタクタ
204,206,208,210:インダクタ
205,209:コンデンサ
207:直流中間コンデンサ
211:出力側コンタクタ
221,222:電流検出器
231,232,232’:過電流保護回路
233:第2の過電流検出回路
234:電圧−電流変換回路
235:ラッチ回路
236:論理回路
238:第1の過電流検出回路
239:トランジスタ
240:共通信号線
270,270’:制御装置
271:制御演算部
272:ゲートパルス生成回路
273:第1の過電流検出回路
274:オフ遅延回路
275:論理回路
276:電流−電圧変換回路
277:反転回路
278:プルアップ抵抗
279a:分圧回路
279b:コンパレータ

Claims (6)

  1. 交流電源の交流電圧を直流電圧に変換し、前記直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するための複数の電力変換器と、前記交流電源の停電時に直流電圧源として動作する蓄電装置と、を備えた無停電電源装置ユニット本体(以下、ユニット本体という)を、前記交流電源と前記負荷との間に複数台、並列に接続し、かつ、全ての前記ユニット本体を1台の制御装置によって制御するようにした無停電電源システムにおいて、
    前記ユニット本体は、
    前記電力変換器に流れる交流電流を検出する電流検出器と、
    前記電流検出器による電流検出値が第2の過電流検出レベルを超えたときに当該電力変換器の半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを遮断して当該電力変換器の動作を停止させるための過電流保護回路と、
    前記過電流保護回路の動作時に当該電力変換器を解列する手段と、を備え、
    前記制御装置は、
    全ての前記電流検出値の合計値が、前記第2の過電流検出レベルよりも小さい第1の過電流検出レベルを超えたときに、全ての前記電力変換器の半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを一定期間遮断して全ての前記電力変換器の動作を停止させる手段を備えたことを特徴とする無停電電源システム。
  2. 交流電源の交流電圧を直流電圧に変換し、前記直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するための複数の電力変換器と、前記交流電源の停電時に直流電圧源として動作する蓄電装置と、を備えた無停電電源装置ユニット本体(以下、ユニット本体という)を、前記交流電源と前記負荷との間に複数台、並列に接続し、かつ、全ての前記ユニット本体を1台の制御装置によって制御するようにした無停電電源システムにおいて、
    前記ユニット本体は、
    前記電力変換器に流れる交流電流を検出する電流検出器と、
    前記電流検出器による電流検出値が第1の過電流検出レベルを超えたときに過電流検出信号を出力すると共に、前記電流検出値が前記第1の過電流検出レベルより大きい第2の過電流検出レベルを超えたときに当該電力変換器の半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを遮断して当該電力変換器の動作を停止させる過電流保護回路と、
    前記過電流保護回路の動作時に当該電力変換器を解列する手段と、を備え、
    前記制御装置は、
    何れかの前記ユニット本体から前記過電流検出信号が出力されたときに、全ての前記電力変換器の半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを一定期間遮断して全ての前記電力変換器の動作を停止させる手段を備えたことを特徴とする無停電電源システム。
  3. 交流電源の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するインバータと、前記交流電源の停電時に前記インバータに直流電圧を供給するための蓄電装置と、を備えた無停電電源装置ユニット本体(以下、ユニット本体という)を、前記交流電源と前記負荷との間に複数台、並列に接続し、かつ、全ての前記ユニット本体を1台の制御装置によって制御するようにした無停電電源システムにおいて、
    前記ユニット本体は、
    前記インバータの出力電流を検出する電流検出器と、
    前記電流検出器による電流検出値が第2の過電流検出レベルを超えたときに当該インバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを遮断して当該インバータの動作を停止させるための過電流保護回路と、
    前記過電流保護回路の動作時に当該インバータを解列する手段と、を備え、
    前記制御装置は、
    全ての前記電流検出値の合計値が、前記第2の過電流検出レベルよりも小さい第1の過電流検出レベルを超えたときに、全ての前記インバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを一定期間遮断して全ての前記インバータの動作を停止させる手段を備えたことを特徴とする無停電電源システム。
  4. 交流電源の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するインバータと、前記交流電源の停電時に前記インバータに直流電圧を供給するための蓄電装置と、を備えた無停電電源装置ユニット本体(以下、ユニット本体という)を、前記交流電源と前記負荷との間に複数台、並列に接続し、かつ、全ての前記ユニット本体を1台の制御装置によって制御するようにした無停電電源システムにおいて、
    前記ユニット本体は、
    前記インバータの出力電流を検出する電流検出器と、
    前記電流検出器による電流検出値が第1の過電流検出レベルを超えたときに過電流検出信号を出力すると共に、前記電流検出値が前記第1の過電流検出レベルより大きい第2の過電流検出レベルを超えたときに当該インバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを遮断して当該インバータの動作を停止させる過電流保護回路と、
    前記過電流保護回路の動作時に当該インバータを解列する手段と、を備え、
    前記制御装置は、
    何れかの前記ユニット本体から前記過電流検出信号が出力されたときに、全ての前記インバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを一定期間遮断して全ての前記インバータの動作を停止させる手段を備えたことを特徴とする無停電電源システム。
  5. 交流電源の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するインバータと、前記交流電源の停電時に前記インバータに直流電圧を供給するための蓄電装置と、を備えた無停電電源装置ユニット本体(以下、ユニット本体という)を、前記交流電源と前記負荷との間に複数台、並列に接続し、かつ、全ての前記ユニット本体を1台の制御装置によって制御するようにした無停電電源システムにおいて、
    前記ユニット本体は、
    前記コンバータの入力電流を検出する電流検出器と、
    前記電流検出器による電流検出値が第2の過電流検出レベルを超えたときに当該コンバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを遮断して当該コンバータの動作を停止させるための過電流保護回路と、前記過電流保護回路の動作時に当該コンバータを解列する手段と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    全ての前記電流検出値の合計値が、前記第2の過電流検出レベルよりも小さい第1の過電流検出レベルを超えたときに、全ての前記コンバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを一定期間遮断して全ての前記コンバータの動作を停止させる手段を備えたことを特徴とする無停電電源システム。
  6. 交流電源の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して負荷に供給するインバータと、前記交流電源の停電時に前記インバータに直流電圧を供給するための蓄電装置と、を備えた無停電電源装置ユニット本体(以下、ユニット本体という)を、前記交流電源と前記負荷との間に複数台、並列に接続し、かつ、全ての前記ユニット本体を1台の制御装置によって制御するようにした無停電電源システムにおいて、
    前記ユニット本体は、
    前記コンバータの入力電流を検出する電流検出器と、
    前記電流検出器による電流検出値が第1の過電流検出レベルを超えたときに過電流検出信号を出力すると共に、前記電流検出値が前記第1の過電流検出レベルより大きい第2の過電流検出レベルを超えたときに当該コンバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを遮断して当該コンバータの動作を停止させる過電流保護回路と、
    前記過電流保護回路の動作時に当該コンバータを解列する手段と、を備え、
    前記制御装置は、
    何れかの前記ユニット本体から前記過電流検出信号が出力されたときに、全ての前記コンバータの半導体スイッチング素子に対する駆動パルスを一定期間遮断して全ての前記コンバータの動作を停止させる手段を備えたことを特徴とする無停電電源システム。
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