JP5984407B2 - 取付ユニット及びユニット取付機構 - Google Patents

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Description

本発明は、取付ユニット及び取付ユニットを装置に着脱するための機構に関する。
プログラマブルロジックコントローラ(以下、PLCという。)には、PLCをユニットとして制御対象となる各種の装置などに着脱できるものがある。このようなPLCでは一般に、着脱を容易にするために、PLCを装置に取り付けるための機構が備える可動部材の間にはある程度のすき間が設けられる。このようなすき間は、ベースに振動が加わった場合にはその振幅を大きくしてPLCや装置に不具合を生じさせる原因となることがある。すき間のない強固な取り付けを実現するためにネジ止めを用いることが考えられる。
例えば特許文献1には、ネジ止めを用いて筐体を取付パイプに固定する筐体取付機構が開示されている。この筐体取付機構では、筐体裏面の突起部の平担部に引掛け金具の上端部が当接し、筐体に形成した長穴と係合する引掛け金具のネジ穴に取付ネジが挿入される。この状態において、取付パイプの上面と引掛け金具の底面が接し、さらに引掛け金具の上端部に突起部の平担部が当接して筐体荷重が支持される。取付パイプに具備したネジ穴に据付ネジを挿入し締め付けることで、筐体は取付パイプに完全固定される。
例えば特許文献2には、ネジ止めを用いて箱形筐体にフィルタアタッチメントを取り付けるアタッチメント取付機構が開示されている。このアタッチメント取付機構では、係合溝に爪部を差し込み、バネ板の装着片部を箱形筐体の先端部に位置付けてねじ孔を通してねじ溝にねじを螺合することによって、箱形筐体にフィルタアタッチメントが取り付けられる。
特開平4−301877号公報 特開2004−327535号公報
特許文献1に記載された筐体取付機構では、表示ボードを筐体に取り付けると、取付ネジは表示ボードの背面に隠れてしまうので、取付パイプに筐体を着脱する際には、表示ボードを筐体から取り外す必要がある。そのため、表示ボードを着脱する手間がかかる。これをPLCに採用しても同様の問題が生じる。
特許文献2に記載されたアタッチメント取付機構では、光学フィルタを位置づけるためにフィルタアタッチメントを用いる。PLCを筐体に固定するために、フィルタアタッチメントと同様のアタッチメントを取り付けると、PLCの取付機構が複雑化してしまう。
本発明は、上述の事情を鑑みてなされたもので、簡易な構成で装置に容易かつ強固に固定することが可能な取付ユニットなどを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る取付ユニットは、
装置が有する取付部に着脱される取付ユニットであって
後方向に貫通するとともに前記前後方向と直交する方向である上下方向に長い貫通孔を有し、前記取付部に取り付けられる本体と、
前記前後方向を向くネジ穴を有し、前記前後方向及び前記上下方向に移動可能に設けられた第1の係止部と、
前記ネジ穴と螺合する部分を有し、前記貫通孔に挿設されるネジ部と、
前記ネジ部の基端に固定されており、前記ネジ部を回転させるための操作部と、
前記第1の係止部を前記上下方向のいずれか一方へ付勢する付勢手段とを備え、
前記第1の係止部は、前記一方へ突き出す爪状部を有し、
前記爪状部は、前記一方へ移動した状態において、前記取付部に含まれ前記上下方向の他方へ突き出す規制爪に係合し、それによって、前記本体の前記前後方向の移動が規制され、前記他方へ移動した状態において、前記規制爪との係合が解除される。
本発明によれば、ネジ穴とネジ部とが螺合しており、係止部は貫通孔と平行な方向に移動することができる。そのため、操作部を回転させることによってネジ部に螺合した係止部を貫通孔と平行な方向に移動させて、係止部を取付部にすき間なく当接させることができる。そのため、取付ユニットを装置に容易かつ強固に固定することが可能になる。
また、係止部はネジ部と螺合しており、ネジ部は貫通部に挿設されるとともに、基端に操作部が固定される。これによって、取付ユニットは一体化している。そのため、取付ユニットの構成を簡易にすることが可能になる。
本発明の一実施形態に係るPLCを装置に固定した状態を示す斜視図である。 PLCを装置に固定した状態のPLCの取付機構を左方から見た断面図であって、PLCの上後部及び下後部を拡大して示す図である。 本発明の一実施形態に係るPLCを着脱する際のPLCの状態を示す斜視図である。 仮止め状態である場合の一実施形態に係るPLCの取付機構を拡大して示す平面図である。 固定状態である場合の一実施形態に係るPLCの取付機構を拡大して示す平面図である。 上係止部と上規制部との係合が解かれた状態の一実施形態に係るPLCの取付機構を左方から見た断面図であって、PLCの後部の上方及び下方の近傍を拡大して示す図である。 本発明の一実施形態の変形例1に係るPLCの取付機構を拡大して示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。全図を通じて同一の要素には同一の符号を付す。また、同一の要素に関して重複する説明は省略する。
本発明の実施形態1に係るユニット取付機構としてのプログラマブルロジックコントローラ(PLC;Programmable Logic Controller)の取付機構1は、図1の外観斜視図に示すように、取付ユニットとしてのPLC2を装置3に取り付け、装置3から取り外すための機構である。装置3は例えば自動機械、エレベータ装置などである。PLCの取付機構1によってPLC2が装置3に取り付けられると、PLC2と装置3とはそれぞれの通信I/F(Interface)を介してデータを授受し、PLC2が装置3を制御する。
装置3は、同図に示すように、例えばその筐体の前方に左右方向に並設された複数の取付部5を備える。
なお、実施形態では、図1に示すように、取付部5に対してPLC2が取り付けられる方向を前方、その反対を後方とする。また、前方から見た場合の方向により、同図に示すように上下左右を規定する。これらの方向は、説明のために用いるものであって発明を限定する趣旨ではない。
各取付部5は、PLC2が着脱される部位であり、装置側コネクタ部11と、上規制部12と、下規制部13とを備える。
装置側コネクタ部11は装置側の通信I/Fであり、各々が前方を向いて外部に露出するコネクタを含む。上規制部12と下規制部13とは、装置3に取り付けられたPLC2の移動を規制する部材であって、装置側コネクタ部11の前方において上下に対置されている。上規制部12は、前方へ突き出た平板状の突出部15と、突出部15の前方端部に設けられた規制爪16とを含む。規制爪16は、下方へ突き出しており、後方を向き左右方向に延びる帯状の上規制面18を有する。下規制部13は、上方から見て概ね矩形の穴を形成し、その穴の前面を規定する下規制面20を有する。下規制面20は、後方を向き左右方向に延びる帯状の面である。
PLC2は、図1に示すように、本体25を備える。本体25は、概ね直方体をなす例えば樹脂製の部材である。本体25は、制御プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)、制御プログラムを実行するMPU(Micro−Processing Unit)、MPUの作業領域となるRAM(Random Access Memory)などを内臓する。なお、本体25の形状は直方体に限らず、任意の形状であってよく、その素材は樹脂に限らず、任意の素材が採用されてよい。
本体25は、PLCの取付機構1を左方から見た拡大断面図である図2に示すように、その後部にPLC側コネクタ部27を備える。PLC側コネクタ部27は、PLC側の通信I/Fであり、後方を向いて外部に露出するコネクタを含む。
PLC側コネクタ部27は、PLC2が装置3に取り付けられた場合に装置側コネクタ部11と対向する位置に設けられている。PLC2が装置3に取り付けられると、PLC側コネクタ部27のコネクタと装置側コネクタ部11のコネクタとは互いに嵌合する。これによって、PLC2と装置3とは、PLC側コネクタ部27と装置側コネクタ部11とを介してデータ通信することができる。PLC2は、装置3とデータ通信しつつ内蔵するMPU、ROM、RAMなどが協働することによって、装置3を制御する。
本体25は後部上方に、同図に示すように、切欠部31と収容部32と貫通部33とを備える。切欠部31は、右方、左方、後方及び上方のそれぞれの方向を向く面で規定される直方体の切り欠きを形成する。収容部32は、切欠部31の前方に直方体の穴を形成する。貫通部33は、切欠部31と収容部32との間に介在する壁部35を前後方向に貫通する孔を形成する。貫通部33は、前方から見て、上下方向の長さが左右方向の長さよりも長い。
また、同図に示すように、本体25はその下後部に下係止部37を備える。下係止部37は、本体25の下面から下方へ向けて突き出す平板状の部位であり、前方を向き左右方向に延びる帯状の下係合面39を有する。下係止部37は例えば本体25と一体で形成される。
装置3に取り付けられた場合に、下係止部37は下規制部13に嵌まることで、下規制部13と係合する。下係止部37と下規制部13との係合によって、PLC2の下部における前方向及び左右方向への移動は規制される。
さらに、同図に示すように、PLC2はその上後部に、上係止部45とバネ46とネジ部47と操作部48とを備える。
上係止部45は、同図に示すように、本体25の切欠部31内に配置される、例えば樹脂製の部材であって、左方から見た断面が概ねL字状をなす。
詳細には、上係止部45は、同図に示すように、切欠部31の後方を向く面に平行な第1平板部51と切欠部31の上方を向く面に平行な第2平板部52と、第2平板部52の後端に設けられて上方へ突き出た爪状部53とを一体に備える。
第1平板部51は前後方向を向く軸を中心としたネジ穴を形成するネジ穴部55を有する。ネジ穴部55の内面にはネジ溝が設けられている(不図示)。爪状部53は、前方を向き左右方向に延びる帯状の上係合面57を有する。
PLC2が装置3に取り付けられた場合に、同図に示すように、上係合面57の上端は上規制面18の下端よりも長さLだけ上方に位置づけられて、上係合面57と上規制面18とが長さLの幅で左右方向に当接する。これによって、上係止部45と上規制部12とが係合し、その結果、PLC2の上部の前方への移動は規制される。
また、PLC2が装置3に取り付けられた場合に、上規制部12の左右は切欠部31により挟まれる(例えば、図1参照)。これによって、PLC2の上部は左右方向へほぼ移動できなくなる。
バネ46は、図2に示すように、上係止部45の第2平板部52と切欠部31の上方を向く面との間に設けられる。バネ46によって、上係止部45は、切欠部31の上方を向く面から離間する方向へ(図2に示す上方)へ付勢されている。
ネジ部47は、例えば金属棒であって、その先端から所定の長さにわたる部分にネジ山が設けられている。
ネジ部47は、同図に示すように、その長軸49を前後方向に向けて貫通部33に挿設される。そのため、ネジ部47の左右及び上下方向の移動は、貫通部33の形状に応じて制限される。詳細にはネジ部47は、本体25に対して左右方向にはほぼ移動できず、上下方向には長さLより長い所定の長さMだけ移動することができる。
ネジ部47の先端はネジ穴部55に螺合している。したがって、本体25に対する上係止部45の移動は、ネジ部47が移動できる範囲内に制限されることになる。すなわち、上係止部45は、左右方向にはほぼ移動できない。上下方向には、上係止部45は、長さMだけ移動することができる。
ネジ部47の基端は収容部32に配置される。ネジ部47の基端には操作部48が設けられる。操作部48は、ネジ部47の長軸49と同軸に固定された円筒状の外面を有する部材である。操作部48の一部が収容部32に収容されている。
操作部48の外周面の半径、すなわち前方から見た場合の操作部48の軸から外周面までの長さは、貫通部33の左右方向の長さよりも長い。そのため、操作部48は貫通部33を通過することができない。また、操作部48の外周面の半径は、収容部32より上方へ長さM以上突き出すだけの長さである。
操作部48の外周面の軸方向の長さは、操作部48をその軸を中心に回転させるためにユーザが指を掛けられる程度であればよい。操作部48の外周面には、操作部48を回転させる時にユーザの指が滑ることを防ぐために、軸方向の溝が設けられることが望ましい。
操作部48が収容部32より上方へ突き出していることで、ユーザは操作部48をその軸を中心に容易に回転させることが可能になる。
また、操作部48はネジ部47に同軸で固定されているので、ネジ部47は操作部48の回転に伴ってネジ部47の長軸49を中心に回転する。そのため、操作部48を回転させることで、例えばネジ部47と上係止部45とが螺合する長さを調整し、上係止部45を前後方向に移動させることができる。したがって、操作部48が収容部32より上方へ突き出していることによって、上係止部45を前後方向に容易に移動させることが可能になる。
操作部48が収容部32より上方へ突き出す長さは上述のようにM以上である。そのため、操作部48の突き出た部分をユーザが押下して収容部32内へ埋没させることで、上係止部45をその上下方向の可動範囲である長さMだけ、バネ46の付勢力に抗して容易に移動させることが可能になる。
これまで説明したPLCの取付機構1を構成するPLC2を製造する方法の一例を説明する。本体25及び下係止部37を概ね左右対称に分割した形状の左本体部材及び右本体部材が射出成形により製造される。右本体部材及び左本体部材の一方にMPU、ROM、RAM、PLC側コネクタ部27、一体に製造されたネジ部47及び操作部48などの各部材が取り付けられる。各部材が取り付けられた一方に他方が配置されて、右本体部材と左本体部材とがネジ止めされる。ネジ部47と上係止部45とが螺合される。これにより、PLC2を製造することができる。
ここから、PLC2を装置3に着脱する方法について説明する。
PLC2を装置3に取り付ける場合、ユーザは、図3の点線で示すように、PLC2の前方をその後方よりも下方へ傾斜させた状態で下係止部37の先端が下規制部13に嵌まるように、PLC2の下後部を位置付ける。ここで適宜PLC2を少し前方へ引き寄せることで、下規制部13が有する下規制面20の上端と下係止部37が有する下係合面39とが左右方向の線状部分で当接する。この当接する線状部分を以下、「当接軸」という。
ユーザは当接軸を中心に、図3の二点鎖線の矢印61で示すように、上係止部45を上規制部12へ近付ける方向にPLC2を回転させると、上係止部45の爪状部53の後方部分と上規制部12の前方部分とが当接する。
さらに、当接軸を中心として同方向にPLC2を回転させることで、上係止部45は上規制部12と擦れ合いながらバネ46の付勢力に抗して回転半径の内方向(当接軸へ向かう方向であって、解除方向に相当する。)へ移動する。
上係止部45は、上述のように、上規制部12と係合する上下方向の長さLより長い長さMだけ上下方向に移動することができる。そのため、爪状部53が上規制面18の下端の下を通過し、上係合面57が上規制面18の後方に至るまで、ユーザは当接軸を中心にPLC2を回転させることができる。
上係合面57が上規制面18の後方に至ると、上係止部45はバネ46の付勢力により上方へ移動する。すなわち、上係止部45は、PLC2の回転半径の外方向(係合方向)へ移動して、本体25との関係で上規制部12に当接する前の位置に戻る。これによって、上係止部45が上規制部12と係合する。
上係止部45が上規制部12と係合するまでPLC2を回転させる間に、装置側コネクタ部11とPLC側コネクタ部27とは、装置3とPLC2とが相互にデータ通信できるように嵌合する。また、下係止部37は下規制部13に深く嵌っていき、下規制部13と係合する。
これによって、装置3とPLC2とが相互にデータ通信できる状態でPLC2が装置3に仮止めされる。仮止めされた状態では、装置側コネクタ部11とPLC側コネクタ部27との係合、上係止部45と上規制部12との係合、及び下係止部37と下規制部13との係合によって、PLC2はすべての方向の移動が規制されている。
しかし、仮止めされた状態では、図4の同状態における上規制部12と上係止部45との拡大平面図に示すように、壁部35と上係止部45との間にすき間65がある。
PLC2が装置3に仮止めされるまでには、上述のように上係止部45がPLC2の回転半径方向(概ね上下方向)に移動する。このような上係止部45の移動を円滑にするために、すき間65は必要である。しかし、PLC2が装置3に取り付けられた後に、例えば環境試験などのために装置3やPLC2が振動すると、PLC2の装置3に対する振動がすき間65のために増幅されて、コネクタの接続障害などの不具合が生じることがある。そのため、すき間65は、PLC2を装置3に取り付けた後の耐振動性の観点からはない方が望ましい。
PLC2を装置3に仮止めした後に、ユーザは上係止部45を前方へ移動させる方向へ操作部48を回転させる。これによって、図4に示すすき間65は、図5に示すようになくなるので、振動が生じても不具合が生じにくい状態でPLC2は装置3に強固に固定される。
PLC2を装置3から取り外す場合、ユーザは上係止部45を後方へ移動させる方向へ操作部48を回転させる。これによって、PLC2は装置3に仮止めされた状態になる。したがって、壁部35と上係止部45との間にすき間65ができるので(図4参照)、上係止部45を上下方向に円滑に移動させることができる。
ユーザは操作部48を押し下げる。これによって、図6に示すように、上規制面18及び上係合面57は当接しなくなり、PLC2の前後方向の移動の規制が解除される。そのため、図6の二点破線の矢印68で示すようにPLC2の上部を下方前方へ移動させる方向へ、当接軸を中心にPLC2を回転させることができる。
当接軸を中心にPLC2を回転させると、PLC2は図3の破線で示すように、前方へ向けて下を向いて傾斜する。この時、下係止部37の先端はいまだ、下規制部13に嵌まっている。
ユーザはPLC2を傾斜させた状態で、当接軸を中心とした回転半径の外方ないしは上方へPLC2を移動させる。これによって、下係止部37と下規制部13との係合が解かれ、PLC2は装置3から取り外される。
これまで説明したように、PLC2を装置3に取り付けるための操作は、PLC2を所定の位置に配置して当接軸を中心に本体25を所定位置まで回転させた後に、操作部48を回転させるだけである。本実施形態に係るPLC2によれば、このような簡単な操作でPLC2を装置3に強固に固定することができる。
PLC2を装置3に取り外すための操作は、操作部48を回転させた後に押下して、PLC2を回転させた後に、所定の方向へ移動させるだけである。本実施形態に係るPLC2によれば、このような簡単な操作で、装置3に強固に固定されたPLC2を装置3から取り外すことができる。
したがって、本実施形態に係るPLCの取付機構1によれば、PLC2を装置3に容易に、かつ、強固に取り付けることが可能になる。また、装置3に強固に固定されたPLC2を装置3から容易に取り外すことが可能になる。
また、本実施形態に係るPLC2では、上係止部45はネジ部47の先端と螺合しており、ネジ部47は貫通部33に挿設されるとともに基端に操作部48が固定される。これにより、PLC2は全体的に一体化している。したがって、PLC2の構成を、複数の分離した部材からなる複雑なものではなく、簡易なものにすることが可能になる。
さらに、本実施形態に係るPLC2では、上係止部45は切欠部31に収容される。操作部48は上方の一部を除いて収容部32に収容される。ネジ部47は貫通部33と上係止部45とにほぼ収容される。下係止部37は本体25の下方から突き出すが、その大きさは本体の大きさに比べて小さくてもよい。このような構成によって、本実施形態ではPLCの取付機構1のために備えるPLC2の構成をコンパクトにすることが可能になる。
本発明に係る一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されない。
(変形例1)
例えば、切欠部31には右方及び左方を向く面がなくてもよい。図7は、変形例1に係るPLC2の後方を拡大して示す平面図である。本変形例によっても、操作部48を回転することですき間65をなくすことができるので、PLC2を装置3に容易かつ強固に固定することが可能になる。本変形例によっても実施形態と同様にPLC2を全体的に一体化することができ、PLC2の構成を簡易にすることが可能になる。本変形例によっても実施形態と同様にPLCの取付機構1のために備えるPLC2の構成をコンパクトにすることが可能になる。
(変形例2)
また例えば、PLC2の下係止部が、実施形態の下係止部37に代えて、上係止部45と同様の構成であってもよい。すなわち、PLC2の下係止部37が上下方向及び前後方向に移動可能に設けられ、PLC2を装置3に仮止めした後にすき間なく強固に固定させることができるように設けられてもよい。これによっても、PLC2を装置3に容易かつ強固に固定することが可能になる。本変形例によっても、PLC2を全体的に一体化することができ、PLC2の構成を簡易にすることが可能になる。本変形例では下係止部の操作部が下方へ突き出すことになるが、実施形態の下係止部37の突出がなくなる。そのため、本変形例でも実施形態とほぼ同様に、PLCの取付機構1のために備えるPLC2の構成をコンパクトにすることが可能になる。
(変形例3)
さらに例えば、貫通部33が切欠部31から本体25の前方端面にまで延びてもよい。この場合、ネジ部47の基端は、本体25より前方に配置されることになり、操作部48のすべてが本体25の外部に露出する。
そのため、操作部48を容易に操作することができ、PLC2を装置3に容易かつ強固に取り付けることが可能になる。本変形例でもPLC2を全体的に一体化することができ、PLC2の構成を簡易にすることが可能になる。
本変形例でも上係止部45は切欠部31に収容され、ネジ部47は貫通部33と上係止部45とにほぼ収容される。また、下係止部37は本体25の下方から突き出すが、その大きさは本体の大きさに比べて小さくてもよい。したがって、本変形例によっても、PLCの取付機構1のために備えるPLC2の構成をコンパクトにすることが可能になる。
本変形例によれば、PLC2の本体25が収容部32を備える必要がなくなるので、これによってPLC2の本体25の構成を簡易にすることが可能になる。
例えばPLC2の本体25の前後方向の長さが短く、収容部32を設けるスペースを確保することが困難な場合などに特に好適である。本変形例によれば、このような場合であっても、本変形よれによればPLC2を装置3に容易かつ強固に取り付け、PLC2の構成を簡易にし、PLCの取付機構1のために備えるPLC2の構成をコンパクトにすることが可能になる。
(変形例4)
さらに例えば、PLC2の下係止部は設けられなくてもよい。この場合、当接軸を中心にPLC2を回転させる代わりに、前後方向に移動させることによって、PLC2を取付部5に着脱することができる。
これによっても、壁部35と上係止部45との間のすき間65をなくすことによって、PLC2を装置3に容易かつ強固に固定することが可能になる。本変形例によっても、PLC2を全体的に一体化することができ、PLC2の構成を簡易にすることが可能になる。本変形例によれば、実施形態の下係止部37の突出がなくなる。そのため、PLCの取付機構1のために備えるPLC2の構成をよりコンパクトにすることが可能になる。
以上、本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明は、実施形態及び変形例に限定されるものではなく、例えば各実施形態及び各変形例を適宜組み合わせた態様、またそれらと均等な技術的範囲をも含む。
本発明に係るユニット取付機構は、例えば装置にPLCを取り付けるためのPLCの取付機構など、各種のユニットを装置の所定の箇所に取り付ける機構に好適に利用することができる。
1 PLCの取付機構
2 PLC
3 装置
5 取付部
11 装置側コネクタ部
12 上規制部
13 下規制部
15 突出部
16 規制爪
18 上規制面
20 下規制面
25 本体
27 PLC側コネクタ部
31 切欠部
32 収容部
33 貫通部
35 壁部
37 下係止部
39 下係合面
45 上係止部
46 バネ
47 ネジ部
48 操作部
51 第1平板部
52 第2平板部
53 爪状部
55 ネジ穴部
57 上係合面

Claims (5)

  1. 装置が有する取付部に着脱される取付ユニットであって
    後方向に貫通するとともに前記前後方向と直交する方向である上下方向に長い貫通孔を有し、前記取付部に取り付けられる本体と、
    前記前後方向を向くネジ穴を有し、前記前後方向及び前記上下方向に移動可能に設けられた第1の係止部と、
    前記ネジ穴と螺合する部分を有し、前記貫通孔に挿設されるネジ部と、
    前記ネジ部の基端に固定されており、前記ネジ部を回転させるための操作部と、
    前記第1の係止部を前記上下方向のいずれか一方へ付勢する付勢手段とを備え、
    前記第1の係止部は、前記一方へ突き出す爪状部を有し、
    前記爪状部は、前記一方へ移動した状態において、前記取付部に含まれ前記上下方向の他方へ突き出す規制爪に係合し、それによって、前記本体の前記前後方向の移動が規制され、前記他方へ移動した状態において、前記規制爪との係合が解除される取付ユニット。
  2. 前記本体は、さらに、前記貫通孔に連通し、前記操作部の一部を前記本体の外部へ突き出して収容する穴を有する
    請求項1に記載の取付ユニット。
  3. 前記第1の係止部の上方又は下方に設けられており、前記装置に設けられた規制部に係合可能な第2の係止部を、さらに備える
    請求項1又は2に記載の取付ユニット。
  4. 前記第2の係止部は、前記第1の係止部の下方に設けられて前記本体から下方へ突き出しており、前記規制部に含まれる穴に嵌まることによって前記規制部に係合する
    請求項3に記載の取付ユニット。
  5. 取付ユニットと、当該取付ユニットが着脱される取付部を有する装置とを備え
    記取付ユニットは、
    前後方向に貫通するとともに前記前後方向と直交する方向である上下方向に長い貫通孔を有し、前記取付部に取り付けられる本体と、
    前記前後方向を向くネジ穴を有し、前記前後方向及び前記上下方向に移動可能に設けられた第1の係止部と、
    前記ネジ穴と螺合する部分を有し、前記貫通孔に挿設されるネジ部と、
    前記ネジ部の基端に固定されており、前記ネジ部を回転させるための操作部と、
    前記第1の係止部を前記上下方向のいずれか一方へ付勢する付勢手段とを備え、
    前記取付部は、
    前記上下方向の他方へ突き出す規制爪を備え、
    前記第1の係止部は、前記一方へ突き出す爪状部を有し、
    前記爪状部は、前記規制爪に係合し、それによって、前記本体の前記前後方向の移動が規制されるユニット取付機構。
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