JP5981629B1 - 逆止弁システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通水管内の圧力調整をして機能検査を行うことや、通水管内の水抜きを行うことを、適切に合理的な形態で行うことができる逆止弁システムを提供する。【解決手段】上流側の通路11と下流側の通路12との中間であって、通水路の接続方向に交差する方向へ逆止弁カートリッジ20が収納されるように開口されたカートリッジ収納スペース15が設けられた通路本体を備え、逆止弁カートリッジ20が、逆止弁体21と、カートリッジ収納スペース15へ連通する連通口13に一端部の外部が水密シール可能に設けられ、内部に逆止弁体21が当接される弁座32が設けられると共に、側周壁に連通孔33が設けられた筒状弁体30と、筒状弁体用蓋体40とを備え、逆止弁カートリッジ20を、逆止弁体21の作動方向に変位可能に外嵌する状態に保持し、カートリッジ収納スペース15の開口縁部16に装着されるカートリッジ取付用蓋体50を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、通水路の中途部に接続され、上流側からの通水を許容すると共に、下流側からの通水を阻止する逆止弁システムに関する。
従来の逆止弁システムとしては、一次側に設けられた入水口及び二次側に設けられた出水口を有し、前記入水口及び出水口間に流路を有し、且つ前記流路間に開口部を有する弁本体と、前記弁本体内に配置され、前記流路を遮断する逆止弁カートリッジとを具備し、前記逆止弁カートリッジは、シートと、当該シートに先端部が固定されたカートリッジ本体と、当該カートリッジ本体内に収納されたスプリングと、前記カートリッジ本体内に配置され前記スプリングに付勢されて前記シートに当接するディスクと、前記カートリッジ本体の前記先端部と対向する側と嵌着した蓋とから構成され、前記蓋は軸線が前記入水口及び出水口間の水平軸線に対して前記二次側に傾斜するように、前記開口部内の係止部に固定され、前記弁本体は少なくとも前記一次側もしくは二次側のいずれか一方もしくは双方に複数のユニバーサル穴を有し、前記ディスク又は前記カートリッジ本体には側面にディスク軸線又はカートリッジ本体軸線に沿って前記スプリングを収納する空間の水を前記流路に誘導するガイドを一つ以上設けたことを特徴とする逆止弁(特許文献1参照)が、本出願人によって提案されている。
このような逆止弁システムは、量水器の接続装置の一構成要素として好適に用いることができる。従来の量水器の接続装置としては、連結パイプと、前記連結パイプの両側に設けられた1対の接続部とを具備し、前記1対の接続部は、それぞれ前記連結パイプが取り付けられた連結部と接続体部とからなり、前記1対の接続部の接続体部は、一方の接続体部が両端に水道管接続部及び量水器接続部を有し、他方の接続体部が両端に凸状継手接続部及び量水器接続部を有し、前記他方の接続体部の前記量水器接続部は、量水器の一端を保持するスリーブ及び前記スリーブを駆動するスクリューハンドルを有し、前記連結パイプは、前記1対の接続部間の間隔を一定に保つものであり、前記他方の接続体部としては、一端に水道管接続部、他端に開口部を有し、前記他端の開口部は凸状継手接続部が嵌合される筒状であって、その内周面に保持されたサポートリング及び外部周辺部に一定の角度間隔をもって筒状と同心の円上を中心点とする複数の角度規制穴を有するエルボ本体と、一端に前記凸状継手接続部、他端に他部材接続部を有し、前記凸状継手接続部の一端側嵌合部は前記エルボ本体開口部に嵌合する円筒状であって、その外周面一端側に一端側溝壁が略垂直、他端側溝壁が傾斜で構成された第1溝及び他端側に両端溝壁が略垂直で構成された第2溝が設けられ、前記凸状継手接続部の他端側には、前記凸状継手接続部の同心円上に、前記角度規制穴に対向配置された角度規制突起を有する接続体とを具備してなる管継手で構成されているもの(特許文献2参照)が、本出願人によって提案されている。
上記の従来の逆止弁システムでは、逆止機能部がカートリッジ化されて品質が安定した逆止弁カートリッジを用いることができ、量水器の接続装置の一構成要素として用いるような場合であって、長期間の使用によって、その逆止弁カートリッジの交換を必要とする場合などにおいて、適切且つ容易に交換し易い利点がある。また、ユニバーサル穴を用いることによって、配管の分岐、統合、機能検査、各種機器の接続等が容易にできる。例えば、ユニバーサル穴を適宜に開口することによれば、通水管内の圧力を調整することで機能検査を適切に行うことや、通水管内の水抜きをできるなどの利点がある。しかしながら、この従来のユニバーサル穴を有する逆止弁システムは、逆止弁機能を解除して通水路を連通できるものではなかった。
特許第4504411号公報(請求項1、図5) 特許第3852611号公報(請求項1及び2、図1)
逆止弁システムに関して解決しようとする課題は、上記の従来の逆止弁システムでは、ユニバーサル穴を封止しているネジを外して直接的に通水管内の圧力調整や水抜きを行う場合はその場での水の排出による濡れ被害が生じ、ユニバーサル穴に継手を介して他の機器を取り付ける場合は装置形態がコンパクト化できないことにある。
そこで、本発明の目的は、通水管内の圧力調整をして機能検査を行うことや、通水管内の水抜きを行うことを、濡れ被害となるような排水を伴わないで合理的な形態で行うことができる逆止弁システムを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明に係る逆止弁システムの一形態によれば、通水路の中途部に接続され、上流側からの通水を許容すると共に、下流側からの通水を阻止する逆止弁システムであって、上流側へ接続される上流側の通路と、下流側へ接続される下流側の通路と、前記両通路の中間であって、通水路の接続方向に交差する方向へ迂回してから戻るように曲げられた通路のスペースであると共に、該接続方向に交差する方向へ変位作動する逆止弁体を有する逆止弁カートリッジが該接続方向に交差する方向へ着脱可能に収納されるように開口されたスペースであるカートリッジ収納スペースとが設けられた通路本体を備え、前記逆止弁カートリッジが、前記逆止弁体と、前記通路本体の前記上流側の通路と前記カートリッジ収納スペースとを連通する連通口に、一端部の外部が水密シール可能に設けられ、該一端部の内部に前記逆止弁体が当接して水密シールされる弁座が設けられると共に、側周壁に連通孔が設けられた筒状弁体と、該筒状弁体の他端を塞ぐように設けられた筒状弁体用蓋体とを備え、前記筒状弁体を備える前記逆止弁カートリッジを一端の側である前記通路本体の奥へ変位させた場合には、前記筒状弁体が前記連通口に水密シールされて前記逆止弁体の逆止機能が作動できる状態になり、前記逆止弁カートリッジを他端の側である前記通路本体の外方へ変位させた場合には、前記筒状弁体の前記連通口への水密シールが解除されて前記逆止弁体の逆止機能を解除するように、前記逆止弁カートリッジを、前記逆止弁体の作動方向に変位可能に外嵌して水密シールする状態に保持し、前記カートリッジ収納スペースの開口縁部に水密シールされて装着されることで、該逆止弁カートリッジを該カートリッジ収納スペース内に取り付けるカートリッジ取付用蓋体を備える。
また、本発明に係る逆止弁システムの一形態によれば、前記接続方向が水平方向であり、前記接続方向に交差する方向が上下方向であって、逆止弁カートリッジを上方へ脱着できるように、カートリッジ収納スペースが上方へ開口していることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る逆止弁システムの一形態によれば、前記逆止弁体を、前記筒状弁体の前記弁座へ所要の圧力で付勢するように、該逆止弁体と前記筒状弁体用蓋体との間にコイルスプリングが配されていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る逆止弁システムの一形態によれば、前記逆止弁体が、自重によって、前記筒状弁体の前記弁座へ当接されるように、上下動可能に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る逆止弁システムの一形態によれば、前記筒状弁体用蓋体の他端側外方へ延びるように設けられた雄ネジ延設部が、前記カートリッジ取付用蓋体の蓋端面部に設けられた雌ネジ装着部に螺合されていることで、前記逆止弁カートリッジが前記逆止弁体の作動方向へ変位可能に構成されていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る逆止弁システムの一形態によれば、ベース部材に装着された量水器と該量水器の上流及び下流に接続される通水接続機器とから構成される量水器の接続装置に係る一つの前記通水接続機器として用いられることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る逆止弁システムの一形態によれば、前記量水器の下流側に接続されることを特徴とすることができる。
本発明に係る逆止弁システムによれば、通水管内の圧力調整をして機能検査を行うことや、通水管内の水抜きを行うことを、濡れ被害となるような排水を伴わないで合理的な形態で行うことができるという特別有利な効果を奏する。
本発明に係る逆止弁システムの形態例を示す断面図である。 図1の形態例のキャップを外した状態を示す断面図である。 図1の形態例の逆止弁機能を解除した状態を示す断面図である。 図1の形態例の逆止弁カートリッジを取り外した状態を示す断面図である。 本発明に係る逆止弁システムの他の形態例を示す断面図である。
以下、本発明に係る逆止弁システムの形態例を、添付図面(図1〜5)と共に詳細に説明する。本発明に係る逆止弁システムは、通水路の中途部に接続され、上流側からの通水を許容すると共に、下流側からの通水を阻止できる逆止弁機能を有すると共に、その逆止弁機能を解除できる機能を有するものである。
10は通路本体であり、上流側へ接続される上流側の通路11と、下流側へ接続される下流側の通路12と、両通路11、12の中間であって、通水路の接続方向に交差する方向へ迂回してから戻るように曲げられた通路のスペースであると共に、その接続方向に交差する方向へ変位作動する逆止弁体21を有する逆止弁カートリッジ20がその接続方向に交差する方向へ着脱可能に収納されるように開口されたスペースであるカートリッジ収納スペース15とが設けられている。
また、本形態例では、通水路の接続方向が水平方向であり、その接続方向に交差する方向が上下方向であって、逆止弁カートリッジ20を上方へ脱着できるように、カートリッジ収納スペース15が上方へ開口している。さらに、本形態例の接続方向に交差する方向の上下方向は、水平方向に直交する方向になっている。しかしながら、本発明に係る逆止弁システムの通路本体10は、これに限定されるものではない。つまり、本形態例のような通水路の接続方向(水平方向)に限定されるものではなく、他のあらゆる方向についても本発明に係る逆止弁システムは適用できる。また、通水路の接続方向に交差する方向についても、本形態例のような通水路の接続方向に直交する方向に限定されるものではなく、通水路の接続方向に傾斜する方向であってもよいのは勿論である。すなわち、逆止弁カートリッジ20を、通水路の外部から着脱できることや、通水路の外部から調整操作できるように、通水路の接続方向とは異なる方向に開口するカートリッジ収納スペース15を設けることができるように、交差して設けられていればよい。
また、本形態例の通路本体10では、仕切壁部14によって、水平方向の上流側の通路11を直角に上方向へ曲げるように構成されており、この仕切壁部14によって上流側の通路11とカートリッジ収納スペース15とを連通する連通口13が合理的に形成される形態となっている。そして、その連通口13よりも下流のカートリッジ収納スペース15から戻り通路17を介して出水口12aへ連通するように、下流側の通路12が構成されている。これによれば、逆止弁システムを構成するためのカートリッジ収納スペース15を、合理的且つコンパクトに構成できる。
さらに、本形態例の通路本体10では、上流側の通路11の接続部である入水口11aが、上流側接続用ネジ管部11bによって構成されているが、本発明に係る逆止弁システムの通路本体10は、これに限定されるものではなく、他の接続構成を採用できるのは勿論である。例えば、前述した特許文献2に係る接続構成を用いてもよい。さらに、同様に、下流側の通路12の接続部である出水口12aが、下流側接続用ネジ管部12bによって構成されているが、本発明に係る逆止弁システムの通路本体10は、これに限定されるものではなく、他の接続構成を採用できるのは勿論である。例えば、前述した特許文献2に係る接続構成を用いてもよい。
また、本発明に係る逆止弁システムでは、逆止弁カートリッジ20が、逆止弁体21と、通路本体10の上流側の通路11とカートリッジ収納スペース15とを連通する連通口13に、一端部31の外部が水密シール可能に設けられ、その一端部31の内部に逆止弁体21が当接して水密シールされる弁座32が設けられると共に、側周壁に連通孔33が設けられた筒状弁体30と、その筒状弁体30の他端を塞ぐように設けられた筒状弁体用蓋体40を備えている。なお、本形態例の筒状弁体用蓋体40は、O‐リング42を介して水密シールした状態に、筒状弁体30の他端に螺合して塞いだ状態に配されている。
本形態例に係る筒状弁体30の一端部31の外部が水密シールをする形態は、筒状弁体30の一端部31が連通口13内に挿入されるように下側へ移動・変位し、筒状弁体30に外嵌めされたO‐リング34が、連通口13の内周面に摺接して水密シールする形態となっている。なお、本発明に係る筒状弁体30の一端部31の外部が水密シールをする形態はこれに限定されず、例えば、平面にシール部材が当接する形態であってもよい。
また、本形態例の逆止弁体21は、筒状弁体30内で弁座32に対して軸線方向に接離できるように、その筒状弁体30内に収納された状態に配され、その逆止弁体21に外嵌めされたO‐リング22が、弁座32に当接することで水密シールがなされ、逆止弁機能が作動する形態になっている。すなわち、戻り通路17を含む下流側の通路12から連通孔33を介して筒状弁体30内に満たされた水が、逆止弁体21によって水密シールされることで、逆流を防止することができる。そして、図1〜4に示した形態例では、逆止弁体21を、筒状弁体30の弁座32へ所要の圧力で付勢するように、その逆止弁体21と筒状弁体用蓋体40との間にコイルスプリング35が配されている。さらに詳細には、コイルスプリング35が、逆止弁体21のコイルスプリング装着部23と、筒状弁体用蓋体40のコイルスプリング受部44との間に配されることで、適切に位置され、逆止弁体21を弁座32へ所要の圧力で付勢できる構成になっている。
そして、本発明に係る逆止弁システムでは、筒状弁体30を備える逆止弁カートリッジ20を一端の側へ変位させた場合には、筒状弁体30が連通口13に水密シールされて逆止弁体21の逆止機能が作動できる状態になり、逆止弁カートリッジ20を他端の側へ変位させた場合には、筒状弁体30の連通口13への水密シールが解除されて逆止弁体21の逆止機能を解除するように、逆止弁カートリッジ20を、逆止弁体21の作動方向に変位可能に外嵌して水密シールする状態に保持し、カートリッジ収納スペース15の開口縁部16に水密シールされて装着されることで、その逆止弁カートリッジ20をそのカートリッジ収納スペース15内に取り付けるカートリッジ取付用蓋体50を備える。
また、本形態例では、筒状弁体用蓋体40の他端側外方へ延びるように設けられた雄ネジ延設部41が、カートリッジ取付用蓋体50の蓋端面部に設けられた雌ネジ装着部51に螺合されていることで、逆止弁カートリッジ20が逆止弁体21の作動方向へ変位可能に構成されている。なお、本発明に係る逆止弁システムでは、本形態例に限定されるものではなく、他の移動変位構造によって、逆止弁カートリッジ20をカートリッジ収納スペース15内で変位させるように構成してもよいのは勿論である。また、この逆止弁体21の作動方向とは、逆止弁カートリッジ20が通路本体10に装着される際のその装着方向であって、その逆止弁カートリッジ20(逆止弁体21、筒状弁体30や筒状弁体用蓋体40)の軸心方向であり、前記接続方向に交差する方向と一致する方向でもある。
本形態例の雄ネジ延設部41には、先端部に操作用溝部45が設けられており、マイナスドライバーやコインなど利用してネジを回すことで、逆止弁カートリッジ20に係るカートリッジ収納スペース15内での位置調整を適切且つ容易に行うことができる。また、この雄ネジ延設部41には、先端側にC‐リング46が嵌められている。このC‐リング46によれば、逆止弁カートリッジ20が、カートリッジ取付用蓋体50に対して、所要の変位範囲外へ変位することや離脱することを防止することができる。なお、43はワッシャであり、逆止弁カートリッジ20の変位範囲を調整できると共に、当接部を保護できる。
さらに、本形態例のカートリッジ取付用蓋体50による通路本体10の開口縁部16に対する装着及び水密シール構造は、装着用ネジ部52、O‐リング53及びスペーサ54によって構成されている。本形態例では、開口縁部16に設けられた雌ネジ部に装着用ネジ部52が螺合することで装着され、O‐リング53によって水密シールがなされている。そして、スペーサ54によって、カートリッジ取付用蓋体50のねじ込み幅を調整できると共に当接部を保護できる。また、カートリッジ取付用蓋体50の内周面に嵌められたO‐リング55は、逆止弁カートリッジ20を構成する筒状弁体30の連通孔33よりも上側の外周面に摺接して逆止弁カートリッジ20を外側で水密シールできる構造になっている。
また、60はキャップであり、カートリッジ取付用蓋体50の雌ネジ装着部51が設けられた延設部に螺合し、その雌ネジ装着部51と雄ネジ延設部41との端部を覆って保護できるように装着されている。これによれば、図2に示すように、このキャップ60を外して、雄ネジ延設部41の操作用溝部45を用いることで、逆止弁カートリッジ20に係るカートリッジ収納スペース15内での位置調整を適切且つ容易に行うことができる。すなわち、逆止弁カートリッジ20をカートリッジ収納スペース15の奥へ移動・変位させることで、逆止弁体21の逆止機能が作動できるように、筒状弁体30の一端部31の外部が連通口13に水密シールできる。そして、図3に示すように、逆止弁カートリッジ20をカートリッジ収納スペース15の他端側(本形態例では上側)へ移動・変位させることで、O‐リング34が連通口13の内周面から離れて水密シールが解除されることで逆止機能を解除し、上流側の通路11と下流側の通路12とを連通させることができる。
この本発明に係る逆止弁システムによれば、簡単な操作で逆止弁体21の逆止機能を的確に解除できるため、通水管内の圧力調整をして機能検査を行うことや、通水管内の水抜きを行うことを、濡れ被害となるようなその場での排水を伴わないで合理的な形態で行うことができる。また、逆止弁体21の逆止機能を、ネジを緩める操作で、徐々に解除することができるため、下流側に連通された通水管内の圧力調整や水抜きの作業などを、精密に行うことができる。すなわち、本発明に係る逆止弁システムによれば、水密シールされた外部からの操作で、逆止弁体21の逆止機能を的確に解除できるため、逆止弁体21を直接的に押して逆止機能を解除する作業の場合のような排水が勢いよく出て周囲を水浸しにしてしまうなどの不都合が生じることを防止できると共に、精密な作業を行うことができる。
また、図4に示すように、カートリッジ取付用蓋体50を、装着用ネジ部52と開口縁部16の装着用雌ネジ部との螺合を解除することで、通路本体10から脱着することによって、そのカートリッジ取付用蓋体50に保持されている逆止弁カートリッジ20を通路本体10から容易に取り外すことができる。そして、そのカートリッジ取付用蓋体50に保持されている逆止弁カートリッジ20については、C‐リング46を取り外すことによって、そのカートリッジ取付用蓋体50から容易に分離することができる。このように、逆止弁カートリッジ20を容易に着脱できるため、本発明に係る逆止弁システムの保守作業を容易に行うことができる。
次に、本発明に係る逆止弁システムであって、他の形態例の逆止弁体21Aを備えるものを、図5に基づいて説明する。
本形態例の逆止弁システムによれば、逆止弁体21Aが、自重によって、筒状弁体20の弁座32へ当接されるように、上下動可能に設けられている。このような自重式の逆止弁形態によれば、構成を簡易化することができる。なお、本発明に係る自重式の逆止弁体21Aの形態は、これに限定されるものではなく、例えば、ボール形状などでもよい。また、図5に示した自重式の逆止弁体21Aは、その逆止弁体21Aの側にO‐リング22が外嵌されたものであるが、これに限定されるものではなく、弁座32側にシール部材を配してもよいのは勿論である。
次に、本発明に係る逆止弁システムを利用した量水器の接続装置について説明する。
本発明に係る逆止弁システムによれば、ベース部材に装着された量水器と該量水器の上流及び下流に接続される通水接続機器とから構成される量水器の接続装置に係る一つの前記通水接続機器として用いることができる。また、この本発明に係る逆止弁システムは、その量水器の接続装置において、その量水器の下流側に接続する通水接続機器として用いることができる。なお、この量水器と、その接続装置とは、主に上水道の配管システムに用いられるものであるが、これに限定されるものではなく、他の配管システムにも適用できるのは勿論である。
また、このような量水器の接続装置としては、例えば、前述した特許文献2に係る接続構成のように、連結パイプと、前記連結パイプの両側に設けられた1対の接続部とを具備し、前記1対の接続部は、それぞれ前記連結パイプが取り付けられた連結部と接続体部とからなり、前記1対の接続部の接続体部は、一方の接続体部が両端に水道管接続部及び量水器接続部を有し、他方の接続体部が両端に凸状継手接続部及び量水器接続部を有し、前記他方の接続体部の前記量水器接続部は、量水器の一端を保持するスリーブ及び前記スリーブを駆動するスクリューハンドルを有し、前記連結パイプは、前記1対の接続部間の間隔を一定に保つものとして設けられたものを採用することができる。なお、この構成において、前記連結パイプに替えて、前記連結部が一体化されたベース部材を用いてもよいのは勿論である。
このような量水器の接続装置においては、本発明に係る逆止弁システムを好適に組み込むことができる。これによれば、例えば、水道の配管システムにおける竣工の際に実施される機能検査(耐水圧性能や止水性能の検査)について、上述したように、簡単な操作で逆止弁体21の逆止機能を的確に解除できるため、水道管内の圧力調整をして機能検査を行うことや、水道管内の水抜きを行うことを、濡れ被害となるようなその場での排水を伴わないで合理的な形態で行うことができるという特別有利な効果を奏することができる。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明は以上の形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
10 通路本体
11 上流側の通路
11a 入水口
11b 上流側接続用ネジ部
12 下流側の通路
12a 出水口
12b 下流側接続用ネジ部
13 連通口
14 仕切壁部
15 カートリッジ収納スペース
16 開口縁部
17 戻り通路
20 逆止弁カートリッジ
21 逆止弁体
21A 逆止弁体
22 O‐リング
23 コイルスプリング装着部
30 筒状弁体
31 一端部
32 弁座
33 連通孔
34 O‐リング
35 コイルスプリング
40 筒状弁体用蓋体
41 雄ネジ延設部
42 O‐リング
43 ワッシャ
44 コイルスプリング受部
45 操作用溝部
46 C‐リング
50 カートリッジ取付用蓋体
51 雌ネジ装着部
52 装着用ネジ部
53 O‐リング
54 スペーサ
55 O‐リング

Claims (7)

  1. 通水路の中途部に接続され、上流側からの通水を許容すると共に、下流側からの通水を阻止する逆止弁システムであって、
    上流側へ接続される上流側の通路と、下流側へ接続される下流側の通路と、前記両通路の中間であって、通水路の接続方向に交差する方向へ迂回してから戻るように曲げられた通路のスペースであると共に、該接続方向に交差する方向へ変位作動する逆止弁体を有する逆止弁カートリッジが該接続方向に交差する方向へ着脱可能に収納されるように開口されたスペースであるカートリッジ収納スペースとが設けられた通路本体を備え、
    前記逆止弁カートリッジが、前記逆止弁体と、前記通路本体の前記上流側の通路と前記カートリッジ収納スペースとを連通する連通口に、一端部の外部が水密シール可能に設けられ、該一端部の内部に前記逆止弁体が当接して水密シールされる弁座が設けられると共に、側周壁に連通孔が設けられた筒状弁体と、該筒状弁体の他端を塞ぐように設けられた筒状弁体用蓋体とを備え、
    前記筒状弁体を備える前記逆止弁カートリッジを一端の側である前記通路本体の奥へ変位させた場合には、前記筒状弁体が前記連通口に水密シールされて前記逆止弁体の逆止機能が作動できる状態になり、前記逆止弁カートリッジを他端の側である前記通路本体の外方へ変位させた場合には、前記筒状弁体の前記連通口への水密シールが解除されて前記逆止弁体の逆止機能を解除するように、前記逆止弁カートリッジを、前記逆止弁体の作動方向に変位可能に外嵌して水密シールする状態に保持し、前記カートリッジ収納スペースの開口縁部に水密シールされて装着されることで、該逆止弁カートリッジを該カートリッジ収納スペース内に取り付けるカートリッジ取付用蓋体を備えることを特徴とする逆止弁システム。
  2. 前記接続方向が水平方向であり、前記接続方向に交差する方向が上下方向であって、逆止弁カートリッジを上方へ脱着できるように、カートリッジ収納スペースが上方へ開口していることを特徴とする請求項1記載の逆止弁システム。
  3. 前記逆止弁体を、前記筒状弁体の前記弁座へ所要の圧力で付勢するように、該逆止弁体と前記筒状弁体用蓋体との間にコイルスプリングが配されていることを特徴とする請求項1又は2記載の逆止弁システム。
  4. 前記逆止弁体が、自重によって、前記筒状弁体の前記弁座へ当接されるように、上下動可能に設けられていることを特徴とする請求項2記載の逆止弁システム。
  5. 前記筒状弁体用蓋体の他端側外方へ延びるように設けられた雄ネジ延設部が、前記カートリッジ取付用蓋体の蓋端面部に設けられた雌ネジ装着部に螺合されていることで、前記逆止弁カートリッジが前記逆止弁体の作動方向へ変位可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の逆止弁システム。
  6. ベース部材に装着された量水器と該量水器の上流及び下流に接続される通水接続機器とから構成される量水器の接続装置に係る一つの前記通水接続機器として用いられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の逆止弁システム。
  7. 前記量水器の下流側に接続されることを特徴とする請求項6記載の逆止弁システム。
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