JP5980891B2 - 回転ジョイント支持構造部、工作機械の主軸および電動機 - Google Patents

回転ジョイント支持構造部、工作機械の主軸および電動機 Download PDF

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    • F16L39/04Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies allowing adjustment or movement

Description

本発明は、センタースルークーラントを行う回転ジョイント支持構造部およびそのような回転ジョイント支持構造部を備えた工作機械の主軸および電動機に関する。
工作機械においては、ワークの加工精度を向上させると共に、工具の寿命を長くするために、クーラントを主軸等に形成した孔に通して加工点まで供給して加工点を冷却するセンタースルークーラントが行われている。センタースルークーラントを行う工作機械に搭載された主軸等において、主軸の高速化や信頼性向上の目的から、分離式外部支持タイプの回転ジョイントを使用して高圧クーラントを供給するのが一般的である。
分離式外部支持タイプの回転ジョイントは、主軸等と共に回転する回転部と、ハウジングに取付けられる固定部とを含んでいる。クーラントがこのような回転ジョイントを流れるときに回転部のシール部分と固定部のシール部分との間を通過する。これらシール部分は互いに離間しうるので、クーラントは回転部と固定部との間から漏出する場合がある。
このため、特許文献1においては、回転ジョイントから漏出したクーラントを排出するドレイン穴や切欠部が支持ハウジングに形成されている。これにより、漏出したクーラントが主軸や電動機の内部に浸入するのが防止される。さらに、特許文献2には、漏出したクーラントがドレイン穴に溜まらないように、ドレイン穴にエアを供給することが開示されている。
特許第2966799号公報 特許第3806312号公報
ところで、センタースルークーラントを頻繁に行う場合や、使用するクーラントの品質が低い場合には、回転ジョイントから漏出したクーラントが濃縮されてコンタミになる。そのようなコンタミが、回転ジョイントの動作を阻害してクーラントを気室内に大量に漏出させる場合がある。
また、コンタミがドレイン穴や切欠部を閉鎖すると、新しく漏出したクーラントを排出するのが困難になる。このため、コンタミがドレイン穴や切欠部を閉鎖すると、主軸や電動機の内部にクーラントが浸入し、主軸の軸受の潤滑不良を引き起こしたり、電動機に絶縁不良を発生させることもある。
従って、支持ハウジングのドレイン穴および切欠部ならびに回転ジョイントの気室を定期的に清掃する必要がある。しかしながら、清掃の際には、回転ジョイントや周囲の部品を分解する必要があるので、清掃作業は煩雑である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、回転ジョイントの気室、ドレイン穴および切欠部を容易に清掃することのできる回転ジョイント支持構造部およびそのような回転ジョイント支持構造部を備えた工作機械の主軸および電動機を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、互いに連通する貫通孔を備えた回転側部材と固定側部材とを含む回転ジョイントと、前記固定側部材を支持するハウジングと、前記回転側部材に連結されている中空軸と、該中空軸を包囲する中空軸包囲部と、前記ハウジング内に形成されていて前記回転側部材と固定側部材との間の接触部分を取囲む回転ジョイント収容部と、前記ハウジングの外部から前記回転ジョイント収容部まで延びる少なくとも一つのドレイン穴と、前記ハウジング内に形成されていて前記回転ジョイント収容部に連通している第一清掃通路と、前記ハウジング内に形成されていて前記中空軸および前記中空軸包囲部を取囲む中空軸収容部と、前記ハウジングの外部と前記中空軸収容部とを連通するよう前記ハウジングの周方向において形成された複数の切欠部と、前記複数の切欠部に対応した位置において前記複数の切欠部のそれぞれに向かって前記ハウジング内に延びる複数の第二清掃通路とを具備する、回転ジョイント支持構造部が提供される。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、さらに、前記中空軸に一体的に取付けられたフリンジャを具備する。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記第一清掃通路と前記第二清掃通路とが互いに連通している。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、前記第一清掃通路および前記第二清掃通路のうちの少なくとも一方には、清掃時にのみ開放する栓部が設けられている。
5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明において、前記第一清掃通路および前記第二清掃通路のうちの少なくとも一方には、清掃用流体源が接続される。
6番目の発明によれば、5番目の発明において、前記清掃用流体源から前記第一清掃通路および前記第二清掃通路のうちの少なくとも一方に供給される流体の流量、圧力、供給タイミング、供給時間のうちの少なくとも一つを制御する制御装置を具備する。
7番目の発明によれば、1番目から6番目のいずれかの回転ジョイント支持構造部を具備する工作機械の主軸が提供される。
8番目の発明によれば、1番目から6番目のいずれかの回転ジョイント支持構造部を具備する電動機が提供される。
9番目の発明によれば、1番目の発明において、前記ハウジングの基端と基端を閉鎖する蓋部にて環状通路(30)が形成されており、前記第二清掃通路は前記環状通路から前記複数の切欠部まで前記中空軸の軸方向に延びており、前記環状通路は前記第一清掃通路および前記第二清掃通路に連通している。
1番目、7番目および8番目の発明においては、第一清掃通路および第二清掃通路に流体を供給することにより、流体が回転ジョイント収容部および中空軸収容部内に漏出したクーラントをドレイン穴および切欠部まで流出させる。言い換えれば、第一清掃通路および第二清掃通路を用いて収容部、ドレイン穴および切欠部を容易に清掃できるので、クーラントまたはコンタミによって収容部、ドレイン穴および切欠部が閉鎖されるのを避けられる。また、回転ジョイント支持構造部を分解する必要がないので、収容部、ドレイン穴および切欠部を容易に清掃できる。さらに、7番目および8番目の発明においては、主軸および電動機の信頼性を向上させられる。
2番目の発明においては、フリンジャを回転させることによりクーラントやコンタミが飛散されるので、収容部、ドレイン穴および切欠部をさらに効率的に清掃できる。
3番目の発明においては、第一清掃通路および第二清掃通路のうちの一方にのみ清掃用流体を供給すれば、他方にも清掃用流体を供給できる。
4番目の発明においては、第一清掃通路および第二清掃通路のうちの少なくとも一方に清掃用流体を供給する際に、栓部を取外す必要性を排除できる。
5番目の発明においては、清掃用流体を所望の圧力で第一清掃通路および第二清掃通路のうちの少なくとも一方に供給できるので、クーラントまたはコンタミを回転ジョイントから確実に排出できる。
6番目の発明においては、収容部、ドレイン穴および切欠部を定期的且つ自動的に清掃できる。
本発明に基づく回転ジョイント支持構造部を備えたモータの側断面図である。 本発明に基づく回転ジョイント支持構造部の頂面図である。 図2の線A−Aに沿ってみた断面図である。 図2の線B−Bに沿ってみた断面図である。 図2の線A−Cに沿ってみた断面図である。 本発明に基づく回転ジョイント支持構造部の背面図である。 栓部の拡大端面図である。 図1に示されるモータを備えた工作機械の側面図である。 他の工作機械の側面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は本発明に基づく回転ジョイント支持構造部を備えたモータの側断面図である。図1に示されるように、回転ジョイント支持構造部1はモータ8の中空の出力軸8aとは反対側の端部に、出力軸8aと同軸に配置されている。回転ジョイント支持構造部1は回転ジョイント3を含んでおり、そのハウジング12の周面には、エアパージ配管26が接続されている。また、後述するようにモータ8は工作機械の主軸を駆動するのに使用されるものとする。
図1に示されるように、エアパージ配管26は、清掃用流体源、例えば圧縮エア生成装置41に接続されている。圧縮エア生成装置41は所望の圧力で圧縮エアを生成し、エアパージ配管26に供給する。なお、圧縮エア以外の清掃用流体を供給する流体源を使用してもよい。また、圧縮エア生成装置41は、圧縮エア生成装置41を制御する制御装置42に接続されている。
図2は本発明に基づく回転ジョイント支持構造部の頂面図である。図2に示されるように、回転ジョイント3のハウジング12は円筒形状である。そして、ハウジング12の中心軸線O上に、回転ジョイント3の固定側部材23が配置されている。また、ドレイン配管6がエアパージ配管26の反対側においてハウジング12の周面に設けられている。
図3は図2の線A−Aに沿ってみた断面図である。モータ8の端部には、貫通孔10を備えた中空軸9と該中空軸9を包囲する中空軸包囲部17とが設置されている。これら中空軸9および中空軸包囲部17は回転ジョイント支持構造部1に含まれるものとする。
図4は図2の線B−Bに沿ってみた断面図である。図3および図4に示されるように、ハウジング12の基端は蓋部15により閉鎖されている。そして、図4から分かるように、蓋部15はボルト25によりハウジング12に結合されている。
再び図3を参照すると、ハウジング12の内部は、隔壁18、19により中心軸線Oの方向に三つの気室12a、12b、12cに分割されている。そして、ハウジング12の周面から気室12aまで延びるドレイン穴5が形成されており、ドレイン穴5にはドレイン配管6が接続されている。同様に、ハウジング12の周面から気室12bまで延びる予備ドレイン穴24が形成されており、予備ドレイン穴24には予備ドレイン配管27が接続されている。
ここで、回転ジョイント3はニップル状の回転側部材22とハウジング12に一体的に取付けられた固定側部材23とを含んでいる。これら回転側部材22および固定側部材23には軸方向に延びる貫通孔がそれぞれ形成されている。そして、回転側部材22および固定側部材23はそれぞれの貫通孔が互いに連通するよう配置される。
図示されるように、気室12aには、固定側部材23のソケット部23aと、ソケット部23aに接触する回転側部材22の基端部分とが配置される。ソケット部23aはハウジング12の外側から気室12a内に進入されて、ハウジング12に固着されている。また気室12bには、回転側部材22の一部分が配置される。このため、気室12a、12bをまとめて回転ジョイント収容部と呼んでもよい。また、図示しない実施形態においては、隔壁18を排除して気室12bを省略してもよい。
さらに、気室12cには、中空軸9と中空軸包囲部17とが配置されている。このため、気室12cを中空軸収容部と呼んでも良い。そして、回転ジョイント3の回転側部材22の先端部分が中空軸9の貫通孔10の端部に刻設されたテーパネジに螺合されて結合されている。さらに、フリンジャ28が中空軸9に一体的に取付けられている。回転側部材22が回転すると、中空軸9およびフリンジャ28も一体的に回転する。そして、回転の遠心力によってクーラントやコンタミが気室12c内において半径方向外側に飛散される。このため、フリンジャ28は気室12cおよび後述する切欠部29を清掃するのを助勢する。
動作時には、固定側部材23に接続された配管4からクーラントが高圧で供給され、クーラントは固定側部材23の貫通孔、ソケット部23a、回転側部材22の貫通孔を通って、中空軸9の貫通孔10に流入する。次いで、モータ8の中空の出力軸8aを通過する(図1を参照されたい)。
ここで、図8Aは図1に示されるモータを備えた工作機械の側面図である。図8Aにおいては、工作機械50の中空の主軸51はカップリング52によりモータ8の出力軸8aに直接的に接続されている。従って、主軸51とモータ8の出力軸8aとは互いに同軸である。図8Aに矢印で示されるように、モータ8の出力軸8aを通過したクーラントは主軸51内の貫通孔を通過して、主軸51の先端から排出される。これにより、クーラントが加工点に到達して、センタースルークーラントを行うことができる。
ところで、図3を再び参照すると、ソケット部23aと回転側部材22とは互いに摺接している。このため、回転ジョイント3を用いてセンタースルークーラントを頻繁に行う場合や、使用するクーラントの品質が低い場合には、固定側部材23のソケット部23aと回転側部材22との間からクーラントが漏出する場合がある。そして漏出したクーラントは気室12aからドレイン配管6を通って外部に排出される。また、気室12b内にまで進入したクーラントは予備ドレイン配管27から排出される。漏出したクーラントは気室12aおよび気室12b内で濃縮されてコンタミになる。
さらに、気室12cまで進入したクーラントは、中空軸9に一体的に取付けられたフリンジャ28によって異物などと共に半径方向外側に飛散される。そして、飛散されたクーラント等はハウジング12の下端部外周面設けられた複数の切欠部29から外部に排出される。
図3に示されるように、エアパージ配管26はハウジング12内に形成された第一清掃通路31に接続されている。図3から分かるように、第一清掃通路31はハウジング12の周面から気室12aまで延びている。さらに、第一清掃通路31はその途中で分岐して気室12bの内部にも接続されている。
本発明においては、圧縮エア生成装置41から清掃用流体、例えば圧縮エアをエアパージ配管26に供給すると、圧縮エアは第一清掃通路31および気室12aを通ってドレイン配管6から排出される。同様に、圧縮エアは第一清掃通路31および気室12bを通って予備ドレイン配管27から排出される。このため、気室12aおよび気室12b内のクーラントをドレイン穴5、24に通してドレイン配管6および予備ドレイン配管27から排出することができる。また、圧縮エア生成装置41を調整して、圧縮エアを所望の圧力で供給できるので、クーラントを確実に排出できるのが分かるであろう。
このように本発明では、圧縮エアを用いることにより、漏出したクーラントまたはコンタミが気室12a、12bおよびドレイン穴5、24を閉鎖するのが防止される。また、このように圧縮エアを用いて清掃する際に、回転ジョイント3を分解する必要がない。従って、気室12a、12bおよびドレイン穴5、24の清掃をより容易に行えるのが分かるであろう。さらに、本発明においては回転ジョイント支持構造部1を備えたモータ8の信頼性を結果的に高めることも可能である。
ところで図5は図2の線A−Cに沿ってみた断面図である。図5に示されるように、蓋部15から切欠部29に向かって延びる第二清掃通路32がハウジング12に形成されている。また、図6は本発明に基づく回転ジョイント支持構造部の背面図である。図2、図5および図6を比較して分かるように、複数の第二清掃通路32がハウジング12の周方向に等間隔に形成されている。これら複数の第二清掃通路32は、ハウジング12の複数の切欠部29に対応した位置に形成されている。
また、図2を参照して分かるように、蓋部15の内部には環状通路30が形成されており、環状通路30は複数の第二清掃通路32のそれぞれに連通している。そして、図3および図5に示されるように、ハウジング12の第一清掃通路31は蓋部15の環状通路30に連通している。
このような構成であるので、圧縮エア生成装置41から清掃用流体、例えば圧縮エアをエアパージ配管26に供給すると、圧縮エアは第一清掃通路31から蓋部15の環状通路30を通って複数の第二清掃通路32に到達する。次いで、圧縮エアは、第二清掃通路32のそれぞれに対応する切欠部29から排出される。このため、気室12c内のクーラントを複数の切欠部29から排出することができる。従って、前述したのと同様に、漏出したクーラントまたはコンタミが気室12cおよび切欠部29を閉鎖するのが防止され、気室12cや切欠部29の清掃をより容易に行えるのが分かるであろう。
また、本発明においては第一清掃通路31と第二清掃通路32とは環状通路30を通じて互いに連通している。従って、第一清掃通路31にのみ清掃用流体を供給すれば、第二清掃通路32にも清掃用流体を供給できる。それゆえ、第二清掃通路32専用のエアパージ配管を準備する必要がない。
ところで、図3等を参照すると、ハウジング12の周面における第一清掃通路31の入口には栓部31aが嵌込まれている。栓部31aは弾性体、例えばゴムなどから形成されている。栓部の拡大端面図である図7に示されるように、栓部31aの一端には、スリット31b、例えばX字形状のスリット31bが形成されている。このスリット31bは、清掃用流体の流れ方向に栓部31aの他端まで延びているものとする。
図3等においては、エアパージ配管26の先端は、このような栓部31aのスリット31bに挿入されているものとする。そして、エアパージ配管26を取外すと、栓部31aのスリット31bは自動的に閉鎖する。言い換えれば、エアパージ配管26の先端を挿入した場合にのみ栓部31aは開放し、エアパージ配管26を取外すと栓部31aは閉鎖する。
このような栓部31aを使用しているので、本発明においては、エアパージ配管26を第一清掃通路31に接続する際に、栓部31aを取外す必要性はない。従って、エアパージ配管26を短時間で第一清掃通路31に接続することができる。
そして、気室12a〜12c、ドレイン穴5、24および切欠部29を清掃する必要が生じた場合には、エアパージ配管26を手動で栓部31aに取付ける。そして、所望の圧力の圧縮エアをエアパージ配管26に供給することにより、前述したような清掃作業を行うことができる。
ところで、図1に示される制御装置42は、圧縮エア生成装置41により生成される圧縮エアの流量、圧力、供給タイミング、供給時間のうちの少なくとも一つを制御できるものとする。この場合、エアパージ配管26を第一清掃通路31に接続したままとするのが好ましい。従って、制御装置42を制御することにより、気室12a〜12c、ドレイン穴5、24および切欠部29を定期的且つ自動的に清掃することが可能となる。
あるいは、制御装置42が工作機械の制御装置を兼ねていてもよい。この場合には、主軸が加工を行う前に清掃作業を行うことを工作機械のプログラムに記載しておく。これにより、必要とされる圧縮エアの量を最小限にしつつ、気室12a〜12c等を良好に清掃することができる。
ところで、図8Bは他の工作機械の側面図である。他の工作機械50’においては、モータ8の出力軸8aと主軸51とが互いに同軸ではない。図8Bにおいては、モータ8の出力軸8aと主軸51とは複数のギアを含む減速機53により連結されている。そして、本発明の回転ジョイント支持構造部1は主軸51の基端に配置されている。この場合、中空軸9、中空軸包囲部17等は主軸51の基端に設けられているものとする。
図8Bに示される工作機械においては、回転ジョイント支持構造部1の固定側部材23に接続された配管4からクーラントが高圧で供給されると、クーラントは固定側部材23の貫通孔、ソケット部23a、回転側部材22の貫通孔を通って、中空軸9の貫通孔10に流入する。そして、図8Bに矢印で示されるように、クーラントは主軸51の基端から主軸51の貫通孔を通って主軸51の先端から排出され、センタースルークーラントが行われる。このような構成であっても、前述したのと同様な効果が得られるのは明らかであろう。
なお、図示しない実施形態においては、第二清掃通路32がハウジング12の周面から延びていて、第二清掃通路32に専用のエアパージ配管を設けている。そして、栓部31aと同様な栓部を第二清掃通路32に設けてもよい。このような場合であっても、本発明の範囲に含まれるのは明らかであろう。
1 回転ジョイント支持構造部
3 回転ジョイント
4 配管
5 ドレイン穴
6 ドレイン配管
8 モータ
9 中空軸
10 貫通孔
12a 気室(回転ジョイント収容部)
12b 気室(回転ジョイント収容部)
12c 気室(中空軸収容部)
15 蓋部
17 中空軸包囲部
18、19 隔壁
22 回転側部材
23 固定側部材
23a ソケット部
24 予備ドレイン穴
25 ボルト
26 エアパージ配管
27 予備ドレイン配管
29 切欠部
28 フリンジャ
31 第一清掃通路
31a 栓部
31b スリット
32 第二清掃通路
41 圧縮エア生成装置
42 制御装置
50、50’ 工作機械
51 主軸
52 カップリング
53 減速機

Claims (9)

  1. 互いに連通する貫通孔を備えた回転側部材(22)と固定側部材(23)とを含む回転ジョイント(3)と、
    前記固定側部材を支持するハウジング(12)と、
    前記回転側部材に連結されている中空軸(9)と、
    該中空軸を包囲する中空軸包囲部(17)と、
    前記ハウジング内に形成されていて前記回転側部材と固定側部材との間の接触部分を取囲む回転ジョイント収容部(12a、12b)と、
    前記ハウジングの外部から前記回転ジョイント収容部まで延びる少なくとも一つのドレイン穴(5、24)と、
    前記ハウジング内に形成されていて前記回転ジョイント収容部に連通している第一清掃通路(31)と、
    前記ハウジング内に形成されていて前記中空軸および前記中空軸包囲部を取囲む中空軸収容部(12c)と、
    前記ハウジングの外部と前記中空軸収容部とを連通するよう前記ハウジングの周方向において形成された複数の切欠部(29)と、
    前記複数の切欠部に対応した位置において前記複数の切欠部のそれぞれに向かって前記ハウジング内に延びる複数の第二清掃通路(32)とを具備する、回転ジョイント支持構造部。
  2. さらに、前記中空軸に一体的に取付けられたフリンジャ(28)を具備する、請求項1に記載の回転ジョイント支持構造部。
  3. 前記第一清掃通路と前記第二清掃通路とが互いに連通している、請求項1または2に記載の回転ジョイント支持構造部。
  4. 前記第一清掃通路および前記第二清掃通路のうちの少なくとも一方には、清掃時にのみ開放する栓部(31a)が設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の回転ジョイント支持構造部。
  5. 前記第一清掃通路および前記第二清掃通路のうちの少なくとも一方には、清掃用流体源(41)が接続される、請求項1から4のいずれか一項に記載の回転ジョイント支持構造部。
  6. 前記清掃用流体源から前記第一清掃通路および前記第二清掃通路のうちの少なくとも一方に供給される流体の流量、圧力、供給タイミング、供給時間のうちの少なくとも一つを制御する制御装置(42)を具備する、請求項5に記載の回転ジョイント支持構造部。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の回転ジョイント支持構造部を具備する工作機械の主軸。
  8. 請求項1から6のいずれか一項に記載の回転ジョイント支持構造部を具備する電動機。
  9. 前記ハウジングの基端と基端を閉鎖する蓋部にて環状通路(30)が形成されており、前記第二清掃通路は前記環状通路から前記複数の切欠部まで前記中空軸の軸方向に延びており、前記環状通路は前記第一清掃通路および前記第二清掃通路に連通している請求項1に記載の回転ジョイント支持構造部。
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