JP5980732B2 - 射出成形機 - Google Patents

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Description

本発明は射出成形機に係り、特に、樹脂成形を行う射出成形機に関する。
この種の射出成形機は、たとえば下記特許文献1に開示がなされている。
特許文献1に示す射出成形機は、架台に金型と射出装置が搭載され、射出成形機は、金型に対して近接および離反する方向に可動するようになっている。射出装置の金型側の端部にはノズルを有し、このノズルを介して金型内に樹脂材を射出させるようになっている。
そして、架台には、ノズルからのパージ樹脂を受けるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)シートが固定され、このPTFEシートは、パージ樹脂が付着し難い材料からなっている。これにより、PTFEシート上に垂れ落ちたパージ樹脂を取り除くことができるようになっている。
なお、本発明に関連する技術として、たとえば、下記特許文献2に示すように、射出成形機のノズルからのパージ溶融材料をローラに付着させ、ローラに付着されたパージ溶融材料をスクレイパーによって剥離させた後に、搬出用コンベアによって排出させるパージ処理装置が知られている。
特開平6−63991号公報 特開平6−344382号公報
しかし、特許文献1に示す射出成形機は、パージ樹脂を受ける材料としてPTFEシートを用いており、該PTFEシートは、高温のパージ樹脂に対して耐熱性が充分でなく、耐久性が劣るという不都合を有する。
また、特許文献2に示すパージ処理装置を適用させることは、装置の全体を複雑化させる不都合を有する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複雑な構成とすることなく、耐久性に優れ、パージ樹脂の貼り付きを充分に回避できる射出成形機を提供することにある。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の射出成形機は、樹脂成形を行う射出成形機であって、架台と、前記架台に搭載される型締装置と、前記架台に搭載され、前記型締装置に対して近接および離反する方向に可動する射出装置と、を備え、前記射出装置は、前記型締装置側の端部に、前記型締装置に取り付けられる金型内に樹脂材を射出させるノズルを有し、前記架台は、前記ノズルからのパージ樹脂を受ける受け部が配置され、前記受け部は、熱伝導率が200W/m・K以上の金属材で形成されていることを特徴とする。
(2)本発明の射出成形機は、(1)の構成において、前記受け部は、その厚さが3mm以上であることを特徴とする。
(3)本発明の射出成形機は、(1)の構成において、前記受け部は、アルミニウムおよび銅のうち少なくともいずれかであることを特徴とする。
(4)本発明の射出成形機は、(1)の構成において、前記受け部は、その表面に凹凸が形成されていることを特徴とする。
(5)本発明の射出成形機は、(4)の構成において、前記受け部は、その表面の前記凹凸が縞形状となっていることを特徴とする。
このように構成した射出成形機によれば、複雑な構成とすることなく、耐久性に優れ、パージ樹脂の貼り付きを充分に回避できるようになる。
本発明の射出成形機の実施形態1を示す斜視図である。 本発明の射出成形機の実施形態1を示す側面図である。 本発明の射出成形機に用いられる受け部の表面に形成される凹部を示す平面である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(実施形態1)
図1は、本発明の射出成形機の実施形態1を示す斜視図、図2は側面図である。図1、図2に示す射出成形機10は、樹脂成形を行う射出成形機となっている。
図1、2において、射出成形機10は、架台11に型締装置12と射出装置13が搭載されて構成されている。
型締装置12は、架台11のほぼ中央から一端(図中A側)へかけて、設けられていて、ここに、金型14を取り付けることが可能であり、これらを駆動させるための電動モーター又は油圧等の駆動装置15が配置されて構成されている。型締装置12は、架台11に固定される固定盤12Aと、この固定盤12Aと平行に配置され、固定盤12Aに対して近接あるいは離反する方向へ駆動される可動盤12Bと、固定盤12Aと、型締装置12の後端壁に固定されて、これらの間に延在する4本のタイバー12Cとから構成されている。可動盤12Bは、これらのタイバー12Cによって、スライド可能に支承されている。可動盤12Bの可動は、たとえば前記駆動装置15に連動するトグル機構や直圧機構によってなされるようになっている。
金型14は、固定盤12Aに取り付けられる固定型14Aと、可動盤12Bに取り付けらる可動型14Bとを備え、固定型14Aは、その中央に樹脂を注入するための注入孔17が形成されている。この注入孔17から注入される樹脂は、固定型14Aと可動型14Bの合わさり面に形成されるキャビティ内(空間部分)に充填されるようになっている。
金型14内への樹脂の注入は、射出装置13によってなされるようになっている。射出装置13は、架台11のほぼ中央から他端(図中B側)へかけて、射出部18と、この射出部18を駆動させるための駆動装置19が順次配置されて構成されている。
射出部18は、駆動装置19から金型14側へ突出する筒状部材18Aを有し、その中途部には樹脂材を供給するためのホッパ18Bが取り付けられている。
筒状部材18Aは、内部に中空部を有し、ここに樹脂を混練し、射出するためのスクリューが往復移動可能に収納されている。この筒状部材の金型14側の先端には、前記中空部と連通する連通孔を備え、加熱ヒーター(図示せず)により温度制御されるノズル20が取り付けられ、ホッパ18Bから供給された樹脂材は、筒状部材18Aの外側に配置された該加熱ヒーターによって融かされる。このとき、筒状部材の内側に設けられたスクリュー(図示せず)を回転させながら後退駆動することによって、溶かされた樹脂の所定の量が、該スクリュー先端が後退することで筒状部材の前方側に生じる空間部に溜められることになる。
そして、射出装置13の駆動装置19によって、スクリューに圧力を加えて、これを一気に前進させることで、前方に溜められた樹脂は、先端側に加圧されて移動し、該ノズル20の連通孔から、外部へと射出される。通常は、ノズル20と接続された金型14内に、樹脂が射出されて冷却された後に、金型14内から取り出されて所定の形状の成形品が得られる。なお、該スクリューの駆動は、駆動装置19内に設けられた電動モータ(図示せず)や油圧等によってなされるようになっている。
射出部18は、駆動装置19によって、その軸方向に移動でき、これにより、金型14に対して近接および離反する方向に可動するようになっている。この際に、射出部18のノズル20は、固定型14Aの注入孔17に対して連通およびこの連通を解除できるようになっている。
そして、架台11の表面であって、金型14に近接する部分から射出装置13の駆動装置19側へかけて幅Wの受け部が配置されている。受け部21の幅Wは、射出部18の駆動装置19による可動範囲よりも若干大きな幅の値に設定されている。これにより、射出部18の可動範囲に拘わらず、ノズル20から垂れ落ちるパージ樹脂は、受け部21によって受けることができ、受け部21以外の架台11の表面に付着することがなくなる。
この受け部21は、その材料が、たとえば、Al(アルミニウム)あるいはCu(銅)からなっている、たとえば表面が平坦な板材によって構成されている。受け部の厚さは3mm以上、10mm以下が適当である。受け部の厚さが3mmより小さいと、パージ樹脂の熱が受け部21に伝導し難くなり、該パージ樹脂の受け部21への貼り付きが発生し易くなるからである。このようなことから、受け部21の厚さは5mm程度とすることが適当となる。受け部21は、たとえばネジ止によって架台に取り付けられるようになっている。
ここで、Alの熱伝導率は約237W/m・Kであり、Cuの熱伝導率は約401W/m・Kである。
この場合、受け部21の熱伝導率が、200W/m・K以上、600W/m・K以下であれば、受け部21へのパージ樹脂の貼り付きを回避できる効果が得られるようになる。
このように構成した射出成形機10によれば、ノズル20から垂れ落ちたパージ樹脂は、該受け部21に貼り付くことはなく、該受け部21から容易にかつ簡単に取り除くことができるようになる。また、受け部21は、AlあるいはCu等の金属で形成されているため、高温のパージ樹脂に対して耐熱性が良好で、耐久性に優れるという効果を奏する。そして、構成の複雑なパージ処理装置を用いる必要がないので、装置の全体を複雑にすることを回避することができる。
(実施形態2)
実施形態1では、受け部21は、たとえば平板からなり、その表面は平坦になっているものを用いたものである。
しかし、受け部21は、その表面に複数の凹部(凸部)が形成されたものを用いるようにしてもよい。
これにより、パージ樹脂は、受け部の凸部の表面のみに接触され、受け部21との接触面積を減らすことができ、受け部21の貼り付きを低減させることができる。
図3は、このように形成された受け部21の表面を示す平面図である。図3に示すように、受け部21の表面は、複数の凹部22が、いわゆる縞鋼板の形状となるように、形成されている。これにより、各凹部22は受け部21の表面にほぼ均等に散在されて形成され、受け部21のパージ樹脂の貼り付きを均等に低減させることができる。
(実施形態3)
上述した実施形態では、受け部21の材料としてAlあるいはCuを用いたものである。しかし、受け部の熱伝導率が200W/m・K以上であれば、受け部の材料としてAlあるいはCuに限定されることはなく、他の材料であってもよいことはいうまでもない。この場合であっても、本発明の目的が達成できるからである。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 射出成形機
11 架台
12 型締装置
12A 固定盤
12B 可動盤
12C タイバー
13 射出装置
14 金型
14A 固定型
14B 可動型
15 駆動装置
17 注入孔
18 射出部
18A 筒状部材
18B ホッパ
19 駆動装置
20 ノズル
21 受け部
22 凹部

Claims (4)

  1. 樹脂成形を行う射出成形機であって、
    架台と、
    前記架台に搭載される型締装置と、
    前記架台に搭載され、前記型締装置に対して近接および離反する方向に可動する射出装置と、
    を備え、
    前記射出装置は、前記型締装置側の端部に、前記型締装置に取り付けられる金型内に樹脂材を射出させるノズルを有し、
    前記架台には、前記架台の上面に、前記ノズルからのパージ樹脂を受け止めて前記架台の表面に付着することを防ぐ受け部が配置され、
    前記受け部は、熱伝導率が200W/m・K以上の金属の平板で形成され
    前記受け部は、その厚さが3mm以上であることを特徴とする射出成形機。
  2. 前記受け部は、アルミニウムおよび銅のうち少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記受け部は、その表面に凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の射出成形機。
  4. 前記受け部は、その表面の前記凹凸が縞形状となっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の射出成形機。
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