JP6094603B2 - 射出成形装置及び射出成形方法 - Google Patents
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Description
導電性材料を流動可能温度に加熱溶融させ、成形型内に射出する加熱射出手段を備えた射出成形装置であって、
前記成形型は、キャビティ形成面の少なくとも一部に互いに絶縁された複数の導電部を有すると共に、
前記導電部間に所定の電圧を印加する通電手段と、
前記通電手段によって印加される電圧を制御する通電制御手段と、を有し、
前記通電制御手段は、射出された導電性材料が前記成形型の前記導電部に接触したときに通電加熱されるように、前記通電手段によって前記導電部間に電圧を印加し、前記導電性材料がキャビティ内に完全充填させる前に前記導電部間への電圧の印加を停止し、
前記導電性材料は、導電性物質を含有する熱可塑性樹脂材料である
ことを特徴とする。
前記成形型は、その内部に冷却液を流通可能な流路が配設されていると共に、
前記成形型の前記流路に冷却液を供給するための冷却手段と、
前記冷却手段を制御する冷却制御手段と、を有し、
前記冷却制御手段は、少なくとも前記導電部間への電圧の印加が停止するときには、前記冷却手段から前記成形型への冷却液の供給を開始する
ことを特徴とする。
前記成形型は、型閉め時に互いに対接する型合わせ面を有する一対の型から構成され、
前記導電部は、各型の前記キャビティ形成面に設けられ、
少なくとも一方の前記型合わせ面には、前記導電部間を電気的に絶縁する絶縁部材を有する
ことを特徴とする。
前記加熱射出手段による導電性材料の加熱及び射出を制御する射出制御手段を有し、
前記通電制御手段は、前記射出制御手段から出力される制御信号が示す導電性材料の射出状態に基づいて前記通電手段を制御する
ことを特徴とする。
導電性材料を成形型内で射出成形する射出成形方法であって、
前記導電性材料を流動可能温度に加熱溶融させ、前記成形型内に射出する加熱射出ステップと、
射出された前記導電性材料が前記成形型のキャビティ形成面の少なくとも一部に互いに絶縁して設けられた複数の導電部に接触したときに通電加熱されるように、前記導電部間に電圧を印加し、前記導電性材料がキャビティ内に完全充填させる前に前記導電部間への電圧の印加を停止する通電ステップと、を有し、
前記導電性材料は、導電性物質を含有する熱可塑性樹脂材料である
ことを特徴とする。
前記通電ステップにおける少なくとも前記導電部間への電圧の印加が停止するときには、冷却手段から前記成形型への冷却液の供給を開始する冷却ステップを有する
ことを特徴とする。
前記通電ステップを実行するタイミングは、前記射出ステップを制御する制御信号が示す導電性材料の射出状態に基づいて制御される
ことを特徴とする。
また、導電性材料が導電性物質を含有する熱可塑性樹脂材料の場合、例えば、静電塗装に必要な導電性を付与するために、母材となる絶縁性材料に導電性フィラを混入させたり、成形品の強度向上のために、熱可塑性樹脂原料に炭素繊維等を含有させた場合にも、前記効果を奏することができる。
2 加熱射出装置(加熱射出手段)
4 金型装置(成形型)
47、48 導電部
49 絶縁部材
61 通電装置(通電手段)
110 加熱射出制御部(射出制御手段)
130 冷却制御部(冷却制御手段)
140 通電制御部(通電制御手段)
C キャビティ
P 導電性材料
Claims (7)
- 導電性材料を流動可能温度に加熱溶融させ、成形型内に射出する加熱射出手段を備えた射出成形装置であって、
前記成形型は、キャビティ形成面の少なくとも一部に互いに絶縁された複数の導電部を有すると共に、
前記導電部間に所定の電圧を印加する通電手段と、
前記通電手段によって印加される電圧を制御する通電制御手段と、を有し、
前記通電制御手段は、射出された導電性材料が前記成形型の前記導電部に接触したときに通電加熱されるように、前記通電手段によって前記導電部間に電圧を印加し、前記導電性材料がキャビティ内に完全充填させる前に前記導電部間への電圧の印加を停止し、
前記導電性材料は、導電性物質を含有する熱可塑性樹脂材料である
ことを特徴とする射出成形装置。 - 前記成形型は、その内部に冷却液を流通可能な流路が配設されていると共に、
前記成形型の前記流路に冷却液を供給するための冷却手段と、
前記冷却手段を制御する冷却制御手段と、を有し、
前記冷却制御手段は、少なくとも前記導電部間への電圧の印加が停止するときには、前記冷却手段から前記成形型への冷却液の供給を開始する
ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形装置。 - 前記成形型は、型閉め時に互いに対接する型合わせ面を有する一対の型から構成され、
前記導電部は、各型の前記キャビティ形成面に設けられ、
少なくとも一方の前記型合わせ面には、前記導電部間を電気的に絶縁する絶縁部材を有する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の射出成形装置。 - 前記加熱射出手段による導電性材料の加熱及び射出を制御する射出制御手段を有し、
前記通電制御手段は、前記射出制御手段から出力される制御信号が示す導電性材料の射出状態に基づいて前記通電手段を制御する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の射出成形装置。 - 導電性材料を成形型内で射出成形する射出成形方法であって、
前記導電性材料を流動可能温度に加熱溶融させ、前記成形型内に射出する加熱射出ステップと、
射出された前記導電性材料が前記成形型のキャビティ形成面の少なくとも一部に互いに絶縁して設けられた複数の導電部に接触したときに通電加熱されるように、前記導電部間に電圧を印加し、前記導電性材料がキャビティ内に完全充填させる前に前記導電部間への電圧の印加を停止する通電ステップと、を有し、
前記導電性材料は、導電性物質を含有する熱可塑性樹脂材料である
ことを特徴とする射出成形方法。 - 前記通電ステップにおける少なくとも前記導電部間への電圧の印加が停止するときには、冷却手段から前記成形型への冷却液の供給を開始する冷却ステップを有する
ことを特徴とする請求項5に記載の射出成形方法。 - 前記通電ステップを実行するタイミングは、前記射出ステップを制御する制御信号が示す導電性材料の射出状態に基づいて制御される
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の射出成形方法。
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