JP5979121B2 - 紡機の繊維束供給停止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紡機の繊維束供給停止装置に係り、詳しくはドラフト装置を備え、ドラフト装置に供給される繊維束の供給を停止する紡機の繊維束供給停止装置に関する。
粗糸あるいはスライバから糸を紡出する精紡機においては、複数の錘で同時に紡出が行われ、紡出中に糸切れが発生しても、糸切れ錘以外の錘は紡出を継続する。糸切れが発生した錘のドラフト装置に対しても繊維束の供給を継続し、ドラフト装置から送出される繊維束を吸引して回収する精紡機もあるが、精紡機によっては、糸切れが発生した錘のドラフト装置への繊維束の供給を停止する停止装置を備えたものがある。このような停止装置として、省スペース化を図り、既存の精紡機にも適用できるドラフト装置におけるストップ装置が特許文献1に提案されている。
特許文献1のストップ装置は、トップフィードローラ(トップバックローラ)を持ち上げるための調整・荷重装置と一体ユニットをなしている。ストップ装置は、紡機の正常運転状態では繊維束のドラフト装置への供給を可能な状態に保持され、糸切れ時にセンサが発する糸切れ信号に基づいて、繊維束の供給を停止する状態になる。繊維束の供給停止は、ストップフラップが繊維束をテーブルに押圧する押圧位置に保持されることにより行われる。ストップフラップを押圧位置と退避位置とに移動させる機構は糸切れ信号に基づいて制御される電磁石を備えており、電磁石はサポートアームに内蔵されている。そして、コントロールケーブル(配線)は、電磁石からサポートアーム内及びサポートアームを支持するブラケットを通って機台の後側へ案内されている。
特開平5−195333号公報
特許文献1のストップ装置は、既存の精紡機に後付けが可能であるが、ストップ装置を2錘分ずつドラフト装置のサポートアーム(ウエイティングアーム)に取り付ける必要があり、2つの電磁石をサポートアームに内蔵する作業を必要とするため取り付け作業が面倒である。また、電磁石の駆動に必要な配線は、2錘毎にウエイティングアームを支持するブラケットから引き出されるため、配線作業も面倒である。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、既存の紡機に対する後付け作業が容易で、配線の取り回しを簡単にすることができる紡機の繊維束供給停止装置を提供することにある。
上記課題を解決する繊維束供給停止装置は、ドラフト装置を備えた紡機の繊維束供給停止装置であって、前記ドラフト装置に供給される繊維束を前記ドラフト装置のバックローラより後方側で把持する繊維束把持機構が、4錘分以上に亘る長さを有するダクトに取り付けられており、前記繊維束把持機構は、把持部材を繊維束開放位置から繊維束把持位置へ付勢する付勢部材と、前記把持部材を前記繊維束開放位置に保持する状態と保持を解除する状態とに切換えるアクチュエータとを備え、前記ダクト内に前記アクチュエータの駆動に必要な配線が収容されており、前記アクチュエータは、前記ドラフト装置のウエイティングアームの下方に配置されている。ここで、「繊維束」とは、粗糸及びスライバのように撚りがほとんど掛かっていない状態の繊維束を意味する。
この構成によれば、繊維束把持機構は、ドラフト装置に供給される繊維束をドラフト装置のバックローラより後方側で把持部材により把持する。繊維束は、把持部材により把持されると、バックローラと把持部材との間で切断され、切断後はその錘に対する繊維束の供給が停止される。繊維束把持機構は、ダクトに取り付けられた状態で紡機の所定位置に配置される。そのため、ダクトを紡機に取り付ける前に、ダクト上に把持部材が錘間隔となるように複数の繊維束把持機構を取り付けた後、ダクトを紡機に取り付けることにより、繊維束把持機構の紡機に対する取り付け作業が、ダクトを設けずに繊維束把持機構を紡機に直接取り付ける場合に比べて容易になる。また、ダクト内にアクチュエータの駆動に必要な配線が収容されているため、従来に比べて配線の取り回しが容易になる。
また、アクチュエータをウエイティングアームの下方ではなく、繊維束通過位置の下方に配置してもよいが、ウエイティングアームの下方の方が、配置スペースの確保が容易になるとともに、浮遊する繊維が紡出中の繊維束の通り道にたまり難くなる。
前記繊維束把持機構は、2錘一対に設けられていることが好ましい。繊維束把持機構は、例えば、錘毎に独立した構成でダクトに取り付けられる構成であってもよいが、2錘一対で設ける方が、ドラフト装置のトップローラを支持するウエイティングアームとの関係で、構造が簡単になる。
前記把持部材は、前記繊維束開放位置と前記繊維束把持位置とに回動可能に設けられ、前記付勢部材はねじりばねであることが好ましい。把持部材は、繊維束開放位置と繊維束把持位置とに直進運動で移動する構成も可能であるが、回動の方が把持部材の移動範囲のスペースを確保することが容易である。また、把持部材の自重あるいは重りの作用で、繊維束開放位置から繊維束把持位置へ付勢することも可能であるが、ねじりばねの方が確実に付勢することができる。
前記バックローラはバックボトムローラ及びバックトップローラで構成され、前記繊維束把持機構は、前記バックボトムローラを支持するバックボトムローラ支持部と一体に位置調整可能に設けられていることが好ましい。この構成によれば、バックボトムローラの位置を調整した時に、繊維束把持機構の位置も同時に適切な位置に調整される。
前記繊維束把持機構は、繊維束ガイドを備え、前記繊維束ガイドと前記把持部材とが協同して前記繊維束を把持することが好ましい。この構成によれば、繊維束ガイドがない場合に比べて、把持部材による繊維束の把持を確実に行うことができる。
本発明によれば、既存の紡機に対する後付け作業が容易で、配線の取り回しを簡単にすることができる。
ドラフト装置の概略側面図。 図1の粗糸供給停止装置付近の部分拡大図。 図2のA−A線で切断した部分断面図。 繊維束把持機構の概略斜視図。 図3のB矢視図。 把持部材が把持位置へ回動した状態を示す側面図。 (a),(b)は作用を説明する概略側面図。
以下、本発明を精紡機に具体化した一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1に示すように、ドラフト装置10は3線式の構成であり、フロントローラ11と、ミドルローラ12に巻き掛けられたエプロン13と、バックローラ14とを備えている。
フロントローラ11は、フロントボトムローラ11a及びフロントトップローラ11bで構成されている。ミドルローラ12は、ミドルボトムローラ12a及びミドルトップローラ12bで構成され、ミドルボトムローラ12aにボトムエプロン13aが、ミドルトップローラ12bにトップエプロン13bがそれぞれ巻き掛けられている。バックローラ14は、バックボトムローラ14a及びバックトップローラ14bで構成されている。
フロントボトムローラ11aは、ローラスタンド15に支持され、ミドルボトムローラ12a及びバックボトムローラ14aは、ローラスタンド15に対してミドルボトムローラ支持部16及びバックボトムローラ支持部17と図示しない軸受けとを介してそれぞれ支持されている。ミドルボトムローラ支持部16及びバックボトムローラ支持部17は、それぞれローラスタンド15に対して機台の前後方向(図1の左右方向)に位置調整可能に固定されている。
ウエイティングアーム18は、ローラスタンド15に支持された支軸19に対してブラケット20を介して回動可能に支持されている。フロントトップローラ11b、ミドルトップローラ12b及びバックトップローラ14bは、ウエイティングアーム18に、それぞれ図示しないトップローラ支持体を介して支持されている。
バックボトムローラ14aの後方には支持バー21がバックボトムローラ14aに沿って延設されている。支持バー21には、繊維束としての粗糸Sを案内するトランペット22が固定されている。
バックローラ14の後方には、繊維束供給停止装置が設けられている。繊維束供給停止装置は、ドラフト装置10に供給される粗糸Sをバックローラ14より後方側で把持する繊維束把持機構30が、ダクト31に取り付けられた状態で設けられている。ダクト31は、4錘分以上に亘る長さを有し、例えば、24錘分の繊維束把持機構30を取り付けるのに対応した長さに形成されている。ダクト31は、ローラスタンド15に沿って前後方向に移動可能に設けられ、バックボトムローラ14aを支持するバックボトムローラ支持部17と一体移動可能に連結された連結部材32上に固定されている。即ち、繊維束把持機構30は、ドラフト装置10のバックボトムローラ支持部17と一体に位置調整可能に設けられている。
図3及び図5に示すように、繊維束把持機構30は、2錘一対に設けられており、L字状の一対の支持板33がダクト31の上面に六角穴付きボルトにより固定され、各支持板33には把持部材34が繊維束開放位置(図2に示す位置)と繊維束把持位置(図6に示す位置)とに回動可能に支持されている。繊維束把持機構30は、把持部材34と協同して繊維束としての粗糸Sを把持する繊維束ガイド36を備えている。繊維束ガイド36は、把持部材34と協同して繊維束としての粗糸Sを把持していない状態において、図示しないクリールに吊下された粗糸巻から供給される粗糸Sをガイドする。
詳述すると、図2、図3、図4、図6に示すように、把持部材34は、略円筒状の把持部本体34aと、把持部本体34aの一端側に一体形成され、回動中心を挟んで上側に位置する側面L字状のレバー部34bと、回動中心を挟んで下側に位置する側面扇状の係止板34cとを有する。把持部本体34aは、その外周部の支持板33から遠い側に側面略三角形状の粗糸把持部34dを有し、粗糸把持部34dの基端側に係止突起34eが形成されている。
図3に示すように、把持部材34は、支持板33に固定された支持軸37に対して把持部本体34aにおいて回動可能に支持されている。把持部材34は、把持部本体34aの粗糸把持部34dの基端側に付勢部材としてのねじりばね38が外装されている。ねじりばね38は、把持部材34を繊維束開放位置から繊維束把持位置へ付勢する役割を果たし、一端が支持板33に固定され、他端が係止突起34eに係止された状態で、把持部材34を粗糸把持部34dが繊維束ガイド36を押圧する繊維束把持位置へ向かう方向へ付勢している。そのため、把持部材34は、外力が作用しない状態では粗糸把持部34dが繊維束ガイド36と協同して粗糸Sを把持する位置に保持されるようになっている。
繊維束ガイド36は、繊維束ガイド36を貫通して支持板33に固定される支持軸39を介して支持板33に支持されている。繊維束ガイド36は略円筒状に形成されている。
また、繊維束把持機構30は、把持部材34と繊維束ガイド36とによる粗糸Sの把持位置と、バックローラ14による粗糸Sのニップ位置との距離が、粗糸Sを構成する繊維の繊維長よりも長くなる位置に配置されている。
図3及び図5に示すように、両支持板33の間には、把持部材34を繊維束開放位置に保持する状態と保持を解除する状態とに切換えるアクチュエータ40が各係止板34cに対応して設けられている。アクチュエータ40はピン40aを有し、ピン40aを突出方向に付勢するばね及びソレノイドを内蔵している。アクチュエータ40は、ソレノイドに通電された状態でピン40aをばねの付勢力に抗してアクチュエータ40内に引き込むように構成されている。アクチュエータ40は、把持部材34が繊維束開放位置に配置された状態において、ピン40aの先端側が係止板34cに形成された係止部42としての孔に侵入して、把持部材34を繊維束開放位置に保持可能な位置に設けられている。アクチュエータ40は、ドラフト装置10のウエイティングアーム18の下方に配置されている。図3に示すように、アクチュエータ40は、両支持板33間に設けられた支持部材41(図5では図示せず)に固定されている。
係止板34cは、把持部材34が繊維束開放位置に配置されている状態では係止部42がピン40aと係止可能な位置となり、把持部材34が繊維束把持位置に配置されている状態及び把持部材34が繊維束開放位置と繊維束把持位置との中間位置にある状態では係止位置側へ付勢されている状態のピン40aの先端と係合可能な形状に形成されている。即ち、係止板34cは、ピン40aと係止部42との係止状態が解除されて繊維束開放位置から移動され、かつアクチュエータ40が非励磁の状態では、ピン40aの先端が当接する状態に保持される。
精紡機には図示しない糸切れセンサの検知信号に基づいて糸切れ錘を確認して糸切れ錘への粗糸Sの供給を停止するため、糸切れ錘に対応する繊維束把持機構30のアクチュエータ40のソレノイドを励磁する制御装置Cがダクト31内に設けられており、ソレノイド励磁用電力を供給するメイン配線43に接続されている。各アクチュエータ40のソレノイドは、制御装置C内のトランジスタ等のソレノイド励磁用電気素子によりソレノイド用電源から分岐した回路に分岐配線44にて接続されている。アクチュエータ40のソレノイドの励磁時間は、ピン40aをその先端と係止板34cの係止部42との係止状態を解除する位置に移動させるのに必要な短時間だけ行われるようになっている。制御装置Cはメイン配線43で装置間を接続することにより複数に分割可能な構成となっている。
次に前記のように構成された繊維束把持機構30の作用を説明する。
図1及び図2に示すように、非糸切れ状態においては、把持部材34は、粗糸把持部34dが粗糸Sを把持しない繊維束開放位置に配置され、係止板34cは係止部42がアクチュエータ40のピン40aに係止され、把持部材34は繊維束開放位置に保持される。なお、非糸切れ状態とは、粗糸Sが繊維束ガイド36を介してドラフト装置10に供給されて紡出されている状態の他に、紡出開始前で粗糸Sがまだドラフト装置10に供給されていない状態をも意味する。紡出開始前の状態では、糸切れセンサが糸を検出しない状態でも制御装置は糸切れと判断せず、各アクチュエータ40のソレノイドはオフ状態即ち消磁状態に保持されている。
精紡機の運転が開始されると、図示しないクリールに吊下された粗糸巻から供給される粗糸Sが繊維束ガイド36及びトランペット22にガイドされてバックローラ14に供給される。バックローラ14に供給された粗糸Sは、バックローラ14とエプロン13との間及びエプロン13とフロントローラ11との間でドラフトされてフリースとなり、そのフリースが糸となり図示しないスネルワイヤ及びトラベラを経てボビンに巻き取られる。
糸切れが発生すると、図示しない糸切れセンサの検知信号により糸切れ錘が特定され、制御装置から糸切れ錘と対応する繊維束把持機構30のアクチュエータ40に励磁電流が短時間供給される。そして、ピン40aが引き込まれてピン40aによる係止板34cの係止状態が解除され、把持部材34は、ねじりばね38の作用により繊維束把持位置へと回動されて、図7(a)に示すように、バックローラ14の後方において粗糸把持部34dにより繊維束ガイド36と協同して粗糸Sを把持する。
粗糸Sが粗糸把持部34d及び繊維束ガイド36により把持されると、把持された位置では粗糸Sは移動が阻止された状態になる。一方、ドラフト装置10は駆動が継続され、粗糸Sは、粗糸把持部34d及び繊維束ガイド36により把持された状態で、バックローラ14により引っ張られる状態になる。
粗糸把持部34d及び繊維束ガイド36による把持位置とバックローラ14による粗糸Sのニップ位置との距離が繊維長より短い場合は、粗糸Sを構成する少なくとも一部の繊維が、粗糸把持部34d及び繊維束ガイド36による把持作用と、バックローラ14によるニップ作用とを同時に受ける状態でバックローラ14による引っ張り作用を受ける。その結果、バックローラ14が粗糸Sを引っ張る際にトルクが増大し、糸切れが同時多発した場合にバックローラ14を駆動するモータが過負荷になる虞がある。また、図7(b)に示すように、粗糸Sの端部がバックローラ14とミドルローラ12(エプロン13)との間に来る状態で粗糸Sが切断されるため、粗糸Sが移動しない状態でバックローラ14が回転する。そのため、バックローラ14に被覆されている図示しないゴムコットが摩耗する。
しかし、この実施形態では、粗糸把持部34d及び繊維束ガイド36による把持位置とバックローラ14による粗糸Sのニップ位置との距離が繊維長より長いため、粗糸Sを構成する繊維のうち粗糸把持部34d及び繊維束ガイド36によって把持された状態の繊維は、バックローラ14によってニップされない状態となる。また、粗糸Sを構成する繊維のうち、バックローラ14によるニップ作用を受ける状態の繊維は、粗糸把持部34d及び繊維束ガイド36による把持作用は受けない状態となる。そのため、粗糸Sは、粗糸把持部34d及び繊維束ガイド36により把持されていない状態の繊維がバックローラ14によるニップ作用を受けて繊維群から引き抜かれる状態で移動され、バックローラ14のトルクが増大することなく粗糸Sが切断される。
なお、粗糸把持部34d及び繊維束ガイド36による把持位置とバックローラ14による粗糸Sのニップ位置との距離が繊維長に比べて長すぎると、バックローラ14と繊維束把持機構30との間で切断された際に、バックローラ14によるニップ点と粗糸Sの端部との距離が長くなり過ぎ、粗糸Sがバックボトムローラ14aに巻き付く虞がある。そのため、粗糸把持部34d及び繊維束ガイド36による把持位置とバックローラ14による粗糸Sのニップ位置との距離は、バックボトムローラ14aの周長以下が好ましい。
アクチュエータ40は、短時間励磁されてピン40aが引き込まれてピン40aによる係止板34c係止状態が解除され、把持部材34は粗糸把持部34dが繊維束把持位置へ向かうように回動される。把持部材34の回動途中でアクチュエータ40の励磁が解除され、ピン40aは係止板34cと当接する状態となり、粗糸把持部34dが繊維束把持位置に配置された状態においてもピン40aは係止板34cと当接する状態に保持される。
糸切れの修復作業が行われる場合、作業者あるいは自動糸継ぎ機により把持部材34のレバー部34bが操作されて、把持部材34はねじりばね38の付勢力に抗して繊維束開放位置に配置される。把持部材34が繊維束把持位置及び繊維束把持位置から繊維束開放位置まで回動される間、ピン40aは係止板34cに当接された状態に保持されているため、レバー部34bの操作により把持部材34は円滑に繊維束開放位置まで回動される。把持部材34が繊維束開放位置まで回動されると、係止板34cの係止部42がピン40aと対向する状態となり、ピン40aの先端部が係止部42と係止する状態になる。その結果、作業者あるいは自動糸継ぎ機がレバー部34bを離しても、把持部材34はねじりばね38の付勢力に抗して繊維束開放位置に保持されて、紡出可能状態に復帰する。この状態で糸継ぎ作業が行われる。
繊維束把持機構30は、ダクト31に取り付けられた状態で紡機の所定位置に配置される。そのため、ダクト31を紡機に取り付ける前に、ダクト31上に把持部材34が錘間隔となるように複数の繊維束把持機構30を取り付けた後、ダクト31を紡機に取り付けることにより、繊維束把持機構30の紡機に対する取り付け作業が、ダクト31を設けずに繊維束把持機構30を紡機に直接取り付ける場合に比べて容易になる。
また、一般に、ドラフト装置においては、1〜2年に1回、バックローラ14の位置調整が行われる。バックボトムローラ14aの位置を調整すると、繊維束把持機構30の位置も調整する必要がある。ダクト31は、バックボトムローラ14aを支持するバックボトムローラ支持部17と一体移動可能に連結された連結部材32上に固定されているため、繊維束把持機構30は、ドラフト装置10のバックボトムローラ14aと一体に位置調整される。そのため、繊維束把持機構30の位置調整をわざわざ行う必要がない。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)繊維束供給停止装置は、ドラフト装置10を備えた紡機の繊維束供給停止装置であって、ドラフト装置10に供給される繊維束(粗糸S)をドラフト装置10のバックローラ14より後方側で把持する繊維束把持機構30が、4錘分以上に亘る長さを有するダクト31に取り付けられている。繊維束把持機構30は、把持部材34を繊維束開放位置から繊維束把持位置へ付勢する付勢部材と、把持部材34を繊維束開放位置に保持する状態と保持を解除する状態とに切換えるアクチュエータ40とを備えている。したがって、ダクト31を紡機に取り付ける前に、ダクト31上に把持部材34が錘間隔となるように複数の繊維束把持機構30を取り付けた後、ダクト31を紡機に取り付けることにより、繊維束把持機構30の紡機に対する取り付け作業が、ダクト31を設けずに繊維束把持機構30を紡機に直接取り付ける場合に比べて容易になる。
(2)ダクト31内にアクチュエータ40の駆動に必要なメイン配線や分岐配線44が収容されているため、従来に比べてメイン配線及び分岐配線44の取り回しが容易になる。
(3)アクチュエータ40は、ドラフト装置10のウエイティングアーム18の下方に配置されている。アクチュエータ40をウエイティングアーム18の下方ではなく、繊維束通過位置の下方に配置してもよいが、ウエイティングアーム18の下方の方が、配置スペースの確保が容易になるとともに、浮遊する繊維が紡出中の繊維束の通り道にたまり難くなる。
(4)繊維束把持機構30は、2錘一対に設けられている。繊維束把持機構30は、例えば、錘毎に独立した構成でダクト31に取り付けられる構成であってもよいが、2錘一対で設ける方が、ドラフト装置10のトップローラを支持するウエイティングアーム18との関係で、構造が簡単になる。
(5)把持部材34は、繊維束開放位置と繊維束把持位置とに回動可能に設けられ、付勢部材はねじりばね38である。把持部材34は、繊維束開放位置と繊維束把持位置とに直進運動で移動する構成も可能であるが、回動の方が把持部材34の移動範囲のスペースを確保することが容易になる。また、把持部材34の自重あるいは重りの作用で、繊維束開放位置から繊維束把持位置へ付勢することも可能であるが、ねじりばね38の方が確実に付勢することができる。
(6)アクチュエータ40は、ソレノイド及びばねを内蔵し、ばねにより突出位置に付勢されたピン40aがソレノイドの励磁状態で突出位置から退避位置に引き込まれる構成である。したがって、短時間の励磁で、把持部材34を繊維束開放位置に保持する状態を解除するための構成が簡単になる。
(7)バックローラ14はバックボトムローラ14a及びバックトップローラ14bで構成され、繊維束把持機構30は、バックボトムローラ14aを支持するバックボトムローラ支持部17と一体に位置調整可能に設けられている。この構成によれば、バックボトムローラ14aの位置を調整した時に、繊維束把持機構30の位置も同時に適切な位置に調整される。
(8)繊維束把持機構30はダクト31に取り付けられており、ダクト31は、バックボトムローラ14aを支持するバックボトムローラ支持部17と一体移動可能に連結された連結部材32上に固定されている。したがって、バックボトムローラ14aの位置を調整した時に、繊維束把持機構30の位置も同時に適切な位置に調整するための構成が容易になる。
(9)繊維束把持機構30は、繊維束ガイド36を備え、繊維束ガイド36と把持部材34とが協同して繊維束(粗糸S)を把持する。この構成によれば、繊維束ガイド36がない場合に比べて、把持部材34による繊維束の把持を確実に行うことができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 繊維束は粗糸Sに限らず、スライバであってもよい。例えば、リング精紡機であっても、ドラフト装置として通常の3線式のドラフト装置よりはるかに大きなドラフト比で繊維束をドラフトするドラフト装置を使用してスライバから糸を紡出するリング精紡機に繊維束供給停止装置を使用してもよい。
○ 紡機はリング精紡機に限らず、例えば、結束紡績装置やフリクション紡績装置であってもよい。
○ 紡機は粗紡機であってもよい。
○ ダクト31は、24錘分の繊維束把持機構30に対応した長さに限らず、4錘分以上に亘る長さを有していればよく、24錘分未満の繊維束把持機構30に対応する長さ、あるいは24錘分より多くの繊維束把持機構30に対応する長さする長さであってもよい。
○ アクチュエータ40の配設位置はウエイティングアーム18の下方に限らない。例えば、粗糸通路の下方であってもよい。
○ 繊維束把持機構30は2錘一対の構成に限らず、例えば、錘毎に独立した構成でダクト31に取り付けられる構成であってもよい。
○ 把持部材34を繊維束開放位置から繊維束把持位置へ付勢する付勢部材はねじりばね38に限らず、例えば、重りを設けたり、把持部材34をその自重で繊維束把持位置側へ付勢する構成としたりしてもよい。
○ 把持部材34は繊維束開放位置と繊維束把持位置とに回動可能に設けられた構成に限らず、繊維束開放位置と繊維束把持位置とに直進運動で移動する構成であってもよい。
○ 繊維束把持機構30をドラフト装置10のバックボトムローラ14aと一体に位置調整可能に設ける構成は、ダクト31が、バックボトムローラ14aを支持するバックボトムローラ支持部17と一体移動可能に連結された連結部材32上に固定される構成に限らない。例えば、繊維束把持機構30の支持板33がバックボトムローラ支持部17と一体移動可能に連結された連結部材32を介してダクト31上に取り付けられる構成としてもよい。
○ダクト31は、ローラスタンド15、もしくは支軸19から連結部材に固定してもよい。すなわち、繊維束把持機構30は、ドラフト装置10のバックボトムローラ支持部17と一体に位置調整可能に設けなくてもよい。
○ ダクト31の形状は、四角筒状に限らず、ローラスタンド15に支持でき、繊維束把持機構30を取り付けることができる形状であればよく、例えば、五角筒状、六角筒状であってもよい。
○ 繊維束ガイド36とは別に、把持部材34と協同して粗糸Sを把持する把持部材を設けてもよい。
○ 係止板34cに形成されるピン40aとの係止部42は、孔に限らず、穴(凹部)、溝あるいは切り欠きであってもよい。
○ 係止板34cは扇形状に限らず、ピン40aとの係止部42を有し、かつ把持部材34が繊維束開放位置から繊維束把持位置までの移動途中及び繊維束把持位置に配置された状態で常にピン40aの先端と当接可能な形状であればよい。
10…ドラフト装置、14…バックローラ、17…バックボトムローラ支持部、18…ウエイティングアーム、30…繊維束把持機構、31…ダクト、34…把持部材、36…繊維束ガイド、38…付勢部材としてのねじりばね、40…アクチュエータ、43…メイン配線、44…分岐配線。

Claims (5)

  1. ドラフト装置を備えた紡機の繊維束供給停止装置であって、
    前記ドラフト装置に供給される繊維束を前記ドラフト装置のバックローラより後方側で把持する繊維束把持機構が、4錘分以上に亘る長さを有するダクトに取り付けられており、
    前記繊維束把持機構は、把持部材を繊維束開放位置から繊維束把持位置へ付勢する付勢部材と、前記把持部材を前記繊維束開放位置に保持する状態と保持を解除する状態とに切換えるアクチュエータとを備え、前記ダクト内に前記アクチュエータの駆動に必要な配線が収容されており、
    前記アクチュエータは、前記ドラフト装置のウエイティングアームの下方に配置されていることを特徴とする紡機の繊維束供給停止装置。
  2. 前記繊維束把持機構は、2錘一対に設けられている請求項1に記載の紡機の繊維束供給停止装置。
  3. 前記把持部材は、前記繊維束開放位置と前記繊維束把持位置とに回動可能に設けられ、前記付勢部材はねじりばねである請求項1又は請求項に記載の紡機の繊維束供給停止装置。
  4. 前記バックローラはバックボトムローラ及びバックトップローラで構成され、前記繊維束把持機構は、前記バックボトムローラを支持するバックボトムローラ支持部と一体に位置調整可能に設けられている請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の紡機の繊維束供給停止装置。
  5. 前記繊維束把持機構は、繊維束ガイドを備え、前記繊維束ガイドと前記把持部材とが協同して前記繊維束を把持する請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の紡機の繊維束供給停止装置。
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