JP5978880B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリング装置に関する。
特許文献1に開示されるように、ステアリング装置は、ステアリングコラムに設けられるホーン等の電子機器のアースをとるために、アースクランプを介して車体、正確には、ステアリング装置のチルト動作の揺動中心となるように車体に固定されたチルトヒンジ軸と接続されている。
特許文献1のアースクランプは、C字状に形成された把持部と、把持部の端に連続して円弧状に延びるばね部と、ばね部の端が折り返された端部とを備えている。アースクランプは、ばね部が弾性変形した状態で、把持部がチルトヒンジ軸を把持するとともに、端部がステアリングコラムのハウジングの外周面に接触することにより、車体とステアリング装置との間を電気的に接続する。ステアリングコラムのハウジングには、ステアリングコラムがチルト動作したときに、アースクランプの端部が変位して、同端部とハウジングとの接触状態が解消されることを防ぐために受け部が形成されている。
特開2010−36734号公報
特許文献1のステアリング装置では、アースクランプは、ステアリングコラムのハウジングに受け部が形成されていなければ、ステアリングコラムがチルト動作したときに、当該ステアリングコラムとチルド軸との接続を維持することが難しい。このため、ステアリングコラムのハウジングとチルトヒンジ軸との距離が変更された場合、その都度、アースクランプ及びハウジングを設計し直す必要がある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、設計変更に対応しやすいアースクランプを備えたステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車体に固定されるチルトヒンジ軸と、ステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムと、弾性変形可能な導電性材料からなる導電部材とを備え、前記チルトヒンジ軸を中心にチルト動作可能に構成されるとともに、前記チルトヒンジ軸と前記ステアリングコラムとの間に前記導電部材を装着することによって前記車体と電気的に接続されるステアリング装置において、前記導電部材は、前記チルトヒンジ軸と接触する第1の接触部と、前記ステアリングコラムと接触する第2の接触部と、前記第1の接触部と前記第2の接触部との間でこれら両者が近接する方向に弾性変形可能とされた変形部と、を備え、前記変形部が弾性変形した状態で前記チルトヒンジ軸と前記ステアリングコラムとの間に挿入されており、前記導電部材は、該導電部材が前記チルトヒンジ軸と前記ステアリングコラムとの間に取り付けられた状態にあるときに当接して前記変形部が弾性限界を超えて変形することを抑制する部分を備えており、当該部分は前記第1の接触部の前記チルトヒンジ軸との接触部位とは反対側の第1の部位と、前記第2の接触部の前記ステアリングコラムとの接触部位とは反対側の第2の部位とであることを特徴とする。
同構成によれば、導電部材は、変形部が第1の接触部と第2の接触部とが近接する方向へ弾性変形した状態でチルトヒンジ軸とステアリングコラムとの間に挿入されているので、変形部が弾性復帰しようとする弾性力によりチルトヒンジ軸とステアリングコラムとの間に挟持される。従って、例えば車両の設計が変更される等してチルトヒンジ軸とステアリングコラムとの間の距離が多少変更された場合であれ、導電部材をチルトヒンジ軸とステアリングコラムとの間に挟持させることができる。また、ステアリングコラムの形状を変更する必要もない。このため、本構成のステアリング装置によれば、設計変更に対応しやすい。
また、例え弾性変形可能とされた板材であっても弾性限界を超える場合には、塑性変形することが周知である。同構成によれば、第1及び第2の部位が当接することにより、第1の接触部と第2の接触部とがさらに近接することが抑制される。ひいては、変形部が弾性限界を超えて塑性変形することが抑制される。
上記課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、車体に固定されるチルトヒンジ軸と、ステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムと、弾性変形可能な導電性材料からなる導電部材とを備え、前記チルトヒンジ軸を中心にチルト動作可能に構成されるとともに、前記チルトヒンジ軸と前記ステアリングコラムとの間に前記導電部材を装着することによって前記車体と電気的に接続されるステアリング装置において、前記導電部材は、前記チルトヒンジ軸と接触する第1の接触部と、前記ステアリングコラムと接触する第2の接触部と、前記第1の接触部と前記第2の接触部との間でこれら両者が近接する方向に弾性変形可能とされた変形部と、を備え、前記変形部が弾性変形した状態で前記チルトヒンジ軸と前記ステアリングコラムとの間に挿入されており、前記導電部材は、該導電部材が前記チルトヒンジ軸と前記ステアリングコラムとの間に挿入されるときに当接して前記変形部が弾性限界を超えて変形することを抑制する部分を備えており、当該部分は前記第1の接触部の前記チルトヒンジ軸との接触部位とは反対側の第1の部位と、前記第2の接触部の前記ステアリングコラムとの接触部位とは反対側の第2の部位とであることを特徴とする。
同構成によれば、導電部材は、変形部が第1の接触部と第2の接触部とが近接する方向へ弾性変形した状態でチルトヒンジ軸とステアリングコラムとの間に挿入されているので、変形部が弾性復帰しようとする弾性力によりチルトヒンジ軸とステアリングコラムとの間に挟持される。従って、例えば車両の設計が変更される等してチルトヒンジ軸とステアリングコラムとの間の距離が多少変更された場合であれ、導電部材をチルトヒンジ軸とステアリングコラムとの間に挟持させることができる。また、ステアリングコラムの形状を変更する必要もない。このため、本構成のステアリング装置によれば、設計変更に対応しやすい。
また、同構成によれば、導電部材は、チルトヒンジ軸とステアリングコラムとの間に挿入されるとき、第1の部位と第2の部位とが当接する。これにより、変形部が弾性限界を超えて塑性変形することが抑制される。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のステアリング装置において、前記導電部材は、その挿入方向と反対方向に変位するときに前記ステアリングコラムに係合する係合部を備えることを特徴とする。
同構成によれば、導電部材は、チルトヒンジ軸とステアリングコラムとの間に取り付けられた後に挿入方向と反対方向に変位させようとしても、係合部がステアリングコラムに係合する。このため、本構成のステアリング装置によれば、チルトヒンジ軸とステアリングコラムとの間から導電部材が不意に脱落することが抑制される。
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリング装置において、前記第1及び第2の接触部のうち少なくとも一方の挿入方向側の端部には、前記チルトヒンジ軸、及び前記ステアリングコラムのうち少なくとも一方と反対側に曲げ返された曲返部が設けられていることを特徴とする。
同構成によれば、端部が曲返部とされたことにより、導電部材をチルトヒンジ軸とハウジングとの間に取り付けるときに、例えば端部のステアリングコラム等への引っかかりを抑制することができる。また、板材の端部で取り付け作業者の指等が引っかかることも抑制される。
本発明のステアリング装置によれば、設計変更に対応しやすい。
ステアリング装置の正面図。 アースクランプの斜視図。 (a)〜(d)は、ステアリング装置にアースクランプを取り付ける過程を示す図1の3−3線における断面図。 ステアリング装置の断面図。 別例を示す図1の3−3線における断面図。
以下、本発明を具体化したステアリング装置の一実施の形態について図1〜図4を参照して説明する。
<ステアリング装置の構成>
図1及び図4に示すように、ステアリング装置10は、ステアリングシャフトのうちのステアリングシャフト11を回転可能に支持するステアリングコラム12を備えている。ステアリングコラム12には、図示しないホーン等の電子機器が設けられる。
ステアリングコラム12は、ステアリングシャフト11のアッパーシャフト13を回転可能に支持するコラムチューブ21と、ステアリングシャフト11のロアシャフト14にアシスト力を付与するための減速機構、モータ、ECU等からなるパワーアシスト部22とを備えている。コラムチューブ21及びパワーアシスト部22のハウジング23は、導体である金属製であって、互いに電気的に接続されている。なお、ステアリングシャフト11、正確にはロアシャフト14は、図示しない自在継手を介してインターミディエイトシャフトに接続されている。
ハウジング23、具体的には減速機構を収容するギヤハウジングには、ステアリングシャフト11(ロアシャフト14)の軸線と略平行に腕状に延びる一対の支持壁24が設けられている。図1に示すように、一対の支持壁24は、ステアリング装置10を上方から見たとき、ロアシャフト14を挟む位置関係とされている。図3(a)に示すように、一対の支持壁24の先端部には、対向する貫通孔25が形成されている。2つの貫通孔25は、同じ内径とされている。2つの貫通孔25には、導体であるチルトヒンジ軸26が挿入されている。図1に示すように、チルトヒンジ軸26は、図示しない車体から延びる導体である固定ブラケット27に固定されているが、チルトヒンジ軸26と貫通孔25との間には、合成樹脂製の低摩擦部材が装着され、結果的に絶縁されている。ステアリング装置10は、チルトヒンジ軸26を揺動中心としてチルト動作可能とされている。なお、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間には、導電性材料からなり導電部材としてのアースクランプ30が挟持されている。
<アースクランプの構成>
次に、アースクランプ30の構成について説明する。
図2に示すように、アースクランプ30は、弾性変形可能とされた導体である金属製の板材が曲げ成形されてなる。アースクランプ30は、第1の円弧部31、第1の接触部としての第2の円弧部32、変形部としての湾曲部33、第2の接触部としての第1の屈曲部34、第2の屈曲部35、及び曲返部36の各部を備えている。
図3(d)に示すように、第1の円弧部31は、チルトヒンジ軸26側が凸となる円弧とされている。
第2の円弧部32は、第1の円弧部31からロアシャフト14とは反対側に連続するとともに、ハウジング23側が凸となる円弧とされている。第2の円弧部32は、チルトヒンジ軸26の外周面に沿う形状とされている。なお、第2の円弧部32のチルトヒンジ軸26側の表面には、3つの突部37が設けられている。3つの突部37は、同一円弧上とされている。
湾曲部33は、第2の円弧部32のロアシャフト14とは反対側に連続する。湾曲部33は、第1〜第3の小円弧部38〜40からなり、全体として「3」の字状とされている。第1の小円弧部38は、第2の円弧部32に連続するとともにロアシャフト14とは反対側が凸とされている。第2の小円弧部39は、第1の小円弧部38に連続するとともにロアシャフト14側が凸とされている。第3の小円弧部40は、第2の小円弧部39に連続するとともにロアシャフト14とは反対側が凸とされている。第2の小円弧部39は、第1の小円弧部38よりもハウジング23側に、第3の小円弧部40は、第2の小円弧部39よりもハウジング23側に設けられている。
第1の屈曲部34は、湾曲部33(正確には、第3の小円弧部40)のハウジング23側に連続する。第1の屈曲部34は、湾曲部33の端部からロアシャフト14側に向かうに従って第2の円弧部32に近接するように延びるとともに、第1の頂部41を境にして第2の円弧部32から離間するように屈曲するL字状とされている。すなわち、第1の頂部41は、第2の円弧部32側が凸とされている。なお、図3(a)に示すように、第1の頂部41は、取り付け前の自由状態で第2の円弧部32に対して離間している。
係合部としての第2の屈曲部35は、第1の屈曲部34のステアリングシャフト11側に連続する。第2の屈曲部35は、第2の円弧部32から離間するに従ってロアシャフト14側に向かって延びるとともに、第2の頂部42を境にしてロアシャフト14とは反対側に向かって屈曲するL字状とされている。すなわち、第2の頂部42は、ロアシャフト14側が凸とされている。
曲返部36は、第2の屈曲部35のハウジング23側に連続するとともに、第2の頂部42に向かうように曲げ返されている。すなわち、曲返部36は、ハウジング23側が凸となる湾曲面とされている。
なお、図3(a)に示すように、第3の小円弧部40と第2の頂部42とを結ぶ直線と第2の円弧部32との間の距離D1は、第2の円弧部32と第1の頂部41とが接触していてもチルトヒンジ軸26とハウジング23との間の距離D0よりも若干長く設定されている(D1>D0)。また、第1の円弧部31と曲返部36との間の距離D2は、第3の小円弧部40と第2の頂部42とを結ぶ直線と第2の円弧部32との間の距離D1よりも長く設定されている(D2>D1>D0)。さらに、第1の小円弧部38と第3の小円弧部40との間の距離D3は、第3の小円弧部40と第2の頂部42とを結ぶ直線と第2の円弧部32との間の距離D1よりも長く設定されている(D3>D1>D0)。
<アースクランプの作用>
次に、アースクランプ30の取り付けの説明とともに、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間に取り付けられたアースクランプ30の作用について説明する。アースクランプ30は、ステアリングシャフト11側に向けて挿入することによりチルトヒンジ軸26とハウジング23との間に取り付けられる。
まず、図3(a)に示すように、アースクランプ30をチルトヒンジ軸26及びハウジング23に対してステアリングシャフト11とは反対側に位置させる。
次に、図3(b)に示すように、曲返部36がハウジング23のチルトヒンジ軸26との間においてハウジング23の外面をステアリングシャフト11に向かって滑るようにアースクランプ30をステアリングシャフト11に向かって変位させる。すると、第1の円弧部31の先端部がチルトヒンジ軸26と当接する。
次に、図3(c)に示すように、第1の部位としての第2の円弧部32の反チルトヒンジ軸26側の面と第2の部位としての第1の頂部41とが当接するまで、湾曲部33を弾性変形させる。また、第2の円弧部32の第1の頂部41と当接する部位を支点にして、第1の円弧部31が曲返部36に近づくように、第2の円弧部32を弾性変形させる。さらに、第2の頂部42と第3の小円弧部40とが離間するように、第1の屈曲部34を弾性変形させる。
これら各部の弾性変形により、図3(c)に一点鎖線で示すように、第1の円弧部31とハウジング23との間の距離D2xが、チルトヒンジ軸26のハウジング23との間の距離D0よりも短くなる(D2x<D0)。従って、アースクランプ30のステアリングシャフト11側への変位が許容される。なお、第1の円弧部31は、チルトヒンジ軸26側が凸となる円弧とされているので、アースクランプ30をチルトヒンジ軸26とハウジング23との間に挿入しやすい。
図3(d)に示すように、曲返部36がハウジング23のステアリングシャフト11側の角部に到達すると、弾性変形していた各部が若干弾性復帰する。これにより、曲返部36がステアリングシャフト11とハウジング23のステアリングシャフト11側の面との間に位置するとともに、第2の屈曲部35がハウジング23のステアリングシャフト11側の角部に沿う。当該角部に第2の屈曲部35が引っかかることにより、アースクランプ30のステアリングシャフト11とは反対側への変位が規制される。
また、第1の頂部41と当接する部位を支点にして、弾性変形していた第2の円弧部32が弾性復帰する。これにより、第2の円弧部32は、チルトヒンジ軸26の外周面に押圧される。なお、第1の頂部41と第2の円弧部32との当接が維持されるように、湾曲部33及び第1の屈曲部34の弾性変形は維持される。すなわち、アースクランプ30には、第1の頂部41と第2の円弧部32とが離間する方向に向かう弾性力が作用する。これにより、アースクランプ30は、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間に挟持される。また、第1の頂部41と第2の円弧部32との当接が維持されることにより、第1の小円弧部38と第3の小円弧部40との間の距離D3が短くなる方向への湾曲部33の弾性変形が規制される。すなわち、距離D3がチルトヒンジ軸26とハウジング23との間の距離D0よりも短くならない。このため、アースクランプ30のステアリングシャフト11側への変位が規制される。
図2に示すように、チルトヒンジ軸26と接触する第2の円弧部32には、チルトヒンジ軸26に向かって突出する3つの突部37が設けられている。第2の円弧部32は、これら3つの突部37においてチルトヒンジ軸26と点接触する。点接触は、面接触よりも接圧が高くなることが周知である。すなわち、アースクランプ30とチルトヒンジ軸26との間には、両者の接触に十分な接圧が確保されている。また、チルトヒンジ軸26と突部37との間の接圧が十分に確保されることにより、チルトヒンジ軸26と突部37との間への異物の侵入が規制される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)アースクランプ30は、湾曲部33の弾性変形が維持された状態で、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間に挿入されている。アースクランプ30には、第1の頂部41と第2の円弧部32とが離間する方向に向かう弾性力が作用する。これにより、アースクランプ30は、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間に挟持される。このため、例えば、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間の距離が多少変更されても、アースクランプ30をチルトヒンジ軸26とハウジング23との間に挟持させることができる。チルトヒンジ軸26とハウジング23との間の距離が大きく変更される場合には、アースクランプ30の湾曲部33のみを変更するだけでよい。すなわち、ハウジング23の形状を変更する必要はない。このように、ステアリング装置10によれば、設計変更に対応しやすい。
(2)アースクランプ30に、ハウジング23のステアリングシャフト11側の角部に引っかかる第2の屈曲部35を設けた。これにより、アースクランプ30のステアリングシャフト11とは反対側への変位が規制される。このため、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間からアースクランプ30が不意に脱落することが抑制される。
(3)板材であるアースクランプ30の端部に曲返部36を設けた。曲返部36は、第2の屈曲部35のハウジング23側の端部に連続するとともに、第2の頂部42に向かうように曲げ返されている。すなわち、曲返部36は、ステアリングシャフト11側が凸となる湾曲面とされている。これにより、アースクランプ30がチルトヒンジ軸26とハウジング23との間に挿入されるとき、挿入方向の先端部は曲返部36とされているので、曲返部36がハウジング23の外面をステアリングシャフト11に向かって滑る。このため、アースクランプ30を取り付ける際に、板材の端部がハウジング23に引っかからないので、取り付け作業者は、取り付け作業をスムーズに行うことができる。また、取り付け作業者の指等が板材の端部に引っかかることも抑制される。
(4)アースクランプ30は、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間に挿入されるとき、第2の円弧部32と第1の頂部41とが当接する。これにより、湾曲部33が弾性限界を超えて塑性変形することが抑制される。
(5)第2の円弧部32にチルトヒンジ軸26に向かって突出する3つの突部37を設けた。これにより、アースクランプ30がチルトヒンジ軸26とハウジング23との間に挿入されると、3つの突部37とチルトヒンジ軸26とが点接触する。点接触は、面接触よりも接圧が高いので、これら突部37とチルトヒンジ軸26との間に異物が侵入しにくい。従って、例えば、ステアリング装置10に雨などの水がかかっても、突部37とチルトヒンジ軸26との間に錆が発生しにくい。ひいては、突部37とチルトヒンジ軸26との間が離間して非導通となることが抑制される。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、図5に示すように、第2の円弧部32と第1の頂部41とが当接する位置は、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間の距離が最も短い位置よりもステアリングシャフト11側にあることが望ましい。すなわち、図5において、線分AOBによって囲まれた部分において、第2の円弧部32と第1の頂部41とが当接することが望ましい。この場合、第2の円弧部32及び第1の頂部41が当接する部位と、ハウジング23との間の距離Dxは、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間の最短距離Dminよりも長い(Dx>Dmin)。このため、第2の屈曲部35とハウジング23との係合が解除されても、アースクランプ30の挿入方向及び挿入方向と反対方向への変位が規制される。また、第2の円弧部32が、第1の頂部41と当接する部位を支点としてハウジング23側に変位しても、アースクランプ30の挿入方向及び挿入方向と反対方向への変位が規制される。すなわち、このように構成すれば、アースクランプ30は、上記実施形態よりも、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間に挟持された状態に維持されやすい。
なお、上記別例において、アースクランプ30が、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間に挟持される状態にあるとき、必ずしも第2の円弧部32と第1の頂部41とが当接していなくてもよい。例えば、第2の屈曲部35とハウジング23との係合が解除された状態にあるときに第2の円弧部32と第1の頂部41とが当接すればよい。このように構成された場合であれ、上記別例と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、3つの突部37を設けたが、1つ以上設けられれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、突部37は、必ずしも設けなくてもよい。突部37が省略された構成であっても、アースクランプ30は、チルトヒンジ軸26とハウジング23との間に挟持されるので、これら両者の導通が確保される。
・上記実施形態において、必ずしも第2の円弧部32と第1の頂部41とが当接しなくてもよい。
・上記実施形態において、曲返部36を省略してもよい。
・上記実施形態において、曲返部36は、第1の円弧部31の端部に設けてもよい。
・上記実施形態において、係合部としての第2の屈曲部35は省略してもよい。
・上記実施形態において、第1の屈曲部34は、第1の頂部41を備えなくてもよい。すなわち、屈曲していなくてもよい。例えば、屈曲していない一様の面とされていても、ハウジング23と接触することができる。
・上記実施形態において、第2の円弧部32は、円弧状でなくてもよい。例えば、円弧でない一様の面とされていても、チルトヒンジ軸26と接触することができる。
・上記実施形態において、湾曲部33は、第1〜3の小円弧部38〜40を備えた「3」の字状とされたが、第2の円弧部32と第1の屈曲部34とが近接する方向に弾性変形する形状であればよい。
・上記実施形態において、第1の円弧部31は省略してもよい。
次に、上記実施形態及び上記別例より想起される技術的思想について追記する。
(イ)請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のステアリング装置において、前記第1の接触部は、前記チルトヒンジ軸に向かって突出する突部を備えるステアリング装置。
同構成によれば、チルトヒンジ軸と第1の接触部との接触が点接触となるため、これら両者の接圧が高まる。従って、これら両者の間に他の物質が入り込むことが抑制される。ひいては、これら両者が離間することが抑制される。
10…ステアリング装置、11…ステアリングシャフト、12…ステアリングコラム、23…ハウジング、26…チルトヒンジ軸、30…アースクランプ(導電性材料からなる導電部材)、31…第1の円弧部、32…第2の円弧部(第1の接触部)、33…湾曲部(変形部)、34…第1の屈曲部(第2の接触部)、35…第2の屈曲部(係合部)、36…曲返部、37…突部、41…第1の頂部(第2の部位)、42…第2の頂部。

Claims (4)

  1. 車体に固定されるチルトヒンジ軸と、ステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムと、弾性変形可能な導電性材料からなる導電部材とを備え、前記チルトヒンジ軸を中心にチルト動作可能に構成されるとともに、前記チルトヒンジ軸と前記ステアリングコラムとの間に前記導電部材を装着することによって前記車体と電気的に接続されるステアリング装置において、
    前記導電部材は、前記チルトヒンジ軸と接触する第1の接触部と、前記ステアリングコラムと接触する第2の接触部と、前記第1の接触部と前記第2の接触部との間でこれら両者が近接する方向に弾性変形可能とされた変形部と、を備え、前記変形部が弾性変形した状態で前記チルトヒンジ軸と前記ステアリングコラムとの間に挿入されており、
    前記導電部材は、該導電部材が前記チルトヒンジ軸と前記ステアリングコラムとの間に取り付けられた状態にあるときに当接して前記変形部が弾性限界を超えて変形することを抑制する部分を備えており、当該部分は前記第1の接触部の前記チルトヒンジ軸との接触部位とは反対側の第1の部位と、前記第2の接触部の前記ステアリングコラムとの接触部位とは反対側の第2の部位とであることを特徴とするステアリング装置。
  2. 車体に固定されるチルトヒンジ軸と、ステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムと、弾性変形可能な導電性材料からなる導電部材とを備え、前記チルトヒンジ軸を中心にチルト動作可能に構成されるとともに、前記チルトヒンジ軸と前記ステアリングコラムとの間に前記導電部材を装着することによって前記車体と電気的に接続されるステアリング装置において、
    前記導電部材は、前記チルトヒンジ軸と接触する第1の接触部と、前記ステアリングコラムと接触する第2の接触部と、前記第1の接触部と前記第2の接触部との間でこれら両者が近接する方向に弾性変形可能とされた変形部と、を備え、前記変形部が弾性変形した状態で前記チルトヒンジ軸と前記ステアリングコラムとの間に挿入されており、
    前記導電部材は、該導電部材が前記チルトヒンジ軸と前記ステアリングコラムとの間に挿入されるときに当接して前記変形部が弾性限界を超えて変形することを抑制する部分を備えており、当該部分は前記第1の接触部の前記チルトヒンジ軸との接触部位とは反対側の第1の部位と、前記第2の接触部の前記ステアリングコラムとの接触部位とは反対側の第2の部位とであることを特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項1又は2に記載のステアリング装置において、
    前記導電部材は、その挿入方向と反対方向に変位するときに前記ステアリングコラムに係合する係合部を備えるステアリング装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリング装置において、
    前記第1及び第2の接触部のうち少なくとも一方の挿入方向側の端部には、前記チルトヒンジ軸、及び前記ステアリングコラムのうち少なくとも一方と反対側に曲げ返された曲返部が設けられているステアリング装置。
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