JP5978217B2 - 係合解除可能な制御部材を備えた圧力調理器具 - Google Patents

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Description

本発明は、圧力調理器具、特に圧力調理タイプの家庭用器具の包括的な技術分野に関する。これら器具は、容器と、容器上にロックされるよう設計され、実質的に密閉された調理遮蔽室を形成する蓋とから構成される。このような器具は、容器内に入れられた食品が蒸気圧の下で調理されることを可能にするよう設計される。
本発明は、より詳しくは、圧力下で(圧力をかけられた状態で;under pressure)食品を調理するための器具に関し、当該器具は、
容器および蓋と、
容器に対する蓋のロック/アンロックを制御するための制御部材であって、第1位置と第2位置の間で動作するよう取り付けられた制御部材と、
蓋がアンロックされるのを防止する積極位置を取るのに適した開放安全手段と、
を備え、
前記器具は、安全手段がその積極位置にないとき、第1位置から第2位置に動作する前記制御部材が蓋をアンロックするよう、設計されている。
圧力調理器具は既に知られており、これは容器と蓋を備え、蓋はロック/アンロック手段により容器上にロックされるよう設計され、ロック/アンロック手段は、蓋ロック位置と蓋アンロック位置の間で動作するのに適している。例えば、このようなロック/アンロック手段は、駆動アームに固定された複数のロックジョー(ロック顎;locking jaws)を備え、駆動アームは蓋上で半径方向に配置される。ジョーの動作は、蓋に取り付けられた制御部材によって制御され、制御部材は、ロックに対応する第1位置と、アンロックに対応する第2位置との間を動く。
こうしてユーザーは、制御部材を動作させることができ、制御部材とロック/アンロック手段の間に介設された伝達機構を介して、ジョーを半径方向の外側または内側に動かし、ジョーをアンロック位置またはロック位置に位置づける。ロック/アンロック制御部材は異なる形態を採ることもでき、例えばそれは、蓋上で回転軸回りに回転するよう取り付けられた中心ノブによって構成されることができる。回転軸は、蓋の平均拡張平面(mean plane of extension)に垂直である。あるいは、ロック/アンロック制御部材は、ハンドルによって構成されてもよい。ハンドルは、輪状の手持ちハンドルタイプであってもよいし、蓋上で回転軸回りに回転するよう取り付けられたレバータイプのハンドルであってもよい。回転軸は蓋の平均拡張平面に実質的に平行である。制御部材とロック/アンロック手段の間に介設された伝達機構は、ユーザーによって制御部材に与えられた動作力を単に直接ロック/アンロック手段に伝達する。ユーザーによって制御部材に加えられる必要のある力を減速抑制(ギヤーダウン;gear down)し、ユーザーの負荷を軽減するよう設計された伝達機構を備えた器具もある。伝達機構は、制御部材を動作させる目的でユーザーによって与えられる力を増幅することと、その力を、ロック/アンロック手段を動かす力へと変換することとの両方を可能にする。
このような圧力調理器具に、開放安全手段が設けられ得ることも知られている。開放安全手段は、容器内の圧力が所定の安全レベルに等しいかそれを超えた場合、蓋がアンロックされるのを防止する積極位置を取るのに適している。このような開放安全手段は通常、安全圧力ゲージロッドによって構成される。安全圧力ゲージロッドは、蓋に鉛直方向にスライドするよう取り付けられ、戻り低位置と、所定の安全圧力レベルに到達した影響下で到達する高位置との間をスライドする。このような圧力ゲージロッドは、制御部材がアンロックに対応する第2位置に向かって移動することを防止するため、制御部材と相互作用するよう設計される。こうして、既知の圧力調理器の安全圧力ゲージロッドは、圧力レベルがユーザーの安全のために許容できるレベルに低下しない限り、制御部材を機械的にその第1位置にブロックする。
このような従来技術の圧力調理器は概して満足し得るものであるが、それにも拘わらず、ある欠点を有している。
制御部材の動作が、高位置にある安全ロッドによってブロックされている最中に、制御部材に付加された非常に強い力によって圧力調理器を開けようとする、ユーザーの無謀な、無知の、もしくは不注意の行為を止めるものが無い。このような時宜を得ない過剰な力は、伝達機構もしくは安全圧力ゲージロッドを形成する部品を壊すかもしれず、また、時期尚早な方法で器具を開けることに成功した暁には、蓋が突然外れ、ユーザーにとって極めて危険である。このようなリスクを防止するため、(特に減速抑制(gearing-down)を設けた器具では)制御部材、伝達機構および開放安全手段を形成する部品を過剰なサイズとする必要があり、あるいは、これらの部品の幾つかを製造するのに、プラスチック材料が完全に適しているけれども、金属材料を使用する必要がある。これらの安全上の制約が、従来技術の圧力調理器の設計を複雑にしており、また、その製造コストと重量の両方を増加させている。
また、これらの全ての設計上予防策に拘わらず、制御部材が安全ロッドによってその第1位置にブロックされている最中、制御部材に過剰な開放力をかけることによって、ユーザーが部品を壊すかもしれないというリスクが、二義的だが依然として残る。
そこで、本発明に与えられた目的は、上記の種々の欠点を解消し、圧力下で食品を調理するための新規な器具であって、特に使用に際し安全で、極めてシンプル、軽量且つ低廉な構造の器具を提案することにある。
本発明の他の目的は、使用に際し極めて実用的な、圧力下で食品を調理するための新規な器具を提案することにある。
本発明の他の目的は、器具の信頼性、安全性、重量およびコストを悪化させることなく、蓋をロックおよび/またはアンロックするためにユーザーがかける必要のある力の顕著な減速抑制を可能にする設計の、圧力下で食品を調理するための新規な器具を提案することにある。
本発明の他の目的は、極めてシンプルでありながら、ユーザーによる不適切な開放により部品が壊れるあらゆるリスクをも実質的に除去する構造の、圧力下で食品を調理するための新規な器具を提案することにある。
本発明の他の目的は、ロック/アンロック制御部材と動作安全手段とが標準的で廉価な材料から作られることのできる、圧力下で食品を調理するための新規な器具を提案することにある。
本発明の他の目的は、開放安全手段がアンロックを防止している最中にユーザーが蓋をアンロックするために時期尚早な方法で制御部材に強制力を働かせたとき、ユーザーが器具を不適切に開けていることをユーザーに気付かせることができる設計の、圧力下で食品を調理するための新規な器具を提案することにある。
本発明の他の目的は、最適化された動作の安全性と信頼性を提供する、圧力下で食品を調理するための新規な器具を提案することにある。
本発明に与えられた目的は、
圧力下で食品を調理するための器具であって、
・容器および蓋と、
・前記容器に対する前記蓋のロック/アンロックを制御するための制御部材であって、第1位置と第2位置との間で動作するよう取り付けられた制御部材と、
・前記蓋がアンロックされるのを防止する積極位置を取るのに適した開放安全手段と、
を備え、
前記器具は、前記安全手段がその積極位置にないとき、前記第1位置から前記第2位置に動作する前記制御部材が前記蓋をアンロックするよう設計され、前記制御部材はクラッチ切断可能(declutchable)であり、これにより、前記開放安全手段がその積極位置にあるとき、前記制御部材は、前記蓋をアンロックすることなく、前記第1位置から前記第2位置に動作可能であることを特徴とする器具によって達成される。
本発明の他の特徴および利点は、添付図面を参照しつつ以下の説明を読めばより詳細に明らかになり、理解される。これらは非限定的で図示された例として与えられている。
圧力下で食品を調理するための本発明の調理器具の全体斜視図であり、その制御部材が第1位置にある。 図1に示された器具の蓋の実施細部の斜視図である。 図1の調理器具の全体斜視図であり、その制御部材がその第2位置にある。 制御部材6の実施細部の断面図であり、制御部材6がその第1位置にあり、その開放安全手段がその積極位置にある。 開放安全手段がその積極位置にないことを除き、図4と同一である。 ロック/アンロック制御部材の実施細部の斜視図であり、制御部材がその第2位置にあり、開放安全手段がその積極位置にない。 図6の細部の拡大図である。 開放安全手段がその積極位置にあることを除き、図6と同一である。 図8の詳細の拡大図である。 図8の詳細の断面図である。 図10の詳細の拡大図である。 制御部材6の実施細部の全体斜視図であり、この例において、制御部材6には、第1動作伝達部と第2動作伝達部とが設けられ、第1動作伝達部と第2動作伝達部との間に弾性部が介設され、弾性部は、この例において、スプリングによって構成されている。
圧力下で食品を調理するための本発明の器具1は、大気圧より高いレベルの圧力で様々な食品を調理するよう設計されている。好ましくは家庭用であるが、本発明がプロ用もしくはセミプロ用器具にも関連し得ることが理解される。本発明の器具1は、有利にも、ポータブル式で独立式の調理器具である。通常方法において、本発明の器具1は、有利にも、如何なる付加的な外部圧力無しに、専ら熱源(その熱源が組み込まれたものであるか外部のものであるかに拘わらず)の影響の下で、高圧に達するよう設計されている。特に好ましくは、本発明の調理器具1は圧力調理器である。
通常方法において、本発明の圧力調理器具1は容器2を含み、容器2は、調理容器を形成すると共に、有利には軸X−X’周りに円形対称である。以下、形容詞「軸方向の」は、前記対称軸X−X’が延びる方向のことをいい、器具1が通常使用されたとき、すなわち水平面上に起立しているとき、当該方向は鉛直方向である。通常方法において、容器2は、ステンレス鋼等の金属材料から作られ、例えば、任意の適当な技術によって(例えば熱間スタンプによって)容器に固定された熱伝導底2Aが設けられる。
容器2には、ハンドル2B,2C等の把持部材が設けられてもよい。把持部材は好ましくは二つあり、容器の側壁2Dに、例えば直径の両端に、取り付けられている。
本発明の器具1は蓋3も含む。蓋3は、容器2に関連し、容器2と共に調理遮蔽室を形成する。調理遮蔽室は実質的に密閉され、すなわち、十分に気密であり、器具1を高圧に高めることを可能にする。蓋3は有利にもディスク形の全体形状を有し、蓋が容器上に取り付けられロックされたとき、蓋は有利にも、容器2の底2Aが延びる平均平面に実質的に平行な平均平面に延びる。蓋3は、ロックされ(遮蔽室が高圧に達するのを可能にするため。蓋3と容器2の間にはシールガスケットが介設される)、またはアンロックされる(容器2の内部にアクセスするため)よう設計されている。このため、蓋3は有利にもロック/アンロック手段4を有する。ロック/アンロック手段4は、当業者に知られるどのようなタイプのものであってもよく、通常方法において、ロック/アンロック手段4は、容器2に対して蓋3をロックするためのロック位置と、容器2に対して蓋3をアンロックするためのアンロック位置との間を動作するのに適している。ロック位置において、蓋3は容器2に固定され(図1)、アンロック位置において、蓋3は容器2から自由に分離可能である(図3)。好ましくは、図示されるように、ロック/アンロック手段4は、蓋3上で、蓋3を容器2に対しロックするロック位置と、蓋3を容器2に対しアンロックするアンロック位置との間を、好ましくは並進的に移動するように取り付けられる。
本発明の状況で使用可能なロック/アンロック手段4の例として、ジョーまたはセグメントを有するロック/アンロック手段に言及可能であるが、本発明が特定のタイプのロック/アンロック手段4に限定されないことが理解される。図示された好ましい態様において、蓋3を容器2に対しロック/アンロックするためのロック/アンロック手段4は、二つのジョー4A,4Bを備える。ジョー4A,4Bは、対応する駆動アーム4C,4Dを介して、蓋3に対し、また蓋3上で半径方向に並進移動するよう、取り付けられている。駆動アーム4C,4Dは、器具1の対称軸X−X’に対し、直径の反対方向に延びる。ジョー4A,4Bは、駆動アーム4C,4Dを介して、第1にロック位置(図1に示される)と、第2にアンロック位置(図3に示される)との間を動くよう取り付けられる。ロック位置では、各ジョー4A,4Bが、蓋3と容器2の丸まった頂部リムとを把持する。アンロック位置では、ジョー4A,4Bは容器2の丸まったリムと係合せず、これにより蓋3がユーザーにより自由に容器2から解放されることを可能にする。好ましくは、ロック位置は戻り位置であり、このような戻り効果は、例えば、駆動アーム4C,4Dを互いに連結し且つこれらを互いに向けて付勢復帰させるスプリング(ばね)4Eを介設することによって、得られる(図2参照)。各駆動アーム4C,4Dは、より正確には、内端と外端の間を延びる。内端は、ロック/アンロック制御部材6(後に詳述)と協働するよう設計され、外端は対応するジョー4A,4Bを有する。各ジョー4A,4Bは、当業者に周知なように、有利にも、断面溝状の金属板の形態を有する。しかしながら、各セグメント4C,4Dの外端が如何なるジョーをも有さず、ボルトアンドキーパーシステム(bolt-and-keeper system)の方法で、容器に設けられた対応するスロットに単に貫入されるよう設計されてもよい。このようなボルトアンドキーパータイプのロックシステム(図示せず)は、「セグメントロックシステム」と称され得るが、それ自体周知であり、従ってより詳細に説明する必要はない。
圧力下で食品を調理するための本発明の器具1は、有利にも、(重量荷重もしくはスプリング荷重されたバルブ等の)圧力調整手段5をも含む。圧力調整手段5は、蓋3に設けられた対応する貫通穴5Aとシール連通して取り付けられ、遮蔽室内の相対圧(すなわち大気圧に対して測定された圧力)を実質的に一定の所定値もしくは「動作」圧に維持するよう配設される。動作圧は例えば10〜90kPaの範囲内にある。このような調整手段の全般的な動作原理は当業者に周知であり、従ってここでより詳細に説明する必要はない。
前述したように、本発明の食品調理器具1は、容器2に対する蓋3のロック/アンロックを制御するための制御部材6をも備える。制御部材6は、ユーザーがロック/アンロック手段4を手動で制御すること、好ましくは駆動アーム4C,4Dと対応するジョー4A,4Bとの半径方向移動を手動で制御することを可能にする方法で、ユーザーによって操作されるよう設計される。このため、容器2に対する蓋3のロック/アンロックを制御するための制御部材6は、第1位置(図1,4,5に示される)と第2位置(図3,6−11に示される)との間を動作するよう取り付けられる。第1および第2位置は好ましくは別個であり、より好ましくは角度を持った扇形(angular sector)により分離されている。
図示される実施形態において、容器2に対する蓋3のロック/アンロックを制御するための制御部材6は、蓋3に対して移動するよう取り付けられている。図示例において、容器2に対する蓋3のロック/アンロックを制御するための制御部材6は、ハンドル6Aを備え、ハンドル6Aは、この例において有利にも、ユーザーによって手動で持たれ且つ握られるよう設計された半円フープ(輪)もしくは「手持ちハンドル」の形態を有する。この好ましい実施形態において、第1位置は、ハンドル6Aが蓋3にもたれて折りたたまれる格納位置に対応し、第2位置は、ハンドル6Aが蓋3から突出する展開位置である。ハンドル6Aはこうして第1および第2位置の間を手動で移動できる。このため、ハンドル6Aは有利にも、蓋3上で回転軸Y−Y’回りに回転するよう取り付けられる。回転軸Y−Y’は好ましくは、鉛直軸X−X’に実質的に垂直である。この場合、ハンドル6Aは有利にも、第1位置にある制御部材6に対応した折りたたみ位置と、第2位置にある制御部材6に対応した展開位置との間を、約90°の角度ストロークで移動するよう設計される。有利にも、蓋3がバランスのとれた方法で持たれるのを可能にするため、また器具1の全体設計を単純化するため、制御部材6は蓋3の中心部に位置づけられ、回転軸Y−Y’は有利にも鉛直方向に対応する軸X−X’に交わる。
図示されるように、圧力下で食品を調理するための器具1は、開放安全手段7をも有する。開放安全手段7は、すなわち、容器2と蓋3によって形成される調理遮蔽室の圧力レベルおよび/または温度レベルがユーザーの安全の観点から許容できるレベルに達したときのみ、蓋3が容器2に対しアンロックされることを許容するよう設計された手段であり、これにより、蓋が急激に外れること、および/または火傷するほど熱い蒸気または食品をユーザーが浴びてしまうことのあらゆるリスクをも防止する。開放安全手段7は、蓋3がアンロックされるのを防止する積極位置(特に図4,8−11に見られる)を取るのに適している。有利にも、開放安全手段7は、積極位置にあるとき、容器1の減圧が起こらないよう、シールされ続ける。好ましくは、開放安全手段7は、容器2と蓋3によって形成される遮蔽室の圧力レベルに反応するよう設計され、すなわち開放安全手段7は圧力感応式である。勿論、代替的もしくは付加的に、開放安全手段は、ユーザーの安全に関する何らかの他の物理パラメータ、例えば温度に対し、感応的であってもよい。開放安全手段7は、有利にも、圧力および/または温度に対し感応的である。図示例において、開放安全手段7の瞬間的な位置は、遮蔽室内の圧力レベルに依存し、開放安全手段7は、遮蔽室内の圧力が所定の安全レベルを超えたときに積極位置を取る。所定の安全レベルは、例えば、当該分野で知られているように、大気圧上の1〜4kPaの範囲内にあってもよい。好ましくは、図示された実施形態において、開放安全手段7は、遮蔽室内の圧力の影響下で、積極位置と非積極位置との間で動作するよう取り付けられる。積極位置(これは有利には高隣接位置である)において、開放安全手段7は蓋3がアンロックされるのを防止する。非積極位置(図5−10に示される)は、有利には低隣接位置を形成し、非積極位置において開放安全手段7は、容器2に対し蓋3がアンロックされるのを許容し、すなわち、対応するジョー4A,4Bの駆動アーム4C,4Dがロック位置からアンロック位置に向かって半径方向に並進移動するのを可能にする。このような開放安全手段はそれ自体周知であり、その全体原理をより詳細に説明する必要はない。
好ましくは、開放安全手段7は安全フィンガ7Aを備え、安全フィンガ7Aは、蓋3に対する鉛直軸X−X’に実質的に平行なスライド軸に沿って、鉛直方向にスライドするよう取り付けられる。
安全フィンガ7Aは、蓋3を通じて設けられた対応オリフィス7Bとシール連通して取り付けられ、これにより、容器2と蓋3によって形成される遮蔽室の圧力が、安全フィンガ7Aに鉛直方向のスラスト力を作用し、遮蔽室の圧力レベルが上記の所定の安全レベルを超えたときはいつでも、安全フィンガ7Aを積極位置に保持する。
このように、開放安全手段7は有利にも、蓋3上で、積極位置に対応する高位置と、戻り低位置との間を移動するよう取り付けられた安全フィンガ7Aを備える(戻り効果は、例えば、フィンガ7Aの重量もしくは、例えばスプリングによって与えられる外的な戻り力によって提供される)。フィンガ7Aは、器具1内の圧力が所定レベルに達したときには、高位置に止まり、圧力レベルが所定の安全レベルよりも低下したとき、低位置に降下復帰するよう設計される。有利にも、安全フィンガ7Aは、比較的軽量な材料から作られ、好ましくはプラスチック材料から作られ、これにより、圧力が比較的低い所定レベル(好ましくは4kPaを超えない)を超えたときには積極位置に戻ることが可能である。
また、安全手段7が積極位置にないとき、第1位置から第2位置に移動する制御部材6が蓋3をアンロックするよう、器具1は設計されている。換言すれば、安全手段7が積極位置にないとき(また例えば、安全手段7が、特に図5に示されるような非積極低位置にあるとき)、安全手段7は、制御部材6を第1位置から第2位置に(この例では手動で)動かすことにより、ユーザーが蓋3をアンロックするのを可能にする。勿論、ロック/アンロック制御部材6は、それ自身、ハンドル6Aの動作をロック/アンロック手段4の動作に変換するための伝達機構を設けられてもよい。伝達機構は既知のあらゆるタイプのものであってよい。好ましくは、図示例において、伝達機構は、回転軸Y−Y’回りのハンドル6Aの回転動作を、駆動アーム4C,4Dと対応するジョー4A,4Bとの半径方向の並進動作に変換するよう設計される。ジョー4A,4Bは駆動アーム4C,4DにZ−Z’軸に沿って取り付けられ、Z−Z’軸は有利には、軸Y−Y’に平行であり、軸X−X’に交差する。
また制御部材6は、開放安全手段7が積極位置にあるとき、制御部材6が蓋3をアンロックすることなく第1位置から第2位置に移動できるような方法で、クラッチを切ることができる(declutchable)。
図示された実施形態において、開放安全手段7が蓋3のアンロックを防止する積極位置にあるときでさえも、制御部材6のクラッチ切断能力は、ユーザーが蓋3を容器に対しアンロックすることなく、ハンドル6Aを折りたたみ位置から展開位置に動かすことを可能にする。もっとも、安全手段7が積極位置にないときのハンドル6Aのこのような動作は、蓋3をアンロックさせる。この技術的方法により、調理遮蔽室の圧力レベルが開放安全手段7を介してかかるアンロックを防止するときでも、ユーザーは制御部材6を、通常アンロックに対応する第2位置に移動することができる。逆に、従来技術では、開放安全手段が積極位置にあるとき、制御部材6は開放安全手段により第1位置に止められ、これにより、制御部材を強制的に第2位置に移動しようとするユーザーのあらゆる試みは、開放安全手段に大きな機械力を加え(特に制御部材が回転可能に取り付けられているときには梃子の作用の存在で)、開放安全手段を壊す可能性がある。
一方、制御部材6のクラッチ切断能力のため、本発明は、安全手段7が積極位置にあるときでさえも、制御部材6が自由に第1位置から第2位置に移動することを可能にし、これにより開放安全手段7に時宜を得ない機械力が加わることを防止する。
好ましくは、器具内の圧力レベルがまだ十分に高い(すなわち所定の安全レベルより高い)ときに蓋3をアンロックしようとする時宜を得ない試み以外では、制御部材6は自動的に、すなわちユーザーからの別個且つ積極的な操作なしに、クラッチを切断可能である。
有利には、ハンドル6Aの動作をロック/アンロック手段4の動作に変換するよう設計された伝達機構は、ロック/アンロック手段4を動作させるよう設計された第1動作伝達部8を含む。有利には、第1伝達部8は、閉止位置(図4,5,8−11に示される)と開放位置(図6,7に示される)との間で動作するよう取り付けられ、閉止位置と開放位置はそれぞれ、ロック/アンロック手段4のロック位置とアンロック位置に対応する。好ましくは、図示例のように、第1伝達部8は蓋3上で、有利には並進軸W−W’に沿って並進移動するよう取り付けられる。並進軸W−W’は鉛直軸X−X’と回転軸Y−Y’の両方に垂直で、有利には軸X−X‘’と交差する。
第1伝達部8の動作は、有利にも、制御部材6の動作によって、またこの例ではハンドル6Aの動作によって、制御される。好ましくは、第1伝達部8の開放位置は戻り位置であり、第1伝達部8は、例えば、蓋3と第1伝達部8の間に取り付けられたスプリングの作用の下で、戻り位置に連続的に付勢される。第1伝達部8は、また、開放位置に自動的に静止保持されるよう設計され、これにより閉止位置に付勢復帰させようとする戻り力に逆らって、第1伝達部8は開放位置に静止保持される。第1伝達部8にはまた、有利にも、二つの丸みを帯びたリブ8A,8Bから作られたトリガが設けられる。このトリガは次の方法でハンドル6Aと協働する;ハンドル6Aが展開位置から出発して折りたたみ位置に接近するとき、ハンドル6Aはトリガ(すなわちリブ8A,8B)を押し、これにより第1伝達部8を並進軸W−W’に沿って開放位置から閉止位置に(カム作用によって)押す。そして第1伝達部8は閉止位置(これは不安定な平衡位置である)を離れ、戻り力からの駆動の下、閉止位置に自動的に付勢復帰される。
第1伝達部8は、その動作を制御するロック/アンロック手段4とも協働する。このため第1伝達部8には、例えば有利にも、スロット8C,8Dが設けられる。スロット8C,8Dは並進軸W−W’に対し傾斜し、対称的に延びる。これら傾斜スロット8C,8Dは突起9,10と協働し、突起9,10は、内端に向かう駆動アーム4C,4Dのそれぞれに接続される。並進移動する第1伝達部8は、スロット8C,8Dを介して、突起9,10の半径方向移動、さらには突起がそれぞれ取り付けられた駆動アーム4C,4Dの半径方向移動を生じさせる。このような駆動アーム4C,4Dの半径方向移動の制御の原理はそれ自体周知であり、例えば仏国特許出願公開第2 863 849 A1号明細書に記載されている。当該出願の内容は参照により本願に組み込まれる。また、第1伝達部8を連続的に閉止位置に付勢復帰させる戻り力は、有利には、スプリング4Eにより突起9,10を介して作用される。これは、例えば軸W−W’に沿って直接的に戻り動作を起こさせるスプリングの形態のような、代替的もしくは付加的な手段の使用を排除しない。
第1伝達部8は、有利にも、次の方法で開放安全手段7と協働する;開放安全手段が積極位置にあるとき、開放安全手段は、第1伝達部8が閉止位置から出発して開放位置に到達するのを妨げる。このため、安全フィンガ7Aには有利にもカラー70が設けられ、第1伝達部8には切欠き部80が設けられる。切欠き部80は端縁80Aを有し、端縁80Aは、安全フィンガが高位置(積極位置に対応)にあるとき、カラー70の側端縁に隣接するよう設計されている。この場合、第1伝達部8の並進ストロークは、端縁80Aの経路にあるカラー70によって遮られる。換言すれば、安全フィンガ7Aが低位置(図5−7に示される)にあるとき、カラー70は端縁80Aの経路を遮らず、第1伝達部8は開放位置に自由にスライドできる。
有利には、ハンドル6Aの動作をロック/アンロック手段4の動作に変換する伝達機構は、第2動作伝達部11をも含む。第2動作伝達部11は、好ましくは直接的に、ハンドル6Aの動作によって動かされる。第2伝達部11は、有利には、第1伝達部8から分離して独立している。もっとも、第2伝達部11は、詳しくは後述するように第1伝達部8と相互作用する。有利には、図示例のように、第2伝達部11は蓋3上で、好ましくは第1伝達部8と同じ並進軸W−W’に沿って、並進移動するよう取り付けられる。しかしながら、第1伝達部8のみが蓋3上で並進移動するよう取り付けられることも可能であり、あるいは逆に、第2伝達部11のみが蓋3上で並進移動するよう取り付けられることも可能である。それ故、本発明は、有利な実施形態において、第1および/または第2伝達部8,11が蓋3上で並進移動するよう取り付けられる器具1に関する。加えて、第2伝達部11は、有利にも、ハンドル6Aおよび第1伝達部8と協働し、これにより、開放安全手段7が積極位置にあるとき、第1位置から第2位置に向かって動くハンドル6Aが、第2伝達部11を第1伝達部8に対して動かし、第1伝達部が有利にも、蓋3に対し実質的に静止し続ける。このため、ハンドル6Aには有利にもカム12,13が設けられ、各カム12,13は、ハンドル6Aの両端60,61の各一方に配置され、カムはハンドル6Aと共に回転軸Y−Y’回りに回転する。第2伝達部11は有利にも、傾斜面の形態を有するカムフォロワ14,15を有し、カムフォロワ14,15は対応するカム12,13に単に接触する。ハンドル6Aが第1位置から第2位置に向かって軸Y−Y’回りに回転するとき、ハンドル6Aは、カム12,13と対応するカムフォロワ14,15との相互作用により、第2伝達部11を押し戻し、第2伝達部11は、積極位置にある安全手段7によってそれらが遮られるまで、蓋3と第1伝達部8(静止したままである)に対し軸W−W’に沿ってスライドする。
有利にも、器具1は、安全手段7が積極位置にないとき、第1位置から第2位置に移動するハンドル6Aが、第2伝達部11を蓋3に対し動かし、第2伝達部11が第1伝達部8を動かすよう、設計されている(すなわち、この状況において、第1伝達部8と第2伝達部11の相対移動は実質的になく、これらはあたかも単一の共通部品によって形成されているように一緒に動き、これらの動作はハンドル6Aの動作によって制御される)。
有利にも、ハンドル6Aの動作をロック/アンロック手段4の動作に変換するための伝達機構は、少なくとも一つの弾性部16をさらに含む。弾性部16は、第1伝達部8と第2伝達部11の間に介設される。弾性部16の剛性は次のように選択される:
・開放安全手段7が積極位置になく、ハンドル6Aが第1位置から第2位置に手動で動かされたとき、第2伝達部11が動き、これによって第2伝達部11が弾性部16を介して第1伝達部8を動かし、このとき弾性部16が実質的に変形されない(そして剛体部の方法で、力を実質的に完全に伝達する);また
・開放安全手段7が積極位置にあり、ハンドル6Aが第1位置から第2位置に手動で動かされたとき、第2伝達部11が動き、これによって弾性部16を変形させ、開放安全手段7により静止保持される第1伝達部8に、第2伝達部11によって伝達される力が、弾性部16の剛性により機械的に制限される。
この観点から、伝達機構は、機械的フォースリミッターを含む。機械的フォースリミッターは、第1伝達部8(ひいては第1伝達部8が押し付けられる開放安全手段7)により感知される力を、弾性部16を変形させるために加えられる必要のある最小力にまで制限することを可能にする。
図示例において、弾性部16は有利にも、二つの独立した螺旋状スプリング16A,16Bから構成されている。スプリング16A,16Bは、それらの長手方向の伸長軸が並進軸W−W’に実質的に平行になるように配置されている。
本発明は、しかしながら、弾性部によって達成されるクラッチ切断を実施することに一切限定されない。もっとも、このような解決策は、上述したような力制限の獲得、また極めてシンプルで、信頼性があり、廉価であるという利点を提供する。例えば、代替例として、例えばヒンジシステムに基づき、且つ安全手段7が積極位置にないときに第2伝達部11と第1伝達部8の間で力を伝達できるよう設計された、非柔軟性の機械システムを使用することが可能である。これにより、安全手段7が積極位置にないとき、第1および第2伝達部8,11は(相対移動のない)単一のサブアセンブリとして機能する。これにより、制御部材6の動作は、第2伝達部が第1伝達部を動作させることのない、第2伝達部11の動作を生じさせる。
図示される実施形態の作動が以下に簡潔に説明される。
まず、器具1が調理状態とされる。すなわち、蓋3が容器2上に取り付けられ、ロック/アンロック手段4によってそこにロックされる。
図1,4,5に示された状態において、制御部材6は第1位置にある。
調理中、安全フィンガ7は図3に示されるような高位置にある。調理サイクルの終了時に、器具が任意の公知手段によって減圧されると、安全フィンガ7Aは、その自身の重量の影響で、非積極低位置に降下復帰する。そしてユーザーは、ハンドル6Aを回転軸Y−Y’回りに90°の角度ストロークだけ回転させることにより、ハンドル6Aを第2位置(蓋のアンロックに対応する)に運び戻すことが可能である。
ハンドル6Aの回転は、付随してカム12,13の対を回転させる。それぞれのカム12,13は、カムフォロワ14,15を介して、第2伝達部11を同時に押すようになる。第2伝達部はそれ自身、スプリング16A,16Bを介して、第1伝達部8を動かす役割を果たす。第1伝達部は自由にスライドする。なぜなら、安全手段7が積極位置にないからである。スプリング16A,16Bは変形しない。なぜなら、これらの剛性が、第1伝達部8のスライドに逆らう摩擦に対し十分に高いからである。
しかし、器具内の圧力がまだ高過ぎて、安全フィンガ7Aが高位置(積極位置に対応)にあるときにユーザーが蓋3をアンロックしようとすると、ユーザーは、通常状態のとき(すなわち、圧力が所定の安全レベルより低いとき)にアンロックするのに必要な力よりも大きく感じる、大きな力を加えなければならず、ユーザーは、スプリング16A,16Bを圧縮することと、安全フィンガ7Aにぶつかって静止保持される第1伝達部8とにより、第2伝達部11を押し戻すよう操作するであろう。この特性により、ユーザーが誤った時期に力を加えることにより部品を壊すリスクがない。また逆に、ユーザーは、器具をアンロックするためにハンドル6Aを動かすことができる方法と完全に類似した方法で、ハンドル6Aを動かすことが許容される。但し、この許容された動作は、単にスプリング16A,16Bを変形させ、時宜を得ない力をいわば吸収し、第1伝達部8に伝達しない。この方法において、第1伝達部8と安全手段7は、スプリング16A,16Bを変形させるのに必要な力に対応する最小の力しか受けない。安全フィンガ7Aは、スプリング16A,16Bの定格によって定まる応力値しか受けず、この値は、ユーザーによってもたらされ得る値より遙かに低い。
クラッチ切断可能な制御部材を有することの原理は、器具がまだ加圧下にある最中に器具1をアンロックする試みがなされたとき、伝達機構が受ける力を較正することを可能にする。これは二つの主な利点を提供する。すなわち、種々の部品、特に安全フィンガ7Aを作るために標準的な材料を使用できる。また、ユーザーによって加えられる必要のある力を著しい程度に減速抑制するロック/アンロック制御部材を実施でき、これにより、器具1は、安全装置に加えられる力を増加させることなく、より人間工学的となる。
産業上の利用可能性
本発明は、食品調理器具の設計、製造および使用に工業的用途を有する。

Claims (13)

  1. 圧力下で食品を調理するための器具(1)であって、
    容器(2)および蓋(3)と、
    前記容器(2)に対する前記蓋(3)のロック/アンロックを制御するための制御部材(6)であって、第1位置と第2位置との間で動作するよう取り付けられた制御部材(6)と、
    前記蓋(3)がアンロックされるのを防止する積極位置を取るのに適した開放安全手段(7)と、
    を備え、
    前記器具(1)は、前記開放安全手段(7)がその積極位置にないとき、前記第1位置から前記第2位置に動作する前記制御部材(6)が前記蓋(3)をアンロックするよう設計され、前記制御部材(6)はクラッチ切断可能であり、これにより、前記開放安全手段(7)がその積極位置にあるとき、前記制御部材(6)は、前記蓋(3)をアンロックすることなく、前記第1位置から前記第2位置に動作可能であることを特徴とする器具(1)。
  2. 前記蓋(3)上でロック位置とアンロック位置の間を動作するよう取り付けられたロック/アンロック手段(4)が設けられ、前記ロック位置において、前記ロック/アンロック手段(4)が前記容器(2)に対し前記蓋(3)をロックし、前記アンロック位置において、前記ロック/アンロック手段(4)が前記容器(2)に対し前記蓋(3)をアンロックすることを特徴とする請求項1に記載の器具(1)。
  3. 前記ロック/アンロック手段(4)が、前記蓋(3)上で並進移動するよう取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の器具(1)。
  4. 前記ロック/アンロック制御部材(6)がハンドル(6A)を備え、前記ハンドル(6A)が、前記第1および第2位置の間を手動で移動可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の器具(1)。
  5. 前記ハンドル(6A)が、前記蓋(3)上で回転するよう取り付けられることを特徴とする請求項4に記載の器具(1)。
  6. 前記蓋(3)上でロック位置とアンロック位置の間を動作するよう取り付けられたロック/アンロック手段(4)が設けられ、前記ロック位置において、前記ロック/アンロック手段(4)が前記容器(2)に対し前記蓋(3)をロックし、前記アンロック位置において、前記ロック/アンロック手段(4)が前記容器(2)に対し前記蓋(3)をアンロックし、前記ロック/アンロック制御部材(6)に伝達機構が設けられ、前記伝達機構が、前記ハンドル(6A)の動作を前記ロック/アンロック手段(4)の動作に変換するためのものであることを特徴とする請求項4に記載の器具(1)。
  7. 前記伝達機構が、第1に、前記ロック/アンロック手段(4)を動かすよう設計された第1伝達部(8)と、第2に、前記ハンドル(6A)の動作によって動かされる第2伝達部(11)とを備え、前記第2伝達部(11)は、前記ハンドル(6A)および前記第1伝達部(8)と協働し、前記開放安全手段(7)がその積極位置にあるとき、前記第1位置から前記第2位置に向かって動く前記ハンドル(6A)が、前記第2伝達部(11)を前記第1伝達部(8)に対し動かし、前記第1伝達部が前記蓋(3)に対し静止保持されることを特徴とする請求項6に記載の器具(1)。
  8. 前記第1伝達部(8)は、閉止位置と開放位置の間を動作するよう取り付けられ、前記閉止位置と前記開放位置は、それぞれ前記ロック/アンロック手段(4)の前記ロック位置と前記アンロック位置に対応し、前記第1伝達部(8)は、前記開放安全手段がその積極位置にあるときに前記第1伝達部(8)がその閉止位置から出発してその開放位置に到達するのを前記開放安全手段(7)が妨げるような方法で、前記開放安全手段(7)と協働することを特徴とする請求項7に記載の器具(1)。
  9. 前記伝達機構が、前記第1および第2伝達部の間に介設された少なくとも一つの弾性部(16)をさらに備え、前記弾性部(16)の剛性が次のように選択されることを特徴とする請求項7または8に記載の器具(1)
    ・前記開放安全手段(7)が前記積極位置になく、前記ハンドル(6A)が前記第1位置から前記第2位置に手動で動かされたとき、前記第2伝達部(11)が動き、これによって前記第2伝達部(11)が前記弾性部(16)を介して前記第1伝達部(8)を動かし、このとき前記弾性部(16)が変形されない;また
    ・前記開放安全手段(7)が前記積極位置にあり、前記ハンドル(6A)が前記第1位置から前記第2位置に手動で動かされたとき、前記第2伝達部(11)が動き、これによって前記弾性部(16)を変形させる。
  10. 前記伝達機構が、機械的フォースリミッターをさらに備えることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項に記載の器具(1)
  11. 前記第1および/または第2伝達部(8,11)が、前記蓋(3)上で並進移動するよう取り付けられることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の器具(1)
  12. 前記開放安全手段(7)が、圧力および/または温度に感応することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の器具(1)
  13. 前記開放安全手段(7)が安全フィンガ(7A)を備え、前記安全フィンガ(7A)は、前記蓋(3)上で、前記積極位置に対応する高位置と、戻り低位置との間を移動するよう取り付けられ、前記安全フィンガ(7A)は、前記器具内の圧力が所定レベルに達したとき、前記高位置に到達するよう設計されていることを特徴とする請求項12に記載の器具(1)。
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