JP5977647B2 - クリップ - Google Patents

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Description

この発明は、クリップに関し、2個の第一、第二クリップを相互に回転させてボス部をねじって締結することができるようにしたものである。
従来、ベース支持部材の取付孔に、ミラーベースの取付ボス部を取り付けるためのクリップが知られている(特許文献1の段落番号「0010」〜「0013」及び図3参照)。
上記従来の取付ボス部には、係止爪が形成され、当該係止爪をクリップに形成した係止孔にはめ込み、当該係止爪の引っ掛かりを利用して係止していた(特許文献1の段落番号「0012」及び「0013」、並びに図2及び図3参照)。
特開2008-32040号公報
しかし、上記した従来のクリップでは、ミラーベースの取付ボス部に係止爪を形成しなければならないので、ミラーベースの構造が複雑になってしまうという問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、2個の第一、第二クリップを相互に回転させてボス部をねじって締結することができるようにしたものである。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、従来のクリップのように、ボス部に係止爪を形成する必要が無いので、ボス部を有する被取付部材の構造を簡便化できるという利点を有するものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、第一クリップの第一当接部を、ボス部と当接させることで、当該第一クリップを回転させることで、ボス部をねじることができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、第二クリップの第二当接部を、ボス部と当接させることで、第一クリップが回転する際に、ねじられたボス部の下側を保持することができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、穴部と爪部とが、交互に回転を許容することで、第一、第二クリップの回転と回り止めとを交互に行うことができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5に記載の発明は、リブを摘んだり、持ったりして、第一クリップを容易に回転させることができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、例えば図1に示すように、取付孔(21)を有する取付部材(20)を、弾性を有するボス部(31)を設けた被取付部材(30)に締結するクリップ(10)である。
第2に、クリップ(10)は、例えば図1に示すように、次の構成からなる。
(1)第一クリップ(40)
第一クリップ(40)は、例えば図1に示すように、取付部材(20)との係合部(70)を有する筒状のものである。
(2)第二クリップ(50)
第二クリップ(50)は、例えば図1に示すように、被取付部材(30)に対して係合されると共に、第一クリップ(40)に対して同軸上に内装される筒状のものである。
第3に、クリップ(10)は、例えば図22〜26に示すように、ボス部(31)に挿通した状態で第一クリップ(40)を回転させることによって、被取付部材(30)のボス部(31)を弾性変形してねじることで、第二クリップ(50)を介して第一クリップ(40)がボス部(31)に対して抜け出し不能に締結される。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、第一クリップ(40)は、例えば図22〜24に示すように、ボス部(31)と当接する第一当接部(61)を有し、第一クリップ(40)が回転する際にボス部(31)をねじる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、第二クリップ(50)は、例えば図23〜26に示すように、ボス部(31)と当接する第二当接部(51)を有し、第一クリップ(40)が回転する際に、ねじられたボス部(31)の下側を保持する。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、例えば図1、図14及び図15に示すように、第一クリップ(40)と第二クリップ(50)の一方には孔部(62)と、他方に孔部(62)に係合する爪部(52)を有し、孔部(62)と爪部(52)は、交互に回転を許容する。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、第一クリップ(40)の周縁には、例えば図4及び図5に示すように、ボス部(31)の立設方向に、少なくとも一つのリブ(63)を有する。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、2個の第一、第二クリップを相互に回転させてボス部をねじって締結することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、第一クリップの第一当接部を、ボス部と当接させることで、当該第一クリップを回転させることで、ボス部をねじることができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、第二クリップの第二当接部を、ボス部と当接させることで、第一クリップが回転する際に、ねじられたボス部の下側を保持することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、穴部と爪部とが、交互に回転を許容することで、第一、第二クリップの回転と回り止めとを交互に行うことができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、リブを摘んだり、持ったりして、第一クリップを容易に回転させることができる。
クリップ、取付部材及び被取付部材の分解斜視図である。 被取付部材の正面図である。 被取付部材の側面図である。 第一クリップを斜め上方から見た斜視図である。 第一クリップを斜め下方から見た斜視図である。 第一クリップの一半を断面にした正面図である。 第一クリップの一半を断面にした側面図である。 第一クリップの底面図である。 第二クリップを斜め上方から見た斜視図である。 第二クリップを斜め下方から見た斜視図である。 第二クリップの一半を断面にした正面図である。 第二クリップの一半を断面にした側面図である。 第二クリップの底面図である。 第一、第二クリップを組み付けた状態のクリップ及び被取付部材の斜視図である。 第一、第二クリップを組み付けた状態のクリップの斜視図である。 第一、第二クリップを組み付けた状態のクリップの一半を断面にした正面図である。 第一、第二クリップを組み付けた状態のクリップの一半を断面にした側面図である。 第一、第二クリップを組み付けた状態のクリップの平面図である。 第一、第二クリップを組み付けた状態のクリップを、被取付部材に取り付けた状態の斜視図である。 図19に対応し、第一クリップを回転した状態の斜視図である。 図20に対応し、取付部材に取り付けた状態の斜視図である。 クリップを介して、取付部材を被取付部材に取り付けた状態の断面図である。 第一、第二クリップを組み付けた状態のクリップを被取付部材に取り付け、当該クリップの一部を切除した状態の斜視図である。 被取付部材のボス部がねじられた状態の斜視図である。 図23に対応し、第一クリップを回転した状態の斜視図である。 クリップを介して、取付部材を被取付部材に取り付けた状態の他の断面図である。
図1中、10はクリップを示し、当該クリップ10を介して、図21、図22及び図26に示すように、取付部材20を被取付部材30に取り付けるためのものである。
取付部材20には、図1に示すように、取付孔21を設けている。取付孔21には、図21及び図22に示すように、後述する第一クリップ40の係合部70が挿入されて固定される。
取付孔21は、図1に示すように、取付部材20の表裏面に貫通し、平面から見て略長方形に形成されている。
なお、取付孔21を、略長方形に形成したが、これに限定されない。また、取付部材20を、図1に示すように、円盤状に形成したが、当該形状は例示であり、これに限定されない。
被取付部材30には、図1〜3に示すように、弾性を有するボス部31を設けている。ボス部31は、図22〜26に示すように、後述する第二クリップ50の筒内部に挿入されて固定される。
なお、被取付部材30を、図1に示すように、円盤状に形成したが、当該形状は例示であり、これに限定されない。
ボス部31は、図1〜3に示すように、被取付部材30の表面から上方に向かって薄い板状に延びている。ボス部31と被取付部材30との間には、平面が略X字形に交差した第1、第2立上り部32,33が設けられている。第1立上り部32は、ボス部31の幅方向の両端部に一対配置され、又、第2立上り部33は、ボス部31の厚み方向に一対配置されている。
ボス部31及び第1、第2立上り部32,33は、適度な弾性と剛性とを有する熱可塑性樹脂により一体的に成形されている。
なお、ボス部31及び第1、第2立上り部32,33を樹脂製としたが、これに限定されず、ボス部31に弾性を有していれば良く、金属製としても良い。
クリップ10は、図1に示すように、大別すると、次のパーツから構成されている。
なお、次の(1)及び(2)については後述する。
(1)第一クリップ40
(2)第二クリップ50
なお、クリップ10のパーツは、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(第一クリップ40)
第一クリップ40は、図1及び図2〜6に示すように、取付部材20との係合部70を有する筒状のものである。
第一クリップ40は、適度な弾性と剛性とを有し、例えばPOM(ポリアセタール)等の熱可塑性樹脂により一体的に成形されている。
第一クリップ40は、図2〜6に示すように、大別すると、次の各部を備える。
なお、次の(1)及び(2)については後述する。
(1)筒部60
(2)係合部70
なお、第一クリップ40の各部は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(第二クリップ50)
第二クリップ50は、図1及び図9〜13に示すように、被取付部材30に対して係合されると共に、第一クリップ40に対して同軸上に内装される筒状のものである。そして、第二クリップ50の筒内部にボス部31に挿通した状態で、図22及び図24〜26に示すように、第一クリップ40を回転させることによって、被取付部材30のボス部31を弾性変形してねじることで、第二クリップ50を介して第一クリップ40がボス部31に対して抜け出し不能に締結される。
第二クリップ50の高さは、ボス部31の全長より低く形成され、ボス部31の全長の約6〜7割程度の高さに設定している。
なお、第二クリップ50の高さを、ボス部31の全長の約6〜7割程度の高さに設定したが、当該数値には限定されない。
第二クリップ50は、第一クリップ40と同様に、適度な弾性と剛性とを有し、例えばPOM(ポリアセタール)等の熱可塑性樹脂により一体的に成形されている。
具体的には、第二クリップ50は、図9〜13に示すように、上下面が開口した略円筒形に形成されている。
第二クリップ50には、図9〜13に示すように、大別すると、次の各部を有する。
なお、次の(1)〜(3)については後述する。
(1)第二当接部51
(2)爪部52
(3)第1、第2切欠部53,54
なお、第二クリップ50の各部は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(筒部60)
筒部60は、図2〜8に示すように、筒状に形成され、筒内部に第二クリップ50を回転可能に内装するものである。
筒部60は、上下面が開口した略円筒形に形成され、その内径を第二クリップ50の外径に略等しく形成することで、筒内部において第二クリップ50の回転を許容している。また、筒部60の外径は、取付部材20の取付孔21より大きく、すなわち略長方形の取付孔21の短辺より大きく形成されている。このため、筒部60は、係合部70を取付孔21に挿入した際に、図22及び図26に示すように、取付部材20の下面に当接し、取付孔21にははまり込まない。
筒部60の高さは、図1、図16及び図17に示すように、第二クリップ50の高さ以下、本実施例では第二クリップ50の高さより少し低く形成され、筒内部に第二クリップ50を挿入した際に、図16及び図17に示すように、第二クリップ50の下部が露出するようにしている。
筒部60は、図2〜8に示すように、大別すると、次の各部を有する。
なお、筒部60の各部は、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)第一当接部61
第一当接部61は、図6、図8及び図22〜24に示すように、ボス部31と当接し、第一クリップ40が回転する際にボス部31をねじるものである。
第一当接部61は、図6に示すように、筒部60の上側に位置し、ボス部31の板厚に略等しい間隔を保って対向する。
(2)孔部62
孔部62は、図4〜7、図15及び図16に示すように、第二クリップ50の爪部52がはまり込んで係合し、第一クリップ40と第二クリップ50との回転を交互に許容するものである。
孔部62は、図4〜7に示すように、第一当接部61の下側に位置し、内外に方形に貫通する。孔部62は、90度間隔で計4個設けられている。
なお、孔部62を、4個設けたが、これに限定されず、爪部52と同数、或いは爪部52より数多く設けても良く、単数、2個、3個或いは5個以上設けても良い。
また、筒部60に孔部62を形成し、第二クリップ50に爪部52を形成したが、図示しないが、逆に筒部60に「爪部」を形成し、第二クリップ50に「孔部」を形成しても良い。
(3)リブ63
リブ63は、図4〜7に示すように、第一クリップ40の周縁に位置し、ボス部31の立設方向に延び、少なくとも一つ、例えば4つ形成されている。
リブ63は、板状に形成され、上下方向に延びている。また、リブ63は、隣接する孔部62の間にそれぞれ位置し、計4つ形成されている。
なお、リブ63を、4つ形成したが、これに限定されず、1つ、2つ、3つ或いは5個以上形成しても良い。
(係合部70)
係合部70は、図4〜7、図21及び図22に示すように、取付部材20の取付孔21に挿入され、当該取付部材20を係止するためのものである。
係合部70は、筒部60から一段細くなって上方に延び、平面が略長方形の角筒形に形成されている。すなわち、係合部70の外形は、取付部材20の取付孔21の内形に略等しく設定され、取付孔21にはまり込む大きさに形成されている。
係合部70の高さは、筒部60の高さを加えた全体の高さが、ボス部31の全長以上となるように設定している。このため、ボス部31を挿入した際に、図23に示すように、係合部70の開口上面からボス部31の先端の上端部が突出することがない。
係合部70は、図4〜8に示すように、大別すると、次の各部を有する。
なお、係合部70の各部は、次の(1)に限定されない。
(1)係合爪71
係合爪71は、図4〜7に示すように、係合部70の外面から弾性的に突出する。係合爪71は、平面が略長方形の係合部70の長辺側に位置し、互いに背向して一対突出する。
係合爪71は、係合部70を取付部材20の取付孔21の開口下面から挿入した際に、その内縁部に押されて、筒内部に向かって弾性的にたわみ込むことで、係合部70が取付孔21内に進入する。係合部70を更に押し込むと、係合爪71は、図21及び図22に示すように、取付孔21を通過し、取付部材20の上側で節度感を持ってパチンと弾性的に復元する。このため、係合爪71は、太くなった筒部60の上面との間で、取付部材20を上下面からはさみ持つことで、係合部70が取付孔21から抜けなくなる。
(第二当接部51)
第二当接部51は、図9〜11、図13及び図23〜26に示すように、ボス部31と当接し、第一クリップ40が回転する際に、ねじられたボス部31の下側を保持するものである。
第二当接部51は、下側に位置し、ボス部31の板厚に略等しい間隔を保って対向する。
(爪部52)
爪部52は、図9〜13、図15及び図16に示すように、第一クリップ40の孔部62に係合し、第一クリップ40と第二クリップ50との回転を交互に許容するものである。
爪部52は、第二当接部51の上側に位置し、第二クリップ50の外周面から互いに背向して一対と突出し、第二当接部51の対向方向と同じ向きに形成されている。
爪部52は、180度間隔で2個設け、当該爪部52がはまり込む孔部62を90度間隔で4
個設けている。このため、2個の爪部52は、4個の孔部62のうち、2個にはまり込み、静止状態の第二クリップ50に対して第一クリップ40を90度回転する度に、隣接した残る2個の孔部62にはまり込む。
なお、爪部52を一対形成したが、これに限定されず、単数或いは3個以上形成しても良い。
爪部52は、第二クリップ50を筒部60の開口下面から挿入した際に、その内縁部に押されて、筒内部に向かって弾性的にたわみ込むことで、第二クリップ50が筒部60の筒内部に進入する。第二クリップ50を更に押し込むと、爪部52は、図15及び図16に示すように、筒部60の孔部62に達し、弾性的に復元し、当該孔部62に節度感を持ってパチンとはまり込むことで、第二クリップ50は筒部60内から抜けなくなる。
また、各爪部52の側面には、図13に示すように、斜面52aが形成されている。斜面52aは、第二クリップ50の回転方向の前方に位置し、第二クリップ50が相対的に回転する際に、爪部52がはまり込んでいる孔部62の内縁部に当接する。
すなわち、静止状態の第二クリップ50に対して第一クリップ40を回転すると、爪部52がはまり込んでいる孔部62の内縁部に斜面52aが押されて、当該爪部52が第二クリップ50の筒内部に向かって弾性的にたわみ込む。このため、第一クリップ40の回転が可能となり、更に回転し、隣接した孔部62の位置まで回転すると、爪部52が弾性的に復元し、当該孔部62に節度感を持ってパチンとはまり込むことで、第一クリップ40の回転が停止する。
(第1、第2切欠部53,54)
第1、第2切欠部53,54は、図9〜13に示すように、ボス部31の下側に位置する第1、第2立上り部32,33がはまり込むものであり、第二クリップ50の回転を防止するためのものである。
第1、第2切欠部53,54は、ともに第二クリップ50の下端部に位置し、下側の端面から上方に向かって凹状に切り欠かれている。
第1切欠部53は、第二当接部51の対向方向と直交する向きに一対形成され、ボス部31の幅方向の両端部に位置する第1立上り部32の上端部がはまり込む。第1切欠部53の溝幅は、第1立上り部32の肉厚に略一致させている。
第2切欠部54は、第二当接部51の対向方向、すなわち第二当接部51の下側に一対形成され、ボス部31の厚み方向の両端部に位置する第2立上り部33の上端部がはまり込む。第2切欠部54は、第1切欠部53の溝幅に比較して幅広に形成されている。
(取付部材20の取付方法)
つぎに、上記した構成を備えたクリップ10を使用した取付部材20の取付方法について、以下に説明する。
まず、第一クリップ40と第二クリップ50とを、図14〜18に示すように、互いに組み付けておく。
すなわち、第二クリップ50を、図1に示すように、第一クリップ40の筒部60の開口下面から挿入する。第二クリップ50を挿入すると、図15及び図16に示すように、その爪部52が筒部60の孔部62にはまり込むことで、第二クリップ50が筒部60から抜けなくなる。
つぎに、第一クリップ40に内装された第二クリップ50の内部に、図14、図19及び図23に示すように、被取付部材30のボス部31をはめ込む。
すなわち、第二クリップ50の開口下面を、ボス部31の上方に位置させ、第二クリップ50を下降させることで、ボス部31にかぶせる。このとき、第二クリップ50の第二当接部51の狭くなった対向間隔に合わせて、図23に示すように、板状のボス部31を差し込む。
第二クリップ50をはめ付けると、その下側に位置する第1、第2切欠部53,54に、第1、第2立上り部32,33の上端部がそれぞれはまり込み、ボス部31に対する第二クリップ50の回転を阻止する。
一方、ボス部31の先端の上端部は、図23に示すように、第二クリップ50の開口上面から、第一クリップ40の筒内部に向かって突出する。ボス部31の突出した先端の上端部は、第一当接部61の狭くなった対向間隔内に進入する。
つぎに、第二クリップ50に外嵌された第一クリップ40を、図19に示すように、回転する。
このとき、第一クリップ40のリブ63に指を掛けて回転する。
第一クリップ40を回転すると、図22及び図24〜26に示すように、内部でボス部31がねじれて抜けなくなる。
すなわち、第一クリップ40を回転すると、第二クリップ50が静止した状態で、第一クリップ40のみが回転する。
このため、爪部52の斜面52aが、当該爪部52がはまり込んでいる孔部62の内縁部に押され、第二クリップ50の筒内部に向かって弾性的にたわみ込むことで、静止した第二クリップ50に対し、第一クリップ40の回転が許容される。
そして、第一クリップ40が回転し、隣接した孔部62が爪部52の位置まで達すると、爪部52が弾性的に復元し、当該孔部62に節度感を持ってパチンとはまり込むことで、第一クリップ40が90度回転した位置で停止する。
一方、第一クリップ40が回転した際に、ボス部31は、静止した第二クリップ50の第二当接部51の対向間隔内に下部が挟まれた状態で、ボス部31の上部を挟む第一当接部61が回転することで、図24に示すように、クリップ10の内部でねじられ、ねじれ部31aが発生する。
ボス部31がねじれると、そのねじれ部31aの下側に位置するアンダー部31bが、第二クリップ50の第二当接部51の狭くなった対向間隔より大きく張り出すことから、当該対向間隔内を通過できなくなる。
このため、ボス部31は、図25及び図26に示すように、第二クリップ50の開口下面から抜けなくなり、ボス部31に対しクリップ10が固定される。
最後に、第一クリップ40の係合部70を、図21及び図22に示すように、取付部材20の取付孔21に挿入して取り付ける。
すなわち、係合部70を挿入すると、その係合爪71が、取付孔21の内縁部に押されて、筒内部に向かって弾性的にたわみ込むことで、係合部70が取付孔21内に進入する。係合部70を更に押し込むと、係合爪71は、図21及び図22に示すように、取付孔21を通過し、取付部材20の上側で節度感を持ってパチンと弾性的に復元する。このため、係合爪71は、太くなった筒部60の上面との間で、取付部材20を上下方向からはさみ持つことで、係合部70が取付孔21から抜けなくなり、取付部材20に対しクリップ10が固定される。
したがって、取付部材20は、クリップ10を介して被取付部材30に固定される。
10 クリップ
20 取付部材 21 取付孔
30 被取付部材 31 ボス部
31a ねじれ部 31b アンダー部
32 第1立上り部 33 第2立上り部
40 第一クリップ 50 第二クリップ
51 第二当接部 52 爪部
52a 斜面 53,54 第1、第2切欠部
60 筒部 61 第一当接部
62 孔部 63 リブ
70 係合部 71 係合爪

Claims (5)

  1. 取付孔を有する取付部材を、弾性を有するボス部を設けた被取付部材に締結するクリップであって、
    前記クリップは、
    前記取付部材との係合部を有する筒状の第一クリップと、
    前記被取付部材に対して係合されると共に前記第一クリップに対して同軸上に内装される筒状の第二クリップとからなり、
    前記クリップは、
    前記ボス部に挿通した状態で前記第一クリップを回転させることによって、前記被取付部材の前記ボス部を弾性変形してねじることで、前記第二クリップを介して前記第一クリップが前記ボス部に対して抜け出し不能に締結されることを特徴とするクリップ。
  2. 前記第一クリップは、
    前記ボス部と当接する第一当接部を有し、
    前記第一クリップが回転する際に前記ボス部をねじることを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記第二クリップは、
    前記ボス部と当接する第二当接部を有し、
    前記第一クリップが回転する際に、ねじられた前記ボス部の下側を保持することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクリップ。
  4. 前記第一クリップと前記第二クリップの一方には孔部と、
    他方に前記孔部に係合する爪部を有し、
    前記孔部と前記爪部は、
    交互に回転を許容することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のクリップ。
  5. 前記第一クリップの周縁には、
    前記ボス部の立設方向に、少なくとも一つのリブを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のクリップ。
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