JP5977177B2 - 擁壁の耐震補強工法 - Google Patents

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本発明は、石積み・ブロック積み擁壁や無筋コンクリート擁壁等の擁壁の耐震補強工法に係り、特に、鉄道沿線に設置された石積み・ブロック積み擁壁や無筋コンクリート擁壁等の擁壁の耐震補強工法に関するものである。
既設土留め壁には老朽化した構造物も多く、大規模地震を想定した場合、崩壊を防止するための耐震補強が求められている。鉄道土留め壁の中でも施工延長が長い石積み・ブロック積み擁壁については、一体性が無く、地震時に脆性的な崩壊形態を呈する恐れがあるが、これまで有効な補強技術が開発されておらず、効果、コスト、施工の面で大いに改善の余地があった(下記特許文献1参照)。
図8は従来の石積み・ブロック積み擁壁の補強手順を示す模式図である。
図8(a)は石積み・ブロック積み擁壁100の補強施工前の状態であり、まず、図8(b)に示すように、補強材等の打設に先立ち、補強材打設時の乱れにより石積み壁が変状するのを防止するために、目地注入101が行われる。その後、図8(c)に示すように、最終的に壁面工を構築しない場合には、補強材102を密に打設する。あるいは、図8(d)に示すように、補強材102′の数量を減らす場合には、最終的に壁面コンクリート103を打設して既存の石積み・ブロック積み擁壁の補強対策工の施工が完了する。
また、壁面が無筋コンクリートで築造されるもたれ壁などの擁壁も壁体が脆性的に破壊または転倒する恐れがある。
特許第4190360号公報
龍岡文夫:「2011年東日本大震災からの復旧・復興での補強土構造物、RRR工法協会だより,No.13,2011年8月 地震工学会:「地震時における地盤災害の課題と対策−2011年東日本大震災からの教訓と提言」(第1次),2011年7月 日経コンストラクション,pp.34〜43,2011.10.24
上記したように、石積み・ブロック積み擁壁等は、一体性が無く、崩壊時には脆性的に崩壊する。したがって、補強材の打設により抵抗力を付与した場合でも、壁面に一体性がないために、壁面は微小な変位で崩壊に至るので、崩壊防止のためには壁面の変位を小さい値に抑える必要があり、結果として補強材の数量が増大する。
さらに、仮に上記従来の補強手順により崩壊を防止できたとしても、大地震時には壁面に変状が生じうる。この変状は、背面に軌道がある場合には、軌道変状を誘引しうる。
より具体的には、従来の既存の石積み・ブロック積み擁壁の補強手順では以下の問題がある。
(1)補強材打設のための目地注入による費用が増大する。
(2)一体性の無い壁面工への補強材の打設にあたっては、補強材を長くする必要があり、かつ補強材の本数を増やす必要があり、費用が増大する。
(3)壁面コンクリートを構築する場合には、補強材の数量は減らすことができるが、コンクリート壁面工の構築による施工費・施工用地が増大する。
特に、鉄道沿線での石積み・ブロック積み擁壁の崩壊では、1個の石積み・ブロック積み壁の崩壊でも、鉄道線路への落下などにより、大きな鉄道事故となる恐れがある。したがって、石積み・ブロック積み擁壁の崩壊を覆面部材でフレキシブルに抑止して、鉄道事故を防止することが望ましい。
かかる観点からネットによる石積み崩壊防止も図られるようになって来ている。
本発明は、上記状況に鑑みて、固定部材と覆面部材、壁面の一体化により、より石積み・ブロック積み擁壁や無筋コンクリート擁壁の擁壁に抵抗力を付与するようにした擁壁の耐震補強工法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕擁壁の壁面を覆う覆面部材と、この覆面部材の上部および下部を強固に固定し、前記覆面部材の締め込みを行うコンクリート固定部材とを配置し、前記壁面と前記覆面部材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図る擁壁の耐震補強工法であって、さらに前記壁面側から打設される棒状補強材を備えることで、前記覆面部材のさらなる締め込みを行い、前記覆面部材と前記壁面と前記棒状補強材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図ると共に、地山のすべり抵抗を増大させてすべり面を後退させることを特徴とする。
擁壁の壁面を覆う覆面部材と、この覆面部材の上部および下部を強固に固定し、前記覆面部材の締め込みを行うコンクリート固定部材とを配置し、前記壁面と前記覆面部材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図る擁壁の耐震補強工法であって、前記上部のコンクリート固定部材が巻込用コンクリート固定部材であり、前記下部のコンクリート固定部材が根固めコンクリート固定部材であることを特徴とする。
擁壁の壁面を覆う覆面部材と、この覆面部材の上部および下部を強固に固定し、前記覆面部材の締め込みを行うコンクリート固定部材とを配置し、前記壁面と前記覆面部材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図る擁壁の耐震補強工法であって、さらに前記壁面側から打設される棒状補強材を備えることで、前記覆面部材のさらなる締め込みを行い、前記覆面部材と前記壁面と前記棒状補強材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図ると共に、地山のすべり抵抗を増大させてすべり面を後退させるとともに、前記上部のコンクリート固定部材が巻込用コンクリート固定部材であり、前記下部のコンクリート固定部材が根固めコンクリート固定部材であることを特徴とする。
擁壁の壁面を覆う覆面部材と、この覆面部材の上部および下部を強固に固定し、前記覆面部材の締め込みを行うコンクリート固定部材とを配置し、前記壁面と前記覆面部材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図る擁壁の耐震補強工法であって、さらに前記壁面側から打設される棒状補強材を備えることで、前記覆面部材のさらなる締め込みを行い、前記覆面部材と前記壁面と前記棒状補強材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図ると共に、地山のすべり抵抗を増大させてすべり面を後退させ、前記覆面部材が前記壁面の崩壊防止ネット又はシートからなることを特徴とする。
擁壁の壁面を覆う覆面部材と、この覆面部材の上部および下部を強固に固定し、前記覆面部材の締め込みを行うコンクリート固定部材とを配置し、前記壁面と前記覆面部材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図る擁壁の耐震補強工法であって、さらに前記壁面側から打設される棒状補強材を備えることで、前記覆面部材のさらなる締め込みを行い、前記覆面部材と前記壁面と前記棒状補強材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図ると共に、地山のすべり抵抗を増大させてすべり面を後退させ、前記覆面部材が前記壁面の崩壊防止ネット又はシートからなり、かつ、前記壁面の崩壊防止ネットが網目方向が異なる2枚の重ねネットであることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
崩壊防止ネット又はシートにより石積み・ブロック積み擁壁の崩壊防止を図ると共に、地山上部の巻込用コンクリートならびに地山下部の根固めコンクリートを施工することによりシート・ネットを締め込み、この締め込みによる締め付け効果によって、石積み・ブロック積み擁壁とネット等の一体化を図り、壁面の変状をも低減させることができる。
また、さ
部材のさらなる締め込みを行い、前記覆面部材と前記壁面と前記棒状補強材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図ると共に、地山のすべり抵抗を増大させてすべり面を後退させることができる。
本発明の第1実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図である。 本発明の第2実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図である。 本発明の第3実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図である。 本発明の第4実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図である。 本発明の第5実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図である。 本発明の第6実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図である。 本発明の第7実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図である。 従来の石積み・ブロック積み擁壁の補強手順を示す模式図である。
本発明の擁壁の耐震補強工法は、擁壁の壁面を覆う覆面部材と、この覆面部材の上部および下部を強固に固定し、前記覆面部材の締め込みを行うコンクリート固定部材とを配置し、前記壁面と前記覆面部材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図る擁壁の耐震補強工法であって、さらに前記壁面側から打設される棒状補強材を備えることで、前記覆面部材のさらなる締め込みを行い、前記覆面部材と前記壁面と前記棒状補強材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図ると共に、地山のすべり抵抗を増大させてすべり面を後退させる
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図である。
この図において、1は地山、2は石積み・ブロック積み擁壁、2Aは壁面、3は崩壊防止ネット又はシート3Aからなる覆面部材、4は地山上部の巻込用コンクリート(覆面部材の締込)、4Aは巻込用コンクリート4の補強杭、5は地山下部の根固めコンクリート(覆面部材の締込)、5Aは根固めコンクリート5の補強杭である。
この実施例では、特に、崩壊防止ネット又はシートからなる覆面部材の施工および地山上部の巻込用コンクリート4と地山下部の根固めコンクリート5の施工を行うようにしている。すなわち、崩壊防止ネット又はシート3Aにより石積み・ブロック積み擁壁2の崩壊防止を図ると共に、地山上部の巻込用コンクリート4ならびに地山下部の根固めコンクリート5を施工することによりシート・ネットを締め込み、この締め込みによる締め付け効果によって、石積み・ブロック積み擁壁2とネット等の一体化を図り、壁面2Aの変状をも低減させるようにしている。また、巻込用コンクリート4と根固めコンクリート5には必要に応じて、補強杭4A,5Aを打設するようにしてもよい。
図2は本発明の第2実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図である。
この図において、11は地山、12は石積み・ブロック積み擁壁、12Aは壁面、13は崩壊防止ネット又はシート13Aからなる覆面部材、14は地山上部の巻込用コンクリート(覆面部材の締込)、15は地山下部の根固めコンクリート(覆面部材の締込)、16は壁面12Aから打設される棒状長尺補強材、Aは補強前想定すべり線、Bは補強後想定すべり線を示している。
この実施例では、第1実施例を示す擁壁の補強工法にさらに棒状長尺補強材16を施工することで、シート又はネット13Aにさらなる締め込み(初期張力の付与)を行い、石積み・ブロック積み擁壁12、崩壊防止ネット又はシート13Aからなる覆面部材13、棒状長尺補強材16の一体化により、さらなる変状低減効果を図る。さらに、この棒状長尺体16を用いた一体化により、すべり土塊の抑え効果が得られることからすべり抵抗が増大し、すべり面を後退させると共に、棒状補強材の引き抜け抵抗の増大も図ることができる。また、棒状補強材単独で補強を図る場合に比べて、補強材の少量化にも期待できる。
図3は本発明の第3実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図である。
この図において、21は地山、22は石積み・ブロック積み擁壁、22Aは壁面、23は崩壊防止ネット又はシート23Aからなる覆面部材、24は地山上部の巻込用コンクリート(覆面部材の締込)、24Aはコンクリート24の棒状補強材、25は地山下部の根固めコンクリート(覆面部材の締込)、25Aはコンクリート25の棒状補強材、26は壁面22Aから打設される棒状長尺補強材、Aは補強前想定すべり線、Bは補強後想定すべり線を示している。
この実施例では、第2実施例での効果に加えて、特に、下面を棒状補強材25Aで固定することで、支持力補強効果も得られる。
図4は本発明の第4実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図である。
この図において、31は地山、32は石積み・ブロック積み擁壁、32Aは壁面、33は崩壊防止ネット又はシート33Aからなる覆面部材、34は地山上部の巻込用コンクリート(覆面部材の締込)、34Aはコンクリート34の矢板、35は地山下部の根固めコンクリート(覆面部材の締込)、35Aはコンクリート35の矢板、36は壁面32Aから打設される棒状長尺補強材、Aは補強前想定すべり線、Bは補強後想定すべり線を示している。
この実施例では、地山上部の巻込用コンクリートに矢板34Aおよび地山下部の根固めコンクリート35の矢板35Aの打設が行われることにより、第2実施例での効果に加えて、河川沿いなとで洗堀防止効果も期待できる。
図5は本発明の第5実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図である。
この図において、41は地山、42は石積み・ブロック積み擁壁、42Aは壁面、43は崩壊防止ネット又はシート43Aからなる覆面部材、44は地山上部の巻込用コンクリート(覆面部材の締込)、44Aはコンクリート44の杭、45は地山下部の根固めコンクリート(覆面部材の締込)、45Aはコンクリート45の杭、46は壁面42Aから打設される棒状長尺補強材、Aは補強前想定すべり線、Bは補強後想定すべり線を示している。
この実施例は、第4実施例における矢板34A,35Aが杭44A,45Aに置き換わった構造であり、支持力補強効果を得ることができる。
図6は本発明の第6実施例を示す擁壁の耐震補強工法の模式図であり、上記実施例で示してきた覆面部材の一変形例としてのネットからなる覆面部材を示している。
この実施例では、壁面50上に第1のネット51による第1の覆面部材52を配置する。その第1の覆面部材52の表面に網目方向が異なる第2のネット53からなる第2の覆面部材54を組み合わせる。これにより、覆面部材の伸び能力・破断強度の向上を図ることができる。
図7は本発明のネットによる覆面部材からなる擁壁の耐震補強工法の模式図であり、図7(a)はその平面図、図7(b)はその断面図である。
この実施例では、壁面60上に第1のネット61による第1の覆面部材62を配置する。その第1の覆面部材62の表面に網目方向が異なる第2のネット63からなる第2の覆面部材64を組み合わせる。これにより、伸び能力・破断強度の向上を図ることができる。
また、上記した覆面部材には植生を行うことにより、石積み・ブロック積み擁壁に抵抗力を付与するとともに緑化を行うことができる。
なお、上記各実施例では、擁壁として石積み・ブロック積み擁壁を示したが、無筋コンクリート擁壁にも適用することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の擁壁の耐震補強工法は、固定部材と覆面部材、壁面の一体化により、擁壁に抵抗力を付与するようにした擁壁の耐震補強工法として利用可能である。
1,11,21,31,41 地山
2,12,22,32,42 石積み・ブロック積み擁壁
2A,12A,22A,32A,42A,50,60 壁面
3,13,23,33,43 覆面部材
3A,13A,23A,33A,43A 崩壊防止ネット又はシート
4,14,24,34,44 地山上部の巻込用コンクリート(覆面部材の締込)
4A 巻込用コンクリートの補強杭
5,15,25,35,45 地山下部の根固めコンクリート(覆面部材の締込)
5A 根固めコンクリートの補強杭
16,26,36,46 棒状長尺補強材
A 補強前想定すべり線
B 補強後想定すべり線
24A,25A コンクリートの棒状補強材
34A,35A コンクリートの矢板
44A,45A コンクリートの杭
51,61 第1のネット
52,62 第1の覆面部材
53,63 第2のネット
54,64 第2の覆面部材

Claims (5)

  1. 擁壁の壁面を覆う覆面部材と、該覆面部材の上部および下部を強固に固定し、前記覆面部材の締め込みを行うコンクリート固定部材とを配置し、前記壁面と前記覆面部材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図る擁壁の耐震補強工法であって、さらに前記壁面側から打設される棒状補強材を備えることで、前記覆面部材のさらなる締め込みを行い、前記覆面部材と前記壁面と前記棒状補強材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図ると共に、地山のすべり抵抗を増大させてすべり面を後退させることを特徴とする擁壁の耐震補強工法。
  2. 擁壁の壁面を覆う覆面部材と、該覆面部材の上部および下部を強固に固定し、前記覆面部材の締め込みを行うコンクリート固定部材とを配置し、前記壁面と前記覆面部材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図る擁壁の耐震補強工法であって、前記上部のコンクリート固定部材が巻込用コンクリート固定部材であり、前記下部のコンクリート固定部材が根固めコンクリート固定部材であることを特徴とする擁壁の耐震補強工法。
  3. 擁壁の壁面を覆う覆面部材と、該覆面部材の上部および下部を強固に固定し、前記覆面部材の締め込みを行うコンクリート固定部材とを配置し、前記壁面と前記覆面部材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図る擁壁の耐震補強工法であって、さらに前記壁面側から打設される棒状補強材を備えることで、前記覆面部材のさらなる締め込みを行い、前記覆面部材と前記壁面と前記棒状補強材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図ると共に、地山のすべり抵抗を増大させてすべり面を後退させるとともに、前記上部のコンクリート固定部材が巻込用コンクリート固定部材であり、前記下部のコンクリート固定部材が根固めコンクリート固定部材であることを特徴とする擁壁の耐震補強工法。
  4. 擁壁の壁面を覆う覆面部材と、該覆面部材の上部および下部を強固に固定し、前記覆面部材の締め込みを行うコンクリート固定部材とを配置し、前記壁面と前記覆面部材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図る擁壁の耐震補強工法であって、さらに前記壁面側から打設される棒状補強材を備えることで、前記覆面部材のさらなる締め込みを行い、前記覆面部材と前記壁面と前記棒状補強材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図ると共に、地山のすべり抵抗を増大させてすべり面を後退させ、前記覆面部材が前記壁面の崩壊防止ネット又はシートからなることを特徴とする擁壁の耐震補強工法。
  5. 擁壁の壁面を覆う覆面部材と、該覆面部材の上部および下部を強固に固定し、前記覆面部材の締め込みを行うコンクリート固定部材とを配置し、前記壁面と前記覆面部材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図る擁壁の耐震補強工法であって、さらに前記壁面側から打設される棒状補強材を備えることで、前記覆面部材のさらなる締め込みを行い、前記覆面部材と前記壁面と前記棒状補強材とを一体化することで、前記擁壁の崩壊防止と前記壁面の変状低減を図ると共に、地山のすべり抵抗を増大させてすべり面を後退させ、前記覆面部材が前記壁面の崩壊防止ネット又はシートからなり、かつ、前記壁面の崩壊防止ネットが網目方向が異なる2枚の重ねネットであることを特徴とする擁壁の耐震補強工法。
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