JP5976388B2 - ピッキングシステム - Google Patents

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本発明は、商品やケースやパレットなどの荷を扱うピッキングシステムに関する。
受注オーダーに応じた商品等の物品を出荷する流通センタや配送センタに適用されるピッキングシステムとして、各種物品を格納している2列の棚群の間にスタッカクレーンを配置し、棚群の背面側においてピッキング作業者(以下、ピッカーと称す)が指定された商品のピッキングを行う、自動倉庫の背面ピッキングシステムが提案されている(例えば特許文献1、2、3参照)。
特開2009−126682号公報 特開2008−280151号公報 特開2008−174349号公報
特許文献1、2、3に開示されるピッキングシステムでは、棚の低層部分の一部がフェース領域として指定され、商品の入出庫はこのフェース領域を介して行われる。すなわち、商品をピッキングシステムから出庫する場合は、スタッカクレーンが保管用の棚からフェース領域へその商品を運搬し、ピッカーがフェース領域からその商品を取り出す。商品を入庫する場合はその逆の動作が行われる。
このように商品の出し入れについてのインタフェースとして棚の一部を使用するピッキングシステムでは、スタッカクレーンによる棚から棚への商品の移動が比較的頻繁に発生する。商品が棚からスタッカクレーンへ移動し、さらにスタッカクレーンから棚へ移動すると、棚−スタッカクレーン間の移動の方向に沿った商品の位置は多かれ少なかれずれる場合が多い。そして棚間での商品の移動が繰り返されると、そのような位置ずれが蓄積されていく虞がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、スタッカクレーンと棚との間での荷の移動方向に沿った荷の位置ずれを抑制できるピッキングシステムの提供にある。
本発明のある態様はピッキングシステムに関する。このピッキングシステムは、荷が載置されるべき棚と、棚との間で荷を受け渡すスタッカクレーンと、を備えるピッキングシステムであって、棚は、本ピッキングシステムと外部との間での荷の出し入れについてのインタフェースとして機能するフェース領域を含み、スタッカクレーンは、棚のフェース領域とそれ以外の領域との間で荷を移動させる。スタッカクレーンは、棚とスタッカクレーンとの間で伸縮自在に構成され、荷が搭載されるべき移載装置と、移載装置が取り付けられ、棚に対して昇降する昇降フレームと、昇降フレームに取り付けられ、移載装置が伸縮する伸縮方向に沿って荷を位置決めする位置決め装置と、を含む。
この態様によると、移載装置が伸縮する伸縮方向に沿って荷が位置決めされる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を装置、方法、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、スタッカクレーンと棚との間での荷の移動方向に沿った荷の位置ずれを抑制できる。
実施の形態に係るピッキングシステムの構成を示す模式図である。 図1のスタッカクレーンの正面図である。 位置決め装置の構成を示すための部分上面図である。 図2の矢印Bに対応する断面図である。 図3の矢印Cに対応する断面図である。 図6(a)〜(j)は、スタッカクレーンの各種動作状態における第1シャトルフォークおよび位置決め装置を示す模式図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
実施の形態に係るピッキングシステムでは、スタッカクレーン上で荷を、シャトルフォークが伸縮する方向(以下、シャトル方向と称す)に沿って位置決めする。これにより、スタッカクレーンと棚との間での荷のやり取りに起因して荷のシャトル方向における位置がずれたとしても、スタッカクレーン上でそのずれが修正される。したがって、ピッキングシステム内で荷の入れ替えが頻繁に発生する状況においてもシャトル方向の位置ずれの蓄積を抑制することができるので、荷の引っかかり等の荷運搬に係るエラーは発生しにくく、信頼性の高いピッキングシステムが実現される。
なお、荷は、商品などの物品そのものや物品を入れるケースやパレットなどであってもよく、特に定型パレットや定型ボックス品であってもよい。
図1は、実施の形態に係るピッキングシステム2の構成を示す模式図である。商品8が載置されるべき2列の棚4、6の間に、鉛直方向と平行な昇降方向A1に沿って商品8を昇降させると共に昇降方向A1と略直交する棚の延在方向(以下、走行方向A2と称す)に走行可能なスタッカクレーン10が設けられている。スタッカクレーン10は棚4、6との間で商品8を受け渡す。この受け渡しの際、スタッカクレーン10は、昇降方向A1および走行方向A2の両方と略直交するシャトル方向A3に沿って商品8を移動させる。
棚4、6の構成はほぼ同じであり、棚4について言えば、昇降方向A1および走行方向A2について複数に区画されることで、各区画が商品を格納するための収納スペースすなわち棚間口となる。棚4は、ピッキングシステム2と外部との間での商品8の出し入れについてのインタフェースとして機能するフェース領域(またはピッキングエリアとも呼ばれる)FAを含む。例えば、フェース領域FAは、ピッカー3の手の届く高さ位置までの棚間口(通常、3段程度)の存在する領域である。フェース領域FAよりも上の棚間口の存在する領域は保管領域RAとされる。作業時間帯では、通常、フェース領域FAにおいてピッカー3が商品8の出し入れ作業を行い、スタッカクレーン10はフェース領域FAと保管領域RAとの間で商品8を移動させる。
図2は、スタッカクレーン10の正面図である。スタッカクレーン10は、ピッキングシステム2内でのスタッカクレーン10の移動を可能とする走行系20と、昇降台100を昇降方向A1に沿って昇降させる第1昇降機構30と、制御部40と、棚4、6との間で商品8を受け渡す昇降台100と、を備える。
走行系20は車輪22と走行モータ24と台車26とを含む。台車26に搭載された走行モータ24が車輪22を回転させることにより、スタッカクレーン10はピッキングシステム2内を有軌道または無軌道で走行する。
第1昇降機構30は昇降ワイヤ32と昇降装置34とクレーンマスト36とを含む。昇降ワイヤ32の一端側は昇降装置34に、他端側は昇降台100に、不図示のシーブまたはスプロケット等を介して接続される。昇降装置34が昇降ワイヤ32を巻き上げる(巻き出す)と、昇降台100は昇降方向A1に延在するクレーンマスト36に沿って上昇(下降)する。昇降ワイヤ32の代わりにチェーンを使用してもよい。
なお、走行系20および第1昇降機構30は公知の一般的なスタッカクレーンにおける走行系および昇降機構と同様に構成されてもよい。
制御部40はマイコンやPLC(programmable logic controller)などにより構成され、ボタンなどのユーザインタフェースを有してもよい。制御部40は所定のプログラムにしたがって、走行モータ24、昇降装置34および昇降台100を制御する。
昇降台100は、昇降ワイヤ32と接続され棚4、6に対して昇降する昇降フレーム102と、棚4、6と昇降フレーム102との間で伸縮自在に構成される第1シャトルフォーク106および第2シャトルフォーク108と、昇降台100上で走行方向A2およびシャトル方向A3に沿って商品8を位置決めする位置決め装置110と、を含む。
第1シャトルフォーク106、第2シャトルフォーク108および位置決め装置110はいずれも昇降フレーム102に取り付けられる。第1シャトルフォーク106は例えば3段のテレスコーピック構成を有し、上面に商品8が搭載される。第1シャトルフォーク106はシャトル方向A3に沿って伸縮する。第2シャトルフォーク108は第1シャトルフォーク106と同様に構成される。
図3は、位置決め装置110の構成を示すための部分上面図である。図3では、説明をより明りょうとするために第2シャトルフォーク108等の図示を省略する。図4は、図2の矢印Bに対応する断面図である。図5は、図3の矢印Cに対応する断面図である。位置決め装置110は、商品8を受けるための4つの荷接触部112、114、116、118と、走行方向A2に延在し4つの荷接触部112、114、116、118を支持する2つの支持板120、122と、2つの支持板120、122を支持する水平フレーム124と、水平フレーム124を昇降フレーム102に対して昇降方向A1に沿って昇降させる第2昇降機構と、を有する。
昇降台100は、位置決め装置110が昇降フレーム102に対して昇降方向A1に沿って移動するようガイドするガイド機構すなわちリニアガイド126を有する。リニアガイド126は位置決め装置110の昇降フレーム102に対する昇降方向A1以外の方向への移動を制限する。リニアガイド126のレール128は昇降フレーム102に固定され、ブロック130は第1支持板120に固定される。
第1荷接触部112および第2荷接触部114は第1シャトルフォーク106の周りに、第3荷接触部116および第4荷接触部118は第2シャトルフォーク108の周りに、それぞれ設けられる。後述の第2昇降機構の作用により、4つの荷接触部112、114、116、118は一斉に2つのシャトルフォーク106、108に対して上昇し、下降する。言い換えると、位置決め装置110は、4つの荷接触部112、114、116、118がひとつの第2昇降機構を共用して昇降するよう構成される。
第1シャトルフォーク106に商品8が搭載された状態で第2昇降機構が第1荷接触部112および第2荷接触部114を上昇させ、第1荷接触部112および第2荷接触部114が第1シャトルフォーク106の商品搭載面すなわち上面よりも高くなると、第1荷接触部112および第2荷接触部114は協働して商品8を第1シャトルフォーク106から掬い上げる。このとき、第1荷接触部112は商品8の底面の一方の縁と接触し、第2荷接触部114は他方の縁と接触する。また、第1荷接触部112および第2荷接触部114は、商品8を掬い上げた状態でシャトル方向A3および走行方向A2の両方に沿ってその商品8を位置決めするよう構成される。
第2荷接触部114は、商品8の底面の縁が載置される底面接触部114aと、底面接触部114aから走行方向A2外側に延び底面接触部114aに対して上方に傾斜する第1傾斜部114bと、底面接触部114aからシャトル方向A3外側に延び底面接触部114aに対して上方に傾斜する第2傾斜部114cと、を含む。第2傾斜部114cに商品8の角が当たると、その角は第2傾斜部114cの傾斜に沿って底面接触部114aに向けて移動する。第1傾斜部114bについても同様である。第1荷接触部112も同様に構成される。これにより、商品8は第1荷接触部112および第2荷接触部114によって掬い上げられたとき、自動的に走行方向A2およびシャトル方向A3においてセンタリングされる。
第3荷接触部116および第4荷接触部118はそれぞれ第1荷接触部112および第2荷接触部114と同様に構成される。
第1支持板120には、第2昇降機構の作用により上昇したときに2つのシャトルフォーク106、108と干渉しないように2つの切り欠き部120a、120bが形成される。第1荷接触部112および第2荷接触部114は切り欠き部120aの両脇において第1支持板120に溶接やボルト取り合い等により固定される。第3荷接触部116および第4荷接触部118は切り欠き部120bの両脇において同様に第1支持板120に固定される。第2支持板122にも同様な切り欠き部が形成され、4つの荷接触部112、114、116、118は同様に第2支持板122に固定される。
水平フレーム124の一端側は第1支持板120に、他端側は第2支持板122に、それぞれ溶接やボルト取り合い等により固定される。水平フレーム124は昇降方向A1下向きに突出する2つの突出部124a、124bを有する。第1突出部124a、第2突出部124bの下端側にはそれぞれ第1ローラ132、第2ローラ134が回転自在に取り付けられている。
第1ローラ132は、第1偏心カム136に設けられた第1カム溝136aに係合し、その第1カム溝136aに対して摺動可能に構成される。第1カム溝136aは第1偏心カム136の外周と略同心の環状に形成される。第1カム溝136aを規定する円の中心と第1偏心カム136における軸位置とは異なる。第2ローラ134は、第2偏心カム138に設けられた第2カム溝138aに係合し、その第2カム溝138aに対して摺動可能に構成される。第2カム溝138aは第1カム溝136aと同様に形成される。
第1偏心カム136および第2偏心カム138はいずれも共通のシャフト140に結合され、シャフト140の回転と共に回転する。第1偏心カム136のシャフト孔136bにはキー溝136cが設けられ、このキー溝136cにシャフト140側のキー140aが嵌ることにより、シャフト140から第1偏心カム136へトルクが効率的に伝達される。第2偏心カム138とシャフト140との結合部分についても同様である。
シャフト140の一端側は第1軸受142によって回転自在に支持され、他端側は第2軸受144によって回転自在に支持される。第1軸受142および第2軸受144はいずれも、昇降フレーム102に固定された昇降機構支持フレーム146にボルト、ナット等により固定される。
シャフト140は第1ギアボックス148および第2ギアボックス150を貫通する。第1ギアボックス148は第1モータ152と接続され、第1モータ152により生成されるトルクをシャフト140に伝達するよう構成される。第2ギアボックス150は第2モータ154と接続され、第2モータ154により生成されるトルクをシャフト140に伝達するよう構成される。
昇降機構支持フレーム146は昇降方向A1上向きに突出するモータ支持部146aを有する。支持プレート156はモータ支持部146aにボルトおよびナットにより固定される。第1ギアボックス148および第2ギアボックス150はいずれも支持プレート156にネジ止めされる。
モータ、ギアボックス、シャフト、偏心カム、軸受およびローラは第2昇降機構を構成する。
図5には、第1ローラ132が昇降方向A1で最も下側にある状態が実線で示されている。図2〜図4にもこの状態が示されている。この状態からシャフト140が回転すると、第1偏心カム136はシャフト140の周りで外接円158に沿って回転する。第1偏心カム136の回転に伴い第1ローラ132は第1カム溝136aの中で摺動する。ここで、リニアガイド126の作用により位置決め装置110は昇降フレーム102に対して昇降方向A1にのみ移動するので、シャフト140に対する第1ローラ132の走行方向A2における位置は変わらない一方、昇降方向A1においては第1ローラ132はシャフト140から離れるよう移動する。すなわち、第2昇降機構はリニアガイド126と協働して荷接触部を昇降方向A1に移動させる。
図5の破線で示される第1偏心カム136、第1ローラ132、第1突出部124aおよび水平フレーム124は、第1ローラ132が昇降方向A1で最も上側に有る状態を示す。図4の破線で示される第1偏心カム136の一部および第2偏心カム138の一部もそうである。図2の破線で示される第1荷接触部112および第2荷接触部114もそうである。このように第1ローラ132が昇降方向A1で最も上側にある場合、第1荷接触部112および第2荷接触部114は第1シャトルフォーク106よりも上側に位置し、第1シャトルフォーク106に搭載されていた商品8を掬い上げる。
この状態からさらにシャフト140が同じ向きに回転すると、第1ローラ132はシャフト140に近づいてゆき、図5の実線で示される状態に戻る。
以上のように構成されたピッキングシステム2のスタッカクレーン10の動作について説明する。図6(a)〜(j)は、スタッカクレーン10の各種動作状態における第1シャトルフォーク106および位置決め装置110を示す模式図である。水平方向の実線170は棚レベル、破線172はハイファインレベル、一点鎖線174はローファインレベルをそれぞれ示す。
(入庫動作)
1)フェース領域FAにスタッカクレーン10を移動させ、フェース領域FAの棚間口の移載レベルに昇降台100を移動する(図6(a))。
2)棚間口から第1シャトルフォーク106と第1昇降機構30を使って商品8を掬い上げ、昇降台100に取り込む。なお、スタッカクレーン10はシャトルフォークを2セット有するので、商品8を2個同時に移載することも可能である。
図6(b)を参照すると、第1シャトルフォーク106の上面が、棚レベルよりも低いローファインレベルにある状態で、第1シャトルフォーク106は棚間口に載置されている商品8の下方に伸びる。
図6(c)を参照すると、第1昇降機構30により昇降台100全体が上昇し、第1シャトルフォーク106の上面は棚レベルよりも高いハイファインレベルへ上昇する。その結果、商品8は棚間口の棚受けから掬い上げられて第1シャトルフォーク106の上面に搭載される。
図6(d)を参照すると、第1シャトルフォーク106の上面がハイファインレベルに維持されたまま第1シャトルフォーク106は縮む。これにより昇降台100に商品8が取り込まれる。
3)保管領域RAの目的棚間口まで走行・昇降する時間を利用して、位置決め装置110を動作して、商品8の位置決めを行う。商品8の昇降台100に対する昇降は偏心カムを一回転させることで荷接触部を上下させることにより行なう。
図6(e)を参照すると、第1シャトルフォーク106に対して位置決め装置110が上昇し、商品8はいったん第1シャトルフォーク106の上面から離れて走行方向A2およびシャトル方向A3において位置決めされる。
図6(f)を参照すると、偏心カムが一回転することにより位置決め装置110の第1シャトルフォーク106に対する位置は元に戻り、商品8は走行方向A2およびシャトル方向A3の位置が修正された状態で第1シャトルフォーク106の上面に搭載される。
4)目的棚間口まで走行・昇降するとハイファインレベルで第1シャトルフォーク106を突出し、ロウファインレベルまで下降して商品8を棚間口の棚受けに乗せ換え後に第1シャトルフォーク106を引き込むことで入庫動作は完了する。
図6(g)を参照すると、商品8を積んだ昇降台100は目的棚間口に到着し、第1シャトルフォーク106の上面はハイファインレベルに合わせられている。
図6(h)を参照すると、第1シャトルフォーク106の上面がハイファインレベルに維持されたまま第1シャトルフォーク106は伸びる。
図6(i)を参照すると、第1昇降機構30により昇降台100全体が下降し、第1シャトルフォーク106の上面はローファインレベルに下降する。その結果、商品8は第1シャトルフォーク106から目的棚間口に移載される。
図6(j)を参照すると、第1シャトルフォーク106の上面がローファインレベルに維持されたまま第1シャトルフォーク106は縮む。
(出庫動作)
1)スタッカクレーン10は保管領域RAの目的棚間口まで走行・昇降する。
2)ローファインレベルで第1シャトルフォーク106を突出させ、第1昇降機構30によってハイファインレベルまで上昇させて商品8をピックアップした後、第1シャトルフォーク106を引き込むことで棚間口の棚受け上の商品8を昇降台100上に移動させる。なお、スタッカクレーン10はシャトルフォークを2セット有するので、商品8を2個同時に移載することも可能である。
3)フェース領域FAまで走行・昇降する時間を利用して、位置決め装置110を動作して、商品8の走行方向A2およびシャトル方向A3における位置決めを行う。
4)フェース領域FAの棚間口まで走行・昇降するとハイファインレベルで第1シャトルフォーク106を突出し、ローファインレベルまで下降させて商品8をフェース領域FAの棚間口に乗せ換え後に第1シャトルフォーク106を引き込むことで出庫動作は完了する。
(入出庫動作)
フェース領域FAの棚間口の商品Xと保管領域RAの棚間口内の商品Yとを入れ替える場合に、入庫動作と出庫動作とを一連の動作で行なう方式である。
1)フェース領域FAの商品Xを第1シャトルフォーク106で昇降台100上に移載する。
2)目的棚間口(本棚間口には出庫用の商品Yが格納されている)まで走行・昇降する時間を利用して、位置決め装置110を動作して、商品Xの位置決めを行う。
3)入替の目的棚間口にある商品Yを第2シャトルフォーク108で取り込む位置まで走行・昇降して、第2シャトルフォーク108で商品Yを昇降台100上に移動する。具体的には、空の第2シャトルフォーク108を突出させ、ローファインレベルからハイファインレベルまで上昇させ、第2シャトルフォーク108を昇降台100に戻す。
4)第1シャトルフォーク106が先の目的棚間口に揃うよう1ピッチ走行して、第1シャトルフォーク106上の商品Xを棚間口に移載する。具体的には、第1シャトルフォーク106を突出させ、ハイファインレベルからローファインレベルまで下降させ、第1シャトルフォーク106を昇降台100に戻す。
5)フェース領域FAまで走行・昇降する時間を利用して、位置決め装置110を動作して、商品Yの位置決めを行う。
6)フェース領域FAまで走行・昇降するとハイファインレベルで第2シャトルフォーク108を突出させ、ローファインレベルまで下降させて商品Yをフェース領域FAの棚間口に乗せ換え後に第2シャトルフォーク108を引き込むことで一連の入替動作は完了する。このように、いわゆるツインシャトル構成を採用することにより、入庫・出庫の一連の動作が1回の走行・昇降で完了するので、入出庫にかかる時間を短縮することが可能となる。
保管領域RAの棚間口内にある商品をフェース領域FAを介さずに、保管領域RAの別の棚間口に移動する棚間入替動作も同様に行われる。
本実施の形態に係るピッキングシステム2の棚4、6にはフェース領域FAと保管領域RAとが規定されている。フェース領域FAは棚の一部となっているので、フェース領域FAと保管領域RAとの間の商品8のやり取りに伴い、商品8の走行方向A2およびシャトル方向A3の移動が繰り返されることとなる。したがって、何ら対策を施さない場合、各方向における商品8の位置ずれは蓄積されていく。そこで本実施の形態に係るピッキングシステム2では、スタッカクレーン10は商品8を昇降台100に取り込んだ後、昇降台100上で商品8の走行方向A2およびシャトル方向A3における位置を修正することができる。これにより、走行方向A2およびシャトル方向A3における商品8の位置ずれの蓄積を抑制することができる。その結果、商品8の飛び出しによる商品8とスタッカクレーン10との干渉を避け、また棚受けからの商品8の落下等を未然に防ぐことができる。
また、本実施の形態に係るピッキングシステム2によると、例えばスタッカクレーン10の走行中や昇降台100の昇降中に商品8の位置決めを行うことができる。したがって、商品8の位置の修正を行うことによる、入出庫動作にかかる時間や入替動作にかかる時間の増大を抑えることができる。
商品8の位置ずれを修正するために棚側に位置決め装置を設けることも考えられるが、この場合、棚間口の高さが位置決め装置の分高くなるので収容効率が低下する。これに対して本実施の形態によると、収容効率を維持しつつ商品8の位置ずれを修正することができる。
また、本実施の形態に係るピッキングシステム2では、荷接触部は偏心カムの回転に合わせて昇降する。このように荷接触部の昇降に偏心カムを使用することにより、リニアアクチュエータ等を使用する場合と比較して、上昇開始時および下降開始時の昇降動作をより緩やかなものとすることができる。これは、位置決め装置110の昇降方向A1の変位は偏心カムの回転角を変数とする三角関数にしたがうことから理解される。これにより、位置決め装置110の昇降動作はよりスムーズで丁寧になる。
また、位置決め装置110を昇降させるために偏心カムの回転の向きを変える必要はないので、運動の方向の切り替え時に発生しうる振動等による位置決めへの悪影響を低減できる。
また、偏心カムは最上部で停止する必要はないので、最上部停止用のセンサは不要となり、最下部にひとつセンサを設ければよい。これにより、時間の短縮とセンサ数の削減によるコスト削減が可能となる。
また、本実施の形態に係るピッキングシステム2では、位置決め装置110の第2昇降機構は2つのモータを駆動源として有する。これにより、昇降台100上の狭いスペースをより有効に活用できる。
以上、実施の形態に係るピッキングシステム2の構成と動作について説明した。この実施の形態は例示であり、その各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、スタッカクレーン10は2つのシャトルフォークを有する場合について説明したが、これに限られず、シャトルフォークの数は任意でよい。
実施の形態では、位置決め装置110は1つの駆動装置で2つのシャトルフォーク上の商品を実質的に同時に位置決めすることができる場合について説明したが、これに限られず、位置決め装置をシャトルフォークに対して個別に配置することで、個別に位置決めする方式としてもよい。
2 ピッキングシステム、 10 スタッカクレーン、 20 走行系、 30 第1昇降機構、 40 制御部、 100 昇降台、 102 昇降フレーム、 106 第1シャトルフォーク、 108 第2シャトルフォーク、 110 位置決め装置、 A3 シャトル方向、 FA フェース領域、 RA 保管領域。

Claims (6)

  1. 荷が載置されるべき棚と、前記棚との間で荷を受け渡すスタッカクレーンと、を備えるピッキングシステムであって、前記棚は、本ピッキングシステムと外部との間での荷の出し入れについてのインタフェースとして機能するフェース領域を含み、前記スタッカクレーンは、前記棚の前記フェース領域とそれ以外の領域との間で荷を移動させ、
    前記スタッカクレーンは、
    前記棚と前記スタッカクレーンとの間で伸縮自在に構成され、荷が搭載されるべき移載装置と、
    前記移載装置が取り付けられ、前記棚に対して昇降する昇降フレームと、
    前記昇降フレームに取り付けられ、前記移載装置が伸縮する伸縮方向に沿って荷を位置決めする位置決め装置と、
    的棚開口まで前記昇降フレームが昇降している間に、前記荷を位置決めするように前記位置決め装置を制御する制御部と、を含むことを特徴とするピッキングシステム。
  2. 荷が載置されるべき棚と、前記棚との間で荷を受け渡すスタッカクレーンと、を備えるピッキングシステムであって、前記棚は、本ピッキングシステムと外部との間での荷の出し入れについてのインタフェースとして機能するフェース領域を含み、前記スタッカクレーンは、前記棚の前記フェース領域とそれ以外の領域との間で荷を移動させ、
    前記スタッカクレーンは、
    前記棚と前記スタッカクレーンとの間で伸縮自在に構成され、荷が搭載されるべき移載装置と、
    前記棚と前記スタッカクレーンとの間で伸縮自在に構成され、荷が搭載されるべき別の移載装置と、
    前記移載装置及び前記別の移載装置が取り付けられ、前記棚に対して昇降する昇降フレームと、
    前記昇降フレームに取り付けられ、前記移載装置が伸縮する伸縮方向に沿って荷を位置決めする位置決め装置と、を含み、
    前記位置決め装置は、
    前記移載装置の周りに設けられた荷接触部と、
    前記別の移載装置の周りに設けられた別の荷接触部と、
    前記荷接触部及び前記別の荷接触部を支持する支持部材と、
    前記移載装置と前記別の移載装置との間に配置され、前記支持部材を支持するフレームと、
    前記フレームを前記昇降フレームに対して昇降させる昇降部と、を有することを特徴とするピッキングシステム。
  3. 前記位置決め装置は、
    前記移載装置の周りに設けられた荷接触部と、
    前記荷接触部を前記昇降フレームに対して昇降させる昇降部と、を有し、
    前記昇降部が前記荷接触部を上昇させると、前記荷接触部は前記移載装置に搭載されている荷を掬い上げ、かつ、掬い上げられた荷を伸縮方向に沿って位置決めすることを特徴とする請求項1に記載のピッキングシステム。
  4. 前記スタッカクレーンはさらに、
    前記棚と前記スタッカクレーンとの間で伸縮自在に構成され、荷が搭載されるべき別の移載装置を含み、
    前記位置決め装置はさらに、
    前記別の移載装置の周りに設けられ、前記昇降部を前記荷接触部と共用する別の荷接触部を有し、
    前記昇降部が前記別の荷接触部を上昇させると、前記別の荷接触部は前記別の移載装置に搭載されている荷を掬い上げ、かつ、掬い上げられた荷を前記別の移載装置が伸縮する方向に沿って位置決めすることを特徴とする請求項3に記載のピッキングシステム。
  5. 前記昇降部は偏心カムを有し、
    前記荷接触部は前記偏心カムの回転に合わせて昇降することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のピッキングシステム。
  6. 前記位置決め装置は、伸縮方向に沿って荷を位置決めするのと実質的に同時に、前記スタッカクレーンが走行する走行方向に沿って荷を位置決めすることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のピッキングシステム。
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