JP5844203B2 - スタッカクレーンおよびスタッカクレーンを使用して荷を入れ替える方法 - Google Patents

スタッカクレーンおよびスタッカクレーンを使用して荷を入れ替える方法 Download PDF

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Description

本発明は、スタッカクレーンおよびスタッカクレーンを使用して荷を入れ替える方法に関する。
日用品や雑貨、食品等を扱う物流センタでは、物品の搬入や搬出を自動で行う自動倉庫が採用されることが多い。自動倉庫を採用すると、人手に頼る場合よりも効率的かつ正確に物品を管理できるようになる。
近年のインターネットの普及およびそれに伴うオンラインショッピングの社会への浸透などにより、物流センタが取り扱う物品の量も増大している。そのような状況でも物流の遅れを生じさせないように、自動倉庫に対して物品の取り扱い効率をさらに高めることが求められている。
特許文献1、2、3には、自動倉庫における物品の効率的な取り扱いに使用されるスタッカクレーンが開示されている。
特開2000−238904号公報 特開2011−11891号公報 特開2000−255708号公報
特許文献1、2、3に開示されるような従来のスタッカクレーンでは、自動倉庫の棚との間で物品を受け渡しする際、まずスタッカクレーンの昇降台を棚の目的の位置まで移動させる。次に昇降台からシャトルフォークを棚に向けて伸ばし、シャトルフォークを伸ばした状態で昇降台全体を昇降させることで棚から物品を受けたり、棚へ物品を渡したりする。しかしながら、昇降台は一般に比較的重いのでその移動も遅い。スタッカクレーンと棚との間の物品の受け渡しを高速化しようとする場合、この昇降台の移動の遅さがボトルネックとなる可能性がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は荷の受け渡しをより高速化できるスタッカクレーンおよびそのスタッカクレーンを使用して荷を入れ替える方法の提供にある。
本発明のある態様はスタッカクレーンに関する。このスタッカクレーンは、棚との間で荷を受け渡す昇降台と、昇降台を昇降方向に沿って昇降させる第1昇降機構と、を備える。昇降台は、第1昇降機構と接続されたフレームと、棚とフレームとの間で伸縮自在に構成され、荷が搭載されるべきシャトルフォークと、昇降台が第1昇降機構によって昇降方向で位置決めされた後、シャトルフォークをフレームに対して昇降方向に沿って昇降させる第2昇降機構と、を含む。
この態様によると、シャトルフォークをフレームに対して昇降方向に沿って昇降させることができる。
本発明の別の態様は、方法である。この方法は、第1荷スペースおよび第2荷スペースのそれぞれを、シャトルフォークに対応する位置とそうでない位置との間で動かす荷保持部を備えるスタッカクレーンを使用して第1の荷と第2の荷とを入れ替える方法であって、第1荷スペースに第1の荷が保持され、第2荷スペースが空の状態のスタッカクレーンを、棚に置かれている第2の荷に対して位置決めするステップと、シャトルフォークを伸縮させることで第2の荷を第2荷スペースに入れるステップと、スタッカクレーンの本体を停止させたまま、第1荷スペースをシャトルフォークに対応する位置に動かすステップと、シャトルフォークを伸縮させることで第1の荷を第2の荷が置かれていた棚の箇所に置くステップと、を含む。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を装置、方法、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、スタッカクレーンを使用した荷の受け渡しをより高速化できる。
実施の形態に係るスタッカクレーンの正面図である。 図1の昇降台の正面図である。 図2の矢印Aに対応する断面図である。 図2の矢印Bに対応する断面図である。 第2昇降機構がシャトルフォークを下降させたときの、図2の矢印Cに対応する断面図である。 図6(a)〜(j)は、自動倉庫の棚に置かれた第1ケースとスタッカクレーンが保持する第2ケースとを入れ替える場合の動作を模式的に示す図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
実施の形態に係るスタッカクレーンは、自動倉庫で荷の出し入れや入れ替えを行う。荷は、物品そのものや物品を入れるケースやパレットなどである。このスタッカクレーンの昇降台は、移動式の荷保持部と、昇降機構の付いたシャトルフォークと、を有する。これにより、棚内に格納された荷をより素早く入れ替えたり、荷の入出庫をより高速化できる。
図1は、実施の形態に係るスタッカクレーン10の正面図である。スタッカクレーン10は、自動倉庫内でのスタッカクレーン10の移動を可能とする走行系20と、昇降台100を昇降方向すなわち鉛直方向A1に沿って昇降させる第1昇降機構30と、制御部40と、自動倉庫の棚との間でケース104、106を受け渡す昇降台100と、を備える。
走行系20は車輪22と走行モータ24と台車26とを含む。台車26に搭載された走行モータ24が車輪22を回転させることにより、スタッカクレーン10は自動倉庫内を有軌道または無軌道で走行する。
第1昇降機構30は昇降ワイヤ32と昇降装置34とクレーンマスト36とを含む。昇降ワイヤ32の一端側は昇降装置34に、他端側は昇降台100に、不図示のシーブまたはスプロケット等を介して接続される。昇降装置34が昇降ワイヤ32を巻き上げる(巻き出す)と、昇降台100は鉛直方向A1に延在するクレーンマスト36に沿って上昇(下降)する。昇降ワイヤ32の代わりにチェーンを使用してもよい。
なお、走行系20および第1昇降機構30は例えば特許文献1、2、3に記載される公知のスタッカクレーンにおける走行系および昇降機構と同様に構成されてもよい。
制御部40はマイコンやPLC(programmable logic controller)などにより構成され、ボタンなどのユーザインタフェースを有してもよい。制御部40は所定のプログラムにしたがって、走行モータ24、昇降装置34および昇降台100を制御する。
昇降台100は、昇降ワイヤ32と接続された昇降フレーム102と、自動倉庫の棚と昇降フレーム102との間で伸縮自在に構成されるシャトルフォーク108と、シャトルフォーク108をフレーム102に対して鉛直方向A1に沿って昇降させる第2昇降機構110と、昇降フレーム102に対して移動可能に構成された荷保持部112と、を含む。
シャトルフォーク108は例えば3段のテレスコーピック構成を有し、上面にケースやパレットなどの荷が搭載される。シャトルフォーク108は、スタッカクレーン10が走行する方向A2(以下、走行方向と称す)および鉛直方向A1の両方と略直交する方向A3(以下、シャトル方向と称す)に沿って伸縮する。
第2昇降機構110は、シャトルフォーク108を昇降フレーム102に対して鉛直方向A1に沿って昇降させる。第2昇降機構110は、油圧式や空気圧式や電動のリニアアクチュエータであってもよく、例えばガイド付きのエアシリンダであってもよい。
荷保持部112は荷が保持されるべき第1荷スペース114および第2荷スペース116を画定する。図1では第1荷スペース114にケース104が保持され、第2荷スペース116にケース106が存在する状態が示される。荷保持部112はケース104の底面の縁を支えることによってケース104を保持する。第1荷スペース114と第2荷スペース116とは走行方向A2に沿って並んで配置される。
荷保持部112は、第1荷スペース114および第2荷スペース116のそれぞれを、シャトルフォーク108に対応する位置(以下、シャトル位置と称す)とそうでない位置との間で動かす。シャトルフォーク108に対応しない位置は例えばシャトルフォーク108から外れた位置であってもよい。
荷保持部112は、第2荷スペース116がシャトル位置にあり、第1荷スペース114がシャトル位置の左隣の位置にある第1状態(図1で示される状態)と、第1荷スペース114がシャトル位置にあり、第2荷スペース116がシャトル位置の右隣にある第2状態を取り得る。荷保持部112は昇降フレーム102に対して走行方向A2に沿って移動することにより、第1状態と第2状態とを切り替える。
棚との間でケースの受け渡しが行われる際、昇降台100は第1昇降機構30によって鉛直方向A1で位置決めされる。その後、昇降フレーム102が棚に対して静止した状態で、第2昇降機構110はシャトルフォーク108を昇降させる。
例えば第2荷スペース116に存在するケース106を棚に渡す場合、昇降台100の位置決めの後、第2荷スペース116がシャトル位置にくるよう荷保持部112が動作する。第2昇降機構110はシャトルフォーク108を上昇させる。シャトルフォーク108が上昇するとケース106は荷保持部112から離れ、シャトルフォーク108に載置される(図1に示される状態)。シャトルフォーク108はシャトル方向A3に沿って伸び、シャトルフォーク108に載置されたケース106は棚に向けて移動する。第2昇降機構110は伸びた状態のシャトルフォーク108を下降させる。これによりケース106が棚に置かれる。
図2は、昇降台100の正面図である。図3は、図2の矢印Aに対応する断面図である。図4は、図2の矢印Bに対応する断面図である。
荷保持部112は、ケースを受けるための荷受け部群と、鉛直方向A1に延在し荷受け部を支持する縦フレーム群と、縦フレーム群を支持する横フレーム群と、横フレーム群に回転自在に取り付けられる荷保持車輪群と、荷保持部移動機構152と、を含む。
第1荷受け部118および第2荷受け部120は協働してケースを保持し、第1荷スペース114を規定する。第1荷受け部118はケースの底面の一方の縁と接触し、第2荷受け部120は他方の縁と接触する。第1荷受け部118および第2荷受け部120は、シャトルフォーク108に搭載されるときのケースのシャトルフォーク108に対する位置を修正するよう構成される。ケースを何回も受け渡ししていると、ケースのシャトルフォーク108に対する位置が次第にずれていくことがある。第1荷受け部118および第2荷受け部120はそのようなずれを修正する。
特に第1荷受け部118は、ケースの底面の縁が載置される底面接触部118aと、底面接触部118aに対して上方に傾斜する傾斜部118bと、を含む。傾斜部118bにケースの角が当たると、その角は傾斜部118bの傾斜に沿って底面接触部118aに向けて移動する。第2荷受け部120も同様に構成される。これにより、ケースは第1荷受け部118および第2荷受け部120に保持されるときに自動的にセンタリングされる。
第3荷受け部122および第4荷受け部124も同様に協働してケースを保持し、第2荷スペース116を規定する。
第1縦フレーム126および第4縦フレーム138のそれぞれの下端部に第1荷受け部118が取り付けられ、上端部に第5横フレーム156が取り付けられる。第2縦フレーム128および第5縦フレーム140のそれぞれの下端部に第2荷受け部120および第3荷受け部122が取り付けられ、上端部に第4横フレーム154が取り付けられる。第3縦フレーム130および第6縦フレーム142のそれぞれの下端部に第4荷受け部124が取り付けられ、上端部に第3横フレーム146が取り付けられる。
第3横フレーム146、第4横フレーム154および第5横フレーム156はいずれもシャトル方向A3に延在し、第1横フレーム136および第2横フレーム144に取り付けられる。第1横フレーム136は走行方向A2に延在し、第1荷保持車輪132および第2荷保持車輪134を不図示の軸受を介して回転自在に支持する。第2横フレーム144は走行方向A2に延在し、第3荷保持車輪148および第4荷保持車輪150を不図示の軸受を介して回転自在に支持する。
荷保持部移動機構152の一端は昇降フレーム102に取り付けられ、他端は第4横フレーム154に取り付けられる。荷保持部移動機構152が走行方向A2に沿って伸縮することにより、第4横フレーム154すなわち荷保持部112が昇降フレーム102に対して走行方向A2で移動する。荷保持部移動機構152は走行方向A2に沿って伸縮自在なリニアアクチュエータであってもよく、例えばエアシリンダであってもよい。荷スペースが2つの場合は、一方の荷スペースがシャトル位置にある状態を伸び位置に、他方の荷スペースがシャトル位置にある状態を縮み位置に、それぞれ対応させることができるので、エアシリンダを使用するのが好適である。あるいはまた、荷スペースの3以上の場合は荷保持部移動機構にモータを使用してもよい。
昇降フレーム102は、荷保持部112の移動を可能とするための逃げスペース182を画定する。この逃げスペース182は走行方向A2においてひとつの荷スペース分以上の大きさを有する。すなわち、昇降フレーム102は、走行方向A2において荷保持部112よりもひとつの荷スペース分以上大きくなるよう構成される。
昇降台100はさらに各種のセンサを備える。シャトルフォーク飛び出し検知センサの投光部158aおよび受光部158bは昇降フレーム102に取り付けられる。投光部158aは受光部158bに向けてレーザ光158cを発する。シャトルフォーク108が伸びた状態になるとレーザ光158cは遮られる。
第1荷幅オーバセンサ160の投光部160aおよび受光部160bは昇降フレーム102に取り付けられる。投光部160aは受光部160bに向けてレーザ光160cを発する。第2荷幅オーバセンサ162の投光部162aおよび受光部162bは昇降フレーム102に取り付けられる。投光部162aは受光部162bに向けてレーザ光162cを発する。ケースが大きすぎる場合や走行方向A2に片寄ってシャトルフォーク108に載置される場合、ケースはレーザ光160cまたはレーザ光162cを遮る。
第1荷はみ出し検知センサ164の投光部164aおよび受光部164bは昇降フレーム102に取り付けられる。投光部164aは受光部164bに向けてレーザ光164cを発する。第2荷はみ出し検知センサ168の投光部168aおよび受光部168bは昇降フレーム102に取り付けられる。投光部168aは受光部168bに向けてレーザ光168cを発する。ケースが大きすぎる場合やシャトル方向A3に片寄ってシャトルフォーク108に載置される場合、ケースはレーザ光164cまたはレーザ光168cを遮る。
第1荷高さオーバセンサ166の投光部166aおよび受光部166bは昇降フレーム102に取り付けられる。投光部166aは受光部166bに向けてレーザ光166cを発する。ケースが高すぎる場合、レーザ光166cはケースによって遮られる。
荷保持部112は、各荷スペースに対応する在荷センサ(不図示)を有する。荷スペースにケースが存在する場合、在荷センサのレーザ光170、172が遮られる。
図5は、第2昇降機構110がシャトルフォーク108を下降させたときの、図2の矢印Cに対応する断面図である。第3荷幅オーバセンサ174の投光部174aおよび受光部174bは昇降フレーム102に取り付けられる。投光部174aは受光部174bに向けてレーザ光174cを発する。
以上のように構成されたスタッカクレーン10の動作について説明する。
図6(a)〜(j)は、自動倉庫の棚176に置かれた第1ケース178とスタッカクレーン10が保持する第2ケース180とを入れ替える場合の動作を模式的に示す図である。図6(a)〜(j)のそれぞれにおいて、左側は昇降台100の正面図、右側は左側のD−D線断面図を模式的に示す。なお、以下の動作は、制御部40が走行モータ24、昇降装置34、シャトルフォーク108、第2昇降機構110、荷保持部移動機構152を制御することにより実現される。
第1荷スペース114に第2ケース180を保持し、第2荷スペース116が空の状態のスタッカクレーン10は、自動倉庫内を走行し、第1ケース178が置かれている棚176の前に来ると停止する。スタッカクレーン10は第1昇降機構30を使用して昇降台100を上昇または下降させ、昇降台100を第1ケース178に対して位置決めする。スタッカクレーン10は、昇降フレーム102を停止させたまま、第2荷スペース116をシャトル位置に動かす。図6(a)はこのように第2荷スペース116がシャトル位置に動かされた後の状態を示す。第2昇降機構110は空のシャトルフォーク108を下限の位置としている。
図6(b)に示されるように、下限の位置にある空のシャトルフォーク108は棚176に向けて伸びる。図6(c)に示されるように、第2昇降機構110は伸びた状態のシャトルフォーク108を上昇させる。これにより、第1ケース178はシャトルフォーク108によって棚176から掬い上げられる。図6(d)に示されるように、上限の位置にあるシャトルフォーク108は第1ケース178を搭載したまま縮み、第1ケース178は第2荷スペース116に進入する。
図6(e)に示されるように、第2昇降機構110は縮んだ状態のシャトルフォーク108を下降させる。これにより、シャトルフォーク108は第2荷スペース116から退出し、第1ケース178は第3荷受け部122および第4荷受け部124に預けられる。図6(f)に示されるように、荷保持部移動機構152は荷保持部112を右に移動させ、第1荷スペース114がシャトル位置にくる。
図6(g)に示されるように、第2昇降機構110は縮んだ状態のシャトルフォーク108を上昇させる。これにより、シャトルフォーク108は第1荷スペース114に進入し、第2ケース180は荷保持部112から離れてシャトルフォーク108に搭載される。図6(h)に示されるように、上限の位置にあるシャトルフォーク108は第2ケース180を搭載したまま棚176に向けて伸びる。図6(i)に示されるように、第2昇降機構110は伸びた状態のシャトルフォーク108を下降させる。これにより、第2ケース180はシャトルフォーク108から離れ、第1ケース178が置かれていた棚176の箇所に置かれる。図6(j)に示されるように、空になったシャトルフォーク108は縮む。
これらの一連の作業において、昇降フレーム102を含むスタッカクレーン10の本体は停止したままとされる。
本実施の形態に係るスタッカクレーン10によると、スタッカクレーン10からケースを棚に移す際または棚からケースを受け取る際、第2昇降機構110を使用してシャトルフォーク108を昇降させる。したがって、昇降台100全体を昇降させる場合と比較すると、昇降させる対象の重量を低減できるので、より素早くケースの受け渡し動作を完了でき、また消費電力も少なくなる。そのため、特に、棚内で荷同士を入れ替える際や、棚内で荷の位置を変更する際に、作業全体を高速化することができる。
また、本実施の形態に係るスタッカクレーン10は、2つのケースを保持可能な荷保持部112を備え、さらに昇降台100を停止させたまま昇降台100上で荷スペースを入れ替えることができる。これにより、棚のケースの入れ替えをより簡単かつ高速に行うことができる。
特に例えば特許文献3に記載されるようなツインフォークのスタッカクレーンでは、棚のケースを入れ替える際にスタッカクレーン全体を走行方向に移動させなければならない。これに対して本実施の形態に係るスタッカクレーン10では、棚のケースを入れ替える際に荷保持部112を昇降台100に対して移動させるが、スタッカクレーン10全体を移動させる必要はない。したがって、移動させる対象の重量を低減できるので、より素早くケースの入れ替えを完了でき、また消費電力も少なくなる。
また、本実施の形態に係るスタッカクレーン10は、ひとつのシャトルフォーク108に対して荷スペースを入れ替える構成を有する。したがって、複数のケースを搭載し受け渡し可能でありながら、比較的高価な部材であるシャトルフォークの搭載数を低く抑えることでコスト的にも有利なスタッカクレーン10が提供される。
以上、実施の形態に係るスタッカクレーン10の構成と動作について説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、スタッカクレーン10は同時に2つの荷を保持可能に構成される場合について説明したが、これに限られず、スタッカクレーンは同時に3つ以上の荷を保持可能に構成されてもよい。
実施の形態では、荷がケースである場合について説明したが、これに限られず、例えばパレットであってもよい。
実施の形態では、各種検出センサとしてレーザ光の投受光により検知する構成について説明したが、これに限られない。例えば、シャトルフォークの飛び出しを、シャトルフォークに内蔵したリミットスイッチにより検知してもよい。
10 スタッカクレーン、 20 走行系、 30 第1昇降機構、 40 制御部、 100 昇降台、 108 シャトルフォーク、 110 第2昇降機構、 112 荷保持部、 114 第1荷スペース、 116 第2荷スペース。

Claims (5)

  1. 棚との間で荷を受け渡す昇降台と、
    前記昇降台を昇降方向に沿って昇降させる第1昇降機構と、を備え、
    前記昇降台は、
    前記第1昇降機構と接続されたフレームと、
    棚と前記フレームとの間で伸縮自在に構成され、荷が搭載されるべきシャトルフォークと、
    前記昇降台が前記第1昇降機構によって昇降方向で位置決めされた後、前記シャトルフォークを前記フレームに対して昇降方向に沿って昇降させる第2昇降機構と
    荷が保持されるべき複数の荷スペースのそれぞれを、前記シャトルフォークに対応する位置とそうでない位置との間で動かす荷保持部と、を含むことを特徴とするスタッカクレーン。
  2. 前記荷保持部は、荷が存在する荷スペースが前記シャトルフォークに対応する位置にあるとき、前記第2昇降機構の動作により前記シャトルフォークが下降するとその荷スペースに存在する荷を保持し、前記第2昇降機構の動作により前記シャトルフォークが上昇するとその荷スペースに存在する荷から離されることを特徴とする請求項に記載のスタッカクレーン。
  3. 前記荷保持部は、前記フレームに対して、昇降方向および前記シャトルフォークが伸縮する方向の両方と交差する交差方向に沿って移動し、
    前記フレームは、交差方向において前記荷保持部よりもひとつの荷スペース分以上大きくなるよう構成されることを特徴とする請求項またはに記載のスタッカクレーン。
  4. 前記荷保持部は、前記シャトルフォークに搭載されるときの荷の前記シャトルフォークに対する位置を修正することを特徴とする請求項からのいずれかに記載のスタッカクレーン。
  5. 第1荷スペースおよび第2荷スペースのそれぞれを、シャトルフォークに対応する位置とそうでない位置との間で動かす荷保持部を備えるスタッカクレーンを使用して第1の荷と第2の荷とを入れ替える方法であって、
    第1荷スペースに第1の荷が保持され、第2荷スペースが空の状態の前記スタッカクレーンを、棚に置かれている第2の荷に対して位置決めするステップと、
    前記シャトルフォークを伸縮させることで第2の荷を第2荷スペースに入れるステップと、
    前記スタッカクレーンの本体を停止させたまま、第1荷スペースを前記シャトルフォークに対応する位置に動かすステップと、
    前記シャトルフォークを伸縮させることで第1の荷を第2の荷が置かれていた棚の箇所に置くステップと、を含むことを特徴とする方法。
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