JP5974806B2 - ターボ過給機付多気筒エンジン - Google Patents
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Description
排気ポートに上流端部が接続された複数の独立排気通路を有し、上記ターボ過給機は、上記複数の独立排気通路の各下流端部に共通に接続されたタービンハウジングと、タービンハウジングの内部に設けられたタービンホイールと、タービンホイールと連結され且つ上記吸気通路に設けられたコンプレッサとを有し、上記各独立排気通路における少なくとも下流部には、開閉可能な排気絞り弁によって遮断または開放される可変流路と、排気ガスの流れ方向に沿って延びる隔壁によって上記可変流路と区画された常用流路とが形成されるとともに、上記常用流路が可変流路よりも上記タービンホイールの中心軸に近い側に位置しており、上記常用流路を下流側に延長した範囲内に上記タービンホイールの外周部が突出するように、上記タービンハウジング内におけるタービンホイールの配設位置が設定され、上記排気通路には、上記タービンハウジングとそれよりも下流側の排気通路とを連結するバイパス通路と、バイパス通路のタービンハウジング側の開口であるバイパス入口部を開閉可能に遮断するウェストゲート弁とが設けられ、上記ウェストゲート弁によって開閉されるバイパス入口部が、上記独立排気通路の常用流路の中心線を下流側に延長した延長線と交差する位置に設けられており、エンジン全負荷で上記コンプレッサの過給圧が予め定められた上限値に達するときのエンジン回転速度をインターセプト回転速度としたとき、上記排気絞り弁は、インターセプト回転速度よりも低速側に設定された所定の運転領域で閉じるように制御され、上記ウェストゲート弁は、上記インターセプト回転速度よりも高速側に設定された他の運転領域で開くように制御される、ことを特徴とするものである(請求項1)。
さらに、本発明では、バイパス通路のタービンハウジング側の開口であるバイパス入口部が、常用流路の中心線を下流側に延長した延長線と交差する位置に設けられるとともに、当該バイパス入口部がウェストゲート弁によって開閉されるので、ウェストゲート弁を開いたときに、独立排気通路から排出された排気ガスがほとんど進路を変更することなくバイパス通路に流入する。これにより、タービンハウジング内の排気圧力が無用に高まるのを有効に回避することができ、ウェストゲート弁が開かれる運転領域(他の運転領域)でのポンピングロスを効果的に低減させることができる。
図1および図2は、本発明の一実施形態にかかるターボ過給機付多気筒エンジンを示している。本図に示されるエンジンは、走行用の動力源として車両に搭載される4サイクルの火花点火式多気筒エンジンである。具体的に、当実施形態のエンジンは、列状に並ぶ4つの気筒2A〜2Dを有する直列4気筒型のエンジン本体1と、エンジン本体1に空気を導入するための吸気通路10と、エンジン本体1で生成された排気ガスを排出するための排気通路30とを備えている。
当実施形態では、ターボ過給機20として、比較的大型のタービンホイール22とコンプレッサ23とを組み合わせたものが用いられる。それは、次のような理由による。
次に、図7を用いて、エンジンの制御系について説明する。当実施形態のエンジンは、その各部がECU(エンジン制御ユニット)50によって統括的に制御される。ECU50は、周知のとおり、CPU、ROM、RAM等から構成されるマイクロプロセッサであり、本発明にかかる制御手段に相当するものである。
次に、ECU50が行うエンジン制御の具体例について、図8の制御マップを参照しつつ説明する。
まず、第1領域R1でエンジンが運転されているときの制御について説明する。第1領域R1での運転時、ECU50は次のような制御を実行する。
・排気絞り弁40を開く(独立排気絞り制御の非実行)。
・ウェストゲート弁43を閉じる。
第2領域R2での運転時、ECU50は次のような制御を実行する。
・排気絞り弁40を閉じる(独立排気絞り制御の実行)。
・吸排気弁6,7のバルブオーバーラップ期間を拡大する。
・ウェストゲート弁43を閉じる。
第3領域R3での運転時、ECU50は次のような制御を実行する。
・排気絞り弁40を開く(独立排気絞り制御の非実行)。
・ウェストゲート弁43を開く。
以上説明したように、当実施形態のターボ過給機付多気筒エンジンでは、1つの気筒(2Aまたは2D)の排気ポート5に第1、第3独立排気通路31,33の各上流端部が接続されるとともに、排気順序が連続しない複数の気筒(2Bおよび2C)の各排気ポート5に第2独立排気通路32の上流端部が接続されている。ターボ過給機20は、第1〜第3独立排気通路31,32,33の各下流端部に共通に接続されたタービンハウジング21と、タービンハウジング21の内部に設けられたタービンホイール22と、タービンホイール22と連結され且つ吸気通路10に設けられたコンプレッサ23とを有している。各独立排気通路31,32,33の下流部には、開閉可能な排気絞り弁40によって遮断または開放される可変流路39と、排気ガスの流れ方向に沿って延びる隔壁37によって可変流路39と区画された常用流路38とが形成されるとともに、常用流路38が可変流路39よりもタービンホイール22の中心軸22aに近い側に位置している。タービンハウジング21内におけるタービンホイール22の配設位置は、常用流路38を下流側に延長した範囲S内にタービンホイール22の外周部が突出するように設定されている。排気絞り弁40は、インターセプト回転速度Niよりも低速側に設定された所定の運転領域(図8の第2領域R2)で閉じるように制御される。このような構成によれば、排気ガスの流量が少ない低速域での運転時に、排気ガスのエネルギーのみによってタービンホイールに充分な駆動力を付与することができ、エンジントルクを効果的に高めることができる。
4 排気ポート
5 吸気弁
6 排気弁
9 VVT(バルブ可変機構)
10 吸気通路
20 ターボ過給機
21 タービンハウジング
22 タービンホイール
22a (タービンホイールの)中心軸
23 コンプレッサ
30 排気通路
31 第1独立排気通路
32 第2独立排気通路
33 第3独立排気通路
37 隔壁
38 常用流路
39 可変流路
40 排気絞り弁
42 バイパス通路
42a バイパス入口部
43 ウェストゲート弁
Ni インターセプト回転速度
Nx (エンジンの)定格回転速度
F 別体の部材
Claims (4)
- 複数の気筒と、各気筒に吸入される空気が流通する吸気通路と、各気筒から排出される排気ガスが流通する排気通路と、排気ガスのエネルギーにより駆動されるターボ過給機とを備えたターボ過給機付多気筒エンジンであって、
上記排気通路は、1つの気筒もしくは排気順序が連続しない複数の気筒の各排気ポートに上流端部が接続された複数の独立排気通路を有し、
上記ターボ過給機は、上記複数の独立排気通路の各下流端部に共通に接続されたタービンハウジングと、タービンハウジングの内部に設けられたタービンホイールと、タービンホイールと連結され且つ上記吸気通路に設けられたコンプレッサとを有し、
上記各独立排気通路における少なくとも下流部には、開閉可能な排気絞り弁によって遮断または開放される可変流路と、排気ガスの流れ方向に沿って延びる隔壁によって上記可変流路と区画された常用流路とが形成されるとともに、上記常用流路が可変流路よりも上記タービンホイールの中心軸に近い側に位置しており、
上記常用流路を下流側に延長した範囲内に上記タービンホイールの外周部が突出するように、上記タービンハウジング内におけるタービンホイールの配設位置が設定され、
上記排気通路には、上記タービンハウジングとそれよりも下流側の排気通路とを連結するバイパス通路と、バイパス通路のタービンハウジング側の開口であるバイパス入口部を開閉可能に遮断するウェストゲート弁とが設けられ、
上記ウェストゲート弁によって開閉されるバイパス入口部が、上記独立排気通路の常用流路の中心線を下流側に延長した延長線と交差する位置に設けられており、
エンジン全負荷で上記コンプレッサの過給圧が予め定められた上限値に達するときのエンジン回転速度をインターセプト回転速度としたとき、上記排気絞り弁は、インターセプト回転速度よりも低速側に設定された所定の運転領域で閉じるように制御され、
上記ウェストゲート弁は、上記インターセプト回転速度よりも高速側に設定された他の運転領域で開くように制御される、ことを特徴とするターボ過給機付多気筒エンジン。 - 請求項1記載のターボ過給機付多気筒エンジンにおいて、
各気筒の吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを変更可能なバルブ可変機構をさらに備え、
上記制御手段は、少なくとも上記排気絞り弁を閉じる運転領域において、吸気弁および排気弁の双方が開くバルブオーバーラップ期間が所定量以上確保されるように上記バルブ可変機構を制御する、ことを特徴とするターボ過給機付多気筒エンジン。 - 請求項1または2記載のターボ過給機付多気筒エンジンにおいて、
上記インターセプト回転速度がエンジンの定格回転速度の1/3以上になるように上記ターボ過給機の諸元が設定されている、ことを特徴とするターボ過給機付多気筒エンジン。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のターボ過給機付多気筒エンジンにおいて、
上記独立排気通路のうち上記常用流路と可変流路とに区画された部分が、上記独立排気通路の上流側の一部とタービンハウジングとの間に挟み込まれる別体の部材によって構成された、ことを特徴とするターボ過給機付多気筒エンジン。
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