JP6641206B2 - エンジン制御装置 - Google Patents
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Description
ターボチャージャには、コンプレッサの上流側から下流側へ新気の一部をバイパスさせるエアバイパス流路、タービンの上流側から下流側へ排ガスの一部をバイパスさせる排気バイパス流路、及び、これらの各流路を開閉するエアバイパスバルブ、ウェイストゲートバルブ等が設けられる。
特許文献2には、コンプレッサに吸気バイパス通路、及び、これを開閉する吸気バイパス弁を設け、制御手段がターボラグを生じる運転条件であることを判定した場合に、吸気バイパス弁を開き、所定時間経過後に再び閉じることが記載されている。
特許文献3には、タービンに排気バイパス弁を設けるとともに、所定の目標過給圧に実過給圧が近づくよう排気バイパス弁をフィードバック制御することが記載されている。
しかし、近年では、ウェイストゲートバルブを任意の中間開度に保持することが容易であり、制御性にも優れた電動式とすることが普及しつつある。
このような電動ウェイストゲートバルブを用い、例えば比較的低負荷であって過給が必要ない領域においては、ウェイストゲートバルブを開いてタービンをバイパスさせ、タービン駆動に費やされるエネルギを低減することによって、排気圧力を低減し、ポンピングロスを抑制して燃料消費率(燃費)を改善することが可能となる。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、非過給領域から過給領域に移行する際の時間応答遅れ改善と燃費改善とを両立させたエンジン制御装置を提供することである。
請求項1に係る発明は、エンジンの排ガスによって駆動されるタービン及び前記タービンに駆動され燃焼用空気を圧縮するコンプレッサを有するターボチャージャと、前記タービンの上流側から下流側へ前記排ガスの一部をバイパスさせるウェイストゲート流路と、
電動アクチュエータによって駆動され前記ウェイストゲート流路を開閉するウェイストゲートバルブと、前記コンプレッサの下流側における吸気管内圧力を検出する吸気圧センサとを備えるエンジンを制御するエンジン制御装置であって、前記コンプレッサが過給を行わない非過給状態にある場合に、前記吸気圧センサが検出する前記吸気管内圧力が所定の目標圧力に近付くよう前記ウェイストゲートバルブの開度を中間開度領域内で制御するウェイストゲートバルブ制御手段を有し、前記目標圧力は、前記エンジンの運転状態に応じて異なった値が設定されるとともに、前記エンジンの出力軸回転速度増加に応じて増加しかつ前記エンジンのトルク増加に応じて増加するよう設定されることを特徴とするエンジン制御装置である。
これによれば、非過給状態においてウェイストゲートバルブを中間開度(実質的に全開、全閉のいずれでもない状態)とし、吸気管内圧力を、所定の目標圧力付近に維持することによって、ウェイストゲートバルブをノーマルクローズとした場合に対してタービンの駆動仕事を低減し、ポンピングロスを抑制して燃費の向上を図ることができるとともに、コンプレッサにもある程度の予回転を与えることができ、加速開始時のタービン回転立ち上がりレスポンスを向上させて時間応答遅れ(ターボラグ)を抑制し、ドライバビリティを向上させることができる。
より適切に燃費とドライバビリティとの両立を図ることができる。
一方、エンジンが低回転あるいは低トルクである場合には、ドライバが燃費重視の走行をしており、過給領域への移行頻度は低い走行状態であると考えられることから、目標圧力を低下させ、ウェイストゲートバルブを開き気味にすることによって、ポンピングロスをより抑制し、燃費を改善することができる。
電動アクチュエータによって駆動され前記ウェイストゲート流路を開閉するウェイストゲートバルブと、前記コンプレッサの下流側における吸気管内圧力を検出する吸気圧センサとを備えるエンジンを制御するエンジン制御装置であって、前記コンプレッサが過給を行わない非過給状態にある場合に、前記吸気圧センサが検出する前記吸気管内圧力が所定の目標圧力に近付くよう前記ウェイストゲートバルブの開度を中間開度領域内で制御するウェイストゲートバルブ制御手段を有し、前記目標圧力は、前記エンジンの運転状態に応じて異なった値が設定されるとともに、前記エンジンの出力軸回転速度低下に応じて増加しかつ前記エンジンのトルク低下に応じて増加するよう設定されることを特徴とするエンジン制御装置である。
これによれば、エンジンが低回転あるいは低トルクである場合には、排ガス流量が比較的少なくコンプレッサの回転数低下が顕著となることから、目標圧力を増加させてウェイストゲートバルブを閉じ気味にすることによって、コンプレッサにより多くの予回転を与えることができ、再加速時のドライバビリティを確保することができる。
一方、エンジンが高回転あるいは高トルクである場合には、排ガス流量が比較的多くなってコンプレッサに予回転を与えることが比較的容易であることから、目標圧力を低下させウェイストゲートバルブを開き気味とすることによって、燃費をより改善することができる。
実施例のエンジン制御装置は、例えば乗用車等の自動車に、走行用動力源として搭載されるターボ過給ガソリンエンジンに設けられるものである。
図1は、実施例のエンジン制御装置を有するエンジンの構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、エンジン1は、本体部10、吸気装置20、排気装置30、ターボチャージャ40、燃料供給装置50、エンジン制御ユニット(ECU)100等を有して構成されている。
本体部10は、クランクシャフト11、シリンダブロック12、シリンダヘッド13、吸気バルブ駆動系14、排気バルブ駆動系15、点火栓16等を有して構成されている。
シリンダブロック12は、各気筒のシリンダを有するブロック状の部材であって、クランクシャフト11を挟んで左右二分割されている。
シリンダブロック12における右半部(ここでいう左右は、縦置きでの車載状態における車体左右を指すものとする。)には、車両前方側から順に第1、第3気筒が設けられ、左半部には、第2、第4気筒が設けられている。
シリンダブロック12の左右各半部の接合部には、クランクシャフト11が収容されるクランクケース部が設けられている。
クランクシャフト11は、シリンダブロック12に設けられたメインベアリングによって、回転可能に支持されている。
シリンダブロック12には、クランクシャフト11の角度位置を検出する図示しないクランク角センサが設けられている。
シリンダヘッド13は、燃焼室、吸気ポート、排気ポート、吸気バルブ、排気バルブ等を有して構成されている。
燃焼室は、図示しないピストンの冠面と対向して設けられた凹部であって、ピストンにより圧縮された混合気が燃焼する空間部の一部を構成するものである。
吸気ポートは、燃焼室内に燃焼用空気(新気)を導入する流路である。
排気ポートは、燃焼室から既燃ガス(排ガス)を排出する流路である。
吸気バルブ、排気バルブは、吸気ポート及び排気ポートをそれぞれ所定のバルブタイミングで開閉するものである。
また、吸気バルブ駆動系14、排気バルブ駆動系15は、油圧アクチュエータによってカムスプロケットとカムシャフトとを回転中心軸回りに相対回動させるバルブタイミング可変機構を備えている。
吸気装置20は、インテークダクト21、エアクリーナ22、エアフローメータ23、エアバイパスバルブ24、インタークーラ25、スロットルバルブ26、インテークマニホールド27、タンブルコントロールバルブ28等を有して構成されている。
インテークダクト21の中間部には、後述するようにターボチャージャ40のコンプレッサ41が設けられている。
エアフローメータ23は、エアクリーナ22の出口部に設けられ、通過する空気流量を測定するセンサである。
エアフローメータ23の出力は、ECU100に伝達され、燃料噴射量等の制御に利用される。
エアバイパスバルブ24の開度(バイパスされる空気量)は、ECU100からの指令に応じて変更可能となっている。
スロットルバルブ26は、エンジン1の出力調整のため、吸入空気量を調整するものである。
スロットルバルブは、ECU100からの指令に応じて電動アクチュエータによって所定の開度となるように開閉駆動される。
スロットルバルブ26は、インタークーラ25の出口に隣接して配置されている。
スロットルバルブ26の入口側(上流側)には、吸気管圧力を検出する圧力センサ26aが設けられている。
圧力センサ26aの出力は、ECU100に伝達される。
インテークマニホールド27には、スロットルバルブ26よりも下流側における吸気管圧力を検出する圧力センサ27aが設けられている。
圧力センサ27aの出力は、ECU100に伝達される。
タンブルコントロールバルブ28は、インテークマニホールド27の流路内に設けられ、インテークマニホールド27から吸気ポートに至る空気流路の状態を切り替えることによって、シリンダ内で形成されるタンブル流の状態を制御するものである。
タンブルコントロールバルブ28は、ECU100からの指令に応じて切り替えられる。
排気装置30は、エキゾーストマニホールド31、エキゾーストパイプ32、フロント触媒33、リア触媒34、サイレンサ35等を有して構成されている。
エキゾーストマニホールド31の途中には、タービン42側からフロント触媒33、リア触媒34が順次設けられている。
フロント触媒33の入口部、出口部には、排ガスの性状に基づいて空燃比(A/F)を検出するフロントA/Fセンサ33a、リアA/Fセンサ33bがそれぞれ設けられている。
フロントA/Fセンサ33a、リアA/Fセンサ33bの出力は、ECU100に伝達され、燃料噴射量の空燃比フィードバック制御や、フロント触媒33の劣化診断等に用いられる。
エキゾーストパイプ32は、出口部付近において例えば2本に分岐しており、サイレンサ35は分岐箇所よりも下流側の部分にそれぞれ設けられている。
ターボチャージャ40は、コンプレッサ41、タービン42、ベアリングハウジング43、ウェイストゲートバルブ44等を有して構成されている。
タービン42は、排ガスのエネルギを利用してコンプレッサ41を駆動するものである。
ベアリングハウジング43は、コンプレッサ41とタービン42との間に設けられている。
ベアリングハウジング43は、コンプレッサ41とタービン42のハウジング間を連結するとともに、コンプレッサホイルとタービンホイルとを連結するシャフトを回転可能に支持するベアリング及び潤滑装置等を有する。
ウェイストゲートバルブ44は、開閉駆動用の電動アクチュエータ44a、及び、開度位置検出用の図示しない開度センサを有し、ECU100によって開度を制御されている。
燃料供給装置50は、燃料タンク51、フィードポンプ52、フィードライン53、高圧ポンプ54、高圧燃料ライン55、インジェクタ56等を有して構成されている。
フィードポンプ52は、燃料タンク51内の燃料を吐出し、高圧ポンプ54に搬送するものである。
フィードライン53は、フィードポンプ52が吐出した燃料を、高圧ポンプ54に搬送する燃料流路である。
高圧ポンプ54は、カムシャフトの回転と連動してシリンダ内を往復し燃料を加圧するプランジャ、及び、電磁調量弁を備え、ECU100によって電磁調量弁のデューティ比を制御することによって、高圧燃料ライン55内の燃料圧力を調節可能となっている。
高圧燃料ライン55は、高圧ポンプ54により昇圧後の燃料を、各気筒にそれぞれ設けられたインジェクタ56に搬送する燃料流路である。
インジェクタ56は、高圧燃料ライン55から供給される燃料を、ECU100からの噴射信号に応じて、各気筒の燃焼室内に筒内噴射(直噴)する噴射弁である。
ECU100は、例えばCPU等の情報処理手段、RAMやROM等の記憶手段、入出力インターフェイス及びこれらを接続するバス等を有して構成されている。
ECU100には、エンジン1に設けられた各センサの出力がそれぞれ伝送されるとともに、エンジン1に設けられた各アクチュエータ、バルブ類、点火栓、インジェクタ等の制御対象に対して制御信号を出力可能となっている。
また、ECU100は、過給領域においては過給圧を制御し、実質的に過給が行われない非過給領域(NA領域)においては、燃費とドライバビリティとの両立を図るため、電動式のウェイストゲートバルブ44の開度を制御するウェイストゲートバルブ制御手段としても機能する。
図2は、実施例1のエンジン制御装置におけるウェイストゲートバルブ開度制御を示すフローチャートである。
以下、ステップ毎に順を追って説明する。
ECU100は、エンジン1の現在の運転状態が、ターボチャージャ40による過給が行われる(吸気管内圧力が大気圧以上となる)過給領域であるか否かを判別する。
過給領域であるか否かは、例えば、エンジン回転数とドライバ要求トルクとの相関に基づいて判別することができる。また、圧力センサ27aが検出した吸気管圧力に基づいて判別してもよい。
過給領域である場合は、ノーマルクローズによる通常の過給圧フィードバック制御を行うため、ステップS02に進む。
非過給領域である場合は、ウェイストゲートバルブ44を中間開度に維持するポンピングロス低減制御を行うため、ステップS03に進む。
ECU100は、インテークマニホールド27の圧力センサ27aが検出する、スロットル下流側の吸気管圧力(ターボチャージャ40の過給圧)が、ドライバ要求トルク及びエンジン回転数に応じて設定される目標過給圧と一致するよう、ウェイストゲートバルブ44の開度を制御する過給圧フィードバック制御を行う。
ECU100は、目標となるウェイストゲートバルブ44の開度(電動アクチュエータ44aのストローク位置)を算出し、アクチュエータドライバによって電動アクチュエータ44aを駆動後、一連の処理を終了(リターン)する。
ECU100は、クランクシャフト11に設けられる図示しないクランク角センサの出力に基づいて、クランクシャフト11の回転速度(エンジン回転数)に関する情報を取得する。
その後、ステップS04に進む。
ECU100は、現在のドライバ要求トルクに関する情報を取得する。
その後、ステップS05に進む。
ECU100は、予め準備されている目標吸気管圧力マップから、現在のエンジン回転数、及び、ドライバ要求トルクに対応する目標吸気管圧力の値を読みだす。
図3は、実施例1のエンジン制御装置における目標吸気管圧力マップの一例を模式的に示す図である。
目標吸気管圧力マップは、エンジン回転数、及び、ドライバ要求トルクから、目標吸気管圧力が、直接あるいは補間演算等によって読みだされるよう構成されている。
実施例1においては、目標吸気管圧力は、エンジン回転数の増加に応じて増加し、ドライバ要求トルクの増加(実トルクも増加していることを意味する)に応じて増加するよう構成されている。
その後、ステップS06に進む。
ECU100は、圧力センサ26aによって検出されたコンプレッサ41の下流側であり、かつスロットルバルブの上流側における実際の吸気管圧力が、ステップS05においてマップから読みだされた目標吸気管圧力に近づくよう、ウェイストゲートバルブ44の開度を、全開と全閉との間の領域である中間開度域においてフィードバック制御する。
具体的には、目標吸気管圧力に対して実際の吸気管圧力が低い場合は、ウェイストゲートバルブ44の開度を小さく(閉じ気味に)してタービン42の仕事量を増加させ、コンプレッサ41の回転数を上昇させる。
一方、目標吸気管圧力に対して実際の吸気管圧力が高い場合は、ウェイストゲートバルブ44の開度を大きく(開き気味に)してタービン42の仕事量を減少させ、コンプレッサ41の回転数を低下させる。
ECU100は、制御目標となるウェイストゲートバルブ44の開度(電動アクチュエータ44aのストローク位置)を算出し、実際の開度が制御目標開度と一致するようアクチュエータドライバによって電動アクチュエータ44aを駆動後、一連の処理を終了(リターン)する。
なお、目標吸気管圧力フィードバック制御においては、コンプレッサ41の回転数を変化させてもエンジン出力(出力トルク)は変化しないよう、スロットルバルブ26の開度も調整することで、エンジン1に供給される空気量を変化させないようにする。具体的には、コンプレッサ41の回転数を上昇させる(吸気管圧力を高くする)場合には、スロットルバルブ26を閉じ側に制御し、コンプレッサ41の回転数を低下させる(吸気管圧力を低くする)場合には、スロットルバルブ26を開き側に制御する。
(1)非過給状態においてウェイストゲートバルブ44を中間開度とし、吸気管内圧力を所定の目標吸気管圧力に近づくようフィードバック制御することによって、ウェイストゲートバルブ44をノーマルクローズとした場合に対してタービン42の駆動仕事を低減し、排気圧力の低減によりポンピングロスを抑制して燃費の向上を図ることができるとともに、コンプレッサ41にもある程度の予回転を与えることができ、加速開始時のタービン回転立ち上がりレスポンスを向上させて時間応答遅れ(ターボラグ)を抑制し、ドライバビリティを向上させることができる。
(2)エンジン1が高回転あるいは高トルクである場合には、例えば高速走行、登坂路走行、山岳路走行、スポーツ走行等のように、過給領域への移行頻度が高い走行状態であると考えられることから、目標吸気管圧力を増加させ、ウェイストゲートバルブ44を閉じ気味として、コンプレッサ41により多くの予回転を与え、ドライバビリティを優先することができる。
一方、エンジン1が低回転あるいは低トルクである場合には、ドライバが燃費重視の走行をしており、過給領域への移行頻度は低い走行状態であると考えられることから、目標吸気管圧力を低下させ、ウェイストゲートバルブ44を開き気味として、ポンピングロスをより抑制し、燃費を改善することができる。
上述した実施例1と実質的に共通する箇所については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図4は、実施例2のエンジン制御装置における目標吸気管圧力マップの一例を模式的に示す図である。
以上説明した実施例2によれば、エンジン1が低回転あるいは低トルクである場合には、排ガス流量が比較的少なくコンプレッサ41の回転数低下が顕著となることから、目標圧力を増加させてウェイストゲートバルブ44を閉じ気味にすることによって、少ない排ガス量であってもコンプレッサ41により多くの予回転を与えることができ、再加速時のドライバビリティを確保することができる。
一方、エンジン1が高回転あるいは高トルクである場合には、排ガス流量が比較的多くなってコンプレッサ41に予回転を与えることが比較的容易であることから、目標圧力を低下させウェイストゲートバルブ44を開き気味とすることによって、ある程度のドライバビリティを確保しつつ燃費をより改善することができる。
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内であり、エンジン及びその制御装置の構成は、上述した実施例の構成に限らず、適宜変更することができる。
例えば、実施例において、エンジンは一例として水平対向4気筒であったが、シリンダレイアウト、気筒数、点火順序等は限定されない。
また、本発明は、ガソリンエンジンに限らず、ターボ過給を行うディーゼルエンジンや、その他の内燃機関にも適用することが可能である。
また、各実施例の目標吸気管圧力の設定手法も一例であって、適宜変更することが可能である。
例えば、エンジン回転数、ドライバ要求トルク以外のパラメータに基づいて、目標吸気管圧力を設定、算出、補正等することが可能である。
11 クランクシャフト 12 シリンダブロック
13 シリンダヘッド 14 吸気バルブ駆動系
15 排気バルブ駆動系 16 点火栓
20 吸気装置 21 インテークダクト
22 エアクリーナ 23 エアフローメータ
24 エアバイパスバルブ 25 インタークーラ
26 スロットルバルブ 26a 圧力センサ
27 インテークマニホールド 27a 圧力センサ
28 タンブルコントロールバルブ
30 排気装置 31 エキゾーストマニホールド
32 エキゾーストパイプ 33 フロント触媒
33a フロントA/Fセンサ 33b リアA/Fセンサ
34 リア触媒 35 サイレンサ
40 ターボチャージャ 41 コンプレッサ
42 タービン
43 ベアリングハウジング 44 ウェイストゲートバルブ
50 燃料供給装置 51 燃料タンク
52 フィードポンプ 53 フィードライン
54 高圧ポンプ 55 高圧燃料ライン
56 インジェクタ 100 エンジン制御ユニット(ECU)
Claims (2)
- エンジンの排ガスによって駆動されるタービン及び前記タービンに駆動され燃焼用空気を圧縮するコンプレッサを有するターボチャージャと、
前記タービンの上流側から下流側へ前記排ガスの一部をバイパスさせるウェイストゲート流路と、
電動アクチュエータによって駆動され前記ウェイストゲート流路を開閉するウェイストゲートバルブと、
前記コンプレッサの下流側における吸気管内圧力を検出する吸気圧センサと
を備えるエンジンを制御するエンジン制御装置であって、
前記コンプレッサが過給を行わない非過給状態にある場合に、前記吸気圧センサが検出する前記吸気管内圧力が所定の目標圧力に近付くよう前記ウェイストゲートバルブの開度を中間開度領域内で制御するウェイストゲートバルブ制御手段を有し、
前記目標圧力は、前記エンジンの運転状態に応じて異なった値が設定されるとともに、前記エンジンの出力軸回転速度増加に応じて増加しかつ前記エンジンのトルク増加に応じて増加するよう設定されること
を特徴とするエンジン制御装置。 - エンジンの排ガスによって駆動されるタービン及び前記タービンに駆動され燃焼用空気を圧縮するコンプレッサを有するターボチャージャと、
前記タービンの上流側から下流側へ前記排ガスの一部をバイパスさせるウェイストゲート流路と、
電動アクチュエータによって駆動され前記ウェイストゲート流路を開閉するウェイストゲートバルブと、
前記コンプレッサの下流側における吸気管内圧力を検出する吸気圧センサと
を備えるエンジンを制御するエンジン制御装置であって、
前記コンプレッサが過給を行わない非過給状態にある場合に、前記吸気圧センサが検出する前記吸気管内圧力が所定の目標圧力に近付くよう前記ウェイストゲートバルブの開度を中間開度領域内で制御するウェイストゲートバルブ制御手段を有し、
前記目標圧力は、前記エンジンの運転状態に応じて異なった値が設定されるとともに、前記エンジンの出力軸回転速度低下に応じて増加しかつ前記エンジンのトルク低下に応じて増加するよう設定されること
を特徴とするエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016054819A JP6641206B2 (ja) | 2016-03-18 | 2016-03-18 | エンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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