JP2009114952A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009114952A
JP2009114952A JP2007288549A JP2007288549A JP2009114952A JP 2009114952 A JP2009114952 A JP 2009114952A JP 2007288549 A JP2007288549 A JP 2007288549A JP 2007288549 A JP2007288549 A JP 2007288549A JP 2009114952 A JP2009114952 A JP 2009114952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbocharger
egr rate
target egr
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007288549A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Shimizu
肇 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007288549A priority Critical patent/JP2009114952A/ja
Publication of JP2009114952A publication Critical patent/JP2009114952A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

【課題】ターボ過給機の作動個数を切替えた直後における、吸気中酸素濃度の目標に対する過渡的な変動を抑制可能な内燃機関の制御技術を提供する。
【解決手段】内燃機関10は、運転状態に拘らず作動する第1ターボ過給機60と、運転状態に応じて作動/非作動を切替可能な第2ターボ過給機70と、気筒からの排出ガスの一部を、第1ターボ過給機60のタービン64より下流側の排気通路から取り入れて、EGRガスとして第1ターボ過給機60のコンプレッサ62より上流側の吸気通路に導くことが可能なEGR装置90とを備えている。ECU100は、第2ターボ過給機70の作動を開始した時点から、予め設定された遅れ時間が経過するまでは、目標EGR率を第2ターボ過給機60の作動開始直前に比べて増大させることを禁止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のターボ過給機と、気筒からの排出ガスの一部をターボ過給機のタービンより下流側の排気通路から取り入れてEGRガスとしてコンプレッサより上流側の吸気通路に導くことが可能なEGR装置とを備えた内燃機関の制御技術に関する。
ターボ過給機付き内燃機関においては、運転状態に応じてターボ過給機の作動個数を切替え可能に構成されたもの、いわゆる並列式シーケンシャル・ツインターボエンジンが知られている。並列式シーケンシャル・ツインターボエンジンは、通常、低負荷域では、1個のターボ過給機を作動させており、内燃機関の運転状態が所定の機関負荷に達するなど所定条件に達すると、ターボ過給機の作動個数を1個から2個に切替えることで、ターボラグの短縮及び出力性能の向上を図っている。なお、このような並列式シーケンシャル・ツインターボエンジンには、例えば、下記の特許文献1,2に記載のものがある。
このようなターボ過給機付き内燃機関において、排出ガスの一部を、再び気筒内に流入させるEGR装置を適用する場合、ターボ過給機のタービンより下流側の排気通路から排出ガスを取り入れて、コンプレッサより上流側の吸気通路に流し込む、いわゆる低圧ループ(LPL)式EGR装置や、タービンより上流側の排気通路から排出ガスを取り入れて、コンプレッサの下流側に流し込む、いわゆる高圧ループ(HPL)式EGR装置を用いることが知られている。
低圧ループ式EGR装置を用いた場合は、高圧ループ式EGR装置を用いた場合に比べて、EGRガスの分だけタービン及びコンプレッサを流れるガス流量が増大するため、内燃機関の各運転状態においてタービン過給機を効率よく作動させることが可能となっている。
特開平5−256147号公報 特開平5−288089号公報
ところで、上述の並列式シーケンシャル・ツインターボエンジンに、低圧ループ式EGR装置を適用した場合、高圧ループ式EGR装置を適用した場合に比べて、EGR通路が長いものとなる、すなわちEGRガスの還流経路が長いものとなる。このため、低圧ループ式EGR装置を備えた並列式シーケンシャル・ツインターボエンジンにおいては、気筒から排出された排出ガスの一部が、EGR装置により排気通路から吸気通路に導かれ、再び気筒に流入するまで要する時間(以下、還流遅れ時間と記す)が、高圧ループ式EGR装置を適用したものに比べて長くなる。
また、並列式シーケンシャル・ツインターボエンジンにおいては、ターボ過給機の作動個数を切替えた前後において、過給圧が大きく変化するため、気筒内の空燃比(A/F)や、排出ガスに含まれる未燃炭化水素(HC)や酸素(O2)の濃度も大きく異なる。つまり、ターボ過給機の作動個数が1個の場合と2個の場合では、気筒EGRガスの成分が大きく異なることとなる。
このような低圧ループ式EGR装置を備えた並列式シーケンシャル・ツインターボエンジンは、車両の加速行う場合など、ターボ過給機の作動個数を1個から2個に切替えた直後においては、排気通路やEGR通路には、ターボ過給機の作動個数が1個のとき排出ガスが残留しており、この排出ガスは、EGRガスとして所定の還流遅れ時間を以って再び気筒内に流入する。このため、ターボ過給機の作動個数を切替えた直後においては、切替前の成分のEGRガスが、切替後の運転状態の気筒内に流入してしまう。
したがって、低圧ループ式EGR装置を備えた並列式シーケンシャル・ツインターボエンジンにおいて、ターボ過給機の作動個数を切替えた直後においては、新気及びEGRガスを含む気筒内に吸入されるガス(以下、単に「吸気」と記す)に含まれる酸素の濃度(以下、吸気中酸素濃度と記す)が、目標に対して過渡的に変動することがある。吸気中の酸素濃度が目標に対して過渡的に変動した場合、例えば、酸素濃度が目標値より過濃であると、気筒内においてNOxの発生が急激に増大する虞があり、一方、酸素濃度が目標値より希薄であると、気筒内における燃焼が不安定となり失火が生じる虞がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ターボ過給機の作動個数を切替えた直後における、吸気中酸素濃度の目標に対する過渡的な変動を抑制可能な内燃機関の制御技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る内燃機関の制御装置は、内燃機関の運転状態に拘らず作動する第1ターボ過給機と、内燃機関の運転状態に応じて作動/非作動を切替可能な第2ターボ過給機と、気筒からの排出ガスの一部を、第1ターボ過給機のタービンより下流側の排気通路から取り入れて、EGRガスとして第1ターボ過給機のコンプレッサより上流側の吸気通路に導くことが可能なEGR装置と、を備えた内燃機関に用いられ、第2ターボ過給機の作動/非作動状態と、EGR率の目標値である目標EGR率に基づいて、気筒内に吸入される新気の流量である吸入新気量と、EGR装置により吸気通路に導かれるEGRガスの流量であるEGRガス量のうち少なくとも一方を制御可能な内燃機関の制御装置であって、第2ターボ過給機の作動を開始した時点から、予め設定された遅れ時間が経過するまでは、目標EGR率を第2ターボ過給機の作動開始直前に比べて増大させることを禁止することを特徴とする。
また、本発明に係る内燃機関の制御装置において、第1ターボ過給機のみの作動に対応して設けられ、内燃機関の運転状態に対する目標EGR率が設定された第1目標EGR率マップと、第1ターボ過給機と第2ターボ過給機との双方の作動に対応して設けられ、内燃機関の運転状態に対する目標EGR率が第1目標EGR率マップの目標EGR率に比べて高い値に設定された第2目標EGR率マップとを記憶する記憶手段と、第1目標EGR率マップと第2目標EGR率マップとのうちいずれか一方に基づいて目標EGR率を決定する目標EGR率決定手段と、を備え、目標EGR率決定手段は、第2ターボ過給機の作動を開始した時点から、予め設定された遅れ時間経過後に、第1目標EGR率マップから第2目標EGR率マップに切替えて、目標EGR率を増大させるものとすることができる。
本発明によれば、第2ターボ過給機の作動を開始した時点から、予め設定された遅れ時間が経過するまでは、目標EGR率を第2ターボ過給機の作動開始直前に比べて増大させることを禁止するものとしたので、第2ターボ過給機の作動開始直後においては、それまでに比べてEGRガス量が増大することを抑制することができ、第2ターボ過給機の作動開始以前に気筒から排出された過濃(リッチ)な排出ガスが、EGRガスとして還流遅れ時間を以って第2ターボ過給機の作動開始直後に気筒内に流入しても、吸気中の酸素濃度が過渡的に低下することを抑制することができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
まず、本実施例に係る内燃機関の構成について、図1を用いて説明する。図1は、内燃機関の概略構成を示す模式図である。なお、図1においては本発明に関連する要部のみを模式的に示している。
本実施例に係る内燃機関は、圧縮されて高温となった燃焼室内の雰囲気に、燃料を供給することで、燃料を自然着火させる圧縮自着火式の内燃機関すなわちディーゼル機関である。加えて、内燃機関は、ターボ過給機を2つ備えたツインターボエンジンであり、内燃機関の運転状態に拘らず作動する第1ターボ過給機と、運転状態に応じて作動/非作動を切替可能な第2ターボ過給機とを備えた、いわゆる並列式シーケンシャル・ターボエンジンである。内燃機関は、原動機として自動車に搭載されるものであり、自動車には、主に内燃機関を制御する制御手段として、電子制御装置(以下、ECUと記す)が設けられている。
図1に示すように、内燃機関10には、気筒から排出される排出ガスの運動エネルギにより吸入空気を圧縮するターボ過給機として、内燃機関の運転状態に拘らず作動する第1ターボ過給機60と、運転状態に応じて作動/非作動を切替可能な第2ターボ過給機70とを備えている。また、内燃機関10には、気筒から排出された排出ガスの一部を排気通路から取り入れて吸気通路に流し出す、いわゆる排出ガス再循環装置90(以下、EGR装置と記す)が設けられている。内燃機関10を制御するために、車両システム1には、内燃機関10用のECU100が設けられている。
内燃機関10には、内部に気筒が形成される機関本体系の部品として、図示しないシリンダブロック、ピストン、コンロッド、クランク軸、及びシリンダヘッド20が設けられている。シリンダブロックには、シリンダボアが形成されており、ピストンは、シリンダボアの内壁面(以下、シリンダ壁と記す)にピストンリング(図示せず)が摺接しており、シリンダボア内を往復運動する。
シリンダブロックには、ピストンの頂面に対向して、シリンダボアを塞ぐようにシリンダヘッド20が結合されて、機関本体を構成している。これらシリンダボア、ピストン、及びシリンダヘッド20により囲まれた空間が「気筒」となる。なお、本実施例に係る内燃機関10の気筒配列は、直列6気筒となっている。
クランク軸が回転すると、ピストンが往復運動し、気筒には、空気が吸入される。さらに、気筒には、図示しない燃料噴射装置により燃料が供給される。供給された燃料は、気筒内に高温の雰囲気に曝されて着火する。燃料の着火・燃焼により生じるピストンの往復運動は、コンロッドを介して回転運動に変換されてクランク軸から出力される。クランク軸の近傍には、クランク軸の回転角位置(以下、クランク角と記す)を検出するクランク角センサ(図示せず)が設けられており、検出したクランク角に係る信号をECU100に送出している。
シリンダヘッド20には、シリンダボアの軸心を挟んで、一方の側には、後述する吸気通路からの吸入空気を気筒に導く吸気ポート24が形成されており、他方の側には、気筒からの排出ガスを後述する排気通路に排出する排気ポート26が形成されている。
シリンダヘッド20には、吸気ポート24及び排気ポート26の気筒側の開口に対応して、図示しない吸気弁及び排気弁が設けられている。これら吸気弁及び排気弁は、図示しないカムシャフトからの機械的動力を受けて駆動される。吸気弁及び排気弁は、クランク角に応じて所定のタイミングで開閉可能に構成されている。
吸気弁が開弁すると、吸気ポート24と気筒内が連通し、内燃機関10は、後述する吸気通路の空気を、吸気ポート24から気筒内に吸入することが可能となっている。また、排気弁が開弁すると、排気ポート26と気筒内が連通し、内燃機関10は、気筒内にある排出ガスを、排気ポート26から後述する排気通路に排出することが可能となっている。
また、内燃機関10には、外気から気筒に空気を導く吸気系の部品として、外気から新気を導入する外気ダクト31と、吸入した新気から塵芥を除去するエアクリーナ32と、新気の流量を計測するエアフロメータ(図示せず)と、第1ターボ過給機60及び第2ターボ過給機70により圧縮された空気を冷却するインタークーラ35と、新気の流量を調整するスロットル弁36と、新気とEGRガスを含んだ吸気を各気筒に分配する分配管である吸気マニホールド40が設けられている。なお、以下の説明において、新気の流動方向の上流側を、単に「上流側」と記し、新気の流動方向の下流側を、単に「下流側」と記す。
吸気マニホールド40は、その下流側がシリンダヘッド20に接続されており、ブランチ通路40aが吸気ポート24に連通している。ブランチ通路40aより上流側には、これに連通するサージ室40cが形成されている。
一方、吸気マニホールド40のサージ室40cの上流側には、吸気管37を介してインタークーラ35が接続されている。インタークーラ35は、熱交換器として構成されており、後述する第1ターボ過給機60及び第2ターボ過給機70にそれぞれ設けられたコンプレッサ62,72により圧縮されて高温となった吸気の熱を放散させて冷却する。
また、インタークーラ35の上流側には、吸気管34を介して後述する第1ターボ過給機60のコンプレッサ62が接続されている。さらに、コンプレッサ62の上流側には、吸気管33を介してエアクリーナ32が接続されており、エアクリーナ32の上流側には、外気ダクト31が接続されている。
吸気管33の途中には、スロットル弁36が設けられている。スロットル弁36は、気筒に吸入される新気の流量(以下、新気量と記す)を調整する。スロットル弁36の開度は、ECU100により制御される。
また、エアクリーナ32のエレメントの下流側には、図示しないエアフロメータが設けられている。エアフロメータは、外気ダクト31から導入された新気量を検出し、検出した新気量に係る信号を、ECU100に送出している。
外気ダクト31から導入された新気は、エアクリーナ32を通過し、エアフロメータで流量が検出されて、排気管33においてスロットル弁36で流量が調整される。第1ターボ過給機60のコンプレッサ62で圧縮されて、高温となった新気は、インタークーラ35で冷却されて、吸気マニホールド48で各気筒に分配される。
このようにして外気ダクト31から気筒に至る新気の経路を、以下に「メイン吸気経路」と記す。内燃機関10の作動時において、外気ダクト31から導入された新気は、常時、このメイン吸気経路を通って、気筒に流入する。
また、内燃機関10には、メイン吸気経路とは別に、吸気管33の途中から分岐して設けられ、第2ターボ過給機70のコンプレッサ72に接続する吸気管71と、吸気管34の途中から分岐して設けられ、コンプレッサ72に接続する吸気管73とを有している。吸気管71は、吸気管33を流れる新気を分流してコンプレッサ72に導く。吸気管73は、コンプレッサ72で圧縮された新気を、吸気管34の途中で合流させる。
このように、吸気管33から吸気管71に分岐して流れ、第2ターボ過給機70のコンプレッサ72を経て、吸気管73から吸気管34に合流する経路を、以下に「サブ吸気経路」と記す。
加えて、吸気管73の途中には、吸気管73においてサブ吸気経路を通る流れを遮断可能な遮断弁である吸気切替弁75が設けられている。吸気切替弁75が開弁すると、吸気管33を流れる新気の一部は、サブ吸気経路を流れ、第2ターボ過給機70のコンプレッサ72により圧縮されて、吸気管34に合流することができる。一方、吸気切替弁75が閉弁すると、サブ吸気経路には新気が流れることはなく、吸気管33に流入した新気は、全て、第1ターボ過給機60のコンプレッサ62を経て、気筒に向けて流れる。吸気切替弁75の開閉弁は、ECU100により制御される。
なお、「吸気通路」とは、前述の吸気系の部品により形成され、外気ダクト31から導入された新気が気筒に流入するまでに通過する流路を意味している。本実施例において、吸気通路には、吸気管33,34内の通路や、吸気管71,73内の通路、コンプレッサ62,72内の流路、および吸気マニホールド40内のサージ室40cやシリンダヘッド20の吸気ポート24が含まれている。
また、内燃機関10には、気筒からの排出ガスを外気に排出する排気系の部品として、各気筒からの排出ガスを合流させる排気マニホールド50と、排出ガス中の窒素酸化物、及び粒子状物質を処理する排気後処理装置55とを有している。なお、以下の説明において、排出ガスの流動方向の上流側を、単に「上流側」と記し、流動方向の下流側を、単に「下流側」と記す。
排気マニホールド50は、その上流側がシリンダヘッド20に接続されており、ブランチ通路50aが排気ポート26に連通している。ブランチ通路50aの下流側には、各気筒からの排出ガスが合流する合流部50cが設けられている。
排気マニホールド50の合流部50cの下流側には、排気管52を介して後述する第1ターボ過給機60のタービン64が接続されている。タービン64の下流側には、排気管54を介して、排気後処理装置55が接続されている。
気筒から排出された排出ガスは、排気マニホールド50で合流して、排気管52を通って第1ターボ過給機60のタービン64に流入する。タービン64にてタービンホイールを回転駆動した排出ガスは、排気管54内を通って排気後処理装置55に流入する。排出ガスは、排気後処理装置55で有害成分が低減されて外気に放出される。
このようにして、気筒から排気後処理装置55に至る排出ガスの経路を、以下の説明において「メイン排気経路」と記す。内燃機関10の作動時において、気筒から排出された排出ガスは、常時、このメイン排気経路を通って、排気後処理装置55に流入する。
また、内燃機関10には、メイン排気経路とは別に、排気管52の途中から分岐して設けられ、第2ターボ過給機70のタービン74に接続する排気管76と、排気管54の途中から分岐して設けられ、タービン74に接続する排気管78とを有している。排気管76は、排気管52を流れる排出ガスを分流してタービン74に導く。吸気管78は、タービン74を回転駆動した排出ガスを、排気管54の途中で合流させる。
このように、排気管52から排気管76に分岐して流れ、第2ターボ過給機70のタービン74を経て、排気管78から排気管54に合流する経路を、以下に「サブ排気経路」と記す。
加えて、排気管78の途中には、排気管78においてサブ排気経路を通る流れを遮断可能な遮断弁である排気切替弁79が設けられている。排気切替弁79が開弁すると、排気管52を流れる排出ガスは、一部が、サブ排気経路を流れ、第2ターボ過給機70のタービン64を経て、排気管54に合流することができる。一方、排気切替弁79が閉弁すると、サブ排気経路には排出ガスが流れることはなく、排気管52に流入した排出ガスは、全て、第1ターボ過給機60のタービン64に流れて、第1ターボ過給機60のみを作動させることとなる。排気切替弁79の開閉弁は、ECU100により制御される。
なお、「排気通路」とは、気筒から排出された排出ガスが、外気に放出されるまでに通過する流路を意味している。本実施例において、排気通路には、排気管52,54内の通路や、後述する排気管76,78内の通路、タービン64,74内の流路、及び排気マニホールド50内のブランチ通路50aや合流部50cが含まれている。
以上に説明したように内燃機関10には、メイン吸気経路上にコンプレッサ62が設けられ、メイン排気経路上にタービン64が設けられた第1ターボ過給機60と、サブ吸気経路上にコンプレッサ72が設けられ、サブ排気経路上にタービン74が設けられた第2ターボ過給機70とを有している。
第1ターボ過給機60は、吸気管33と吸気管34との間に介在して設けられたコンプレッサ62と、排気管52と排気管54との間に介在して設けられたタービン64とを有している。コンプレッサ62のハウジング内には、回転することで空気を圧縮するコンプレッサホイール(図に破線で示す)が収容されており、タービン64のハウジング内には、排出ガスの流れにより回転駆動されるタービンホイール(図に破線で示す)が収容されている。コンプレッサホイールとタービンホイールは一体に結合されている。
第1ターボ過給機60は、排気マニホールド50からタービン64内に流入する排出ガス流の運動エネルギによりタービンホイール及びコンプレッサホイールが回転駆動されて、コンプレッサ62内にある空気を圧縮してインタークーラ35に給送することができる。このメイン排気経路には、内燃機関10の作動時において、常時、排出ガスが流れるため、第1ターボ過給機60は、内燃機関10の作動時においては、後述する機関負荷や機関回転速度などの運転状態に拘らず、常時作動することとなる。
第2ターボ過給機70は、吸気管71と吸気管73との間に介在して設けられたコンプレッサ72と、排気管76と排気管78との間に介在して設けられたタービン74とを有している。第1ターボ過給機60と同様に、コンプレッサ72のコンプレッサホイール(図に破線で示す)とタービン74のタービンホイールは、一体に結合されている。
第2ターボ過給機70は、ECU100が排気切替弁79を閉弁させているときは、気筒からの排出ガスは、タービン74を流れることがなく、作動しない。なお、このとき、吸気制御弁75を閉弁させておくことで、第1ターボ過給機60のコンプレッサ62により圧縮された吸気が、サブ吸気経路を逆流してしまうことを防止している。
第2ターボ過給機70は、ECU100が排気切替弁79を開弁させており、且つ吸気切替弁75を開弁させているときは、気筒からサブ排気経路に流れる排出ガスにより、タービン74のタービンホイール及びコンプレッサ72のコンプレッサホイールが回転駆動されて作動する。このとき、第1ターボ過給機60も作動している。内燃機関10は、第1ターボ過給機60及び第2ターボ過給機70の双方を用いて、外気ダクトからの吸入した新気を圧縮して気筒に向けて圧送することができる。
また、内燃機関10には、気筒から排出された排出ガスの一部を、排気通路から取り入れて吸気通路に流す、いわゆる排出ガス再循環装置90(以下、EGR装置と記す)が設けられている。EGR装置90は、吸気管33と排気管54を接続するEGR配管92と、EGR配管92の途中に設けられ、EGR配管92内を流れる排出ガス(以下、EGRガスと記す)の流量を調整するEGRガス流量調整手段としてのEGR弁94とを有している。
EGR配管92は、排気通路のうち、第1ターボ過給機60のタービン64を通った排出ガスと、第2ターボ過給機70のタービン74を通った排出ガスが合流する部位54a(以下、排気合流部と記す)よりも下流側に、排出ガスの一部、すなわちEGRガスを取り入れる取入口91が設けられている。一方、EGR配管92は、吸気通路のうち、エアクリーナ32からの新気が、第1ターボ過給機60のコンプレッサ62に向かう新気と第2ターボ過給機70のコンプレッサ72に向かう新気に分流する部位33a(以下、吸気分流部と記す)よりも下流側であり、且つ第1ターボ過給機60のコンプレッサ62の上流側に、EGRガスを流し出す流出口98が設けられており、ここからEGRガスを流し込む。
EGR弁94は、流量を調整可能な電磁弁等で構成されており、EGR配管92内を流れるEGRガスの流量を調整することが可能となっている。EGR弁94の開度、すなわちEGR配管92内を流れるEGRガスの流量は、ECU100により制御される。
以上のように構成された内燃機関10において、ECU100は、クランク角センサからのクランク軸の回転角位置に係る信号と、エアフロメータからの吸入空気量(新気量)に係る信号とを検出している。また、ECU100は、自動車に設けられたアクセルペダルポジションセンサ102から、運転者のアクセル操作量に係る信号を検出している。
これら信号に基づいて、ECU100は、各種制御変数を算出している。制御変数には、クランク軸の回転角位置(以下、クランク角と記す)、クランク軸の回転速度(以下、機関回転速度と記す)、内燃機関10がクランク軸から出力している機械的動力(以下、機関負荷と記す)、アクセル操作量、吸入空気量等がある。
ECU100は、これら制御変数から把握される内燃機関10の運転状態に応じて、図示しない燃料噴射装置の燃料噴射量と、スロットル弁36の開度と、EGR弁94の開度を決定し、それぞれ制御することが可能となっている。つまり、ECU100は、気筒内に吸入される新気の流量(以下、吸入新気量と記す)と、EGR装置90により排気通路から吸気通路に導かれるEGRガスの流量(以下、単に「EGRガス量」と記す)を調整することが可能となっている。
また、ECU100は、内燃機関10の運転状態、例えば、機関負荷や機関回転速度に応じて、吸気切替弁75及び排気切替弁79の開閉弁を決定し、これらを制御する。ECU100は、吸気切替弁75を開弁すると共に排気切替弁79を開弁することで、メイン吸気経路及びメイン排気経路に加えて、コンプレッサ72を通るサブ吸気経路と、タービン74を通るサブ排気経路を流通可能にすることで、第2ターボ過給機70を作動させることができる。
このようにしてECU100は、第2ターボ過給機70の作動/非作動とを切替可能となっており、内燃機関10の運転状態が予め設定された低負荷領域にある場合には、第1ターボ過給機60のみを作動させて、所定の機関負荷に達して、運転状態が予め設定された高負荷領域となると、第1ターボ過給機60及び第2ターボ過給機70の双方を作動させることが可能となっている。すなわち、ECU100は、内燃機関10が所定の機関負荷に達すると、第2ターボ過給機70の作動を開始して、ターボ過給機の作動個数を1個から2個に切替えることが可能となっている。
このように構成された内燃機関10において、機関回転速度が同一の条件において機関負荷を増大させ、所定の機関負荷に達した時点(図にT1で示す)において、第2ターボ過給機70の作動開始と共に目標EGR率を増大させた場合の各制御パラメータの変化を、図1〜図7を用いて説明する。
図2は、第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させない場合と目標EGR率を増大させる場合における、吸入ガス量の変化を示す図である。図3は、第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させない場合と目標EGR率を増大させる場合における、予め設定された目標EGR率を示す図である。図4は、第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させない場合と目標EGR率を増大させる場合における、吸入新気量の変化を示す図である。図5は、第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させない場合と目標EGR率を増大させる場合における、EGRガス量の変化を示す図である。図6は、第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させない場合と目標EGR率を増大させる場合における、空燃比の変化を示す図である。図7は、第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させない場合と目標EGR率を増大させる場合における、吸気中酸素濃度の変化と目標値を示す図である。
なお、図2〜図7には、第1ターボ過給機60のみが作動する運転状態から機関負荷を増大させて、所定の機関負荷に達した時に、第2ターボ過給機70の作動を開始した時点T1の前後において、目標EGR率を増大させない場合の制御パラメータの変化を一点鎖線Pで示し、一方、時点T1の前後において目標EGR率を増大させる場合の制御パラメータの変化を実線Aで示している。なお、これら制御パラメータの変化は、内燃機関の機関回転速度に応じて異なるものとすることができる。
内燃機関10の機関負荷が所定の値に達して、ECU100が第2ターボ過給機70の作動を開始してターボ過給機の作動個数を1個から2個に切替えると、図2及び図4に一点鎖線Pで示すように、気筒に吸入されるガス流量(以下、吸入ガス量と記す)及び吸入新気量は、過給圧の増大により、ターボ過給機の作動個数を切替えた時点T1から、時間経過すなわち機関負荷が上昇する従って増大する。
なお、吸入ガス量とは、気筒に吸入されるガスの総流量であり、吸入新気量に加えて、気筒に吸入されるEGRガスの流量(以下、EGRガス量と記す)が含まれている。
このとき、図3に一点鎖線Pで示すように、切替負荷に達した時点T1の前後において目標EGR率を大きく変化させない場合、図5に一点鎖線Pで示すように、EGRガス量は、時点T1から所定の遅れ時間を以ってなだらかに増大する。これは、吸入ガス流量の増大に伴い、気筒から排出される排出ガスの流量が増大し、EGRガスが取入口91から取り入れられて、EGRガス量が増大するまでに時間的に遅れが生じるためである。
なお、EGR率とは、吸入ガス量に占めるEGRガス量の割合である。つまり、EGR率は、下記の式で求めることができる。
EGR率=EGRガス量/(吸入新気量+EGRガス量)
目標EGR率は、EGR率の目標値であり、ECU100は、吸入新気量やEGRガス量を調整することで、実際のEGR率を、所定の目標EGR率に近づける又は一致させることが可能となっている。なお、目標EGR率は、機関負荷及び機関回転速度に応じて、予め適合実験等により求められており、制御定数としてECU100のROM(記憶手段)に記憶されている。
このとき、図6に一点鎖線Pで示すように、吸入新気量と燃料流量の比である空燃比(A/F)は、切替負荷に達した時点T1から増大する。空燃比の増大に伴い、吸気中の酸素濃度(以下、吸気中酸素濃度と記す)も、図7に一点鎖線Pで示すように、時点T1から急速に増大することとなる。
吸気中酸素濃度は、EGR率と、空燃比とを用いて下記の式で表すことができる。
(吸気中酸素濃度)=23.3×(1−EGR率)/λ
なお、λは、空気過剰率であり、λ=1は、理論空燃比を示している。
このように、第2ターボ過給機70の作動を開始した時点T1の直後に、吸気中酸素濃度が急激に増大すると、窒素酸化物の発生が急激に増大するという問題が生じる。これは、気筒内で発生する窒素酸化物の濃度は、吸気中酸素濃度と正比例関係にあるためである。
したがって、窒素酸化物の発生を抑制するために、第2ターボ過給機70の作動を開始してターボ過給機の作動個数を1個から2個に切替えた時点T1の直後においては、吸気中酸素濃度の急激な変化を抑制することが求められており、例えば、図7に実線Aaで示す目標値のように、吸気中酸素濃度を、時点T1の前後においてなだらかに変化させることが求められている。
そこで、図3に実線Aで示すように、第2ターボ過給機70の作動を開始して、ターボ過給機の作動個数を1個から2個に切替えた時点T1の直後においては、時点T1の直前に比べて、不連続に目標EGR率を増大させる。以下、これについて、図1〜図7を用いて説明する。
ECU100には、内燃機関10の運転状態(機関負荷及び機関回転速度)対する目標EGR率を規定する目標EGR率マップが2つ設けられている。詳細には、第1ターボ過給機60のみの作動に対応して設けられた第1目標EGR率マップと、第1ターボ過給機60及び第2ターボ過給機70の双方の作動に対応して設けられた第2目標EGR率マップである。
第1目標EGR率マップは、内燃機関の運転状態、例えば、図3に一点鎖線Pで示すように、各機関負荷に対する目標EGR率が設定されており、後述する第2目標EGR率マップより、目標EGR率が低くなるように設定されている。一方、第2目標EGR率マップは、図3に実線Aで示すように、例えば機関負荷に対する目標EGR率が、第1目標EGR率マップの目標EGR率に比べて高く設定されている。これら第1目標EGR率マップと、第2目標EGR率マップは、予め適合実験等により求められており、ECU100のROM(記憶手段)102に記憶されている。
ECU100は、第1目標EGR率マップと第2目標EGR率マップのうちいずれか一方を選択し、選択した目標EGR率マップ及び内燃機関10の運転状態(機関回転速度及び機関負荷)に基づいて目標EGR率を決定する機能(目標EGR率決定手段)を有している。ECU100は、決定された目標EGR率に基づいて、スロットル弁36を制御して吸入新気量を調整することや、EGR弁94を制御してEGRガス量を調整することで、実際のEGR率を目標EGR率に近づくように制御する。
図3に示すように、内燃機関10の機関負荷が所定値に達し、第2ターボ過給機70の作動を開始してターボ過給機の作動個数を1個から2個に切替えた時点T1において、ECU100は、第1目標EGR率マップ(一点鎖線P)から第2目標EGR率マップ(実線A)に切替えて、第2目標EGR率マップ及び機関負荷に基づいて目標EGR率を決定する。各機関負荷において、第2目標EGR率マップを構成する目標EGR率は、第1目標EGR率を構成する目標EGR率に比べて高く設定されているため、ECU100は、第1目標EGR率マップから第2目標EGR率マップに切替えることで、目標EGR率を不連続に増大させることができる。
決定した目標EGR率となるようEGR率を増大させるために、図4に実線Aで示すように、スロットル弁時点T1の直後から吸入新気量を減少させる。その分、図5に実線Aで示すように、時点T1の直後からEGRガス量を、時点T1においてEGR率を増大させない場合(図に一点鎖線Pで示す)に比べて増大させる。すなわち、時点T1の直後からEGRガス量が僅かに増大するようEGR弁94の開度を制御する。このようにして、図2に実線Aで示すように、吸入ガス量(吸入新気量+EGRガス量)を変化させることなく、EGR率を増大させる。すると、気筒内の空燃比(吸入新気量/燃料流量)は、時点T1以降において、EGR率を増大させない場合(図に一点鎖線Pで示す)に比べて、吸入新気量が増大する分、上昇することとなる。
このように、第2ターボ過給機70の作動を開始して、ターボ過給機の作動個数を1個から2個に切替えた時点T1の直後において、目標EGR率を時点T1の直前に比べて増大させた場合、吸気中の酸素濃度は、時点T1の直後において目標値(図7の実線Aaを参照)に比べて低下することがある。
これは、上述のような低圧ループ式EGR装置を備えた内燃機関10の場合、第1及び第2ターボ過給機のタービンより上流側の排気通路から排出ガスの一部を取り入れて、第1及び第2ターボ過給機のコンプレッサより下流側の吸気通路に導く高圧ループ式EGR装置を適用した内燃機関に比べて、気筒から排気通路に排出された排出ガスが、取入口91からEGR配管92を通って、流出口98から吸気通路に流し込まれ、EGRガスとして再び吸気通路から気筒内に流入するまでの経路(以下、EGRガス還流経路と記す)が長いものとなっており、内燃機関10において、気筒から排出された排出ガスの一部がEGRガスとして、上述のEGRガス還流経路を流れて、再び気筒に流入するまでに要する時間(以下、還流遅れ時間と記す)が、上述の高圧ループ式EGR装置を備えた内燃機関に比べて長いものとなっているからである。
このため、上述のような低圧ループ式EGR装置を備えた内燃機関10においては、第2ターボ過給機70の作動を開始した時点T1直後の状態においては、気筒より下流側の排気通路やEGR配管92内のEGR通路92aには、第2ターボ過給機70が作動を開始する時点T1以前に気筒から排出された排出ガスが残留している。
この時点T1以前に気筒から排出された排出ガスは、第1ターボ過給機60のみが作動していた状態における排出ガスであり、図6に示すように、時点T1以降の排出ガスに比べて空燃比が低い(リッチな)ものとなっている。この時点T1以前に気筒から排出された排出ガスが、EGRガスとして上述の還流遅れ時間を以って、時点T1以降に再び気筒内に流入すると、時点T1の直後において吸気中の酸素濃度が低下してしまうことがある(図12に示す実線Acを参照)。吸気中の酸素濃度が低下すると、失火が生じるという問題や、気筒内における燃焼が不安定になるという問題が生じる。
そこで、本実施例においては、第2ターボ過給機70の作動を開始して、ターボ過給機の作動個数を1個から2個に切替えた時点T1から、予め設定された遅れ時間経過後において、第1目標EGR率マップから第2目標EGR率マップに切替えることで目標EGR率を増大させており、以下、図1、図6、図8〜図12を用いて説明する。
図8は、第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させる場合と、作動開始から遅れ時間経過後に目標EGR率を増大させる場合における、吸入ガス量の変化を示す図である。図9は、第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させる場合と、作動開始から遅れ時間経過後に目標EGR率を増大させる場合における、目標EGR率の設定の態様を示す図である。図10は、第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させる場合と、作動開始から遅れ時間経過後に目標EGR率を増大させる場合における、吸入新気量の変化を示す図である。図11は、第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させる場合と、作動開始から遅れ時間経過後に目標EGR率を増大させる場合における、EGRガス量の変化を示す図である。図12は、第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させる場合と、作動開始から遅れ時間経過後に目標EGR率を増大させる場合における、吸気中酸素濃度の変化を示す図である。
なお、図8〜図12には、第1ターボ過給機60のみが作動する運転状態から機関負荷を増大させて、所定の機関負荷に達した時に、第2ターボ過給機70の作動を開始した時点T1の前後において、第2ターボ過給機70の作動開始と共に目標EGR率を増大させる場合の制御パラメータの変化を実線Aで示し、一方、第2ターボ過給機70の作動開始から遅れ時間経過後に目標EGR率を増大させる場合の制御パラメータの変化を二点鎖線Bで示している。なお、これら制御パラメータの変化は、内燃機関の機関回転速度に応じて異なるものとすることができる。
内燃機関10の機関負荷が所定の値に達して、ECU100が第2ターボ過給機70の作動を開始してターボ過給機の作動個数を1個から2個に切替えると、図8に実線A及び二点鎖線Bで示すように、ターボ過給機の作動個数を切替えた時点T1から過給圧が増大して、吸入ガス量が増大する。
この時点T1の直後において、ECU100は、図9に二点鎖線Bで示すように、目標EGR率を、時点T1の直前の値と略同一の値に維持している。すなわち、目標EGR率を第2ターボ過給機70の作動開始直前(時点T1直前)に比べて増大させることを禁止している。第2ターボ過給機70の作動開始時点T1の直後においても、第1ターボ過給機60のみの作動に対応して設けられた第1目標EGR率マップから第2目標EGR率マップに切替えることなく、ECU100は、第1目標EGR率マップに基づいて目標EGR率を決定する。
この決定された目標EGR率に基づいて、ECU100は、図10に二点鎖線Bで示すように、吸入新気量を、時点T1において目標EGR率を増大させる場合(図に実線Aで示す)に比べて高くなるように制御している。加えて、ECU100は、図11に二点鎖線Bで示すように、EGRガス量を、時点T1において目標EGR率を増大させる場合(図に実線Aで示す)に比べて低くなるように制御している。
第2ターボ過給機70の作動を開始した時点T1直前においては、図6に示すように、気筒内の空燃比は、時点T1以降に比べて低いすなわち過濃(リッチ)な空燃比であり、気筒からの排出ガスは、酸素濃度の低く、過濃(リッチ)なものとなっている。EGR装置90は、このような過濃(リッチ)な排出ガスの一部を、所定の遅れ時間を以って、EGRガスとして再び気筒に流入させる。
時点T1以前に気筒から排出された排出ガスは、EGRガスとして、時点T1以降に気筒に流入する。しかし、時点T1直後において、目標EGR率は時点T1以前と略同一の値に設定されており(図9の二点鎖線B参照)、EGRガス量の時点T1以降の増大が抑制されているため、図12に示すように、時点T1以降において気筒内に流入する過濃8リッチ)な排出ガスにより、時点T1以降における吸気中の酸素濃度が、時点T1以前に比べて低下してしまうことを抑制することができる。
そして、図9に示すように、時点T1から、予め設定された遅れ時間経過後Tdの時点T2において、ECU100は、第1目標EGR率マップから第2目標EGR率マップに切替えて、目標EGR率を決定する。第2目標EGR率マップに設定された、機関負荷に対する目標EGR率は、第1目標EGR率マップのものに比べて高く設定されているため、ECU100は、時点T2以降において目標EGR率を、時点T2以前に比べて不連続的に増大させる。この目標EGR率に基づいて、ECU100は、図10に示すように、時点T2から吸入新気量を減少させている。
第2ターボ過給機70が作動を開始した時点T1と、第1目標EGR率マップから第2目標EGR率マップに切替えて目標EGR率を増大させる時点T2との時間間隔である遅れ時間Tdは、第2ターボ過給機70が作動を開始する時点T1以前に気筒から排出された排出ガスが、気筒より下流側の排気通路やEGR配管92内のEGR通路92aに残留しなくなるよう時間間隔に設定されている。遅れ時間Tdは、上述のEGRガスの還流遅れ時間の数倍に設定されており、本実施例では2〜3秒に設定されている。なお、遅れ時間Tdは、予め適合実験等により求められており、制御定数としてECU100のROM(記憶手段)に記憶されている。
このように、第2ターボ過給機70の作動を開始した時点T1直後から、予め設定された遅れ時間Tdが経過した時点T2までにおいて、ECU100は、第1目標EGR率マップに基づいて目標EGR率を決定することで、目標EGR率を時点T1の直前に比べて増大させることを禁止している。これにより、時点T1の直後において、それまでに比べてEGRガス量が増大することを抑制することができ、時点T1以前に気筒から排出された過濃(リッチ)な排出ガスが、EGRガスとして還流遅れ時間を以って時点T1の直後に気筒内に流入して、吸気中の酸素濃度が過渡的に低下することを抑制することができる。
そして、時点T1以前に気筒から排出された排出ガスが排気通路やEGR通路92aに残留しなくなるような、遅れ時間Td経過後の時点T2において、第1目標EGR率マップから、第1及び第2ターボ過給機60,70の双方の作動に対応して設定された第2目標EGR率マップに切替えることで、時点T2において目標EGR率を増大させる。これにより、時点T1以前に気筒から排出された排出ガスが吸気中の酸素濃度に影響しない時点T2以降は、第1及び第2ターボ過給機60,70の双方の作動に対応して設定された第2目標EGR率マップに基づいて目標EGR率を決定して、吸入新気量及びEGRガス量を運転状態に応じた適切な値にすることができる。
以上に説明したように本実施例に係る内燃機関10の制御装置(ECU)100は、内燃機関10の運転状態に拘らず作動する第1ターボ過給機60と、内燃機関10の運転状態に応じて作動/非作動を切替可能な第2ターボ過給機70と、気筒からの排出ガスの一部を、第1ターボ過給機60のタービン64より下流側の排気通路から取り入れて、EGRガスとして第1ターボ過給機60のコンプレッサ62より上流側の吸気通路に導くことが可能なEGR装置90とを備えた内燃機関10に用いられ、第2ターボ過給機70の作動/非作動状態と、EGR率の目標値である目標EGR率に基づいて吸入新気量及びEGRガス量のうち少なくとも一方を制御可能なものである。
第2ターボ過給機70の作動を開始した時点T1から、予め設定された遅れ時間Tdが経過するまでは、目標EGR率を第2ターボ過給機60の作動開始直前に比べて増大させることを禁止するものとした。これにより時点T1の直後において、それまでに比べてEGRガス量が増大することを抑制することができ、時点T1以前に気筒から排出された過濃(リッチ)な排出ガスが、EGRガスとして還流遅れ時間を以って時点T1の直後に気筒内に流入しても、吸気中の酸素濃度が過渡的に低下することを抑制することができる。
また、本実施例に係る制御装置(ECU)100は、第1ターボ過給機60のみの作動に対応して設けられ、内燃機関10の運転状態に対する目標EGR率が設定された第1目標EGR率マップと、第1ターボ過給機60と第2ターボ過給機70との双方の作動に対応して設けられ、内燃機関10の運転状態に対する目標EGR率が、第1目標EGR率マップの目標EGR率に比べて高い値に設定された第2目標EGR率マップとを記憶する記憶手段(ROM)102と、第1目標EGR率マップと第2目標EGR率マップとのうちいずれか一方に基づいて目標EGR率を決定する機能である目標EGR率決定手段(ECU100)を備え、目標EGR率決定手段は、第2ターボ過給機70の作動を開始した時点から、予め設定された遅れ時間Td経過後に、第1目標EGR率マップから第2目標EGR率マップに切替えて、目標EGR率を増大させるものとした。これにより、第2ターボ過給機70の作動を開始した時点T1から遅れ時間Td経過後の時点T2において、目標EGR率を不連続的に増大させることができる。これにより、時点T1以前の気筒から排出された排出ガスがEGRガスとして流入しなくなった時点T2において、目標EGR率を、第1及び第2ターボ過給機60,70の双方の作動に対応した適切な値にすることができる。
以上のように、本発明に係る内燃機関の制御装置は、運転状態に応じてターボ過給機の作動個数を切替え可能に構成された並列式シーケンシャル・ツインターボエンジンに有用であり、特に、ターボ過給機のタービンより下流側の排気通路から排出ガスを取り入れて、コンプレッサより上流側の吸気通路に流し込む、低圧ループ(LPL)式EGR装置を備えた内燃機関に適している。
本実施例に係る内燃機関の概略構成を示す模式図である。 第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させない場合と目標EGR率を増大させる場合における、吸入ガス量の変化を示す図である。 第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させない場合と目標EGR率を増大させる場合における、予め設定された目標EGR率を示す図である。 第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させない場合と目標EGR率を増大させる場合における、吸入新気量の変化を示す図である。 第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させない場合と目標EGR率を増大させる場合における、EGRガス量の変化を示す図である。 第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させない場合と目標EGR率を増大させる場合における、空燃比の変化を示す図である。 第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させない場合と目標EGR率を増大させる場合における、吸気中酸素濃度の変化と目標値を示す図である。 第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させる場合と、作動開始から遅れ時間経過後に目標EGR率を増大させる場合における、吸入ガス量の変化を示す図である。 第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させる場合と、作動開始から遅れ時間経過後に目標EGR率を増大させる場合における、目標EGR率の設定の態様を示す図である。 第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させる場合と、作動開始から遅れ時間経過後に目標EGR率を増大させる場合における、吸入新気量の変化を示す図である。 第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させる場合と、作動開始から遅れ時間経過後に目標EGR率を増大させる場合における、EGRガス量の変化を示す図である。 第2ターボ過給機の作動開始と共に目標EGR率を増大させる場合と、作動開始から遅れ時間経過後に目標EGR率を増大させる場合における、吸気中酸素濃度の変化を示す図である。
符号の説明
10 内燃機関
20 シリンダヘッド
24 吸気ポート(吸気通路)
26 排気ポート(排気通路)
31 外気ダクト
32 エアクリーナ
33,34,37 吸気管
35 インタークーラ
36 スロットル弁
40 吸気マニホールド
50 排気マニホールド
52,54 排気管
55 排気後処理装置
60 第1ターボ過給機
62 第1ターボ過給機のコンプレッサ
64 第1ターボ過給機のタービン
70 第2ターボ過給機
71,73 吸気管
72 第2ターボ過給機のコンプレッサ
74 第2ターボ過給機のタービン
75 吸気切替弁
76,78 排気管
79 排気切替弁
90 EGR装置
91 取入口
92 EGR配管
92a EGR通路
98 流出口
100 内燃機関用の電子制御装置(ECU、目標EGR率決定手段)

Claims (2)

  1. 内燃機関の運転状態に拘らず作動する第1ターボ過給機と、
    内燃機関の運転状態に応じて作動/非作動を切替可能な第2ターボ過給機と、
    気筒からの排出ガスの一部を、第1ターボ過給機のタービンより下流側の排気通路から取り入れて、EGRガスとして第1ターボ過給機のコンプレッサより上流側の吸気通路に導くことが可能なEGR装置と、
    を備えた内燃機関に用いられ、
    第2ターボ過給機の作動/非作動状態と、EGR率の目標値である目標EGR率に基づいて、気筒内に吸入される新気の流量である吸入新気量と、EGR装置により吸気通路に導かれるEGRガスの流量であるEGRガス量のうち少なくとも一方を制御可能な内燃機関の制御装置であって、
    第2ターボ過給機の作動を開始した時点から、予め設定された遅れ時間が経過するまでは、目標EGR率を第2ターボ過給機の作動開始直前に比べて増大させることを禁止する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、
    第1ターボ過給機のみの作動に対応して設けられ、内燃機関の運転状態に対する目標EGR率が設定された第1目標EGR率マップと、第1ターボ過給機と第2ターボ過給機との双方の作動に対応して設けられ、内燃機関の運転状態に対する目標EGR率が第1目標EGR率マップの目標EGR率に比べて高い値に設定された第2目標EGR率マップと、を記憶する記憶手段と、
    第1目標EGR率マップと第2目標EGR率マップとのうちいずれか一方に基づいて目標EGR率を決定する目標EGR率決定手段と、
    を備え、
    目標EGR率決定手段は、
    第2ターボ過給機の作動を開始した時点から、予め設定された遅れ時間経過後に、第1目標EGR率マップから第2目標EGR率マップに切替えて、目標EGR率を増大させることを特徴とする内燃機関の制御装置。
JP2007288549A 2007-11-06 2007-11-06 内燃機関の制御装置 Pending JP2009114952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007288549A JP2009114952A (ja) 2007-11-06 2007-11-06 内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007288549A JP2009114952A (ja) 2007-11-06 2007-11-06 内燃機関の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009114952A true JP2009114952A (ja) 2009-05-28

Family

ID=40782368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007288549A Pending JP2009114952A (ja) 2007-11-06 2007-11-06 内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009114952A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7975478B2 (en) * 2007-06-26 2011-07-12 International Engine Intellectual Property Company, Llc Internal combustion engine having compressor with first and second tributary inlets
CN102297025A (zh) * 2011-07-06 2011-12-28 江西惟思特科技发展有限公司 微型混合富氧燃烧的燃气轮发电机
CN102297024A (zh) * 2011-07-06 2011-12-28 江西惟思特科技发展有限公司 一种微型纯氧燃烧的燃气轮发电机
GB2492994A (en) * 2011-07-19 2013-01-23 Jaguar Cars Exhaust gas recirculation arrangement for an internal combustion engine with sequential turbocharger
JP2014505818A (ja) * 2010-10-05 2014-03-06 ルノー エス.ア.エス. 内燃エンジンのシリンダの入口における再循環排気ガスの比率を決定する方法、及びこのような方法を実行するエンジン
JP7428722B2 (ja) 2019-03-28 2024-02-06 ターボ システムズ スウィッツァーランド リミテッド 船舶用の空気供給装置、空気供給装置を含む船舶および空気潤滑装置に空気を供給するための方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7975478B2 (en) * 2007-06-26 2011-07-12 International Engine Intellectual Property Company, Llc Internal combustion engine having compressor with first and second tributary inlets
US20110232279A1 (en) * 2007-06-26 2011-09-29 International Engine Intellectual Property Company, Llc Internal Combustion Engine Having Compressor With First And Second Tributary Inlets
JP2014505818A (ja) * 2010-10-05 2014-03-06 ルノー エス.ア.エス. 内燃エンジンのシリンダの入口における再循環排気ガスの比率を決定する方法、及びこのような方法を実行するエンジン
CN102297025A (zh) * 2011-07-06 2011-12-28 江西惟思特科技发展有限公司 微型混合富氧燃烧的燃气轮发电机
CN102297024A (zh) * 2011-07-06 2011-12-28 江西惟思特科技发展有限公司 一种微型纯氧燃烧的燃气轮发电机
GB2492994A (en) * 2011-07-19 2013-01-23 Jaguar Cars Exhaust gas recirculation arrangement for an internal combustion engine with sequential turbocharger
GB2492994B (en) * 2011-07-19 2016-04-13 Jaguar Land Rover Ltd Exhaust Gas Recirculation For An I.C Engine
JP7428722B2 (ja) 2019-03-28 2024-02-06 ターボ システムズ スウィッツァーランド リミテッド 船舶用の空気供給装置、空気供給装置を含む船舶および空気潤滑装置に空気を供給するための方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9506396B2 (en) Twin scroll turbocharger with EGR takeoffs
US8006494B2 (en) Exhaust gas recirculation apparatus for internal combustion engine and method of controlling exhaust gas recirculation apparatus
US8001953B2 (en) Exhaust gas recirculation system for internal combustion engine and method for controlling the same
CN106677890B (zh) 经由双压缩机发动机系统中的压缩机旁通阀的真空控制
RU2699149C2 (ru) Способ координации подачи вторичного воздуха и продувочного воздуха в двигатель (варианты)
US10344688B2 (en) Apparatus and method for engine control
JP2013533413A (ja) 出力強化バイフューエルエンジン
JP2014034959A (ja) 過給機付きエンジンの排気還流装置
JP2009114952A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5649343B2 (ja) 内燃機関の吸気絞り弁制御方法
JP6641206B2 (ja) エンジン制御装置
JP4911432B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2007332876A (ja) ディーゼルエンジンの制御装置
JP2006299892A (ja) 過給機付き内燃機関
JP2009250057A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2019120204A (ja) エンジン制御装置
JP2018193899A (ja) 圧縮天然ガス機関の吸排気構造
JP2012122430A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4206934B2 (ja) 内燃機関用過給システム
JP5769402B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4986168B2 (ja) ブローバイガス処理装置
JP6835655B2 (ja) Egr装置
JP2005009437A (ja) 多気筒内燃機関の制御装置
JP2004019462A (ja) 内燃機関
JP2018017126A (ja) エンジンシステム