JP5974227B2 - ドライブレコーダーの固定装置 - Google Patents

Description

本発明は、ドライブレコーダーの固定装置に関し、特に、二輪車用の組込み式ドライブレコーダーの固定装置に関する。

現代社会において、二輪車は、頻繁に使用され、且つ便利な交通手段であったが、近年、走行安全が重視されにつれ、交通事故が起こった場合、その責任を明確化する需要もだんだん高くなって、二輪車や自動車にドライブレコーダーを増設することにより走行過程状況のリアルタイム映像を録画することも益々普及されていた。

しかしながら、二輪車に用いられるドライブレコーダーは、二輪車先頭外部、例えば、取っ手、バックミラーの付近或いはヘッドライトの付近の領域に直接増設されるのが一般的である。構造的に、先頭外部に増設されたドライブレコーダーは、風や日光に当てるなどの自然損害だけではなく、オーナーの離れた場合に盗まれたり、他の人為的な損害を受ける可能性もある。また、使用時に、その配置位置が制限されるため、支持構造の強度又は撮影角度の面でいずれもよくない問題がある。例えば、ヘッドライト付近の領域に設けられたドライブレコーダーは、通常に眩光の影響を避けることができなく、撮影の効果がよくない。また、取っ手又はバックミラーの付近に配置されたドライブレコーダーは、道路走行状況に影響されやすく、先頭の振動やステアリングような場合、ドライブレコーダーのレンズに比較的に大幅な変移が生じて、撮影画面をはっきりしない可能性があった。

従って、上記した従来の課題を解決できるようなドライブレコーダーの固定装置を提供する必要がある。

本発明は、主に、以下のような組込み式の固定方式を用いるドライブレコーダーの固定装置を提供することを目的とする。即ち、その主体を自動二輪車の筐体内に設けることによって、ドライブレコーダーの盗難防止の安全性を高め、さらにドライブレコーダーの完全的被覆性を与え、防塵・防水できる上、ドライブレコーダーの電子素子の外部環境からの直接傷害を避け、また、ネジで組合わせて二輪車の筐体に係合することによって、その剛性の強度を向上し、先頭の振動やステアリングによる機体の損壊確率や、撮影信号の品質が悪い等の欠陥を低減できる構造とする。

本発明は、上記した目的を達するために、ドライブレコーダーを二輪車の車体に固定するためのドライブレコーダーの固定装置であって、該ドライブレコーダー及び該ドライブレコーダーのレンズを収容するためのケースと、組立部及び該レンズを収容するための開口部を有する嵌合装飾カバーセットとを備え、二輪車車体は、二輪車先頭及びフロント部を含み、該二輪車先頭は筐体を有し、該二輪車先頭の左右両端には、１つの方向ランプがそれぞれ設けられ、該フロント部にはヘッドライトが設けられ、該ドライブレコーダーは、該筐体の左右両側の該方向ランプ間に設けられ、該嵌合装飾カバーセットの組立部を介して該筐体に接合され、該ドライブレコーダーを該二輪車先頭に配置させているドライブレコーダーの固定装置を提供している。

また、本発明の一実施例において、該ケースは、２つの半ハウジングを有し、該ドライブレコーダーは、前記２つの半ハウジング内に係合されている。

また、本発明の一実施例において、該ドライブレコーダーは、さらに映像処理素子を含み、該レンズは、該映像処理素子と共に該ケース内に組立てている。

また、本発明の一実施例において、該二輪車先頭は、さらに１対の取っ手及び計器板構造を含んでいる。

また、本発明の一実施例において、該二輪車先頭の筐体には、該ケースの半ハウジングと結合される少なくとも１つの固定柱が設けられている。

また、本発明の一実施例において、該ケースの半ハウジングには、該固定柱と合わせる固定ラグが設けられ、該固定ラグは、固定孔を有し、該固定孔を介して該固定柱と係止される。

また、本発明の一実施例において、該二輪車先頭側から見た場合、該ドライブレコーダーは該方向ランプの部分と重なっている。

また、本発明の一実施例において、さらに保護カバーを含み、該保護カバーは、透明カバーであり、該開口部を密閉して該レンズを保護するためのものである。

また、本発明の一実施例において、該透明カバーは、強化ガラスカバー又はプラスチックカバーである。

本発明の好適実施例によるドライブレコーダーの固定装置の側面図である。 本発明の好適実施例によるドライブレコーダーの固定装置の部分拡大図である。 本発明の好適実施例によるドライブレコーダーの固定装置の配置位置模式図である。 本発明の好適実施例によるドライブレコーダーの固定装置の配置位置側面図である。 本発明の好適実施例によるドライブレコーダーの固定装置の組立模式図である。

本発明の上記及び他の目的、特徴、長所は、次に続く本発明に好適実施例の説明を添付図面と併せて読めば明らかとなる。なお、本発明の言及した方向の用語、例えば、上、下、頂、底、前、後、左、右、内、外、側面、周囲、中央、水平、横方向、垂直、縦方向、軸方向、径方向、最上層又は最下層等は、ただ添付図面を参照した方向である。従って、用いられる方向の用語は、本発明を制限するものではなく、説明及び本発明を理解するためのものである。

図１に示すように、本発明の好適実施例のドライブレコーダーの固定装置１は、主に、ケース１１と、嵌合装飾カバーセット１２とを備えている。該ケース１１は、２つの半ハウジングから構成され、該２つの半ハウジングは、一方が前、他方が後にそれぞれ設けられ、共に収容スペースを形成してドライブレコーダー２を収容できる。同時に、この前方の半ハウジングは、前へ該ドライブレコーダー２のレンズ２１を露出させている。また、該嵌合装飾カバーセット１２は、該ケース１１の前方に位置し、組立部１２１及び開口部１２２を有している。該開口部１２２は、該ドライブレコーダーの該レンズ２１を収容するためのものである。１つの好適実施例において、該ドライブレコーダーの固定装置１は、該開口部１２２を密閉するための保護カバー１３をさらに備えてもよい。これによって、該ドライブレコーダー２は外部と離隔でき、且つ該レンズ２１を先頭外に露出させないように保護して、直接的な自然環境の傷害を避けることができる。該保護カバー１３は、透明材質からなる蓋体であり、例えば、強化ガラス又はプラスチックの蓋体であってもよい。また、該保護カバー１３は、損失の後に便利に取替えることができるように、取外し可能に設計されている。該保護カバー１３は、例えば円形とすることができ、ネジ固定等の方式で該開口部１２２と密合することができる。好適実施例において、該ドライブレコーダー２は、映像処理素子２２をさらに備え、該映像処理素子２２は、該レンズ２１と一体に構成されると共に、該ケース１１の２つの半ハウジング内に組み立ててもよい。また、これに限定されず、該映像処理素子２２と該レンズ２１は電気的な接続により別途に配置されてもよい。

図１から図３に示すように、本発明の好適実施例において、該ドライブレコーダーの固定装置１は、該ドライブレコーダー２を二輪車車体３に固定するためのものである。該二輪車車体３は、二輪車先頭３１及びフロント部３２を含んでいる。該二輪車先頭３１は、該二輪車車体３の進行方向を制御するためのものであり、一方向制御モジュール(図面せず)を含んでもよい。該二輪車先頭３１は筐体３１１を有し、該二輪車先頭の例えば１対の取っ手、計器板、ブレーキ制御システム又は指示ランプシステム等の各部モジュールを保護することができるが、これに限定されるものではない。本発明の一実施例によれば、該ドライブレコーダー２は、該ドライブレコーダー２が該二輪車先頭３１内に嵌込むように、該嵌合装飾カバーセット１２の該組立部１２１を介して該筐体３１１と結合することができる。実際に組み立て時、該組立部１２１は型板を用いることができ、該筐体３１１と組合わせて、該ドライブレコーダー２を該二輪車先頭内に遮蔽させている。そのため、該ドライブレコーダーは、該嵌合装飾カバーセット１２及び該二輪車先頭３１の該筐体３１１に保護されて外へ露出されない。また、該二輪車先頭３１の左右両端部には、１対の方向ランプ３１２をそれぞれ設けられ、該方向指示ランプ組３１２は、主指示ランプ及び副指示ランプを備えてもよいが、これに限定されるものではない。該フロント部３２には、夜間走行や光線不足の状況で照明を与えるヘッドライト３２１が設けられている。

図３から図４に示すように、本発明の一実施例において、該ドライブレコーダー２は、該二輪車先頭３１の左右両側の該方向指示ランプ組３１２の間の中間領域に設けられ、例えば、左から右の該方向指示ランプ組３１２の中間点位置に設けられてもよい。その場合、該二輪車先頭３１の左側又は右側から見ると、該ドライブレコーダー２は該方向ランプ３１２と部分的に重なり、つまり、該ドライブレコーダー２は該二輪車先頭３１の内部に配置され、且つ、そのレンズ２１は該保護カバー１３を透過して撮影し、該ドライブレコーダーのレンズ２１と該ヘッドライト３２１と間の距離は、該方向ランプ３１２よりも遠くなっている。本発明の提供したドライブレコーダーの固定装置によって、夜間走行や光線不足の場合、ヘッドライト３２１の起動による眩光のドライブレコーダーの撮影品質への影響を避けることができる。

図５に示すように、本発明の好適実施例によるドライブレコーダーの固定装置１の組立模式図である。該二輪車先頭３１の筐体３１１には、該ケース１１の前半ハウジング及び/又は後半ハウジングと結合して、先頭に固定される位置をより安定させる少なくとも１つの固定柱３１１ａが設けられている。該ケース１１の前半ハウジング及び/又は後半ハウジングには、該固定柱と互いに合わせる複数の固定ラグ１１ａが別途に設けられ、該固定ラグは幾つかの固定孔１１ｂを有し、該固定孔１１ｂと該固定柱３１１ａを介してネジで該筐体３１１に係合される。固定ラグを用いることを除いて、他のタイプの、例えば、固定凹溝(図面せず)又は他の係止方式の、該固定柱３１１ａと合わせることができる固定素子を設けてもよい。従って、該ドライブレコーダー２の該レンズ２１及び該映像処理素子２２は、該ケース１１の前半ハウジング及び/又は後半ハウジングを介して該二輪車車体３の該二輪車先頭３１の内部に強固に配置することができ、従来のドライブレコーダーの実装の剛性不足の問題を改善し、該保護カバー１３を介して外部と離隔され、ドライブレコーダー２を該嵌合装飾カバーセット１２及び該筐体３１１に保護させることができ、その被覆の完全性を向上させている。

以上のように、本発明の提供するドライブレコーダーの固定装置によれば、ドライブレコーダーの完全的被覆性を与えることができ、その盗難防止の安全性を高め、さらに、ドライブレコーダーの先頭外に露出することによる自然環境からの傷害及び人為的な損害を避けることができる。また、構造剛性の強化も先頭操作時の振動やステアリングによる機体の損壊確率を低減でき、その撮影品質を向上することができる。

本発明は、上記で好適実施例を開示したが、これに限られるものではなく、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。よって、本発明の保護範囲が添付する特許請求の範囲に限定されることをよく分かろう。

１ ドライブレコーダーの固定装置
２ ドライブレコーダー
３ 二輪車車体
１１ ケース
１１ａ 固定ラグ
１１ｂ 固定孔
１２ 嵌合装飾カバーセット
１３ 保護カバー
２１ レンズ
２２ 映像処理素子
３１ 二輪車先頭
３２ フロント部
１２１ 組立部
１２２ 開口部
３１１ 筐体
３１１ａ 固定柱
３１２ 方向ランプ
３２１ ヘッドライト

Claims (9)

1. ドライブレコーダーを二輪車車体に固定するためのドライブレコーダーの固定装置であって、
   該ドライブレコーダー及び該ドライブレコーダーのレンズを収容するためのケースと、
   組立部及び該レンズを収容するための開口部を有する嵌合装飾カバーセットとを含み、
   ここで、該二輪車車体は、二輪車先頭及びフロント部を含み、該二輪車先頭は筐体を有し、該二輪車先頭の左右両端には、方向ランプがそれぞれ設けられ、該フロント部にはヘッドライトが設けられ、該ドライブレコーダーは、該筐体の左右両側の該方向ランプ間に設けられ、該嵌合装飾カバーセットの組立部を介して該筐体に接合され、該ドライブレコーダーを該二輪車先頭に配置させている、
   ことを特徴とするドライブレコーダーの固定装置。
2. 該ケースは、２つの半ハウジングを有し、該ドライブレコーダーは、当該２つの半ハウジング内に係合されている、ことを特徴とする請求項１に記載のドライブレコーダーの固定装置。
3. 該ドライブレコーダーは、映像処理素子を更に含み、該レンズは、該映像処理素子と共に該ケース内に組立てられている、ことを特徴とする請求項１に記載のドライブレコーダーの固定装置。
4. 該二輪車先頭は、１対の取っ手及び計器板構造を更に含む、ことを特徴とする請求項１に記載のドライブレコーダーの固定装置。
5. 該二輪車先頭の該筐体には、該ケースの半ハウジングと結合される少なくとも１つの固定柱が設けられている、ことを特徴とする請求項２に記載のドライブレコーダーの固定装置。
6. 該ケースの半ハウジングには、該固定柱と合わせる固定ラグが設けられ、該固定ラグは、固定孔を有し、該固定孔を介して該固定柱と係止される、ことを特徴とする請求項５に記載のドライブレコーダーの固定装置。
7. 該二輪車先頭の左側または右側から見た場合、該ドライブレコーダーは該方向ランプの部分と重なっている、ことを特徴とする請求項１に記載のドライブレコーダーの固定装置。
8. 保護カバーを更に含み、該保護カバーは、透明カバーであり、該開口部を密閉して該レンズを保護する、ことを特徴とする請求項１に記載のドライブレコーダーの固定装置。
9. 該透明カバーは、強化ガラスカバー又はプラスチックカバーである、ことを特徴とする請求項８に記載のドライブレコーダーの固定装置。