JP2013177016A - バンク角推定装置およびそれを用いた移動状態表示装置 - Google Patents
バンク角推定装置およびそれを用いた移動状態表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013177016A JP2013177016A JP2010148082A JP2010148082A JP2013177016A JP 2013177016 A JP2013177016 A JP 2013177016A JP 2010148082 A JP2010148082 A JP 2010148082A JP 2010148082 A JP2010148082 A JP 2010148082A JP 2013177016 A JP2013177016 A JP 2013177016A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bank angle
- data
- display
- gps receiver
- cpu
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
- G01C9/00—Measuring inclination, e.g. by clinometers, by levels
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J45/00—Electrical equipment arrangements specially adapted for use as accessories on cycles, not otherwise provided for
- B62J45/40—Sensor arrangements; Mounting thereof
- B62J45/41—Sensor arrangements; Mounting thereof characterised by the type of sensor
- B62J45/415—Inclination sensors
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J45/00—Electrical equipment arrangements specially adapted for use as accessories on cycles, not otherwise provided for
- B62J45/40—Sensor arrangements; Mounting thereof
- B62J45/41—Sensor arrangements; Mounting thereof characterised by the type of sensor
- B62J45/415—Inclination sensors
- B62J45/4151—Inclination sensors for sensing lateral inclination of the cycle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J50/00—Arrangements specially adapted for use on cycles not provided for in main groups B62J1/00 - B62J45/00
- B62J50/20—Information-providing devices
- B62J50/21—Information-providing devices intended to provide information to rider or passenger
- B62J50/22—Information-providing devices intended to provide information to rider or passenger electronic, e.g. displays
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Navigation (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
【課題】GPS受信機が生成するデータを用い、検出された角速度データを用いることなく、移動体のバンク角を推定することができるバンク角推定装置を提供する。
【解決手段】CPU41がデータ分析プログラム50を実行することによって、処理装置40は、バンク角演算装置および移動状態表示装置として機能する。メディア35には、ドライブレコーダによって記録されたデータが格納されている。このデータは、移動体の移動時に撮像された画像を表すデータと、移動体の移動時にGPS受信機が生成したデータ(位置データ、速度データ、方位角データ)とを含む。CPU41は、メディア35に記録されたデータを読み取って、ハードディスクドライブ44に格納する。CPU41は、GPS受信機生成データを用いて移動体のバンク角を推定する。CPU41は、推定したバンク角と、移動体の移動時に撮像された画像とを、表示ユニット47に表示させる。
【選択図】図4
【解決手段】CPU41がデータ分析プログラム50を実行することによって、処理装置40は、バンク角演算装置および移動状態表示装置として機能する。メディア35には、ドライブレコーダによって記録されたデータが格納されている。このデータは、移動体の移動時に撮像された画像を表すデータと、移動体の移動時にGPS受信機が生成したデータ(位置データ、速度データ、方位角データ)とを含む。CPU41は、メディア35に記録されたデータを読み取って、ハードディスクドライブ44に格納する。CPU41は、GPS受信機生成データを用いて移動体のバンク角を推定する。CPU41は、推定したバンク角と、移動体の移動時に撮像された画像とを、表示ユニット47に表示させる。
【選択図】図4
Description
この発明は、移動体のバンク角を推定するための装置およびそれを用いた移動状態表示装置に関する。また、この発明は、コンピュータをバンク角推定装置として機能させるためのコンピュータプログラムに関する。
自動二輪車は、ライダーが車体を左右に傾ける(リーンさせる)ことにより、その進行方向を変える。水平面に対する車体の傾斜角は、バンク角と呼ばれる。特許文献1には、ジャイロによって検出される角速度と、速度計によって検出される車速とを用いて、車体のバンク角を求める構成が開示されている。
走行時の位置情報および画像を記録するドライブレコーダが車両に搭載される場合がある。ドライブレコーダに記録された情報は、事故の事後分析のために活用されるだけでなく、走行履歴を振り返って旅の思い出を鮮明にするために活用される場合もある。とくに、自動二輪車のライダーは、走行時にドライブレコーダによって撮像された画像を見て、当時の車体姿勢やライダーの姿勢等に思いを馳せて、各瞬間の記憶をリフレッシュして楽しむことができる。このようなときに、車体のバンク角を画像とともに表示することができれば、より一層鮮明な記憶がよみがえり、走行後の楽しみが一層増大するであろう。
しかし、一般に、ドライブレコーダは、GPS(Global Positioning System)受信機が生成する位置データ、速度データおよび方位データを記録するように構成されているものの、車両の角速度を検出する角速度センサは備えていない。そのため、特許文献1の先行技術によるバンク角演算を用いることができない。
ドライブレコーダに限らず、移動履歴を記録することができる装置においては、角速度センサが備えられていない限り、同様の課題がある。
ドライブレコーダに限らず、移動履歴を記録することができる装置においては、角速度センサが備えられていない限り、同様の課題がある。
そこで、この発明は、GPS受信機が生成するデータを用い、検出された角速度データを用いることなく、移動体のバンク角を推定することができるバンク角推定装置を提供する。
また、この発明は、そのようなバンク角推定装置を用いて移動体の移動状態を表示する移動状態表示装置を提供する。
また、この発明は、そのようなバンク角推定装置を用いて移動体の移動状態を表示する移動状態表示装置を提供する。
さらに、この発明は、GPS受信機が生成するデータを用い、検出された角速度データを用いることなく、移動体のバンク角を推定することができるバンク角推定装置としてコンピュータを機能させるコンピュータプログラムを提供する。
この発明のバンク角推定装置は、移動体のバンク角を推定するための装置であって、GPS受信機が生成するデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段が取得したデータを用いて移動体のバンク角を推定するバンク角演算手段とを含む(請求項1)。
この発明のバンク角推定装置は、移動体のバンク角を推定するための装置であって、GPS受信機が生成するデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段が取得したデータを用いて移動体のバンク角を推定するバンク角演算手段とを含む(請求項1)。
この構成によれば、GPS受信機が生成するデータが取得され、そのデータを用いて移動体のバンク角が推定される。すなわち、検出された角速度データを用いる必要がない。そのため、たとえば、角速度センサを備えていない移動履歴記録装置によって記録されたGPS受信機生成データを用いて、移動体のバンク角を推定できる。
バンク角が推定される「移動体」は、リーンできる(傾斜可能な)本体を備えている移動体であることが好ましい。より詳しくは、乗員が本体をリーンさせることによって進行方向を変更する移動体であることが好ましい。このような移動体としては、鞍乗り型車両および船舶を例示できる。鞍乗り型車両としては、自動二輪車、不整地走行用車両(ALL-TERRAIN VEHICLE)、およびスノーモービルを例示できる。自動二輪車には、スクータ、およびモペットが含まれる。船舶としては、パーソナルウォータークラフト(PWC)等の小型船舶を例示できる。
バンク角が推定される「移動体」は、リーンできる(傾斜可能な)本体を備えている移動体であることが好ましい。より詳しくは、乗員が本体をリーンさせることによって進行方向を変更する移動体であることが好ましい。このような移動体としては、鞍乗り型車両および船舶を例示できる。鞍乗り型車両としては、自動二輪車、不整地走行用車両(ALL-TERRAIN VEHICLE)、およびスノーモービルを例示できる。自動二輪車には、スクータ、およびモペットが含まれる。船舶としては、パーソナルウォータークラフト(PWC)等の小型船舶を例示できる。
データ取得手段が取得するデータは、バンク角推定対象の移動体を走行させたときに記録されたデータであってもよいし、そうでなくてもよい。たとえば、四輪車両を走行させたときに、当該四輪車両に搭載されたGPS受信機が生成する時系列データを記録しておき、その時系列データを用いて、自動二輪車が同じ経路を同様に走行したときのバンク角を推定してもよい。
この発明の一実施形態では、前記バンク角演算手段が、前記GPS受信機が生成して前記データ取得手段に取得された位置データを用いて移動体のバンク角を推定するように構成されている(請求項2)。GPS受信機は、一定周期で位置データを生成する。そこで、時系列に従う一連の位置データを用いることによって、移動体の移動軌跡および移動速度を推定できる。これに基づき、移動体のバンク角を推定できる。
この発明の一実施形態では、前記バンク角演算手段が、前記GPS受信機が生成して前記データ取得手段に取得された速度データおよび方位角データを用いて移動体のバンク角を推定するように構成されている(請求項3)。GPS受信機は、一定周期で速度データおよび方位角データを生成する。そこで、時系列に従う一連の速度データおよび方位角データを用いることによって、移動体のバンク角を推定できる。
前記データ取得手段は、さらに、移動体の加速度を生成する加速度センサが生成する加速度データを取得するように構成されていてもよい(請求項4)。この場合、GPS受信機の生成データに加えて移動体の加速度情報を用いることができるので、より正確にバンク角を推定できる。加速度センサの出力データは、一般に、GPS受信機のデータ生成周期(たとえば1秒程度)よりもはるかに短い周期(たとえばミリ秒のオーダー)で取得することができる。そこで、加速度センサが生成する加速度データを用いることによって、GPS受信機の生成データに基づくバンク角演算を補完して、より高精度にバンク角を推定できる。
また、この発明は、前述のような特徴を有するバンク角推定装置と、表示手段と、前記バンク角推定手段によって推定されたバンク角を、前記表示手段に表示させるバンク角表示制御手段とを含む、移動状態表示装置を提供する(請求項5)。この構成によれば、GPS受信機によって生成されたデータに基づいて推定されたバンク角を表示手段に表示させることができる。すなわち、検出された角速度データがなくても、換言すれば、移動履歴記録装置に角速度センサが備えられていなくても、移動体の移動状態に対応したバンク角を表示手段に表示させることができる。
この発明の一実施形態では、前記移動状態表示装置は、移動体による移動の様子を表す画像データを取得する画像取得手段と、前記画像取得手段によって取得された画像データを前記表示手段に表示させる画像表示制御手段とをさらに含み、前記バンク角表示制御手段は、前記画像データの表示と同期するように前記推定されたバンク角を前記表示手段に表示させるように構成されている(請求項6)。この構成によれば、移動体の移動の様子を表す画像と同期してバンク角が表示される。これにより、移動体の移動状態を分かりやすく表示できる。
また、この発明の一実施形態では、前記移動状態表示装置は、前記表示手段に地図を表示する地図表示制御手段と、前記地図上に時間経過に伴って移動するように、移動体の位置マークを表示する位置マーク表示制御手段とをさらに含み、前記バンク角表示制御手段は、前記位置マークの移動と同期するように前記推定されたバンク角を前記表示手段に表示させるように構成されている(請求項7)。この構成によれば、移動体の移動の様子が地図上の位置マークによって表示され、この表示と同期するようにバンク角が表示される。これにより、移動体の移動状態を分かりやすく表示できる。
この発明の一実施形態は、さらに、移動体のバンク角を推定するための装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータをGPS受信機が生成するデータを取得するデータ取得手段、および前記データ取得手段が取得したデータを用いて移動体のバンク角を推定するバンク角演算手段として機能させるためのコンピュータプログラムを提供する(請求項8)。
この発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムでは、前記バンク角演算手段が、前記GPS受信機が生成して前記データ取得手段に取得された位置データを用いて移動体のバンク角を推定するように構成されている(請求項9)。
また、この発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムでは、前記バンク角演算手段が、前記GPS受信機が生成して前記データ取得手段に取得された速度データおよび方位角データを用いて移動体のバンク角を推定するように構成されている(請求項10)。
また、この発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムでは、前記バンク角演算手段が、前記GPS受信機が生成して前記データ取得手段に取得された速度データおよび方位角データを用いて移動体のバンク角を推定するように構成されている(請求項10)。
さらに、この発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムでは、前記データ取得手段は、さらに、移動体の加速度を生成する加速度センサが生成する加速度データを取得するように構成されている(請求項11)。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る車両の構成を示す側面図である。この車両は、自動二輪車1である。自動二輪車1は、車体フレーム2と、シート3と、エンジン5と、前輪6と、後輪7とを含む。シート3は、乗員が車体フレーム2を跨いで着座するように構成されている。車体フレーム2は、ステアリングヘッドパイプ11と、メインフレーム12と、シートフレーム13とを含む。
図1は、この発明の一実施形態に係る車両の構成を示す側面図である。この車両は、自動二輪車1である。自動二輪車1は、車体フレーム2と、シート3と、エンジン5と、前輪6と、後輪7とを含む。シート3は、乗員が車体フレーム2を跨いで着座するように構成されている。車体フレーム2は、ステアリングヘッドパイプ11と、メインフレーム12と、シートフレーム13とを含む。
ステアリングヘッドパイプ11には、ハンドル15と、サスペンション装置16とが、左右に回動可能に支持されている。前輪6は、サスペンション装置16に支持されている。
メインフレーム12は、ステアリングヘッドパイプ11から後方に向かって斜め下方に延びている。エンジン5は、メインフレーム12に支持されている。
メインフレーム12は、ステアリングヘッドパイプ11から後方に向かって斜め下方に延びている。エンジン5は、メインフレーム12に支持されている。
後輪7は、リヤアーム18の後端部に支持されている。リヤアーム18の前端部は、メインフレーム12に揺動自在に支持されている。リヤアーム18は、さらに、後輪側サスペンション装置19を介して、シートフレーム13に結合されている。後輪7には、エンジン5から回転駆動力が、伝達機構9を介して伝達される。伝達機構9は、たとえば、チェーンを含む。
シートフレーム13は、メインフレーム12の後端部から後方に向かって斜め上方に延びている。シート3は、シートフレーム13に支持されている。シート3の前方には、燃料タンク8が配置されている。燃料タンク8は、シートフレーム13に支持されている。シート3は、燃料タンク8の後方からシートフレーム13の後端部に向かって延びている。
ハンドル15は、運転者の右手で握られるように構成された右グリップ21と、運転者の左手で握られるように構成された左グリップ22とを含む。右グリップ21は、運転者がアクセル操作のために操作するアクセルグリップであり、その軸線まわりに回動可能に構成されている。右グリップ21および左グリップ22の間には、ドライブレコーダ20が配置され、ハンドル15に取り付けられている。さらに、ハンドル15の前方には、自動二輪車1の前方を照明するヘッドライド10が配置されている。
図2は、ドライブレコーダ20の構成例を示す斜視図である。ドライブレコーダ20は、防水構造のケース25と、ケース25に固定された取付けブラケット26とを含む。ケース25の前方端には、車両の前方の映像を記録するための窓27が設けられている。窓27の背後のケース25内には、カメラ等の構成部品が収納されている。ドライブレコーダ20のハンドル15への取り付けは、取付けブラケット26を用いて達成される。取付けブラケット26は、たとえば、ハンドル15に備えられたハンドルバーをクランプするクランプ機構を有していてもよい。
図3は、ドライブレコーダ20の電気的構成を説明するためのブロック図である。ドライブレコーダ20は、カメラ31と、CPU32と、GPS受信機33と、リーダ/ライタ34と、ROM37を含む。カメラ31は、車両前方の映像を撮影して、画像データに変換して出力するように構成されている。リーダ/ライタ34は、メディア35を着脱自在に装填できるように構成されており、さらに、メディア35に対してデータの書き込みおよび読み出し動作を行うように構成されている。メディア35は、可搬性記録媒体であり、マイクロSDカードおよびSDカードに代表されるメモリカードやUSBメモリのようなメモリユニットからなっていてもよいし、磁気ディスク、光ディスクまたは光磁気ディスクのような記録ディスクからなっていてもよい。CPU32は、ROM37に格納された動作プログラムを実行することによって、カメラ31が出力する画像データをメディア35に記録するようにリーダ/ライタ34を制御する。
GPS受信機33は、地球の周りを周回しているGPS受信機からの電波を受信することにより、ドライブレコーダ20の現在位置を測定する。すなわち、GPS受信機33は、ドライブレコーダ20が装着された自動二輪車1の現在位置を測定し、その現在位置を表す位置データを出力する。GPS受信機33は、さらに、自動二輪車1の移動速度を表す速度データおよび自動二輪車1の移動方向を表す方位角データを生成するように構成されている。GPS受信機33は、一定周期ごとに、位置データ、速度データおよび方位角データを出力する。CPU32は、ROM37に格納された動作プログラムを実行することによって、GPS受信機33が出力するデータをメディア35に記録するようにリーダ/ライタ34を制御する。CPU32は、GPS受信機33が出力する位置データ、速度データおよび方位角データの全てをメディア35に書き込むように動作してもよい。また、CPU32は、それらのデータのうちの一部(たとえば位置データのみ、または速度データおよび方位角データのみ)をメディア35に書き込むように動作してもよい。
ドライブレコーダ20は、その他、画像および位置データ等の記録を開始させるために操作者によって操作される記録開始ボタンを備えていてもよい。また、ドライブレコーダ20は、記録を停止させるための停止ボタンを備えていてもよい。CPU32は、記録開始ボタンによって記録開始が指示されてから、停止ボタンによって記録停止が指示されるまでの間にカメラ31が出力する画像データおよびGPS受信機33が出力する位置データ等をメディア35に記録するように構成されていてもよい。
さらに、ドライブレコーダ20は、自動二輪車1に対する衝撃を検出する衝撃センサを備えていてもよい。たとえば、CPU32は、カメラ31が出力する画像データおよびGPS受信機33が出力する位置データ等をメディア35に常時記録するように構成されていてもよい。また、CPU32は、衝撃センサによって一定以上の衝撃が検出されたときに、その前後の一定時間の画像をメディア35に記録するように構成されていてもよい。
図4は、メディア35に記録されたデータを処理するための処理装置の電気的構成例を示すブロック図である。処理装置40は、たとえば、パーソナルコンピュータのようなコンピュータによって構成することができる。処理装置40は、CPU41、ROM42、RAM43、ハードディスクドライブ(HDD)44、メディアスロット45、入力ユニット46、および表示ユニット47を含む。これらの構成部品は、処理装置40の内部のバスライン48に接続されている。
ハードディスクドライブ44は、いわゆる補助記憶装置であり、プログラムおよびデータを記憶する記憶領域を有している。ハードディスクドライブ44の代わりに、メモリディスク(SSD:Solid State Drive)に代表される固体メモリを用いてもよい。
RAM43は、CPU41のワークエリアを提供する。ROM42は、CPU41を動作させるための動作プログラムを記憶している。CPU41は、ROM42に格納された動作プログラムに従って動作し、必要に応じて、ハードディスクドライブ44に記憶されている基本プログラムおよびアプリケーションプログラムを実行して、必要な処理を行う。
RAM43は、CPU41のワークエリアを提供する。ROM42は、CPU41を動作させるための動作プログラムを記憶している。CPU41は、ROM42に格納された動作プログラムに従って動作し、必要に応じて、ハードディスクドライブ44に記憶されている基本プログラムおよびアプリケーションプログラムを実行して、必要な処理を行う。
メディアスロット45は、メディア35を装填することができるように構成されている。メディアスロット45は、メディア35に格納されているデータを読み出すことができるように構成されたリーダユニットである。
入力ユニット46は、たとえば、キーボードおよびポインティングデバイスを含む。ポインティングデバイスの例は、マウス、タッチパッドおよびトラックボールを含む。
入力ユニット46は、たとえば、キーボードおよびポインティングデバイスを含む。ポインティングデバイスの例は、マウス、タッチパッドおよびトラックボールを含む。
表示ユニット47は、液晶表示パネルのような二次元表示デバイスによって構成されていてもよい。表示ユニット47は、入力ユニット46とともに、処理装置40に対するマンマシンインタフェースを提供する。
ハードディスクドライブ44には、この実施形態では、データ分析プログラム50が格納されている。データ分析プログラム50は、メディア35に格納されたデータに対する分析処理を行い、その分析結果を表示ユニット47に表示させるためのコンピュータプログラムである。このデータ分析プログラム50が処理装置40によって実行されることにより、処理装置40は、自動二輪車1のバンク角を演算するバンク角推定装置として機能する。さらに、データ分析プログラム50が処理装置40によって実行されることにより、処理装置40は、自動二輪車1の走行状態を表示するための走行状態表示装置(移動状態表示装置)として機能する。
ハードディスクドライブ44には、この実施形態では、データ分析プログラム50が格納されている。データ分析プログラム50は、メディア35に格納されたデータに対する分析処理を行い、その分析結果を表示ユニット47に表示させるためのコンピュータプログラムである。このデータ分析プログラム50が処理装置40によって実行されることにより、処理装置40は、自動二輪車1のバンク角を演算するバンク角推定装置として機能する。さらに、データ分析プログラム50が処理装置40によって実行されることにより、処理装置40は、自動二輪車1の走行状態を表示するための走行状態表示装置(移動状態表示装置)として機能する。
ハードディスクドライブ44には、この実施形態では、道路地図を表す地図データが地図データ格納領域51に格納されている。また、ハードディスクドライブ44には、この実施形態では、メディア35からメディアスロット45を介して読み込まれたデータを格納するための記録データ格納領域52が確保されている。
図5は、CPU41がデータ分析プログラム50を実行することにより、表示ユニット47に表示される表示画面の一例を示す図である。表示画面60は、画像表示部61と地図表示部62とバンク角表示部63とを含む。
図5は、CPU41がデータ分析プログラム50を実行することにより、表示ユニット47に表示される表示画面の一例を示す図である。表示画面60は、画像表示部61と地図表示部62とバンク角表示部63とを含む。
画像表示部61は、たとえば矩形領域であり、カメラ31によって撮像された画像(動画)を表示するための表示領域である。地図表示部62は、画像表示部61に表示されている画像に相当する地図上の位置を表示するための表示領域である。地図表示部62には、道路地図64と、自動二輪車1の位置を表す位置マーク65とが表示される。位置マーク65は、道路地図64上における自動二輪車1の位置を表す。
バンク角表示部63は、自動二輪車1のバンク角を表示するための表示領域である。CPU41は、データ分析プログラム50を実行することにより、GPS受信機33が生成したデータに基づいて、自動二輪車1のバンク角を演算する。CPU41は、さらに、演算されたバンク角をバンク角表示部63に表示するように動作する。
CPU41は、画像表示部61にカメラ31の記録画像を表示するとともに、その表示と同期するように地図表示部62の表示を更新する。より具体的には、CPU41は、画像表示部61に表示されている動画の進行に応じて、地図表示部62に表示する道路地図64を更新し、かつ、道路地図64上における位置マーク65の位置を更新する。さらに、CPU41は、画像表示部61に表示されている動画の進行と同期するように、バンク角表示部63における表示を更新する。すなわち、CPU41は、画像表示部61に表示されている画像が撮像されたときの自動二輪車1のバンク角をバンク角表示部63に表示する。バンク角表示部63は、この実施形態では、バンク角の数値表示とともに、画像表示部61に表示された画像の水平面方向を線分66で表示するように構成されている。
CPU41は、画像表示部61にカメラ31の記録画像を表示するとともに、その表示と同期するように地図表示部62の表示を更新する。より具体的には、CPU41は、画像表示部61に表示されている動画の進行に応じて、地図表示部62に表示する道路地図64を更新し、かつ、道路地図64上における位置マーク65の位置を更新する。さらに、CPU41は、画像表示部61に表示されている動画の進行と同期するように、バンク角表示部63における表示を更新する。すなわち、CPU41は、画像表示部61に表示されている画像が撮像されたときの自動二輪車1のバンク角をバンク角表示部63に表示する。バンク角表示部63は、この実施形態では、バンク角の数値表示とともに、画像表示部61に表示された画像の水平面方向を線分66で表示するように構成されている。
図6は、自動二輪車1がバンク角δで傾斜した姿勢で走行している状態を示す図である。バンク角δは、鉛直線に対する左右方向への傾斜角度である。より具体的には、自動二輪車1がコーナリングするとき、自動二輪車1には鉛直下方に向けて重力加速度gが作用し、旋回半径方向外方側に向かって遠心力CFが作用する。このとき、重力mg(mは自動二輪車および乗員の合計質量)および遠心力CFの合力Fの作用方向は、鉛直方向に対して傾斜しており、自動二輪車1の車体の上下方向線73に沿う。この傾斜角がバンク角δに相当する。つまり、車体を傾斜させることによって、自動二輪車1の車体の左右方向線74に沿う方向(車体左右方向)に関して、遠心力CFの分力成分と重力mgの分力成分とが釣り合う。これによって、自動二輪車1を傾斜姿勢に保持してコーナリングさせることができる。
たとえば、自動二輪車1の車体を右方向に傾斜させたとき(図6に示す傾斜姿勢)のバンク角δには正符号が割り当てられ、自動二輪車の車体を左方向に傾斜させたときのバンク角δには負符号が割り当てられる。
図7は、CPU41がデータ分析プログラム50を実行することによって行われるデータ取り込み処理を説明するためのフローチャートである。データ取り込み処理とは、メディア35に記録されたデータをハードディスクドライブ44の記録データ格納領域52に格納するとともに、表示画面60の表示に必要な演算処理を行う処理である。CPU41は、メディアスロット45に装填されたメディア35から記録データを取得し、ハードディスクドライブ44に格納する(ステップS1)。すなわち、ドライブレコーダ20に備えられたGPS受信機33が一定時間間隔で生成してメディア35に記録された位置データ、速度データおよび方位角データが、記録データ格納領域52に格納される。また、ドライブレコーダ20のカメラ31が生成してメディア35に記録された画像データが、記録データ格納領域52に格納される。
図7は、CPU41がデータ分析プログラム50を実行することによって行われるデータ取り込み処理を説明するためのフローチャートである。データ取り込み処理とは、メディア35に記録されたデータをハードディスクドライブ44の記録データ格納領域52に格納するとともに、表示画面60の表示に必要な演算処理を行う処理である。CPU41は、メディアスロット45に装填されたメディア35から記録データを取得し、ハードディスクドライブ44に格納する(ステップS1)。すなわち、ドライブレコーダ20に備えられたGPS受信機33が一定時間間隔で生成してメディア35に記録された位置データ、速度データおよび方位角データが、記録データ格納領域52に格納される。また、ドライブレコーダ20のカメラ31が生成してメディア35に記録された画像データが、記録データ格納領域52に格納される。
GPS受信機33は、データ生成時に同時に、時刻情報を生成する。この時刻データも、メディア35に記録される。そこで、CPU31は、当該時刻情報をメディア35から読み込み、記録データ格納領域52に格納する。記録データ格納領域52に格納される画像データ、位置データ、速度データおよび方位角データは、時刻データによって互いに関連付けられている。
CPU41は、ハードディスクドライブ44に格納されたデータに基づき、各時刻における自動二輪車1のバンク角を演算する(ステップS2)。さらに、CPU41は、演算されたバンク角データを、対応する時刻データに関連付けて、ハードディスクドライブ44のバンク角データ格納領域53に格納する(ステップS3)。こうして、表示画面60を表示ユニット47に表示するための準備が完了する。
図8は、CPU41がデータ分析プログラム50を実行することによって実現される処理の一つを説明するためのフローチャートであり、表示ユニット47に対する表示制御動作が示されている。操作者が入力ユニット46を操作して記録画像を再生するための再生指示動作を行うと、CPU41は、ハードディスクドライブ44の記録データ格納領域52から画像データを読み出して、画像表示部61に動画を表示する(ステップS11)。さらに、CPU41は、表示されている画像に対応する時刻データに基づいて、自動二輪車1の現在位置データを取得し(ステップS12)、当該現在位置を含む地図データを地図データ格納領域51から読み出して地図表示部62に表示させる(ステップS13)。さらに、CPU41は、当該現在位置に基づき、地図表示部62内の道路地図64上の該当位置に位置マーク65を表示させる(ステップS14)。また、CPU41は、時刻データに基づいて、対応するバンク角データをバンク角データ格納領域53から読み出し、バンク角表示部63に表示させる(ステップS15)。このような動作が再生対象の画像終了まで繰り返される(ステップS16)。
このようにして、ドライブレコーダ20によって記録された動画が画像表示部61に表示され、その表示と同期するように自動二輪車1の位置が地図表示部62に表示され、かつ、そのときの自動二輪車1のバンク角がバンク角表示部63に表示される。つまり、画像表示部61における画像表示、地図表示部62における位置表示、およびバンク角表示部63におけるバンク角表示が、同期した状態で、表示画面60上で刻々と変化していく。
図9は、バンク角演算処理(図7のステップS2)の一例を説明するためのフローチャートである。この例では、GPS受信機33がサンプリング周期Tgps(たとえば1秒)ごとに生成した時系列に従う位置データを用いて、バンク角δが推定される。したがって、ドライブレコーダ20のCPU32は、GPS受信機33が出力するデータのうち、少なくとも位置データをメディア35に記録する。
GPS受信機33は、サンプリング周期Tgps(たとえば、1秒)ごとに、自動二輪車1の位置を表す位置データLatiおよび経度データLongを出力するように構成されている。位置データは、時系列に従って生成される緯度データLati(分)および経度データLong(分)を含む。GPS受信機33が生成する位置データには、演算処理等に起因する遅れが生じている。この遅れを補正するために補正パラメータは、GPSデータ遅れ補正時間Td(たとえば1.5秒)と呼ばれる。
CPU17は、まず、緯度データLatiおよび経度データLongを、距離単位(メートル(m))の位置データX,Yにそれぞれ変換するための演算を実行する(ステップS21)。具体的には、次式(1)(2)により、位置データX,Yが求められる。
X(n)=Long(n)×α×1000 …(1)
Y(n)=Lati(n)×β×1000 …(2)
ただし、(n)は時系列データについての処理が各時間点nに関して同様に行われることを意味するものとする。αおよびβは変換のための係数であり、日本国内の緯度データおよび経度データを変換するときには、係数α=1.5、係数β=1.85とすればよい。日本以外の国において同様の処理を行うときには、当該国に応じた係数α,βが選択される。
X(n)=Long(n)×α×1000 …(1)
Y(n)=Lati(n)×β×1000 …(2)
ただし、(n)は時系列データについての処理が各時間点nに関して同様に行われることを意味するものとする。αおよびβは変換のための係数であり、日本国内の緯度データおよび経度データを変換するときには、係数α=1.5、係数β=1.85とすればよい。日本以外の国において同様の処理を行うときには、当該国に応じた係数α,βが選択される。
CPU41は、求められた位置データX,Yに対して、ノイズを減らすための平均化処理を実行する(ステップS22)。これにより、平均化処理用の位置データX,Yが求められる。
次に、CPU41は、平均化処理後の位置データX,Yに対して微分処理を行い、これによって、速度ベクトルV(VX,VY)を求める(ステップS23)。速度ベクトルVは、自動二輪車1の速さおよび移動方向の情報を含む。
次に、CPU41は、平均化処理後の位置データX,Yに対して微分処理を行い、これによって、速度ベクトルV(VX,VY)を求める(ステップS23)。速度ベクトルVは、自動二輪車1の速さおよび移動方向の情報を含む。
さらに、CPU41は、速度ベクトルV(VX,VY)をさらに時間微分することによって、加速度ベクトルA(AX,AY)を求める(ステップS24)。加速度ベクトルA(AX,AY)は、自動二輪車1の加速度の大きさおよびその方向の情報を含む。
次に、CPU41は、速度ベクトルV(VX,VY)および加速度ベクトルA(AX,AY)を用いて、次式 (3)によって、自動二輪車1に働く横加速度Gyの大きさを求める(ステップS25)。
次に、CPU41は、速度ベクトルV(VX,VY)および加速度ベクトルA(AX,AY)を用いて、次式 (3)によって、自動二輪車1に働く横加速度Gyの大きさを求める(ステップS25)。
Gy=(VX(n)×AY(n)−AX(n)×VY(n))/√(VX(n)2+VY(n)2) …(3)
こうして求められた横加速度Gyを用い、CPU41は、次式(4)に従ってバンク角δを求める(ステップS26)。
δ(n)=−(180/π)×Tan−1(Gy(n)/9.81) …(4)
そして、CPU41は、求められたバンク角δ(n)を、GPSデータ遅れ補正時間Tdだけ、時間軸上で前にずらすためのGPSデータ遅れ補正処理を実行する(ステップS27)。GPSデータ遅れ補正は、時間点nをGPSデータ遅れ補正時間Tdだけずらす処理、すなわち、減じる処理である。
こうして求められた横加速度Gyを用い、CPU41は、次式(4)に従ってバンク角δを求める(ステップS26)。
δ(n)=−(180/π)×Tan−1(Gy(n)/9.81) …(4)
そして、CPU41は、求められたバンク角δ(n)を、GPSデータ遅れ補正時間Tdだけ、時間軸上で前にずらすためのGPSデータ遅れ補正処理を実行する(ステップS27)。GPSデータ遅れ補正は、時間点nをGPSデータ遅れ補正時間Tdだけずらす処理、すなわち、減じる処理である。
GPS受信機33は、サンプリング周期Tgps(たとえば1秒)ごとに位置データを生成するので、前記式(4)により求められるバンク角δは、サンプリング周期Tgpsごとの推定バンク角である。そこで、CPU41は、GPSデータ遅れ補正処理がされたバンク角δに基づいて、描画する画像のフレームレートに対応した周期Tm(たとえば、1/10秒)ごとのバンク角δを求めるための時間補完処理を行う(ステップS28)。これにより、動画の表示に合わせて、バンク角の表示を滑らかに変化させることができる。
こうして、求められたバンク角δが、ハードディスクドライブ44のバンク角データ格納領域53に格納される(図7のステップS3)。このような処理が、記録データ格納領域52に格納された全ての緯度データLatiおよび経度データLongに対して行われる。
図10は、バンク角推定演算の実例を示す。曲線L0は、自動二輪車にバンク角センサを取り付けて、自動二輪車1のバンク角を計測した計測値を示す。曲線L1は、当該自動二輪車1にドライブレコーダ20を搭載してGPS受信機の生成データを記録し、図9に示すバンク角演算によりバンク角δを推定した結果を示す。曲線L1は、曲線L0に良好に整合しており、妥当なバンク角推定値が得られていることがわかる。
図10は、バンク角推定演算の実例を示す。曲線L0は、自動二輪車にバンク角センサを取り付けて、自動二輪車1のバンク角を計測した計測値を示す。曲線L1は、当該自動二輪車1にドライブレコーダ20を搭載してGPS受信機の生成データを記録し、図9に示すバンク角演算によりバンク角δを推定した結果を示す。曲線L1は、曲線L0に良好に整合しており、妥当なバンク角推定値が得られていることがわかる。
以上のように、この実施形態によれば、GPS受信機33が生成する位置データを用い、自動二輪車1のバンク角δを十分な精度で推定することができる。したがって、自動二輪車1に角速度センサを備えることなく、自動二輪車1のバンク角情報を得ることができる。これにより、ドライブレコーダ20の記録データを有効に活用することができる。すなわち、処理装置40によって記録データを処理して、バンク角等を表示ユニット47の表示画面60に表示させることができる。その結果、たとえば、自動二輪車1のライダーは、ドライブレコーダ20によって撮像された画像と併せて、走行時のバンク角を知ることができる。これにより、走行当時における記憶が鮮明によみがえるので、走行後の楽しみを増大させることができる。しかも、バンク角の表示は、画像表示および地図表示と同期して行われるので、わかり易い表示が可能である。これにより、自動二輪車1による走行当時の記憶をより一層鮮明によみがえらせることができる。
図11は、バンク角演算処理(図7のステップS2)の別の例を示すフローチャートである。この例では、GPS受信機33がサンプリング周期Tgps(たとえば1秒)ごとに生成した時系列に従う方位角データθおよび速度データVを用いて、バンク角δが推定される。したがって、ドライブレコーダ20のCPU32は、GPS受信機33が出力するデータのうち、少なくとも方位角データθおよび速度データVをメディア35に記録する。
処理装置40のCPU41は、メディア35から方位角データ(n)を読み出し、その方位角データθ(n)に対して平均化処理を行って、ノイズが低減された方位角θ(n)を演算する(ステップS31)。次に、CPU41は、平均化処理された方位角θ(n)に対して微分処理を行い、方位角微分値dθ(n)を演算する(ステップS32)。そして、CPU41は、方位角微分値dθ(n)および速度データV(n)を用いて、次式(5)により横加速度Gyを求める(ステップS33)。
Gy=dθ(n)×V(n)/3.6 …(5)
その後は、図9のステップS26〜S18と同様にして、バンク角δ(n)が求められ(ステップS34)、これに対してGPSデータ遅れ補正処理および時間補完処理が行われる(ステップS35,S36)。
このような処理が、ハードディスクドライブ44のデータ格納領域50に格納された全ての方位角データθ(n)および速度データV(n)に対して行われ、それらのデータが、バンク角データ格納領域53に格納される(図7のステップS3)。このように、方位角データθ(n)および速度データV(n)を用いることによっても、位置データLati,Longを用いる場合と同様に、バンク角δの時系列データを求めることができる。
その後は、図9のステップS26〜S18と同様にして、バンク角δ(n)が求められ(ステップS34)、これに対してGPSデータ遅れ補正処理および時間補完処理が行われる(ステップS35,S36)。
このような処理が、ハードディスクドライブ44のデータ格納領域50に格納された全ての方位角データθ(n)および速度データV(n)に対して行われ、それらのデータが、バンク角データ格納領域53に格納される(図7のステップS3)。このように、方位角データθ(n)および速度データV(n)を用いることによっても、位置データLati,Longを用いる場合と同様に、バンク角δの時系列データを求めることができる。
図12は、この発明の第2の実施形態に係るドライブレコーダ70の電気的構成を示すブロック図である。この図12において、前述の図3に示された各部に対応する部分には同一の参照符号を付す。ドライブレコーダ70は、図3に示された構成に加えて、自動二輪車1の車体上下方向の加速度を計測する上下方向加速度センサ71と、ローパスフィルタ72とを備えている。ローパスフィルタ72は、上下方向加速度センサ71が検出するエンジン振動を打ち消すことができる特性を有する低域通過フィルタである。
上下方向加速度センサ71は、自動二輪車1の車体の上下方向線73(図6参照)に沿う車体上下方向の加速度を検出するものである。すなわち、自動二輪車1のバンク角δが0のとき、上下方向加速度センサ71は、鉛直方向の加速度を検出する。これに対して、自動二輪車1がバンク角δで傾斜しているときには、上下方向加速度センサ71は、鉛直方向に対してバンク角δだけ傾斜した方向の加速度を検出する。すなわち、上下方向加速度センサ71は、遠心力CFおよび重力mgの合力に相当する加速度を検出することになる。
図6から理解されるとおり、コーナリング中は、重力mgに加えて遠心力CFに起因する加速度が上下方向加速度センサ71によって検出される。そこで、上下方向加速度センサ71の出力を用いることで、自動二輪車1のバンク角δを推定することができる。
CPU32には、上下方向加速度センサ71が出力し、ローパスフィルタ72によってノイズ除去された上下方向加速度値が入力される。CPU32は、この上下方向加速度値を、所定のサンプリング周期(たとえば前記周期Tmと同等の周期)ごとにメディア35に書き込むようにリーダ/ライタ34を制御する。したがって、メディア35には、GPS受信機33が生成するデータに加えて、上下方向加速度データが時系列に従って記録されることになる。CPU32は、第1の実施形態の場合と同様に、カメラ31が生成する画像データも、時系列に従ってメディア35に記録するように動作する。
CPU32には、上下方向加速度センサ71が出力し、ローパスフィルタ72によってノイズ除去された上下方向加速度値が入力される。CPU32は、この上下方向加速度値を、所定のサンプリング周期(たとえば前記周期Tmと同等の周期)ごとにメディア35に書き込むようにリーダ/ライタ34を制御する。したがって、メディア35には、GPS受信機33が生成するデータに加えて、上下方向加速度データが時系列に従って記録されることになる。CPU32は、第1の実施形態の場合と同様に、カメラ31が生成する画像データも、時系列に従ってメディア35に記録するように動作する。
図13は、処理装置40による処理内容を説明するためのブロック図である。すなわち、この実施形態では、CPU41がデータ分析プログラム50を実行することによって、図13に示す処理が周期Tmごとに実行されるようになっている。CPU41は、GPS受信機33の生成データに基づいてバンク角δを推定する第1バンク角推定処理81を実行する。この第1バンク角推定処理81は、図9または図11を参照して説明した前述の処理結果であってもよい。さらに、CPU41は、メディア35からハードディスクドライブ44の記録データ格納領域52に取り込んだ上下方向加速度の時系列データGz(n)(単位:g(重力加速度))を用いて、第2バンク角推定処理82を実行する。この第2バンク角推定処理82は、具体的には、次式(6)に示す処理により推定バンク角Δgz(絶対値)を求める処理であってもよい。
Δgz=Cos−1(1/max(Gz,1)) …(6)
式(6)の右辺において、max(Gz,1)は、上下方向加速度Gzと1(g)(重力加速度)とのいずれか大きい方をとることを表す。これは、自動二輪車1が登り坂から下り坂へと移動する場合のように、自動二輪車1の車体に働く上下方向加速度Gzが1(g)より小さくなる場合があるからである。すなわち、計算上の上下方向加速度に対して下限値1(g)を設けてある。なお、式(6)は、その性質上、車両が右に傾いているか左に傾いているかを表す符号のない推定バンク角Δgzを生成する。
式(6)の右辺において、max(Gz,1)は、上下方向加速度Gzと1(g)(重力加速度)とのいずれか大きい方をとることを表す。これは、自動二輪車1が登り坂から下り坂へと移動する場合のように、自動二輪車1の車体に働く上下方向加速度Gzが1(g)より小さくなる場合があるからである。すなわち、計算上の上下方向加速度に対して下限値1(g)を設けてある。なお、式(6)は、その性質上、車両が右に傾いているか左に傾いているかを表す符号のない推定バンク角Δgzを生成する。
CPU41は、さらに、GPS受信機33の生成データから求めたバンク角δを、絶対値Δgpsと符号sgnとに分けるための処理、すなわち、絶対値抽出処理83および符号抽出処理84を実行する。
さらに、CPU41は、第1バンク角推定処理81から求められた符号なしの推定バンク角Δgpsと第2バンク角推定処理82によって求められた同じく符号なしの推定バンク角Δgzに対するミキシング処理85を実行する。ミキシング処理85は、定常特性の優れた信号である推定バンク角Δgpsに対して実行されるローパスフィルタ処理85aと、過渡特性の優れた信号である推定バンク角Δgzに対して実行されるハイパスフィルタ処理85bとを含む。ローパスフィルタ処理85aおよびハイパスフィルタ処理85bは、等しい時定数のフィルタ処理である。ミキシング処理85は、さらに、ローパスフィルタ処理85aの結果とハイパスフィルタ処理85bの結果とを足し合わせる加算処理85cを含む。
さらに、CPU41は、第1バンク角推定処理81から求められた符号なしの推定バンク角Δgpsと第2バンク角推定処理82によって求められた同じく符号なしの推定バンク角Δgzに対するミキシング処理85を実行する。ミキシング処理85は、定常特性の優れた信号である推定バンク角Δgpsに対して実行されるローパスフィルタ処理85aと、過渡特性の優れた信号である推定バンク角Δgzに対して実行されるハイパスフィルタ処理85bとを含む。ローパスフィルタ処理85aおよびハイパスフィルタ処理85bは、等しい時定数のフィルタ処理である。ミキシング処理85は、さらに、ローパスフィルタ処理85aの結果とハイパスフィルタ処理85bの結果とを足し合わせる加算処理85cを含む。
ミキシング処理とは、定常特性の優れた信号にローパスフィルタを適用し、過渡特性の優れた信号に前記ローパスフィルタと同じ時定数のハイパスフィルタを適用して、これらを足し合わせることによって、望ましい特性の信号を得るための信号処理である。前記式(6)によって求まる推定バンク角Δgzには、上下方向加速度センサ71の誤差等に起因する定常的な誤差が含まれている。これに対して、GPS受信機33の生成データから求まる推定バンク角Δgpsには、定常的な誤差は含まれていないと考えられる。一方、上下方向加速度センサ71の出力信号に基づいて求められた推定バンク角Δgzは、センサ出力に基づいているので、細かい周期(Tm)で計算することが可能であり、過渡特性に優れている。これに対して、GPS受信機33の生成データから求められた推定バンク角Δgpsは、得られるデータの時間間隔Tgps(>Tm)が長いから、過渡特性においては、あまり優れていないと考えられる。そこで、前述のようなミキシング処理85を細かい周期Tmで行うことによって、過渡特性に優れ、かつセンサ誤差の影響等を軽減したバンク角の大きさΔmixを求めることができる。
CPU41は、さらに、バンク角の大きさΔmixに対して、符号抽出処理84によって抽出された符号を付与する符号付与処理86を実行する。これにより、符号付の推定バンク角φmixが得られる。すなわち、第1バンク角推定処理81によって求められたバンク角δの符号が、ミキシング処理によって得られた値Xmixに乗じられることによって、推定バンク角φmixが求められる。こうして求められた推定バンク角φmixは、ハードディスクドライブ44のバンク角データ格納領域53に格納される。
図14は、前記第2の実施形態によって求められた推定バンク角の例を示す。曲線L10は、自動二輪車1にバンク角センサを取り付け、その出力をプロットして得られた曲線である。曲線L11は、第1バンク角推定処理81によって求められた推定バンク角δをプロットして得られた曲線である。曲線L12は、第1バンク角推定処理81および第2バンク角推定処理82ならびにミキシング処理85等を行って得られた推定バンク角φmixをプロットして得られた曲線である。これらの曲線L10,L11,L12の比較から、第2実施形態により求められた推定バンク角φmixは、第1バンク角推定処理81によって求められた推定バンク角δよりも、計測器出力に近似していることがわかる。
GPS受信機は、サンプリング周期Tgps(たとえば1秒)おきにデータを生成するに過ぎないのに対して、加速度センサは、一般に、ミリ秒のオーダでデータが取得可能である。そこで、第2の実施形態では、サンプリング周期Tgps(たとえば1秒)おきにしか計算できない第1バンク角推定処理81(GPS受信機の生成データのみを用いたバンク角演算)が、上下方向加速度センサ71の出力データで補完される。これにより、より高精度にバンク角を推定できる。
図15は、この発明の第3の実施形態に係る走行状態記録・表示装置90の電気的構成を示すブロック図である。この図15において、前述の図3に示された各部に相当する部分には、図3と同一参照符号を付す。走行状態記録・表示装置90は、図3に示された構成部分に加えて、表示ユニット91を備えている。表示ユニット91は、液晶表示パネルその他の二次元表示装置であってもよい。
CPU32は、ROM37に格納された動作プログラムを実行することによって、ドライブレコーダとしての動作とともに、バンク角を表示ユニット91に表示させるためのバンク角表示制御装置としての機能も実行する。すなわち、ROM37には、バンク角推定のためのデータ分析プログラムが格納されている。このデータ分析プログラムに従ってCPU32が動作することにより、CPU32は、前述の第1の実施形態におけるCPU41と同様な働きを有する。加えて、CPU32は、推定されたバンク角を表示ユニット91に表示させるための制御を実行する。
詳細に説明すると、CPU32は、GPS受信機33が生成する位置データ、または速度データおよび方位角データに基づき、バンク角δの推定演算を行う。バンク角δの推定演算は、たとえば、カルマンフィルタを用いてリアルタイムに行われてもよい。こうして推定されたバンク角δが、CPU32の働きにより、表示ユニット91に表示される。こうして、自動二輪車1の走行状態を記録するとともに、表示ユニット91にバンク角をたとえばリアルタイムに表示することができる。したがって、自動二輪車1のライダーは走行中または走行直後にバンク角情報を得ることができるので、走行時の楽しみが増大する。CPU32は、演算されたバンク角δをメディア35に記録するように動作してもよい。これにより、走行後にバンク角δを確認することができる。
なお、この実施形態を変形して、走行状態記録・表示装置90は、図12に示された構成部分に加えて、表示ユニット91を備えるように構成してもよい。この場合も同様に、CPU32は、ROM37に格納された動作プログラムを実行することによって、ドライブレコーダとしての動作とともに、表示ユニット91にバンク角を表示させるためのバンク角表示制御装置としての機能も実行する。すなわち、ROM37に格納されたデータ分析プログラムに従ってCPU32が動作することにより、CPU32は、前述の第2の実施形態におけるCPU41と同様な働きを有する。加えて、CPU32は、推定されたバンク角を表示ユニット91に表示させるための制御を実行する。
以上、この発明の実施形態について説明してきたが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。たとえば、ドライブレコーダ20,70や走行状態記録・表示装置90は、リーダ/ライタ34およびメディア35の代わりに、固定メモリを備えていてもよい。この場合には、ドライブレコーダ20,70や走行状態記録・表示装置90は、固定メモリからのデータ読出しを行うためのインターフェースを備えていることが好ましい。このようなインターフェースは、USB(Universal Serial Bus)ポートを含んでいてもよい。
また、画像データおよびGPS受信機生成データ等の移動履歴データを記録する記録装置は、ドライブレコーダ等の形態を有している必要はない。たとえば、カーナビゲーション装置等の車載装置によって、移動履歴データが記録されてもよい。また、バンク角の推定演算のためには、画像データは必ずしも記録される必要はない。そこで、GPS受信機の生成データを用いるカーナビゲーション装置によって、GPS受信機生成データを記録し、その記録されたデータを用いてバンク角を演算することもできる。カーナビゲーション装置に表示ユニットが備えられている場合には、カーナビゲーション装置のコンピュータが、バンク角推定演算のためのデータ分析プログラムを実行できるようにプログラムされていてもよい。これにより、たとえば、カーナビゲーション装置の表示ユニットにバンク角を表示させることができる。カーナビゲーション装置のコンピュータは、演算されたバンク角をメモリユニットに格納するように構成されていることが好ましい。メモリユニットは、カーナビゲーション装置に固定されたメモリ素子を含んでいてもよいし、カーナビゲーション装置に着脱可能なメモリ素子(メモリカード等)を含んでいてもよい。
さらにまた、移動履歴データの記録は、車両に取り付けられた車載装置によって行う必要もない。たとえば、GPS受信機を備えた携帯情報機器を移動履歴データの記録のための記録装置として用いることもできる。たとえば、携帯電話機のような携帯情報機器を携帯した乗員が車両等の移動体に乗って移動し、その際に、携帯情報機器の移動履歴データ(すなわち、移動体の移動履歴データ)を携帯情報機器に記録するようにしてもよい。こうして記録された移動履歴データもバンク角推定演算のために用いることができる。携帯情報機器に備えられたコンピュータが、バンク角推定演算のためのデータ分析プログラムを実行できるようにプログラムされていてもよい。これにより、たとえば、携帯情報機器に備えられた表示ユニットにバンク角を表示させることができる。携帯情報機器のコンピュータは、演算されたバンク角をメモリユニットに格納するように構成されていることが好ましい。メモリユニットは、携帯情報機器に固定されたメモリ素子を含んでいてもよいし、携帯情報機器に着脱可能なメモリ素子(メモリカード等)を含んでいてもよい。
移動履歴データを記録するときに用いられる移動体は、自動二輪車等のように左右に傾斜させて(リーンさせて)進行方向を変更するように構成されている必要はない。たとえば、四輪車両のように、実質的に傾斜せずに進行方向を変更する移動体の移動履歴データを用いて、バンク角を演算してもよい。これにより、たとえば四輪車両の移動履歴に従って二輪車両を走行させたときのバンク角を推定できる。
バンク角が推定される移動体は、自動二輪車に限らず、左右に傾斜(リーン)させることが可能な移動体であればよい。このような移動体としては、自動二輪車の他にも、自転車やスノーモービル等の鞍乗り型車両を例示できる。また、水上を移動する移動体である船舶も、傾斜(リーン)させることが可能な移動体の例である。このような船舶の例としては、モータボートやジェット推進艇(ジェットボートまたはパーソナルウォータークラフト)に代表される水上滑走艇を例示できる。とくに、パーソナルウォータークラフトは、鞍乗り型の艇体を有していて、鞍乗り型車両とともに、鞍乗り型移動体に分類できる。このような鞍乗り型移動体では、乗員(とくに運転者)はバンク角に大きな興味を抱く傾向にあるから、この発明の一実施形態によってバンク角情報を提供すれば、走行後の楽しみを増大させることができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
以下に、特許請求の範囲における用語と前記実施形態における用語との対応を列記する。
データ取得手段: ステップS1
バンク角演算手段: ステップS2
加速度センサ: 上下方向加速度センサ71
表示手段: 表示ユニット47,91
バンク角表示制御手段: ステップS15
画像取得手段: ステップS1
画像表示制御手段: ステップS11
地図表示制御手段: ステップS13
位置マーク表示制御手段:ステップS14
以下に、特許請求の範囲における用語と前記実施形態における用語との対応を列記する。
データ取得手段: ステップS1
バンク角演算手段: ステップS2
加速度センサ: 上下方向加速度センサ71
表示手段: 表示ユニット47,91
バンク角表示制御手段: ステップS15
画像取得手段: ステップS1
画像表示制御手段: ステップS11
地図表示制御手段: ステップS13
位置マーク表示制御手段:ステップS14
1 自動二輪車
20 ドライブレコーダ
32 CPU
33 GPS受信機
34 リーダ/ライタ
35 メディア
40 処理装置
41 CPU
44 ハードディスクドライブ
45 メディアスロット
47 表示ユニット
50 データ分析プログラム
51 地図データ格納領域
52 記録データ格納領域
53 バンク角データ格納領域
60 表示画面
61 画像表示部
62 地図表示部
63 バンク角表示部
64 道路地図
65 位置マーク
66 線分
70 ドライブレコーダ
71 上下方向加速度センサ
72 ローパスフィルタ
73 上下方向線
74 左右方向線
81 第1バンク角推定処理
82 第2バンク角推定処理
83 絶対値抽出処理
84 符号抽出処理
85 ミキシング処理
86 符号付与処理
90 走行状態記録・表示装置
91 表示ユニット
20 ドライブレコーダ
32 CPU
33 GPS受信機
34 リーダ/ライタ
35 メディア
40 処理装置
41 CPU
44 ハードディスクドライブ
45 メディアスロット
47 表示ユニット
50 データ分析プログラム
51 地図データ格納領域
52 記録データ格納領域
53 バンク角データ格納領域
60 表示画面
61 画像表示部
62 地図表示部
63 バンク角表示部
64 道路地図
65 位置マーク
66 線分
70 ドライブレコーダ
71 上下方向加速度センサ
72 ローパスフィルタ
73 上下方向線
74 左右方向線
81 第1バンク角推定処理
82 第2バンク角推定処理
83 絶対値抽出処理
84 符号抽出処理
85 ミキシング処理
86 符号付与処理
90 走行状態記録・表示装置
91 表示ユニット
Claims (11)
- 移動体のバンク角を推定するための装置であって、
GPS受信機が生成するデータを取得するデータ取得手段と、
前記データ取得手段が取得したデータを用いて移動体のバンク角を推定するバンク角演算手段とを含む、バンク角推定装置。 - 前記バンク角演算手段が、前記GPS受信機が生成して前記データ取得手段に取得された位置データを用いて移動体のバンク角を推定するように構成されている、請求項1に記載のバンク角推定装置。
- 前記バンク角演算手段が、前記GPS受信機が生成して前記データ取得手段に取得された速度データおよび方位角データを用いて移動体のバンク角を推定するように構成されている、請求項1に記載のバンク角推定装置。
- 前記データ取得手段は、さらに、移動体の加速度を生成する加速度センサが生成する加速度データを取得するように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のバンク角推定装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載のバンク角推定装置と、
表示手段と、
前記バンク角推定手段によって推定されたバンク角を、前記表示手段に表示させるバンク角表示制御手段とを含む、移動状態表示装置。 - 移動体による移動の様子を表す画像データを取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された画像データを前記表示手段に表示させる画像表示制御手段とをさらに含み、
前記バンク角表示制御手段は、前記画像データの表示と同期するように前記推定されたバンク角を前記表示手段に表示させるように構成されている、請求項5に記載の移動状態表示装置。 - 前記表示手段に地図を表示する地図表示制御手段と、
前記地図上に時間経過に伴って移動するように、移動体の位置マークを表示する位置マーク表示制御手段とをさらに含み、
前記バンク角表示制御手段は、前記位置マークの移動と同期するように前記推定されたバンク角を前記表示手段に表示させるように構成されている、請求項5または6に記載の移動状態表示装置。 - 移動体のバンク角を推定するための装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを
GPS受信機が生成するデータを取得するデータ取得手段、および
前記データ取得手段が取得したデータを用いて移動体のバンク角を推定するバンク角演算手段
として機能させるためのコンピュータプログラム。 - 前記バンク角演算手段が、前記GPS受信機が生成して前記データ取得手段に取得された位置データを用いて移動体のバンク角を推定するように構成されている、請求項8に記載のコンピュータプログラム。
- 前記バンク角演算手段が、前記GPS受信機が生成して前記データ取得手段に取得された速度データおよび方位角データを用いて移動体のバンク角を推定するように構成されている、請求項8に記載のコンピュータプログラム。
- 前記データ取得手段は、さらに、移動体の加速度を生成する加速度センサが生成する加速度データを取得するように構成されている、請求項8〜10のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010148082A JP2013177016A (ja) | 2010-06-29 | 2010-06-29 | バンク角推定装置およびそれを用いた移動状態表示装置 |
PCT/JP2010/065320 WO2012001825A1 (ja) | 2010-06-29 | 2010-09-07 | バンク角推定装置およびそれを用いた移動状態表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010148082A JP2013177016A (ja) | 2010-06-29 | 2010-06-29 | バンク角推定装置およびそれを用いた移動状態表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013177016A true JP2013177016A (ja) | 2013-09-09 |
Family
ID=45401578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010148082A Pending JP2013177016A (ja) | 2010-06-29 | 2010-06-29 | バンク角推定装置およびそれを用いた移動状態表示装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013177016A (ja) |
WO (1) | WO2012001825A1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013166555A (ja) * | 2009-12-25 | 2013-08-29 | Yamaha Motor Co Ltd | ライダー特性判定装置およびそれを備えた鞍乗り型車両 |
JP2015101331A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 光陽工業股▲分▼有限公司 | ドライブレコーダーの固定装置 |
WO2015129029A1 (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-03 | パイオニア株式会社 | 動画情報生成装置 |
JP2018100032A (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | 川崎重工業株式会社 | 鞍乗型車両用の表示装置及び鞍乗型車両 |
WO2021199318A1 (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-07 | 本田技研工業株式会社 | 画像処理装置、車両、画像処理方法およびプログラム |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105438358B (zh) * | 2015-11-28 | 2018-05-18 | 小米科技有限责任公司 | 滑板车折叠方法和装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4787297B2 (ja) * | 2002-09-13 | 2011-10-05 | 川崎重工業株式会社 | 自動二輪車用ヘッドランプ装置 |
WO2005038746A1 (ja) * | 2003-10-20 | 2005-04-28 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 自動二輪車用の走行支援方法および走行支援システム |
-
2010
- 2010-06-29 JP JP2010148082A patent/JP2013177016A/ja active Pending
- 2010-09-07 WO PCT/JP2010/065320 patent/WO2012001825A1/ja active Application Filing
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013166555A (ja) * | 2009-12-25 | 2013-08-29 | Yamaha Motor Co Ltd | ライダー特性判定装置およびそれを備えた鞍乗り型車両 |
JP2015101331A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 光陽工業股▲分▼有限公司 | ドライブレコーダーの固定装置 |
TWI579180B (zh) * | 2013-11-27 | 2017-04-21 | 光陽工業股份有限公司 | 行車記錄器之固定裝置 |
WO2015129029A1 (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-03 | パイオニア株式会社 | 動画情報生成装置 |
JP2018100032A (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | 川崎重工業株式会社 | 鞍乗型車両用の表示装置及び鞍乗型車両 |
WO2021199318A1 (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-07 | 本田技研工業株式会社 | 画像処理装置、車両、画像処理方法およびプログラム |
JPWO2021199318A1 (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-07 | ||
JP7274045B2 (ja) | 2020-03-31 | 2023-05-15 | 本田技研工業株式会社 | 画像処理装置、車両、画像処理方法およびプログラム |
US12097804B2 (en) | 2020-03-31 | 2024-09-24 | Honda Motor Co., Ltd. | Image processing device, vehicle, image processing method, and storage medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2012001825A1 (ja) | 2012-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2012001825A1 (ja) | バンク角推定装置およびそれを用いた移動状態表示装置 | |
JP5646043B2 (ja) | 走行連動音発生装置 | |
US8649978B2 (en) | Velocity calculating device, velocity calculation method, and navigation device | |
JP4319928B2 (ja) | 車両状態検知システムおよび車両状態検知方法 | |
CN102686476A (zh) | 驾驶员特性判断装置以及包括所述驾驶员特性判断装置的跨骑式车辆 | |
JP5481600B2 (ja) | 走行連動音発生装置 | |
US20080243384A1 (en) | Azimuth determination apparatus, azimuth determination method and azimuth determination program | |
EP4035981A1 (en) | Leaning vehicle data output apparatus | |
JP2018012439A (ja) | 後方視界補助装置 | |
JP2008310766A (ja) | イベントデータレコーダ、自動二輪車及び情報記録方法 | |
JP2003337028A (ja) | 二輪車及び二輪車用運転技術データ収集システム | |
EP3534162A1 (en) | Device for obtaining leaning vehicle angular velocity around axis in direction perpendicular to road surface | |
US11500470B2 (en) | System and method of vehicle aware gesture recognition in vehicles with smart helmets | |
JP6215915B2 (ja) | 速度算出装置、及び速度算出方法 | |
Brunner et al. | Analysis of experimental data on dynamics and behavior of e-scooter riders and applications to the impact of automated driving functions on urban road safety | |
JP2008286986A (ja) | 車両移動データ解析システム | |
JP7369938B2 (ja) | 制御装置、及び地図生成方法 | |
EP1756688B1 (fr) | Procede d'estimation de l'ecart evalue entre la position d'un vehicule et une trajectoire theorique | |
US10442463B2 (en) | Method and device for ascertaining the steering angle of a one-track vehicle | |
JP2012062026A (ja) | 車両用表示装置、車両用表示制御方法、及び車両用表示制御プログラム | |
JP4250391B2 (ja) | 指標検出装置、指標検出方法 | |
JP5891120B2 (ja) | 速度算出装置、速度算出方法、速度算出プログラム、および記録媒体 | |
JP2008008653A (ja) | 取り付け方向判定方法、ナビゲーション装置及びプログラム | |
JP6891863B2 (ja) | 表示制御装置および表示制御プログラム | |
JP2006126178A (ja) | ナビゲーション装置 |