JP5973008B2 - 表示パネル - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係る表示パネル10は、正面視で長方形状のパネル本体12を有している。パネル本体12の略中央部には、長方形状の表示部14が、その長手方向とパネル本体12の長手方向が一致するように、配置されている。
なお、挟額縁に対応するために、パネル端12AとドライバIC18との間に透明電極20は配線せず、この間の間隔を最小にしている。一方、ドライバIC18と表示部14との間にあるパネル本体12や、ドライバIC18の長手方向にあるパネル本体12には、透明電極20などを配線する余裕がある。なお、「挟額縁パネル」とは、パネル本体12の面積縮小を図るために、ドライバIC18とパネル端12Aとの間に、少なくとも入力用の透明電極20(配線)を形成しない構成を備えたパネルのことをいう。一般に、外部からドライバIC18に信号を入力する際には透明電極20を介するが、この場合、例えばフレキシブル基板22をパネル12側にオーバーラップした上で透明電極20との電気的接続を図っている。このため、ドライバIC18とパネル端12Aとの間に透明電極20を引き出してしまうと、ドライバIC18とパネル端12Aとの間に上述したオーバーラップ用の面積を確保する必要が生じ、結果としてパネル本体の面積の増加につながってしまう。このため、従来より、ドライバIC18とパネル端12Aとの間に透明電極20を形成しないこととしてパネル本体12の面積の増大抑制を図っている。
なお、一般にドライバIC18の長辺方向の長さよりも表示部14の長辺方向の方が長いため、ドライバIC18の横の空いた領域に透明電極20を引き回している。
図2は、ドライバIC18の構成を概略的に示す機能ブロック図である。
制御回路102は、CPUインターフェース100から受け取ったデータを元に、表示データを作成し、これを駆動回路106に渡す。
なお、以下、ドライバIC18のパネル端12Aと対向する一方の長辺18B沿いに間隔を置いて複数並んで配置された入力端子202を、適宜、第1入力端子群204(本発明の入力端子群の一例)と称し、ドライバIC18の表示部14と対向する他方の長辺18A沿いに間隔を置いて複数並んで配置された入力端子202を、適宜、第2入力端子群206と称す。
なお、第1配線群300のうち、一部の配線(図4では、一番下に配置された配線)だけは、第1入力端子群204から第2入力端子群206に向かって延在せずに、ドライバIC18の一方の短辺18Cに向かって直に延在して、当該短辺18C下から引き出されている。
また、ドライバIC18の一方の短辺18C下を通る第1配線群300の配線幅は、第1入力端子群204及び第2入力端子群206の各端子の幅に比べて狭くなっている。
また、第1配線群300のうちドライバIC18の一方の短辺18C下を通る配線同士の間隔は、第1入力端子群204の端子同士の間隔よりも狭くなっている。
また、第2配線群302の配線同士の間隔は、第2入力端子群206の端子同士の間隔よりも狭くなっている。
したがって、比較ドライバIC500のように入力端子502を比較ドライバIC500の一方の短辺500C沿いに配置する場合に比べて、ドライバIC18の一方の長辺18B沿いに配置する方が、入力端子202の配置できる数を増やすことができ、入力端子202の増加に伴うドライバIC18の面積増加を抑制することが可能となる。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。
例えば、第1入力端子群204及び第2入力端子群206に接続される配線は、透明電極である場合を説明したが、透明でなくてもよく、また導電体であれば材質は特に限定されない。
(付記1)
表示パネルは、表示部を備えるパネル本体と、前記表示部と前記パネル本体のパネル端との間に、長手方向が前記表示部に沿うように配置され、前記表示部を駆動する長方形状のドライバICと、前記ドライバICの前記パネル端と対向する一方の長辺沿いに間隔を置いて並んで配置される第1入力端子群と、前記ドライバICの前記表示部と対向する他方の長辺沿いに間隔を置いて並んで配置される第2入力端子群と、前記第1入力端子群にそれぞれ接続され、かつ、前記ドライバICと前記パネル本体との間の前記パネル本体上に形成され、前記ドライバICの一方の短辺下を通って、前記ドライバICと前記パネル本体との間から引き出される第1配線群と、前記第2入力端子群にそれぞれ接続され、かつ、前記ドライバICと前記パネル本体との間の前記パネル本体上に形成され、前記ドライバICの他方の長辺下を通って、前記ドライバICと前記パネル本体との間から引き出される第2配線群と、を備える。
この構成によれば、ドライバICの一方の短辺沿いには、第1入力端子群よりも配線同士の間隔や配線自体の幅を狭くすることが可能な第1配線群が配置されることになり、この短辺沿いに第1配線群を配置(配線)可能な数だけ、第1配線群がそれぞれ接続される第1入力端子群をドライバICの一方の長辺沿いに配置することができる。
したがって、例えば第1入力端子群をドライバICの一方の短辺沿いに配置する場合に比べて、ドライバICの一方の長辺沿いに配置する方が、入力端子の配置できる数を増やすことができ、入力端子の増加に伴うドライバICの面積増加を抑制することが可能となる。
そして、このような表示パネルは、各配線はドライバICの一方の長辺からはパネル本体に引き出されないため、パネル端とドライバICとの間に配線を配置せず挟額縁化を図った所謂「挟額縁パネル」の場合に、特に有効である。
なお、「挟額縁パネル」とは、パネル本体の面積縮小を図るために、ドライバICとパネル端との間に、少なくとも入力用の配線を形成しない構成を備えたパネルのことをいう。
付記1に記載の表示パネルは、前記第1入力端子群及び前記第2入力端子群は、前記ドライバICの一方の短辺の端部から順次配置され、前記第2入力端子群よりも前記ドライバICの他方の短辺側に配置された前記第1入力端子群の端子に接続された前記第1配線群の配線は、前記他方の長辺下を通って引き出される。
この構成によれば、第1入力端子群の端子数が多くなり、前記第1配線群の一部の配線がドライバICの一方の短辺下を通ることができなくなっても、ドライバICの他方の長辺下を通ることができる。
付記1又は付記2に記載の表示パネルは、前記ドライバICの一方の短辺下を通る前記第1配線群の配線幅は、前記第1入力端子群及び前記第2入力端子群の各端子の幅に比べて狭い。
この構成によれば、例えば第1入力端子群をドライバICの一方の短辺沿いに配置する場合に比べて、前記第1配線群の配線幅が各端子の幅よりも狭い分だけ、入力端子の配置できる数を増やすことができ、入力端子の増加に伴うドライバICの面積増加を抑制することが可能となる。
付記1〜3のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記第1配線群の配線同士及び前記第2配線群の配線同士の間隔は、前記第1入力端子群の端子同士及び前記第2入力端子群の端子同士の間隔よりも狭い。
この構成によれば、例えば第1入力端子群をドライバICの一方の短辺沿いに配置する場合に比べて、第1配線群の配線同士の間隔が、第1入力端子群の端子同士の間隔よりも狭い分だけ、入力端子の配置できる数を増やすことができ、入力端子の増加に伴うドライバICの面積増加を抑制することが可能となる。
付記1〜4のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記ドライバICのいずれかの短辺に配置可能な入力端子数を超える数の入力端子が、前記ドライバICの両長辺沿いに配置されている。
この構成によれば、例えば第1入力端子群をドライバICの一方の短辺沿いに配置する場合に比べて、入力端子の増加に伴うドライバICの面積増加を抑制することが確実となる。
付記1〜5のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記第1配線群は、前記第1入力端子群から前記第2入力端子群に向かって延在し、前記第2入力端子群に向かう途中で前記ドライバICの一方の短辺に向かって延在して、前記ドライバICの一方の短辺下を通り、前記第2配線群は、前記第2入力端子群から前記他方の長辺に向かって延在して、前記ドライバICの他方の長辺下を通る。
このように、ドライバICにおける第1入力端子群と第2入力端子群の間のパネル本体には第1配線群が配線されることになる。
付記1〜6のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記ドライバICは、CPUインターフェース及び駆動回路を備えるドライバICであり、前記第1入力端子群及び前記第2入力端子群は、前記CPUインターフェース及び前記電源回路の入力端子群である。
このように、第1入力端子群及び第2入力端子群は、CPUインターフェース及び電源回路の入力端子群とすることができる。
付記1〜7のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記第2配線群は、前記ドライバICの他方の長辺下を通って前記ドライバICと前記パネル本体との間から引き出され、前記表示部と前記ドライバICとの間を前記ドライバICの他方の長辺に沿って延在し、途中で前記パネル本体のパネル端に向かって延在して前記パネル本体の外部へ引き出され、前記パネル本体の外部に配置された処理装置及び電圧源装置の少なくとも一方に接続される。
付記1〜8のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記ドライバICの前記第2入力端子群よりも前記他方の短辺側に前記他方の長辺に沿って間隔を置いて複数配置され、前記表示部に対して信号を出力する出力端子、を備える。
付記9に記載の表示パネルは、一端が前記出力端子に接続され、他端が前記表示部の長手部分に接続される第1透明電極と、一端が前記出力端子に接続され、他端が前記表示部の短手部分に接続される第2透明電極と、を備える。
付記1〜10のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記第1配線群及び前記第2配線群は透明電極である。このように、第1配線群及び第2配線群は、透明電極とすることもできる。
ドライバICは、長手方向が表示パネルの表示部に沿うように配置されて前記表示部を駆動する長方形状のドライバICであって、一方の短辺側に配置され、前記表示部側と反対側の一方の長辺沿いに間隔を置いて並べられた第1入力端子群と、前記一方の短辺側に配置され、前記表示部側の他方の長辺沿いに間隔を置いて並べられた第2入力端子群と、前記第2入力端子群から所定の距離離れた位置から他方の短辺側へ前記他方の長辺沿いに間隔を置いて並べられ、前記表示部に対して信号を出力する出力端子群と、を備え、前記一方の長辺には、前記出力端子群と対向する位置に端子群が配置されていない。
付記12に記載のドライバICは、隣接する第1入力端子と第2入力端子との間の間隔は、前記第2入力端子間の間隔、及び出力端子間の間隔よりも大きい。
付記12又は付記13に記載のドライバICは、いずれかの短辺に配置可能な入力端子数を超える数の入力端子が、両長辺沿いに配置されている。
付記12〜14のいずれか一つに記載のドライバICは、CPUインターフェース、電源回路及び駆動回路を備え、前記第1入力端子群及び前記第2入力端子群は、前記CPUインターフェース及び前記電源回路の入力端子群である。
付記12〜15のいずれか一つに記載のドライバICは、前記第1入力端子群及び前記第2入力端子群は、長手方向の片側のみに配置される。
付記12〜16のいずれか一つに記載のドライバICは、前記第1入力端子群及び前記第2入力端子群は、短手方向の中央から短手方向に等距離離して配置されている。
12 パネル本体
14 表示部
18 ドライバIC
18A 他方の長辺
18B 一方の長辺
18C 一方の短辺
18D 他方の短辺
200 出力端子
204 第1入力端子群(入力端子群)
300 第1配線群(配線群)
Claims (6)
- 表示部と、前記表示部を備えるパネル本体と、前記パネル本体に配置されて前記表示部を駆動する長方形状のドライバICと、を備えた表示パネルであって、
前記ドライバICは、一方の短辺側に配置され、前記表示部側と反対側の一方の長辺沿いに間隔を置いて並べられた入力端子群と、前記一方の短辺側から他方の短辺側へ前記表示部側の他方の長辺沿いに間隔を置いて並べられ、前記表示部に対して信号を出力する出力端子群と、を備え、
前記入力端子群には、前記パネル本体と前記ドライバICとの間に配置されて、前記ドライバICの前記一方の短辺に沿って前記一方の長辺側から前記他方の長辺に向けて配線される第1配線部と前記長辺に沿って配線され前記一方の短辺側から引き出される第2配線部とを有する配線群が接続される表示パネル。 - 前記配線群は、前記第2配線部の幅が前記第1配線部の幅よりも狭い、請求項1に記載の表示パネル。
- 前記第2配線部の幅は、前記入力端子群を構成する端子の幅よりも狭い、請求項1又は請求項2に記載の表示パネル。
- 前記ドライバICは、CPUインターフェース及び電源回路を備えるドライバICであり、
前記入力端子群は、前記CPUインターフェース及び前記電源回路の入力端子群である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示パネル。 - 前記出力端子群は、前記ドライバICの前記入力端子群よりも前記他方の短辺側に配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示パネル。
- 一端が前記出力端子群に接続され、他端が前記表示部の長手部分に接続される第1透明電極と、一端が前記出力端子群に接続され、他端が前記表示部の短手部分に接続される第2透明電極と、を備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示パネル。
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