ところで、特許文献1の図12に記載されたシャッターのように、樹脂材料の成形によって形成された各スラットの本体部が1枚の平板状部分のみによって構成されているシャッターでは、各スラットの本体部が複数層構造になっている場合よりも、各スラットの本体部が変形するおそれが増大してしまう。仮に、各スラットの本体部が変形してしまうと、シャッター扉としての相互に連結された複数のスラットを一対のガイドレールに対して円滑に相対移動させることができなくなってしまう。
前記問題点に鑑み、本発明は、1枚の平板状部分のみによって構成されている各スラットの本体部の変形を抑制することができるシャッターを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、本体部(1a,1a’)と連結用凸部(1b,1b’)と連結用凹部(1c,1c’)とを具備する複数の同一形状のスラット(1,1’,…)を透明樹脂材料の押出し成形によって形成し、
各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)を1枚の平板状部分のみによって構成し、
隣接する2個のスラット(1,1’)を長手方向に相対移動させることにより、隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)と他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)とを嵌合させ、それにより、複数のスラット(1,1’,…)を相互に連結し、
シャッター扉としての相互に連結された複数のスラット(1,1’,…)を一対のガイドレール(10R,10L)に対して相対移動させることができるシャッター(100)において、
各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)から連結用凹部(1c,1c’)の側に本体部(1a,1a’)に平行に延びている突起部(1b4,1b4’)を、各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)に設け、
各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)から連結用凸部(1b,1b’)の側に本体部(1a,1a’)に平行に延びている突起部(1c4,1c4’)を、各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)に設け、
各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)に装着される第1端部用延長部材(2R,2R’)を透明樹脂材料によって形成し、
各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)に装着される第2端部用延長部材(2L,2L’)を透明樹脂材料によって形成し、
第1端部用延長部材(2R,2R’)が各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)に装着された時に各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)に当接するフランジ部(2R1,2R1’)と、第1端部用延長部材(2R,2R’)が各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)に装着された時に各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)よりも各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)の側に位置する変形防止部(2R2,2R2’)とを第1端部用延長部材(2R,2R’)に設け、
各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)に当接する第1部分(2R2a,2R2a’)と、各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)に当接する第2部分(2R2b,2R2b’)と、各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)に当接する第3部分(2R2c,2R2c’)とを第1端部用延長部材(2R,2R’)の変形防止部(2R2,2R2’)に設け、
各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)の突起部(1b4,1b4’)と係合する溝部(2R2b1,2R2b1’)を、第1端部用延長部材(2R,2R’)の変形防止部(2R2,2R2’)の第2部分(2R2b,2R2b’)に形成し、
各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)の突起部(1c4,1c4’)と係合する溝部(2R2c1,2R2c1’)を、第1端部用延長部材(2R,2R’)の変形防止部(2R2,2R2’)の第3部分(2R2c,2R2c’)に形成し、
第2端部用延長部材(2L,2L’)が各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)に装着された時に各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)に当接するフランジ部(2L1,2L1’)と、第2端部用延長部材(2L,2L’)が各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)に装着された時に各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)よりも各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)の側に位置する変形防止部(2L2,2L2’)とを第2端部用延長部材(2L,2L’)に設け、
各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)に当接する第1部分(2L2a,2L2a’)と、各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)に当接する第2部分(2L2b,2L2b’)と、各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)に当接する第3部分(2L2c,2L2c’)とを第2端部用延長部材(2L,2L’)の変形防止部(2L2,2L2’)に設け、
各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)の突起部(1b4,1b4’)と係合する溝部(2L2b1,2L2b1’)を、第2端部用延長部材(2L,2L’)の変形防止部(2L2,2L2’)の第2部分(2L2b,2L2b’)に形成し、
各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)の突起部(1c4,1c4’)と係合する溝部(2L2c1,2L2c1’)を、第2端部用延長部材(2L,2L’)の変形防止部(2L2,2L2’)の第3部分(2L2c,2L2c’)に形成したことを特徴とするシャッター(100)が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、第1端部用延長部材(2R,2R’)の一部分および第2端部用延長部材(2L,2L’)の一部分が一対のガイドレール(10R,10L)内に挿入されるように、かつ、各スラット(1,1’,…)の長手方向の両端部(1R,1R’,1L,1L’)が一対のガイドレール(10R,10L)内に挿入されないように、一対のガイドレール(10R,10L)の間隔(L2)を設定し、
一対のガイドレール(10R,10L)を、直線状の直線レール(10R1,10L1)と、湾曲したコーナーレール(10R2,10L2)とによって構成し、
回転軸部(1b1,1b1’)と、回転軸部(1b1,1b1’)の外周面から概略径方向外側に延びている支持部(1b2,1b2’)とを、各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)に設け、
回転軸部(1b1,1b1’)の外周面と滑合する内周面を有する円弧筒状の軸受部(1c1,1c1’)を各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)に設け、
隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの一方のスラット(1)の支持部(1b2)が、他方のスラット(1’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)に対向する位置から他方の端部(1c1b’)に対向する位置まで移動するように、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)に対して回転することにより、一方のスラット(1)が他方のスラット(1’)に対して揺動するように、各スラット(1,1’,…)を構成し、
隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの一方のスラット(1)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)から脱落するのを防止するための円弧筒状の脱落防止部(1b3)を、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)に設け、
一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)と円弧筒状の脱落防止部(1b3)とを同心に形成し、
一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)と円弧筒状の脱落防止部(1b3)とを支持部(1b2)によって接続し、
一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の内周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の外周面とによって隙間嵌めを構成し、
隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの一方のスラット(1)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)から脱落するのを防止するための円弧筒状の脱落防止部(1c3’)を、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)に設け、
他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)と円弧筒状の脱落防止部(1c3’)とを同心に形成し、
他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の一方の端部(1c1a’)から概略径方向外側に延びている支持部(1c2’)を、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)に設け、
他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)と円弧筒状の脱落防止部(1c3’)とを支持部(1c2’)によって接続し、
一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の外周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の脱落防止部(1c3’)の内周面とによって隙間嵌めを構成し、
隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の支持部(1b2)が、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との間の任意の位置に配置されている時、
一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)とを結ぶ平面(S1)上であって、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)を隔てて一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)の反対側の位置で、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の外周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の脱落防止部(1c3’)の内周面とが対向しているか、あるいは、
一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)とを結ぶ平面(S1)上であって、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)を隔てて他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)の反対側の位置で、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の内周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の外周面とが対向していることを特徴とする請求項1に記載のシャッター(100)が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、一対のガイドレール(10R,10L)のうちの各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)の側に位置する第1ガイドレール(10R)内に挿入される軸状の突出部(2R3,2R3’)を第1端部用延長部材(2R,2R’)に設け、
第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)の外周面に係止突起(2R3a,2R3a’)を形成し、
第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)に装着される第1ローラー(3R,3R’)を設け、
円筒状部分(3R1,3R1’)と、円筒状部分(3R1,3R1’)の一方の端部を覆う蓋部分(3R2,3R2’)とを、第1ローラー(3R,3R’)に設け、
第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)の内周面に係止突起(3R1a,3R1a’)を形成し、
第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)の外周面の係止突起(2R3a,2R3a’)が第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)の内周面の係止突起(3R1a,3R1a’)を乗り越えるように、第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)が第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)に圧入されると、第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)の外周面の係止突起(2R3a,2R3a’)が第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)の内周面の係止突起(3R1a,3R1a’)によって係止されることにより、第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)が第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)から抜けることが防止され、かつ、第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)の外周面およびその係止突起(2R3a,2R3a’)と、第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)の内周面およびその係止突起(3R1a,3R1a’)とによって隙間嵌めが構成され、
一対のガイドレール(10R,10L)のうちの各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)の側に位置する第2ガイドレール(10L)内に挿入される軸状の突出部(2L3,2L3’)を第2端部用延長部材(2L,2L’)に設け、
第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)の外周面に係止突起(2L3a,2L3a’)を形成し、
第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)に装着される第2ローラー(3L,3L’)を設け、
円筒状部分(3L1,3L1’)と、円筒状部分(3L1,3L1’)の一方の端部を覆う蓋部分(3L2,3L2’)とを、第2ローラー(3L,3L’)に設け、
第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)の内周面に係止突起(3L1a,3L1a’)を形成し、
第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)の外周面の係止突起(2L3a,2L3a’)が第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)の内周面の係止突起(3L1a,3L1a’)を乗り越えるように、第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)が第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)に圧入されると、第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)の外周面の係止突起(2L3a,2L3a’)が第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)の内周面の係止突起(3L1a,3L1a’)によって係止されることにより、第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)が第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)から抜けることが防止され、かつ、第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)の外周面およびその係止突起(2L3a,2L3a’)と、第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)の内周面およびその係止突起(3L1a,3L1a’)とによって隙間嵌めが構成され、
相互に連結された複数のスラット(1,1’,…)を一対のガイドレール(10R,10L)に対して相対移動させる時、第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)の外周面が第1ガイドレール(10R)の内壁面に接触すると、第1ローラー(3R,3R’)が第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)に対して回転すると共に、第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)の外周面が第2ガイドレール(10L)の内壁面に接触すると、第2ローラー(3L,3L’)が第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)に対して回転することを特徴とする請求項2に記載のシャッター(100)が提供される。
請求項1に記載のシャッター(100)では、本体部(1a,1a’)と連結用凸部(1b,1b’)と連結用凹部(1c,1c’)とを具備する複数の同一形状のスラット(1,1’,…)が、透明樹脂材料の押出し成形によって形成されている。また、各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)が1枚の平板状部分のみによって構成されている。更に、隣接する2個のスラット(1,1’)を長手方向に相対移動させることにより、隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)と他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)とを嵌合させ、それにより、複数のスラット(1,1’,…)が相互に連結されている。また、シャッター扉としての相互に連結された複数のスラット(1,1’,…)が一対のガイドレール(10R,10L)に対して相対移動可能に構成されている。
つまり、請求項1に記載のシャッター(100)では、複数の同一形状のスラット(1,1’,…)が透明樹脂材料によって形成されているため、請求項1に記載のシャッター(100)によれば、シャッター扉としてのスラット(1,1’,…)の外側からスラット(1,1’,…)を透視してスラット(1,1’,…)の内側を視認することができる。
また、請求項1に記載のシャッター(100)では、各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)が1枚の平板状部分のみによって構成されているため、請求項1に記載のシャッター(100)によれば、各スラットの本体部が複数層構造になっている場合よりも、視認性を向上させることができる。
ところで、請求項1に記載のシャッター(100)のように、樹脂材料の成形によって形成された各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)が1枚の平板状部分のみによって構成されているシャッター(100)では、各スラットの本体部が複数層構造になっている場合よりも、各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)が変形するおそれが増大してしまう。仮に、各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)が変形してしまうと、シャッター扉としての相互に連結された複数のスラット(1,1’,…)を一対のガイドレール(10R,10L)に対して円滑に相対移動させることができなくなってしまう。
この問題点に鑑み、請求項1に記載のシャッター(100)では、各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)から連結用凹部(1c,1c’)の側に本体部(1a,1a’)に平行に延びている突起部(1b4,1b4’)が、各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)に設けられている。また、各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)から連結用凸部(1b,1b’)の側に本体部(1a,1a’)に平行に延びている突起部(1c4,1c4’)が、各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)に設けられている。
更に、請求項1に記載のシャッター(100)では、各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)に装着される第1端部用延長部材(2R,2R’)が透明樹脂材料によって形成されている。また、各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)に装着される第2端部用延長部材(2L,2L’)が透明樹脂材料によって形成されている。
詳細には、請求項1に記載のシャッター(100)では、第1端部用延長部材(2R,2R’)が各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)に装着された時に各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)に当接するフランジ部(2R1,2R1’)と、第1端部用延長部材(2R,2R’)が各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)に装着された時に各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)よりも各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)の側に位置する変形防止部(2R2,2R2’)とが第1端部用延長部材(2R,2R’)に設けられている。
また、請求項1に記載のシャッター(100)では、各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)に当接する第1部分(2R2a,2R2a’)と、各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)に当接する第2部分(2R2b,2R2b’)と、各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)に当接する第3部分(2R2c,2R2c’)とが第1端部用延長部材(2R,2R’)の変形防止部(2R2,2R2’)に設けられている。
更に、請求項1に記載のシャッター(100)では、各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)の突起部(1b4,1b4’)と係合する溝部(2R2b1,2R2b1’)が、第1端部用延長部材(2R,2R’)の変形防止部(2R2,2R2’)の第2部分(2R2b,2R2b’)に形成されている。また、各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)の突起部(1c4,1c4’)と係合する溝部(2R2c1,2R2c1’)が、第1端部用延長部材(2R,2R’)の変形防止部(2R2,2R2’)の第3部分(2R2c,2R2c’)に形成されている。
つまり、請求項1に記載のシャッター(100)では、第1端部用延長部材(2R,2R’)が各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)に装着されると、第1端部用延長部材(2R,2R’)の変形防止部(2R2,2R2’)の第1部分(2R2a,2R2a’)が各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)に当接し、かつ、第1端部用延長部材(2R,2R’)の変形防止部(2R2,2R2’)の第2部分(2R2b,2R2b’)が各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)の円弧筒状の脱落防止部(1b3,1b3’)の外周面に当接し、かつ、第1端部用延長部材(2R,2R’)の変形防止部(2R2,2R2’)の第3部分(2R2c,2R2c’)が各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)の円弧筒状の脱落防止部(1c3,1c3’)の外周面に当接し、かつ、第1端部用延長部材(2R,2R’)の変形防止部(2R2,2R2’)の第2部分(2R2b,2R2b’)の溝部(2R2b1,2R2b1’)が各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)の突起部(1b4,1b4’)と係合し、かつ、第1端部用延長部材(2R,2R’)の変形防止部(2R2,2R2’)の第3部分(2R2c,2R2c’)の溝部(2R2c1,2R2c1’)が各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)の突起部(1c4,1c4’)と係合することにより、各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)の変形が、各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)で抑制される。
その上、請求項1に記載のシャッター(100)では、第2端部用延長部材(2L,2L’)が各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)に装着された時に各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)に当接するフランジ部(2L1,2L1’)と、第2端部用延長部材(2L,2L’)が各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)に装着された時に各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)よりも各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)の側に位置する変形防止部(2L2,2L2’)とが第2端部用延長部材(2L,2L’)に設けられている。
また、請求項1に記載のシャッター(100)では、各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)に当接する第1部分(2L2a,2L2a’)と、各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)に当接する第2部分(2L2b,2L2b’)と、各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)に当接する第3部分(2L2c,2L2c’)とが第2端部用延長部材(2L,2L’)の変形防止部(2L2,2L2’)に設けられている。
更に、請求項1に記載のシャッター(100)では、各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)の突起部(1b4,1b4’)と係合する溝部(2L2b1,2L2b1’)が、第2端部用延長部材(2L,2L’)の変形防止部(2L2,2L2’)の第2部分(2L2b,2L2b’)に形成されている。また、各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)の突起部(1c4,1c4’)と係合する溝部(2L2c1,2L2c1’)が、第2端部用延長部材(2L,2L’)の変形防止部(2L2,2L2’)の第3部分(2L2c,2L2c’)に形成されている。
つまり、請求項1に記載のシャッター(100)では、第2端部用延長部材(2L,2L’)が各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)に装着されると、第2端部用延長部材(2L,2L’)の変形防止部(2L2,2L2’)の第1部分(2L2a,2L2a’)が各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)に当接し、かつ、第2端部用延長部材(2L,2L’)の変形防止部(2L2,2L2’)の第2部分(2L2b,2L2b’)が各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)の円弧筒状の脱落防止部(1b3,1b3’)の外周面に当接し、かつ、第2端部用延長部材(2L,2L’)の変形防止部(2L2,2L2’)の第3部分(2L2c,2L2c’)が各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)の円弧筒状の脱落防止部(1c3,1c3’)の外周面に当接し、かつ、第2端部用延長部材(2L,2L’)の変形防止部(2L2,2L2’)の第2部分(2L2b,2L2b’)の溝部(2L2b1,2L2b1’)が各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)の突起部(1b4,1b4’)と係合し、かつ、第2端部用延長部材(2L,2L’)の変形防止部(2L2,2L2’)の第3部分(2L2c,2L2c’)の溝部(2L2c1,2L2c1’)が各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)の突起部(1c4,1c4’)と係合することにより、各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)の変形が、各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)で抑制される。
換言すれば、請求項1に記載のシャッター(100)によれば、1枚の平板状部分のみによって構成されている各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)の変形を抑制することができる。
請求項2に記載のシャッター(100)では、第1端部用延長部材(2R,2R’)の一部分および第2端部用延長部材(2L,2L’)の一部分が一対のガイドレール(10R,10L)内に挿入されるように、かつ、各スラット(1,1’,…)の長手方向の両端部(1R,1R’,1L,1L’)が一対のガイドレール(10R,10L)内に挿入されないように、一対のガイドレール(10R,10L)の間隔(L2)が設定されている。更に、一対のガイドレール(10R,10L)が、直線状の直線レール(10R1,10L1)と、湾曲したコーナーレール(10R2,10L2)とによって構成されている。
つまり、請求項2に記載のシャッター(100)では、各スラット(1,1’,…)の長手方向の両端部(1R,1R’,1L,1L’)が一対のガイドレール(10R,10L)内に挿入されず、第1端部用延長部材(2R,2R’)の一部分および第2端部用延長部材(2L,2L’)の一部分のみが一対のガイドレール(10R,10L)内に挿入されるため、請求項2に記載のシャッター(100)によれば、各スラットの長手方向の両端部が一対のガイドレール内に挿入される場合よりも、ガイドレール(10R,10L)のコーナーレール(10R2,10L2)の曲率半径を小さくすることができる。
また、請求項2に記載のシャッター(100)では、回転軸部(1b1,1b1’)と、回転軸部(1b1,1b1’)の外周面から概略径方向外側に延びている支持部(1b2,1b2’)とが、各スラット(1,1’,…)の連結用凸部(1b,1b’)に設けられている。更に、回転軸部(1b1,1b1’)の外周面と滑合する内周面を有する円弧筒状の軸受部(1c1,1c1’)が各スラット(1,1’,…)の連結用凹部(1c,1c’)に設けられている。
更に、請求項2に記載のシャッター(100)では、隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの一方のスラット(1)の支持部(1b2)が、他方のスラット(1’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)に対向する位置から他方の端部(1c1b’)に対向する位置まで移動するように、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)に対して回転することにより、一方のスラット(1)が他方のスラット(1’)に対して揺動するように、各スラット(1,1’,…)が構成されている。
すなわち、請求項2に記載のシャッター(100)のように、隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの一方のスラット(1)の支持部(1b2)が、他方のスラット(1’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)に対向する位置から他方の端部(1c1b’)に対向する位置まで移動するように、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)に対して回転することにより、一方のスラット(1)が他方のスラット(1’)に対して揺動するシャッター(100)では、他方のスラット(1’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との間隔(隙間)(1c1d’)を大きくすればするほど、他方のスラット(1’)に対して揺動可能な一方のスラット(1)の揺動角度を大きくすることができ、それに伴って、ガイドレール(10R,10L)のコーナーレール(10R2,10L2)の曲率半径を小さくすることができる。
ところが、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との間隔(隙間)(1c1d’)を大きくすればするほど、その間隔(隙間)(1c1d’)の幅寸法(W1c1ab)と一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の直径(D1b1)との差分が小さくなり、その結果、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)からその隙間(1c1d’)を介して脱落する向きに力を受けた時に、円弧筒状の軸受部(1c1’)の弾性変形に伴って隙間(1c1d’)が広がり、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)から脱落してしまうおそれが大きくなる。
この問題点に鑑み、請求項2に記載のシャッター(100)では、隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの一方のスラット(1)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)から脱落するのを防止するための円弧筒状の脱落防止部(1b3)が、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)に設けられている。更に、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)と円弧筒状の脱落防止部(1b3)とが同心に形成されている。
また、請求項2に記載のシャッター(100)では、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)と円弧筒状の脱落防止部(1b3)とが支持部(1b2)によって接続されている。更に、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の内周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の外周面とによって隙間嵌めが構成されている。
更に、請求項2に記載のシャッター(100)では、隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの一方のスラット(1)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)から脱落するのを防止するための円弧筒状の脱落防止部(1c3’)が、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)に設けられている。また、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)と円弧筒状の脱落防止部(1c3’)とが同心に形成されている。
また、請求項2に記載のシャッター(100)では、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の一方の端部(1c1a’)から概略径方向外側に延びている支持部(1c2’)が、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)に設けられている。更に、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)と円弧筒状の脱落防止部(1c3’)とが支持部(1c2’)によって接続されている。また、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の外周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の脱落防止部(1c3’)の内周面とによって隙間嵌めが構成されている。
詳細には、請求項2に記載のシャッター(100)では、隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の支持部(1b2)が、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との間の任意の位置に配置されている時、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)とを結ぶ平面(S1)上であって、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)を隔てて一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)の反対側の位置で、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の外周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の脱落防止部(1c3’)の内周面とが対向しているか、あるいは、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)とを結ぶ平面(S1)上であって、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)を隔てて他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)の反対側の位置で、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の内周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の外周面とが対向している。
すなわち、請求項2に記載のシャッター(100)では、隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)と他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)とが嵌合し、一方のスラット(1)と他方のスラット(1’)とが相互に連結されると、他方のスラット(1’)に対する一方のスラット(1)の揺動角度の大きさに関わらず、常に、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)とを結ぶ平面(S1)上であって、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)を隔てて一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)の反対側の位置で、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の外周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の脱落防止部(1c3’)の内周面とが対向しているか、あるいは、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)とを結ぶ平面(S1)上であって、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)を隔てて他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)の反対側の位置で、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の内周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の外周面とが対向している。
更に、請求項2に記載のシャッター(100)では、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)とを結ぶ平面(S1)上であって、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)を隔てて一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)の反対側の位置で、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の外周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の脱落防止部(1c3’)の内周面とが対向している時に、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)からその隙間(1c1d’)を介して脱落しそうになっても、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の外周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の脱落防止部(1c3’)の内周面とが当接することにより、円弧筒状の軸受部(1c1’)からの回転軸部(1b1)の脱落が防止される。
また、請求項2に記載のシャッター(100)では、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)とを結ぶ平面(S1)上であって、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)の中心軸線(1b1b)を隔てて他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との中間位置(1c1e’)の反対側の位置で、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の内周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の外周面とが対向している時に、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)からその隙間(1c1d’)を介して脱落しそうになっても、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の円弧筒状の脱落防止部(1b3)の内周面と、他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の外周面とが当接することにより、円弧筒状の軸受部(1c1’)からの回転軸部(1b1)の脱落が防止される。
つまり、請求項2に記載のシャッター(100)によれば、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)からその隙間(1c1d’)を介して脱落してしまうことを、他方のスラット(1’)に対する一方のスラット(1)の揺動角度の大きさに関わらず常に防止することができる。
換言すれば、請求項2に記載のシャッター(100)によれば、隣接する2個のスラット(1,1’)のうちの他方のスラット(1’)に対して揺動可能な一方のスラット(1)の揺動角度を大きくするために、他方のスラット(1’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)の周方向の一方の端部(1c1a’)と他方の端部(1c1b’)との間隔(隙間)(1c1d’)を大きくした場合であっても、一方のスラット(1)の連結用凸部(1b)の回転軸部(1b1)が他方のスラット(1’)の連結用凹部(1c’)の円弧筒状の軸受部(1c1’)からその隙間(1c1d’)を介して脱落してしまうことを確実に防止することができる。
請求項3に記載のシャッター(100)では、一対のガイドレール(10R,10L)のうちの各スラット(1,1’,…)の長手方向の一方の端部(1R,1R’)の側に位置する第1ガイドレール(10R)内に挿入される軸状の突出部(2R3,2R3’)が第1端部用延長部材(2R,2R’)に設けられている。また、第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)の外周面に係止突起(2R3a,2R3a’)が形成されている。
更に、請求項3に記載のシャッター(100)では、第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)に装着される第1ローラー(3R,3R’)が設けられている。また、円筒状部分(3R1,3R1’)と、円筒状部分(3R1,3R1’)の一方の端部を覆う蓋部分(3R2,3R2’)とが、第1ローラー(3R,3R’)に設けられている。更に、第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)の内周面に係止突起(3R1a,3R1a’)が形成されている。
また、請求項3に記載のシャッター(100)では、第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)の外周面の係止突起(2R3a,2R3a’)が第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)の内周面の係止突起(3R1a,3R1a’)を乗り越えるように、第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)が第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)に圧入されると、第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)の外周面の係止突起(2R3a,2R3a’)が第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)の内周面の係止突起(3R1a,3R1a’)によって係止されることにより、第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)が第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)から抜けることが防止され、かつ、第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)の外周面およびその係止突起(2R3a,2R3a’)と、第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)の内周面およびその係止突起(3R1a,3R1a’)とによって隙間嵌めが構成される。
同様に、請求項3に記載のシャッター(100)では、一対のガイドレール(10R,10L)のうちの各スラット(1,1’,…)の長手方向の他方の端部(1L,1L’)の側に位置する第2ガイドレール(10L)内に挿入される軸状の突出部(2L3,2L3’)が第2端部用延長部材(2L,2L’)に設けられている。また、第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)の外周面に係止突起(2L3a,2L3a’)が形成されている。
更に、請求項3に記載のシャッター(100)では、第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)に装着される第2ローラー(3L,3L’)が設けられている。また、円筒状部分(3L1,3L1’)と、円筒状部分(3L1,3L1’)の一方の端部を覆う蓋部分(3L2,3L2’)とが、第2ローラー(3L,3L’)に設けられている。更に、第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)の内周面に係止突起(3L1a,3L1a’)が形成されている。
また、請求項3に記載のシャッター(100)では、第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)の外周面の係止突起(2L3a,2L3a’)が第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)の内周面の係止突起(3L1a,3L1a’)を乗り越えるように、第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)が第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)に圧入されると、第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)の外周面の係止突起(2L3a,2L3a’)が第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)の内周面の係止突起(3L1a,3L1a’)によって係止されることにより、第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)が第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)から抜けることが防止され、かつ、第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)の外周面およびその係止突起(2L3a,2L3a’)と、第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)の内周面およびその係止突起(3L1a,3L1a’)とによって隙間嵌めが構成される。
詳細には、請求項3に記載のシャッター(100)では、相互に連結された複数のスラット(1,1’,…)を一対のガイドレール(10R,10L)に対して相対移動させる時、第1ローラー(3R,3R’)の円筒状部分(3R1,3R1’)の外周面が第1ガイドレール(10R)の内壁面に接触すると、第1ローラー(3R,3R’)が第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)に対して回転する。
そのため、請求項3に記載のシャッター(100)によれば、第1ローラー(3R,3R’)が設けられておらず、相互に連結された複数のスラット(1,1’,…)を一対のガイドレール(10R,10L)に対して相対移動させる時に第1端部用延長部材(2R,2R’)の軸状の突出部(2R3,2R3’)と第1ガイドレール(10R)の内壁面との間に摺動抵抗が生じる場合よりも、一対のガイドレール(10R,10L)に対する複数のスラット(1,1’,…)の相対移動の円滑性を向上させることができる。
同様に、請求項3に記載のシャッター(100)では、相互に連結された複数のスラット(1,1’,…)を一対のガイドレール(10R,10L)に対して相対移動させる時、第2ローラー(3L,3L’)の円筒状部分(3L1,3L1’)の外周面が第2ガイドレール(10L)の内壁面に接触すると、第2ローラー(3L,3L’)が第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)に対して回転する。
そのため、請求項3に記載のシャッター(100)によれば、第2ローラー(3L,3L’)が設けられておらず、相互に連結された複数のスラット(1,1’,…)を一対のガイドレール(10R,10L)に対して相対移動させる時に第2端部用延長部材(2L,2L’)の軸状の突出部(2L3,2L3’)と第2ガイドレール(10L)の内壁面との間に摺動抵抗が生じる場合よりも、一対のガイドレール(10R,10L)に対する複数のスラット(1,1’,…)の相対移動の円滑性を向上させることができる。
換言すれば、請求項3に記載のシャッター(100)によれば、相互に連結された複数のスラット(1,1’,…)を一対のガイドレール(10R,10L)に対して相対移動させる時に生じる抵抗を摺動抵抗よりも格段に小さい転がり抵抗にすることにより、相互に連結された複数のスラット(1,1’,…)を一対のガイドレール(10R,10L)に対して相対移動させる時に生じる摺動抵抗によって各スラット(1,1’,…)の本体部(1a,1a’)が変形してしまうおそれを排除することができる。
以下、本発明のシャッターの第1の実施形態について説明する。図1および図2は第1の実施形態のシャッター100を示した図である。詳細には、図1は右前側かつ上側から見た第1の実施形態のシャッター100の斜視図である。図2は右前側かつ上側から見た第1の実施形態のシャッター100の分解斜視図である。図3および図4は図1および図2に示す第1の実施形態のシャッター100の一部分を構成するスラット1(1’)の部品図である。詳細には、図3(A)はスラット1(1’)の正面図、図3(B)はスラット1(1’)の右側面図である。図4(A)は図3(B)の一部分の拡大図、図4(B)は図3(B)の他の一部分の拡大図である。図5は図1および図2に示すスラット1とスラット1’とが相互に連結される方法を示した図である。図6は相互に連結されたスラット1,1’の右側面図である。
図7〜図10は図2に示す第1の実施形態のシャッター100の一部分を構成する延長部材2R(2R’)の部品図である。詳細には、図7(A)は延長部材2R(2R’)の平面図、図7(B)は延長部材2R(2R’)の正面図、図7(C)は延長部材2R(2R’)の底面図である。図8(A)は延長部材2R(2R’)の右側面図、図8(B)は延長部材2R(2R’)の左側面図である。図9は図8(A)のA−A線に沿った鉛直断面図である。図10は右前側かつ上側から見た延長部材2R(2R’)の斜視図である。
図11〜図14は図2に示す第1の実施形態のシャッター100の一部分を構成する延長部材2L(2L’)の部品図である。詳細には、図11(A)は延長部材2L(2L’)の平面図、図11(B)は延長部材2L(2L’)の正面図、図11(C)は延長部材2L(2L’)の底面図である。図12(A)は延長部材2L(2L’)の右側面図、図12(B)は延長部材2L(2L’)の左側面図である。図13は図12(B)のB−B線に沿った鉛直断面図である。図14は左前側かつ上側から見た延長部材2L(2L’)の斜視図である。
図15は図2に示す第1の実施形態のシャッター100の一部分を構成するローラー3R(3R’)の部品図である。詳細には、図15(A)はローラー3R(3R’)の左側面図、図15(B)はローラー3R(3R’)の正面図、図15(C)は図15(A)のC−C線に沿った鉛直断面図である。図16は図2に示す第1の実施形態のシャッター100の一部分を構成するローラー3L(3L’)の部品図である。詳細には、図16(A)はローラー3L(3L’)の正面図、図16(B)はローラー3L(3L’)の右側面図、図16(C)は図16(B)のD−D線に沿った鉛直断面図である。
図17は図6に示す相互に連結されたスラット1,1’の長手方向の右端部1R,1R’に対して延長部材2R,2R’が装着され、更に、延長部材2R,2R’に対してローラー3R,3R’が装着される方法を示した図である。図18は図6に示す相互に連結されたスラット1,1’の長手方向の左端部1L,1L’に対して延長部材2L,2L’が装着され、更に、延長部材2L,2L’に対してローラー3L,3L’が装着される方法を示した図である。図19および図20は図1および図2に示す第1の実施形態のシャッター100の一部分を構成する中間引手21の部品図である。詳細には、図19(A)は中間引手21の正面図、図19(B)は中間引手21の右側面図である。図20は右前側かつ上側から見た中間引手21の斜視図である。
図21は図2に示す第1の実施形態のシャッター100の一部分を構成する延長部材22R,22Lの部品図である。詳細には、図21(A)は左前側かつ上側から見た延長部材22Lの斜視図である。図21(B)は右前側かつ上側から見た延長部材22Rの斜視図である。図22は図1および図2に示す第1の実施形態のシャッター100の一部分を構成する一対のガイドレール10R,10Lの間隔L2とスラット1,1’の長手方向の長さL1(<L2)との関係を示した図である。
図23はスラット1’に対するスラット1の揺動角度が0°の状態を示している図6の一部分の拡大図である。図24(A)はスラット1’に対するスラット1の揺動角度が90°の状態を示した図である。図24(B)は図24(A)の一部分の拡大図である。図25はスラット1’に対するスラット1の揺動角度が45°の状態を示した図である。図26は図25の一部分の拡大図である。
第1の実施形態のシャッター100では、図1および図2に示すように、相互に連結された例えば12個の同一形状のスラット1,1’,…と、戸当り引手11と、中間引手21とによってシャッター扉が構成されている。更に、例えば3個の直線レール10R1および2個のコーナーレール10R2によって構成される右ガイドレール10Rと、3個の直線レール10L1および2個のコーナーレール10L2によって構成される左ガイドレール10Lとによって、シャッター扉が移動可能(開閉可能)にガイドされている。
第1の実施形態のシャッター100では、図1および図2に示すように、中間引手21が設けられているが、第2の実施形態のシャッター100では、代わりに、中間引手21を省略することも可能である。
第1の実施形態のシャッター100では、図1および図2に示すように、戸当り引手11が設けられているが、第3の実施形態のシャッター100では、代わりに、戸当り引手11を省略することも可能である。
第1の実施形態のシャッター100では、図1および図2に示すように、12個の同一形状のスラット1,1’,…が設けられているが、第4の実施形態のシャッター100では、代わりに、12個以外の任意の数(複数)の同一形状のスラット1,1’,…を設けることも可能である。
第1の実施形態のシャッター100では、図1および図2に示すように、3個の直線レール10R1が設けられ、それらと対をなす直線レール10L1が設けられているが、第5の実施形態のシャッター100では、代わりに、3個以外の任意の数の直線レール10R1を設けると共に、それらと対をなす直線レール10L1を設けることも可能である。
第1の実施形態のシャッター100では、図1および図2に示すように、2個のコーナーレール10R2が設けられ、それらと対をなすコーナーレール10L2が設けられているが、第6の実施形態のシャッター100では、代わりに、1個のみのコーナーレール10R2を設けると共に、それと対をなすコーナーレール10L2を設けることも可能である。
第1の実施形態のシャッター100では、スラット1,1’,…(図1および図2参照)と、戸当り引手11(図1および図2参照)と、中間引手21(図1および図2参照)とが、樹脂材料の押出し成形によって形成されている。更に、図3および図4に示すように、スラット1,1’に本体部1a,1a’と連結用凸部1b,1b’と連結用凹部1c,1c’とが設けられている。詳細には、スラット1,1’の連結用凸部1b,1b’の接続部1b3c,1b3c’(図4(A)参照)が、スラット1,1’の本体部1a,1a’の一方の端部1a1,1a1’(図3(B)および図4(A)参照)に接続されている。更に、スラット1,1’の連結用凹部1c,1c’の端部1c3b,1c3b’(図4(B)参照)が、スラット1,1’の本体部1a,1a’の他方の端部1a2,1a2’(図3(B)および図4(B)参照)に接続されている。
また、第1の実施形態のシャッター100では、スラット1,1’(図3参照)の連結用凸部1b,1b’(図3参照)と同一形状に形成された連結用凸部21b(図19参照)が、中間引手21(図19参照)に設けられている。更に、スラット1,1’(図3参照)の連結用凹部1c,1c’(図3参照)と同一形状に形成された連結用凹部21c(図19参照)が、中間引手21(図19参照)に設けられている。また、中間引手21(図19参照)の本体部21a(図19参照)は、シャッター100の操作者が指をかけることができるように、凹状に形成されている。
更に、第1の実施形態のシャッター100では、スラット1,1’(図3参照)の連結用凸部1b,1b’(図3参照)と同一形状に形成された連結用凸部(図示せず)が、戸当り引手11(図1および図2参照)に設けられている。また、戸当り引手11(図1および図2参照)の本体部も、シャッター100の操作者が指をかけることができる形状に形成されている。
また、第1の実施形態のシャッター100では、図5に矢印で示すように、隣接する2個のスラット1,1’を長手方向(図1および図2の右下−左上方向、図5の左右方向、)に相対移動させることにより、隣接する2個のスラット1,1’のうちの一方のスラット1の連結用凸部1bと他方のスラット1’の連結用凹部1c’とを嵌合させ、それにより、隣接する2個のスラット1,1’が相互に連結されている。
更に、第1の実施形態のシャッター100では、図2に示すように、各スラット1,1’,…の長手方向の両端部1R,1L,1R’,1L’(図3(A)および図5参照)に延長部材2R,2L,2R’,2L’(図7〜図14、図17および図18参照)が装着されている。また、中間引手21(図19および図20参照)の長手方向の両端部に延長部材22R,22L(図21参照)が装着されている。更に、戸当り引手11の長手方向の両端部に延長部材が装着されている。
また、第1の実施形態のシャッター100では、図22に示すように、延長部材2R,2L,2R’,2L’の一部分(詳細には、突出部2R3,2L3,2R3’,2L3’(図7〜図14参照))が一対のガイドレール10R,10L内に挿入されるように、かつ、各スラット1,1’の長手方向の両端部1R,1L,1R’,1L’が一対のガイドレール10R,10L内に挿入されないように、一対のガイドレール10R,10Lの間隔L2が、各スラット1,1’の長手方向の長さL1より大きい値に設定されている。更に、図2に示すように、中間引手21の長手方向の長さおよび戸当り引手11の長手方向の長さが、各スラット1,1’の長手方向の長さL1(図22参照)と同一に設定されている。
更に、第1の実施形態のシャッター100では、図1および図2に示すように、一対のガイドレール10R,10Lが、直線状の直線レール10R1,10L1と湾曲したコーナーレール10R2,10L2とによって構成されている。
つまり、第1の実施形態のシャッター100では、図22に示すように、各スラット1,1’の長手方向の両端部1R,1L,1R’,1L’が一対のガイドレール10R,10L内に挿入されず、延長部材2R,2L,2R’,2L’の一部分のみが一対のガイドレール10R,10L内に挿入されるため、第1の実施形態のシャッター100によれば、各スラットの長手方向の両端部が一対のガイドレール内に挿入される場合よりも、ガイドレール10R,10Lのコーナーレール10R2,10L2(図1および図2参照)の曲率半径を小さくすることができる。
第1の実施形態のシャッター100では、図22に示すように、一対のガイドレール10R,10Lの間隔L2が、各スラット1,1’の長手方向の長さL1より大きい値に設定されているが、ガイドレール10R,10Lのコーナーレール10R2,10L2(図1および図2参照)の曲率半径を小さくする必要がない第7の実施形態のシャッター100では、一対のガイドレール10R,10L(図22参照)の間隔L2(図22参照)を、各スラット1,1’(図22参照)の長手方向の長さL1(図22参照)より小さい値に設定し、各スラット1,1’(図22参照)の長手方向の長手方向の両端部1R,1L,1R’,1L’(図22参照)が一対のガイドレール10R,10L(図22参照)内に挿入されるようにすることも可能である。
また、第1の実施形態のシャッター100では、図3(B)および図4(A)に示すように、回転軸部1b1,1b1’と、回転軸部1b1,1b1’の外周面から概略径方向外側に延びている支持部1b2,1b2’とが、各スラット1,1’の連結用凸部1b,1b’に設けられている。更に、図3(B)および図4(B)に示すように、回転軸部1b1,1b1’の外周面と滑合する内周面を有する円弧筒状の軸受部1c1,1c1’が各スラット1,1’の連結用凹部1c,1c’に設けられている。
更に、第1の実施形態のシャッター100では、図23および図24(B)に示すように、隣接する2個のスラット1,1’のうちの一方のスラット1の支持部1b2が、他方のスラット1’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’(図23参照)に対向する位置から他方の端部1c1b’(図24(B)参照)に対向する位置まで移動するように、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1が他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’に対して回転することにより、図6および図24(A)に示すように、一方のスラット1が他方のスラット1’に対して揺動するように、各スラット1,1’が構成されている。
詳細には、第1の実施形態のシャッター100では、図23に示すように、スラット1の支持部1b2が、スラット1’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’に対向する時に、図6に示すように、スラット1’に対するスラット1の揺動角度が0°になる。また、図24(B)に示すように、スラット1の支持部1b2が、スラット1’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の他方の端部1c1b’に対向する時に、図24(A)に示すように、スラット1’に対するスラット1の揺動角度が90°になる。
第1の実施形態のシャッター100のように、隣接する2個のスラット1,1’(図6および図24(A)参照)のうちの一方のスラット1の支持部1b2(図23および図24(B)参照)が、他方のスラット1’の円弧筒状の軸受部1c1’(図23および図24(B)参照)の周方向の一方の端部1c1a’(図23参照)に対向する位置から他方の端部1c1b’(図24(B)参照)に対向する位置まで移動するように、一方のスラット1の連結用凸部1b(図23および図24(B)参照)の回転軸部1b1(図23および図24(B)参照)が他方のスラット1’の連結用凹部1c’(図23および図24(B)参照)の円弧筒状の軸受部1c1’(図23および図24(B)参照)に対して回転することにより、一方のスラット1が他方のスラット1’に対して揺動するシャッター100では、他方のスラット1’の円弧筒状の軸受部1c1’(図4(B)参照)の周方向の一方の端部1c1a’(図4(B)参照)と他方の端部1c1b’(図4(B)参照)との間隔(隙間)1c1d’(図4(B)参照)を大きくすればするほど、他方のスラット1’に対して揺動可能な一方のスラット1の揺動角度を大きくすることができ、それに伴って、ガイドレール10R,10L(図1および図2参照)のコーナーレール10R2,10L2(図1および図2参照)の曲率半径を小さくすることができる。
ところが、他方のスラット1’(図6および図24(A)参照)の連結用凹部1c’(図4(B)参照)の円弧筒状の軸受部1c1’(図4(B)参照)の周方向の一方の端部1c1a’(図4(B)参照)と他方の端部1c1b’(図4(B)参照)との間隔(隙間)1c1d’(図4(B)参照)を大きくすればするほど、その間隔(隙間)1c1d’(図4(B)参照)の幅寸法W1c1ab(図4(B)参照)と一方のスラット1(図6および図24(A)参照)の連結用凸部1b(図4(A)参照)の回転軸部1b1(図4(A)参照)の直径D1b1(図4(A)参照)との差分が小さくなり、その結果、一方のスラット1(図23および図24(B)参照)の連結用凸部1b(図23および図24(B)参照)の回転軸部1b1(図23および図24(B)参照)が他方のスラット1’(図23および図24(B)参照)の連結用凹部1c’(図23および図24(B)参照)の円弧筒状の軸受部1c1’(図23および図24(B)参照)からその隙間1c1d’(図23および図24(B)参照)を介して脱落する向き(図23および図24(B)の左上向き)に力を受けた時に、円弧筒状の軸受部1c1’(図23および図24(B)参照)の弾性変形に伴って隙間1c1d’(図23および図24(B)参照)が広がり、一方のスラット1(図23および図24(B)参照)の連結用凸部1b(図23および図24(B)参照)の回転軸部1b1(図23および図24(B)参照)が他方のスラット1’(図23および図24(B)参照)の連結用凹部1c’(図23および図24(B)参照)の円弧筒状の軸受部1c1’(図23および図24(B)参照)から脱落してしまうおそれが大きくなる。
この問題点に鑑み、第1の実施形態のシャッター100では、図23および図24(B)に示すように、隣接する2個のスラット1,1’のうちの一方のスラット1の回転軸部1b1が他方のスラット1’の円弧筒状の軸受部1c1’から脱落するのを防止するための円弧筒状の脱落防止部1b3(図4(A)参照)が、一方のスラット1の連結用凸部1bに設けられている。更に、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1(図4(A)参照)と円弧筒状の脱落防止部1b3(図4(A)参照)とが同心に形成されている。
また、第1の実施形態のシャッター100では、図23および図24(B)に示すように、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1(図4(A)参照)と円弧筒状の脱落防止部1b3(図4(A)参照)とが支持部1b2(図4(A)参照)によって接続されている。更に、一方のスラット1の連結用凸部1bの円弧筒状の脱落防止部1b3(図4(A)参照)の内周面と、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’(図4(B)参照)の外周面とによって隙間嵌めが構成されている。
更に、第1の実施形態のシャッター100では、図23および図24(B)に示すように、隣接する2個のスラット1,1’のうちの一方のスラット1の回転軸部1b1が他方のスラット1’の円弧筒状の軸受部1c1’から脱落するのを防止するための円弧筒状の脱落防止部1c3’(図4(B)参照)が、他方のスラット1’の連結用凹部1c’に設けられている。また、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’(図4(B)参照)と円弧筒状の脱落防止部1c3’(図4(B)参照)とが、中心軸線1c1c’(図4(B)参照)を中心とする同心に形成されている。
また、第1の実施形態のシャッター100では、図23および図24(B)に示すように、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’(図4(B)参照)の一方の端部1c1a’(図4(B)参照)から概略径方向外側に延びている支持部1c2’(図4(B)参照)が、他方のスラット1’の連結用凹部1c’に設けられている。更に、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’(図4(B)参照)と円弧筒状の脱落防止部1c3’(図4(B)参照)の端部1c3a’(図4(B)参照)とが支持部1c2’(図4(B)参照)によって接続されている。また、一方のスラット1の連結用凸部1bの円弧筒状の脱落防止部1b3(図4(A)参照)の外周面と、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の脱落防止部1c3’(図4(B)参照)の内周面とによって隙間嵌めが構成されている。
詳細には、第1の実施形態のシャッター100では、図23、図24(B)および図26に示すように、隣接する2個のスラット1,1’のうちの一方のスラット1の連結用凸部1bの支持部1b2が、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との間の任意の位置に配置されている時、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1の中心軸線1b1bと、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との中間位置1c1e’とを結ぶ平面S1上であって、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との中間位置1c1e’を隔てて一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1の中心軸線1b1bの反対側の位置(図23の左上側の位置)で、一方のスラット1の連結用凸部1bの円弧筒状の脱落防止部1b3の外周面と、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の脱落防止部1c3’の内周面とが対向しているか、あるいは、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1の中心軸線1b1bと、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との中間位置1c1e’とを結ぶ平面S1上であって、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1の中心軸線1b1bを隔てて他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との中間位置1c1e’の反対側の位置(図23、図24(B)および図26の右下側の位置)で、一方のスラット1の連結用凸部1bの円弧筒状の脱落防止部1b3の内周面と、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の外周面とが対向している。
すなわち、第1の実施形態のシャッター100では、図6、図24(A)および図25に示すように、隣接する2個のスラット1,1’のうちの一方のスラット1の連結用凸部1bと他方のスラット1’の連結用凹部1c’とが嵌合し、一方のスラット1と他方のスラット1’とが相互に連結されると、他方のスラット1’に対する一方のスラット1の揺動角度の大きさに関わらず、常に、図23に示すように、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1の中心軸線1b1bと、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との中間位置1c1e’とを結ぶ平面S1上であって、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との中間位置1c1e’を隔てて一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1の中心軸線1b1bの反対側の位置(図23の左上側の位置)で、一方のスラット1の連結用凸部1bの円弧筒状の脱落防止部1b3の外周面と、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の脱落防止部1c3’の内周面とが対向しているか、あるいは、図23、図24(B)および図26に示すように、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1の中心軸線1b1bと、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との中間位置1c1e’とを結ぶ平面S1上であって、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1の中心軸線1b1bを隔てて他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との中間位置1c1e’の反対側の位置(図23、図24(B)および図26の右下側の位置)で、一方のスラット1の連結用凸部1bの円弧筒状の脱落防止部1b3の内周面と、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の外周面とが対向している。
更に、第1の実施形態のシャッター100では、図23に示すように、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1の中心軸線1b1bと、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との中間位置1c1e’とを結ぶ平面S1上であって、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との中間位置1c1e’を隔てて一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1の中心軸線1b1bの反対側の位置(図23の左上側の位置)で、一方のスラット1の連結用凸部1bの円弧筒状の脱落防止部1b3の外周面と、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の脱落防止部1c3’の内周面とが対向している時(詳細には、スラット1’に対するスラット1の揺動角度が0°〜約20°の時)に、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1が他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’からその隙間1c1d’を介して脱落しそうになっても、一方のスラット1の連結用凸部1bの円弧筒状の脱落防止部1b3の外周面と、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の脱落防止部1c3’の内周面とが当接することにより、円弧筒状の軸受部1c1’からの回転軸部1b1の脱落が防止される。
また、第1の実施形態のシャッター100では、図23、図24(B)および図26に示すように、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1の中心軸線1b1bと、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との中間位置1c1e’とを結ぶ平面S1上であって、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1の中心軸線1b1bを隔てて他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との中間位置1c1e’の反対側の位置(図23、図24(B)および図26の右下側の位置)で、一方のスラット1の連結用凸部1bの円弧筒状の脱落防止部1b3の内周面と、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の外周面とが対向している時(詳細には、スラット1’に対するスラット1の揺動角度が0°〜90°の時)に、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1が他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’からその隙間1c1d’を介して脱落しそうになっても、一方のスラット1の連結用凸部1bの円弧筒状の脱落防止部1b3の内周面と、他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’の外周面とが当接することにより、円弧筒状の軸受部1c1’からの回転軸部1b1の脱落が防止される。すなわち、スラット1の連結用凸部1bの円弧筒状の脱落防止部1b3の中心角が十分に大きくなるように、スラット1の連結用凸部1bの円弧筒状の脱落防止部1b3の一方の端部1b3aと他方の端部1b3bとが設定されている。
つまり、第1の実施形態のシャッター100によれば、図23、図24(B)および図26に示すように、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1が他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’からその隙間1c1d’を介して脱落してしまうことを、他方のスラット1’に対する一方のスラット1の揺動角度の大きさに関わらず常に防止することができる。
換言すれば、第1の実施形態のシャッター100によれば、図24に示すように、隣接する2個のスラット1,1’のうちの他方のスラット1’に対して揺動可能な一方のスラット1の揺動角度を例えば90°まで大きくするために、図4(B)に示すように、他方のスラット1’の円弧筒状の軸受部1c1’の周方向の一方の端部1c1a’と他方の端部1c1b’との間隔(隙間)1c1d’を大きくした場合であっても、図23、図24(B)および図26に示すように、一方のスラット1の連結用凸部1bの回転軸部1b1が他方のスラット1’の連結用凹部1c’の円弧筒状の軸受部1c1’からその隙間1c1d’を介して脱落してしまうことを確実に防止することができる。
また、第1の実施形態のシャッター100では、複数の同一形状のスラット1,1’,…(図1および図2参照)が透明樹脂材料によって形成されている。そのため、第1の実施形態のシャッター100によれば、シャッター扉としてのスラット1,1’,…の外側からスラット1,1’,…を透視してスラット1,1’,…の内側を視認することができる。
更に、第1の実施形態のシャッター100では、図3(B)に示すように、各スラット1,1’の本体部1a,1a’が1枚の平板状部分のみによって構成されている。そのため、第1の実施形態のシャッター100によれば、各スラットの本体部が複数層構造になっている場合よりも、視認性を向上させることができる。
ところで、第1の実施形態のシャッター100のように、樹脂材料の成形によって形成された各スラット1,1’(図3(B)参照)の本体部1a,1a’(図3(B)参照)が1枚の平板状部分のみによって構成されているシャッター100では、各スラットの本体部が複数層構造になっている場合よりも、各スラット1,1’の本体部1a,1a’が変形するおそれが増大してしまう。仮に、各スラット1,1’の本体部1a,1a’が変形してしまうと、シャッター扉としての相互に連結された複数のスラット1,1’,…を一対のガイドレール10R,10L(図1および図2参照)に対して円滑に相対移動させることができなくなってしまう。
この問題点に鑑み、第1の実施形態のシャッター100では、図4(A)に示すように、各スラット1,1’の連結用凸部1b,1b’の円弧筒状の脱落防止部1b3,1b3’の外周面から連結用凹部1c,1c’の側(図4(A)の下側)に本体部1a,1a’に平行に延びている突起部1b4,1b4’が、各スラット1,1’の連結用凸部1b,1b’に設けられている。また、図4(B)に示すように、各スラット1,1’の連結用凹部1c,1c’の円弧筒状の脱落防止部1c3,1c3’の外周面から連結用凸部1b,1b’の側(図4(B)の上側)に本体部1a,1a’に平行に延びている突起部1c4,1c4’が、各スラット1,1’の連結用凹部1c,1c’に設けられている。
更に、第1の実施形態のシャッター100では、各スラット1,1’(図17参照)の長手方向の右端部1R,1R’(図17参照)に装着される延長部材2R,2R’(図7〜図10および図17参照)が透明樹脂材料の例えば成形によって形成されている。また、各スラット1,1’(図18参照)の長手方向の左端部1L,1L’(図18参照)に装着される延長部材2L,2L’(図11〜図14および図18参照)が透明樹脂材料の例えば成形によって形成されている。
詳細には、第1の実施形態のシャッター100では、図17に矢印A1,A2で示すように延長部材2R,2R’が各スラット1,1’の長手方向の右端部1R,1R’に装着された時に各スラット1,1’の長手方向の右端部1R,1R’に当接するフランジ部2R1,2R1’(図7、図9および図10参照)と、図17に矢印A1,A2で示すように延長部材2R,2R’が各スラット1,1’の長手方向の右端部1R,1R’に装着された時に各スラット1,1’の長手方向の右端部1R,1R’よりも左側(図17の左側)に位置する変形防止部2R2,2R2’(図7および図10参照)とが延長部材2R,2R’に設けられている。更に、スラット1,1’(図3および図4参照)の本体部1a,1a’(図3および図4参照)に対応する部分2R1a,2R1a’(図7(B)、図8、図9および図10参照)と、スラット1,1’(図3および図4参照)の連結用凸部1b,1b’(図3および図4(A)参照)に対応する部分2R1b,2R1b’(図7(A)、図7(B)、図8(B)、図9および図10参照)と、スラット1,1’(図3および図4参照)の連結用凸部1c,1c’(図3および図4(B)参照)に対応する部分2R1c,2R1c’(図7(B)、図7(C)、図8、図9および図10参照)とが、延長部材2R,2R’(図7〜図10参照)のフランジ部2R1,2R1’(図7、図9および図10参照)に設けられている。
また、第1の実施形態のシャッター100では、各スラット1,1’(図3(B)参照)の本体部1a,1a’(図3(B)参照)に当接する部分2R2a,2R2a’(図7(B)、図8(B)および図10参照)と、各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凸部1b,1b’(図3(B)および図4(A)参照)の円弧筒状の脱落防止部1b3,1b3’(図3(B)および図4(A)参照)の外周面に当接する部分2R2b,2R2b’(図7(A)、図7(B)、図8(B)、図9および図10参照)と、各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凹部1c,1c’(図3(B)および図4(B)参照)の円弧筒状の脱落防止部1c3,1c3’(図3(B)および図4(B)参照)の外周面に当接する部分2R2c,2R2c’(図7(B)、図7(C)、図8(B)、図9および図10参照)とが、延長部材2R,2R’(図7〜図10参照)の変形防止部2R2,2R2’(図7および図10参照)に設けられている。
更に、第1の実施形態のシャッター100では、各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凸部1b,1b’(図3(B)および図4(A)参照)の突起部1b4,1b4’(図3(B)および図4(A)参照)と係合する溝部2R2b1,2R2b1’(図8(B)参照)が、延長部材2R,2R’(図7〜図10参照)の変形防止部2R2,2R2’(図7および図10参照)の部分2R2b,2R2b’(図7(A)、図7(B)、図8(B)、図9および図10参照)に形成されている。また、各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凹部1c,1c’(図3(B)および図4(B)参照)の突起部1c4,1c4’(図3(B)および図4(B)参照)と係合する溝部2R2c1,2R2c1’(図7(C)および図8(B)参照)が、延長部材2R,2R’(図7〜図10参照)の変形防止部2R2,2R2’(図7および図10参照)の部分2R2c,2R2c’(図7(B)、図7(C)、図8(B)、図9および図10参照)に形成されている。
つまり、第1の実施形態のシャッター100では、図17に矢印A1,A2で示すように延長部材2R,2R’が各スラット1,1’の長手方向の右端部1R,1R’に装着されると、延長部材2R,2R’(図7〜図10参照)の変形防止部2R2,2R2’(図7および図10参照)の部分2R2a,2R2a’(図7(B)、図8(B)および図10参照)が各スラット1,1’(図3(B)参照)の本体部1a,1a’(図3(B)参照)に当接し、かつ、延長部材2R,2R’(図7〜図10参照)の変形防止部2R2,2R2’(図7および図10参照)の部分2R2b,2R2b’(図7(A)、図7(B)、図8(B)、図9および図10参照)が各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凸部1b,1b’(図3(B)および図4(A)参照)の円弧筒状の脱落防止部1b3,1b3’(図3(B)および図4(A)参照)の外周面に当接し、かつ、延長部材2R,2R’(図7〜図10参照)の変形防止部2R2,2R2’(図7および図10参照)の部分2R2c,2R2c’(図7(B)、図7(C)、図8(B)、図9および図10参照)が各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凹部1c,1c’(図3(B)および図4(B)参照)の円弧筒状の脱落防止部1c3,1c3’(図3(B)および図4(B)参照)の外周面に当接し、かつ、延長部材2R,2R’(図7〜図10参照)の変形防止部2R2,2R2’(図7および図10参照)の部分2R2b,2R2b’(図7(A)、図7(B)、図8(B)、図9および図10参照)の溝部2R2b1,2R2b1’(図8(B)参照)が各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凸部1b,1b’(図3(B)および図4(A)参照)の突起部1b4,1b4’(図3(B)および図4(A)参照)と係合し、かつ、延長部材2R,2R’(図7〜図10参照)の変形防止部2R2,2R2’(図7および図10参照)の部分2R2c,2R2c’(図7(B)、図7(C)、図8(B)、図9および図10参照)の溝部2R2c1,2R2c1’(図7(C)および図8(B)参照)が各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凹部1c,1c’(図3(B)および図4(B)参照)の突起部1c4,1c4’(図3(B)および図4(B)参照)と係合することにより、各スラット1,1’(図3参照)の本体部1a,1a’(図3参照)の変形が、各スラット1,1’(図3参照)の長手方向の右端部1R,1R’(図3(A)参照)で抑制される。
その上、第1の実施形態のシャッター100では、図18に矢印A5,A6で示すように延長部材2L,2L’が各スラット1,1’の長手方向の左端部1L,1L’に装着された時に各スラット1,1’の長手方向の左端部1L,1L’に当接するフランジ部2L1,2L1’(図11、図13および図14参照)と、図18に矢印A5,A6で示すように延長部材2L,2L’が各スラット1,1’の長手方向の左端部1L,1L’に装着された時に各スラット1,1’の長手方向の左端部1L,1L’よりも右側(図18の右側)に位置する変形防止部2L2,2L2’(図11および図14参照)とが延長部材2L,2L’に設けられている。更に、スラット1,1’(図3および図4参照)の本体部1a,1a’(図3および図4参照)に対応する部分2L1a,2L1a’(図11(B)、図12、図13および図14参照)と、スラット1,1’(図3および図4参照)の連結用凸部1b,1b’(図3および図4(A)参照)に対応する部分2L1b,2L1b’(図11(A)、図11(B)、図12(A)、図13および図14参照)と、スラット1,1’(図3および図4参照)の連結用凸部1c,1c’(図3および図4(B)参照)に対応する部分2L1c,2L1c’(図11(B)、図11(C)、図12、図13および図14参照)とが、延長部材2L,2L’(図11〜図14参照)のフランジ部2L1,2L1’(図11、図13および図14参照)に設けられている。
また、第1の実施形態のシャッター100では、各スラット1,1’(図3(B)参照)の本体部1a,1a’(図3(B)参照)に当接する部分2L2a,2L2a’(図11(B)、図12(A)および図14参照)と、各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凸部1b,1b’(図3(B)および図4(A)参照)の円弧筒状の脱落防止部1b3,1b3’(図3(B)および図4(A)参照)の外周面に当接する部分2L2b,2L2b’(図11(A)、図11(B)、図12(A)、図13および図14参照)と、各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凹部1c,1c’(図3(B)および図4(B)参照)の円弧筒状の脱落防止部1c3,1c3’(図3(B)および図4(B)参照)の外周面に当接する部分2L2c,2L2c’(図11(B)、図11(C)、図12(A)、図13および図14参照)とが、延長部材2L,2L’(図11〜図14参照)の変形防止部2L2,2L2’(図11および図14参照)に設けられている。
更に、第1の実施形態のシャッター100では、各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凸部1b,1b’(図3(B)および図4(A)参照)の突起部1b4,1b4’(図3(B)および図4(A)参照)と係合する溝部2L2b1,2L2b1’(図12(A)参照)が、延長部材2L,2L’(図11〜図14参照)の変形防止部2L2,2L2’(図11および図14参照)の部分2L2b,2L2b’(図11(A)、図11(B)、図12(A)、図13および図14参照)に形成されている。また、各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凹部1c,1c’(図3(B)および図4(B)参照)の突起部1c4,1c4’(図3(B)および図4(B)参照)と係合する溝部2L2c1,2L2c1’(図11(C)および図12(A)参照)が、延長部材2L,2L’(図11〜図14参照)の変形防止部2L2,2L2’(図11および図14参照)の部分2L2c,2L2c’(図11(B)、図11(C)、図12(A)、図13および図14参照)に形成されている。
つまり、第1の実施形態のシャッター100では、図18矢印A5,A6でに示すように延長部材2L,2L’が各スラット1,1’の長手方向の左端部1L,1L’に装着されると、延長部材2L,2L’(図11〜図14参照)の変形防止部2L2,2L2’(図11および図14参照)の部分2L2a,2L2a’(図11(B)、図12(A)および図14参照)が各スラット1,1’(図3(B)参照)の本体部1a,1a’(図3(B)参照)に当接し、かつ、延長部材2L,2L’(図11〜図14参照)の変形防止部2L2,2L2’(図11および図14参照)の部分2L2b,2L2b’(図11(A)、図11(B)、図12(A)、図13および図14参照)が各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凸部1b,1b’(図3(B)および図4(A)参照)の円弧筒状の脱落防止部1b3,1b3’(図3(B)および図4(A)参照)の外周面に当接し、かつ、延長部材2L,2L’(図11〜図14参照)の変形防止部2L2,2L2’(図11および図14参照)の部分2L2c,2L2c’(図11(B)、図11(C)、図12(A)、図13および図14参照)が各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凹部1c,1c’(図3(B)および図4(B)参照)の円弧筒状の脱落防止部1c3,1c3’(図3(B)および図4(B)参照)の外周面に当接し、かつ、延長部材2L,2L’(図11〜図14参照)の変形防止部2L2,2L2’(図11および図14参照)の部分2L2b,2L2b’(図11(A)、図11(B)、図12(A)、図13および図14参照)の溝部2L2b1,2L2b1’(図12(A)参照)が各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凸部1b,1b’(図3(B)および図4(A)参照)の突起部1b4,1b4’(図3(B)および図4(A)参照)と係合し、かつ、延長部材2L,2L’(図11〜図14参照)の変形防止部2L2,2L2’(図11および図14参照)の部分2L2c,2L2c’(図11(B)、図11(C)、図12(A)、図13および図14参照)の溝部2L2c1,2L2c1’(図11(C)および図12(A)参照)が各スラット1,1’(図3(B)参照)の連結用凹部1c,1c’(図3(B)および図4(B)参照)の突起部1c4,1c4’(図3(B)および図4(B)参照)と係合することにより、各スラット1,1’(図3参照)の本体部1a,1a’(図3参照)の変形が、各スラット1,1’(図3参照)の長手方向の左端部1L,1L’(図3(A)参照)で抑制される。
換言すれば、第1の実施形態のシャッター100によれば、1枚の平板状部分のみによって構成されている各スラット1,1’(図3参照)の本体部1a,1a’(図3参照)の変形を、延長部材2R,2R’(図7〜図10参照)および延長部材2L,2L’(図11〜図14参照)によって抑制することができる。
図27は補強部材4a,4bおよび補強板5a,5bを説明するための図である。第1の実施形態のシャッター100の各スラット1(図3参照)として、長手方向(図3(A)の左右方向)の長さが非常に大きいものが用いられる場合、つまり、延長部材2R(図7〜図10参照)および延長部材2L(図11〜図14参照)による各スラット1(図3参照)の本体部1a(図3参照)の補強では不十分な場合には、延長部材2R(図7〜図10参照)と延長部材2L(図11〜図14参照)との間に補強部材4a(図27(A)参照)あるいは補強部材4b(図27(B)参照)を配置することも可能である。詳細には、補強部材4a(図27(A)参照)は、例えば透明樹脂材料の押出し成形によって形成されている。また、補強部材4b(図27(B)参照)は、例えば透明樹脂材料の成形によって板状に形成されている。補強部材4a(図27(A)参照)のみによる補強では不十分な場合には、例えば金属製の補強板5a,5b(図27(A)参照)を補強部材4aに挿入することも可能である。透明なスラット1(図27(A)参照)の本体部1a(図27(A)参照)と透明な補強部材4a(図27(A)参照)との間、あるいは、透明なスラット1(図27(B)参照)の本体部1a(図27(B)参照)と透明な補強部材4b(図27(B)参照)との間に、文字等が記載されたカードを挿入することも可能である。また、補強部材4a(図27(A)参照)の前面(図27(A)の左側の面)、あるいは、補強部材4b(図27(A)参照)の前面(図27(B)の左側の面)に、文字等の装飾を施すことも可能である。
第1の実施形態のシャッター100では、ガイドレール10R(図1、図2および図22参照)内に挿入される軸状の突出部2R3,2R3’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)が延長部材2R,2R’(図7〜図10参照)に設けられている。また、延長部材2R,2R’(図7〜図10参照)の軸状の突出部2R3,2R3’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)の外周面に係止突起2R3a,2R3a’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)が形成されている。
更に、第1の実施形態のシャッター100では、延長部材2R,2R’(図2、図7〜図10および図17参照)の軸状の突出部2R3,2R3’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)に装着されるローラー3R,3R’(図2、図15、図17および図22参照)が設けられている。また、円筒状部分3R1,3R1’(図15(C)参照)と、円筒状部分3R1,3R1’(図15(C)参照)の右端部を覆う蓋部分3R2,3R2’(図15(C)参照)とが、ローラー3R,3R’(図2、図15、図17および図22参照)に設けられている。更に、ローラー3R,3R’(図2、図15、図17および図22参照)の円筒状部分3R1,3R1’(図15(C)参照)の内周面の全周に係止突起3R1a,3R1a’(図15(C)参照)が形成されている。
また、第1の実施形態のシャッター100では、延長部材2R,2R’(図2、図7〜図10および図17参照)の軸状の突出部2R3,2R3’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)の外周面の係止突起2R3a,2R3a’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)がローラー3R,3R’(図2、図15、図17および図22参照)の円筒状部分3R1,3R1’(図15(C)参照)の内周面の係止突起3R1a,3R1a’(図15(C)参照)を乗り越えるように、図17に矢印A3,A4で示すように、延長部材2R,2R’(図2、図7〜図10および図17参照)の軸状の突出部2R3,2R3’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)がローラー3R,3R’(図2、図15、図17および図22参照)の円筒状部分3R1,3R1’(図15(C)参照)に圧入されると、延長部材2R,2R’(図2、図7〜図10および図17参照)の軸状の突出部2R3,2R3’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)の外周面の係止突起2R3a,2R3a’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)がローラー3R,3R’(図2、図15、図17および図22参照)の円筒状部分3R1,3R1’(図15(C)参照)の内周面の係止突起3R1a,3R1a’(図15(C)参照)によって係止されることにより、延長部材2R,2R’(図2、図7〜図10および図17参照)の軸状の突出部2R3,2R3’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)がローラー3R,3R’(図2、図15、図17および図22参照)の円筒状部分3R1,3R1’(図15(C)参照)から抜けることが防止され、かつ、延長部材2R,2R’(図2、図7〜図10および図17参照)の軸状の突出部2R3,2R3’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)の外周面およびその係止突起2R3a,2R3a’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)と、ローラー3R,3R’(図2、図15、図17および図22参照)の円筒状部分3R1,3R1’(図15(C)参照)の内周面およびその係止突起3R1a,3R1a’(図15(C)参照)とによって隙間嵌めが構成される。
同様に、第1の実施形態のシャッター100では、ガイドレール10L(図1、図2および図22参照)内に挿入される軸状の突出部2L3,2L3’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)が延長部材2L,2L’(図11〜図14参照)に設けられている。また、延長部材2L,2L’(図7〜図10参照)の軸状の突出部2L3,2L3’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)の外周面に係止突起2L3a,2L3a’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)が形成されている。
更に、第1の実施形態のシャッター100では、延長部材2L,2L’(図2、図11〜図14および図18参照)の軸状の突出部2L3,2L3’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)に装着されるローラー3L,3L’(図2、図16、図18および図22参照)が設けられている。また、円筒状部分3L1,3L1’(図16(C)参照)と、円筒状部分3L1,3L1’(図16(C)参照)の左端部を覆う蓋部分3L2,3L2’(図16(C)参照)とが、ローラー3L,3L’(図2、図16、図18および図22参照)に設けられている。更に、ローラー3L,3L’(図2、図16、図18および図22参照)の円筒状部分3L1,3L1’(図16(C)参照)の内周面に係止突起3L1a,3L1a’(図16(C)参照)が形成されている。
また、第1の実施形態のシャッター100では、延長部材2L,2L’(図2、図11〜図14および図18参照)の軸状の突出部2L3,2L3’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)の外周面の係止突起2L3a,2L3a’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)がローラー3L,3L’(図2、図16、図18および図22参照)の円筒状部分3L1,3L1’(図16(C)参照)の内周面の係止突起3L1a,3L1a’(図16(C)参照)を乗り越えるように、図18に矢印A7,A8で示すように、延長部材2L,2L’(図2、図11〜図14および図18参照)の軸状の突出部2L3,2L3’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)がローラー3L,3L’(図2、図16、図18および図22参照)の円筒状部分3L1,3L1’(図16(C)参照)に圧入されると、延長部材2L,2L’(図2、図11〜図14および図18参照)の軸状の突出部2L3,2L3’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)の外周面の係止突起2L3a,2L3a’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)がローラー3L,3L’(図2、図16、図18および図22参照)の円筒状部分3L1,3L1’(図16(C)参照)の内周面の係止突起3L1a,3L1a’(図16(C)参照)によって係止されることにより、延長部材2L,2L’(図2、図11〜図14および図18参照)の軸状の突出部2L3,2L3’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)がローラー3L,3L’(図2、図16、図18および図22参照)の円筒状部分3L1,3L1’(図16(C)参照)から抜けることが防止され、かつ、延長部材2L,2L’(図2、図11〜図14および図18参照)の軸状の突出部2L3,2L3’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)の外周面およびその係止突起2L3a,2L3a’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)と、ローラー3L,3L’(図2、図16、図18および図22参照)の円筒状部分3L1,3L1’(図16(C)参照)の内周面およびその係止突起3L1a,3L1a’(図16(C)参照)とによって隙間嵌めが構成される。
詳細には、第1の実施形態のシャッター100では、相互に連結された複数のスラット1,1’,…(図1、図2および図22参照)を一対のガイドレール10R,10L(図1、図2および図22参照)に対して相対移動させる時、ローラー3R,3R’(図2、図15および図22参照)の円筒状部分3R1,3R1’(図15(C)参照)の外周面がガイドレール10R(図1、図2および図22参照)の内壁面に接触すると、ローラー3R,3R’(図2、図15および図22参照)が延長部材2R,2R’(図2、図7〜図10、図17および図22参照)の軸状の突出部2R3,2R3’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)に対して回転する。
そのため、第1の実施形態のシャッター100によれば、ローラー3R,3R’(図2、図15および図22参照)が設けられておらず、相互に連結された複数のスラット1,1’,…(図1、図2および図22参照)を一対のガイドレール10R,10L(図1、図2および図22参照)に対して相対移動させる時に延長部材2R,2R’(図2、図7〜図10、図17および図22参照)の軸状の突出部2R3,2R3’(図7(A)、図7(B)、図8(A)、図9および図10参照)とガイドレール10R(図1、図2および図22参照)の内壁面との間に摺動抵抗が生じる場合よりも、一対のガイドレール10R,10L(図1、図2および図22参照)に対する複数のスラット1,1’,…(図1、図2および図22参照)の相対移動の円滑性を向上させることができる。
同様に、第1の実施形態のシャッター100では、相互に連結された複数のスラット1,1’,…(図1、図2および図22参照)を一対のガイドレール10R,10L(図1、図2および図22参照)に対して相対移動させる時、ローラー3L,3L’(図2、図16および図22参照)の円筒状部分3L1,3L1’(図16(C)参照)の外周面がガイドレール10L(図1、図2および図22参照)の内壁面に接触すると、ローラー3L,3L’(図2、図16および図22参照)が延長部材2L,2L’(図2、図11〜図14、図18および図22参照)の軸状の突出部2L3,2L3’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)に対して回転する。
そのため、第1の実施形態のシャッター100によれば、ローラー3L,3L’(図2、図16および図22参照)が設けられておらず、相互に連結された複数のスラット1,1’,…(図1、図2および図22参照)を一対のガイドレール10R,10L(図1、図2および図22参照)に対して相対移動させる時に延長部材2L,2L’(図2、図11〜図14、図18および図22参照)の軸状の突出部2L3,2L3’(図11(A)、図11(B)、図12(B)、図13および図14参照)とガイドレール10L(図1、図2および図22参照)の内壁面との間に摺動抵抗が生じる場合よりも、一対のガイドレール10R,10L(図1、図2および図22参照)に対する複数のスラット1,1’,…(図1、図2および図22参照)の相対移動の円滑性を向上させることができる。
換言すれば、第1の実施形態のシャッター100によれば、相互に連結された複数のスラット1,1’,…(図1、図2および図22参照)を一対のガイドレール10R,10L(図1、図2および図22参照)に対して相対移動させる時に生じる抵抗を摺動抵抗よりも格段に小さい転がり抵抗にすることにより、相互に連結された複数のスラット1,1’,…(図1、図2および図22参照)を一対のガイドレール10R,10L(図1、図2および図22参照)に対して相対移動させる時に生じる摺動抵抗によって各スラット1,1’,…(図1、図2、図3および図22参照)の本体部1a,1a’(図3参照)が変形してしまうおそれを排除することができる。
詳細には、第1の実施形態のシャッター100では、図17に矢印A1,A2で示すように延長部材2R,2R’が各スラット1,1’の長手方向の右端部1R,1R’に装着される時、最初に、延長部材2R’(図7〜図10参照)のフランジ部2R1’(図7、図9および図10参照)の連結用凸部1b’(図17参照)に対応する部分2R1b’(図7(A)、図7(B)、図8(B)、図9および図10参照)の軸部分2R1b3’(図7(A)、図7(B)、図8(B)、図9および図10参照)が、スラット1’(図17参照)の連結用凸部1b’(図17参照)の回転軸部1b1’(図3(B)および図4(A)参照)の穴1b1a’(図4(A)参照)に圧入され、それにより、延長部材2R’(図17参照)がスラット1’(図17参照)の長手方向の右端部1R’(図17参照)に固定される。また、延長部材2R’(図17参照)がスラット1’(図17参照)の長手方向の右端部1R’(図17参照)に固定されると、延長部材2R’(図7〜図10参照)のフランジ部2R1’(図7、図9および図10参照)の連結用凹部1c’(図3および図4(B)参照)に対応する部分2R1c’(図7(B)、図7(C)、図8、図9および図10参照)の穴2R1c1’(図8、図9および図10参照)が、スラット1(図17参照)の連結用凸部1b(図3および図4(A)参照)の回転軸部1b1(図3(B)および図4(A)参照)の穴1b1a(図4(A)参照)に対向する。次いで、延長部材2R(図7〜図10参照)のフランジ部2R1(図7、図9および図10参照)の連結用凸部1b(図3および図4(A)参照)に対応する部分2R1b(図7(A)、図7(B)、図8(B)、図9および図10参照)の軸部分2R1b3(図7(A)、図7(B)、図8(B)、図9および図10参照)が、延長部材2R’(図17参照)の穴2R1c1’(図8、図9および図10参照)を介して、スラット1(図17参照)の連結用凸部1b(図3および図4(A)参照)の回転軸部1b1(図3(B)および図4(A)参照)の穴1b1a(図4(A)参照)に圧入され、それにより、延長部材2R(図17参照)がスラット1(図17参照)の長手方向の右端部1R(図17参照)に固定されると共に、延長部材2R’(図17参照)のフランジ部2R1’(図7、図9および図10参照)の部分2R1c’(図7(B)、図7(C)、図8、図9および図10参照)が、スラット1’(図17参照)の長手方向の右端部1R’(図17参照)に押しつけられる。また、延長部材2R(図17参照)がスラット1(図17参照)の長手方向の右端部1R(図17参照)に固定されると、延長部材2R(図17参照)のフランジ部2R1(図7、図9および図10参照)の連結用凸部1b(図3および図4(A)参照)に対応する部分2R1b(図7(A)、図7(B)、図8(B)、図9および図10参照)の外側部分2R1b1(図7(A)、図7(B)、図8、図9および図10参照)が、延長部材2R’(図17参照)のフランジ部2R1’(図7、図9および図10参照)の連結用凸部1c(図3および図4(B)参照)に対応する部分2R1c’(図7(B)、図7(C)、図8、図9および図10参照)の右側(図17の右側)に配置されると共に、延長部材2R(図17参照)のフランジ部2R1(図7、図9および図10参照)の連結用凸部1b(図3および図4(A)参照)に対応する部分2R1b(図7(A)、図7(B)、図8(B)、図9および図10参照)の凸状部分2R1b2(図7(A)、図7(B)、図8(B)および図9参照)が、延長部材2R’(図17参照)のフランジ部2R1’(図7、図9および図10参照)の連結用凸部1c(図3および図4(B)参照)に対応する部分2R1c’(図7(B)、図7(C)、図8、図9および図10参照)の穴2R1c1’(図8、図9および図10参照)内に収容される。
同様に、第1の実施形態のシャッター100では、図18に矢印A5,A6で示すように延長部材2L,2L’が各スラット1,1’の長手方向の左端部1L,1L’に装着される時、最初に、延長部材2L’(図11〜図14参照)のフランジ部2L1’(図11、図13および図14参照)の連結用凸部1b’(図18参照)に対応する部分2L1b’(図11(A)、図11(B)、図12(A)、図13および図14参照)の軸部分2L1b3’(図11(A)、図11(B)、図12(A)、図13および図14参照)が、スラット1’(図18参照)の連結用凸部1b’(図18参照)の回転軸部1b1’(図3(B)および図4(A)参照)の穴1b1a’(図4(A)参照)に圧入され、それにより、延長部材2L’(図18参照)がスラット1’(図18参照)の長手方向の左端部1L’(図18参照)に固定される。また、延長部材2L’(図18参照)がスラット1’(図18参照)の長手方向の左端部1L’(図18参照)に固定されると、延長部材2L’(図11〜図14参照)のフランジ部2L1’(図11、図13および図14参照)の連結用凹部1c’(図3および図4(B)参照)に対応する部分2L1c’(図11(B)、図11(C)、図12、図13および図14参照)の穴2L1c1’(図12、図13および図14参照)が、スラット1(図18参照)の連結用凸部1b(図3および図4(A)参照)の回転軸部1b1(図3(B)および図4(A)参照)の穴1b1a(図4(A)参照)に対向する。次いで、延長部材2L(図11〜図14参照)のフランジ部2L1(図11、図13および図14参照)の連結用凸部1b(図3および図4(A)参照)に対応する部分2L1b(図11(A)、図11(B)、図12(A)、図13および図14参照)の軸部分2L1b3(図11(A)、図11(B)、図12(A)、図13および図14参照)が、延長部材2L’(図18参照)の穴2L1c1’(図12、図13および図14参照)を介して、スラット1(図18参照)の連結用凸部1b(図3および図4(A)参照)の回転軸部1b1(図3(B)および図4(A)参照)の穴1b1a(図4(A)参照)に圧入され、それにより、延長部材2L(図18参照)がスラット1(図18参照)の長手方向の左端部1L(図18参照)に固定されると共に、延長部材2L’(図18参照)のフランジ部2L1’(図11、図13および図14参照)の部分2L1c’(図11(B)、図11(C)、図12、図13および図14参照)が、スラット1’(図18参照)の長手方向の左端部1L’(図18参照)に押しつけられる。また、延長部材2L(図18参照)がスラット1(図18参照)の長手方向の左端部1R(図18参照)に固定されると、延長部材2L(図18参照)のフランジ部2L1(図11、図13および図14参照)の連結用凸部1b(図3および図4(A)参照)に対応する部分2L1b(図11(A)、図11(B)、図12(A)、図13および図14参照)の外側部分2L1b1(図11(A)、図11(B)、図12、図13および図14参照)が、延長部材2L’(図18参照)のフランジ部2L1’(図11、図13および図14参照)の連結用凸部1c(図3および図4(B)参照)に対応する部分2L1c’(図11(B)、図11(C)、図12、図13および図14参照)の左側(図18の左側)に配置されると共に、延長部材2L(図18参照)のフランジ部2L1(図11、図13および図14参照)の連結用凸部1b(図3および図4(A)参照)に対応する部分2L1b(図11(A)、図11(B)、図12(A)、図13および図14参照)の凸状部分2L1b2(図11(A)、図11(B)、図12(A)および図13参照)が、延長部材2L’(図18参照)のフランジ部2L1’(図11、図13および図14参照)の連結用凸部1c(図3および図4(B)参照)に対応する部分2L1c’(図11(B)、図11(C)、図12、図13および図14参照)の穴2L1c1’(図12、図13および図14参照)内に収容される。
第1の実施形態のシャッター100では、延長部材2R,2R’,2L,2L’(図17および図18参照)がスラット1,1’(図17および図18参照)に対して圧入によって固定されるが、第8の実施形態のシャッター100では、代わりに、延長部材2R,2R’,2L,2L’(図17および図18参照)をスラット1,1’(図17および図18参照)に対して例えば接着によって固定することも可能である。
第1の実施形態のシャッター100では、延長部材2R,2R’,2L,2L’(図7〜図14参照)として同一形状の部品が用いられ、ローラー3R,3R’,3L,3L’(図15および図16参照)として同一形状の部品が用いられている。
第9の実施形態では、上述した第1から第8の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。