JP5972508B1 - 半導体電力変換器 - Google Patents

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Abstract

半導体電力変換器100は、半導体電力変換器100の筐体1内に設置され、電源から供給された電力を変換し負荷に供給する主回路10と第1の温度センサ7とが配置された主回路基板5と、筐体1内に設置され、主回路10を制御する制御回路11と第2の温度センサ6とが配置された制御回路基板4と、第1の温度センサ7で検出された温度と第2の温度センサ6で検出された温度とを用いて半導体電力変換器100内の内気温度を推定する内気温度推定回路8とを備える。

Description

本発明は、電源から供給された電力を変換し負荷に供給する半導体電力変換器に関する。
近年では半導体電力変換器が比較的に低コストで、かつ、多機種にわたって市場に提供され、多くのユーザのもとで多面的に使用されている。そのため半導体電力変換器の仕様温度範囲外の環境で使用するユーザが増加し、このような使用が半導体電力変換器の主回路を構成する半導体スイッチング素子およびコンデンサといった発熱部品の寿命低下と特性劣化の原因となっている。その対策のため特許文献1に代表される従来技術では、発熱部品の損失に伴い発生する熱を放熱フィンに伝達することで発熱部品を冷却すると共に、放熱フィンに設けられた温度センサで検出される温度値により冷却ファンの回転速度を制御して発熱部品を冷却する構造が採用されている。
特開2014−132829号公報
特許文献1に示す従来技術によれば、発熱部品と温度センサとが放熱フィンを介して熱的に接続された状態で半導体電力変換器内に配置されている。ところが発熱部品で発生した熱の一部は放熱フィンに伝達することなく半導体電力変換器内にも放熱される。そのため発熱部品から温度センサまでの離隔距離が大きくなるほど、温度センサで検出される温度は、半導体電力変換器内の内気温度よりも低い値になる傾向がある。従って、内気温度が冷却ファンの動作を開始させる設定温度に達しているにも係わらず、温度センサで検出される温度が前記の設定温度に比べて低いために冷却ファンが動作せず、このことが電子部品の寿命低下と特性劣化の原因となり、半導体電力変換器の品質の低下を招くこととなる。一方、放熱フィンに目詰まりが生じて放熱フィンで吸熱された熱が放熱され難い状態が継続した場合、温度センサで検出される温度は、内気温度よりも高い値になる傾向がある。従って、内気温度が冷却ファンの動作を開始させる設定温度に達していないにも係わらず、温度センサで検出される温度が前記の設定温度に比べて高いために冷却ファンが動作し、冷却ファンの駆動による消費電力が増加するだけでなく、冷却ファンの寿命の低下の原因にもなるため半導体電力変換器の品質の低下を招くこととなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、品質の向上を図ることができる半導体電力変換器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、筐体内に設置され、電源から供給された電力を変換し負荷に供給する主回路と第1の温度センサとが配置された主回路基板と、前記筐体内に設置され、前記主回路を制御する制御回路と第2の温度センサとが配置された制御回路基板と、前記第1の温度センサで検出された温度と前記第2の温度センサで検出された温度とを用いて前記半導体電力変換器内の内気温度を推定する内気温度推定回路とを備えることを特徴とする。
本発明にかかる半導体電力変換器は、品質の向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る半導体電力変換器の機能ブロック図 本発明の実施の形態に係る半導体電力変換器の内観図 本発明の実施の形態に係る半導体電力変換器の熱回路モデルを模式的に示す図 本発明の実施の形態に係る制御回路基板に配置された内気温度推定回路の機能を中心として示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる半導体電力変換器を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は本発明の実施の形態に係る半導体電力変換器の機能ブロック図である。半導体電力変換器100は、交流電源20から交流電力を任意の周波数および任意の値の電力に変換して負荷である誘導電動機30へ出力する主回路10と、主回路10を構成する図示しない半導体スイッチング素子を動作させる制御信号を出力する制御回路11とを有する。主回路10は、制御回路11で制御されるスイッチング素子のスイッチング動作により交流電源20からの交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路10aと、制御回路11で制御されるスイッチング素子のスイッチング動作によりコンバータ回路10aからの直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路10bとを有する。
図2は本発明の実施の形態に係る半導体電力変換器の内観図であり、半導体電力変換器100は、矩形状の筐体1と、筐体1の内部に設置され、第1の温度センサ7と主回路10とが配置された主回路基板5と、筐体1の内部に設置され、第2の温度センサ6と内気温度推定回路8と制御回路11とが配置された平板状の制御回路基板4と、筐体1に固定され、主回路10と熱的に接続される放熱フィン3と、筐体1内の空気を循環させる冷却ファン2とを備える。図示例の半導体電力変換器100では、制御回路基板4が筐体の上面と平行に配置され、主回路基板5が筐体の下側に配置されている。放熱フィン3は、放熱フィン3の表面の内、機内側面3aが主回路10と熱的に接続された状態で図示しない締結部材を用いて筐体に固定される。
このように半導体電力変換器100では制御回路基板4および主回路基板5が筐体1と放熱フィン3とにより取り囲まれる構造である。従って主回路10で発生した熱の一部は放熱フィン3に吸熱されて機外に排出されるが、放熱フィン3に吸熱されなかった熱は主回路基板5と筐体1内の空気と筐体1とに伝達される。そのため筐体1内の内気温度は主回路10の発熱量が上昇するに従い上昇する。本実施の形態に係る半導体電力変換器100は、第1の温度センサ7で検出される温度と第2の温度センサ6で検出される温度とを用いて内気温度を推定し、推定した内気温度を用いて各種制御を行なうことを特徴とし、以下では内気温度の推定方法と推定した内気温度を用いて行われる各種制御の内容とを説明する。
まず図3を用いて内気温度の推定方法を説明する。図3は本発明の実施の形態に係る半導体電力変換器の熱回路モデルを模式的に示す図である。図3の左側に示すPは主回路で発生する電力損失に相当する熱を表し、Tはスイッチング素子のジャンクション温度を表し、Rは主回路と放熱フィン3との間の熱抵抗を表し、TFINは放熱フィン3に伝達される熱の温度を表し、RFINは放熱フィン3の熱抵抗、すなわち主回路と放熱フィン3が接触する部分から放熱フィン3の表面までの経路上の熱抵抗を表す。TA1は放熱フィン3に伝達された熱の内、放熱フィン3の表面から機外へ放熱される熱の温度である。
図3の中央に示すRは放熱フィン3と主回路基板5との間の熱抵抗を表す。Pは主回路基板5に伝わる熱を表し、主回路10で発生した熱から放熱フィン3で機外に放熱される熱を差し引いた熱に等しい。
図3の右側に示すPMAは主回路基板5から発生する熱を表す。PMAの伝達経路は筐体1と、筐体1の機内空気とが考えられ、筐体1が支配的である。PMAの値は筐体1の材質、形状、および寸法により変動し、また冷却ファン2が回転することによっても変動する。TMAは主回路基板5上で測定される熱の温度を表し、主回路で発生する熱から放熱フィンで機外に放熱される熱を差し引いた熱の温度に等しい。TMAは図2に示す第1の温度センサ7で検出される温度に相当する。RMAは主回路基板5から制御回路基板4までの経路上の熱抵抗を表し、筐体の形状と筐体内の空気の流れとによって決まる値である。Pは制御回路基板4に伝わる熱を表す。TCAは制御回路基板4上で測定される熱の温度を表し、図2に示す第2の温度センサ6で検出される温度に相当する。RCAは制御回路基板4と空気との間の熱抵抗を表し、TA2は、主回路基板5から制御回路基板4へ伝わる熱の内、機内へ放熱される熱の内気温度である。
図3に示す熱回路モデルによれば、TMAは下記(1)式に示す熱方程式を用いてRMA、P、およびTCAから算出することができる。
Figure 0005972508
CAは下記(2)式に示す熱方程式を用いてRCA、P、およびTA2から算出することができる。
Figure 0005972508
(1)式および(2)式より、TA2は、TCA、TMA、RCA、およびRMAで下記(3)式のように表される。
Figure 0005972508
以下ではRCAをRMAで除した値を「熱抵抗係数α」と称する。抵抗係数αの値をテーブル化した上で、変数であるTCAおよびTMAが求まれば内気温度を推定することができる。本実施の形態の形態に係る半導体電力変換器100は、第1の温度センサ7で検出される温度をTMAとし、第2の温度センサ6で検出される温度をTCAとして内気温度を推定する。
次に図4を用いて、内気温度を推定すると共に推定内気温度を用いて各種制御を行う機能に関して説明する。図4は本発明の実施の形態に係る制御回路基板に配置された内気温度推定回路の機能を中心として示す図であり、図4には、主回路基板5に配置された第1の温度センサ7と、制御回路基板4に配置された第2の温度センサ6と、制御回路基板4に配置された内気温度推定回路8とが示されている。内気温度推定回路8は、内気温度推定部81と制御情報生成部82とを有し、第1の温度センサ7で検出された温度と第2の温度センサ6で検出された温度とを入力とし、モニタ出力情報と冷却ファンの制御情報と異常報知情報との何れかを出力とする。
内気温度推定部81は、複数の筐体の大きさと複数の熱抵抗係数αとが対応付けて格納された熱抵抗係数テーブル81aと、第1の温度センサ7で検出された温度TMAと第2の温度センサ6で検出された温度TCAと熱抵抗係数テーブル81aに格納された熱抵抗係数αとを用いて半導体電力変換器内の推定内気温度Tを算出する推定内気温度算出部81bとを有する。
情報生成部82は、推定内気温度Tの値に対応したモニタ出力情報を生成して出力するモニタ出力情報生成部82aと、推定内気温度Tの値に対応した冷却ファン2のオンオフ制御または冷却ファン2の回転数制御を行うための制御情報を生成して出力する冷却ファン制御情報生成部82bと、異常報知部82cとを有する。
異常報知部82cは、半導体電力変換器の動作状態情報Aに基づいて理論内気温度TA’を算出する理論内気温度算出部82c1と、内気温度推定部81で推定された推定内気温度Tと理論内気温度算出部82c1で算出された理論内気温度TA’とを比較して推定内気温度Tが理論内気温度TA’を超えた場合、半導体電力変換器に異常が発生していることを示す異常報知情報を生成して出力する異常報知情報生成部82c2とを有する。理論内気温度算出部82c1に入力される動作状態情報Aは例えばキャリア周波数、主回路10の母線電圧、主回路10の出力電流、または冷却ファン回転数である。理論内気温度算出部82c1には、予め動作状態情報Aの種類別の内気温度テーブルが設定されている。内気温度テーブルの種類は、例えば、複数のキャリア周波数の値と複数の内気温度とが対応付けて格納されたテーブル、複数の母線電圧の値と複数の内気温度とが対応付けて格納されたテーブル、複数の出力電流の値と複数の内気温度とが対応付けて格納されたテーブル、複数の冷却ファン回転数と複数の内気温度とが対応付けて格納されたテーブルである。なお動作状態情報Aは図示例に限定されるものではなく、内気温度との相関性のある情報、例えば図1に示す誘導電動機30の回転数または主回路10の入力電流であってもよい。
以下動作を説明する。推定内気温度算出部81bでは、第1の温度センサ7で検出された温度TMAと第2の温度センサ6で検出された温度TCAと熱抵抗係数テーブル81aに格納された熱抵抗係数αとを用いて半導体電力変換器内の推定内気温度Tが算出される。
モニタ出力情報生成部82aでは推定内気温度Tの値に対応したモニタ出力情報が生成され、生成されたモニタ出力情報は図示しない表示装置に出力される。これにより表示装置には推定内気温度Tの値が表示され、ユーザは表示装置を介して半導体電力変換器の状態を把握することができる。
冷却ファン制御情報生成部82bでは推定内気温度Tの値に対応した制御情報が生成され、生成された制御情報は冷却ファン2に出力される。前述した従来技術では、内気温度が冷却ファンの動作を開始させる設定温度に達しているにも係わらず、放熱フィンに設けられた温度センサで検出される温度が前記の設定温度に比べて低いために冷却ファンが動作しない場合がある。本実施の形態に係る冷却ファン制御情報生成部82bによれば冷却ファンの適切な動作が行われ、電子部品の寿命低下と特性劣化とを抑制することができる。また前述した従来技術では、内気温度が冷却ファンの動作を開始させる設定温度に達していないにも係わらず、放熱フィンに設けられた温度センサで検出される温度が前記の設定温度に比べて高いために冷却ファンが動作する場合がある。本実施の形態に係る冷却ファン制御情報生成部82bによれば冷却ファンの不要な動作が防止され、冷却ファンの駆動による消費電力の増加と冷却ファンの寿命の低下とを抑制することができる。
異常報知部82cで異常報知情報が生成される状況は放熱フィンに目詰まりが生じて放熱フィンで吸熱された熱が放熱され難い状態にある場合が想定される。異常報知部82cから出力された異常報知情報は例えば図1に示す制御回路11に出力され、異常報知情報を受信した制御回路11では誘導電動機30へ供給される電力を停止または抑制するための制御信号が生成される。これにより半導体電力変換器100を構成する電子部品の故障が防止され、また電子部品の寿命低下と特性劣化とが抑制される。また異常報知部82cで生成された異常報知情報が図示しない表示装置に出力される構成とすることで、ユーザは半導体電力変換器の異常を把握することができる。
なお図2および図4に示す内気温度推定回路8は制御回路基板4に配置されているが、内気温度推定回路8の配置場所は図示例に限定されるものではなく、内気温度推定回路8は、制御回路基板4以外の場所、例えば主回路基板5に配置してもよい。また図4に示す内気温度推定回路8の機能である内気温度推定部81と情報生成部82とは例えば制御回路11に組み込んでもよい。また図4に示す情報生成部82の構成は図示例に限定されるものではなく、モニタ出力情報生成部82aと冷却ファン制御情報生成部82bと異常報知部82cとの何れか1つを備えた構成としてもよい。また図2に示す第1の温度センサ7および第2の温度センサ6は、サーミスタ、測温抵抗体、または熱電対といった温度計測手段であればよく、その種類は限定されるものではない。
また図2に示す半導体電力変換器100の構成は図示例に限定されるものではない。例えば制御回路基板4と主回路基板5の位置は図示例に限定されるものではなく、筐体の側面と平行に制御回路基板4または主回路基板5を配置してもよいし、筐体の下側に制御回路基板4と主回路基板5とを隣接して配置しても内気温度を推定することが可能である。ただし、制御回路基板4と主回路基板5とを近づけるほど図3に示す第1の温度センサ7で検出された温度TMAと第2の温度センサ6で検出された温度TCAと温度差が小さくなり、推定内気温度の演算精度が低下する。そのため制御回路基板4と主回路基板5とは、図2に示すように筐体1の上面と筐体1の下側とに分けて配置し、または筐体1の側面に分けて配置することが望ましい。
また放熱フィン3の位置は図示例に限定されるものではなく、放熱フィン3は主回路10と熱的に接続されていればよい。また図2に示す半導体電力変換器100では放熱フィン3と冷却ファン2とが用いられているが、主回路10を筐体1と熱的に接続することで主回路10の熱を筐体1で放熱することができればよく、放熱フィン3と冷却ファン2との何れか一方を省き、または放熱フィン3と冷却ファン2との双方を省く構成としてもよい。また図1に示す半導体電力変換器100は図示例に限定されるものではなく、直流電源から直流電力を任意の周波数および任意の値の交流電力に変換して負荷へ出力する電力変換器であってもよいし、直流電源から直流電力を任意の値の直流電力に変換して負荷へ出力する電力変換器であってもよい。また半導体電力変換器100の負荷は誘導電動機30に限定されるものではない。
以上に説明したように本実施の形態に係る半導体電力変換器100は、半導体電力変換器の筐体内に設置され、電源から供給された電力を変換し負荷に供給する主回路と第1の温度センサとが配置された主回路基板と、前記筐体内に設置され、前記主回路を制御する制御回路と第2の温度センサとが配置された制御回路基板と、前記第1の温度センサで検出された温度と前記第2の温度センサで検出された温度とを用いて前記半導体電力変換器内の内気温度を推定する内気温度推定回路とを備える。この構成により半導体電力変換器100内の内気温度を精度よく推定することができ、推定した内気温度を用いて各種制御を行なうことが可能となり、品質の向上を図ることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 筐体、2 冷却ファン、3 放熱フィン、3a 機内側面、4 制御回路基板、5 主回路基板、6 第2の温度センサ、7 第1の温度センサ、8 内気温度推定回路、10 主回路、10a コンバータ回路、10b インバータ回路、11 制御回路、20 交流電源、30 誘導電動機、81 内気温度推定部、81a 熱抵抗係数テーブル、81b 推定内気温度算出部、82 情報生成部、82a モニタ出力情報生成部、82b 冷却ファン制御情報生成部、82c 異常報知部、82c1 理論内気温度算出部、82c2 異常報知情報生成部、100 半導体電力変換器。

Claims (9)

  1. 筐体内に設置され、電源から供給された電力を変換し負荷に供給する主回路と第1の温度センサとが配置された主回路基板と、
    前記筐体内に設置され、前記主回路を制御する制御回路と第2の温度センサとが配置された制御回路基板と、
    前記第1の温度センサで検出された温度と前記第2の温度センサで検出された温度とを用いて前記半導体電力変換器内の内気温度を推定する内気温度推定回路とを備えることを特徴とする半導体電力変換器。
  2. 前記内気温度推定回路は、推定した前記内気温度の値に対応したモニタ出力情報を生成するモニタ出力情報生成部を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体電力変換器。
  3. 前記筐体内に設置された冷却ファンを備え、
    前記内気温度推定回路は、推定した前記内気温度の値に対応した前記冷却ファンの制御情報を生成する冷却ファン制御情報生成部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体電力変換器。
  4. 前記内気温度推定回路は、前記半導体電力変換器の動作状態情報に基づいて理論内気温度を算出する理論内気温度算出部と、推定した前記内気温度と前記理論内気温度とを比較し、推定した前記内気温度が前記理論内気温度を超えた場合、前記半導体電力変換器に異常が発生していることを示す異常報知情報を生成する異常報知情報生成部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の半導体電力変換器。
  5. 前記異常報知情報生成部で生成された異常報知情報は表示装置に出力されることを特徴とする請求項4に記載の半導体電力変換器。
  6. 前記主回路基板と前記制御回路基板とは、前記筐体の上下面または前記筐体の側面に各々が対向する形で配置されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の半導体電力変換器。
  7. 前記内気温度推定回路は、前記第1の温度センサで検出された温度と前記第2の温度センサで検出された温度とを入力とし、前記モニタ出力情報を出力とすることを特徴とする請求項2に記載の半導体電力変換器。
  8. 前記内気温度推定回路は、前記第1の温度センサで検出された温度と前記第2の温度センサで検出された温度とを入力とし、前記冷却ファンの制御情報を出力とすることを特徴とする請求項3に記載の半導体電力変換器。
  9. 前記内気温度推定回路は、前記第1の温度センサで検出された温度と前記第2の温度センサで検出された温度とを入力とし、前記異常報知情報を出力とすることを特徴とする請求項4に記載の半導体電力変換器。
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