JP2009059898A - 電気機器 - Google Patents

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Hiroshi Iwasaki
裕志 岩崎
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Abstract

【課題】発熱部に対する十分な冷却作用を維持しつつ騒音の低減が図れる電気機器を提供すること。
【解決手段】発熱部を有する電気機器において、この発熱部に冷却風を供給する冷却ファンを取付ける。この冷却ファンの回転数Mを、温度センサにより検知した発熱部の温度T、マイクにより検出した冷却ファン近傍の騒音Na、電子機器の周囲の騒音Nbに応じて制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、空冷システムを備えた電気機器に関する。
昨今の電気機器、特にコンピュータの高機能化は著しいが、その一方で機器内部での発熱も無視できないものとなっている。機器内部で発生した熱を外部に排出しなければ、機器の寿命を縮めるだけでなく、正常動作しない要因ともなってしまう。このため、機器内部の冷却は欠かせない。一般的な冷却方法としては、液冷方式と空冷方式の2種類があり、前者は熱源に取付けられた放熱器に液体を流し、機器外部まで熱を運ぶことで冷却を行う方式である。一方、後者は熱源に取付けられた放熱器に送風することで冷却を行う方式である。
液冷方式は機構が複雑でコストが高くなるが、可動部品が液流を作るポンプのみなので騒音が小さい、という特徴がある。これに対し空冷方式は機構が簡単でコストが安く抑えられるが、冷却能力に比例して送風量を上げなければならないため、騒音が大きくなるという特徴がある。
一般的な機器の冷却機構としては、コスト・構造の点で空冷方式が採用されるケースが多いが、前述の騒音の問題があるため、熱源あるいは筐体の温度に応じて送風量を変化させる、という制御が行われている。
なお、騒音の問題に対処するべく、蓄冷材料を備え、発熱部の温度が蓄冷材料の融解温度を超えた場合に蓄冷材料が融解し、このときの吸熱作用により発熱部を冷却する装置が知られている(例えば特許文献1)。
特開2006―317703号公報
ただし、機器に搭載し得る蓄冷材料の量には自ずと限度があり、全ての蓄冷材料が融解してしまうと冷却ファンの送風による冷却に頼らざるを得ない。このため、結局は騒音の発生が避けられないという問題がある。
本発明はこのような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、発熱部に対する十分な冷却作用を維持しつつ騒音の低減が図れる電気機器を提供することである。
本発明に係る電気機器は、発熱部に冷却風を送る冷却ファンと、前記発熱部の温度Tを検知する温度センサと、前記冷却ファンの近傍の騒音Naを検出する騒音検出手段と、前記温度センサの検知温度Tおよび前記騒音検出手段の検出騒音Naに応じて前記冷却ファンの回転数Mを制御する制御手段と、を備えている。
かかる手段を講じた本発明によれば、発熱部に対する十分な冷却作用を維持しつつ騒音の低減が図れる電気機器を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態にかかる電気機器の斜視図である。電気機器の筐体1にマザーボード2が収容され、そのマザーボード2に主制御部であり発熱部でもあるCPU3が搭載されている。そして、このCPU3の上面に、放熱器(ヒートシンクともいう)4が取付けられている。また、上記筐体1の側面部1aには空気を取込むための通気口5aが形成され、別の側面部1bには排気口5bが形成されている。そして、排気口5bの内側に、埃を取るためのフィルタ6、およびCPU3を冷却するための冷却ファン7が設けられている。
冷却ファン7が動作すると、筐体1の外の空気が通気口5aを通って筐体1内に吸込まれ、その吸込まれた空気がCPU3及び放熱器4へと供給される。供給された空気はCPU3及び放熱器4から熱を奪って冷却ファン7側に流れ、それがフィルタ6および排気口5bを通って筐体1の外に排出される。このようにして、CPU3が冷却される。
そして、筐体1の側面部1bの外周面における排気口5bの近傍に、冷却ファン7の近傍の騒音Naを検出するためのマイク(騒音検出手段)8aが取付けられている。また、側面部1cの外周面に、筐体1の周囲の騒音Nbを検出するためのマイク(騒音検出手段)8bが取付けられている。このマイク8bの取付け位置は、冷却ファン7から発生する音の影響を受けにくい場所であればどこでもよく、側面部1cに限定されない。
図2は、CPU3及びその近傍の構成を側方から見た図である。すなわち、放熱器4は、表面積を増大させて効率的な放熱を行うための多数のフィンを有している。この放熱器4の下方におけるCPU3の上面部に、そのCPU3の温度Tを検知する例えばサーマルダイオードなどの温度センサ9が取付けられている。なお、この温度センサ9の取付け位置は、CPU3の上面部に限らず放熱器4であってもよい。
図3は、本電気機器の要部構成を示すブロック図である。
商用交流電源20に電源回路21が接続されている。電源回路21は、商用交流電源20の交流電圧を所定レベルの直流電圧に変換し、それを電気機器の動作用電圧として出力する。
この電源回路21の出力端に、ファンコントローラ22を介して冷却ファン7のモータ7Mが接続される。ファンコントローラ22は、CPU3から供給されるファン制御信号に応じてモータ7Mの回転数を制御する。
さらにCPU3にはチップセット23及び上記温度センサ9が接続され、そのチップセット23にROM(Read Only Memory)24,RAM(Random Access Memory)25,上記マイク8a,8bなどが接続されている。ROM24には、各種制御プログラム、冷却ファン7の回転数制御の基準となる設定温度T1,T2(T1<T2)などが記憶されている。
そして、CPU3は、冷却ファン7の駆動制御に関わる主要な機能として、次の(1)の手段を備えている。
(1)検知温度Tおよび検出騒音Na,Nbに応じて冷却ファン7の回転数Mを制御する制御手段。具体的には、検知温度Tが設定温度T1以上かつ設定温度T2未満(T1≦T<T2)のとき、その検知温度Tと設定温度T1との差ΔT(=T−T1)および検出騒音Naと検出騒音Nbとの差ΔN(=Na−Nb)を求め、求めた温度差ΔTを求めた騒音差ΔNに応じて減少方向に補正し、補正後の温度差ΔT´に比例して回転数Mを制御するとともに、検知温度Tが設定温度T1未満(T<T1)のとき回転数Mを予め定められた最小回転数Mminに設定し、検知温度Tが設定温度T2以上(T2≦T)のとき回転数Mを予め定められた最大回転数Mmaxに設定する。
次に、本実施の形態の作用について図4の流れ図により説明する。
まず、温度センサ9によりCPU3の温度Tが検知され(ステップ;ST1)、この検知温度TとROM24内の設定温度T2とが比較される(ST2)。
検知温度Tが設定温度T2未満(T<T2,ST2のYES)でかつ設定温度T1以上(T≧T1,ST3のYES)の場合には、検知温度Tと設定温度T1との差ΔT(=T−T1)が算出される(ST4)。さらに、マイク8a,8bにより騒音Na,Nbが検出され(ST5)、両検出騒音の差ΔN(=Na−Nb)が算出される(ST6)。この騒音差ΔNは冷却ファン7の実質的な騒音に相当するもので、この騒音差ΔNに応じて上記温度差ΔTが減少方向に補正され(ST7)、補正後の温度差ΔT´に比例して回転数Mを制御するためのファン制御信号が生成される(ST8)。こうして、温度差ΔTに応じて決定されるべき回転数Mが冷却ファン7の実質的な騒音に応じて減少方向に補正されることにより、気になる騒音をできるだけ低減することができる。
検知温度Tが設定温度T2未満の場合(T<T2,ST2のYES)には、検知温度TとROM24内の設定温度T1とが比較され(ST3)、検知温度Tが設定温度T1未満の場合(T<T1,ST3のNO)、上記回転数Mを予め定められた最小回転数Mminに設定するファン制御信号が生成される。これにより、CPU3に対する冷却作用を維持しながら、気になる騒音を極力低減できる。なお、電気機器によっては、回転数Mを零として送風を停止する例もある。
検知温度Tが設定温度T2以上の場合(T≧T2,ST2のNO)には、上記回転数Mを予め定められた最大回転数Mmaxに設定するファン制御信号が生成される(ST10)。これにより、CPU3の過熱を未然に防ぐことができる。
図5は、検知温度Tが設定温度T1以上かつ設定温度T2未満のときのCPU3による回転数制御を模式的に示す図である。
まず減算部31において検知温度Tと設定温度T1との差ΔTが算出され、この温度差ΔTが補正部32に供給される。また、検出騒音Naと検出騒音Nbとの差ΔNが減算部33で算出され、この騒音差ΔNが補正部32に供給される。補正部32は、温度差ΔTを騒音差ΔNに応じて減少方向に補正し、温度差ΔT´を得る。
このように、温度センサ9の検知温度Tにマイク8a,8bの検出騒音Na,Nbを加味して冷却ファン7の回転数Mを制御することで、CPU3及び放熱器4に対する十分な冷却作用を維持しつつ騒音の低減を図ることができる。さらに、冷却ファン7の経時劣化等により騒音Naが大きくなった場合においても、外部の騒音Nbとの差をフィードバックして回転数Mを制御するため、騒音Naを一定の大きさに抑えることができる。
なお、この発明は上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全体構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本実施形態の要部を示す斜視図。 同実施形態の発熱部であるCPUおよびその近傍の構成を示す概略図。 同実施形態の制御回路を示すブロック図。 同実施形態の作用を説明するための流れ図。 同実施形態のCPUによる回転数制御を模式的に示す図。
符号の説明
1…筐体、1a…側面部、1b…側面部、1c…側面部、2…マザーボード、3…CPU、4…放熱器、5a…通気口、5b…排気口、6…フィルタ、7…冷却ファン、7M…モータ、8a…マイク、8b…マイク、9…温度センサ、20…商用交流電源、21…電源回路、22…ファンコントローラ、23…チップセット、24…ROM、25…RAM

Claims (3)

  1. 発熱部を有する電気機器において、
    前記発熱部に冷却風を送る冷却ファンと、
    前記発熱部の温度Tを検知する温度センサと、
    前記冷却ファンの近傍の騒音Naを検出する騒音検出手段と、
    前記温度センサの検知温度Tおよび前記騒音検出手段の検出騒音Naに応じて前記冷却ファンの回転数Mを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする電気機器。
  2. 前記制御手段は、検知温度Tが設定温度T1以上かつ設定温度T2未満(T1≦T<T2)のとき、その検知温度Tと設定温度T1との差ΔT(=T−T1)を求め、求めた温度差ΔTを検出騒音Naに応じて減少方向に補正し、補正後の温度差ΔT´に比例して回転数Mを制御するとともに、検知温度Tが設定温度T1未満(T<T1)のとき回転数Mを最小回転数Mminまたは零に設定し、検知温度Tが設定温度T2以上(T2≦T)のとき回転数Mを最大回転数Mmaxに設定することを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 当該電気機器の周囲の騒音Nbを検出する騒音検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、検知温度Tが設定温度T1以上かつ設定温度T2未満(T1≦T<T2)のとき、その検知温度Tと設定温度T1との差ΔT(=T−T1)および検出騒音Naと検出騒音Nbとの差ΔN(=Na−Nb)を求め、求めた温度差ΔTを求めた騒音差ΔNに応じて減少方向に補正し、補正後の温度差ΔT´に比例して回転数Mを制御するとともに、検知温度Tが設定温度T1未満(T<T1)のとき回転数Mを最小回転数Mminまたは零に設定し、検知温度Tが設定温度T2以上(T2≦T)のとき回転数Mを最大回転数Mmaxに設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
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