JP5972208B2 - グランドパッキン - Google Patents
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Description
膨張黒鉛の圧縮成形によって円筒形状に形成された第1パッキンと、
前記第1パッキンの軸方向端部に設けられ、繊維材の編組により形成された環状の第2パッキンと、を備え、
前記第1パッキンの軸方向端部における内周縁には、径方向内方及び軸方向外方に開放する環状の凹部が形成され、
前記第2パッキンは、その外径が前記第1パッキンの外径よりも小さく形成されるとともに、その外周面が前記凹部の内周面に嵌合されることによって前記第1パッキンに一体的に固定され、
前記凹部に嵌合された前記第2パッキンは、当該グランドパッキンを軸方向に圧縮していない不使用状態で前記第1パッキンよりも内径が大きく、当該グランドパッキンを軸方向に圧縮した使用状態で、前記第1パッキンとともに前記内側被シール面に接触するように内径が縮小することを特徴とする。
この構成によれば、第2パッキンが軸方向に圧縮されたときの径方向内方への変形量をより大きくすることができ、第1パッキンの噛み込み防止効果を高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るグランドパッキンの使用状態を示す断面説明図である。本実施形態のグランドパッキン(筒状パッキン)10は、スタフィングボックス31に装填され、このスタフィングボックス31とこれを貫通するステム(軸部材)33との間をシールするために用いられる。スタフィングボックス31には、大気側(図1における右側)が開放し、装置内部側(図1における左側)に底面35aを有する円筒形状のパッキン収納凹部(円筒孔)35が形成されている。パッキン収納凹部35の底面35aの中央には、ステム33が貫通する孔36が形成されている。
グランドパッキン10は、第1パッキン11と第2パッキン12とから構成されている。第1パッキン11は、膨張黒鉛を圧縮成形(ダイモールド成形)することによって筒形状に形成されている。具体的には、第1パッキン11は、膨張黒鉛シートを適当幅のテープ状に形成し、この膨張黒鉛のテープを径方向に渦巻き状に巻き重ねた状態で金型に装填し、圧縮することによって成形されている。
図5は、本実施形態のグランドパッキンの製造手順を示すフローチャートである。
第1パッキン11を製造するには、まず、膨張黒鉛シートをテープ状に裁断し(ステップS11)、この膨張黒鉛テープの両面又は片面に、樹脂粒子を含むディスパージョンを含浸する(ステップS12)。その後、膨張黒鉛テープを乾燥させることによって樹脂含浸処理テープを作製する(ステップS13)。本実施形態では、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)ディスパージョンを膨張黒鉛テープの片面(次ステップS14において巻回される際の内周面)のみに含浸するようになっている。
次いで、紐状体に潤滑剤を含浸する(ステップS24)。潤滑剤としては、シリコン系潤滑剤、ワックス系潤滑剤及びパラフィン系潤滑剤等を単独で又は組み合わせて用いる。以上により、第2パッキン12が作製される。
なお、上述の製造手順では、第2パッキン12の成形を、成形済みの第1パッキン11と複合させた状態で行ったが(ステップS31)、第2パッキン12単体を環状に成形し、成形済みの第1パッキン11と複合させてもよい。
本実施形態のグランドパッキン10は、第2パッキン12の断面形状が略台形状に形成され、第1パッキン11に嵌合する部分に、軸方向外側ほど外径が大きくなるテーパー面12dが形成されている。これに対して、第1パッキン11に形成された凹部13には、テーパー面12dに接するテーパー面13dが形成されている。
例えば、第2パッキンを構成する繊維材の種類は、用途や環境等に応じて適宜変更することができる。また、本発明のグランドパッキンが使用される装置の種類や使用箇所についても特に限定されるものではない。
11 :第1パッキン
12 :第2パッキン
12a:第2パッキンの外周面
13 :凹部
13b:凹部の内周面
33a:ステムの外周面(内側被シール面)
35b:スタフィングボックスの内周面(外側被シール面)
D22 :第2パッキンの内径
D12 ;第1パッキンの内径
Claims (3)
- 軸方向に圧縮された状態で使用され、径方向に対向する内側被シール面と外側被シール面との間をシールするグランドパッキンであって、
膨張黒鉛の圧縮成形によって円筒形状に形成された第1パッキンと、
前記第1パッキンの軸方向端部に設けられ、繊維材の編組により形成された環状の第2パッキンと、を備え、
前記第1パッキンの軸方向端部における内周縁には、径方向内方及び軸方向外方に開放する環状の凹部が形成され、
前記第2パッキンは、その外径が前記第1パッキンの外径よりも小さく形成されるとともに、その外周面が前記凹部の内周面に嵌合されることによって前記第1パッキンに一体的に固定され、
前記凹部に嵌合された前記第2パッキンは、当該グランドパッキンを軸方向に圧縮していない不使用状態で前記第1パッキンよりも内径が大きく、当該グランドパッキンを軸方向に圧縮した使用状態で前記第1パッキンとともに前記内側被シール面に接触するように内径が縮小することを特徴とするグランドパッキン。 - 前記第2パッキンは、当該グランドパッキンの不使用状態で前記第1パッキンの軸方向端面から軸方向外方に突出している、請求項1に記載のグランドパッキン。
- 前記第2パッキンが、前記第1パッキンの軸方向両端部に設けられている、請求項1又は2に記載のグランドパッキン。
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JP2013079811A JP5972208B2 (ja) | 2013-04-05 | 2013-04-05 | グランドパッキン |
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Family Applications (1)
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- 2013-04-05 JP JP2013079811A patent/JP5972208B2/ja active Active
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