JP5971837B2 - 扉操作ハンドルのロック構造 - Google Patents
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Description
一方で、狭いスペースに設置されるキャビネットは、キャビネット自体の大きさが制限されるため、比較的大きな設置スペースを必要とする施錠装置の組付けは、収納機器の設置スペースを奪っていたし、小さいキャビネットは安価であるにも拘わらず、施錠装置が高価なために小さなキャビネットであって施錠装置付きはコスト高となっていた。
そのため、特許文献1に開示されているような南京錠を使用してキャビネット外部において操作ハンドルの開操作を禁止する構成が、キャビネットの内部空間を使用する必要がないし、僅かなコスト増で済むため提案されている。
また、南京錠の取り付けはこの2部材に連通して取り付けなければならないため、取り付け操作が面倒であったし、追加部材は前方への突出量が大きいため、状況の変化で南京錠の使用が必要無くなった場合は邪魔な部材となっていた。
この構成によれば、操作ハンドルの回動エリア内に取付片を配置するため、比較的露出面積が少ない台座に取付片を形成することができ、ロックするための専用の部材が必要なくなる。そのため、南京錠等の施錠手段による施錠機能を設けても簡易な構成で済む。
また、取付片の前方への突出量は操作ハンドルの突出量に比べて僅かで良く、操作ハンドルの回動操作の邪魔になり難く、ハンドルロック機能を必要としない扉として使用する場合であっても、違和感なく使用することができる。
更に、南京錠を取付片の1箇所に取り付けるだけでロックできるため、簡易な操作でロックできる。
この構成によれば、取付片は操作ハンドルの回動操作により切り欠きの移動方向に合わせた曲率を有するため、切り欠きの幅は取付片の厚みより数ミリメートル幅広に形成すれば良い。よって、操作ハンドルの操作性は損なわれないし、取付片に施錠手段を取り付ければ確実に回動が阻止される。
また、取付片の前方への突出量は操作ハンドルの突出量に比べて僅かで良いため、操作ハンドルの回動操作の邪魔になり難く、ハンドルロック機能を必要としない扉として使用する場合であっても、違和感なく使用することができる。
更に、施錠手段を取付片の1箇所に取り付けるだけでロックできるため、簡易な操作でロックできる。
そして図3は、この状態で南京錠13を取り付けて操作ハンドル1をロックした状態を示している。図3に示すように、南京錠13を取付片11に掛け留めることで、操作ハンドル1はロックされて開操作が禁止される。
尚、取付片11は台座2に溶接により取り付けられているが、座部2aに取付片11を側方に延設し、折り曲げて前方に突出させても良い。また、操作ハンドル1と軸4は別体としても良く、別体とした場合は操作ハンドル1を樹脂で形成することもできる。
そして、取付片11は台座2の周方向に対して一様な厚みT1(例えば3mmの厚み)を有して形成され、南京錠13を取り付けるための穴11aが穿設されている。この穴11aは図2に示す扉20aを閉じて係止した角度で上下方向を向くよう穿設され、南京錠13を無理なく挿入して装着できるよう形成されている。
図5に示すように、切り欠き15は把持部1aの後部からU字状に切り欠いて形成され、取付片11の厚みT1より僅かに大きな幅T2を有して形成されている。例えば、取付片11の厚みT1が3mmであれば、切り欠き15の幅T2は5mm程度と数ミリメートル大きく形成される。
また、取付片11の前方への突出量は操作ハンドル1の突出量に比べて僅かで済むため、操作ハンドル1の回動操作の邪魔になり難く、ハンドルロック機能を必要としない扉として使用する場合であっても、違和感なく使用することができる。
更に、南京錠13を取付片11の1箇所に取り付けるだけでロックできるため、簡易な操作でロックできる。
また、取付片11は切り欠き15の移動方向に合わせた曲率を有するため、切り欠き15の幅は取付片11の厚みより僅かに広く形成するだけで良く、切り欠き15の幅を小さくでき、操作ハンドル1の操作性は損なわれない。
一方、把持部1aは扉閉塞時に下方を向く一端が、後方に延設された舌部1bを有し、座部2aの側方に至る奥行きを有している。そして、切り欠き15は、取付片11の位置に合わせて側方(図7では下方)に向けて形成されている。
そして、上記形態と同様に比較的露出面積が少ない台座2に取付片11を形成し、把持部1aの奥行きを拡大するだけでロック機構が構成されるため、ロックするための専用の部材を別途必要としない。そのため、南京錠13による施錠機能を設けても簡易な構成で済む。
また、操作ハンドル1の右側に取付片11を設けた構成となっているが、開放操作が切り欠き15を左に移動させる構成であれば、取付片11は左側に形成すれば良い。
Claims (2)
- 扉の開閉を行うために扉前面で回動操作する操作ハンドルと、前記操作ハンドルの閉操作により扉の閉状態を保持するよう扉裏面に配置された係止片と、前記操作ハンドルと前記係止片とを連結する軸と、前記軸を扉に貫通配置して回動可能に保持する台座とを有し、閉操作した前記操作ハンドルを南京錠等の掛け金を有する施錠手段を使用してロックし、開操作を禁止する扉操作ハンドルのロック構造であって、
前記台座の前記操作ハンドル回動エリア内に、前記施錠手段を取り付ける取付片を形成すると共に、前記操作ハンドルに前記取付片を通過させる切り欠きを形成し、
前記施錠手段を装着しない状態では、閉位置にある前記操作ハンドルを前記取付片を通過させて開位置へ回動可能とし、前記施錠手段を前記取付片に装着した状態では、閉位置にある前記ハンドルの開位置への回動が禁止されることを特徴とする扉操作ハンドルのロック構造。 - 前記取付片は前記台座から扉前方に突出して形成され、前記軸を中心とする円弧状に形成されて一様な厚みを有し、
前記切り欠きは、前記取付片の厚みより数ミリメートル大きな幅で形成されて成ることを特徴とする請求項1記載の扉操作ハンドルのロック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011272431A JP5971837B2 (ja) | 2011-12-13 | 2011-12-13 | 扉操作ハンドルのロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011272431A JP5971837B2 (ja) | 2011-12-13 | 2011-12-13 | 扉操作ハンドルのロック構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2013124455A JP2013124455A (ja) | 2013-06-24 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5971837B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS6146805U (ja) * | 1984-08-29 | 1986-03-28 | 株式会社東芝 | 遮断器の操作装置 |
JP2783767B2 (ja) * | 1995-01-31 | 1998-08-06 | 日東工業株式会社 | 錠収納式平面ハンドル |
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2011
- 2011-12-13 JP JP2011272431A patent/JP5971837B2/ja active Active
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JP2013124455A (ja) | 2013-06-24 |
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