JP5921388B2 - ガス栓 - Google Patents
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Description
一方、ガス流入路とガス流出路との間の開閉を行って、ガスの供給及び停止を切り換える開閉弁として、操作ボタン等の操作部に対する押圧操作に伴って開閉弁であるスライド弁をスライドさせて開閉を行う、所謂、プッシュプッシュ式のガス栓が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
当該プッシュプッシュ式のガス栓は、略ハート型のガイド溝を形成したガイド溝部材と、そのガイド溝に挿入され操作部と共にスライドするガイドピンとを備えており、更に、当該ガイドピンを挿入方向(ピンの軸方向)に付勢する板バネ等の付勢手段が設けられている。そして、このような開閉弁では、操作部に対する押圧操作がガイドピンに伝達されることで、当該ガイドピンが略ハート型のガイド溝に沿って周回移動し、当該ガイドピンの周回移動に伴ってスライド弁が閉じ位置と開き位置との間で変位するように作動する。
このようなプッシュプッシュ式のガス栓は、比較的小さい力で操作ボタンを押圧するだけで、開状態から閉状態への切り換え動作(以下、「閉栓動作」と呼ぶ場合がある。)と、閉状態から開状態への切り換え動作(以下、「開栓動作」と呼ぶ場合がある。)とを交互に行うことができ、また、回転式のもののように手が濡れているときに滑って操作できないなどの不都合がないことから、回転式のものよりも使用者に好まれている。
このため、ビルトインコンロの下方に設けられたキャビネットに備えられるガス栓おいても、このようなプッシュプッシュ式に構成することが望まれている。
本発明は、上述の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、比較的簡易な構成により、高い操作性を実現できるプッシュプッシュ式のガス栓を提供する点にある。
ガス流通路が内部に形成された筒状のガス栓本体と、前記ガス流通路の内部にて前記ガス栓本体の内周面に着座して閉じ姿勢と開き姿勢との間で姿勢変更されるスライド弁とを備えたガス栓であって、その特徴構成は、
前記ガス栓本体に対し突出方向に付勢されて突出位置に突出移動可能であると共に、突出位置にて前記突出方向の反対方向への押圧操作を受けることで引退位置に引退移動可能な第1操作部材を備え、
前記スライド弁は、当該第1操作部材の突出位置と引退位置との間での移動に連動して、前記閉じ姿勢と前記開き姿勢との間で姿勢変更され、
中空筒形状を有し、その内部に、外部から前記押圧操作が可能な状態で前記第1操作部材を収納する第2操作部材を備え、
前記第2操作部材は、前記ガス栓本体に対し前記突出方向に付勢された突出位置に突出移動可能であると共に、当該突出位置にて前記押圧操作を受けることで引退移動可能に構成され、
引退位置に位置する前記第1操作部材と、突出位置に位置する前記第2操作部材とを係合して、前記第1操作部材を引退位置に位置保持する位置保持手段が設けられ、
前記位置保持手段は、突出位置に位置する前記第2操作部材が前記押圧操作を受けたときに、前記第1操作部材と前記第2操作部材との係合を解除して、前記第1操作部材の引退位置から突出位置への移動を許容する点にある。
そして、上記特徴構成によれば、「開栓動作」及び「閉栓動作」を、それぞれ個別に外部から一方向に押圧操作可能な、第1操作部材、第2操作部材及び第1操作部材を第2操作部材との間でその引退位置に位置保持する位置保持部材という比較的簡易な構成により、シンプルで操作性の高いガス栓を実現できる。
前記第2操作部材は、前記突出方向側の端部を開口する開口部が設けられ、
当該開口部には、当該開口部の縁から中心側へ延びる鍔部が設けられ、
前記鍔部は、前記第1操作部材の前記突出方向側の端部に当接して、前記第1操作部材を突出位置に位置保持する点にある。
前記鍔部と、前記第1操作部材の前記突出方向側の端部との間には、前記第2操作部材の前記開口部を閉止する蓋部材が設けられ、
前記蓋部材と前記第1操作部材の前記突出方向側の端部との間には、前記蓋部材を前記突出方向側へ付勢する付勢手段が設けられ、
前記蓋部材は、前記第1操作部材と共に前記押圧操作が可能であると共に、前記押圧操作がなされない自然状態において、前記鍔部に当接して前記開口部を閉止する点にある。
前記第2操作部材には、ロック状態において前記第2操作部材への前記押圧操作を阻止し、ロック解除状態において前記第2操作部材への前記押圧操作を許容するロック機構が設けられている点にある。
そして、例えば、第2操作部材の押圧操作により、第2操作部材と第1操作部材との係合が解除され、第1操作部材の引退位置から突出位置への移動に伴って、スライド弁が閉じ姿勢から開き姿勢に姿勢変更するように構成されている場合にあっては、ガス流通路が誤って開放状態となることを防止でき、安全性を高めることができる。
前記ロック機構は、その屈曲部位に設けられる枢支点にて前記ガス栓本体に枢支されるL字状部材と、当該L字状部材を枢支点周りの揺動方向の一方向へ付勢する付勢部材とから構成され、
前記L字状部材には、その枢支点を挟んだ一方側端部に、前記付勢部材の付勢力に抗して自身を前記揺動方向の他方へ揺動させる揺動操作を受ける被操作部位が設けられると共に、他方側端部に、前記被操作部位にて前記揺動操作を受けていない状態で、前記第2操作部材に係合して前記第2操作部材への前記押圧操作を阻止可能な阻止部位が設けられている点にある。
また、ロック機構のロック状態とロック解除状態の切り換えは、被操作部位への操作にて行うことができるため、その切り換えを容易に行うことができる。
前記ロック機構は、前記第2操作部材又は前記ガス栓本体の何れか一方に設けられたカム溝と、前記カム溝に嵌り込んだ状態で前記カム溝に沿って摺動移動するように構成された、前記第2操作部材又は前記ガス栓本体の何れか他方に設けられる接触子とから構成されている点にある。
前記ガス流通路には、その内部にて前記スライド弁が前記閉じ姿勢と前記開き姿勢との間で姿勢変更自在なスライド弁収納部が設けられ、
当該スライド弁収納部に対し、ガスが流入するガス流入路とガスが流出するガス流出路とが、互いの軸心を直交させる状態で接続されている点にある。
尚、ガス栓100の詳細は後述するが、図8に示す設置例では、美観性及び安全性の観点から、ガス栓100が、キャビネット51内に設けられた収納筐体52の内部に配置され、当該収納筐体52の前面には開閉蓋53が設けられている。図8に示す設置例では、開閉蓋53が閉止している例を示しているが、ガス栓100を操作する場合には、当該開閉蓋53を開状態にして、操作する。当該開閉蓋53には、開口53aが設けられており、外部からその内部のガス栓100の開閉状態が視認可能に構成されている。
本発明のガス栓100は、図1に示すように、都市ガスgを通流可能なガス流通路10が内部に形成されたガス栓本体11と、当該ガス流通路10の内部にてガス栓本体11の内周面に着座する閉じ姿勢(図1(b)に示す姿勢)と開き姿勢(図1(a)に示す姿勢)との間で姿勢変更するスライド弁12とを備えている。
ガス栓本体11の内部に形成されるガス流通路10は、その軸心(図1で矢印Xに沿う直線)がスライド弁12の閉じ姿勢と開き姿勢との間での移動方向に沿うガス流入路10aと、その軸心(図1で矢印Yに沿う直線)がガス流入路10aの軸心に直交する状態で交差するガス流出路10bと、当該ガス流入路10aとガス流出路10bとの接続部位で、その内部にてスライド弁12が閉じ姿勢と開き姿勢との間で姿勢変更自在なスライド弁収納部10cとから構成されている。このスライド弁12は、ガス流入路10の軸心に沿った方向に直線的に移動自在とされている。
本発明のガス栓100には、外部からの押圧操作により、スライド弁12を閉じ姿勢(図1(b)に示す姿勢)と開き姿勢(図1(a)に示す姿勢)との間で姿勢変更させるべく、当該スライド弁12を操作する機構が設けられている。
ガス栓本体11には、スライド弁12の閉じ姿勢と開き姿勢との間での移動方向に沿う方向(図1で矢印Xに沿う方向)で、ガス栓本体11から離間する突出方向(図1、2で矢印Xの矢示方向)へ第1コイルバネS1により付勢されて突出位置(図1(a)に示す位置)に突出移動可能であると共に、突出位置にて押圧操作(図1(b)で矢印F1で示す操作)を受け付けることで引退位置(図1(b)に示す位置)に引退移動可能な筒形状の第1操作部材14を備えている。即ち、第1コイルバネS1は、突出方向に第1操作部材14をガス栓本体11を付勢する。
当該第1操作部材14は、連結棒13によりスライド弁12に連結されており、第1操作部材14の突出位置と引退位置との間の移動に連動して、スライド弁12が閉じ姿勢と開き姿勢との間で姿勢変更するように構成されている。
尚、当該実施形態においては、第1操作部材14の突出位置に位置する場合に、スライド弁12が開き姿勢となり、第1操作部材14が引退位置に位置する場合に、スライド弁12が閉じ姿勢となる。
当該第2操作部材15は、第1操作部材14と同じく、ガス栓本体11から離間する突出方向(図1、2で矢印Xの矢示方向)へ第2コイルバネS2により付勢された突出位置に位置可能であると共に、突出位置にて押圧操作(図2(b)にて矢印F1で示す操作)を受けることで引退可能に構成されている。即ち、第2コイルバネS2は、第1操作部材14を第2操作部材5内で、ガス栓本体11から突出方向に付勢する。
説明を追加すると、当該第2操作部材15は、そのガス栓本体11側の端部が、第2コイルバネS2にてガス栓本体11と連結されると共に、ガス栓本体11に設けられた環状凹入部16に嵌り込む状態で、当該環状凹入部16の内周面に沿って摺動自在に構成されている。当該構成により、第2操作部材15は、ガス栓本体11から脱離することなく、スライド弁12の閉じ姿勢と開き姿勢との間の移動方向(図1で矢印Xに沿う方向)に沿って、移動自在となる。
さらに、当該開口部15aには、当該開口部15aの縁からその中心側へ延びる鍔部15bが設けられている。当該鍔部15bは、突出方向側に付勢される第1操作部材14の突出方向側(図1で矢印Xの矢示側)の端部が当接し、当該第1操作部材14を突出位置(図1(a)に示す位置)に位置保持する。
スライド弁12を閉じ姿勢(図1(b)に示す姿勢)に維持するには、第1操作部材14を引退位置に位置保持する必要がある。
そこで、第1操作部材14の外周面で、第2操作部材15の内周面に対して摺動する部位に、第1凹欠部14aを設けると共に、第2操作部材15の内周面で、第1操作部材14の外周面に対して摺動する部位に、第2凹欠部15cを設けている。
当該第1凹欠部14aと第2凹欠部15cは、図1(b)に示すように、第1操作部材14が引退位置に位置すると共に、第2操作部材15が突出位置に位置する状態で、第1操作部材14の移動方向(図1で矢印Xに沿う方向)で、対向するように設けられている。
そして、当該第2凹欠部15cに固定されると共に、第1操作部材14の移動方向(図1で矢印Xに沿う方向)で第1凹欠部14aと第2凹欠部15cとが対向するときに、第1凹欠部14aと第2凹欠部15cとの双方に嵌り込む形態で、第1操作部材14を引退位置に位置保持する弾性材料等からなる位置保持部材18(位置保持手段の一例)が設けられている。具体的には、この位置保持部材18はOリングから構成されている。
当該位置保持部材18が第1凹欠部14aと第2凹欠部15cとの双方に嵌り込むことにより、第1操作部材14は、引退位置に位置保持されることとなり、当該第1操作部材14と連動して移動するスライド弁12も閉じ姿勢に維持される。
一方、位置保持部材18は、図2(b)に示すように、突出位置に位置する第2操作部材15が押圧操作されたときに、第1操作部材14の第1凹欠部14aから脱離して、第1操作部材14の引退位置への位置保持を解除する。これにより、第1操作部材14は、引退位置から突出位置へと移行することとなり、スライド弁12は閉じ姿勢から開き姿勢へ姿勢変更する。
第1実施形態にあっては、図2に示すように、第2操作部材15が意図せず押圧操作され、スライド弁12が閉じ姿勢(図2(a)に示す姿勢)から開き姿勢(図2(c)に示す姿勢)へと姿勢変更することを防止すべく、ロック状態(図2(a)に示す状態)において第2操作部材15への押圧操作を阻止し、ロック解除状態(図2(b)に示す状態)において第2操作部材15への押圧操作を許容するロック機構が設けられている。
当該ロック機構は、図1、2に示すように、その屈曲部位に設けられる枢支点20aにてガス栓本体11に枢支されるL字状部材20と、当該L字状部材20を枢支点20a周りの揺動方向の一方向(図1、2で枢支点20a周りで時計周り方向)に付勢する第3コイルバネS3(付勢部材の一例)とから構成されている。この第3コイルバネS3は、L字状部材20をガス栓本体11の外周表面からL字状部材20の外径側に位置する揺動側端を上側に付勢し、内径側に位置するロック側端を下側に付勢する。
説明を追加すると、L字状部材20には、その枢支点20aを挟んだ一方側端部に、第3コイルバネS3の付勢力に抗して自身を揺動方向の他方向へ揺動させる揺動操作を受け付ける被操作部位20bが設けられると共に、他方側端部に、被操作部位20bにて揺動操作(図2(b)にて矢印F2で示す操作)を受け付けている状態で、第2操作部材15に係合して第2操作部材15への押圧操作を阻止可能な阻止部位20cが設けられている。
即ち、L字状部材20の被操作部位20bが、揺動操作を受け付けている状態(ロック解除状態)では、第2操作部材15への押圧操作が可能となり、揺動操作を受け付けていない状態(ロック状態)では、第2操作部材15への押圧操作ができないように構成されている。
第1操作部材14への押圧操作を、図1に基づいて説明する。
図1(a)に示す開弁状態では、第1操作部材14と第2操作部材15との双方が、突出方向(図1(a)にて矢印Xの矢示方向)に突出する突出位置に位置する。このとき、第1操作部材14に連結されるスライド弁12は開き姿勢にあり、ガス流通路10は開放している。
このとき、第1操作部材14に連結されるスライド弁12は閉じ姿勢をとり、ガス流通路10が閉止している。
次に、第2操作部材15への押圧操作を、図2に基づいて説明する。尚、図2では、ロック機構等の構成を拡大して図示しているために、スライド弁12の動きは、省略している。
図2(a)から図2(b)への移行過程では、ロック機構であるL字状部材20の被操作部位20bが揺動操作(図2(b)にて矢印F2で示す操作)を受け付け、ロック機構をロック解除状態に移行させているときに、第2操作部材15が押圧操作(図2(b)にて矢印F1で示す操作)を受け、第2操作部材15が突出位置から引退位置に移動することにより、位置保持部材18が第1凹欠部14aから脱離し、第1操作部材14の引退位置での位置保持が解除される。
このとき、第1操作部材14に連結されるスライド弁12は、閉じ姿勢から開き姿勢へ姿勢変更する。
このとき、第1操作部材14に連結されるスライド弁12は開き姿勢となり、ガス流通路10は開放している。
当該第2実施形態においては、第1実施形態に対し、第2操作部材15の開口部15aが封止可能となっている点、第1操作部材14の突出位置と引退位置に対するスライド弁12の閉じ姿勢と開き姿勢との関係が逆になっている点、及びロック機構が設けられていない点が異なり、その他の構成については、変るところがない。
そこで、以下では、これらの点について説明し、その他の構成については、第1実施形態と同様の符号を付すと共に、その説明を割愛する。
当該蓋部材30と、第1操作部材14の突出方向側(図3、4で矢印Xの矢示側)の端部との間には、蓋部材30を突出方向側へ付勢する第5コイルバネS5が設けられている。これにより、蓋部材30は、外部から押圧操作を受けていない状態(図3(a)に示す状態)において、第2操作部材15の鍔部15bに当接して、開口部15aを塞ぐ。
つまり、当該構成によれば、押圧操作により、第1操作部材14と蓋部材30とが、引退方向側(図3、4で矢印Xの矢示と反対側)へ移動し、第1操作部材14が位置保持部材18により引退位置に位置保持された後、第5コイルバネS5にて、突出方向に付勢されて、開口部15aを閉止することとなる。
尚、蓋部材30は、透明又は半透明の材料により構成されており、操作者が、当該蓋部材30が開口部15aを閉止している場合にあっても、第1操作部材14が突出位置又は引退位置の何れにあるかを視覚的に知ることができるように構成されている。
次に、第2実施形態において、第1操作部材14及び蓋部材30への押圧操作について説明する。
図3(a)に示す閉弁状態では、第1操作部材14と第2操作部材15との双方が、突出方向側(図3(a)にて矢印Xの矢示側)に突出する突出位置に位置する。ここで、蓋部材30は、突出方向側へ付勢され、第2操作部材15の鍔部15bに当接して、開口部15aを閉止する。
このとき、第1操作部材14に連結されるスライド弁12は閉じ姿勢にあり、ガス流通路10は閉止している。
このとき、第1操作部材14に連結されるスライド弁12は、閉じ姿勢から開き姿勢へ姿勢変更する。
このとき、第1操作部材14に連結されるスライド弁12は、開き姿勢をとり、ガス流通路10が開放している。
このとき、第1操作部材14に連結されるスライド弁12は、開き姿勢をとり、ガス流通路10が開放している。
当該第2実施形態は、第2操作部材15への押圧操作は、図4(a)から図4(c)に示す移行過程にて示されるが、当該移行過程は、実質的には、第1実施形態の図2(a)から図2(c)に示す移行過程と同一であるので、ここでは、その詳細な説明を割愛する。
(1)上記第1実施形態において、ロック機構は、L字状部材20と第3コイルバネS3とから構成される例を示したが、当該ロック機構に関しては、第2操作部材15に対する意図しない押圧操作を防止する機能を有するものであれば、どのような構成のものでも採用することができる。
例えば、ロック機構は、図5、6、7に示すように、ガス栓本体11の突出方向側(図5で矢印Xの矢示側)の環状凹入部16に形成されるカム溝31と、第2操作部材15の引退方向側(図5で矢印Xの矢示方向と反対側)の内周面に、その内周面から第2操作部材15の筒軸心へ向けて突出する接触子15dとが、当該接触子15dがカム溝31に嵌り込んだ状態でカム溝31に沿って摺動移動可能に構成される。
カム溝31には、その展開図が、図7に示すように、突出方向側(図7で矢印Xの矢示側)に、突出方向側角部31が設けられる。そして、当該突出方向側角部31から引退方向側(図7で矢印Xの矢示と反対方向側)には、突出方向側係止部31dが設けられると共に、突出方向側角部31から引退方向側と直交する回転方向側(図7で矢印Zの矢示と反対方向側)には、回転方向から引退方向へと徐々に傾斜する状態で延設される傾斜部31bが設けられ、当該傾斜部31bの終端には、引退位置側溝部31cが設けられる。
当該別実施形態は、第2操作部材15に対するロック機構に関するものであるので、第2操作部材15に対する押圧操作を、図6、7に基づいて、説明する。
図6(a)に示す状態で、第2操作部材15に押圧操作(図6(a)で矢印F1で示す操作)が加えられる場合、接触子15dは、図7(b)に示すように、カム溝31の突出方向側係止部31dに嵌り込むため、第2操作部材15の突出位置から引退位置への移動が防止される。
つまり、接触子15dとカム溝31とにより、スライド弁12が閉じ姿勢から開き姿勢へ姿勢変更することを防止する、ロック機能が発揮される。
即ち、突出位置に位置する第2操作部材15に対し、回転操作を加えながらも、押圧操作を加えることで、接触子15dとカム溝31とによるロック機能を解除でき、スライド弁12の閉じ姿勢から開き姿勢への姿勢変更が許容される。
10a :ガス流入路
10b :ガス流出路
10c :スライド弁収納部
11 :ガス栓本体
12 :スライド弁
14 :第1操作部材
15 :第2操作部材
15a :開口部
15b :鍔部
15d :接触子
18 :位置保持部材
20 :L字状部材
20a :枢支点
20b :被操作部位
20c :阻止部位
30 :蓋部材
31 :カム溝
100 :ガス栓
Claims (7)
- ガス流通路が内部に形成された筒状のガス栓本体と、前記ガス流通路の内部にて前記ガス栓本体の内周面に着座して閉じ姿勢と開き姿勢との間で姿勢変更されるスライド弁とを備えたガス栓であって、
前記ガス栓本体に対し突出方向に付勢されて突出位置に突出移動可能であると共に、突出位置にて前記突出方向の反対方向への押圧操作を受けることで引退位置に引退移動可能な第1操作部材を備え、
前記スライド弁は、当該第1操作部材の突出位置と引退位置との間での移動に連動して、前記閉じ姿勢と前記開き姿勢との間で姿勢変更され、
中空筒形状を有し、その内部に、外部から前記押圧操作が可能な状態で前記第1操作部材を収納する第2操作部材を備え、
前記第2操作部材は、前記ガス栓本体に対し前記突出方向に付勢された突出位置に突出移動可能であると共に、当該突出位置にて前記押圧操作を受けることで引退移動可能に構成され、
引退位置に位置する前記第1操作部材と、突出位置に位置する前記第2操作部材とを係合して、前記第1操作部材を引退位置に位置保持する位置保持手段が設けられ、
前記位置保持手段は、突出位置に位置する前記第2操作部材が前記押圧操作を受けたときに、前記第1操作部材と前記第2操作部材との係合を解除して、前記第1操作部材の引退位置から突出位置への移動を許容するガス栓。 - 前記第2操作部材は、前記突出方向側の端部を開口する開口部が設けられ、
当該開口部には、当該開口部の縁から中心側へ延びる鍔部が設けられ、
前記鍔部は、前記第1操作部材の前記突出方向側の端部に当接して、前記第1操作部材を突出位置に位置保持する請求項1に記載のガス栓。 - 前記鍔部と、前記第1操作部材の前記突出方向側の端部との間には、前記第2操作部材の前記開口部を閉止する蓋部材が設けられ、
前記蓋部材と前記第1操作部材の前記突出方向側の端部との間には、前記蓋部材を前記突出方向側へ付勢する付勢手段が設けられ、
前記蓋部材は、前記第1操作部材と共に前記押圧操作が可能であると共に、前記押圧操作がなされない自然状態において、前記鍔部に当接して前記開口部を閉止する請求項2に記載のガス栓。 - 前記第2操作部材には、ロック状態において前記第2操作部材への前記押圧操作を阻止し、ロック解除状態において前記第2操作部材への前記押圧操作を許容するロック機構が設けられている請求項1〜3の何れか一項に記載のガス栓。
- 前記ロック機構は、その屈曲部位に設けられる枢支点にて前記ガス栓本体に枢支されるL字状部材と、当該L字状部材を枢支点周りの揺動方向の一方向へ付勢する付勢部材とから構成され、
前記L字状部材には、その枢支点を挟んだ一方側端部に、前記付勢部材の付勢力に抗して自身を前記揺動方向の他方へ揺動させる揺動操作を受ける被操作部位が設けられると共に、他方側端部に、前記被操作部位にて前記揺動操作を受けていない状態で、前記第2操作部材に係合して前記第2操作部材への前記押圧操作を阻止可能な阻止部位が設けられている請求項4に記載のガス栓。 - 前記ロック機構は、前記第2操作部材又は前記ガス栓本体の何れか一方に設けられたカム溝と、前記カム溝に嵌り込んだ状態で前記カム溝に沿って摺動移動するように構成された、前記第2操作部材又は前記ガス栓本体の何れか他方に設けられる接触子とから構成されている請求項4に記載のガス栓。
- 前記ガス流通路には、その内部にて前記スライド弁が前記閉じ姿勢と前記開き姿勢との間で姿勢変更自在なスライド弁収納部が設けられ、
当該スライド弁収納部に対し、ガスが流入するガス流入路とガスが流出するガス流出路とが、互いの軸心を直交させる状態で接続されている請求項1〜6の何れか一項に記載のガス栓。
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