JP5971680B2 - 電池寿命事前検知方法、電池システム、及び電池コントローラ - Google Patents

電池寿命事前検知方法、電池システム、及び電池コントローラ Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、蓄電池群を並列に複数組備えた電池パックの寿命を事前に検知する技術に関する。
蓄電池の応用範囲は多岐にわたっている。例えば、ハイブリット車(HEV)、電気自動車(EV)、あるいはプラグインハイブリット車(PHEV)等の車両用電源用途、太陽光や風力等の自然エネルギーを利用した発電あるいは負荷の変動抑制用途、変電所の平準化用途、ピークシフト用途等を挙げることができる。
この蓄電池は、使用するに従って電極の腐食、電極表面の皮膜形成と成長、電極活性物質の結晶構造の崩壊、及び電解液の減少等の電池内部の劣化が進行し、充放電可能な容量や出力が次第に減少する。そして、要求される蓄電池としての性能を満たすことが出来なくなった時点が当該蓄電池の寿命EOL(End Of Life)となる。そこで、蓄電池がいつ寿命に至るか、或いは任意の時点においてあとどれだけ当該蓄電池を使用できるかを予測することは、システムの運転、保守の計画上極めて重要となる。想定していない時期に突然電池が寿命を迎えることによってシステム本来の機能や性能を発揮できなくなる事態は、避けなければならない事態だからである。
そこで、この分野においては、各種の蓄電池の劣化診断方法が提案されている。現在では、蓄電池の内部抵抗を測定したり、満充電時の起電力を測定したりすることで、寿命初期の蓄電池の内部抵抗や起電力との比較を基に蓄電池の寿命到来や余寿命を判定する方法が主流といえる。
更には、鉛電池の正極板の異常な拡張を検出して電池寿命末期であることを判断する手法が提案されている(特許文献1参照)。本手法は、正極板と電池ケースとの間に圧力センサを取り付けておき、正極板の異常な拡張によって正極板と電池ケースとの間で圧迫された圧力センサが、当該異常な拡張を示す信号を出力するものである。
また、他の単電池に比べて内部抵抗が常に早く上昇し、常に最初に劣化が始まる比較判定用単電池を設け、この比較判定用単電池の内部抵抗をセル単位でモニターし、他の単電池については電圧等の検出が行われるブロック単位で内部抵抗をモニターして両方の内部抵抗を比較することで、電池寿命の末期判定を行う手法も提案されている(特許文献2参照)。
特開2006−185707号公報 特開2003−45387号公報
現在主流となっている蓄電池の内部抵抗を測定したり起電力を測定したりする方法では、1セル毎にそれなりの時間を必要とするため、全ての電池セルについての劣化診断を一巡させるには長時間を要してしまう。発電や負荷の変動抑制用途、変電所の平準化用途、あるいはピークシフト用途といった電力供給関連においては、多数の蓄電池を必要とする。そのため、劣化診断を終えていない蓄電池が寿命末期EOLに到達してしまい、交換の準備を終えることなく、当該電池が突然死してしまうといった事態が起こり得る。
特許文献1の手法では、簡便に寿命末期EOLに到達したか否かを判定することができるので、蓄電池の内部抵抗や起電力の測定を一セルずつ行う手法に比べれば、蓄電池システムの運用における信頼性も高い。しかしながら、当該手法は、対象電池の種類が鉛電池に限定されてしまい、リチウムイオン電池等にはそのまま適用できない。また、寿命末期EOLであることを検出する特別なハードウェアを必要とし、電池システム自体が高価格及び大型化してしまう。
それに対し、特許文献2の手法は、リチウムイオン電池等にも適用可能である。しかしながら、寿命末期EOLを最初に迎える特性を有する蓄電池セルを、単電池や電池パックの製造過程において特別な手続きによって作り込んでおく必要がある。即ち、比較判定用の特別な単電池の具体的な例示として、通常より目付け重量の大きなセパレータを有したり、電解液量が少なく構成されたりした単電池の例が挙げられているが、こうした特別な単電池を製作することは、単電池の量産工程において量産性の阻害要因となる特別な管理を必要とするほか、複数の単電池を組み合わせた電池パックを製作する工程においてもその組立てに特別な管理が必要となる。
本発明の実施形態は、上記の課題を解消するために提案されたものであり、リチウムイオン電池をはじめとする広範な種類の蓄電池に適用可能であり、且つ単電池および電池パックの製作工程には一切の特別な配慮を必要とせずに、寿命末期EOLの予測信頼性を高めた電池寿命事前検知方法、電池システム、及び電池コントローラを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、実施形態の電池寿命事前検知方法は、蓄電池群を複数組備えた電池パックの寿命を事前に検知する方法であって、特定の電池群を寿命事前検知用として他の電池群よりも過酷な充放電条件で充放電させ、前記寿命事前検知用の電池群の劣化を推定し、前記劣化の推定結果と、前記寿命事前検知用の電池群の充放電条件と他の電池群の充放電条件との相対比とに基づき、前記他の電池群の余寿命を検知すること、を特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、実施形態の電池システムは、蓄電池群を複数組備えた電池パックと、各電池群の充放電を制御する電池群別制御手段と、前記電池群別制御手段に対して各電池群の充放電条件を設定するとともに、特定の電池群に対応する前記電池群別制御手段に対しては、他の電池群よりも過酷な充放電条件を設定する設定手段と、前記特定の電池群を少なくとも監視し、当該特定の電池群の劣化状態を推定する診断手段と、前記診断手段の推定結果に基づき、前記電池パックの寿命を検知する検知手段と、を備え、前記検知手段は、前記劣化の推定結果と、前記特定の電池群の充放電条件と他の電池群の充放電条件との相対比とに基づき、前記他の電池群の余寿命を検知すること、を特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、実施形態の電池コントローラは、電池パックの充放電を制御する電池コントローラであって、前記電池パックは、複数組が接続された各蓄電池群と、前記各電池群の充放電を制御する電池群別制御手段と、を有し、前記電池コントローラは、前記電池群別制御手段に対して各電池群の充放電条件を設定するとともに、特定の電池群に対応する前記電池群別制御手段に対しては、他の電池群よりも過酷な充放電条件を設定する設定手段と、前記特定の電池群を少なくとも監視し、当該特定の電池群の劣化状態を推定する診断手段と、前記診断手段の推定結果に基づき、前記電池パックの寿命を検知する検知手段と、を備え、前記検知手段は、前記劣化の推定結果と、前記特定の電池群の充放電条件と他の電池群の充放電条件との相対比とに基づき、前記他の電池群の余寿命を検知すること、を特徴とする。
本実施形態に係る電池システムの構成を示すブロック図である。 寿命事前検知のための制御動作を示すフローチャートである。 第1の過酷な充放電条件を示すグラフである。 第2の過酷な充放電条件を示すグラフである。 第3の過酷な充放電条件を示すグラフである。 寿命事前検知用の蓄電池群と他の蓄電池群との劣化進行の関係を示すグラフである。 蓄電池群の劣化特性を示すグラフである。
以下、本実施形態に係る電池寿命事前検知方法、電池システム、及び電池コントローラの実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
(構成)
図1は、本実施形態に係る電池システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、電池システム1は、電池パック2と電池コントローラ3とを有する。電池パック2は、並列に接続された複数組の蓄電池群21a、21b、・・・21nを有し、これら蓄電池群21は、それぞれ、単電池である蓄電池セル23を複数有する。各蓄電池群21において、蓄電池セル23は、直列に接続されている。電池コントローラ3は、各蓄電池群21の充放電制御を統括する。
この電池パック2と電池コントローラ3は、信号線4a、4b、・・・4nで接続されており、制御信号や電池情報信号の送受信が可能となっている。信号線4a、4b、・・・4nは、例えばSMBus通信方式で利用され、2つの通信ラインであるデータラインとクロックラインを有し、データ信号等を送受信する。
電池パック2内において、各蓄電池群21は、共通の直流バス25に並列に接続されている。直流バス25には、その他、発電機、電源、負荷等が接続されており、蓄電池群21のそれぞれに充放電が可能となっている。発電機や電源としては、太陽光発電機、風力発電機、燃料電池、電気自動車やハイブリット車両の電源、家庭用電源、その他の電源が挙げられる。また、負荷の一例としては系統電力網が含まれる。
各蓄電池群21は、それぞれ対応の電池群別制御部24を介して直流バス25に接続されている。すなわち、蓄電池群21aの一端には、電池群別制御部24aが接続され、蓄電池群21bの一端には、電池群別制御部24bが接続され、蓄電池群21nの一端には、電池群別制御部24nが接続されている。
電池群別制御部24は、充放電のスイッチング及び蓄電池群21に対して入出力する電流又は電力を制御する。すなわち、電池群別制御部24は、充電回路と放電回路をオンオフするスイッチングトランジスタ等からなるスイッチ、定電流値や定電圧値を変更するパワースイッチ回路等の電流電圧変換回路に制御信号を出力する。充電回路、放電回路、スイッチ、及び電流電圧変換回路は、電池群別制御部24の内部又は外部の何れに設けてもよい。
また、電池パック2内には、電流、電圧、温度等の電池情報を取得する各種のセンサが設けられている。具体的には、各蓄電池セル23に対して並列に電圧測定部26が接続されている。電圧測定部26は、蓄電池セル23の電圧を測定する。
また、各蓄電池群21の一端には電流測定部27が接続されている。電流測定部27は、蓄電池群21と直列の抵抗素子を有し、抵抗素子の両端に誘導される電圧を検出して、蓄電池群21に流れる充放電電流を測定する。
また、各蓄電池群21の近傍に温度測定部28が配置されている。温度測定部27は、サーミスタ、PTC等であり、蓄電池群21の表面に接触するか、熱伝導材を介して接触するか、あるいは蓄電池群21の表面に接近することで電池に熱結合されて、蓄電池群21の温度を測定する。
電圧測定部26、電流測定部27、及び温度測定部28は、各測定値(電池情報)をそれぞれ内蔵されたA/D変換器でデジタル変換した後、電池パック2内部に設けられた監視部29に信号線を介して入力される。監視部29は、入力された電池情報を電圧値、電流値、及び温度に換算する。監視部29によって換算された電池情報は、信号線4を介して電池コントローラ3に入力される。
電池コントローラ3は、少なくともROMやフラッシュメモリ、RAM、及びプロセッサを備えており、ROMやフラッシュメモリに記憶されてRAMにロードされたプログラムに従った演算処理及び制御処理をプロセッサが行う。この演算処理及び制御処理によって、電池コントローラ3は、設定部31、診断部32、及び検知部33となる。尚、設定部31、診断部32、及び検知部33を専用回路として備えていてもよい。
設定部31は、各電池群別制御部24に対して蓄電池群21の充放電条件を設定し、充放電条件を示す信号を各電池群別制御部24に送信する。充放電条件を示す信号には、充放電の切り換え信号や、蓄電池群21から入出力される電流を制御するパワースイッチ回路に対するパルス幅変調信号が含まれる。診断部32は、予め定められた一つの蓄電池群21を寿命事前検知用の蓄電池群22として劣化状態を推定する。検知部33は、電池パック2の寿命を検知し、電池パック2の寿命末期EOLに近づいていると判断し、又は電池パック22の余寿命を検知すると、外部の報知手段に警告信号や余寿命を示す信号を出力する。
(制御動作)
図2は、設定部31、診断部32、及び検知部33による寿命事前検知のための制御動作を示すフローチャートである。ステップS01において、設定部31は、一つの蓄電池群21を寿命事前検知用の蓄電池群22に決める。
蓄電池群21は、並列に接続されているため、何れの蓄電池群21を寿命事前検知用の蓄電池群22に決めてもよい。すなわち、例えば、蓄電池群21bを寿命事前検知用の蓄電池群22とするようにプログラム中にプリセットしていればよい。
ステップS02において、設定部31は、各電池群別制御部24に対して他の蓄電池群21の充放電条件を設定する。
設定した充放電条件は、信号として各電池群別制御部24に送信する。充放電条件を示す信号には、充放電の切り換え信号や、蓄電池群21から入出力される電流を制御するパワースイッチ回路に対するパルス幅変調信号が含まれる。
充放電条件としては、例えば、各蓄電池群21の充放電回数、充放電深度範囲、又は充放電電流値を設定する。充放電深度範囲は、定格容量に対する上限の残余容量SOC(State Of Charge)及び下限の残余容量SOCの各比である。充放電電流値は、充放電の際に入出力する定電流値である。
すなわち、設定部31は、電池群別制御部24に対して、充放電の切り換え信号を設定した充放電回数分だけ出力する。また、監視部29から入力された電流値を時間積分して残余容量SOCを求め、蓄電池群21の定格容量に対する残余容量SOCの割合から充放電深度を求め、設定した充放電深度範囲の上限又は加減の値と求めた値とが一致すると、充放電切り換え信号を出力する。また、監視部29から入力された電流値が充放電電流値と一致するように、パワースイッチ回路に対するパルス幅変調信号を変更する。
ステップS03において、設定部31は、ステップS01において定めた寿命事前検知用の蓄電池群22を他の蓄電池群21よりも過酷な充放電条件で充放電させる。
すなわち、寿命事前検知用の蓄電池群22に対する充放電回数、充放電深度、若しくは充放電電流値、又はこれらの組み合わせの値を、他の蓄電池群21よりも一定比率又は一定値高く設定する。
この過酷な充電条件での充放電は、寿命事前検知用の蓄電池群22の寿命末期EOLと他の蓄電池群21の寿命末期EOLとの間に明確な差をつけ、寿命事前検知用の蓄電池群22を寿命末期の先行指標、いわゆるカナリアとするためである。明確な差とは、寿命事前検知用の蓄電池群22が寿命末期EOLを迎えた直後に他の蓄電池群21又はその蓄電池セル23の寿命末期EOLが到来することはなく、新たな電池パック3の交換に十分な猶予が存在する程度であればよい。
尚、各電池群別制御部24には、充電回路と放電回路との切り換えスイッチやパワースイッチ回路を制御する制御手段として、プログラムを記憶したROMとプロセッサを備えるようにしてもよく、設定部31の行った演算及び制御を各電池群別制御部24側で行わせるようにしてもよい。その場合、設定部31は、充放電条件として、例えば、各蓄電池群21の充放電回数、充放電深度範囲、又は充放電電流値を示す信号を各電池群別制御部24へ出力する。
次に、ステップS04において、診断部32は、寿命事前検知用の蓄電池群22の劣化状態を推定する。劣化状態の推定は既存の各種の方法が採用可能である。例えば、診断部32は、寿命事前検知用の蓄電池群22の内部抵抗Riや満充電が検出されたときの残余容量SOCから劣化度を算出する。内部抵抗Riや残余容量SOCと劣化度の関係は、予め記憶したテーブルを参照して求めるようにすればよい。
そして、ステップS05において、検知部33は、電池パック2の寿命を検知する。この検知部33は、診断部32が取得した劣化度と予め記憶したEOL値とが一致していれば、電池パック2の寿命末期EOLに近づいていると判断する。EOL値は、電池の寿命末期EOLとみなすことのできる劣化度である。
また、検知部33は、寿命事前検知用の蓄電池群22の余寿命と、寿命事前検知用の蓄電池群22及び他の蓄電池群21の充電条件の相対比とから、電池パック2の余寿命を検知するようにしてもよい。寿命事前検知用の蓄電池群22の余寿命は、例えば、EOL値と劣化度との比で表すことができる。充電条件の相対比は、充電回数の比、充放電深度範囲の比、又は充放電電流値の比によって表すことができる。すなわち、他の蓄電池群21の余寿命は、EOL値と劣化度との比に充電条件の相対比を乗じることで算出可能である。
ステップS06において、検知部33は、電池パック2の寿命を検知すると(ステップS05,Yes)、すなわち、電池パック2の寿命末期EOLに近づいていると判断し、又は電池パック2の余寿命を検知すると、外部の報知手段に警告信号や余寿命を示す信号を出力する。報知手段は、通信回線で接続されたディスプレイ、スピーカ、プリンタ、又はパトランプ等の人間の五感に伝達可能な装置であれば、何れでもよい。
(過酷な充放電条件)
寿命事前検知用の蓄電池群22に対する過酷な充放電の複数例を図3乃至5に示す。図3は、第1の過酷な充放電条件を示すグラフであり、図4は、第2の過酷な充放電条件を示すグラフであり、図5は、第3の過酷な充放電条件を示すグラフである。これら過酷な充放電条件は、寿命事前検知用の蓄電池群22を寿命末期EOLの先行指標、いわゆるカナリアとする例示であり、これらの複数を組み合わせてもよいし、寿命事前検知用の蓄電池群22の寿命末期EOLと他の蓄電池群21の寿命末期EOLとの間に明確な差がつけば、他の公知の充放電条件を適用することもできる。
第1の過酷な充放電条件は、充放電回数を一定比率又は一定数増やすものである。寿命事前検知用の蓄電池群22が寿命末期EOLを迎えるまでの間に、寿命事前検知用の蓄電池群22の充電回数を規定数だけ、他の蓄電池群21よりも増やしておく。
例えば、図3は、ある期間における電池パック2の充放電を示しており、(a)は寿命事前検知用の蓄電池群22の充放電、(b)は他の蓄電池群21の充放電を示している。電池パック2は、運用開始から交換までの間に絶えず充放電を繰り返しているわけではない。発電機、電源、又は負荷との関係上において電池パック2の充放電が休止している期間T1が存在する。例えば、この電池システム1が太陽光発電機に対する電力の変動抑制用であり、夜間であるために太陽光発電機が電力を発生させておらず、かつ電池システム1の運転計画において放電を必要としていない場合等である。
電池コントローラ3は、この休止期間T1を利用して、寿命事前検知用の蓄電池群22が寿命末期EOLを迎えるまでに、他の蓄電池群21の総充放電回数がNであるのに対し、寿命事前検知用の蓄電池群22の総充電回数は1.2×Nとなるように、寿命初期BOL(Beginning Of Life)の間に寿命事前検知用の蓄電池群22の充放電回数を増やしておく。
すなわち、電池コントローラ3は、他の蓄電池群21の充放電を休止させたまま、寿命事前検知用の蓄電池群22の充放電回数が例えば寿命末期EOLまでに2割増しとなるように、寿命事前検知用の蓄電池群22の充放電を繰り返させておく。そして、電池コントローラ3は、一又は複数の休止期間T1での寿命事前検知用の蓄電池群22による充放電が規定数に達すると、その後は他の蓄電池群21と同一の充電条件で寿命事前検知用の蓄電池群22を運用する。
尚、寿命事前検知用の蓄電池群22と他の蓄電池群21の寿命末期EOLとの間に明確な差がつけば、2割増しでなくともよく、実験結果や経験に従って適切な割合とすればよい。
また、寿命初期BOLの状態にある新しい電池パック2の稼働開始後の初期段階において、他の蓄電池群21を未使用としたまま、寿命事前検知用の蓄電池群22の充放電回数を先行して増やしておくようにしてもよい。そして、電池コントローラ3は、寿命初期BOLの間に寿命事前検知用の蓄電池群22を規定数充放電させ、その後、他の蓄電池群21の運用も開始し、寿命事前検知用の蓄電池群22と他の蓄電池群21とを同一の充電条件で運用する。
第2の過酷な充放電条件は、充放電深度範囲を深くするものである。寿命事前検知用の蓄電池群22に対する充放電深度範囲は、他の蓄電池群21の充放電深度範囲よりも一定比率又は一定深度だけ深くする。
例えば、図4は、ある期間における電池パック2の充放電を示しており、(a)は寿命事前検知用の蓄電池群22の充放電、(b)は他の蓄電池群21の充放電を示している。点線は電池の充放電深度が100%となるラインを示している。
電池コントローラ3は、寿命事前検知用の蓄電池群22の充放電深度の下限を0%とし、上限を100%とすることで、最大限に活用する。一方、電池コントローラ3は、他の蓄電池群21の充放電深度の下限を5%とし、上限を95%とすることで、制約下において活用し、低SOC側と高SOC側を避け、他の蓄電池群21の劣化抑制を図っている。
尚、寿命事前検知用の蓄電池群22と他の蓄電池群21の寿命末期EOLとの間に明確な差がつけば、このような充放電深度範囲でなくともよく、実験結果や経験に従って適切な割合とすればよい。
更に、第3の過酷な充放電条件は、充放電の際の定電流を高くするものである。寿命事前検知用の蓄電池群22に対する充放電の際の定電流を、他の蓄電池群21に対する定電流よりも一定比率又は一定数だけ大きくする。換言すると、寿命事前検知用の蓄電池群22に対する充放電のCレートを、他の蓄電池群21に対するCレートよりも一定比率又は一定値だけ大きくする。Cレートは、1時間で所定の容量又は電圧まで充放電できる電流を1Cと定義し、20分で所定の容量又は電圧まで充放電できる電流は3C(60/20)である。
例えば、図5は、ある期間における電池パック2の充放電を示しており、(a)は寿命事前検知用の蓄電池群22の充放電、(b)は他の蓄電池群21の充放電を示している。実線の傾きは(a)が(b)よりも10%きつい。
電池コントローラ3は、寿命事前検知用の蓄電池群22のCレートを3.3Cとする一方、他の蓄電池群21のCレートを3.0Cとし、寿命事前検知用の蓄電池群22に対しては10%程度高い定電流で充放電させている。
尚、寿命事前検知用の蓄電池群22と他の蓄電池群21の寿命末期EOLとの間に明確な差がつけば、このような定電流又はCレートでなくともよく、実験結果や経験に従って適切な割合とすればよい。
具体的な例を示す。当該例は、第2及び第3の過酷な充放電条件を併用するものである。例えば、蓄電池群21の待機状態をSOC=50%としておいて、充放電は寿命事前検知用の蓄電池群22と他の蓄電池群21ともに同じタイミングで同期して実施するものとする。そして、他の蓄電池群21については、寿命事前検知用の蓄電池群22に対する定電流値の0.9倍の定電流値で充放電を行うものとする。
これにより、寿命事前検知用の蓄電池群22の充放電深度SOCが100%に達したときには、SOC=50%であった他の蓄電池群21の充放電深度SOCは95%(50%×0.9=45%)となり、寿命事前検知用の蓄電池群22の充放電深度SOCが0%に達したときには、他の蓄電池群21の充放電深度SOCは5%となり、充放電深度範囲は第2の過酷な充放電条件相当となり、定電流値は第3の過酷な充放電条件相当となる。
(作用)
この電池システム1における電池コントローラ3の電池寿命事前検知方法による蓄電池群21の劣化程度を図6に示す。図6は各蓄電池群21の劣化程度を示し、(a)は寿命初期BOL段階、(b)は中期段階、(c)は寿命末期EOL段階をそれぞれ示している。
寿命事前検知用の蓄電池群22を継続的に過酷な充放電条件で使用した場合、図6の(a)に示すように、寿命初期BOL段階では、寿命事前検知用の蓄電池群22と他の蓄電池群21とにおいて劣化の程度に差はほとんどない。しかしながら、(b)に示すように、中期段階では、寿命事前検知用の蓄電池群22のほうが他の蓄電池群21と比べて先行して劣化が進行していく。
そして、(c)に示すように、寿命事前検知用の蓄電池群22が先行して寿命末期EOLに到達し、電池コントローラ3の劣化診断により検知される。寿命事前検知用の蓄電池群22の寿命末期EOLが検知された段階では、他の蓄電池群21は、寿命末期EOLに近づいているものの、寿命末期EOLには到達していない。従って、他の蓄電池群21が突然死することなく、言い換えると、寿命を全うする他の蓄電池群21が寿命末期EOLに近づいたことを認識した上で、その他の蓄電池群21が寿命末期EOLを迎える前に電池パック2の交換準備に取りかかることができる。
この継続的な過酷な充放電条件での使用下では、寿命事前検知用の蓄電池群22と他の蓄電池群21とでは、劣化の進行程度に比例して劣化の進行度合いに差がつく。すなわち、寿命事前検知用の蓄電池群21の劣化程度と、寿命事前検知用の蓄電池群22及び他の蓄電池群21における充放電条件の相対比とから、他の蓄電池群21の劣化程度を予測することができる。
尚、寿命初期BOLの状態にある電池パック2において、他の蓄電池群21を未使用としたまま、寿命事前検知用の蓄電池群22を先行して過酷な充放電条件で使用し、その後、他の蓄電池群21の使用開始と共に、全ての蓄電池群21を同一の放電条件で使用した場合には、寿命初期BOLの段階で既に寿命事前検知用の蓄電池群22が明確な差をもって劣化が進行し、寿命事前検知用の蓄電池群22と他の蓄電池群21との劣化の程度が同一の距離を保ったまま、寿命事前検知用の蓄電池群22が先行して寿命末期EOLを迎える。そのため、過酷な放電条件での寿命事前検知用の蓄電池群22の使用をいずれの段階で行おうとも、同一の効果を得ることができる。
この場合、寿命事前検知用の蓄電池群22と他の蓄電池群21の劣化程度の差は、いつでも同じであり、寿命事前検知用の蓄電池群22及び他の蓄電池群21における充放電条件の相対比から求めることができる。
尚、図7は、蓄電池群21の劣化特性を示すグラフである。この電池寿命事前検知方法は、図7に示すように劣化がある段階から寿命末期EOLに向けて加速度的に進行するような電池特性を有する場合に特に有効である。寿命事前検知用の蓄電池群22の劣化程度D1と他の蓄電池群21の劣化程度D2が、劣化が加速度的に進行する特異点Sを明確に挟むように、過酷な充放電条件を設定することで、電池パック2の突然死をより確実に防止することができる。
(効果)
以上のように、本実施形態に係る電池寿命事前検知方法、電池システム1、及び電池コントローラ3では、特定の蓄電池群21を寿命事前検知用として他の蓄電池群21よりも過酷な充放電条件で充放電させ、寿命事前検知用の蓄電池群22の劣化を推定し、劣化の推定結果に基づいて他の蓄電池群21の寿命を事前に検知するようにした。
これにより、寿命末期EOLを事前に検知するための特別な工夫を蓄電池セル23や電池パック2の製作工程において施さなくとも、電池パック2の寿命末期EOLを簡便に検知することができ、電池パック2の量産性の向上、製作工程における特別な管理工程の除外を達成し、電池パック2の生産コストの飛躍的な削減をもたらす。
また、全ての蓄電池群21の劣化診断をしなくとも、特定の蓄電池群21の劣化診断を行うのみで電池パック2全体の劣化の程度を把握することができるので、1セル毎にそれなりの長時間を要していた劣化診断を行う前に、劣化診断前の蓄電池群21が寿命末期EOLに到達してしまい、電池パック2が突然死するといった事態を回避でき、電池システム1の運用における信頼性も向上する。
(その他の実施の形態)
本明細書においては、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。具体的には、各種の過酷な充電条件の設定方法の全て又はいずれかを組み合わせたもの等も包含される。以上のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 電池システム
2 電池パック
21 蓄電池群
22 寿命事前検知用の蓄電池群
23 蓄電池セル
24 電池群別制御部
25 直流バス
26 電圧測定部
27 電流測定部
28 温度測定部
29 監視部
3 電池コントローラ
31 設定部
32 診断部
33 検知部
4 信号線

Claims (21)

  1. 蓄電池群を複数組備えた電池パックの寿命を事前に検知する方法であって、
    特定の電池群を寿命事前検知用として他の電池群よりも過酷な充放電条件で充放電させ、
    前記寿命事前検知用の電池群の劣化を推定し、
    前記劣化の推定結果と、前記寿命事前検知用の電池群の充放電条件と他の電池群の充放電条件との相対比とに基づき、前記他の電池群の余寿命を検知すること、
    を特徴とする電池寿命事前検知方法。
  2. 蓄電池群を複数組備えた電池パックの寿命を事前に検知する方法であって、
    特定の電池群を寿命事前検知用として、充放電電流又は電力を他の電池群の充放電電流又は電力よりも一定比率又は一定値大きくする過酷な充放電条件で充放電させ、
    前記寿命事前検知用の電池群の劣化を推定し、
    前記劣化の推定結果に基づき、前記他の電池群の寿命を事前に検知すること、
    を特徴とする電池寿命事前検知方法。
  3. 前記寿命事前検知用の電池群の充放電回数を前記他の電池群の充放電回数よりも一定比率又は一定回数多くすること、
    を特徴とする請求項1記載の電池寿命事前検知方法。
  4. 前記寿命事前検知用の電池群の充放電深度範囲を前記他の電池群の充放電深度範囲よりも一定比率又は一定値深くすること、
    を特徴とする請求項1記載の電池寿命事前検知方法。
  5. 前記寿命事前検知用の電池群の充放電電流又は電力を前記他の電池群の充放電電流又は電力よりも一定比率又は一定値大きくすること、
    を特徴とする請求項1記載の電池寿命事前検知方法。
  6. 過酷な充放電条件での充放電は、前記電池パックの稼働開始後の初期段階で行い、その後、前記寿命事前検知用の電池群の充放電条件を前記他の電池群の充放電条件に揃えること、
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の電池寿命事前検知方法。
  7. 過酷な充放電条件での充放電は、前記電池パックの稼働休止中に行うこと、
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の電池寿命事前検知方法。
  8. 蓄電池群を複数組備えた電池パックと、
    電池群の充放電を制御する電池群別制御手段と、
    前記電池群別制御手段に対して各電池群の充放電条件を設定するとともに、特定の電池群に対応する前記電池群別制御手段に対しては、他の電池群よりも過酷な充放電条件を設定する設定手段と、
    前記特定の電池群を少なくとも監視し、当該特定の電池群の劣化状態を推定する診断手段と、
    前記診断手段の推定結果に基づき、前記電池パックの寿命を検知する検知手段と、
    を備え、
    前記検知手段は、
    前記劣化の推定結果と、前記特定の電池群の充放電条件と他の電池群の充放電条件との相対比とに基づき、前記他の電池群の余寿命を検知すること、
    を特徴とする電池システム。
  9. 蓄電池群を複数組備えた電池パックと、
    各電池群の充放電を制御する電池群別制御手段と、
    前記電池群別制御手段に対して各電池群の充放電条件を設定するとともに、特定の電池群に対応する前記電池群別制御手段に対しては、他の電池群よりも過酷な充放電条件を設定する設定手段と、
    前記特定の電池群を少なくとも監視し、当該特定の電池群の劣化状態を推定する診断手段と、
    前記診断手段の推定結果に基づき、前記電池パックの寿命を検知する検知手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、
    前記特定の電池群の充放電電流又は電力を前記他の電池群の充放電電流又は電力よりも一定比率又は一定値大きくすること、
    を特徴とする電池システム。
  10. 前記設定手段は、
    前記特定の電池群の充放電回数を前記他の電池群の充放電回数よりも一定比率又は一定回数多くすること、
    を特徴とする請求項8記載の電池システム。
  11. 前記設定手段は、
    前記特定の電池群の充放電深度範囲を前記他の電池群の充放電深度範囲よりも一定比率又は一定値深くすること、
    を特徴とする請求項8記載の電池システム。
  12. 前記設定手段は、
    前記特定の電池群の充放電電流又は電力を前記他の電池群の充放電電流又は電力よりも一定比率又は一定値大きくすること、
    を特徴とする請求項8記載の電池システム。
  13. 前記設定手段は、
    前記過酷な充放電条件での充放電を前記電池パックの稼働開始後の初期段階で行わせ、その後、前記特定の電池群の充放電条件を前記他の電池群の充放電条件に揃えること、
    を特徴とする請求項8乃至12の何れかに記載の電池システム。
  14. 前記過酷な充放電条件での充放電は、前記電池パックの稼働停止中に行うこと、
    を特徴とする請求項8乃至12の何れかに記載の電池システム。
  15. 電池パックの充放電を制御する電池コントローラであって、
    前記電池パックは、
    複数組が接続された各蓄電池群と、
    前記各電池群の充放電を制御する電池群別制御手段と、
    を有し、
    前記電池コントローラは、
    前記電池群別制御手段に対して各電池群の充放電条件を設定するとともに、特定の電池群に対応する前記電池群別制御手段に対しては、他の電池群よりも過酷な充放電条件を設定する設定手段と、
    前記特定の電池群を少なくとも監視し、当該特定の電池群の劣化状態を推定する診断手段と、
    前記診断手段の推定結果に基づき、前記電池パックの寿命を検知する検知手段と、
    を備え、
    前記検知手段は、
    前記劣化の推定結果と、前記特定の電池群の充放電条件と他の電池群の充放電条件との相対比とに基づき、前記他の電池群の余寿命を検知すること、
    を特徴とする電池コントローラ。
  16. 電池パックの充放電を制御する電池コントローラであって、
    前記電池パックは、
    複数組が接続された各蓄電池群と、
    前記各電池群の充放電を制御する電池群別制御手段と、
    を有し、
    前記電池コントローラは、
    前記電池群別制御手段に対して各電池群の充放電条件を設定するとともに、特定の電池群に対応する前記電池群別制御手段に対しては、他の電池群よりも過酷な充放電条件を設定する設定手段と、
    前記特定の電池群を少なくとも監視し、当該特定の電池群の劣化状態を推定する診断手段と、
    前記診断手段の推定結果に基づき、前記電池パックの寿命を検知する検知手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、
    前記特定の電池群の充放電電流又は電力を前記他の電池群の充放電電流又は電力よりも一定比率又は一定値大きくすること、
    を特徴とする電池コントローラ。
  17. 前記設定手段は、
    前記特定の電池群の充放電回数を前記他の電池群の充放電回数よりも一定比率又は一定回数多くすること、
    を特徴とする請求項15記載の電池コントローラ。
  18. 前記設定手段は、
    前記特定の電池群の充放電深度範囲を前記他の電池群の充放電深度範囲よりも一定比率又は一定値深くすること、
    を特徴とする請求項15記載の電池コントローラ。
  19. 前記設定手段は、
    前記特定の電池群の充放電電流又は電力を前記他の電池群の充放電電流又は電力よりも一定比率又は一定値大きくすること、
    を特徴とする請求項15記載の電池コントローラ。
  20. 前記設定手段は、
    前記過酷な充放電条件での充放電を前記電池パックの稼働開始後の初期段階で行わせ、その後、前記特定の電池群の充放電条件を前記他の電池群の充放電条件に揃えること、
    を特徴とする請求項15乃至19の何れかに記載の電池コントローラ。
  21. 前記過酷な充放電条件での充放電は、前記電池パックの稼働停止中に行うこと、
    を特徴とする請求項15乃至19の何れかに記載の電池コントローラ。
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