JP3555884B2 - バッテリ寿命判断方法及び装置 - Google Patents

バッテリ寿命判断方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3555884B2
JP3555884B2 JP2001189692A JP2001189692A JP3555884B2 JP 3555884 B2 JP3555884 B2 JP 3555884B2 JP 2001189692 A JP2001189692 A JP 2001189692A JP 2001189692 A JP2001189692 A JP 2001189692A JP 3555884 B2 JP3555884 B2 JP 3555884B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
battery
discharge time
life
uninterruptible power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001189692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003009423A (ja
Inventor
裕兄 瀬川
Original Assignee
エヌイーシーシステムテクノロジー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌイーシーシステムテクノロジー株式会社 filed Critical エヌイーシーシステムテクノロジー株式会社
Priority to JP2001189692A priority Critical patent/JP3555884B2/ja
Publication of JP2003009423A publication Critical patent/JP2003009423A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3555884B2 publication Critical patent/JP3555884B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータなどの停電を許容しない装置にバックアップ電源を供給する無停電電源装置のバッテリ寿命判断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
無停電電源装置は停電時に商用電源に代わり対象装置に電源を供給する機能を有する。停電時にどれだけの時間のバックアップ電源の供給を要求するかはユーザにより異なる。ユーザは自身の要求条件から無停電電源装置を選択する。
【0003】
無停電電源装置の内部には、直流エネルギー源としてバッテリが備えられている。このバッテリの容量によって無停電電源装置の電源供給能力が決まる。バッテリは充放電を繰り返すことなどにより徐々に劣化し、放電電圧が低下したり、所定の電圧以上の放電を維持できる時間が短くなったりする。そして、バッテリはいずれその機能を充分に果たせなくなる。無停電電源装置が充分に機能を果たせなくなったとき或いはその前に、ユーザは無停電電源装置を交換する必要がある。
【0004】
無停電電源装置には推奨交換日数が定められており、一般的にユーザはその期間を参考にして交換時期を決めている。即ち、ユーザは無停電電源装置の製造年月日に推奨交換日数を足して交換時期を判断している。
【0005】
しかし、バッテリの寿命は使用環境や放電回数などにより大きく異なるため、推奨交換日数は必ずしも本来のバッテリの寿命と一致しない。推奨交換日数は、通常、ある程度厳しい使用環境等を想定して定められるので実際の寿命よりも短い場合が多い。また、更に厳しい環境等で使用されれば、推奨交換日数よりも早く寿命が来ることも考えられる。
【0006】
これらのことから無停電電源装置の寿命を的確に判断することが望まれている。
【0007】
特開2000−350384号公報には、エネルギー蓄積部の放電開始時の電圧と予め設定された値(電圧異常値)とを比較することで交換時期にきている否かを判断する無停電電源装置が記載されている。放電開始時の電圧が電圧異常値以下であれば、無停電電源装置は交換時期が近いと判断し、警告を発する。また、予め設定された蓄電池放電電圧特性曲線に基づいて、無停電電源装置は放電中に放電電圧が所定値に下がると電圧不足の予告やトリップ停止をする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
特開2000−350384号公報に記載された無停電電源装置は、放電開始時の電圧のみから交換時期が近いことを判断する。
【0009】
しかし、各ユーザにより無停電電源装置に要求するバックアップ時間は異なる。無停電電源装置自身が交換時期にきていると判断しても、ユーザが必要としているバックアップ時間をまだ満足できる場合がある。即ち、この従来例では無停電電源装置自身が交換時期にきていると判断しても、ユーザによっては、まだ無停電電源装置を交換する必要が無い場合がある。
【0010】
本発明の目的は、無停電電源装置のバッテリの寿命を的確に判断するバッテリ寿命判断方法及び装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のバッテリ寿命判断方法は、無停電電源装置の電源供給用バッテリの寿命を判断するためのバッテリ寿命判断方法であって、
前記電源供給用バッテリと同じ方式で小容量の寿命判断用バッテリを予め前記電源供給用バッテリと同一環境下に設けておき、
通常時には前記寿命判断用バッテリを前記電源供給用バッテリに合わせて充電及び放電し、
停電時に、前記電源供給用バッテリと同時に前記寿命判断用バッテリの放電を開始し、停電が復旧して前記電源供給用バッテリの再充電が開始されても、前記寿命判断用バッテリの放電をその放電電圧が所定の電圧しきい値となるまで継続し、
放電開始から前記放電電圧が前記電圧しきい値となるまでの放電時間を測定し、
前記放電時間が所定の放電時間しきい値より短い場合に前記電源供給用バッテリが交換時期にきていると判断する。
【0012】
したがって、放電時間しきい値により交換時期が判断されるので、放電時間しきい値を選択することにより、無停電電源装置でバックアップしたい時間に合った適切な交換時期を求める。
【0013】
本発明の実施態様によれば、前記放電時間が前記放電時間しきい値以上の場合に、前記無停電電源装置と同等の環境で過去に使用した無停電電源装置において測定した放電時間のデータから交換時期を予測し、
現在使用中の前記無停電電源装置において測定した前記放電時間と、過去に使用した前記無停電電源装置において測定した前記データとから、前記電源供給用バッテリの残りの寿命を予測する。
【0014】
したがって、電源供給用バッテリと同じ方式であり、同一の使用条件下におかれた寿命判断用バッテリの電源供給能力の変化を、同一条件で過去に使用した無停電電源装置のデータと比較することで電源供給用バッテリの寿命を予測する。
【0015】
本発明の他の実施態様によれば、前記放電時間が前記放電時間しきい値以上の場合に、これまでに測定した前記放電時間の変化から交換時期及び残りの寿命を予測する。
【0016】
本発明の更に他の実施態様によれば、前記放電時間が前記放電時間しきい値以上の場合に、前記無停電電源装置と同等の環境で過去に使用した無停電電源装置において測定した放電時間のデータがあれば、該データから交換時期を予測し、該データと現在使用中の前記無停電電源装置において測定した前記放電時間とから前記電源供給用バッテリの残りの寿命を予測し、
前記データがなければ、現在使用中の前記無停電電源装置においてこれまでに測定した前記放電時間の変化から交換時期及び残りの寿命を予測する。
【0017】
本発明の実施態様によれば、前記電圧しきい値がユーザにより設定可能である。
【0018】
本発明の実施態様によれば、前記放電時間しきい値がユーザにより設定可能である。
【0019】
本発明のバッテリ寿命判断装置は、無停電電源装置の電源供給用バッテリの寿命を判断するバッテリ寿命判断装置であって、
前記電源供給用バッテリと同じ方式であり、同一環境下に設けられ、通常時には前記電源供給用バッテリに合わせて充電及び放電し、停電時には前記電源供給用バッテリと同時に放電を開始し、停電が復旧して前記電源供給用バッテリの再充電が開始されても、放電電圧が所定の電圧しきい値となるまで放電を継続する小容量の寿命判断用バッテリと、
前記寿命判断用バッテリの放電開始から前記放電電圧が前記電圧しきい値となるまでの放電時間を測定するロジック部と、
前記放電時間が所定の放電時間しきい値より短い場合に前記電源供給用バッテリが交換時期にきていると判断する寿命判断部を有している。
【0020】
本発明の実施態様によれば、前記寿命判断部は、前記放電時間が前記放電時間しきい値以上の場合に、前記無停電電源装置と同等の環境で過去に使用した無停電電源装置において測定した放電時間のデータから交換時期を予測し、現在使用中の前記無停電電源装置において測定した前記放電時間と、過去に使用した前記無停電電源装置において測定した前記データとから、前記電源供給用バッテリの残りの寿命を予測する。
【0021】
本発明の他の実施態様によれば、前記寿命判断部は、前記放電時間が前記放電時間しきい値以上の場合に、これまでに測定した前記放電時間の変化から交換時期及び残りの寿命を予測する。
【0022】
本発明の更に他の実施態様によれば、前記寿命判断部は、前記放電時間が前記放電時間しきい値以上の場合に、前記無停電電源装置と同等の環境で過去に使用した無停電電源装置において測定した放電時間のデータがあれば、該データから交換時期を予測し、該データと現在使用中の前記無停電電源装置において測定した前記放電時間とから前記電源供給用バッテリの残りの寿命を予測し、前記データがなければ、現在使用中の前記無停電電源装置においてこれまでに測定した前記放電時間の変化から交換時期及び残りの寿命を予測する。
【0023】
本発明の実施態様によれば、バッテリ寿命判断装置において、前記電圧しきい値がユーザにより設定可能である。
【0024】
本発明の実施態様によれば、バッテリ寿命判断装置において、前記放電時間しきい値がユーザにより設定可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図1は、本実施形態の無停電電源システムの構成を示すブロック図である。
【0027】
図1を参照すると、本実施形態の無停電電源システムは、無停電電源装置1、処理装置2及び表示装置3を有している。
【0028】
無停電電源装置1は、電源供給用バッテリ4、寿命判断用バッテリ5及びロジック部6を有している。
【0029】
電源供給用バッテリ4は、バックアップ電源を対象装置(不図示)に供給する所定容量のバッテリである。
【0030】
寿命判断用バッテリ5は、電源供給用バッテリ4の寿命を判断するためのバッテリであり、電源供給用バッテリ4と同じ方式の小容量のバッテリである。寿命判断用バッテリ5は、電源供給用バッテリ4と同じ環境とするために無停電電源装置1内にあり、通常時には電源供給用バッテリ4と共に充電及び放電が行われる。
【0031】
また、停電の際、寿命判断用バッテリ5は、電源供給用バッテリ4に合わせて放電を開始し、停電が復旧して電源供給用バッテリ4の再充電が開始された後も、放電電圧が所定の電圧になるまで放電を継続する。この所定の電圧とは、電源供給する対象装置が動作できる最低電圧(以下、電圧しきい値と称す)である。寿命判断用バッテリ5は、放電電圧がこの所定の電圧を下回った後に再充電を行う。
【0032】
ロジック部6は、寿命判断用バッテリ5の放電電圧と、放電開始から放電電圧が電圧しきい値以下となるまでの時間(以下、放電時間と称す)を測定する。電圧しきい値は、ユーザによりロジック部6に設定可能である。
【0033】
処理装置2は、寿命判断部7、しきい値記憶部8、測定データ記憶部9及び過去データ記憶部10を有している。
【0034】
しきい値記憶部8は、放電時間の所定のしきい値(以下、放電時間しきい値と称す)を記憶している。放電時間しきい値はユーザにより設定可能な値であり、無停電電源装置1の交換時期を判断するためのしきい値である。寿命判断用バッテリ5の放電時間が放電時間しきい値より短かったら、無停電電源装置1は交換時期にきていると判断される。ユーザは、無停電電源装置1から対象装置への電源供給を所望する時間を設定する。
【0035】
測定データ記憶部9は、無停電電源装置1のロジック部6で測定した放電電圧及び放電時間のデータ(以下、測定データと称す)を記憶する。また、測定データ記憶部9は、無停電電源装置1の製造年月日及び推奨交換日数を測定データに含めて記憶する。
【0036】
過去データ記憶部10は、過去に同じ環境で使用されていた無停電電源装置で測定された放電電圧及び放電時間のデータ(以下、過去データと称す)を記憶している。過去データは、ユーザにより入力可能である。また、ユーザは、過去データが存在しなければ入力しなくてもよく、その場合には過去データが無い旨を設定する。なお、過去データには、その過去データを測定した無停電電源装置の製造年月日及び推奨交換日数が含まれている。
【0037】
寿命判断部7は、ロジック部6で測定されたデータを測定データ記憶部9に記録する。また、寿命判断部7は、ロジック部6で測定されたデータと、しきい値記憶部8に記憶された放電時間しきい値とから交換時期であるか否か判断する。更に、寿命判断部7は、過去データ記憶部10に記憶されたデータを基に無停電電源装置1の寿命を予測し、推奨交換日を決定する。また、寿命判断部7は、過去データが無い場合には、現在使用中の無停電電源装置1の測定データから推奨交換日を決定する。
【0038】
表示装置3は、寿命判定部7の指示により管理画面11を表示する。管理画面11とは、ユーザが無停電電源装置1の寿命管理を行うために表示される画面である。
【0039】
本実施形態の無停電電源システムの動作について説明する。図2は、本実施形態の無停電電源システムの動作を示すフローチャートである。
【0040】
無停電電源装置1を使用する前に、ユーザは予め電源供給用バッテリ4と寿命判断用バッテリ5を充電しておく。その際、各バッテリはフルに充電されていることが望ましい。
【0041】
図2を参照すると、先ず、各基礎データがユーザにより設定される(ステップ101)。即ち、ロジック部6に電圧しきい値が設定され、しきい値記憶部8に放電時間しきい値が設定される。過去データがあれば、過去データ記憶部10に記録される。また、測定データ記憶部9に無停電電源装置1の製造年月日や推奨交換日数が設定される。
【0042】
ここで停電があると、放電時間がロジック部6により測定され、寿命判断部7に通知される(ステップ102)。
【0043】
寿命判断部7に通知された放電時間は、寿命判断部7により測定データ記憶部8に記録される(ステップ103)。
【0044】
次に、寿命判断部7にて、放電時間が放電時間しきい値と比較される(ステップ104)。
【0045】
放電時間が放電時間しきい値より短い場合、それは既に交換時期を過ぎていることを意味するので、寿命判断部7の指示により表示装置3の管理画面11に交換指示が表示され(ステップ105)、ステップ102に戻る。
【0046】
放電時間が放電時間しきい値以上ある場合、過去データ記憶部10に過去データがあるか否か寿命判断部7により判定される(ステップ106)。
【0047】
過去データ記憶部10に過去データが無い場合、寿命判断部7で測定データより求められた交換予測日が管理画面11に表示され(ステップ107)、ステップ102に戻る。交換予測日とは、交換時期と予測される日である。
【0048】
測定データから交換予測日を求める際に、測定データ記憶部9に複数の測定結果があれば、放電時間の推移を示すグラフから求められた交換予測日が表示される。測定データ記憶部9に複数の測定結果が無ければ、予め設定された製造年月日に推奨交換日数が加算された交換予測日が表示される。
【0049】
過去データ記憶部10に過去データがある場合、測定データ及び過去データより寿命判断部7で求められた交換予測日が管理画面11に表示され(ステップ108)、ステップ102に戻る。このとき、寿命判断部7では、過去データから交換予測日が求められ、また、放電時間の最新の測定結果が過去データのどの時点に対応するかから残りの寿命が分かる。
【0050】
なお、本実施形態の無停電電源システムは、過去データがあるか否かに関わらず、寿命判断部7で測定データより交換予測日を求めることとしてもよい。この場合には、過去データは不要である。
【0051】
また、本実施形態の無停電電源システムは必ず過去データ或いはそれに相当するデータを有するものとし、測定データ及び過去データ等より寿命判断部7で交換予測日を求めることとしてもよい。
【0052】
複数の測定結果から交換予測日を求める方法の一例について詳細に説明する。
【0053】
図3は、本実施形態の無停電電源システムにおいて、複数の測定結果から交換予測日を求める方法を説明するための図である。図3において、縦軸は測定された放電時間t1(分)であり、横軸は使用開始から現在までの使用期間t2(日)である。測定点A,B,C,Dは測定データとして記録された測定結果を示す点である。測定点Dが最新の測定結果を示す。また、放電時間しきい値を直線t1=Yで示す。
【0054】
図3の直線CDを延長して直線t1=Yと交わった点の使用期間t2を無停電電源装置1の交換予測日とする。即ち、交換予測日までの残り寿命は図3中の期間Xである。
【0055】
なお、他の方法として、直線AB、直線BC及び直線CDの包絡線を求め、その包絡線と直線t1=Yとの交点を交換予測日としてもよい。
【0056】
過去データ及び測定データから交換予測日を求める方法の一例について詳細に説明する。
【0057】
図4は、過去データ及び測定データから交換予測日を求める方法について説明するための図である。図4において、縦軸は測定された放電時間t1(分)であり、横軸は使用開始から現在までの使用期間t2(日)である。測定点A,B,C,Dは過去データとして記録された測定結果を示す点である。また、放電時間しきい値を直線t1=Yで示す。現在使用中の無停電電源装置1の最新の測定結果は放電時間y1である。
【0058】
測定点A,B,C,Dを通る過去データの折れ線と、直線t1=y1との交点を求める。交点を含む直線を延長して直線t1=Yと交わった点の使用期間t2を無停電電源装置1の交換予測日とする。図4では、直線t1=y1は直線BCと交わるので、直線BCを延長して直線t1=Yと交わった点の使用期間t2が交換予測日である。即ち、交換予測日までの残り寿命は図4中の期間Xである。
【0059】
なお、他の方法として、直線AB、直線BC及び直線CDの包絡線を求め、その包絡線と直線t1=Yとの交点の使用期間t2を交換予測日としてもよい。
【0060】
本実施形態によれば、ユーザにより設定可能な放電時間しきい値により交換時期が判断されるので、国内外の様々な電源事情を考慮したユーザ毎の無停電電源装置でバックアップしたい時間に合わせて、適切な無停電電源装置の交換時期を知ることができる。電源事情が悪く無停電電源装置で比較的長時間のバックアップが必要な場合や、瞬断または主電源切り替え時に生じるノイズの影響を無くすなどの比較的短時間のバックアップが必要な場合など様々な使用目的に応じて交換時期を判断できる。
【0061】
また、電源供給用バッテリ4と同じ方式であり、同一の使用条件下におかれた寿命判断用バッテリ5の電源供給能力の変化を、同一条件で過去に使用した無停電電源装置のデータと比較することで無停電電源装置1の交換時期を予測するので、使用環境により大きく異なる無停電電源装置の交換時期を適切に予測することができる。
【0062】
なお、過去データが複数ある場合にはそれらの平均を用いてもよい。これによれば、突発的な状況の変化による放電時間の変動要素を排除することが可能となり、より正確な交換予想日を求めることができる。
【0063】
また、温度等の使用環境が季節により大きく変動する場所で無停電電源装置を使用する場合には、使用された月日の近い過去データを用いてもよい。これによれば、現在とできるだけ近い使用環境で測定された過去データにより、交換予測日の算出がより正確になる。
【0064】
また、本実施形態の処理装置2は、寿命判断部7の処理を有するアプリケーションプログラムをプロセッサで実行する情報処理装置であってもよい。
【0065】
また、本実施形態の処理装置2及び表示装置3を無停電電源装置1内に設けてもよい。この場合、表示装置3の表示はLCD画面等の簡易的なものが適すると考えられる。これはアプリケーションプログラムを予めインストールしておくのに適する構成であり、立ち上げ時の作業を簡略化することができる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、放電時間しきい値により交換時期が判断されるので、放電時間しきい値を選択することにより、無停電電源装置でバックアップしたい時間に合わせて、適切な交換時期を知ることができる。電源事情が悪く無停電電源装置で比較的長時間のバックアップが必要な場合や、瞬断または主電源切り替え時に生じるノイズの影響を無くすなどの比較的短時間のバックアップが必要な場合など様々な使用目的に応じて交換時期を判断できる。
【0067】
また、電源供給用バッテリと同じ方式であり、同一の使用条件下におかれた寿命判断用バッテリの電源供給能力の変化を、同一条件で過去に使用した無停電電源装置のデータと比較することで電源供給用バッテリの寿命を予測するので、使用環境により大きく異なる交換時期を適切に予測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の無停電電源システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の無停電電源システムの動作を示すフローチャートである。
【図3】本実施形態の無停電電源システムにおいて、複数の測定結果から交換予測日を求める方法を説明するための図である。
【図4】過去データ及び測定データから交換予測日を求める方法について説明するための図である。
【符号の説明】
1 無停電電源装置
2 処理装置
3 表示装置
4 電源供給用バッテリ
5 寿命判断用バッテリ
6 ロジック部
7 寿命判断部
8 しきい値記憶部
9 測定データ記憶部
10 過去データ記憶部
11 管理画面
101〜108 ステップ

Claims (12)

  1. 無停電電源装置の電源供給用バッテリの寿命を判断するためのバッテリ寿命判断方法であって、
    前記電源供給用バッテリと同じ方式で小容量の寿命判断用バッテリを予め前記電源供給用バッテリと同一環境下に設けておき、
    通常時には前記寿命判断用バッテリを前記電源供給用バッテリに合わせて充電及び放電し、
    停電時に、前記電源供給用バッテリと同時に前記寿命判断用バッテリの放電を開始し、停電が復旧して前記電源供給用バッテリの再充電が開始されても、前記寿命判断用バッテリの放電をその放電電圧が所定の電圧しきい値となるまで継続し、
    放電開始から前記放電電圧が前記電圧しきい値となるまでの放電時間を測定し、
    前記放電時間が所定の放電時間しきい値より短い場合に前記電源供給用バッテリが交換時期にきていると判断する、バッテリ寿命判断方法。
  2. 前記放電時間が前記放電時間しきい値以上の場合に、前記無停電電源装置と同等の環境で過去に使用した無停電電源装置において測定した放電時間のデータから交換時期を予測し、
    現在使用中の前記無停電電源装置において測定した前記放電時間と、過去に使用した前記無停電電源装置において測定した前記データとから、前記電源供給用バッテリの残りの寿命を予測する、請求項1記載のバッテリ寿命判断方法。
  3. 前記放電時間が前記放電時間しきい値以上の場合に、これまでに測定した前記放電時間の変化から交換時期及び残りの寿命を予測する、請求項1記載のバッテリ寿命判断方法。
  4. 前記放電時間が前記放電時間しきい値以上の場合に、前記無停電電源装置と同等の環境で過去に使用した無停電電源装置において測定した放電時間のデータがあれば、該データから交換時期を予測し、該データと現在使用中の前記無停電電源装置において測定した前記放電時間とから前記電源供給用バッテリの残りの寿命を予測し、
    前記データがなければ、現在使用中の前記無停電電源装置においてこれまでに測定した前記放電時間の変化から交換時期及び残りの寿命を予測する、請求項1記載のバッテリ寿命判断方法。
  5. 前記電圧しきい値がユーザにより設定可能である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のバッテリ寿命判断方法。
  6. 前記放電時間しきい値がユーザにより設定可能である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のバッテリ寿命判断方法。
  7. 無停電電源装置の電源供給用バッテリの寿命を判断するバッテリ寿命判断装置であって、
    前記電源供給用バッテリと同じ方式であり、同一環境下に設けられ、通常時には前記電源供給用バッテリに合わせて充電及び放電し、停電時には前記電源供給用バッテリと同時に放電を開始し、停電が復旧して前記電源供給用バッテリの再充電が開始されても、放電電圧が所定の電圧しきい値となるまで放電を継続する小容量の寿命判断用バッテリと、
    前記寿命判断用バッテリの放電開始から前記放電電圧が前記電圧しきい値となるまでの放電時間を測定するロジック部と、
    前記放電時間が所定の放電時間しきい値より短い場合に前記電源供給用バッテリが交換時期にきていると判断する寿命判断部を有するバッテリ寿命判断装置。
  8. 前記寿命判断部は、前記放電時間が前記放電時間しきい値以上の場合に、前記無停電電源装置と同等の環境で過去に使用した無停電電源装置において測定した放電時間のデータから交換時期を予測し、現在使用中の前記無停電電源装置において測定した前記放電時間と、過去に使用した前記無停電電源装置において測定した前記データとから、前記電源供給用バッテリの残りの寿命を予測する、請求項7記載のバッテリ寿命判断装置。
  9. 前記寿命判断部は、前記放電時間が前記放電時間しきい値以上の場合に、これまでに測定した前記放電時間の変化から交換時期及び残りの寿命を予測する、請求項7記載のバッテリ寿命判断装置。
  10. 前記寿命判断部は、前記放電時間が前記放電時間しきい値以上の場合に、前記無停電電源装置と同等の環境で過去に使用した無停電電源装置において測定した放電時間のデータがあれば、該データから交換時期を予測し、該データと現在使用中の前記無停電電源装置において測定した前記放電時間とから前記電源供給用バッテリの残りの寿命を予測し、前記データがなければ、現在使用中の前記無停電電源装置においてこれまでに測定した前記放電時間の変化から交換時期及び残りの寿命を予測する、請求項7記載のバッテリ寿命判断装置。
  11. 前記電圧しきい値がユーザにより設定可能である、請求項7〜10のいずれか1項に記載のバッテリ寿命判断装置。
  12. 前記放電時間しきい値がユーザにより設定可能である、請求項7〜11のいずれか1項に記載のバッテリ寿命判断装置。
JP2001189692A 2001-06-22 2001-06-22 バッテリ寿命判断方法及び装置 Expired - Fee Related JP3555884B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001189692A JP3555884B2 (ja) 2001-06-22 2001-06-22 バッテリ寿命判断方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001189692A JP3555884B2 (ja) 2001-06-22 2001-06-22 バッテリ寿命判断方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003009423A JP2003009423A (ja) 2003-01-10
JP3555884B2 true JP3555884B2 (ja) 2004-08-18

Family

ID=19028579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001189692A Expired - Fee Related JP3555884B2 (ja) 2001-06-22 2001-06-22 バッテリ寿命判断方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3555884B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005033914A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP5066796B2 (ja) * 2005-07-06 2012-11-07 パナソニック株式会社 自動車用鉛蓄電池の状態判別方法
JP2009064682A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Seiwa Electric Mfg Co Ltd 電池劣化判定装置及びそれを備えたリチウムイオン電池パック
JP5971680B2 (ja) * 2012-01-11 2016-08-17 株式会社東芝 電池寿命事前検知方法、電池システム、及び電池コントローラ
JP6058348B2 (ja) * 2012-10-17 2017-01-11 株式会社東芝 余寿命推定装置およびその方法
WO2014097490A1 (ja) * 2012-12-21 2014-06-26 株式会社日立製作所 リチウムイオン二次電池モジュール及びその余寿命診断装置、並びにその診断方法
KR102205293B1 (ko) 2014-04-18 2021-01-20 삼성전자주식회사 배터리 수명의 추정에서 발생하는 오차를 보정하는 방법 및 장치
CN110333464A (zh) * 2019-07-24 2019-10-15 国家电网有限公司 操作指示方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003009423A (ja) 2003-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5076835B2 (ja) 二次電池の劣化状態判定システム
US6768287B2 (en) System for centrally monitoring state information of batteries
JP4474095B2 (ja) バッテリ駆動電子機器用の使用適応型残量計測
US6114836A (en) Apparatus and method for controlling a power source applicable to portable electronic equipment
JP2007078672A (ja) 劣化判定装置、劣化判定方法、コンピュータプログラム
JP6991591B2 (ja) バッテリの充電状態の予測方法
KR101860638B1 (ko) 부하관리 및 무정전 전력공급 기능을 가지는 에너지저장장치의 제어방법 및 제어시스템
JP2006312528A (ja) エレベータの電力蓄積装置
US6194870B1 (en) System for automatically indicating that battery should be replaced and method thereof
JP3555884B2 (ja) バッテリ寿命判断方法及び装置
Cun et al. The experience of a UPS company in advanced battery monitoring
US9933488B2 (en) Open circuit voltage checking for a battery system
JP5332062B2 (ja) 無停電電源システムおよびバッテリの充電方法
JP3944904B2 (ja) 蓄電池寿命診断装置および寿命診断方法
WO2017026175A1 (ja) 蓄電システム及びその管理方法
JP2006046919A (ja) 電池管理装置及び電池管理プログラム
US9281713B2 (en) System and method for electricity management
JP2017195717A (ja) 制御システム
JPS59139828A (ja) 端末装置用予備電源の監視方式
JP2021035286A (ja) 充電制御方法、充電制御装置、充電装置、および、充電システム
JP2004208414A (ja) 無停電電源システム
JP2020102343A (ja) 電源システム、診断装置及び無停電電源装置
JP6261970B2 (ja) 電池劣化判定装置、電池劣化判定方法および電池劣化判定プログラム
JP5729206B2 (ja) 携帯端末
JP3466172B2 (ja) 電源管理ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S633 Written request for registration of reclamation of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313633

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees