JP2006046919A - 電池管理装置及び電池管理プログラム - Google Patents

電池管理装置及び電池管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電池の電圧を新たに検出することなく、電池の状態を得ることである。
【解決手段】電池管理装置としての情報処理装置10において、電池の使用状態に対応する複数の劣化度を記憶する第1の記憶手段としての記憶部15と、第2の記憶手段としての電池情報メモリ322と、電池31の使用状態を取得して電池情報メモリ322に記憶させ、電池情報メモリ322に記憶された使用状態に対応する劣化度を記憶部15から読み出し、その劣化度と、電池固有の定格容量又は定格使用時間と、電池31の使用時間とに基づいて、電池31の残容量を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池を管理する電池管理装置及び電池管理プログラムに関する。
従来、電池により電力供給を行う機器において、電池の電圧を直接検出し、その測定値に基づいて、電池の状態としての、電池の残容量や電池寿命を算出して取得していた。例えば、電池の電圧を検出し、その電圧値に基づいて、現在の電池の残容量を算出し、また、予め設定した負荷を電池にかけた負荷状態と、負荷をかけない無負荷状態とにおいて電池の電圧を検出し、その電圧差に基づいて、現在の電池寿命を算出する構成が考えられている(例えば、特許文献1参照)。その電圧差が小さいほど、電池は新品に近く、電池寿命も長い。
また、電池の電圧と、温度と、電池を用いる機器のCPU(Central Processing Unit)クロックと、電池種別とを検出し、これらの検出情報に基づいて、電池残容量を検出する構成が考えられている(例えば、特許文献2参照)。
また、電池及びAC(交流)電源により電力供給を行う機器に用いるAC電源回路では、電池の電圧を検出し、その電圧値が所定値を越えるか否かに基づいて、電池が満充電である旨の満充電信号が出力されるものが実施されている。
特開平10−15367号公報 特開平11−45133号公報
しかし、従来の、電池電圧の検出値に基づいて電池の残容量や電池寿命を取得する構成では、電池の電圧を検出する構成が必要となり、機器や電池パック等が高価になるおそれがあった。また、電池の電圧を検出する構成は、複雑であるため、開発時間が長くかかるおそれがあった。
また、AC電源回路から出力される信号を利用して残容量の算出、電池寿命の判別をしようとしても、AC電源回路から出力される満充電信号では、満充電か否かのみしか分からず、電池の電圧値を出力しないので、電池の電圧値そのものを取得できないという問題があった。
本発明の課題は、電池の電圧を新たに検出することなく、電池の状態を得ることである。より具体的には、電池の電圧を新たに検出することなく、電池の残容量を得ることである。また、電池の電圧を新たに検出することなく、電池寿命を判別することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
電池の使用状態に対応する複数の劣化度を記憶する第1の記憶手段と、
電池の使用状態を記憶する第2の記憶手段と、
電池の使用状態を取得して前記第2の記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記第2の記憶手段に記憶された使用状態に対応する劣化度を前記第1の記憶手段から読み出し、その劣化度と、電池固有の定格容量又は定格使用時間と、電池の使用時間とに基づいて、電池の残容量を算出する電池残容量算出手段と、
を備えることを特徴とする電池管理装置である。
また、例えば、前記第1の記憶手段は、電池を使用した経過時間に対応する複数の経過劣化度と、電池の使用回数に対応する複数の使用劣化度と、電池の周囲温度が所定温度以上になった回数を示す温度履歴に対応する複数の温度劣化度とを記憶し、
前記記憶制御手段は、電池を使用した経過時間と、電池の使用回数と、電池の温度履歴とのうちの少なくとも一つを取得して前記第2の記憶手段に記憶させ、
前記電池残容量算出手段は、前記第2の記憶手段に記憶された経過時間に対応する経過劣化度と、前記記憶された使用回数に対応する使用劣化度と、前記記憶された温度履歴に対応する温度劣化度とのうちの少なくとも一つを前記第1の記憶手段から読み出し、読み出された経過劣化度、使用劣化度及び温度劣化度のうちの少なくとも一つと、電池固有の定格容量又は定格使用時間と、電池の使用時間とに基づいて電池の残容量を算出することとして構成してもよい。
また、例えば、前記算出された電池の残容量に関する情報を報知する報知手段を備えることとして構成してもよい。
請求項4に記載の発明は、
電池の使用状態に対応する複数の劣化度を記憶する第1の記憶手段と、
電池の使用状態を記憶する第2の記憶手段と、
電池の使用状態を取得して前記第2の記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記第2の記憶手段に記憶された使用状態に対応する劣化度を前記第1の記憶手段から読み出し、その劣化度に基づいて電池の寿命を判別する電池寿命判別手段と、
を備えることを特徴とする電池管理装置である。
また、例えば、前記第1の記憶手段は、電池を使用した経過時間に対応する複数の経過劣化度と、電池の使用回数に対応する複数の使用劣化度と、電池の周囲温度が予め決められた温度を超えた回数を示す温度履歴に対応する複数の温度劣化度とを記憶し、
前記記憶制御手段は、電池を使用した経過時間と、電池の使用回数と、電池の温度履歴とのうちの少なくとも一つを取得して前記第2の記憶手段に記憶させ、
前記電池寿命判別手段は、前記第2の記憶手段に記憶された経過時間に対応する経過劣化度と、前記記憶された使用回数に対応する使用劣化度と、前記記憶された温度履歴に対応する温度劣化度とのうちの少なくとも一つを前記第1の記憶手段から読み出し、読み出された経過劣化度、使用劣化度及び温度劣化度のうちの少なくとも一つに基づいて電池の寿命を判別することとして構成してもよい。
また、例えば、前記電池の寿命の判別結果に関する情報を報知する報知手段を備えることとして構成してもよい。
また、例えば、前記第2の記憶手段は、電池に取り付けられることとして構成してもよい。
請求項1に記載の発明によれば、電池の使用状態を取得して第2の記憶手段に記憶させ、その記憶された使用状態に対応する劣化度と、電池固有の定格容量又は定格使用時間と、電池の使用時間とに基づいて、電池の残容量を算出するので、電池の電圧を新たに検出することなく、電池の残容量を得ることができる。また、電池電圧を検出する構成が新たに必要なく、装置の製造コストを低減できる。
請求項4に記載の発明によれば、電池の使用状態を取得して第2の記憶手段に記憶させ、その記憶された使用状態に対応する劣化度に基づいて、電池の寿命を判別するので、電池の電圧を新たに検出することなく、電池の寿命を判別できる。また、電池電圧を検出する構成が新たに必要なく、装置の製造コストを低減できる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。
先ず、図1を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1に、本実施の形態の情報処理装置10の構成を示す。
図1に示すように、電池管理装置としての情報処理装置10は、電池残容量算出手段及び電池寿命判別手段としてのCPU11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、報知手段としての表示部14と、第1の記憶手段としての記憶部15と、計時部16と、温度検知部17と、通信部18と、AC電源回路19と、I/F部20と、を備えて構成され、各部がバス21に接続される。AC電源回路19は、制御部191と、電圧検出部192とを備えて構成される。
また、情報処理装置10は、着脱自在な電池パック30を筐体内に取り付け可能である。電池パック30は、電池31と、電池31に貼り付けられた電池チップ32とを備えて構成される。電池チップ32は、I/F部321と、第2の記憶手段としての電池情報メモリ322と、を備えて構成される。
CPU11は、情報処理装置10内の各部を中央制御する。CPU11は、記憶部15に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAM13に展開し、RAM13に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
操作部12は、キーボードと、マウスなどのポインティングデバイスとを備え、ユーザから入力された情報を入力信号として受け付け、その入力信号をCPU11に送信する。RAM13は、前記プログラム、入力データ及び処理結果などを格納するワークエリアを有し、情報を一時的に格納する。
表示部14は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置であり、CPU11からの表示信号に基づいて各種情報が表示される。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)などの情報の読み書き可能な記録媒体を備えて構成され、各種データ及び各種プログラムが記憶される。記録媒体としては、HDD、フラッシュメモリなどの固定式のものに限定されず、携帯式HDD、CD−RW(CD ReWritable)などの可搬のものを含めてもよい。また、記憶部15は、書き換え不要なプログラム及びデータを記憶するROM(Read Only Memory)などの読み出し専用の記録媒体を含む構成としてもよい。
計時部16は、現在の年月日及び時刻を取得してCPU11に出力する。温度検知部17は、情報処理装置10の筐体内の温度を検知し、その検知温度をCPU11に出力する。温度検知部17は、CPU11等のチップに設けられてCPU11等の周辺温度を検知する温度検知部を兼用する構成としてもよい。
通信部18は、有線、無線の通信ネットワークに接続され、当該通信ネットワーク上のPC(Personal Computer)、サーバなどの外部機器との通信を介する。また、無線通信、通信ケーブルなどにより外部機器とピアツーピア接続される構成としてもよい。
AC電源回路19は、商用交流電源と接続され、そのAC電力を変換して情報処理装置10の各部に供給する。また、電圧検出部192は、電池31の電圧を検出して、その電圧値を制御部191に出力する。制御部191は、電圧検出部192により検出された電池31の電圧と、予め設定された所定値(例えば、満充電時の90%の電圧値)とを比較し、検出された電圧が所定値以上の場合に、満充電信号を生成してCPU11に出力する。満充電信号が出力されている期間は、AC電源回路19により電池31に充電されない。満充電信号が出力されていない間は、AC電源回路19から電池31に充電する充電状態となる。また、制御部191は、AC電源回路19からの電力供給が中断される場合に、電池31の電力供給により、その中断の旨を示すACFail信号を生成してCPU11に出力する。
I/F部20及びI/F部321は、お互いに接続され、CPU11と、電池電池チップ32(の電池情報メモリ322)と情報の送受信を介する。電池31は、充放電可能な蓄電池である。また、電池情報メモリ322は、フラッシュメモリ等のメモリからなり、後述する電池情報ファイル70を読み出し及び書き込み可能に記憶する。また、情報処理装置10は、通常時にAC電源回路19を電源とし、停電等の非常時に電池31を電源とする。
なお、情報処理装置10において、ほぼ常時、AC電源回路19から電力供給され、停電等でAC電源回路19から電力供給されない非常時に、電池31から電力供給される。電池31は、例えば、少なくとも、上記非常時に、ユーザが使用しているデータを手動で保存できるだけの電力供給を行える容量があるものが使用される。
次に、図2及び図3を参照して、情報処理装置10の記憶部15と、電池チップ32の電池情報メモリ322に記憶する情報を説明する。図2(a)に、記憶部15に記憶する電池パラメータファイル50の構成を示す。図2(b)に、記憶部15に記憶する管理ファイル60の構成を示す。図2(c)に、電池情報メモリ322に記憶する電池情報ファイル70の構成を示す。図3(a)に、記憶部15に記憶する経過年数テーブル80の構成を示す。図3(b)に、記憶部15に記憶する放電回数テーブル90の構成を示す。図3(c)に、記憶部15に記憶する温度履歴テーブル100の構成を示す。
図2(a)に示す電池パラメータファイル50は、電池31の種類により予め決まる情報として、電池31の各パラメータを含み、記憶部15に記憶される。電池パラメータファイル50は、各パラメータとして、定格容量としての、公称の新品電池の総容量である公称容量51と、定格使用時間としての、公称の新品電池における空充電状態から満充電状態までの充電時間である公称充電時間52と、定格使用時間としての、公称の新品電池における満充電状態から空充電状態までの放電時間である公称放電時間53と、を含む。電池パラメータファイル50は、同じ種類の電池31を用い続ける限り変化しない情報である。しかし、異なる種類の電池を使用する際等に、サービスマン等の操作部12を介する入力に基づいて、電池パラメータファイル50を変更する構成としてもよい。
図2(b)に示す管理ファイル60は、電池31の管理に要する予め設定された情報を含み、記憶部15に記憶される。管理ファイル60は、後述する温度履歴73をインクリメントするための判別に用いる温度条件としての温度閾値61と、同じく時間条件としての時間閾値62と、を含む。
図2(c)に示す電池情報ファイル70は、電池31に関する情報を含み、電池情報メモリ322に記憶される。電池情報ファイル70は、電池31の使用開始から現在までの経過年数71と、同じく使用開始から現在までの放電回数72と、同じく使用開始から現在までの、温度検知部17による検知温度が温度閾値61以上となる状態が時間閾値62以上続いた回数を示す温度履歴73と、電池31の使用開始年月日74と、電池31が有効である(使用開始されている)か否かを示す有効フラグ75と、経過年数71、放電回数72及び温度履歴73に対応する電池31の劣化度の合計を示す合計劣化度76と、充電時又は放電時の電池31の残容量77と、オンされている場合に電池31が充電中であることを示す充電フラグ79とを含む。充電フラグ79がオフされている場合には、電池31が放電中であることを示す。
また、図3(a)に示す経過年数テーブル80と、図3(b)に示す放電回数テーブル90と、図3(c)に示す温度履歴テーブル100とは、予め設定された情報を含み、記憶部15に記憶されるテーブルである。経過年数テーブル80は、経過年数の所定範囲毎の電池31の劣化度Aを含む。放電回数テーブル90は、放電回数の所定範囲毎の電池31の劣化度Bを含む。温度履歴テーブル100は、温度履歴の所定範囲毎の電池31の劣化度Cを含む。
次に、図4〜図10を参照して、情報処理装置10の動作を説明する。図4に、経過年数取得処理を示す。図5に、放電回数取得処理を示す。図6に、温度履歴取得処理を示す。図7に、時間に対する温度履歴の一例を示す。図8に、劣化度及び残容量算出処理を示す。図9に、ACFail時管理処理を示す。図10に、ユーザ報知処理を示す。
図4を参照して、電池31の使用開始時からの経過年数を取得する経過年数取得処理を説明する。情報処理装置10において、電源スイッチオン等の情報処理装置10本体起動をトリガとして、記憶部15から読み出されてRAM13に適宜展開された経過年数取得プログラムと、CPU11との協働により、経過年数取得処理が実行される。
先ず、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の有効フラグ75が読み出される(ステップS11)。そして、読み出された有効フラグが設定済(立っている)であるか否かが判別される(ステップS12)。有効フラグが設定済の場合(ステップS12;YES)、電池31が使用開始されているので、電池情報ファイル70の使用開始年月日74が読み出される(ステップS13)。
そして、計時部16により現在年月日が取得される(ステップS14)。そして、(現在年月日−使用開始年月日)の式の年数部分が経過年数として算出される(ステップS15)。そして、電池情報ファイル70の経過年数71が読み出され、算出された経過年数が経過年数71から1年以上多いか否かが判別される(ステップS16)。
算出された経過年数が経過年数71から1年以上多い場合(ステップS16;YES)、経過年数71が算出された経過年数に書き換えられ(更新される)(ステップS17)、経過年数取得処理が終了される。算出された経過年数が経過年数71から1年以上多くない場合(ステップS16;NO)、経過年数取得処理が終了される。本実施の形態では、経過年数71の更新間隔が(1)年を単位とする構成を説明するが、これに限定されるものではなく、半年、3ヶ月等の他の時間間隔を単位とする経過時間としてもよい。
有効フラグが設定済でない場合(ステップS12;YES)、電池31をこれから使用開始するので、計時部16により現在年月日が取得され、その現在の年月日情報が電池情報ファイル70の使用開始年月日75に書き込まれ、有効フラグ75が有効に設定され(ステップS18)、経過年数取得処理が終了される。
次いで、図5を参照して、電池31の放電回数を取得する放電回数取得処理を説明する。情報処理装置10において、AC電源回路19の制御部191からACFail信号が出力されたことをトリガとして、記憶部15から読み出されてRAM13に適宜展開された放電回数取得プログラムと、CPU11との協働により、放電回数取得処理が実行される。
先ず、電池31の放電が確認されたか否かが判別される(ステップS21)。放電が確認されていない場合(ステップS21;NO)、放電回数取得処理が終了される。放電が確認された場合(ステップS21;YES)、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の放電回数72が+1インクリメントされて更新され(ステップS22)、放電回数取得処理が終了される。
次いで、図6及び図7を参照して、情報処理装置10の筐体内の温度履歴を取得する温度履歴取得処理を説明する。温度履歴取得処理は、情報処理装置10において、起動中に、所定周期(例えば、30秒)で実行される。情報処理装置10において、前回の温度履歴取得処理実行から上記所定周期が経過したことをトリガとして、記憶部15から読み出されてRAM13に適宜展開された温度履歴取得プログラムと、CPU11との協働により、温度履歴取得処理が実行される。
先ず、温度検知部17により筐体内の温度が検知されて検知温度が取得される(ステップS31)。そして、記憶部15に記憶された管理ファイル60の温度閾値61(例えば、45[℃])が読み出され、ステップS31で取得された検知温度が、温度閾値61以上であるか否かが判別される(ステップS32)。
検知温度が温度閾値61以上である場合(ステップS32;YES)、検知温度が温度閾値61以上となる継続時間をカウントするタイマ(温度タイマとする)がカウント中か否かが判別される(ステップS33)。温度タイマがカウント中でない場合(ステップS33;NO)、計時部16により取得される現在時刻情報に基づいて、温度タイマがカウント開始され(ステップS34)、温度履歴取得処理が終了される。
温度タイマがカウント中である場合(ステップS33;YES)、温度タイマの現在のタイマ値が取得される(ステップS35)。そして、記憶部15に記憶された管理ファイル60の時間閾値62(例えば、600[秒])が読み出され、取得された温度タイマのタイマ値が、時間閾値62を経過したか(時間閾値62以上であるか)否かが判別される(ステップS36)。温度タイマのタイマ値が時間閾値62を経過していない場合(ステップS36;NO)、温度履歴取得処理が終了される。
温度タイマのタイマ値が時間閾値62を経過した場合(ステップS36;YES)、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の温度履歴73が+1インクリメントされて更新される(ステップS37)。そして、温度タイマがリセットされ(ステップS38)、温度履歴取得処理が終了される。温度タイマのリセットとは、タイマ値が0にされることであり、再びカウント実行開始される。
取得された検知温度が所定閾値より小さい場合(ステップS32;NO)、温度タイマのカウントが停止され(ステップS39)、温度履歴取得処理が終了される。例えば、図7に示すように、所定閾値が45[℃]であり、所定時間が600[秒]である場合の、時間に対する検知温度の関係の一例の場合に、検知温度が45[℃]以上である期間T1,T2,T3,T4のうち、600[秒]以上となった期間T1,T3それぞれについて、温度履歴73がインクリメントされる。
次いで、図8を参照して、劣化度及び残容量を算出する劣化度及び残容量算出処理を説明する。劣化度及び残容量算出処理は、情報処理装置10において、起動中に、所定周期(例えば、30秒)で実行される。情報処理装置10において、前回の劣化度及び残容量算出処理実行から上記所定周期が経過したことをトリガとして、記憶部15から読み出されてRAM13に適宜展開された劣化度及び残容量算出プログラムと、CPU11との協働により、劣化度及び残容量算出処理が実行される。
先ず、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の経過年数71、放電回数72及び温度履歴73が読み出される(ステップS41)。そして、記憶部15に記憶された経過年数テーブル80、放電回数テーブル90及び温度履歴テーブル100が読み出され、経過年数テーブル80において経過年数71に対応する劣化度Aと、放電回数テーブル90において放電回数72に対応する劣化度Bと、温度履歴テーブル100において温度履歴73に対応する劣化度Cとが取得される(ステップS42)。
そして、各劣化度の合計劣化度Dが、(劣化度A×劣化度B×劣化度C)の式により算出され、その合計劣化度Dが、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の合計劣化度76に記憶される(ステップS43)。
そして、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の充電フラグ79が読み出されるとともに、現在、AC電源回路19からの満充電信号の出力有無に基づいて、現在の状態(充電状態又は放電状態)が取得され、充電フラグ79と現在の状態とが異なるか否か(前回の劣化度及び残容量算出処理実行から充電状態と放電状態とが切り替わったか否か)が判別される(ステップS44)。
充電状態と放電状態とが切り替わった場合(ステップS44;YES)、計時部16により取得される現在時刻情報に基づいて、充電状態又は放電状態の継続時間をカウントするタイマ(充放電タイマとする)がカウント開始され、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の残容量77が読み出されて、電池情報ファイル70の前回残容量78に前回残容量Oとして記憶される(ステップS45)。
そして、取得された現在の状態に基づいて、電池31が現在、充電状態か否かが判別される(ステップS46)。充電状態と放電状態とが切り替わっていない場合(ステップS44;NO)、ステップS46に移行される。
現在、充電状態である場合(ステップS46;YES)、記憶部15に記憶された電池パラメータファイル50の公称容量51から公称容量Eが読み出される(ステップS47)。そして、合計劣化度を考慮した満充電容量Fが、(合計劣化度D×公称容量E)の式により算出される(ステップS48)。公称容量E,現在の満充電容量Fは、以下のステップでは使用しない。例えば、ユーザ等により操作部12から、その表示指示が入力された場合に、公称容量E,満充電容量Fが表示部14に表示される。
そして、記憶部15に記憶された電池パラメータファイル50の公称充電時間52から公称充電時間Gが読み出される(ステップS49)。そして、劣化度を考慮した現在の満充電時間Iが、(公称充電時間G×合計劣化度D)の式により算出される(ステップS50)。
そして、充放電タイマのカウント値が読み出されて、電池31の使用時間としての、充電開始からの時間Kとして取得される(ステップS51)。そして、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の前回残容量78が前回残容量Oとして読み出されて、充電時残容量M[%]が、{前回残容量O+(充電開始からの時間K/満充電時間I×100[%])}の式により算出され、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の残容量77に記憶される(ステップS52)。そして、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の充電フラグ79がオンされ(ステップS53)、劣化度及び残容量算出処理が終了される。
現在、放電状態である場合(ステップS46;NO)、ステップS54,S55が実行される。ステップS54,S55は、ステップS47,S48と同様である。
そして、記憶部15に記憶された電池パラメータファイル50の公称放電時間53から公称放電時間Hが読み出される(ステップS56)。そして、劣化度を考慮した現在の満充電時間Jが、(公称放電時間H×合計劣化度D)の式により算出される(ステップS57)。
そして、充放電タイマのカウント値が読み出されて、電池31の使用時間としての、放電開始からの時間Lとして取得される(ステップS58)。そして、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の前回残容量78が前回残容量Oとして読み出されて、放電時残容量N[%]が、{前回残容量O−(放電開始からの時間L/満充電時間J×100[%])}の式により算出され、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の残容量77に記憶される(ステップS59)。そして、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の充電フラグ79がオフされ(ステップS60)、劣化度及び残容量算出処理が終了される。
次いで、図9を参照して、ACFail時に電池31を管理するACFail時管理処理を説明する。情報処理装置10において、AC電源回路19からACFail信号が出力されたことをトリガとして、記憶部15から読み出されてRAM13に適宜展開されたACFail時管理プログラムと、CPU11との協働により、ACFail時管理処理が実行される。
先ず、AC電源回路19からの満充電信号の出力有無に基づいて、現在の状態(充電状態又は放電状態)が取得され、現在、放電状態であるか否かが判別される(ステップS61)。放電状態である場合(ステップS61;YES)、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の残容量77が読み出される(ステップS62)。そして、読み出された残容量が50%以下であるか否かが判別される(ステップS63)。
残容量が50%より大きい場合(ステップS63;NO)、残容量算出処理が実行され(ステップS64)、ステップS61に移行される。残容量算出処理は、図8のステップS44〜S59の処理と同様である。また、残容量算出処理に代えて、劣化度及び残容量算出処理が実行される構成としてもよい。
残容量が50%以下である場合(ステップS63;YES)、情報処理装置10がシャットダウンされ(ステップS65)、ACFail時管理処理が終了される。放電状態でない場合(ステップS61;NO)、AC電源が復活し、充電状態に回復したことを示し、ACFail時管理処理が終了される。
なお、ステップS65のシャットダウンにおいて、ユーザが使用中のデータの保存をユーザに促すメッセージを表示部14に表示して、ユーザに手動でデータ保存させたり、使用中のデータを自動で保存してから、電源を切断することが好ましい。
次いで、図10を参照して、ユーザに各種情報を報知するユーザ報知処理を説明する。情報処理装置10において、情報処理装置10のOS(Operating System)にユーザがログインしたことをトリガとして、記憶部15から読み出されてRAM13に適宜展開されたユーザ報知プログラムと、CPU11との協働により、ユーザ報知処理が実行される。
先ず、I/F部20を介して、電池パック30(の電池情報メモリ322)と通信可能か否かにより、電池31があるか(取り付けられているか)否かが判別される(ステップS71)。電池31がない場合(ステップS71;NO)、電池31が無い旨の電池異常メッセージが表示部14に表示され(ステップS72)、ユーザ報知処理が終了される。電池異常メッセージとしては、例えば、「内蔵電池に異常があります。電池の交換を行ってください。」等のメッセージである。
電池31がある場合(ステップS71;YES)、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の合計劣化度76が読み出される(ステップS73)。そして合計劣化度が0(劣化度A,B,Cの少なくとも1つが0)であるか否かが判別される(ステップS74)。合計劣化度が0である場合(ステップS74;YES)、電池31が寿命である旨の電池寿命メッセージが表示部14に表示され(ステップS75)、ユーザ報知処理が終了される。電池寿命メッセージとしては、例えば、「内蔵電池の寿命です。電池の交換を行ってください。」等のメッセージである。
合計劣化度が0でない場合(ステップS74;NO)、I/F部20,321を介して、電池情報メモリ322に記憶された電池情報ファイル70の残容量77が読み出される(ステップS76)。そして、読み出された残容量が100%であるか否かが判別される(ステップS77)。残容量が100%である場合(ステップS77;YES)、電池31は正常であり寿命でなく充電されている状態であるので、ユーザ報知処理が終了される。残容量が100%でない場合(ステップS77;NO)、電池31に充電を促す旨の電池充電メッセージが表示部14に表示され(ステップS78)、ユーザ報知処理が終了される。電池充電メッセージとしては、例えば、「内蔵電池容量が不足しています。AC電源を挿して充電してください。」等のメッセージである。
以上、本実施の形態によれば、電池31の使用状態として、電池31を使用した経過年数に対応する劣化度Aと、電池31の放電回数に対応する劣化度Bと、電池31の周囲温度が所定温度を所定時間超えた回数を示す温度履歴に対応する劣化度Cを取得して電池情報メモリ322に記憶させ、その使用状態に対応する、記憶部15に記憶された、経過年数テーブル80、放電回数テーブル90及び温度履歴テーブル100の値から合計劣化度を算出し、その合計劣化度と、電池固有の公称充電時間及び公称放電時間と、充電開始からの時間K及び放電開始からの時間Lとに基づいて、電池31の残容量を算出するので、電池の電圧を新たに検出することなく、電池の残容量を得ることができる。また、電池電圧を検出する構成が新たに必要なく、装置の製造コストを低減できる。
また、同様に、合計劣化度に基づいて、電池31の寿命を判別するので、電池の電圧を新たに検出することなく、電池の寿命を判別できる。また、電池31の使用状態の情報を、電池31に取り付けられた電池チップ32の電池情報メモリ322に記憶するので、電池31(電池パック30)を取り外してもその使用状態を電池情報メモリ322から読み出すことができる。
また、起動時で合計劣化度が0の場合に、電池寿命メッセージを表示部14に表示させるので、電池寿命をユーザに容易に報知でき、電池31の交換を促すことができる。また、起動時で残容量が100%でない場合に、電池充電メッセージを表示部14に表示させるので、電池の残容量がなく充電を促す旨をユーザに容易に報知できる。
なお、上記実施の形態において、電池31の残容量の算出を、公称充電時間G又は公称放電時間Hを用いて計算しているが、これに限定されるものではない。公称充電時間G又は公称放電時間Hに代えて、公称容量Eを用いて電池31の残容量を算出する構成としてもよい。この場合、例えば、図8の劣化度及び残容量算出処理と同様に、公称容量Eから満充電容量Fが算出され、充電割合(単位時間当たりの充電容量)及び放電割合(単位時間当たりの放電容量)を用いて、残容量[%]を、(前回残容量+充電開始からの時間×充電割合/満充電容量F×100[%])又は(前回残容量−放電開始からの時間×放電割合/満充電容量F×100[%])として算出してもよい。
また、上記実施の形態において、電池の使用状況として、経過年数、放電回数及び温度履歴を用いる構成としたが、これに限定されるものではなく、電池の経過時間(経過年数、経過月数等)、使用回数(放電回数、充電回数等)及び温度履歴のうちの少なくとも一つを用いる構成としてもよい。
また、上記実施の形態において、電池が寿命であると判別された場合に、電池が寿命であるとともにその交換を促す電池寿命メッセージが表示部14に表示される構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、電池が寿命であると判別されなくても、情報処理装置10のリース期間終了直前に、意図的に、電池の寿命の警告メッセージを表示し、ユーザの電池交換要求により、電池交換のためにやってきたサービスマンに、情報処理装置の新製品のリプレースをユーザに促させる構成としてもよい。
また、上記実施の形態において、電池寿命メッセージ、電池充電メッセージを表示部14に表示して報知する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、音声、光源の点灯、点滅等により、電池寿命や、電池充電を促す旨のメッセージ等を報知する構成としてもよい。
また、上記各実施の形態における情報処理装置の各構成要素の細部構成、及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明に係る実施の形態の情報処理装置10の構成を示すブロック図である。 (a)は、記憶部15に記憶する電池パラメータファイル50の構成を示す図である。(b)は、記憶部15に記憶する管理ファイル60の構成を示す図である。(c)は、電池情報メモリ322に記憶する電池情報ファイル70の構成を示す図である。 (a)は、記憶部15に記憶する経過年数テーブル80の構成を示す図である。(b)は、記憶部15に記憶する放電回数テーブル90の構成を示す図である。(c)は、記憶部15に記憶する温度履歴テーブル100の構成を示す図である。 経過年数取得処理を示すフローチャートである。 放電回数取得処理を示すフローチャートである。 温度履歴取得処理を示すフローチャートである。 時間に対する温度履歴の一例を示す図である。 劣化度及び残容量算出処理を示すフローチャートである。 ACFail時管理処理を示すフローチャートである。 ユーザ報知処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 組織図編集装置
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15 記憶部
16 計時部
17 温度検知部
18 通信部
19 AC電源回路
191 制御部
192 電圧検出部
20 I/F部
21 バス
30 電池パック
31 電池
32 電池チップ
321 I/F部
322 電池情報メモリ

Claims (9)

  1. 電池の使用状態に対応する複数の劣化度を記憶する第1の記憶手段と、
    電池の使用状態を記憶する第2の記憶手段と、
    電池の使用状態を取得して前記第2の記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶された使用状態に対応する劣化度を前記第1の記憶手段から読み出し、その劣化度と、電池固有の定格容量又は定格使用時間と、電池の使用時間とに基づいて、電池の残容量を算出する電池残容量算出手段と、
    を備えることを特徴とする電池管理装置。
  2. 前記第1の記憶手段は、電池を使用した経過時間に対応する複数の経過劣化度と、電池の使用回数に対応する複数の使用劣化度と、電池の周囲温度が所定温度以上になった回数を示す温度履歴に対応する複数の温度劣化度とを記憶し、
    前記記憶制御手段は、電池を使用した経過時間と、電池の使用回数と、電池の温度履歴とのうちの少なくとも一つを取得して前記第2の記憶手段に記憶させ、
    前記電池残容量算出手段は、前記第2の記憶手段に記憶された経過時間に対応する経過劣化度と、前記記憶された使用回数に対応する使用劣化度と、前記記憶された温度履歴に対応する温度劣化度とのうちの少なくとも一つを前記第1の記憶手段から読み出し、読み出された経過劣化度、使用劣化度及び温度劣化度のうちの少なくとも一つと、電池固有の定格容量又は定格使用時間と、電池の使用時間とに基づいて電池の残容量を算出することを特徴とする請求項1に記載の電池管理装置。
  3. 前記算出された電池の残容量に関する情報を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電池管理装置。
  4. 電池の使用状態に対応する複数の劣化度を記憶する第1の記憶手段と、
    電池の使用状態を記憶する第2の記憶手段と、
    電池の使用状態を取得して前記第2の記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶された使用状態に対応する劣化度を前記第1の記憶手段から読み出し、その劣化度に基づいて電池の寿命を判別する電池寿命判別手段と、
    を備えることを特徴とする電池管理装置。
  5. 前記第1の記憶手段は、電池を使用した経過時間に対応する複数の経過劣化度と、電池の使用回数に対応する複数の使用劣化度と、電池の周囲温度が予め決められた温度を超えた回数を示す温度履歴に対応する複数の温度劣化度とを記憶し、
    前記記憶制御手段は、電池を使用した経過時間と、電池の使用回数と、電池の温度履歴とのうちの少なくとも一つを取得して前記第2の記憶手段に記憶させ、
    前記電池寿命判別手段は、前記第2の記憶手段に記憶された経過時間に対応する経過劣化度と、前記記憶された使用回数に対応する使用劣化度と、前記記憶された温度履歴に対応する温度劣化度とのうちの少なくとも一つを前記第1の記憶手段から読み出し、読み出された経過劣化度、使用劣化度及び温度劣化度のうちの少なくとも一つに基づいて電池の寿命を判別することを特徴とする請求項4に記載の電池管理装置。
  6. 前記電池の寿命の判別結果に関する情報を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の電池管理装置。
  7. 前記第2の記憶手段は、電池に取り付けられることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電池管理装置。
  8. コンピュータに、
    電池の使用状態に対応する複数の劣化度を第1のメモリに記憶する機能と、
    電池の使用状態を取得して第2のメモリに記憶させる機能と、
    前記第2のメモリに記憶された使用状態に対応する劣化度を前記第1のメモリから読み出し、その劣化度と、電池固有の定格容量又は定格使用時間と、前記電池の使用時間とに基づいて、電池の残容量を算出する機能と、
    を実現させるための電池管理プログラム。
  9. コンピュータに、
    電池の使用状態に対応する複数の劣化度を第1のメモリに記憶する機能と、
    電池の使用状態を取得して第2のメモリに記憶させる機能と、
    前記第2のメモリに記憶された使用状態に対応する劣化度を前記第1のメモリから読み出し、その劣化度に基づいて電池の寿命を判別する機能と、
    を実現させるための電池管理プログラム。
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