JP5971311B2 - クリンカ組成物、セメント組成物及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はクリンカ組成物、セメント組成物及びその製造方法に関する。
近年回収資源のリサイクルや廃棄物の有効利用という観点から、各種の廃棄物をセメント原料として利用する動きが急速に進行している。
ここで、セメント組成物の原料となるセメントクリンカ(「クリンカ組成物」ともいう)は、石灰石や珪石等を混合・粉砕した原料を予熱した後、仮焼し、仮焼された原料をロータリーキルン等の焼成炉で焼成後、冷却することによって製造される。
近年、種々の廃棄物を、上記焼成炉において原料の一部として、あるいは、燃料の一部として利用することが進められている。
一方で、セメントクリンカ中のフリーライム(「f−CaO」と表記する場合がある)の量が多いと当該クリンカやセメント品質にさまざまな影響を与えることが知られている。例えば、特許文献1では、フリーライムの量が多くなることにより、コンクリートのスランプが低下することが開示されている。また、特許文献2では、フリーライムの量が多くなることにより、クリンカの被微粉砕性が低下することが開示されている。さらに、特許文献3では、フリーライムの量が多くなることにより、長期強度が低下することが開示されている。
特開平5−294686号公報 特開平7−267699号公報 特開2011−63460号公報
そこで、廃棄物の有効利用を図りながら、クリンカ組成物やセメントの品質にさまざまな影響を与えるフリーライムの量が低減されたクリンカ組成物が得られれば、その取り扱い性が向上するだけでなく、セメント硬化体の長期強度をも発現させられることができるため、経済的にも工業的にも非常に有意である。
以上から本発明は、フリーライムの量が小さく、セメント硬化体とする場合に高い長期強度発現の効果を発揮するクリンカ組成物、当該クリンカ組成物を含むセメント組成物及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、クリンカ組成物中のNi含有量を所定量とし、さらに、鉱物組成を適切な範囲とすることで、クリンカ中のフリーライムの量を少なくさせ、セメント硬化体とした場合に高い長期強度発現の効果が発揮されることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は下記の通りである。
[1] Ni含有量が0.005〜0.5質量%であり、
ボーグ式で算出されるCSが55〜65質量%、CSが10〜30質量%、CAが〜15質量%、及びCAFが5〜15質量%であり、
Co含有量が0.002質量%未満であり、
Mn含有量が0.05質量%以下である、クリンカ組成物。
[2] 上記[1]に記載のクリンカ組成物と石膏とを含むセメント組成物。
[3] クリンカ組成物において、Ni含有量が0.005〜0.5質量%、Co含有量が0.002質量%未満、Mn含有量が0.05質量%以下で、かつ、ボーグ式で算出されるCSが55〜65質量%、CSが10〜30質量%、CAが〜15質量%、及びCAFが5〜15質量%となるように、石灰石、珪石、石炭灰、粘土、高炉スラグ、建設発生土、汚泥、及び鉄源の少なくともいずれかと、Niを含有する廃棄物とを配合し、粉砕する原料工程と、粉砕後の原料を焼成してクリンカ組成物を製造する焼成工程と、クリンカ組成物と石膏とを混合し粉砕を行う仕上工程を含むセメント組成物の製造方法。
[4] 前記原料工程において、製造されるクリンカ組成物1トンあたり、石灰石500〜1500kg、珪石10〜200kg、石炭灰0〜300kg、粘土0〜100kg、高炉スラグ0〜100kg、建設発生土0〜200kg、汚泥0〜100kg、鉄源0〜100kg及びNiを含有する廃棄物を配合する[3]に記載のセメント組成物の製造方法。
本発明によれば、フリーライムの量が少なく、セメント硬化体とする場合に高い長期強度発現の効果を発揮するクリンカ組成物、当該クリンカ組成物を含むセメント組成物及びその製造方法を提供することができる。
[1.クリンカ組成物]
本発明のクリンカ組成物は、その組成物中のNi含有量が0.005質量%以上であり、かつ、ボーグ式で算出されるCSが50〜70質量%、CSが5〜30質量%、CAが5〜15質量%、及びCAFが5〜15質量%となっている。
組成物中のNi含有量が0.005質量%未満であると、フリーライム低減効果は見られず、長期の強度発現の効果が低い。Ni含有量は、0.005〜0.5質量%であることが好ましく、さらに、0.005〜0.5質量%、0.005〜0.1質量%、0.005〜0.05質量%、0.01〜0.05質量%の順により好ましい。
組成物中のNi含有量は、フレーム原子吸光法、ICP発光分光分析法、ジメチルグリオキシム吸光光度法等により測定することができる。これら3つの測定方法でICP発光分光分析法が最も好ましい測定方法である。
また、Ni含有量を上記の範囲にするには、Ni源となるNiを含有する廃棄物(以下、「Ni含有廃棄物」ということがある)中のNi含有量を予め測定しておき、その他の原料との配合量のバランスを考慮して、Ni含有廃棄物の配合量を設定してこれを混合すればよい。
なお、Ni含有廃棄物以外の原料にもNiが含まれている場合は、その量を含めてNi含有廃棄物の配合量を調整すればよい。
ボーグ式で算出される鉱物組成において、CSが50〜70質量%(好ましくは55〜65質量%)、CSが5〜30質量%(好ましくは10〜25質量%)、CAが5〜15質量%(好ましくは8〜12質量%)、CAFが5〜15質量%(好ましくは8〜12質量%)の範囲にないと、フリーライム低減効果または長期強度発現が抑制されてしまう。
ここで、ボーグ式による鉱物組成の算出は、例えば下記のようにして求める。
S量=(4.07×CaO)−(7.60×SiO)−(6.72×Al)−(1.43×Fe
S量=(2.87×SiO)−(0.754×CS)
A量=(2.65×Al)−(1.69×Fe
AF量=3.04×Fe
上記式中の「CaO」、「SiO」、「Al」及び「Fe」は、それぞれ、セメントクリンカにおけるCaO、SiO、Al及びFeのセメント組成物全体質量に対する含有割合(質量%)である。
これらの含有割合は、JISR 5202「ポルトランドセメントの化学分析方法」により測定することができる。
さらに、本発明のクリンカ組成物中、Co及びMnが存在すると、Niの効果が阻害されることがある。
そこで、本発明では、Co含有量は0.002質量%未満とすることが好ましく、0.001質量%以下とすることがより好ましい。Co含有量が0.002質量%未満であることで、Niによる効果、すなわち、フリーライムの量を少なくする効果を発揮させやすくすることができる。
Co含有量を上記の範囲にするには、Coを含有する原料および廃棄物の配合量を制御すればよい。
また、本発明に係るMn含有量は、0.1質量%未満であることが好ましく、0.05質量%以下であることがより好ましい。Mn含有量が0.1質量%未満であることで、Niによる効果、すなわち、フリーライムの量を少なくする効果を発揮させやすくすることができる。
Mn含有量を上記の範囲にするには、Mnを含有する原料および廃棄物の配合量を制御すればよい。
本発明のクリンカ組成物のブレーン比表面積は、2500cm/g以上であることが好ましく、3000〜5000cm/gであることがより好ましい。
ブレーン比表面積はJIS R 5201 「セメントの物理試験方法」に準拠した粉末度試験(比表面積試験)により測定することができる。
また、本発明に係るクリンカ組成物のフリーライムの量は、2.0質量%以下であることが好ましく、1.5%質量以下であることがより好ましい。フリーライム量を低減することで、セメント硬化体とした場合に高い長期強度性を発揮することができる。
フリーライム量はJCAS I−01 「遊離酸化カルシウムの定量方法」に準拠して測定することができる。
[2.セメント組成物]
本発明のセメント組成物は、既述の本発明のクリンカ組成物と石膏とを含む。本発明のセメント組成物は、フリーライムの量の少ないクリンカ組成物を含有するため、これを用いたセメント硬化体は、高い長期強度発現の効果を発揮することができる。
なお、セメント組成物に係るクリンカ組成物としては、セメントの製造に適する程度に粉末化されていることが好ましい。
セメント組成物中の石膏の割合は、セメント組成物中のSO値が1.5〜3.5質量%であることが好ましく、1.5〜2.5質量%であることがより好ましい。
セメント組成物中のSO値は、JISR 5202「ポルトランドセメントの化学分析方法」に準じて測定することができる。
本発明のセメント組成物は、必要に応じて少量添加成分や粉砕助剤を含んでいてもよい。
少量添加成分としては、石灰石、高炉スラグ、シリカ質混合材、フライアッシュI種及びII種等が挙げられ、その含有量は5質量%以下であることが好ましい。
また、粉砕助剤としては、多価アルコール(例えば、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等)、アミノアルコール(例えば、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等)等が挙げられ、その含有量は1質量%未満であることが好ましい。
[3.クリンカ組成物及びセメント組成物の製造方法]
本発明のクリンカ組成物の製造方法は、下記の原料工程及び焼成工程を順次含む。以下、各工程について説明する。
(原料工程)
原料工程では、まず、製造されるセメント組成物において、Ni含有量が0.005〜0.5質量%で、かつ、ボーグ式で算出されるCSが50〜70質量%、CSが5〜30質量%、CAが5〜15質量%、及びCAFが5〜15質量%となるように、石灰石、珪石、石炭灰、粘土、高炉スラグ、建設発生土、汚泥、及び鉄源の少なくともいずれかと、Ni含有廃棄物とを配合する。
このとき、製造されるセメントクリンカ1トンあたり、石灰石500〜1500kg(好ましくは1000〜1500kg)、珪石10〜200kg(好ましくは40〜150kg)、石炭灰0〜300kg(好ましくは0〜200kg)、粘土0〜100kg(好ましくは0〜50kg)、高炉スラグ0〜100kg(好ましくは0〜50kg)、建設発生土0〜200kg(好ましくは0〜50kg)、汚泥0〜100kg(好ましくは0〜50kg)、及び鉄源0〜100kg(好ましくは0〜50kg)として、さらにNi含有廃棄物を配合することが好ましい。
ここで、Ni含有廃棄物としては、ニッケル含有ステンレス鋼、ニッケル水素電池、被覆遮蔽系合金等が挙げられる。配合量は、クリンカ組成物中のNi含有量が0.005〜0.5質量%となるように設定することが好ましい。
また、Co含有量は20ppm未満、Mn含有量は、1000ppm未満とするために、この原料工程で、CoおよびMnを含有する原料および廃棄物の配合量を制御することが好ましい。
配合する際には、所定の原料(配合物)をミルにより粉砕することが好ましい。粉砕した後は、混合槽に導入する。混合槽では例えば、攪拌用の空気を導入して内部の原料を空気によって攪拌することで均一なクリンカ組成物用の原料となるように混合する。混合された原料は原料サイロ中に貯留する。
(焼成工程)
次に、原料サイロに貯留した原料を、多段サイクロンと仮焼炉とを備えた予熱加熱装置を用いて、熱交換および仮焼によって予備加熱する。
多段サイクロンのうち、最上段のサイクロンに、原料サイロからの原料を投入し、サイクロン内部で原料と高温ガスとを熱交換し、順次下段のサイクロンへ移送し、下段のサイクロンを経て、仮焼炉に原料を移送する。
多段サイクロンのうち、最上段のサイクロン内部の温度は約300〜400℃であり、下段のサイクロンにいくにつれてサイクロン内部の温度は高くなる。仮焼炉の直前に設けられたサイクロンの内部は約800〜900℃であることが好ましい。
仮焼炉には、例えば、原料を加熱して脱炭酸させるために仮焼炉内に石炭等の燃料を噴出させる導入するバーナーを設け、かかるバーナーで仮焼炉内の原料を加熱することが好ましい。仮焼炉の温度は通常約900〜1000℃であること好ましい。
仮焼後、原料を、窯尻を通しキルン内へ導入する。キルンには石炭等の燃料を噴出させるバーナーが設けられており、このバーナーによって約1300〜1500℃で原料が焼成される。
キルンで焼成された原料をキルンからクリンカクーラーへ移送し、キルンで焼成された原料を冷却してクリンカ組成物が製造される。
また、このようにして製造された本発明のクリンカ組成物は、下記仕上工程を経て、本発明のセメント組成物とされる。
(仕上工程)
仕上工程では、焼成工程で製造したクリンカ組成物と石膏と任意の混合材(既述の少量添加成分や粉砕助剤)とを混合し粉砕を行う。すなわち、冷却されたセメントクリンカは、さらに石膏等と混合しミル等で粉砕して、本発明のセメント組成物が製造される。
以下、本発明を具体的に説明するが本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1〜3、5〜7、参考例4、8〜13及び比較例1〜9]
電気炉に下記調合原料を、下記表1に示す鉱物組成及びNi含有量となるように、また、不純物としてCo、Mnの含有量が下記表1に示すようになるように投入して1000℃で30分間の焼成を行った後、1000℃から1450℃まで30分間かけて昇温させ、さらに1450℃で15分間の焼成を行った後、焼成物を急冷して、実施例1〜3、5〜7、参考例4、8〜13及び比較例1〜9に係るクリンカ組成物を作製した。
・調合原料:
二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化鉄、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化マンガン
(全て関東化学株式会社製)
作製したクリンカ組成物に対して、フリーライム量、ブレーン比表面積、SO値、モルタル強さ(3d、7d、28d)を求めた。結果を下記表1に示す。
なお、モルタル強さは、JISR 5201 「セメントの物理試験」に準拠して求めた。
実施例1〜3、5〜7は、鉱物組成が本発明にかかる所定の範囲にあり、かつ、Ni含有量が0.005質量%以上であることで、比較例に比べて、フリーライム量は低減し、長期強度(28d)の増大が見られた。
比較例1、2はNi含有量が少ないため、フリーライム低減効果は見られなかった。比較例3も比較例1、2同様、Ni含有量が少ないため、フリーライム低減効果は見られなかった。比較例4ではフリーライム低減効果は見られたが、全材齢における強度発現が低かった。
比較例5はCSが高いため、フリーライム低減効果は低かった。また、初期強度発現は良いが、材齢28dの強度発現性に問題があった。
比較例6はフリーライム低減の効果は見られたが、全材齢における強度発現が低かった。比較例7は材齢28dの強度発現性に問題があった。
比較例8ではCoを少量含有させた場合であるが、フリーライム低減効果は見られなかった。これに対し、参考例12では、CoとともにNiを含有させることでフリーライムの低減効果が見られたが、Niだけの場合(Co及びMnを含まない場合)ほどではなかった。Coの存在により、Niの効果が抑えられたためと思われる。
比較例9ではMnを少量含有させた場合であるが、フリーライム低減効果は見られなかった。これに対し、参考例13では、MnとともにNiを含有させることでフリーライムの低減効果が見られたが、Niだけの場合(Co及びMnを含まない場合)ほどではなかった(28d強度も同様)。Mnの存在により、Niの効果が抑えられたためと思われる。
なお、本実施例では、各成分について試薬を用いて行ったが、実用的には廃棄物を使用できるため、その有効利用という点で経済的にも工業的にも本発明は意義がある。

Claims (4)

  1. Ni含有量が0.005〜0.5質量%であり、
    ボーグ式で算出されるCSが55〜65質量%、CSが10〜30質量%、CAが〜15質量%、及びCAFが5〜15質量%であり、
    Co含有量が0.002質量%未満であり、
    Mn含有量が0.05質量%以下である、クリンカ組成物。
  2. 請求項1に記載のクリンカ組成物と石膏とを含むセメント組成物。
  3. クリンカ組成物において、Ni含有量が0.005〜0.5質量%、Co含有量が0.002質量%未満、Mn含有量が0.05質量%以下で、かつ、ボーグ式で算出されるCSが55〜65質量%、CSが10〜30質量%、CAが〜15質量%、及びCAFが5〜15質量%となるように、石灰石、珪石、石炭灰、粘土、高炉スラグ、建設発生土、汚泥、及び鉄源の少なくともいずれかと、Niを含有する廃棄物とを配合し、粉砕する原料工程と、粉砕後の原料を焼成してクリンカ組成物を製造する焼成工程と、クリンカ組成物と石膏とを混合し粉砕を行う仕上工程を含むセメント組成物の製造方法。
  4. 前記原料工程において、製造されるクリンカ組成物1トンあたり、石灰石500〜1500kg、珪石10〜200kg、石炭灰0〜300kg、粘土0〜100kg、高炉スラグ0〜100kg、建設発生土0〜200kg、汚泥0〜100kg、鉄源0〜100kg及びNiを含有する廃棄物を配合する請求項3に記載のセメント組成物の製造方法。
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