JP5971300B2 - リニアフレネルレンズシート及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型 - Google Patents

リニアフレネルレンズシート及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型 Download PDF

Info

Publication number
JP5971300B2
JP5971300B2 JP2014203195A JP2014203195A JP5971300B2 JP 5971300 B2 JP5971300 B2 JP 5971300B2 JP 2014203195 A JP2014203195 A JP 2014203195A JP 2014203195 A JP2014203195 A JP 2014203195A JP 5971300 B2 JP5971300 B2 JP 5971300B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat
group
annular groove
linear fresnel
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014203195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015072475A (ja
Inventor
原 一 紘 笹
原 一 紘 笹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2014203195A priority Critical patent/JP5971300B2/ja
Publication of JP2015072475A publication Critical patent/JP2015072475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5971300B2 publication Critical patent/JP5971300B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

本発明は、リニアフレネルレンズシート及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型に関する。
リニアフレネルレンズシートは、ある配列方向に沿って配列された複数のレンズ面を有しており、複数のレンズ面の組み合わせにより、入射光に対して一定の光学作用を及ぼす。レンズ面のシート面に対する傾斜角度は、配列方向に沿ってしだいに変化していく。典型的なリニアフレネルレンズシートでは、レンズ面の配列方向の中心側から外側にいくにしたがって、レンズ面のシート面に対する傾斜角度が順に大きくなっていく。このリニアフレネルレンズシートは、一般的に、ロール状の型と当該ロール状の型の外周に沿って送られる基材との間に紫外線硬化性樹脂を供給し、この紫外線硬化性樹脂に紫外線を照射して硬化させることにより製造される。ロール状の型を用いて生産されるリニアフレネルレンズシートは、生産効率が高く、種々の用途に適用されることが期待されている。
上述したように、リニアフレネルレンズシートを製造するためには、ロール状の型を準備する必要がある。このロール状の型を製造する方法について、図7〜図9を参照して更に説明する。図7(a)〜(c)は、ロール状の型を製造する方法を説明するための概略図であり、図8は、ロール状の型の中心部において、第1環状溝を形成する方法を説明するための概略図であり、図9は、ロール状の型第1環状溝群と第2環状溝群との境界付近を示す概略拡大図である。
まず、図7(a)に示すように、金属製の基材ローラ503を準備し、当該基材ローラ503の面出し加工をバイト501で行う。次に、図7(b)に示すように、ロール状の型500(基材ローラ503)の軸線方向rの一端側から中心部に向けて、複数の第1環状溝511を含む第1環状溝群510を形成する。第1環状溝511は、レンズ面を作製するための第1傾斜面512を有しており、ロール状の型500の軸線方向rの中心部に向かうにつれて、軸線方向rに対する第1傾斜面512の傾斜角度αが順に小さくなる。すなわち、軸線方向rの中心部に向かうにつれて、軸線方向rに対するバイト501の切削角度βを各第1傾斜面512毎に小さくさせる。具体的には、バイト501の刃先が軸線方向rに対して所定の切削角度βをなすように当該バイト501を維持しながら半径方向nに移動させて基材ローラ503を切削し、切削後、バイト501を後退させる。続いて、バイト501を軸線方向rに移動させた後、バイト501の切削角度βが小さくなるようにバイト501の切削角度βを変更させて、次の第1環状溝511を加工していく。ところが、中心部付近では、図8に示すように、バイト501の切削角度βを更に小さくしようとしても、バイト501がそれまでに加工された第1傾斜面512に接触してしまうため、切削角度βを一定として第1環状溝511を形成することになる。すなわち、中心部付近では、設計した所望の切削角度βでの切削が物理的に不可能となり、結果として設計された切削角度よりも大きい角度にて切削を行う必要が生じ得る。
第1環状溝群510を形成した後、バイト501の刃を交換して、図7(c)に示すように、ロール状の型500の軸線方向rの中心部から他端側に向けて、第2環状溝群520を第1環状溝群510と同様に形成する。この第2環状溝群520は、レンズ面を作製するための第2傾斜面522を有する複数の第2環状溝521を含んでいる。
ところで、第1環状溝群510と第2環状溝群520との境界では、バイト501の切削角度βの位置決め精度(旋回時の位置決め精度)やバイト501を交換する際のバイト501の組付精度、旋盤によるバイト501の送り精度、バックラッシュ等の要因が重なって、第1環状溝511の第1傾斜面512と第2環状溝521の第1傾斜面522とを滑らかに接続させることは困難となる。このため、図9に示すように、半径方向nに対する傾斜角度が対称な第1傾斜面512および第2傾斜面522の間には、段差をなす繋ぎ目502が形成される。
このような方法で製造されたロール状の型500を用いて賦型されたリニアフレネルレンズシートを図10に示す。図10に示すように、リニアフレネルレンズシートは、当該リニアフレネルレンズシートのシート面への法線方向Nに関して互いに同一の側に傾斜している複数の第1レンズ面411を含む第1レンズ面群410と、法線方向Nに関して第1レンズ面411とは逆側に傾斜している複数の第2レンズ面421を含む第2レンズ面群420と、を備える。ロール状の型500の中心部付近において所望の切削角度より大きい切削角度で加工されていることに対応して、リニアフレネルレンズシートは、中心部において、レンズ面のシート面1aに対する傾斜角度γが所望の傾斜角度より大きく形成されてしまう。また、ロール状の型500の半径方向nに対する傾斜角度が対称な傾斜面により規定される繋ぎ目502に対応して、第1レンズ面群410と第2レンズ面群420との間となる位置に、法線方向Nに対する傾斜角度が対称なレンズ面411、421によりへそ402が規定される。
ここで、図10に示すリニアフレネルレンズシートに、平行光を主成分として含む光が入射する場合について考える。平行光を主成分として含む光は、リニアフレネルレンズシートのレンズ作用により、所定の集光領域(図示する例では焦点領域)付近に集光される。しかしながら、リニアフレネルレンズシートの中心部において、レンズ面のシート面1aに対する傾斜角度γが所望の傾斜角度より大きく形成されるため、中心部付近に入射する光は、所望の屈折角度で屈折されず、所定の集光領域付近に集光されない。このため、集光領域に集光された光を視る観察者には、リニアフレネルレンズシートの中心部付近が暗く視える、という問題があった。
また、リニアフレネルレンズシートと観察者との間に透過性を有するスクリーンしかない場合、観察者の視る角度によってはリニアフレネルレンズシート自体を視認することができてしまうときもある。しかしながら、この場合、リニアフレネルレンズシートの観察者にへそが目立って視えてしまい、スクリーンに表示される画像の画質を劣化させてしまう、という問題があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、観察者の観察位置に依存して生じ得る、リニアフレネルレンズシートの中心部付近と他の領域との明暗差を認識できないレベルに改善すると共に、法線方向に対する傾斜角度が対称なレンズ面により規定されるへそによる表示画質の劣化を効果的に防止することを目的とする。
本発明によるリニアフレネルレンズシートは、レンズ面が一方向に配列されたリニアフレネルレンズシートであって、
当該リニアフレネルレンズシートのシート面への法線方向に関して互いに同一の側に傾斜している複数の第1レンズ面を含む第1レンズ面群と、
当該リニアフレネルレンズシートのシート面への法線方向に関して前記第1レンズ面とは逆の側に傾斜している複数の第2レンズ面を含む第2レンズ面群と、
前記一方向において前記第1レンズ面群と前記第2レンズ面群との間に設けられ、当該リニアフレネルレンズシートのシート面に沿って延びる平坦面を一以上含む平坦部と、
を備え、
前記第1レンズ面群のうち、より前記一方向の前記平坦部とは反対の側に配列された前記第1レンズ面の方が、前記シート面に対する傾斜角度が大きくなるようになっており、
前記第2レンズ面群のうち、より前記一方向の前記平坦部とは反対の側に配列された前記第2レンズ面の方が、前記シート面に対する傾斜角度が大きくなるようになっている。
本発明によるリニアフレネルレンズシートにおいて、前記平坦部は、前記シート面に沿った長さが一定の複数の平坦面を含んでいてもよい。
本発明によるリニアフレネルレンズシートにおいて、前記平坦部は、前記法線方向において互いに異なる位置に配置された複数の平坦面を含んでいてもよい。
本発明によるリニアフレネルレンズシートにおいて、前記複数の平坦面は、複数の第1平坦面からなる第1平坦面群と、当該第1平坦面群と前記第2レンズ面群との間に位置し、複数の第2平坦面からなる第2平坦面群と、を含み、前記第1平坦面群のうち、より前記一方向の前記第1レンズ面群の側に配列された前記第1平坦面の方が、前記法線方向において外方に位置するようになっており、前記第2平坦面群のうち、より前記一方向の前記第2レンズ面群に配列された前記第2平坦面の方が、前記法線方向において外方に位置するようになっていてもよい。
本発明によるリニアフレネルレンズシートにおいて、前記一方向に沿って最も前記平坦部側にある前記第1レンズ面群の前記第1レンズ面について、前記シート面に対する傾斜角度が、小数点以下第3位を四捨五入して0.01度以上であり、前記一方向に沿って最も前記平坦部側にある前記第2レンズ面群の前記第2レンズ面について、前記シート面に対する傾斜角度が、小数点以下第3位を四捨五入して0.01度以上であってもよい。
本発明によるリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型は、レンズ面を作製するための傾斜面がその軸線方向に配列されているロール状の型であって、
前記軸線方向に配列された複数の第1環状溝を含み、各第1環状溝が第1傾斜面を画成する、第1環状溝群と、
前記軸線方向に配列された複数の第2環状溝を含み、各第2環状溝が第2傾斜面を画成する、第2環状溝群と、
前記第1環状溝群と前記第2環状溝群との間に配置された中間部と、を備え、
前記第1環状溝群に含まれる複数の第1傾斜面は、軸線を通る断面において、当該軸線方向と直交する半径方向に関して互いに同一の側に傾斜し、
前記第2環状溝群に含まれる複数の第2傾斜面は、前記軸線を通る断面において、当該軸線方向と直交する半径方向に関して前記第1傾斜面とは逆の側に傾斜し、
前記第1環状溝群のうち、より軸線方向の前記中間部とは反対の側に配列された前記第1環状溝の前記第1傾斜面の方が、前記軸線方向に対する傾斜角度が大きくなるようになっており、
前記第2環状溝群のうち、より軸線方向の前記中間部とは反対の側に配列された前記第2環状溝の前記第2傾斜面の方が、前記軸線方向に対する傾斜角度が大きくなるようになっており、
前記中間部は、円筒面を画成する平坦円筒部を一以上含む。
本発明によるリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型において、前記中間部は、前記軸線方向に沿った長さが等しい複数の平坦円筒部を含んでいてもよい。
本発明によるリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型において、前記中間部は、前記半径方向において互いに異なる位置に円筒面を画成する複数の平坦円筒部を含んでいてもよい。
本発明によるリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型において、前記中間部は、複数の第1平坦円筒部を含む第1平坦円筒部群と、当該第1平坦部群と前記第2環状溝群との間に位置し、複数の第2平坦円筒部を含む第2平坦円筒部群と、を含み、前記第1平坦円筒部群のうち、より前記軸線方向の前記第1環状溝群の側に配置された前記第1平坦円筒部の方が、直径が小さい円筒面を画成するようになっており、前記第2平坦円筒部群のうち、より軸線方向の前記第2環状溝群の側に配置された前記第2平坦円筒部の方が、直径が小さい円筒面を画成するようになっていてもよい。
本発明によれば、観察者の観察位置に依存して生じ得る、リニアフレネルレンズシートの中心部付近と他の領域との明暗差を認識できないレベルに改善すると共に、法線方向に対する傾斜角度が対称なレンズ面により規定されるへそによる画質の劣化を効果的に防止することができる。
図1は、本発明の一実施の形態におけるリニアフレネルレンズシートを示す概略図である。 図2は、図1のリニアフレネルレンズシートの平坦部を示す部分拡大図である。 図3は、図1のリニアフレネルレンズシートを製造するために用いられるロール状の型の軸線を通る断面を示す概略断面図である。 図4は、図3のロール状の型の中間部を示す部分拡大断面図である。 図5は、図3に示すロール状の型を用いてリニアフレネルレンズシートを製造する方法の一例を示す概略図である。 図6Aは、図3のロール状の型を製造する方法を説明するための概略図であり、ロール状の型の面出し加工をする工程を示す図である。 図6Bは、図3のロール状の型を製造する方法を説明するための概略図であり、ロール状の型の軸線方向の一端側から中心部に向けて、第1環状溝群を形成する工程を示す。 図6Cは、図3のロール状の型を製造する方法を説明するための概略図であり、ロール状の型の軸線方向の一端側から中心部に向けて、第1平坦円筒部群を形成する工程を示す。 図6Dは、図3のロール状の型を製造する方法を説明するための概略図であり、ロール状の型の軸線方向の中心部から他端側に向けて、第2平坦円筒部群を形成する工程を示す。 図6Eは、図3のロール状の型を製造する方法を説明するための概略図であり、ロール状の型の軸線方向の中心部から他端側に向けて、第2環状溝群を形成する工程を示す。 図7(a)〜(c)は、従来のロール状の型を製造する方法を説明するための概略図であり、図7(a)は、ロール状の型の面出し加工をする工程を示し、図7(b)は、ロール状の型の軸線方向の一端側から中心部に向けて、第1環状溝群を形成する工程を示し、図7(c)は、ロール状の型の軸線方向の中心部から他端側に向けて、第2環状溝群を形成する工程を示す。 図8は、ロール状の型の中心部において、環状溝を形成する方法を説明するための概略拡大図である。 図9は、ロール状の型の第1環状溝群と第2環状溝群との境界付近を示す概略拡大図である。 図10は、図7(a)〜(c)に示す方法で製造されたロール状の型を用いて賦型されたリニアフレネルレンズシートを示す概略図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。図1及び図2は本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、本発明の一実施の形態におけるリニアフレネルレンズシートを示す概略図であり、図2は、図1のリニアフレネルレンズシートの平坦部を示す部分拡大図である。なお、以下に説明する実施の形態では、一例としてリニアフレネルレンズシートが紫外線硬化性樹脂を用いて製造される例を示すが、このような例に限定されず、押出成形法等により製造されてもよい。
図1に示すように、リニアフレネルレンズシート1は、基材3と、当該基材3の観察側に配置されたレンズシート2と、を備えている。このうち基材3は、レンズシート2を安定して成形するために用いられる。基材3として、例えば、PETフィルム、アクリル樹脂フィルム、ポリカーボネートフィルムを用いることができる。一方、レンズシート2として、例えば、紫外線硬化樹脂を用いることができ、具体的には、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート等を用いることができる。更に、基材3及びレンズシート2に、リニアフレネルレンズシートの分野で周知の通り、拡散剤のような各種の添加剤を添加したり、コーティングのような表面処理を施してもよい。
なお、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「板」はシートやフィルムとも呼ばれ得るような部材も含む概念である。
また、本明細書において、「シート面(フィルム面、板面)」とは、対象となるシート状の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材の平面方向と一致する面のことを指す。本実施の形態では、基材3のシート面とレンズシート2のシート面とは、互いに平行となっている。従って、リニアフレネルレンズシート1全体としてみた場合、当該リニアフレネルレンズシート1のシート面1aは、基材3のシート面及びレンズシート2のシート面と平行であり、以下において、レンズシート2の基材3と対向する面を、リニアフレネルレンズシート1のシート面1aとして例示して説明する。
図1に示すように、リニアフレネルレンズシート1のレンズシート2には、リニアフレネルレンズシート1のシート面1aと平行に直線状に延びる配列方向Mに沿って、複数の部分に分割されたレンズ面11、21が配列される。具体的には、レンズシート2は、複数の第1レンズ面11を含む第1レンズ面群10と、複数の第2レンズ面21を含む第2レンズ面群20と、を備えている。第1レンズ面群10は、第2レンズ面群20よりも、配列方向Mに沿って一方の側に配置されている。逆に、第2レンズ面群20は、第1レンズ面群10よりも、配列方向Mに沿って他方の側に配置されている。各第1レンズ面11は、リニアフレネルレンズシート1のシート面1aへの法線方向Nに関して互いに同一の側に傾斜しており、且つ、同一のピッチで配置されている。そして、第1レンズ面群10のうち、より配列方向Mの一方の側に配列された第1レンズ面11の方が、シート面1aに対する傾斜角度γが大きくなっている。一方、各第2レンズ面21は、法線方向Nに関して第1レンズ面11とは逆の側に傾斜しており、且つ、同一のピッチで配置されている。そして、第2レンズ面群20のうち、より配列方向Mの他方の側に配列された第2レンズ面21の方が、シート面1aに対する傾斜角度γが大きくなっている。この第1レンズ面群10と第2レンズ面群20とによりリニアフレネルレンズシート1のレンズ面が構成されている。
また、図1に示すように、隣り合う二つの第1レンズ面11の間には、第1立上面12が設けられている。この第1立上面12の長さは、第1レンズ面11のピッチと傾斜角度γによって決定される。上述したように、各第1レンズ面11のピッチは一定であり、第1レンズ面群10のうち、より配列方向Mの一方の側に配列された第1レンズ面11の方が、シート面1aに対する傾斜角度γが大きくなっている。従って、複数の第1立上面12のうち、より配列方向Mの一方の側に配列された第1立上面12の方が、法線方向Nの長さが長くなっている。同様に、隣り合う二つの第2レンズ面21の間には、第2立上面22が設けられている。複数の第2立上面22のうち、より配列方向Mの他方の側に配列された第2立上面22の方が、法線方向Nの長さが長くなっている。なお、第1立上面12及び第2立上面22は、光のレンズ作用を期待されていない面である。
また、レンズシート2には、第1レンズ面群10と第2レンズ面群20との間に平坦部30が設けられている。この平坦部30について図2を参照して更に説明する。図2に示すように、平坦部30は、リニアフレネルレンズシート1のシート面1aに沿って延びる平坦面31を一以上含んでいる。ここで、「平坦面31がシート面1aに沿って延びる」とは、平坦面31がシート面1aに厳密な意味で平行に形成される場合に限られず、後述するロール状の型500の加工精度やリニアフレネルレンズシート1の賦型精度等に起因して、平坦面31が僅かに傾斜しても実質上平坦であるとみなせる場合も含む。例えば、平坦面31のシート面1aに対する傾斜角度が、小数点第3位を四捨五入して0度であれば、平坦面31に求められる光学性能を充分に維持することができ、平坦面31が実質上平坦であるとみなすことができる。また、平坦面31は、微細な凹凸面や僅かなうねりを含んでいてもよく、全体的且つ大局的に視た場合に、リニアフレネルレンズシート1のシート面1aに沿っているとみなせればよい。
また、平坦面31が僅かに傾斜する場合、平坦面31のシート面1aに対する傾斜角度は、第1レンズ面11及び第2レンズ面21の傾斜角度γよりも小さくなる。この点を考慮すると、最も平坦部30側にある第1レンズ面群10の第1レンズ面11において、シート面1aに対する傾斜角度γが、小数点第3位を四捨五入して0.01度以上であることが好ましい。上述したように、上記シート面1aに対する傾斜角度γが小数点第3位を四捨五入して0.00度になると、実質上平坦であるとみなしてもよくなる一方で、レンズ面を精度よく加工することが難しい。従って、上記法線方向Nに対する傾斜角度γが小数点第3位を四捨五入して0.00度の第1レンズ面11を形成しても、加工コストに見合うだけのレンズ機能が得られない場合がある。同様に、最も平坦部30側にある第2レンズ面群20の第2レンズ面21において、シート面1aに対する傾斜角度γが、小数点第3位を四捨五入して0.01度以上であることが好ましい。
本実施の形態では、平坦部30は、複数の平坦面31を含んでいる。このような形態によれば、平坦部30に弱い拡散機能を付与することができるため、リニアフレネルレンズシート1の中心部付近における観察者の観察位置に依存して生じる明暗差を更に目立たなくさせることができる。加えて、各平坦面31は、シート面1aに沿った長さLが一定である。このため、予め平坦面31の長さLを調整しておくことにより、平坦部30の平坦面31の配列と、このリニアフレネルレンズシート1と共に用いられる他の光学要素の配列、例えばプロジェクションスクリーンにおけるレンチキュラーレンズシートのレンズ配列や映像光を形成する画素配列とに起因したモアレを目立たなくさせることができる。すなわち、予期せぬモアレの発生を効果的に防止することができる。一例として、プロジェクションスクリーンに本実施の形態によるリニアフレネルレンズシート1を用いる場合、映像光がリニアフレネルレンズシート1に入射する際の画素の大きさと平坦面31のシート面1aに沿った長さLとが近い値であるとモアレが発生しやすいため、平坦面31の長さLが映像光のシート面1aに沿った画素のピッチの1/5以下となるように設定される。
また、後述するように、一般に、平坦面31のシート面1aに沿った長さLが大きくなるにつれて、当該リニアフレネルレンズシート1を製造するためのロール状の型の対応する面にうねりや凹凸が不規則に形成されてしまい、その結果、当該リニアフレネルレンズシート1の平坦面31にもうねりや凹凸が不規則に形成されてしまう。この平坦面31に不規則に形成されたうねりや凹凸に光が入射すると、当該光は意図せぬ方向に偏向される。このため、この平坦面31付近を観察者が観察した場合、当該平坦面31付近に明暗差が生じるおそれがある。しかしながら、本実施の形態では、予め平坦部30をなす複数の平坦面31の長さLを調整し、各平坦面31の長さLを比較的短く形成することができる。このため、リニアフレネルレンズシート1の平坦面31にうねりや凹凸が不規則に形成されることを防止し、平坦面31付近に明暗差が生じることを抑制することができる。
前述したように、各平坦面31とシート面1aとの関係についていえば、平坦面31に求められる光学性能を充分に維持するためには、例えば、平坦面31のシート面1aに対する傾斜角度が、小数点第3位を四捨五入して0度程度であればよい。一方、各平坦面31同士の関係についてみてみると、平坦面31に求められる光学性能を充分に維持するためには、各平坦面31同士は、互いに平行に形成されているのが好ましい。例えば、複数の平坦面31のうちの任意の2つの平坦面が、小数点第3位を四捨五入して0.00度となれば、複数の平坦面31は互いに平行であるとみなしてよい。より好ましくは、複数の平坦面31のうちの任意の2つの平坦面が、小数点第4位を四捨五入して0.002度以下となる。
複数の平坦面31は、具体的な構成として、複数の第1平坦面33からなる第1平坦面群32と、当該第1平坦面群32と第2レンズ面群20との間に位置し、複数の第2平坦面35からなる第2平坦面群34と、を含んでいる。第1平坦面群32のうち、より配列方向Mの一方の側に配列された第1平坦面33の方が、シート面1aとの距離が遠くなる、言い換えると、法線方向Nに沿って高い位置(突出した位置)に配置されるようになっている。また、第2平坦面群34のうち、より配列方向の他方の側に配列された第2平坦面35の方が、シート面1aとの距離が遠くなる、言い換えると、法線方向Nに沿って高い位置(突出した位置)に配置されるようになっている。このような形態によれば、後述するように、ロール状の型500の各平坦円筒部131に周方向に延びるスジが不規則に形成されることを効果的に抑制することができるため、賦型されたリニアフレネルレンズシート1の平坦面31の配列と、リニアフレネルレンズシート1と共に用いられる他の光学要素の配列と、に起因した予期しないモアレが発生することを更に効果的に抑制することができる。
また、図2に示すように、隣り合う二つの第1平坦面33との間には、平坦部第1立上面36が設けられており、隣り合う二つの第2平坦面35との間には、平坦部第2立上面37が設けられている。この平坦部第1立上面36及び平坦部第2立上面37は、その長さが全て等しくてもよいし、互いに異なっていてもよい。
また、図2に示す例では、配列方向Mおよび法線方向Nの両方に平行なリニアフレネルレンズシート1の断面において、第1平坦面群32に含まれる第1平坦面33と、第2平坦面群34に含まれる第2平坦面35とが、対称的に構成(形状および配置)されている。しかしながら、この例に限られず、第1平坦面群32に含まれる第1平坦面33と、第2平坦面群34に含まれる第2平坦面35と非対称に構成されていてもよい。例えば、第1平坦面群32に含まれる第1平坦面33と、第2平坦面群34に含まれる第2平坦面35とが、法線方向Nにおいて、異なる位置に配置されていてもよい。この場合、平坦面31の配列と、リニアフレネルレンズシート1と共に用いられる他の光学要素の配列と、に起因したモアレを更に目立たなくさせることができる。
次に、以上のような構成からなる本実施の形態の作用について、図2を参照しながら説明する。
平行光を主成分として含む光L1〜L4がリニアフレネルレンズシート1に入射する場合について考える。第1レンズ面11に入射する光L1及び第2レンズ面21に入射する光L2は、それぞれ、対応するレンズ面11、12で屈折され、所定の集光領域(図示する例では焦点領域)付近に集光される。一方、平坦面31に入射する光L3〜L4は、平坦面31がシート面1aに平行なため、入射した方向を維持したままで平坦面31から出射する。とりわけ、図示された例では、平坦面31に入射する光L3〜L4は、法線方向Nに平行なため、法線方向Nに平行に平坦面31から出射する。このため、平坦面31に入射する光L3〜L4の少なくとも一部は、所定の集光領域(図示する例では焦点領域)から観察され得る。この結果、集光領域に集光された光を観察者が視る場合、リニアフレネルレンズシート1の中心部付近と他の領域との明暗差を効果的に目立たなくさせることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、第1レンズ面群10と第2レンズ面群20との間に、平坦面31を一以上含む平坦部30が設けられているため、観察者の観察位置に依存して生じ得る、リニアフレネルレンズシート1の中心部付近と他の領域との明暗差を認識できないレベルに改善することができる。加えて、第1レンズ面群10と第2レンズ面群20との間に、平坦面31を一以上含む平坦部30が設けられているため、法線方向Nに対する傾斜角度が対称なレンズ面により規定されるへそがない。このため、当該へそが視認されることによる表示画質の劣化を防止することができる。
次に、主として、図3及び図4を参照しながら、リニアフレネルレンズシート1を製造するために用いられるロール状の型100について説明する。図3は、図1のリニアフレネルレンズシートを製造するために用いられるロール状の型の軸線を通る断面を示す概略断面図である。図4は、図3のロール状の型の中間部を示す部分拡大断面図である。
図3に示すように、ロール状の型100は、リニアフレネルレンズシート1のレンズ面を作製するための傾斜面が軸線方向rに配列されており、複数の第1環状溝111を含む第1環状溝群110と、複数の第2環状溝121を含む第2環状溝群120と、を備える。第1環状溝群110は、第2環状溝群120よりも、軸線方向rに沿って一方の側に配置されている。逆に、第2環状溝群120は、第1環状溝群110よりも、軸線方向rに沿って他方の側に配置されている。各第1環状溝111は、軸線を通る断面において、当該軸線方向rと直交する半径方向nに関して互いに同一の側に傾斜している第1傾斜面112を有しており、当該第1傾斜面112は、同一のピッチで配置されている。そして、第1環状溝群110のうち、より軸線方向rの一方の側に配列された第1環状溝111の第1傾斜面112の方が、軸線方向rに対する傾斜角度αが大きくなるようになっている。一方、各第2環状溝121は、軸線を通る断面において、半径方向nに関して互いに第1傾斜面112とは逆の側に傾斜している第2傾斜面122を有しており、当該第2傾斜面122は、同一のピッチで配置されている。そして、第2環状溝群120のうち、より軸線方向rの他方の側に配列された第2環状溝121の第2傾斜面122の方が、軸線方向rに対する傾斜角度αが大きくなるようになっている。これらのうち、ロール状の型100の第1環状溝群110及び第2環状溝群120によって、それぞれ、対応するリニアフレネルレンズシート1の第1レンズ面群10及び第2レンズ面群20が賦型される。また、ロール状の型100の第1傾斜面112及び第2傾斜面122によって、それぞれ、対応するリニアフレネルレンズシート1の第1レンズ面11及び第2レンズ面21が賦型される。
また、図3に示すように、各第1環状溝111は、当該ロール状の型100の半径方向nに延びる第1環状溝立上面113を含んでおり、各第1環状溝立上面113は、隣り合う二つの第1傾斜面112との間に形成されている。この第1環状溝立上面113の長さは、第1環状溝111のピッチと第1傾斜面112の傾斜角度αとによって決定される。上述したように、各第1環状溝111のピッチは一定であり、第1環状溝群110のうち、より軸線方向rの一方の側に配列された第1環状溝111の第1傾斜面112の方が、軸線方向rに対する傾斜角度αが大きくなっている。従って、複数の第1環状溝立上面113のうち、より軸線方向rの一方の側に配列された第1環状溝立上面113の方が、半径方向nの長さが長くなっている。同様に、各第2環状溝121は、当該ロール状の型100の半径方向nに延びる第2環状溝立上面123を含んでおり、各第2環状溝立上面123は、隣り合う二つの第2傾斜面122の間に形成されている。複数の第2環状溝立上面123のうち、より軸線方向rの他方の側に配列された第2環状溝立上面123の方が、半径方向nの長さが長くなっている。このロール状の型100の第1環状溝立上面113及び第2環状溝立上面123によって、それぞれ、対応するリニアフレネルレンズシート1の第1立上面12及び第2立上面22が賦型される。
また、第1環状溝群110と第2環状溝群120との間に中間部130が配置されている。この中間部130によって、リニアフレネルレンズシート1の平坦部30が賦型される。この中間部130について図4を参照して更に説明する。図4に示すように、中間部130は、円筒部を画成する平坦円筒部131を一以上含んでいる。平坦円筒部131の直径は軸線方向rに沿って一定となる。ここで、「平坦円筒部131の直径が軸線方向rに沿って一定」とは、厳密な意味で直径が一定に形成される場合に限られず、後述するロール状の型100の加工精度等に起因して平坦円筒部131の直径が僅かに変化しても、実質上一定であるとみなせる場合も含む。例えば、軸線を通る断面において、平坦円筒部131の軸線方向rに対する傾斜角度が、小数点第3位を四捨五入して0.00度であれば、賦型されるリニアフレネルレンズシート1の平坦面31に求められる光学性能を充分に維持することができ、平坦円筒部131が実質上平坦であるとみなすことができる。また、平坦円筒部131は、微細な凹凸や僅かなうねりを含んでいてもよく、全体的且つ大局的に視た場合に、直径が一定とみなせればよい。
また、平坦円筒部131が僅かに傾斜する場合、軸線を通る断面において、平坦円筒部131の円筒面をなす外周面の軸線方向rに対する傾斜角度は、第1傾斜面112及び第2傾斜面122の傾斜角度αよりも小さくなる。この点を考慮すると、軸線方向rに沿って最も中間部側にある第1環状溝群110の第1環状溝111の第1傾斜面112において、軸線方向rに対する傾斜角度αが、小数点第3位を四捨五入して0.01度以上であることが好ましい。上述したように、上記軸線方向rに対する傾斜角度αが小数点第3位を四捨五入して0.00度になると、実質上第1傾斜面112が平坦であるとみなしてもよくなる一方で、第1傾斜面112を精度よく加工することが難しい。従って、上記軸線方向rに対する傾斜角度αが小数点第3位を四捨五入して0.00度の第1傾斜面112を形成しても、加工コストに見合うだけのリニアフレネルレンズシート1のレンズ機能が得られない。同様に、軸線方向rに沿って最も中間部130側にある第2環状溝群120の第2傾斜面122において、軸線方向rに対する傾斜角度αが、小数点第3位を四捨五入して0.01度以上であることが好ましい。
本実施の形態では、中間部130は、平坦円筒部群として構成され、複数の平坦円筒部131を含んでいる。このような形態によれば、この型100から賦型されるリニアフレネルレンズシート1の平坦部30に弱い拡散機能を付与することができるため、リニアフレネルレンズシート1の中心部付近における観察者の観察位置に依存して生じる明暗差を更に目立たなくさせることができる。加えて、各平坦円筒部131は、軸線方向rに沿った長さlが等しい。このような形態によれば、賦型されたリニアフレネルレンズシート1の平坦部30の平坦面31の配列と、このリニアフレネルレンズシート1と共に用いられる他の光学要素の配列、例えばプロジェクションスクリーンにおけるレンチキュラーレンズシートの配列や映像光を形成する画素配列とに起因したモアレを目立たなくさせることができる。すなわち、予期せぬモアレの発生を効果的に防止することができる。
また、後述するように、一般に、平坦円筒部131の軸線方向rに沿った長さlが長くなるにつれて、当該平坦円筒部131にうねりや凹凸が不規則に形成されてしまい、その結果、賦型されるリニアフレネルレンズシート1の平坦面31にもうねりや凹凸が不規則に形成されてしまう。この平坦面31に不規則に形成されたうねりや凹凸に光が入射すると、当該光は意図せぬ方向に偏向される。このため、この平坦面31付近を観察者が観察した場合、当該平坦面31付近に明暗差が生じるおそれがある。しかしながら、本実施の形態では、予め中間部130をなす複数の平坦円筒部131の軸線方向rに沿った長さlを調整し、各平坦円筒部131の軸線方向rに沿った長さlを比較的短く形成することができる。このため、賦型されたリニアフレネルレンズシート1の平坦面31にうねりや凹凸が不規則に形成されることを防止し、平坦面31付近に明暗差が生じることを抑制することができる。
一方、軸線方向rに沿った長さlが長い平坦円筒部131を加工する場合、前述した平坦円筒部131にうねりや凹凸が不規則に形成されることを防止するために、平坦円筒部131を軸線方向rに複数の部分に区分けして、各部分毎にバイト101を接触させて平坦円筒部131を加工する方法を採用することも考えられる。しかしながら、旋盤によるバイト501の位置決め精度に起因して、区分けされた各部分の境界を滑らかに形成することは困難であり、隣り合う区分けされた部分の間に周方向に延びるスジが不規則に形成されてしまう。その結果、賦型されるリニアフレネルレンズシート1の平坦面31にも、周方向に延びるスジが不規則に形成されてしまう。このリニアフレネルレンズシート1の平坦面31に不規則に形成される周方向に延びるスジは、リニアフレネルレンズシート1と共に用いられる他の光学要素の配列、例えばプロジェクションスクリーンにおけるレンチキュラーレンズシートのレンズ配列や映像光を形成する画素配列との間で偶発的にモアレを発生させる要因となり得る。しかしながら、本実施の形態では、予め中間部130をなす複数の平坦円筒部131の軸線方向rに沿った長さlを調整し、各平坦円筒部131の軸線方向rに沿った長さlを比較的短く形成することができるため、このような加工方法を採用する必要はない。このため、賦型されたリニアフレネルレンズシート1の平坦面31の配列と、リニアフレネルレンズシート1と共に用いられる他の光学要素の配列と、に起因した予期しないモアレが発生することを抑制することができる。
前述したように、軸線を通る断面において、平坦円筒部131の軸線方向rに対する傾斜角度は、例えば、小数点第3位を四捨五入して0.00度程度であれば、賦型されるリニアフレネルレンズシート1の平坦面31に求められる光学性能を充分に維持することができる。更に、各平坦円筒部131同士の関係についてみてみると、軸線を通る断面において、各平坦円筒部131の軸線方向rに延びる外縁部131aが、互いに平行に形成されているのが好ましい。具体的には、複数の平坦円筒部131のうちの任意の2つの平坦円筒部の外縁部131aが、小数点第3位を四捨五入して0.00度となれば、複数の平坦円筒部131の外縁部131aは互いに平行であるとみなしてよい。より好ましくは、複数の平坦円筒部131のうちの任意の2つの平坦円筒部の外縁部131aが、小数点第4位を四捨五入して0.002度以下となる。
また、中間部130は、具体的な構成として、複数の第1平坦円筒部133からなる第1平坦円筒部群132と、当該第1平坦円筒部群132と第2環状溝群120との間に位置し、複数の第2平坦円筒部135からなる第2平坦円筒部群134と、を含んでいる。第1平坦円筒部群132のうち、より軸線方向rの第1環状溝群110の側に配列された第1平坦円筒部133の方が、直径が小さくなるようになっている。また、第2平坦円筒部群134のうち、より軸線方向rの第2環状溝群120の側に配列された第2平坦円筒部135の方が、直径が小さくなるようになっている。このような形態によれば、各平坦円筒部131に周方向に延びるスジが不規則に形成されることを効果的に抑制することができるため、賦型されたリニアフレネルレンズシート1の平坦面31の配列と、リニアフレネルレンズシート1と共に用いられる他の光学要素の配列と、に起因した予期しないモアレが発生することを効果的に抑制することができる。
また、図4に示す例では、軸線方向rおよび法線方向nの両方に平行なロール状の型100の断面において、第1平坦円筒部群132に含まれる第1平坦円筒部133と、第2平坦円筒部群134に含まれる第2平坦円筒部135とが、対称的に構成(形状および配置)されている。しかしながら、この例に限られず、第1平坦円筒部群132に含まれる第1平坦円筒部133と、第2平坦円筒部群134に含まれる第2平坦円筒部135と非対称に構成されていてもよい。例えば、第1平坦円筒部群132に含まれる第1平坦円筒部133と、第2平坦円筒部群134に含まれる第2平坦円筒部135とが、法線方向nにおいて、異なる位置に配置されていてもよい。この場合、賦型されたリニアフレネルレンズシート1の平坦面31の配列と、リニアフレネルレンズシート1と共に用いられる他の光学要素の配列と、に起因したモアレを更に目立たなくさせることができる。
次に、主として図5を参照して、ロール状の型100を用いてリニアフレネルレンズシート1を製造する方法について、説明する。図5は、図3に示すロール状の型を用いてリニアフレネルレンズシートを製造する方法の一例を示す概略図である。
図5に示すように、基材3からなる基材シート142が、ロール状の原反141から繰り出され、加圧ローラ143とリニアフレネルレンズシート1のレンズ面11、21を賦型するためのロール状の型100との間に供給される。次に、紫外線硬化性樹脂供給部144から供給される紫外線硬化性樹脂147が、基材シート142とロール状の型100との間に供給される。そして、基材シート142と紫外線硬化性樹脂147とが、加圧ローラ143とロール状の型100とによって挟持されて、当該ロール状の型100の外周に沿って搬送される。ロール状の型100の外周近傍には、紫外線ランプ145が配置されており、当該紫外線ランプ145から紫外線が照射され、紫外線硬化性樹脂147が硬化させられると共に紫外線硬化性樹脂147にレンズ面11、21が賦型される。硬化した紫外線硬化性樹脂147は、基材シート142に固着する。この硬化した紫外線硬化性樹脂147と基材シート142とからリニアフレネルレンズシート1が形成される。得られたリニアフレネルレンズシート1は、巻取りローラ146によって巻取られる。
次に、主として図6A〜図6Fを参照して、ロール状の型100を製造する方法について説明する。
まず、図6Aに示すように、金属製の基材ローラ103を準備し、当該基材ローラ103の面出し加工をバイト101で行う。次に、図6Bに示すように、ロール状の型100(基材ローラ103)の軸線方向rの一端側から中心部に向けて、複数の第1環状溝111を含む第1環状溝群110を形成する。第1環状溝111は、レンズ面を作製するための第1傾斜面112を有しており、軸線方向rの中心部に向かうにつれて、軸線方向rに対する第1傾斜面112の傾斜角度αが順に小さくなる。このため、軸線方向rの中心部に向かうにつれて、軸線方向rに対するバイト101の切削角度βを、作製対象となる第1傾斜面112毎に小さくさせていく。具体的には、バイト101の刃先が軸線方向rに対して所定の切削角度βをなすように当該バイト101を維持しながら半径方向nに移動させて基材ローラ103を切削し、切削後、バイト101を後退させる。続いて、バイト101をロール状の型100の軸線方向rに移動させた後、バイト101の切削角度βが小さくなるようにバイト10の姿勢を変化させて、次の第1環状溝111を加工していく。そして、中心部から軸線方向rに所定の距離だけ離れた位置まで第1環状溝111を加工する。
第1環状溝群110を形成した後、中間部130の第1平坦円筒部群132を形成していく。図6Cに示すように、各第1平坦円筒部群132は、バイト101の刃を軸線方向rに平行に維持しながらバイト101を半径方向nに移動させることによって、形成される。具体的には、図6Cに示すように、軸線方向rの一端側から中心部に向けて、複数の第1平坦円筒部133を含む第1平坦円筒部群132を形成する。第1平坦円筒部133は、軸線方向rの中心部に向かうにつれて、直径が順に大きくなる。このため、軸線方向rの中心部に向かうにつれて、半径方向nに対するバイト101の切削深さを、作製対象となる第1平坦円筒部133毎に浅くさせていく。
第1平坦円筒部群132を形成した後、バイト101の刃を交換して、軸線方向rの中心部から他端側に向けて、第2平坦円筒部群134を形成していく。具体的には、図6Dに示すように、軸線方向rの中心部から他端側に向けて、複数の第2平坦円筒部135を含む第2平坦円筒部群134を形成する。第2平坦円筒部135は、軸線方向rの他端側に向かうにつれて、直径が順に小さくなる。このため、軸線方向rの他端側に向かうにつれて、半径方向nに対するバイト101の切削深さを、作製対象となる第1平坦円筒部133毎に深くさせていく。第2平坦円筒部群134を形成した後、図6Dに示すように、中心部から他端側に向けて第2環状溝群120を第1環状溝群110と略同様に形成する。
このようなロール状の型100を製造する方法によれば、中間部130が、軸線方向rに沿った長さlが一定の複数の平坦円筒部131を含んでいるため、各平坦円筒部131の軸線方向rに沿った長さlを比較的短く形成することができる。これにより、バイト101と各平坦円筒部131との接触面積を比較的小さくすることができ、各平坦円筒部131を切削する際のバイト101と基材ローラ103との間の抵抗を低く抑えることができる。この結果、各平坦円筒部131に凹凸が不規則に形成されることを抑制することができると共に各平坦円筒部131を精度良く加工することができる。
また、このようなロール状の型100を製造する方法によれば、上述したように、中間部130の第1平坦円筒部133及び第2平坦円筒部135は、軸線方向rの中心部に向かうにつれて直径が順に大きくなる。このため、バイト101の刃を軸線方向rに平行に維持した状態で平坦円筒部131を形成する際に、当該平坦円筒部131に隣接する平坦円筒部131がバイト101の好ましい姿勢を崩させてしまうことはない。この結果、バイト101の刃を軸線方向rに平行に安定して維持することができ、各平坦円筒部131を精度良く加工することができる。
1 リニアフレネルレンズシート
1a シート面
2 レンズシート
3 基材
10 第1レンズ面群
11 第1レンズ面
12 第1立上面
20 第2レンズ面群
21 第2レンズ面
22 第2立上面
30 平坦部
31 平坦面
32 第1平坦面群
33 第1平坦面
34 第2平坦面群
35 第2平坦面
36 平坦部第1立上面
37 平坦部第2立上面
100 ロール状の型
101 バイト
103 基材ローラ
110 第1環状溝群
111 第1環状溝
112 第1傾斜面
113 第1環状溝立上面
120 第2環状溝群
121 第2環状溝
122 第2傾斜面
123 第2環状溝立上面
130 中間部
131 平坦円筒部
131a 外縁部
132 第1平坦円筒部群
133 第1平坦円筒部
134 第2平坦円筒部群
135 第2平坦円筒部
410 第1レンズ面群
411 第1レンズ面
420 第2レンズ面群
421 第2レンズ面
500 ロール状の型
501 バイト
502 繋ぎ目
503 基材ローラ
510 第1環状溝群
511 第1環状溝
512 第1傾斜面
520 第2環状溝群
521 第2環状溝
522 第2傾斜面

Claims (7)

  1. レンズ面が一方向に配列されたプロジェクションスクリーン用のリニアフレネルレンズシートであって、
    当該リニアフレネルレンズシートのシート面への法線方向に関して互いに同一の側に傾斜している複数の第1レンズ面を含む第1レンズ面群と、
    当該リニアフレネルレンズシートのシート面への法線方向に関して前記第1レンズ面とは逆の側に傾斜している複数の第2レンズ面を含む第2レンズ面群と、
    前記一方向において前記第1レンズ面群と前記第2レンズ面群との間に設けられ、当該リニアフレネルレンズシートのシート面に沿って延びる複数の平坦面を含む平坦部と、
    を備え、
    前記第1レンズ面群のうち、より前記一方向の前記平坦部とは反対の側に配列された前記第1レンズ面の方が、前記シート面に対する傾斜角度が大きくなるようになっており、 前記第2レンズ面群のうち、より前記一方向の前記平坦部とは反対の側に配列された前記第2レンズ面の方が、前記シート面に対する傾斜角度が大きくなるようになっており、
    前記平坦部は、前記法線方向において互いに異なる位置に配置された複数の平坦面を含んでいる、リニアフレネルレンズシート。
  2. 前記複数の平坦面は、前記シート面に沿った長さが一定である、請求項1に記載のリニアフレネルレンズシート。
  3. 前記複数の平坦面は、複数の第1平坦面からなる第1平坦面群と、当該第1平坦面群と前記第2レンズ面群との間に位置し、複数の第2平坦面からなる第2平坦面群と、を含み、
    前記第1平坦面群のうち、より前記一方向の前記第1レンズ面群の側に配列された前記第1平坦面の方が、前記法線方向において外方に位置するようになっており、
    前記第2平坦面群のうち、より前記一方向の前記第2レンズ面群に配列された前記第2平坦面の方が、前記法線方向において外方に位置するようになっている、請求項1または2に記載のリニアフレネルレンズシート。
  4. 前記一方向に沿って最も前記平坦部側にある前記第1レンズ面群の前記第1レンズ面について、前記シート面に対する傾斜角度が、小数点以下第3位を四捨五入して0.01度以上であり、
    前記一方向に沿って最も前記平坦部側にある前記第2レンズ面群の前記第2レンズ面について、前記シート面に対する傾斜角度が、小数点以下第3位を四捨五入して0.01度以上である、請求項1乃至3のいずれかに記載のリニアフレネルレンズシート。
  5. プロジェクションスクリーン用のリニアフレネルレンズシートを製造するために用いられ、レンズ面を作製するための傾斜面がその軸線方向に配列されているロール状の型であって、
    前記軸線方向に配列された複数の第1環状溝を含み、各第1環状溝が第1傾斜面を画成する、第1環状溝群と、
    前記軸線方向に配列された複数の第2環状溝を含み、各第2環状溝が第2傾斜面を画成する、第2環状溝群と、
    前記第1環状溝群と前記第2環状溝群との間に配置された中間部と、を備え、
    前記第1環状溝群に含まれる複数の第1傾斜面は、軸線を通る断面において、当該軸線方向と直交する半径方向に関して互いに同一の側に傾斜し、
    前記第2環状溝群に含まれる複数の第2傾斜面は、前記軸線を通る断面において、当該軸線方向と直交する半径方向に関して前記第1傾斜面とは逆の側に傾斜し、
    前記第1環状溝群のうち、より軸線方向の前記中間部とは反対の側に配列された前記第1環状溝の前記第1傾斜面の方が、前記軸線方向に対する傾斜角度が大きくなるようになっており、
    前記第2環状溝群のうち、より軸線方向の前記中間部とは反対の側に配列された前記第2環状溝の前記第2傾斜面の方が、前記軸線方向に対する傾斜角度が大きくなるようになっており、
    前記中間部は、円筒面を画成する平坦円筒部を複数含み、
    前記中間部は、前記半径方向において互いに異なる位置に円筒面を画成する複数の平坦円筒部を含んでいる、リニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型。
  6. 前記複数の平坦円筒部は、前記軸線方向に沿った長さが互いに等しい、請求項5に記載のリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型。
  7. 前記中間部は、複数の第1平坦円筒部を含む第1平坦円筒部群と、当該第1平坦部群と前記第2環状溝群との間に位置し、複数の第2平坦円筒部を含む第2平坦円筒部群と、を含み、
    前記第1平坦円筒部群のうち、より前記軸線方向の前記第1環状溝群の側に配置された前記第1平坦円筒部の方が、直径が小さい円筒面を画成するようになっており、
    前記第2平坦円筒部群のうち、より軸線方向の前記第2環状溝群の側に配置された前記第2平坦円筒部の方が、直径が小さい円筒面を画成するようになっている、請求項5または6に記載のリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型。
JP2014203195A 2014-10-01 2014-10-01 リニアフレネルレンズシート及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型 Active JP5971300B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014203195A JP5971300B2 (ja) 2014-10-01 2014-10-01 リニアフレネルレンズシート及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014203195A JP5971300B2 (ja) 2014-10-01 2014-10-01 リニアフレネルレンズシート及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012234714A Division JP2014085531A (ja) 2012-10-24 2012-10-24 リニアフレネルレンズシート及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016136719A Division JP2017003997A (ja) 2016-07-11 2016-07-11 リニアフレネルレンズシート及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015072475A JP2015072475A (ja) 2015-04-16
JP5971300B2 true JP5971300B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=53014836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014203195A Active JP5971300B2 (ja) 2014-10-01 2014-10-01 リニアフレネルレンズシート及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5971300B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7287833B2 (ja) * 2019-05-22 2023-06-06 デクセリアルズ株式会社 モールド、及び樹脂シート
JP7468094B2 (ja) * 2020-04-07 2024-04-16 大日本印刷株式会社 反射スクリーン、反射スクリーンユニット及び映像表示装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2732496B2 (ja) * 1988-08-04 1998-03-30 大日本印刷株式会社 透過形スクリーン
JPH07181565A (ja) * 1993-12-22 1995-07-21 Nikon Corp 照明光学系
JPH07276371A (ja) * 1994-04-13 1995-10-24 Dainippon Printing Co Ltd リニアフレネルレンズ用金型の製造方法
JP3465090B2 (ja) * 1994-09-22 2003-11-10 大日本印刷株式会社 リニアフレネルレンズ
JP2001117144A (ja) * 1999-08-12 2001-04-27 Konica Corp ストロボ装置
JP2001154596A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Kyowa Electric & Chem Co Ltd ディスプレイ画面の拡大観察用フレネルレンズ
WO2006137355A1 (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Riverbell Co., Ltd. 多焦点レンズおよび撮像システム
JP4979444B2 (ja) * 2007-04-12 2012-07-18 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
CN101868814B (zh) * 2007-11-22 2013-06-05 夏普株式会社 显示装置
JP5478296B2 (ja) * 2010-02-24 2014-04-23 オリンパス株式会社 フレネルレンズおよびフレネルレンズ成形型ならびにフレネルレンズの製造方法、フレネルレンズ成形型の製造方法
JP5546410B2 (ja) * 2010-10-07 2014-07-09 アルプス電気株式会社 光学部材、これを用いた光通信モジュール及び調芯方法
JP2012168501A (ja) * 2011-01-28 2012-09-06 Enplas Corp 光束制御部材、これを備えた光学装置および光束整形方法
US8810928B2 (en) * 2011-03-01 2014-08-19 Panasonic Corporation Collecting lens and multi-segment lens

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015072475A (ja) 2015-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015045192A1 (ja) リニアフレネルレンズシート、透過型表示装置及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型
JP5344310B2 (ja) 光学シート、面光源装置、透過型表示装置、発光装置および型
KR100633556B1 (ko) 프레넬 렌즈시트
JP2006243508A (ja) フレネルレンズ
US11525947B2 (en) Fresnel lens and display devices with such Fresnel lens
CN104977789A (zh) 照明光学系统和具有该照明光学系统的图像投影设备
JP5971300B2 (ja) リニアフレネルレンズシート及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型
JP2009169007A (ja) 反射型スクリーン
JP2011028080A (ja) 拡散フィルム、立体表示装置及び拡散フィルムの製造方法
JP2017003997A (ja) リニアフレネルレンズシート及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型
CN107462946B (zh) 具高入光展角及均匀出光的导光板及制造方法与沟槽滚轮
WO2017211286A9 (en) A lens for extended light source and design method therefor
JP2011215399A (ja) プリズムシート、透過型スクリーン、背面投射型表示装置
JP2014085531A (ja) リニアフレネルレンズシート及びリニアフレネルレンズシートを製造するためのロール状の型
KR100881115B1 (ko) 프레넬 렌즈 및 프레넬 렌즈 제조용 다이
JP2012069355A (ja) 光学シート、面光源装置、透過型表示装置
JP4934080B2 (ja) 光制御体及び該光制御体の製造方法
JP2015069148A (ja) リニアフレネルレンズシート及び透過型表示装置
US10942303B2 (en) Method of manufacturing a member, optical member and optical element
JP2015069793A (ja) 導光板及びそれを用いた画像表示装置
KR101225394B1 (ko) 자동차 헤드램프 렌즈
JP2008256896A (ja) 微細構造シート、およびそれを用いた透過型スクリーン
JP5733003B2 (ja) 微細構造シート
JP6421571B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
WO2007097227A1 (ja) フレネルレンズシート、背面投射型スクリーン及び背面投射型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5971300

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02