JP5970294B2 - 系統連系インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交流電流に含まれる直流分を検出する直流分検出回路を簡素化かつ省電力化した系統連系インバータ装置に関する。
近年における発電環境の変化に伴い、太陽電池パネルを用いた太陽光発電装置、天然ガスや水素を燃料とする燃料電池発電装置が普及しつつある。これらの発電装置は、出力できる電流が直流であることから、この直流電流を系統連系インバータ装置で商用周波数の交流電流に変換して商用電源系統に連系させる。
系統連系インバータ装置でこれらの発電装置を商用電源系統に連系させる場合、系統連系インバータが出力する交流電流に含まれる直流分が問題となる。直流分を多く含む交流電流が商用電源系統に流れ込むと、商用電源系統のトランスに偏磁作用をもたらし、系統や需要家の負荷に悪影響を及ぼす。
このため、下記特許文献1に開示されているような直流分検出回路を用い、検出された直流分を系統連系インバータ装置にフィードバックして、系統連系インバータ装置から商用電源系統に流れ込む直流分ができるだけ少なくなるように、系統連系インバータ装置の動作を制御している。
特開2004−180490号公報
しかし、従来の系統連系インバータ装置では、直流分検出回路を電圧値の異なる複数の電源を用いて動作させている。たとえば、図5に示す直流分検出回路では、+12V(または+15V)、−12V(または−15V)、+5V、−5Vという4つの異なる電圧を出力するために4種類の電源を用いている。
図5の直流分検出回路10では、電流検出器12が+12V及び−12Vまたは+15V及び−15Vで動作し、ローパスフィルタ14が+5V及び−5Vまたは+12V及び−12Vで動作する。また、加算器16が+5V及び−5Vまたは+5Vで動作し、A/Dコンバータ18及びCPU19が+5Vで動作する。ローパスフィルタ14と加算器16は直流分抽出回路15を構成するが、直流分抽出回路15内でも異なる大きさの電圧が用いられている。
このため、電流検出器12で検出される系統連系インバータ装置の出力は、(1)のグラフに示すように0Vを基準とする+12Vと−12Vとの間の電圧の範囲で変化し、一定周波数以下(たとえば10Hz以下)の周波数成分(直流分)のみを抽出するローパスフィルタ14からの出力は、(2)のグラフに示すように0Vを基準とする+5Vと−5Vとの間の電圧の範囲で変化し、電圧の基準値を2.5V加算する加算器16からの出力は、(3)のグラフに示すように2.5Vを基準とする0Vと+5Vとの間の電圧の範囲で変化する。
A/Dコンバータ18は2.5Vを基準に変化する直流分を一定のサンプリング周波数でデジタル値に変換し、CPU19でA/Dコンバータ18でデジタル化された直流分を正確に求める。
また、図6の直流分検出回路20では、電流検出器22、直流分抽出回路となるローパスフィルタ24及びA/Dコンバータ28が+15V及び−15Vで動作し、CPU30が+5Vで動作する。したがって、図6の直流分検出回路20でも、+15V、−15V、+5Vという3つの異なる電圧を出力するために3種類の電源を用いる必要がある。
従来は、直流分検出回路を構成する各部の電圧の相違を容認し、各部の必要とする電圧を供給する電源を用いることが一般的であった。しかし、本願発明では、系統連系インバータ装置の小型軽量化及び省電力化といった根強い要請を受けて、従来から存在する一般的な考え方を打破している。
したがって、本発明は、できるだけ少ない種類の電源を用いることによって、直流分を検出する直流分検出回路を簡素化かつ省電力化した系統連系インバータ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る系統連系インバータ装置は、電流検出器、直流分抽出回路、A/Dコンバータ及びCPUを有する。
電流検出器は、商用電源系統に向けて出力する交流電流を検出するために単一電源で動作する。直流分抽出回路は、電流検出器によって検出された交流電流に含まれる直流分を抽出するために単一電源の電圧値と同一電圧の両電源で動作する。A/Dコンバータは、直流分抽出回路によって抽出された直流分をデジタル化するために電流検出器の単一電源の電圧値と同一電圧の単一電源で動作する。CPUは、A/Dコンバータによってデジタル化された直流分を用いて商用電源系統に向けて出力する交流電流に含まれる直流分を減少させるフィードバック信号を演算するために前記単一電源の電圧値と同一電圧の単一電源で動作する。単一電源の電圧値を+Vボルトとすると両電源の電圧値は+Vボルトおよび−Vボルトである。
上記のように構成された本発明に係る系統連系インバータによれば、同一電圧の単電源と両電源を用いて、交流電流に含まれる直流分を検出する直流分検出回路を動作させているので、直流分の検出精度を損なうことなく、直流分検出回路の簡素化かつ省電力化を図ることができる。
本実施形態に係る系統連系インバータ装置のブロック図である。 本実施形態に係る系統連系インバータ装置の直流分検出回路のブロック図である。 図2の直流分検出回路の各部の動作波形図である。 図2の直流分検出回路の具体的な回路図である。 従来の系統連系インバータ装置の直流分検出回路のブロック図である。 従来の系統連系インバータ装置の他の直流分検出回路のブロック図である。
次に、本実施形態に係る系統連系インバータ装置について説明する。図1は、本実施形態に係る系統連系インバータ装置のブロック図である。
系統連系インバータ装置は、太陽電池パネル110から出力される直流電圧を昇圧させるDC/DCコンバータ120と、DC/DCコンバータ120で昇圧された直流電圧を交流電圧に変換するDC/ACインバータ130とを備える。
太陽電池パネル110から出力される直流電圧は一般的には十数V程度と低い電圧である。したがって、太陽電池パネル110は複数直列に接続される。DC/DCコンバータ120は、この電圧を系統の電圧に変換可能な電圧にまで昇圧し、太陽光エネルギーを効率よく使えるようにする。
DC/DCコンバータ120から出力される電流は直流電流であるので、このままでは系統に連系することはできない。このため、DC/DCコンバータ120から出力される電流をDC/ACインバータ130で商用電源の周波数と同一周波数の交流電流に変換する。
図1に示す系統連系インバータ装置のように、DC/ACインバータ130と商用電源系統140との間にトランスが介在していない場合には、DC/ACインバータ130から商用電源系統140に出力される交流電流に直流分を含む場合がある。
商用電源系統140に出力される交流電流に直流分が含まれると、商用電源系統140が持つトランスに偏磁作用を生じさせ、トランスに過大な電流が流れるなどの悪影響を与える。
このため、省令を基にした系統連系規定では、商用電源系統140に流出する交流電流が含む直流分は、系統連系インバータ装置の定格交流出力電流の1%以下であることが定められている。
DC/ACインバータ130から商用電源系統140に出力される交流電流に含まれる直流分を検出できるようにするため、本実施形態に係る系統連系インバータ装置では、直流分検出回路を設けている。
直流分検出回路は、DC/ACインバータ130から解列リレー155を介して商用電源系統140に向けて出力される交流電流を検出する電流検出器150と、電流検出器150によって検出された交流電流に含まれる直流分を抽出する直流分検出回路160と、直流分抽出回路160によって抽出された直流分をデジタル化するA/Dコンバータ170と、A/Dコンバータ170によってデジタル化された直流分を用いて商用電源系統140に向けて出力する交流電流に含まれる直流分を減少させるフィードバック信号を演算するCPU180とを有する。
電流検出器150は、DC/ACインバータ130から商用電源系統140に流れ込む交流電流の波形を正確に検出する。交流電流の波形は、電流検出器150を通過する電流の大きさに比例した交流電圧の波形に置き換えられる。
直流分抽出回路160は、電流検出器150が出力する交流電圧の波形を加工して、その波形に含まれる非常に微小な直流分を抽出できるようにする。直流分が含まれていると、波形の基準が0Vを基準として+方向又は−方向にシフトするので、直流分抽出回路160はそのシフト量を抽出できるようにする。
A/Dコンバータ170は、直流分抽出回路160から出力された、シフト量を抽出できるように加工されたアナログデータをデジタル化してCPU180に出力する。
CPU180は、A/Dコンバータ170から出力される直流分のデジタルデータを平均化する平均化回路182と、A/Dコンバータ170から出力される、電流検出器150によって検出された交流電流のデジタル値、及び、平均化回路182から出力される平均化データを用いて、DC/ACインバータ130のスイッチングを制御するPWM制御部184とを有している。
平均化回路182は、A/Dコンバータ170から出力されるデジタルデータを平均化して、直流分のみ、換言すれば上述のシフト量のみを平均化データとして求める。
PWM制御部184は、電流検出器150によって検出された交流電流の大きさを目標とする出力電流の大きさと比較し、さらに、平均化回路182から出力される平均化データを用いて、DC/ACインバータ130のスイッチングを制御するゲート信号を生成する。そのゲート信号を、目標とする出力電流に含まれる直流分を一定の値以下に低減させるためのフィードバック信号として出力する。具体的には、PWM制御部184は、目標とする出力電流に含まれる直流分を一定の値以下とするために、直流分が重畳した極性と逆の極性の直流分を含むように、直流分補償のためのPWM制御を行う。
したがって、CPU180は、フィードバック信号によって、DC/ACインバータ130から商用電源系統140に向けて出力される交流電流に含まれる直流分を減少させる。
CPU180は、平均値回路182から出力される平均化データを用いてDC/DCコンバータ120及びDC/ACインバータ130の動作を強制的に停止させる必要があるかないかを判断する検出保護回路187と、検出保護回路187によってDC/DCコンバータ120及びDC/ACインバータ130の動作を強制的に停止させる必要があると判断されたときに、DC/DCコンバータ120及びDC/ACインバータ130の動作を強制的に停止させる動作制御部189とを有している。なお、動作制御部189は、DC/DCコンバータ120及びDC/ACインバータ130の動作を強制的に停止させる動作とともに、解列リレー155を図1のように開き、商用電源系統140とDC/ACインバータ130との接続を遮断する解列動作も行う。
したがって、CPU180は、商用電源系統140に流出する交流電流に含まれる直流分があらかじめ定めた規定値を超えているときには、DC/DCコンバータ120及びDC/ACインバータ130の動作を強制的に停止させ、電力の供給を停止する。
図2は、本実施形態に係る系統連系インバータ装置の直流分検出回路のブロック図である。直流分検出回路100は、電流検出器150、直流分抽出回路160、A/Dコンバータ170、CPU180を有する。電流検出器150、直流分抽出回路160、A/Dコンバータ170、CPU180の機能については上述した。
電流検出器150は+Vボルトの単一電源で動作し、直流分抽出回路160は+Vボルト及び−Vボルトの両電源で動作し、A/Dコンバータ170は+Vボルトの単一電源で動作し、CPU180は+Vボルトの単一電源で動作する。
本実施形態では、単一電源及び両電源の電圧値を+5V、−5Vとしている。この電圧を選定しているのは、CPU180が一般的に用いている動作電圧値が+5Vだからである。
このように、本実施形態に係る系統連系インバータ装置の直流分検出回路では、+5V、−5Vという2つの異なる電圧が出力できる2種類の電源を用意するだけで済む。従来のように3種類以上の電源を用意する場合には、トランスの巻線を多く設ける必要がありトランスが大きくなるので、直流分検出回路の小型軽量化、省電力化が妨げられる。しかし、本実施形態の場合には、トランスの巻線が少なくできるため、直流分検出回路の小型軽量化、省電力化に寄与できる。
直流分抽出回路160は、減算器162、ローパスフィルタ164、加算器166を備える。減算器162は、単一電源で動作する電流検出器150であっても精度よく直流分の測定ができるようにする。また、加算器166は、ローパスフィルタ164の出力を単一電源で動作するA/Dコンバータ170が扱える電圧の信号にする。減算器162、ローパスフィルタ164、加算器166は、+5V、−5Vの両電源で動作する。なお、減算器162は、単一電源の電流検出器の出力を単純に増幅すると2.5ボルトも増幅するので、オペアンプの電源電圧範囲をすぐに逸脱してしまう。つまり、増幅度が大きくとれず精度も落ちる。このため、減算器162によって減算し、電圧中心を0ボルトとしている。
図3は、図2の直流分検出回路の各部の動作波形図である。図に示すように、電流検出器150は+5Vの単一電源で動作するので、電流検出器150は、検出する交流電流の大きさ(波形)に応じて2.5Vを基準とする0Vと+5Vとの間の電圧の波形を出力する((1)参照)。
減算器162は、電流検出器150によって検出された交流電流を示す波形の電圧基準を2.5V下げて(減算して)0V基準とする。なお、電圧基準を2.5Vから0Vに変更するための電圧は、外部に設けた電圧源から供給しても良いし、電流検出器150にその電圧源を備える場合には、その電圧源から出力される電圧を用いても良い。
ローパスフィルタ164は、減算器162によって0V基準とされた波形の直流分を抽出する。ローパスフィルタ164は、直流分を抽出するために10Hz以下のカットオフ周波数が設定される。したがって、10Hzを超える周波数成分は取り除かれ、10Hz以内の変動成分を持つ直流分が抽出される。ローパスフィルタ164は、抽出した直流分を増幅するためのゲインを設定してある。商用電源系統140に流出する計測の対象となる直流分は、系統連系インバータ装置の定格交流出力電流の1%以下であるので、そのままでは小さすぎて、直流分の抽出が難しいからである。したがって40倍程度のゲインを設定している。
加算器166は、ローパスフィルタ164によって抽出された直流分を示す波形の電圧基準を2.5V上げて(加算して)2.5V基準とする。すなわち、電圧基準を単一電源の電圧値+5Vと0Vとの間の電圧とする。
加算器166で2.5V基準にされた直流分は、A/Dコンバータ170によってデジタル値に変換され、直流分のみを取り出すために平均化回路182で平均化される。
以上のように、本実施形態に係る系統連系インバータ装置では、+5V、−5Vという2つの異なる電圧が出力できる2種類の電源を用意するだけで、単一電源と両電源で、電流検出器150、直流分検出回路160、A/Dコンバータ170を動作させることができる。また、直流分検出回路160は、減算器162と加算器166を設けているので、直流分の波形を、直流分が抽出しやすくかつ増幅しやすいようにシフトさせることができる。
したがって、計測精度を損なうことなく、直流分検出回路の簡素化、省電力化、低コスト化を実現することができる。
図4は、図2の直流分検出回路の具体的な回路図である。図4に示すように、直流分検出回路160を構成する、減算器162、ローパスフィルタ164及び加算器166は、オペアンプ、抵抗器及びコンデンサによって構成される。
図4に示すように、減算器162は、オペアンプ162−2と4つの抵抗器Rとで形成され、+5V、−5Vの電圧値の両電源で動作する。減算器162は、電流検出器150から出力される交流電圧の大きさを2.5V引き下げる。
ローパスフィルタ164は、オペアンプ164−2、3つの抵抗器R、2つのコンデンサCで形成され、減算器162から出力される交流電圧から直流分を抽出する。具体的には、10Hz以下の周波数成分を直流分として抽出する。抽出した直流分は電圧値が非常に小さいので、直流分の測定が高精度でできるように、抽出した直流分を増幅する。ローパスフィルタ164も+5V、−5Vの電圧値の両電源で動作する。
加算器166は、オペアンプ166−2、4つの抵抗器R、1つのコンデンサCで形成され、減算器162及びローパスフィルタ164と同様に+5V、−5Vの電圧値の両電源で動作する。加算器166は、ローパスフィルタ164が抽出した直流分の電圧の大きさを2.5V引き上げてA/Dコンバータ170がデジタルデータに変換しやすい電圧に調整する。
以上のように、本実施形態に係る系統連系インバータ装置では、できるだけ少ない種類の電源を用いて動作させるようにしているので、直流分の検出精度を損なうことなく、直流分検出回路の簡素化かつ省電力化を図ることができる。
110 太陽電池パネル、
120 DC/DCコンバータ、
130 DC/ACインバータ、
140 商用電源系統、
150 電流検出器、
160 直流分抽出回路、
162 減算器、
164 ローパスフィルタ、
166 加算器、
168 コンデンサ、
170 A/Dコンバータ、
180 CPU、
182 平均化回路、
184 PWM制御部、
186 PWM制御部、
187 検出保護回路、
189 動作制御部。

Claims (10)

  1. 商用電源系統に向けて出力する交流電流を検出するために単一電源で動作する電流検出器と、
    前記電流検出器によって検出された交流電流に含まれる直流分を抽出するために前記電流検出器の単一電源の電圧値と同一電圧の両電源で動作する直流分抽出回路と、
    前記直流分抽出回路によって抽出された直流分をデジタル化するために前記単一電源の電圧値と同一電圧の単一電源で動作するA/Dコンバータと、
    前記A/Dコンバータによってデジタル化された直流分を用いて前記商用電源系統に向けて出力する交流電流に含まれる直流分を減少させるフィードバック信号を演算するために前記単一電源の電圧値と同一電圧の単一電源で動作するCPUと、を有し、
    前記単一電源の電圧値を+Vボルトとすると前記両電源の電圧値は+Vボルトおよび−Vボルトであることを特徴とする系統連系インバータ装置。
  2. 前記直流分抽出回路は、
    前記電流検出器によって検出された電流を示す波形の電圧基準を0V基準とする減算器と、
    前記減算器によって0V基準とされた波形の直流分を抽出するローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタによって抽出された直流分を示す波形の電圧基準を前記単一電源の電圧値と0Vとの間の電圧とする加算器と、
    を有し、
    前記減算器、前記ローパスフィルタ及び前記加算器は、前記単一電源の電圧値と同一電圧の両電源で動作することを特徴とする請求項1に記載の系統連系インバータ装置。
  3. 前記ローパスフィルタは、
    前記直流分を抽出するための10Hz以下のカットオフ周波数が設定され、
    抽出した直流分を増幅するためのゲインが設定されていることを特徴とする請求項2に記載の系統連系インバータ装置。
  4. 前記減算器、前記ローパスフィルタ及び前記加算器は、オペアンプ、抵抗器及びコンデンサによって形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の系統連系インバータ装置。
  5. 前記単一電源及び前記両電源の電圧値は、前記CPUの動作電圧値と同一であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の系統連系インバータ装置。
  6. 請求項1からのいずれかに記載の系統連系インバータ装置は、
    太陽電池パネルから出力される直流電圧を昇圧させるDC/DCコンバータと、
    前記DC/DCコンバータで昇圧された直流電流を交流電流に変換するDC/ACインバータと、をさらに備え、
    前記CPUは、前記フィードバック信号を前記DC/ACインバータに出力し、前記DC/ACインバータから前記商用電源系統に向けて出力する交流電流に含まれる直流分を減少させることを特徴とする系統連系インバータ装置。
  7. 前記CPUは、
    前記A/Dコンバータから出力される直流分のデジタルデータを平均化する平均化回路と、
    前記平均化回路から出力される平均化データを用いて前記DC/ACインバータのスイッチングを制御するゲート信号をフィードバック信号として出力するPWM制御部と、
    を有することを特徴とする請求項に記載の系統連系インバータ装置。
  8. 前記CPUは、前記A/Dコンバータによってデジタル化された直流分があらかじめ定めた規定値を超えているときには、前記DC/DCコンバータ及び前記DC/ACインバータの動作を強制的に停止させることを特徴とする請求項またはに記載の系統連系インバータ装置。
  9. 前記CPUは、
    前記平均値回路から出力される平均化データを用いて前記DC/DCコンバータ及び前記DC/ACインバータの動作を強制的に停止させる必要があるかないかを判断する検出保護回路と、
    前記検出保護回路によって前記DC/DCコンバータ及び前記DC/ACインバータの動作を強制的に停止させる必要があると判断されたときに、前記DC/DCコンバータ及び前記DC/ACインバータの動作を強制的に停止させる動作制御部と、
    を有することを特徴とする請求項に記載の系統連系インバータ装置。
  10. 前記CPUは、前記A/Dコンバータによってデジタル化された直流分があらかじめ定めた規定値を超えているときには、前記DC/DCコンバータと前記商用電源系統の接続を、解列リレーを動作させることによって遮断することを特徴とする請求項またはに記載の系統連系インバータ装置。
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